本書は、IBM Rational Developer for System z バージョン 7.6 (プログラム番号 5724-T07)、および、新しい版で明記されていない限り、 これ以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。
第1版第1刷 2009.10
このセクションでリストされているすべての製品は、本書の発行時点で入手可能なものです。Developer for System z の関連機能をお使いになるときに、選択した IBM 製品が引き続き入手可能かどうかを調べるには、IBM® Software Support Lifecycle の Web サイト (http://www.ibm.com/software/support/lifecycle/) をご覧ください。
前提条件および相互必要条件の最新のリストは、「Developer for System z 前提条件」(SC88-4704) に記載されています。この資料は、IBM Rational Developer for System z Web サイトのライブラリー・ページ (http://www-01.ibm.com/software/awdtools/rdz/library/) で使用可能です。また、本書にリストされている要件よりも優先されます。
すべてのプラットフォームに共通な要件として、IBM Rational Developer for System z のリモート・システム・エクスプローラー (RSE) サーバーを始動するためには Perl のいずれかのバージョンをインストールする必要があります。Host Connect エミュレーターには、Telnet サーバーが必要です。 Host Connect を使用して RSE サーバーに接続するには、Telnet サーバーがその RSE サーバーにインストールされており、セッション作成のために稼働している必要があります。
以下のいずれかのレベルがインストールされている必要があります。
製品名 |
---|
Red Hat Linux® Enterprise Server 5 (s390x) |
Red Hat Linux Enterprise Server 4 (s390x) |
SUSE Linux Enterprise Server 10 (s390x) |
SUSE Linux Enterprise Server 9 (s390x) |
関連製品の Web サイトは次のとおりです。
Linux on System z® でリモート・システム・エクスプローラー (RSE) を使用するには、以下のいずれかのレベルがインストールされている必要があります。
プログラム番号 | 製品名 |
---|---|
6207-001 | IBM 64 ビット Runtime Environment for Linux on System z, Java™ 2 Technology Edition バージョン 6 |
6205-001 | IBM 64 ビット Runtime Environment for Linux on System z, Java 2 Technology Edition バージョン 5 |
関連製品の Web サイトは次のとおりです。
Linux on System z では、IBM Rational Developer for System z を使用して以下の機能をサポートします。
現在、Linux on System z 用の z/OS® プロジェクトはありません。
RSE サーバーは RSE の 1 つのバージョンであり、Developer for System z を使用して Linux on System z システム上のファイル・システムおよび コマンド・シェルにアクセスできます。
RSE サーバーのインストールは簡単で、インストール・マネージャーを使用します。
以下のステップに従って、RSE サーバーのインストールを完了します。
tar -xvf rdzrse76.tar
setenv DISPLAY littlebox:0
Developer for System z RSE クライアントをインストールしているシステムで、X Window システムを始動します。 littlebox 上のコマンド行ウィンドウで以下のコマンドを使用して、X Window システムが RDzServer からの表示ストリームを受け取れるようにします。
xhost +RDzServer
./install --launcher.ini ./silent-install.ini
プログラム内のステップに従って、RSE サーバーをインストールします。デフォルトでは RSE サーバーは、/opt/IBM/RDz76 にインストールされます。 インストール・マネージャーは、以下のディレクトリーを作成します。
Developer for System z の RSE サーバーをアンインストールするには、/opt/IBM/InstallationManager/eclipse ディレクトリーの IBM インストール・マネージャーのランチャーを開始し、 「アンインストール」ボタンをクリックして、パネル上の指示に従います。サイレント・アンインストールの場合は、/opt/IBM/InstallationManager/eclipse ディレクトリーに移動して、以下を実行します。
./IBMIM --launcher.ini silent-install.ini -input <RSE install dir>/uninstall/uninstall.xml
ここで、インストール・パスは Developer for System z RSE サーバーがインストールされているディレクトリーです。デフォルトのインストール・ディレクトリーは /opt/IBM/RDz76 です。
Developer for System z RSE サーバーを更新するには、/opt/IBM/InstallationManager/eclipse ディレクトリーの IBM インストール・マネージャーのランチャーを開始します。「ファイル->設定」をクリックし、「リポジトリーの追加」ボタンをクリックして、更新を含む場所をポイントします。リポジトリーの追加後、IBM インストール・マネージャーのメイン画面で「更新」リンクをクリックして、パネル上の指示に従います。
RSE サーバーのインストールが完了した後は、root ユーザーのみが RSE を使用してシステムにログインできます。他のユーザーが RSE を使用して Linux on System z システムにアクセスできるようにするには、 Linux on System z システム管理者が chmod コマンドを使用してこのようなユーザーにも許可を与える必要があります。RSE インストールへのディレクトリー・パス、および RSE ディレクトリー内のファイルに対する読み取りおよび実行の許可が必要です。
RSE サーバーがデフォルト・ディレクトリー /opt/IBM/RDz76 にインストールされた唯一の製品であるとした場合、 以下のコマンドを実行すると、所有ユーザー root および root グループ内のすべてのユーザーが RSE サーバーに接続できます。
chmod -R ug+xr /opt/IBM/RDz76
chmod -R ugo+xr /opt/IBM/RDz76 を使用して、システム上のすべてのユーザーに RSE を使用する許可を与えます。
デフォルトのインストール・ディレクトリー /opt/IBM/RDz76/bin 内に、RSE サーバーを始動するための 2 つのスクリプトがあります。スクリプトの 1 つは Red Hat システムの実行用の rsedaemon.RedHat.sh で、もう 1 つは SuSe で使用するための rsedaemon.SuSe.sh です。以下のいずれかのコマンドを使用して RSE サーバーを始動します。
システムで RSE サーバーが正常に始動すると、起動スクリプトで使用される構成情報がモニターに表示されます。この情報は画面を下にスクロールし、以下の例のような内容です。
rsedaemon.RedHat.sh ... java version "1.6.0" Java(TM) SE Runtime Environment (build pxz6460sr5-20090529_04(SR5)) IBM J9 VM (build 2.4, J2RE 1.6.0 IBM J9 2.4 Linux s390x-64 jvmxz6460sr5-20090519_35743 (JIT enabled, AOT enabled) J9VM - 20090519_035743_BHdSMr JIT - r9_20090518_2017 GC - 20090417_AA) JCL - 20090529_01 FEK001I RseDaemon being initialized FEK010I (rsed.envvars location = /opt/IBM/RDz76/bin/) FEK011I (log directory = ./../log/) java version "1.6.0" Java(TM) SE Runtime Environment (build pxz6460sr5-20090529_04(SR5)) IBM J9 VM (build 2.4, J2RE 1.6.0 IBM J9 2.4 Linux s390x-64 jvmxz6460sr5-20090519_35743 (JIT enabled, AOT enabled) J9VM - 20090519_035743_BHdSMr JIT - r9_20090518_2017 GC - 20090417_AA) JCL - 20090529_01 FEK002I RseDaemon started. (port=4035) Server Started Successfully
SSL は、Developer for System z と Linux on System z システムとの間の通信を保護するために使用できます。 この保護は、Java 鍵ストア・ファイルを作成し、 この JKS ファイルを指すように RSE ssl.properties ファイルを設定することによって行います。 RSE サーバーが起動すると、プロパティー・ファイルが読み取られ、Developer for System z との接続が SSL によって保護されます。
RSE で SSL を使用可能にするために ssl.properties ファイルが使用されるように なってからは、インストールでシステム管理者が通信を保護する、または保護しないように 設定できるようになりました。 同じ RSE ディレクトリーから保護する場合と保護しない場合を両方設定することはできません。保護するポートと保護しないポートが必要な場合、2 台目の RSE サーバーをインストールする必要があります。 このためには、インストール・マネージャーを再実行し、新しいインストール・ディレクトリー (例えば /opt/IBM/RDz76SSL) を指定します。
新しいディレクトリー内の ssl.properties ファイルを、<RDz Install Path>/bin ディレクトリー内の Java 鍵ストア・ファイルを参照するように変更します。 これで、RSE サーバーを別のポート 4077 で始動し、通信を SSL で保護することができます。
rsedaemon.RedHat.sh 4077
/opt/IBM/RDz76SSL ディレクトリーに作成された RDZRSE.jks という名前の Java 鍵ストア・ファイルと、パスワード RDzisGreat を使用して、ssl.properties ファイルを編集し、以下のスタンザを変更します。
# daemon_keystore_file=/opt/IBM/RDz750SSL/RDZRSE.jks daemon_keystore_password=RDzisGreat #
SSL 認証を使用可能にするには、ssl.properties ファイルにある enable_ssl と disable_server_ssl の 2 つのスタンザを以下のように変更します。
enable_ssl=true disable_server_ssl=false
ホスト名が RDzAIXServer のシステムで SSL を使用して RSE サーバーが正常に始動し、接続が確立されると、画面に以下の例のような内容が表示されます。
rsedaemon.RedHat.sh 4077 SSL Settings [daemon keystore: /opt/IBM/RDz76SSL/rdzrse.jks] [daemon keystore pw: RDzisGreat] [server keystore: /opt/IBM/RDz76SSL/rdzrse.jks] [server keystore pw: RDzisGreat] Daemon running on: RDzServer.rtp.raleigh.ibm.com, port: 4077
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