付録C. IBM Packaging Utility

IBM® Packaging Utility ソフトウェアを使用して、HTTP または HTTPS 経由で使用可能な Web サーバーに配置できるリポジトリーにパッケージをコピーできます。

Packaging Utility ソフトウェアは、IBM Rational® の補助 CD に入っています。Developer for System z および他のパッケージの入ったリポジトリーを、HTTP 経由で使用可能な Web サーバーに配置する場合は、Packaging Utility を使用して、それらのパッケージをリポジトリーにコピーする必要があります。

このユーティリティーを使用して、以下の作業を行うことができます。

ツールの使用方法について詳しくは、Packaging Utility のオンライン・ヘルプを参照してください。

Packaging Utility のインストール

IBM Packaging Utility を使用して Developer for System z パッケージをコピーする前に、Packaging Utility を圧縮ファイルから解凍する必要があります。

以下の手順で、IBM Packaging Utility ソフトウェアを解凍します。

  1. Packaging Utility 圧縮ファイルを IBM Rational 補助 CD で探します。Packaging Utility を収容する圧縮ファイルは、IBM Rational Application Developer 補助 CD に入っています (PackagingUtility\pu.disk_win32.zip)。
  2. ユーティリティーの入った圧縮ファイルからファイルを一時ディレクトリーに解凍します。圧縮ファイルのディレクトリーを保持するようにしてください。Packaging Utility のインストールに使用するインストール・ファイルがあります。
  3. Packaging Utility インストール・ファイルを解凍したディレクトリーに変更して、インストール・プログラムを開始します。
  4. InstallerImage_win32¥install.exe を実行します。
  5. Installation Manager が開始します。「パッケージのインストール」ウィザードは、Packaging Utility をインストールするように構成されています。
  6. 「パッケージのインストール (Install Packages)」ウィザードの画面上の指示に従って、インストールを完了します。

Packaging Utility を使用してパッケージを HTTP サーバーにコピー

HTTP サーバーにリポジトリーを作成する場合は、Packaging Utility を使用してパッケージをそのリポジトリーにコピーする必要があります。 Packaging Utility は、複数の製品パッケージおよびサービス更新を単一リポジトリー・ロケーションへ結合するために使用できます。詳しくは、Packaging Utility オンライン・ヘルプを参照してください。

Packaging Utility でパッケージをコピーするには、以下の手順を行います。

  1. Windows® の「スタート」メニューから、「スタート」->「すべてのプログラム」->「IBM Packaging Utility」->「IBM Packaging Utility」で、Packaging Utility を開始します。
  2. ユーティリティーのメインページで、「パッケージのコピー」をクリックします。
  3. 提供される情報を読み、「次へ」をクリックします。
  4. ソース」パネルで、「リポジトリーを開く...」をクリックし、コピーするパッケージの場所を入力します。Developer for System z およびそのバンドル・オファリングでは、IBM Rational Developer for System z インストール・セットアップ CD 上か、電子イメージの RDz76Edition_Setup ディレクトリー内のいずれかの repository.config ファイルを指します。

    代わりに、「Passport Advantage®...」を選択して、Passport Advantage ID およびパスワードを入力し、パッケージを Passport Advantage からコピーすることができます。

  5. 選択したリポジトリーで選択可能なパッケージのリストから、インストールするパッケージを選択します。「次へ」をクリックします。
  6. 選択したパッケージのご使用条件をお読みください。すべてのご使用条件に同意する場合は、「同意する (I agree with the terms of the license agreements)」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  7. 宛先」パネルで、既存のリポジトリーを選択するか、または「参照」をクリックしてリポジトリーの保管場所を選択します。宛先を選択したら、「OK」をクリックします。
  8. 次へ」をクリックして、「要約」ページに進みます。「要約」ページには、宛先リポジトリーにコピーされる、選択したパッケージが表示されます。また、このページには、コピーが必要とするストレージ・スペース量が、ドライブ上の使用可能スペースとともに表示されます。
  9. 変更を加えたい場合は、「戻る」をクリックして、前のパネルに戻って変更を加えます。選択内容が適切である場合は、「コピー」をクリックして、選択したパッケージを宛先リポジトリーにコピーします。ウィザードの下部にステータス・バーが表示され、コピー・プロセスの残り時間を示します。コピー・プロセスが終了すると、「完了」ページが開き、正常にコピーされたすべてのパッケージが表示されます。
  10. 完了 (Done)」をクリックして、Packaging Utility のメインページに戻ります。
  11. ご使用のリポジトリーに追加のオファリングをコピーする場合には、コピーする追加のパッケージを指定して、ステップ 2 から 10 を繰り返します。

これで、Packaging Utility を使用して Developer for System z のインストール・ファイルがリポジトリーにコピーされたため、Web サーバーまたは他の共用ドライバーの上にリポジトリーを配置し、それを HTTP または HTTPS 経由で使用することが可能になりました。(リポジトリーは UNC ドライブに配置することもできます。)