以下のリリース情報では、Rational® Developer for System z® バージョン 8.0.1 の新規フィーチャーおよび機能拡張について説明し、本リリースでの既知の制限をリストしています。
注: 本製品の資料および README の最終版が完成した後に明らかになった、Rational Developer
for System z v8.0.1 のリリース固有の情報 (問題や制限など) については、
Rational Developer
for System z Web サイトのライブラリー・ページ (http://www-01.ibm.com/software/rational/products/developer/systemz/library/) で、『Rational Developer for System z Version 8.0.1 release notes addendum』を参照してください。
ここでは、Rational Developer for System z バージョン 8.0.1、および Rational Developer for zEnterprise バージョン 8.0.1 をご使用になる開発者向けの情報を記載します。
注: Rational Developer
for zEnterprise では、Rational Developer for Power クイック・スタートでなく、Rational Developer for zEnterprise クイック・スタートを使用して製品を始動してください。
ハードウェア要件
ハードウェア要件およびソフトウェア要件については、以下の資料を参照してください。
- z/OS® ホスト要件: Rational Developer for System z ホスト構成ガイド
- AIX® および Intel Linux の要件: Rational Developer for System z RSE サーバー インストールおよび構成: AIX および Linux
- Linux on System z の要件: Rational Developer for System z RSE サーバー インストール・ガイド: Linux on System z
- クライアント要件: Rational Developer
for System z インストール・ガイド
インストールおよび構成
Rational Developer
for System z のインストールおよび構成については、以下の資料を参照してください。
- z/OS ホストのインストール: Rational Developer
for System z Program Directory
- z/OS ホストの構成 (基本): Rational Developer for System z ホスト構成クイック・スタート・ガイド
- z/OS ホストの構成 (詳細): Rational Developer for System z ホスト構成ガイド
- AIX および Linux のインストール: Rational Developer for System z RSE サーバー インストールおよび構成: AIX および Linux
- Linux on System z のインストール: Rational Developer for System z RSE サーバー インストール・ガイド: Linux on System z
- クライアントのインストール: Rational Developer
for System z インストール・ガイド
最新バージョンの完全な文書については、インストールの説明、ホワイト・ペーパー、ポッドキャストおよびチュートリアルも含め、 Rational Developer
for System z Web サイト のライブラリー・ページ (http://www-01.ibm.com/software/rational/products/developer/systemz//library/) を参照してください。
注: - Rational Developer
for System z を使用している場合、インストールおよび構成ガイドは、「IBM Rational Developer
for System z クイック・スタート CD」にも収められています。
- Rational Developer
for System z を使用している場合、ホストのインストールおよび構成ガイドは、 IBM Rational Developer for System z z/OS Server インストール CD にも収められています。
- Rational Developer
for zEnterprise を使用している場合、インストールおよび構成ガイドは、IBM Rational Developer for zEnterprise クイック・スタート CD にも収められています。
- Rational Developer
for zEnterprise を使用している場合、ホストのインストールおよび構成ガイドは、IBM Rational Developer for zEnterprise
Server インストール CD にも収められています。
Web ベース・ヘルプ
コンテキスト・ヘルプ
- Rational Developer
for System z クライアントを Windows 上で使用している場合は、F1、Ctrl-F1、または Shift-F1 を使用してコンテキスト・ヘルプを開きます。
- Rational Developer
for System z クライアントを Linux 上で使用している場合は、Ctrl-F1 または Shift-F1 を使用してコンテキスト・ヘルプを開きます。
- 以前のリリースでは、コンテキスト・ヘルプにアクセスすると現在のコンテキストに固有のコンテキスト・ヘルプが表示され、ダイナミック・ヘルプのセクションに、関連する可能性がある検索結果が示されていました。
Rational Developer for System z v8.0.1 では、コンテキスト・ヘルプにアクセスすると現在のコンテキストに固有のコンテキスト・ヘルプが表示され、新しい「検索」リンクにより、フォーカスがあるビューまたはダイアログの名前に基づいて、さらに結果を検索できます。
バージョン 8.0.1 の新機能
IBM® Rational Developer for System z リリース 8.0.1 には、新しい機能が追加されました。
バージョン 8.0.1 の機能拡張
Rational Developer
for System z での機能拡張については、以下の要約を参照してください。
- Rational Developer
for System z バージョン 8.0.1 は、Eclipse 3.6.1 を使用します。
- COBOL または PL/I ファイルを比較する場合、個々の構造エレメント内の相違点にフォーカスを当てることができるようになりました。さらに、比較ビューアーは、構文スタイル、吹き出し情報のほか、「宣言を開く」や「実行階層を開く」などのナビゲーション・アクションもサポートします。
言語エディター
- バージョン 8.0.1 では、COBOL および PL/I 言語用の新しいエディターが導入されました。
これらは Eclipse ベースのエディターであり、Java、C++、およびその他の Eclipse 言語エディターと共通の動作および設定を共有できます。また、新しいエディターは、構文強調表示、リファクタリング、ソース・アクション、コンテンツ・アシスト、カラム認識編集といった言語固有の機能拡張も備えています。これらのエディターにアクセスするには、COBOL または PL/I ファイルに対する「アプリケーションから開く」メニューを使用するか、COBOL および PL/I ファイル名拡張子の「一般」 > 「エディター」 > 「ファイルの関連付け」設定を変更します。
- EXEC SQL ステートメント内でコンテンツ・アシストを使用した場合、SQL キーワードとスキーマ、テーブル、列などのデータベース・エレメントを含め、追加のコンテンツ・アシストの提案が表示されます。
データ接続プロファイルを「データ・ソース・エクスプローラー」で構成し、ローカル構文検査用に使用可能にする必要があります。
- System
z LPEX、COBOL、および PL/I エディターでの構文検査中、静的に呼び出された EXEC SQL SELECT、INSERT、DELETE、および UPDATE ステートメント内のデータベース・スキーマ、テーブル、および列の参照が検査されます。「データ・ソース・エクスプローラー」でデータ接続プロファイルを構成するか、DECLARE TABLE ステートメントを使用するか、またはその両方を行う必要があります。
- コンテンツ・アシストを繰り返し呼び出すと、デフォルトの提案と新しいテンプレートの提案の間で表示が切り替えられます。テンプレートは、「COBOL」 > 「テンプレート」、および「PL/I」 > 「テンプレート」設定ページを使用してカスタマイズできます。
CICS Explorer™
- CICS Explorer で資格情報の管理が強化され、それぞれの領域ごとに別々に資格情報を指定する代わりに、1 つの CICS® 主接続領域に対して 1 セットの資格情報を指定できます。
エンタープライズ・サービス・ツール
バージョン 8.0.1 の制限と既知の問題
Rational Developer for System z での制限と既知の問題については、以下の要約を参照してください。
- 制限: ワークベンチの状態を保存しようとしているとき、誤って問題が報告されます。保存操作中に発生する問題はユーザー・データに影響せず、このエラー・メッセージは無視してください。
z/OS 統合開発環境
Service Component Architecture
CICS
File Manager Integration
COBOL 言語サポート
- 制限: System
z LPEX エディターを使用する場合、リファクタリング操作が自動ではなく、元に戻すこともできません。
- 制限: System z LPEX エディターまたは COBOL エディターを使用する場合、「実行階層を開く」操作は、ソース・ファイルが変更されるか、または閉じられた場合に、同期化されません。
- 制限: リモート DBCS 文字は COBOL エディターによってサポートされません。DBCS コード・ページでエンコードされたファイルは、読み取り専用としてのみ開くことができます。
これらのファイルを編集するには、System z LPEX エディターを使用してください。
- 制限: リモート双方向文字は COBOL エディターによってサポートされません。双方向コード・ページでエンコードされたファイルは、読み取り専用としてのみ開くことができます。これらのファイルを編集するには、System z LPEX エディターを使用してください。
PL/I 言語サポート
- 制限: System z LPEX エディターまたは PL/I エディターを使用する場合、構文検査でエラーが誤って識別されます。
- 制限: リモート DBCS 文字は PL/I エディターによってサポートされません。DBCS コード・ページでエンコードされたファイルは、読み取り専用としてのみ開くことができます。これらのファイルを編集するには、System z LPEX エディターを使用してください。
- 制限: リモート双方向文字は PL/I エディターによってサポートされません。双方向コード・ページでエンコードされたファイルは、読み取り専用としてのみ開くことができます。これらのファイルを編集するには、System z LPEX エディターを使用してください。
C/C++ 言語サポート
- 制限: C/C++ ファイルで混合コード・ページを使用すると、ホストからコンテンツ・アシストの提案が正しく返されない場合があり、「定義を開く」および「宣言を開く」が期待どおりに動作しない場合があります。
- 制限: シーケンス番号を含んでいる C/C++ ファイルの場合、「コンテンツ・アシスト」、「宣言を開く」、「定義を開く」、「ヘッダー・ファイルを開く」、および「アウトライン」ビューが期待どおりに動作しません。
- 制限: リモート索引検索は DBCS または双方向ファイルの検索をサポートしません。
コンパイル済み言語デバッガー
共通アクセス・リポジトリー・マネージャー (CARMA)
- 制限: z/OS サブプロジェクトが RAM レベルで CARMA へ関連付けられている場合、CARMA はサブプロジェクト・レベルでプロジェクト・プロパティーを更新する機能を失います。ただし、CARMA はデータ・セット・レベルおよびメンバー・レベルでプロジェクト・プロパティーを更新する機能を引き続き保持します。
Application Deployment Manager
Software Configuration Library Manager (SCLM) Developer
Toolkit
ホスト統合
AIX、Linux、および Linux on System z
双方向言語サポート
- 制限: Rational Developer for System z v8.0.1 の一部のフィーチャーには、双方向言語サポート機能がありません。
エンタープライズ・サービス・ツール
- 単一サービス・プロジェクト
- サービス・フロー・プロジェクト