本書は、IBM® Rational® Developer for System z® バージョン 8.0.3 (プログラム番号 5724-T07)、および新しい版で明記されていない限り、これ以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
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第1版第1刷 2011.10
本書では、IBM Rational Developer for zEnterprise バージョン 8.0.3 の固有の相違点 (Rational Developer for System z の他のクライアント・バージョンとの違い) について説明します。 インストールの変更点、クライアントの一部の機能の変更点、新しい機能についても取り上げます。
IBM Rational Developer for zEnterprise を使用すれば、z/OS® システムと AIX® システムの両方で、同じ新しいデフォルト・パースペクティブによって開発のための基本的な操作を実行できます。新しいデフォルト・パースペクティブは、「エンタープライズ開発」パースペクティブです。
複雑な操作の場合は、プラットフォーム固有のパースペクティブに切り替えて操作を実行できます。
Developer for zEnterprise は、以下のクライアント・オペレーティング・システムに対応しています。
製品名 | 必要な PTF またはサービス・レベル |
---|---|
Microsoft Windows XP Professional | Service Pack 3 以降 |
Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition | Service Pack 2 以降 |
Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition | Service Pack 2 以降 |
Microsoft Windows Server 2008 Enterprise Edition | Service Pack 2 以降 |
Microsoft Windows Server 2008 Standard Edition | Service Pack 2 以降 |
Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition | Service Pack 1 以降 |
Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard Edition | Service Pack 1 以降 |
Microsoft Windows Vista Business | Service Pack 2 以降 |
Microsoft Windows Vista Enterprise | Service Pack 2 以降 |
Microsoft Windows Vista Ultimate | Service Pack 2 以降 |
Microsoft Windows 7 Professional Edition | Service Pack 1 以降 |
Microsoft Windows 7 Enterprise Edition | Service Pack 1 以降 |
Microsoft Windows 7 Ultimate Edition | Service Pack 1 以降 |
Red Hat Linux Desktop v 5.0 | 使用可能なすべてのサービスを推奨 |
Red Hat Linux Desktop v 6.0 | 使用可能なすべてのサービスを推奨 |
Red Hat Linux Enterprise Server v 5.0 | 使用可能なすべてのサービスを推奨 |
Red Hat Linux Enterprise Server v 6.0 | 使用可能なすべてのサービスを推奨 |
SUSE Linux Enterprise Server v 10.0 | 使用可能なすべてのサービスを推奨 |
SUSE Linux Enterprise Server v 11.0 | 使用可能なすべてのサービスを推奨 |
SUSE Linux Enterprise Desktop v 10.0 | 使用可能なすべてのサービスを推奨 |
SUSE Linux Enterprise Desktop v 11.0 | 使用可能なすべてのサービスを推奨 |
Microsoft Windows 2008 Enterprise Server R2 | 必要なサービス・レベルなし |
Microsoft Windows 2008 Standard Edition R2 | 必要なサービス・レベルなし |
プログラム番号 | 製品名 |
---|---|
5765-G98 | AIX 7.1 |
5765-G62 | AIX 6.1 Standard Edition |
5765-G03 | AIX 5L™ バージョン 5.3 |
IBM Rational Developer for zEnterprise バージョン 8.0.3 と IBM Rational Developer for System z バージョン 8.0.3 の間には、インストールに関する相違点があります。
IBM Rational Developer for zEnterprise バージョン 8.0.3 と IBM Rational Developer for System z バージョン 8.0.3 の間には、機能に関する相違点があります。
IBM Rational Developer for zEnterprise バージョン 8.0.3 には、ほぼ同じように見える LPEX ベースの COBOL エディターが 2 つあります。1 つは、Rational Developer for System z で使用する COBOL ファイルの編集サポートを提供しているエディターであり、もう 1 つは、Power Systems 上の AIX と Linux で使用する COBOL ファイルに対応したエディターです。
System z LPEX エディターは、MVS™ と Windows の言語依存ヘルプに対応しています。
COBOL エディターは、MVS、Windows、AIX の言語依存ヘルプに対応しています。
リモート・システム LPEX エディターは、AIX の LSH に対応しています。
言語依存ヘルプが該当するのは、MVS ファイルと Windows ファイルです。
デバッグのためには、Rational Developer for System z の COBOL エディターと C/C++ エディターをデフォルトとして設定するようにします。 デフォルト・エディターを設定するための手順については、デバッグの注意点を参照してください。
IBM Rational Developer for zEnterprise のインストール・プロセスでは、デフォルト・エディターとして設定されているエディターが、AIX システムまたは Power システムで使用する COBOL ファイルの編集サポートを提供するエディターになります。 System z でプログラムのデバッグを実行する場合は、デフォルト・エディターを変更しなければなりません。以下のセクションでデフォルト・エディターを変更する方法を取り上げます。
IBM Rational Developer for zEnterprise を使用するときには、IBM Rational Developer for System z で COBOL ファイルを編集するための LPEX ベースの COBOL エディターをデフォルト・エディターとして使用します。
IBM Rational Developer for zEnterprise には、「エンタープライズ開発」パースペクティブという新しいパースペクティブがあります。 「z/OS プロジェクト」パースペクティブは、この新しいパースペクティブのサブセットになったので、それ自体は使用できません。
このビューには、Rational Developer for System z プロジェクトと、AIX システムと Power システムに関連したプロジェクトが表示されます。
「リモート・システム」ビューでは、UNIX 接続タイプの代わりに AIX 接続タイプが表示されます。
このビューには、Rational Developer for System z プロジェクトと、Power Systems 上の AIX と Linux に関連したプロジェクトも表示されます。このビューには、Power 上のリモート AIX COBOL とリモート C/C++ のプロジェクトも表示されます。
「リモート調整プログラム (Remote Reconciler)」ビューでは、開発プロジェクトとそれに対応する Power システム上のリモート・ロケーションとの関連付けを管理できます。
「リモート調整プログラム (Remote Reconciler)」ビューには、Power システムへのリモート接続が関連付けられているすべてのプロジェクトのリストが表示され、リモート・ロケーション、接続のタイプ、リモート・ロケーションとの同期処理が行われていないかどうかを確認できます。このビューから、ローカルの変更内容を対応するリモート・リソースにプッシュしたり、ビルドを開始したりすることも可能です。
Power システムと AIX システムでは、AIX COBOL ヘルプが表示されます。
Power 上の AIX または Linux でプロジェクトのコピーブックを見つけるプロセスは、Developer for System z プロジェクトの場合とは異なります。
Power 上の AIX または Linux のプロジェクトには、この機能がありません。
この機能の対象は、z/OS オペレーティング・システムに関連したプロジェクトに限られています。 Power 上の AIX または Linux のプロジェクトは、対象外です。
この機能の対象は、z/OS オペレーティング・システムに関連したプロジェクトに限られています。 Power 上の AIX または Linux のプロジェクトは、対象外です。
この機能の対象は、z/OS オペレーティング・システムに関連したプロジェクトに限られています。 Power 上の AIX または Linux のプロジェクトは、対象外です。
AIX システムには、ファイル・ロックが存在しないので、IBM Rational Developer for zEnterprise が参照モードまたは表示モードに自動的に切り替わることはありません。
Power 上の AIX と Linux では、RSE プロパティーが Eclipse のデフォルト値で構成されます。デフォルト値をオーバーライドして、リモート・ファイルのエンコードを指定できます。
Power 上の AIX と Linux のプロジェクトでリモート・プリプロセッサーを構成するためのユーザー・インターフェースは、Developer for System z プロジェクトの場合とは異なります。AIX システムと Power システムのプロジェクトでは、ローカル・プリプロセッシングがサポートされていません。
AIX システムで使用する COBOL では、行の最大長として 252 文字を設定するためのコンパイル・オプションがあります。
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この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。
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本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、 あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであり、 名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・ プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに 準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、 いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、 配布することができます。 このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。 従って IBM は、これらの サンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。 サンプル・プログラムは、現存するままの状態で提供され、いかなる保証条件も適用されません。IBM は、お客様の当該サンプル・プログラムの使用から生ずるいかなる損害に対しても一切の責任を負いません。
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