お願い

本書をご使用になる前に、特記事項に記載されている全体的な情報をお読みください。

本書は、IBM® Rational® Developer for System z® バージョン 8.0.3 (プログラム番号 5724-T07)、および新しい版で明記されていない限り、これ以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。

お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。

 

原典:
GI11-8297-05
IBM Rational Developer for System z
Version 8.0.3
Installation Guide
発行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
担当:
トランスレーション・サービス・センター

第6版第1刷 2011.10

本書について

このインストール・ガイドには、IBM Rational Developer for System z バージョン 8.0.3 のインストールおよびアンインストールを行うための手順が記載されています。

本書では以下の作業について説明します。

本書では、以下の名前が使用されます。
  • IBM Rational Developer for System zDeveloper for System z と呼ばれます
  • IBM Rational Developer for System z Common Access Repository Manager は、Common Access Repository Manager と呼ばれ、CARMA と省略されます
注: 本書に記載されている構成情報は、IBM Rational Developer for System z バージョン 8.0.3 のものです。

本書に記載されている情報は、IBM Rational Developer for zEnterprise™ を含むすべての Rational Developer for System z v8.0.3 パッケージに適用されます。

本書の対象読者

本書は、ワークステーションで Developer for System z 8.0.3 クライアントをインストールおよび構成するプログラマーを対象としています。本書を使用するには、Microsoft Windows オペレーティング・システム、Red Hat Linux オペレーティング・システム、または SUSE Linux オペレーティング・システムに精通している必要があります。

Developer for System z についての詳細情報の入手先

本書には、Developer for System z の使用についての情報は含まれていません。 詳細については、オンライン・ヘルプを参照してください。

製品の問題および制限事項の詳細については、IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク または IBM Rational Developer for zEnterprise インストール・ディスクDocuments¥nl¥en¥readme ディレクトリーにある rdz80_releasenotes.html ファイルを参照してください。

更新された資料およびトラブルシューティング情報については、Developer for System z Web サイトの「Library」ページ (http://www.ibm.com/software/rational/products/developer/systemz/library/index.html) を参照してください。

Developer for System z の概要

Developer for System z には、ホスト・コンポーネントとワークステーション・クライアント・コンポーネントがあります。 ホスト・コンポーネントは一般にその設置場所のシステム・プログラマーによってインストールされ、 アプリケーション・プログラマーに対して透過的です。 本書ではこれ以降、ホスト・コンポーネントが特に呼び出されない 限り、Developer for System z という 用語は、ツールのワークステーション・コンポーネント (Eclipse プラットフォームで稼働する グラフィカル・ユーザー・インターフェース) のことを指します。

Developer for System z は、Eclipse プラットフォーム (www.eclipse.org) で作成されている一揃いの開発ツールです。Eclipse プラットフォームはフレームワークとお考えください。 また、Developer for System z および他のバンドル・オファリングはツール・コントリビューターとお考えください。

プリインストール作業

このタスクについて

製品をインストールする前に、以下に示す手順を実行してください。
  1. ご使用のシステムが クライアント・インストール要件で説明されている要件を満たしていることを確認します。
  2. ユーザー ID が製品をインストールするために必要なアクセス権を満たしていることを確認します。 ユーザー特権の要件を参照してください。
  3. インストールの計画を読みます。
  4. Rational License Key Server をバージョン 8.1.1 にアップグレードします。
    注: Rational Developer for System z でフローティング・ライセンス (トークン・ライセンスを含む) を使用する場合、製品をインストールする前にライセンス・キー・サーバーを Rational License Key Server バージョン 8.1.1 にアップグレードする必要があります。Rational License Key Server バージョン 8.1.1 は製品の以前のバージョンでも使用できます。Rational License Key Server の v7.1.x 以前を v8.1.1 にアップグレードする方法については、『Migrating to Rational Common Licensing』(http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rational/v0r0m0/index.jsp?topic=/com.ibm.rational.license.doc/topics/r_migration.html) を参照してください。
  5. インストールまたはアンインストールを実行する前に、アンチウィルス/マルウェア検出ソフトウェアを無効にします。
    注: 一部のアンチウィルス/マルウェア検出ソフトウェアは、特定のファイル (特に .dll ファイル) をロックすることがあります。そうなると、インストールとアンインストールの操作に支障をきたします。 これらのプログラムによって .dll ファイルや他のファイルがロックされると、ファイルを削除できないという趣旨のエラーが生成され、インストールとアンインストールが失敗します。

クライアント・インストール要件

このタスクについて

インストールの準備として、以下の要件を確認する必要があります。
  • メディア要件
  • ハードウェア要件およびソフトウェア要件

メディア要件

言及されている物理ディスクの名前は、以下の表に示すように、対応する電子イメージ・ディレクトリーの名前で置き換えることができます。
表 1. ディスクと電子イメージ・ディレクトリーの名前の対応
ディスク名 電子イメージ・ディレクトリー名
IBM Rational Developer for System z with EGL インストール・ディスク または IBM Rational Developer for System z with Java インストール・ディスク
  • RDz803Edition_Setup
  • RDz803Edition¥disk1
  • RDz803_UMLProfiles¥disk1
  • RDz803_RTCz¥disk1
  • RTC301¥disk1
注: Edition の値は、Developer for System z の版によって異なります。
IBM Rational Developer for zEnterprise インストール・ディスク
  • RDz803Ent_Setup
  • RDz803Ent¥disk1
  • RDz803_UMLProfiles¥disk1
  • RDz803_RTCz¥disk1
  • RTC301¥disk1
IBM Rational Developer for System z z/OS® and Multiplatforms Server インストール・ディスク
  • RDz803_zOS_SMPE
  • RDz803_RSE
IBM Rational Developer for zEnterprise z/OS and Multiplatforms Server インストール・ディスク
  • RDz803_zOS_SMPE
  • RDz803Ent_RSE
IBM Rational Developer for System z クイック・スタートおよびドキュメンテーション・ディスク
  • RDz803_QuickStart
  • RDz803_Documentation
IBM Rational Developer for zEnterprise クイック・スタートおよびドキュメンテーション・ディスク
  • RDz803Ent_Documentation
  • RDz803Ent_QuickStart
ワークステーションへ Developer for System z をインストールするには、以下のいずれかのメディアにアクセスできる必要があります。
  • 次の Developer for System z インストール・ディスク
    • IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク または IBM Rational Developer for zEnterprise インストール・ディスク
  • Developer for System z 電子イメージ
    Developer for System z イメージを Passport Advantage® から ダウンロードして展開すると、以下の Developer for System z インストール用 ディレクトリーがワークステーションに作成されます。
    • RDz803Edition_Setup
    • RDz803Edition¥disk1
    または
    • RDz803Ent_Setup
    • RDz803Ent¥disk1
必要な System z コンポーネントを System z ホストへインストールするには、以下のいずれかのメディアにアクセスできる必要があります。
  • 次の Developer for System z インストール・ディスク
    • IBM Rational Developer for System z Server for z/OS and Multiplatforms Server インストール・ディスク または IBM Rational Developer for zEnterprise Server for z/OS and Multiplatforms Server インストール・ディスク
  • IBM Rational Developer for System z 電子イメージ
    Developer for System z イメージを Passport Advantage からダウンロードして展開すると、以下のディレクトリーが、必要なソフトウェアを System z ホストにインストールするために使用されます。
    • RDz803_zOS_SMPE
    • RDz803_RSE または RDz803Ent_RSE
ホスト・コードのインストールの手順については、関連する製品のディレクトリーにある以下のインストール構成資料を参照してください。
  • RDz803_zOS_SMPE (z/OS システム)
  • RDz803_RSE または RDz803Ent_RSE (Linux システム)

追加オファリングのメディア

Developer for System z のメディアに加えて、Developer for System z にバンドルされている他のオファリング用に追加のインストール・メディアがあります。これには、IBM Rational Business Developer または IBM Rational Application Developer が含まれることがあります。ご使用できるバンドル・ソフトウェアは、どの版の Developer for System z を購入したかによって異なります。本書ではこれ以降、Developer for System z にバンドルされているこれらのオファリングは、バンドル・オファリング と呼ばれます。

UML Profiles for COBOL Development 拡張機能をインストールするには、以下のいずれかのメディアにアクセスできる必要があります。
  • IBM Rational Developer for System z
    • IBM Rational Developer for System z with EGL インストール・ディスクIBM Rational Developer for System z with Java インストール・ディスク、または IBM Rational Developer for zEnterprise インストール・ディスク
  • IBM Rational Developer for System z 電子イメージ
    Developer for System z イメージを Passport Advantage からダウンロードして展開すると、以下のディレクトリーが UML Profiles for COBOL Development 拡張機能のインストールに適用されます。
    • RDz803_UMLProfiles¥disk1
このソフトウェアのインストールについて詳しくは、UML Profiles for COBOL Development 拡張機能のインストールを参照してください。
Rational Team Concert™ Integration 拡張機能をインストールするには、以下のいずれかのメディアにアクセスできる必要があります。
  • IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク
    • Rational Developer for System z with EGL インストール・ディスクRational Developer for System z with Java インストール・ディスク、または Rational Developer for zEnterprise インストール・ディスク
  • IBM Rational Developer for System z 電子イメージ
    Developer for System z 電子イメージをダウンロードすると、拡張機能のインストールに次のディレクトリーが適用されます。
    • RDz803_RTCz¥disk1

    このソフトウェアのインストールについて詳しくは、Rational Team Concert Integration 拡張機能のインストールを参照してください。

ハードウェア要件およびソフトウェア要件

Developer for System z に関するハードウェア要件とソフトウェア要件についての以下の情報は、「IBM Rational Developer for System z 前提条件」にも記載されています。この前提条件の資料には、ハードウェア要件とソフトウェア要件についての最新情報が記載されています。前提条件の資料へのリンクは、以下の Developer for System z Web サイトの「Library」ページにあります。

http://www.ibm.com/software/rational/products/developer/systemz/library/index.html

Developer for System z のクライアント前提条件

Developer for System z は、大規模ビジネス・アプリケーションを作成するユーザーをサポートするためのライセンス・プログラムです。

このソフトウェアを使用するには、前提条件と相互必要条件があります。

ハードウェア要件

製品をインストールするためのハード・ディスクの最小スペース所要量に対応していることを確認します。 インストール・プロセスの段階ごとのスペース所要量を次の表に示します。

ハードウェア 要件
プロセッサー 1 GHz 以上 32 ビット (x86) または 64 ビット (x64) プロセッサー

デュアル・コアまたはクワッド・コアを推奨します。

メモリー 最小 2 GB RAM

推奨: 3 GB RAM 以上

ディスク・スペース

IBM Rational Developer for System z のフィーチャーの最小セットをインストールするには、1 GB のディスク・スペースと 200 MB の一時スペースが必要です。

IBM Rational Developer for System z のフルインストールには、1.7 GB のディスク・スペースと 200 MB の一時スペースが必要です。

IBM Installation Manager がシステムにまだインストールされていない場合は、そのインストールのために追加で 210 MB のディスク・スペースが必要になります。

その他のバンドルのソフトウェア・オファリングをインストールする場合は、必要なディスク・スペースの量が大きく変動する可能性があります。

  • ディスク・スペース所要量は、インストールするフィーチャーに応じて削減することができます。
  • 開発するリソース用に、追加のディスク・スペースが必要になります。
  • Developer for System z や他のバンドル・オファリングをインストールするために電子イメージをダウンロードする場合は、インストール・メディアを格納するためディスク・スペースが追加で必要になります。
  • Windows で NTFS ファイル・システムの代わりに FAT32 ファイル・システムを使用する場合は、追加のディスク・スペースが必要になります。
ディスプレイ 1024 x 768 の解像度で、256 色

これより高い解像度および色数の多いカラー・パレットを推奨します。

その他のハードウェア Microsoft マウスまたはその互換ポインティング・デバイス

ワークステーションの前提条件

製品をインストールする前に、システムがソフトウェア要件を満たしているかを確認してください。

オペレーティング・システム
以下のオペレーティング・システムがこの製品でサポートされています。
製品名 必要な PTF またはサービス・レベル
Microsoft Windows XP Professional Service Pack 3 以降
Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition Service Pack 2 以降
Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition Service Pack 2 以降
Microsoft Windows Server 2008 Enterprise Edition Service Pack 2 以降
Microsoft Windows Server 2008 Standard Edition Service Pack 2 以降
Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition Service Pack 1 以降
Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard Edition Service Pack 1 以降
Microsoft Windows Vista Business Service Pack 2 以降
Microsoft Windows Vista Enterprise Service Pack 2 以降
Microsoft Windows Vista Ultimate Service Pack 2 以降
Microsoft Windows 7 Professional Edition Service Pack 1 以降
Microsoft Windows 7 Enterprise Edition Service Pack 1 以降
Microsoft Windows 7 Ultimate Edition Service Pack 1 以降
Red Hat Linux Desktop v 5.0 有効なすべてのサービスを推奨
Red Hat Linux Desktop v 6.0 有効なすべてのサービスを推奨
Red Hat Linux Desktop v 6.0 64 ビット 必要なサービス・レベルなし
Red Hat Linux Enterprise Server v 5.0 有効なすべてのサービスを推奨
Red Hat Linux Enterprise Server v 6.0 有効なすべてのサービスを推奨
Red Hat Linux Enterprise Server v 6.0 64 ビット 必要なサービス・レベルなし
SUSE Linux Enterprise Server v 10.0 有効なすべてのサービスを推奨
SUSE Linux Enterprise Server v 11.0 有効なすべてのサービスを推奨
SUSE Linux Enterprise Desktop v 10.0 有効なすべてのサービスを推奨
SUSE Linux Enterprise Desktop v 11.0 有効なすべてのサービスを推奨
Microsoft Windows 2008 Enterprise Server R2 必要なサービス・レベルなし
Microsoft Windows 2008 Standard Edition R2 必要なサービス・レベルなし
注:
  1. Windows 7、Windows Server 2008 R2、Linux では、Developer for System z コンパイラーを使用して Windows COBOL や PL/I のバイナリーを作成することはできません。この機能を利用するためには、他のサポートされているオペレーティング・システムを使用してください。
  2. Developer for System z は、すべての Windows オペレーティング・システムの 32 ビット版に対応しています。さらに、Developer for System z は、Windows 7 の 64 ビット・エディション、Windows 2008 R2 の 64 ビット・エディション、リストに含まれている Red Hat Linux Server のエディション、リストに含まれている SUSE Linux Server のエディションの 32 ビット互換モードにも対応しています。
  3. Developer for System z の言語サポートは、上記のオペレーティング・システムの基本的な言語サポートに依存しています。
  4. Developer for System z は、最低でも IBM Java Development Kit (JDK) のバージョン 1.6 を使用する Eclipse IDE バージョン 3.6.1 に対応するように開発されています。この要件を満たす既存の Eclipse IDE のみが拡張可能です。
  5. RDz が正しく動作するには、前提条件の RedHat 6 64 ビットに以下のパッケージをインストールしておく必要があります。これらはいずれも、Developer for System z を 64 ビット環境で実行するための 32 ビット・ライブラリーです。
    • libgtk-x11-2.0.so.0
    • libpk-gtk-module.so
    • libcanberra-gtk-module.so
    • xulrunner.i686
開発用ホスト環境/仮想化サポート
製品名 バージョン 必要な PTF またはサービス・レベル
Citrix® (32 ビットおよび 64 ビット) Presentation Server 4.X 使用可能なすべてのメンテナンス
VMware® Server バージョン 2.0、Workstation 使用可能なすべてのメンテナンス
VMware® vSphere 4.0 ESXi 使用可能なすべてのメンテナンス
注: Developer for System z は、64 ビット Windows を 32 ビット互換モードで使用した Citrix 仮想環境下での実行をサポートします。

仮想化環境で使用する IBM SWG 製品のソフトウェア・サポート・サービスの詳細については、「VMware 環境における IBM SWG 製品に対するソフトウェア・サポート (Software support for IBM SWG products in a VMware environment)」を参照してください。

ワークステーションの相互必要条件

Developer for System z では、インストールする Developer for System z 機能により、インストールの前提条件としてこのセクションにリストされたソフトウェアのインストールが必要となります。

注: サポートされるデータベース・サーバー、Web アプリケーション・サーバー、およびその他のソフトウェア製品については、オンライン・ヘルプを参照してください。
TXSeries for Multiplatforms
注: Developer for System z Linux クライアントでは、TXSeries はサポートされません。
組み込み CICS® ステートメントを使用するアプリケーションをサポートするには、以下のいずれか 1 つのレベルがインストールされている必要があります。
プログラム番号 製品名 必要な PTF またはサービス・レベル
5724–B44 TXSeries for Multiplatforms v 7.1 使用可能なすべてのメンテナンス
5655–M15 TXSeries for Multiplatforms v 6.2 使用可能なすべてのメンテナンス
5655–M15 TXSeries for Multiplatforms v 6.1 IZ00893
関連製品の Web サイトは次のとおりです。

http://www.ibm.com/software/htp/cics/txseries/

DB2 for Windows
組み込み SQL ステートメントを使用するアプリケーションをサポートするには、以下のいずれか 1 つのレベルがインストールされている必要があります。
プログラム番号 製品名 必要な PTF またはサービス・レベル
5765-F35 DB2® Workgroup Server Edition v 9.7  
5724-B55 DB2 Connect Personal Edition v 9.7  
5765-F41 DB2 Enterprise Server Edition v 9.7 for Windows  
関連製品の Web サイトは次のとおりです。

http://www.ibm.com/software/data/db2/9/

注: プリコンパイルには DB2 Workgroup Server Edition v9.7 が、またホスト・データベースへのアクセスには DB2 Connect™ Personal Edition v9.7 が必要です。
Rational Software Architect
UML から COBOL を生成する機能を使用するには、以下のアプリケーションがインストールされている必要があります。
プログラム番号 製品名 必要な PTF またはサービス・レベル
5724-V88 Rational Software Architect v 8.0.3  
関連製品の Web サイトは次のとおりです。

http://www-01.ibm.com/software/awdtools/swarchitect/standard/

Web ブラウザー
README ファイルとインストール・ガイドを表示するには、以下の Web ブラウザーのいずれかがインストールされている必要があります。
製品名 必要な PTF またはサービス・レベル
Microsoft Internet Explorer 7.0 以降 使用可能なすべてのメンテナンス
Firefox 1.5.x 以降 使用可能なすべてのメンテナンス
Adobe Acrobat Reader
製品資料 PDF を正しく表示するには、以下のソフトウェアがインストールされている必要があります。
製品名 必要な PTF またはサービス・レベル
Adobe Acrobat Reader Version 7.0 以降 使用可能なすべてのメンテナンス

ユーザー特権の要件

IBM Rational Developer for System z をインストールするには、以下の要件を満たすユーザー ID が必要です。
  • ユーザー ID に 2 バイト文字が含まれていない。
  • システムのすべてのユーザーに対しインストールする場合は、管理者グループに属する ID が必要です。 管理者特権がない場合、現行ユーザーに対してしかインストールできません。

インストールの計画

製品フィーチャーをインストールする前に、ここに記載されたすべてのトピックをお読みください。 インストールを実際に開始する前にインストール・プロセスの主な段階を適切に計画および理解することによって、多くの問題を回避することができます。

インストール方式

Developer for System z のインストール時に使用できる方式は数多くあります。

使用するインストール方式を決定する要因のいくつかは以下のとおりです。

  • インストール・ファイルにアクセスするために使用するフォーマットと方法 (例えば、インストール・ディスクまたは IBM Passport Advantage からダウンロードされたファイル)。
  • ご使用のワークステーションにインストールするか、またはインストール・ファイルを企業内で使用可能にするか。
  • Installation Manager の GUI を使用してインストールするか、またはサイレント・インストールを実行するか。

使用する一般的なインストール方式は以下のとおりです。

  • インストール・ディスクからのインストール
  • ワークステーションにダウンロードされた電子イメージからのインストール
  • 共用ドライブ上の電子イメージからのインストール
  • HTTP サーバー上のリポジトリーからのインストール
注: 後者の 3 つの方式では、Developer for System z をインストールするために、サイレント・モードで Installation Manager プログラムを実行することを選択できます。 サイレント・モードでの Installation Manager の実行について詳しくは、サイレント・インストールを参照してください。

インストール・ディスクからのインストール

この方式では、インストール・ファイルが入った所有インストール・ディスクを使用して、一般に、各自のワークステーションに Developer for System z をインストールします。 手順の概要については、概要: インストール・ディスクからの Developer for System z のインストール を参照してください。

電子イメージの使用

電子イメージの解凍

IBM Passport Advantage からインストール・ファイルをダウンロードした場合は、インストールを開始する前に、Developer for System z およびインストールを希望するバンドル・オファリングの圧縮ファイルから電子イメージを解凍する必要があります。 Developer for System z 電子イメージは、zip ファイルとして圧縮されています。

ワークステーションにダウンロードされた電子イメージからのインストール

この方式では、IBM Passport Advantage からダウンロードしたインストール・ファイルを使用して、ワークステーションに Developer for System z をインストールします。手順の概要については、概要: ワークステーション上の電子イメージからの Developer for System z のインストール を参照してください。

共用ドライブ上の電子イメージからのインストール

この方式では、企業内のユーザーが単一ロケーションから Developer for System z のインストール・ファイルにアクセスできるように、共用ドライブに電子イメージを置きます。手順の概要については、概要: 共用ドライブ上の電子イメージからの Developer for System z のインストール を参照してください。

HTTP サーバー上のリポジトリーからのインストール

この方式は、ネットワーク全体にインストールするための代替方法です。この方式は前の方式とは異なります。異なるのは、Developer for System z のインストール・ファイルを HTTP Web サーバーに配置するために、Developer for System z インストール・メディアの Rational Enterprise Deployment ディスクに用意されている IBM Packaging Utility というユーティリティー・アプリケーションを使用しなければならない点です。IBM Packaging Utility は、HTTP Web サーバーから直接 Developer for System z をインストールできるように、そのインストール・ファイルをパッケージ・フォーマットでコピーするために使用します。このパッケージが入った HTTP Web サーバー上のディレクトリーは、リポジトリーと呼ばれます。 同じリポジトリーをその他のオファリングおよび将来のサービス更新に使用することができます。手順の概要については、概要: HTTP Web サーバー上のリポジトリーからの Developer for System z のインストールおよび 概要: HTTP Web サーバーへの Developer for System z の配置を参照してください。

フィーチャーのインストール

インストールするフィーチャーおよびバンドル・オファリングを選択して、Developer for System z のインストールをカスタマイズすることができます。Developer for System z ランチパッドでは、 ガイド付きインストールまたはエキスパート・インストールを選択することができます。

Developer for System z ランチパッド・プログラムについて詳しくは、 ランチパッド・プログラムの使用を参照してください。

Installation Manager は、フィーチャー間の依存関係を自動的に強制し、必要なフィーチャーが選択解除されないようにします。

注: パッケージのインストールが終了した後でも、Installation Manager で「パッケージの変更」ウィザードを実行することにより、 インストール済み環境にフィーチャーの追加や除去ができます。 詳しくは、インストール済みパッケージの変更を参照してください。

Developer for System z のフィーチャー

次の表は、インストール可能な Developer for System z のフィーチャーを示しています。 Developer for System z にバンドルされている他のオファリングの使用可能なフィーチャーについては、それらのオファリングの資料を参照してください。

表 2. Developer for System z のフィーチャー
フィーチャー 説明
System z 統合開発環境 (必須) 対話式のワークステーション・ベース環境を提供します。この環境では、メインフレームに接続でき、COBOL、PL/I、アセンブラー、C/C++、および Java で記述されたメインフレーム・ベースのアプリケーションを開発でき、さらに COBOL、PL/I、および Java で記述されたワークステーション・ベースのアプリケーションを開発できます。このフィーチャーには、AIX® や Linux for System z など他の環境への接続が含まれます。
COBOL for Windows と PL/I for Windows [非推奨]**

** この表の下の注を参照してください。

COBOL プログラムおよび PL/I プログラムによる Windows バイナリーの作成を可能にします。これは、Windows シェル・スクリプトまたは CICS TX Series ランタイムでアプリケーションをローカルに単体テストするときに使用します。このフィーチャーは、ローカル構文チェックには必要ありません。ローカル構文チェック機能は System z 統合開発環境フィーチャーを選択すると使用可能になります。

このフィーチャーは、これ以上拡張されません。Rational Developer for System z の将来のバージョンでは削除されます。詳細については、IBM Rational Developer for System z サポートの Web サイト (http://www.ibm.com/software/awdtools/rdz/support) を参照してください。

コード分析 コードが規則やベスト・プラクティスに準拠しているかを検査します。 問題の起こりそうな箇所を強調表示し、品質向上のためのコード変更を推奨します。
行レベル・コード・カバレッジ アプリケーションのコード・パスの実行を測定し、そのレポートを作成するためのツールを提供します。
System z コード生成プログラム UML モデルまたはユーザー提供の入力から、System z のアプリケーション・コード・スケルトンおよびロジックを迅速に作成できる設計ツールおよびウィザードを提供します。
SCLM Developer Toolkit Software Configuration and Library Manager (SCLM) 管理ソース・コードにアクセスして操作するためのツールを提供します。
Rational ClearCase® SCM Adapter IBM Rational ClearCase SCM プラグインおよび ClearCase MVFS プラグインを提供します。これらのプラグインにより、 ClearCase VOB およびビュー・サーバーもインストールされている場合に、スナップショット・ビューおよび動的ビューを使用して、ClearCase のバージョン付きオブジェクト・ベース (VOB) 中のソフトウェア成果物のバージョン管理を行うことが可能になります。
CA Endevor Software Change Manager CA Endevor Software Change Manager 管理ソース・コードにアクセスして操作するためのツールを提供します。
Enterprise Service Tools for CICS (サービス・コンポーネント・アーキテクチャーを含む) Enterprise Service Tools for CICS は、最新のアプリケーション・アーキテクチャーならびに既存の CICS アプリケーション・プロセスの変換および再利用をサポートする、統合されたツール・セットを提供します。これらのツールは、Web サービス記述の生成、および CICS TS や CICS Service Flow Runtime を含み、直接 z/OS システムに対して成果物を処理するサービス・フローをサポートします。 Enterprise Service Tools により、サービス指向アーキテクチャー (SOA) への移動が可能になります。
BMS Screen Designer 基本マッピング・サポート (BMS) マップ・セットを視覚的に作成および変更することができます。 CICS 開発者で、端末ベースのツール (例えば SDF II) に習熟した開発者や、GUI ベースのツール (VA COBOL に組み込まれた BMS エディターなど) に習熟した開発者が使用できるようにデザインされています。
CICS コード生成プログラム UML モデルまたはユーザー提供の入力から、CICS Transaction Server のアプリケーション・コード・スケルトンおよびロジックを迅速に作成できる設計ツールおよびウィザードを提供します。例えば、UML モデルまたはデータベース・スキーマ定義を使用して、DB2 テーブルに作成、読み取り、更新、および削除のインターフェースを提供する CICS トランザクションを生成します。
Enterprise Service Tools for IMS™ Enterprise Service Tools for IMS は、最新のアプリケーション・アーキテクチャーならびに既存の IMS アプリケーション・プロセスの変換および再利用をサポートする、統合されたツール・セットを提供します。これらのツールは、Web サービス記述の生成、および IMS SOAP ゲートウェイや IMS info 2.0 アプリケーションを含み、直接 z/OS システムに対して成果物を処理することをサポートします。 Enterprise Service Tools により、サービス指向アーキテクチャー (SOA) への移動が可能になります。
MFS Screen Designer メッセージ形式サービス (MFS) メッセージの作成および変更と、ファイルのフォーマット設定を行うことができます。 多くの情報管理システム (IMS) プログラムは、端末装置との間で送受信するメッセージをフォーマット設定する IMS Transaction Manager 環境機能の 1 つである、MFS に基づいています。
IMS コード生成プログラム 共通のプログラミング・オブジェクトを IMS アプリケーション・コードに迅速に追加できるコード・スニペットを提供します。
データ・ツール テーブル、テーブル・ビュー、およびフィルターを操作するためのリレーショナル・データベース・ツールを提供します。これらのツールでは、データベース・テーブルのリバース・エンジニアリングによって、または DDL スクリプトを使用することによって、物理データベース・モデルを作成できます。 このツールを使用して、SQL ステートメント、DB2 ルーチン (ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数など)、および SQLJ、SQL DDL、XML ファイルといった何種類ものファイル・タイプを作成することもできます。
System z Stored Procedures COBOL、PL/I、Java、または SQL で書かれた DB2 ストアード・プロシージャーを作成してテストし、z/OS システムに直接デプロイすることができます。
File Manager [非推奨] (Windows でのみ使用可能)

IBM File Manager Plug-in for Eclipse には、Rational Developer for System z 8.0.3 で非推奨になる File Manager 統合機能が用意されています。IBM File Manager Plug-in for Eclipse を入手する方法については、以下の情報を参照してください。

http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24029358

非推奨の File Manager 統合フィーチャーには、IBM File Manager for z/OS の機能が用意されており、IBM File Manager for z/OS のライセンスが必要です。

Fault Analyzer (Windows でのみ使用可能) 異常終了する問題のリアルタイム分析時に IBM Fault Analyzer for z/OS によって作成される障害エントリーを処理できるようにします。
注: このフィーチャーには、IBM Fault Analyzer for z/OS のライセンスが必要です。
Common Access Repository Manager (CARMA) System z ベースのソース制御管理ツールにアクセスするための、統一されたインターフェースおよび一連のサービスを提供します。 CARMA はまた、カスタム・ソース制御管理システムにアクセスおよび結合するためのフレームワークとして使用できる 汎用グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) クライアントを提供します。
プラグイン開発環境 (PDE) Eclipse プラグインを作成、開発、テスト、デバッグ、およびデプロイするためのツールを提供します。 これらのプラグインを使用して、Rational Developer for System z Eclipse 環境の拡張を行うことができます。
注: ** COBOL および PL/I for Windows は、Windows 7、Windows 2008 R2、または Linux の各プラットフォームでは使用できません。

IBM Installation Manager

IBM Installation Manager は、Developer for System z および他のパッケージをワークステーションにインストールするプログラムです。また、インストールしたこれらのパッケージや他のパッケージを更新、変更、およびアンインストールします。 パッケージとは、Installation Manager を使用してインストールするように設計されている製品、コンポーネント・グループ、または単一のコンポーネントです。

IBM Installation Manager の最新情報については、下記アドレスの Installation Manager インフォメーション・センターを参照してください。

http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp

Installation Manager は、時間を節約するための数多くのフィーチャーを提供するインストール管理ツールです。コンピューターで製品パッケージのインストール、更新、変更、およびアンインストールを行うのに役立ちます。インストールしようとしているパッケージ、さらにすでにインストールされているパッケージ、およびインストール可能なパッケージを追跡します。 最新バージョンのパッケージをインストールしようとしていることがわかるように、更新を検索します。 また、インストールするパッケージのライセンス管理や、パッケージの更新および変更を行うためのツールも備えています。

Developer for System z を多数のユーザーに対してデプロイする方法については、Installation Manager インフォメーション・センターの『Enterprise installation articles』セクションにある情報を参照してください。以下のサイトです。

http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/topic/com.ibm.im.articles.doc/topics/articles.html

さらに、developerWorks® の Rational Installation Wiki にある情報も参照してください。以下のサイトです。

https://www.ibm.com/developerworks/wikis/display/rationalinstall/Home

Installation Manager には、パッケージの保守を、そのライフ・サイクルを通じて容易にするための以下の 6 つのウィザードがあります。
  • 「インストール」ウィザードは、インストール・プロセスを支援します。デフォルトを受け入れてパッケージをインストールすることも、デフォルト設定を変更してインストールをカスタマイズすることもできます。パッケージをインストールする前に、ウィザードで選択したすべての項目の要約が表示されます。 ウィザードを使用すると、1 つ以上のパッケージを一度にインストールすることができます。
  • 「更新」ウィザードは、インストール済みパッケージに適用可能な更新を検索します。更新は、リリース済みのフィックス、新規フィーチャー、または製品の新規バージョンである可能性があります。 ウィザードには更新内容の詳細が表示されます。更新を適用するかどうかを指定できます。
  • 「変更」ウィザードでは、インストール済みのパッケージの特定の要素を変更できます。パッケージを初めてインストールするときに、インストールするフィーチャーを選択します。後で他のフィーチャーが必要になった場合は、「変更」ウィザードを使用してそれらのフィーチャーを追加できます。フィーチャーを削除することも可能です。
  • 「ライセンスの管理」ウィザードでは、パッケージのライセンスをセットアップできます。試用版ライセンスをフル・ライセンスに変更したり、フローティング・ライセンス用にサーバーをセットアップしたり、パッケージごとに使用するライセンスのタイプを選択したりするには、このウィザードを使用します。
  • 「インポート」ウィザードは、Installation Manager 以外のインストール・ツールを使用してインストールしたパッケージを、インストール済みパッケージのリストに追加します。

    Installation Manager は、インストールする製品 (選択可能なフィーチャーや製品の保守更新を含む) を追跡管理します。Installation Manager でインストールできる一部の製品の旧バージョンが他のインストール・テクノロジーでインストールされている可能性もあります。Installation Manager は、これらの製品の変更や更新を実行する前に、これらの製品の既存のインストール環境に関する情報をインポートしなければなりません。

    注: このウィザードは、Installation Manager が、このフィーチャーを必要とするパッケージをリポジトリー内で検出した後のみ使用できます。
  • 「ロールバック」ウィザードでは、パッケージを前のバージョンに戻すことができます。
  • 「アンインストール」ウィザードは、コンピューターからパッケージを削除します。複数のパッケージを一度にアンインストールすることができます。

Installation Manager のインストール

このタスクについて

IBM Installation Manager は通常、Developer for System z インストール・プロセスの一部として自動的にインストールされます。

Developer for System z をインストールしないで IBM Installation Manager 自体をインストールする必要がある場合は、IBM Rational Developer for System z インストール・セットアップ・ディスクの InstallerImage_platform ディレクトリー、または電子イメージをダウンロードした場合は RDz803Edition_Setup ディレクトリーに Installation Manager があります (platform は、インストール先のプラットフォーム (win32linux など) です)。 Installation Manager をインストール・メディアから直接インストールすることも、他のユーザーがアクセスできる共有ロケーションに InstallerImage_platform ディレクトリーをコピーすることもできます。
  1. platform ディレクトリーに移動します。
  2. システムの全ユーザーのために管理者としてインストールする場合は、以下のコマンドを実行します。

    install.exe

    install

    現行ユーザーだけのために非管理者としてインストールする場合は、以下のコマンドを実行します。

    userinst.exe

    userinst

  3. 「パッケージのインストール」ウィザードの最初のページにある「他のバージョンと拡張機能の確認」をクリックして、入手可能な最新のバージョンをインストールします。 より新しいバージョンが使用できる場合は、それが自動的にインストール対象として選択されます。 「次へ」をクリックします。
  4. 「ライセンス」ページで、IBM Installation Manager のご使用条件を読みます。 ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックしてから、「次へ」をクリックします。
  5. 「ロケーション」ページの「Installation Manager ディレクトリー」フィールドに、Installation Manager をインストールするディレクトリーのパスを入力するか、デフォルトのパスをそのまま受け入れます。次に、「次へ」をクリックします。
  6. インストール・プロセスを開始する前に「要約」ページで選択内容を確認します。 選択内容を変更する場合は、「戻る」をクリックして、前のページに戻ります。 選択内容がそのままでよければ、「インストール」をクリックします。
また、以下の手順で、Installation Manager のサイレント・インストールを実行することもできます。
  1. コマンド・プロンプトまたは端末ウィンドウを開き、InstallerImage_platform ディレクトリーに移動します (platform は、インストール先のプラットフォームです)。
  2. システムの全ユーザーのために管理者としてサイレント・インストールを実行する場合は、以下のコマンドを実行します。

    installc.exe -acceptLicense

    install -acceptLicense

    現行ユーザーだけのために非管理者としてインストールする場合は、以下のコマンドを実行します。

    userinstc.exe -acceptLicense

    userinst -acceptLicense

    注: -acceptLicense コマンド・ライン・オプションを指定することで、IBM Installation Manager のご使用条件を受け入れていることを示します。

Installation Manager の開始

このタスクについて

IBM Installation Manager は、Developer for System z のインストールを実行すると、自動的にインストールされ、開始します。

Installation Manager を手動で開始して、更新、変更、ロールバック、またはアンインストールをインストール後のパッケージに対して行う必要がある場合は、以下を行います。

  1. タスクバーから「スタート」メニューを開きます。
    • 管理者によるインストールの場合、「すべてのプログラム」 -> 「IBM Installation Manager」 -> 「IBM Installation Manager」を選択します。
    • 非管理者によるインストールの場合、「すべてのプログラム」 -> 「My IBM Installation Manager」 -> 「IBM Installation Manager」を選択します。
  1. 端末ウィンドウを開きます。
  2. <Installation Manager install directory>/eclipse に変更します。
  3. Run ./IBMIM

アンインストールと Installation Manager

このタスクについて

注: すべてのパッケージがアンインストールされるまで IBM Installation Manager をアンインストールすることはできません。
「プログラムの追加と削除」パネルを使用して、IBM Installation Manager をアンインストールする必要があります。
  1. タスクバーから「スタート」メニューを開きます。
  2. 「コントロール パネル」 -> 「プログラムの追加と削除」 -> 「IBM Installation Manager」を選択します。
  3. 削除」ボタンをクリックして、オペレーティング・システムから出される指示に従います。
Installation Manager をアンインストールするには次の手順を実行します。
  1. 端末ウィンドウを開きます。
  2. /var/ibm/InstallationManager/uninstall/uninstall を実行します。

Installation Manager の使用

インストール・リポジトリー

インストール可能なオファリングまたはパッケージは、リポジトリーと呼ばれるロケーションに保管され、それは HTTP Web サーバー、共用ネットワーク・ドライブ、物理ディスク、ご使用のローカル・マシンの上のいずれかになります。Installation Manager は、これらのリポジトリーからパッケージを取り出して、それをシステムにインストールします。

Developer for System z のインストールをランチパッド・プログラムから起動すると、必要なリポジトリー情報が Installation Manager へ自動的に渡されます。Windows の「スタート」メニューから手動で Installation Manager を開始するときは必ず、Installation Manager のリポジトリー設定に、インストールするパッケージが入ったリポジトリーを指定して、Installation Manager にその検索場所を知らせる必要があります。詳しくは、Installation Manager でのリポジトリー設定を参照してください。

組織によっては、独自の製品パッケージをイントラネット内でバンドルおよびホストする場合があります。 このタイプのビジネス・ケース・シナリオについては、HTTP サーバー上のリポジトリーからのインストールを参照してください。 システム管理者から正しい URL を取得することが必要になります。

デフォルトでは、IBM Installation Manager は、インストールするそれぞれのパッケージに組み込まれた URL を使用して、インターネット経由でリポジトリー・サーバーに接続し、サービス更新や新規フィーチャーといったインストール可能なパッケージを検索します。

Installation Manager でのリポジトリー設定

このタスクについて

Developer for System z のインストールをランチパッド・プログラムから開始すると、必要なリポジトリー情報がその開始時に Installation Manager へ自動的に渡されます。ただし、例えば Web サーバーにあるリポジトリーからパッケージをインストールするなどのために、Windows の「スタート」メニューから手動で Installation Manager を開始する場合は、パッケージをインストールする前に、Installation Manager の設定にリポジトリー・ロケーションを追加する必要があります。これは、Installation Manager の「設定」ウィンドウの「リポジトリー」パネルで行います。デフォルトでは、Installation Manager は、それぞれの Rational ソフトウェア開発製品に組み込まれた URL を使用して、インターネット経由でリポジトリー・サーバーに接続し、インストール可能なパッケージ、更新、および新規フィーチャーを検索します。お客様の組織で、イントラネット・サイトを使用するためにリポジトリーをリダイレクトすることが必要になる場合があります。

注: インストール・プロセスを開始する前に、必ず管理者からインストール・パッケージのリポジトリー URL を取得してください。
Installation Manager でリポジトリー・ロケーションを追加、編集、または除去するには、以下の手順を行います。
  1. Installation Manager を開始します。
  2. Installation Manager の「開始」ページで、「ファイル」 -> 「設定」をクリックしてから、「リポジトリー」を クリックします。 「リポジトリー」ページが開きます。 このページには、使用可能なリポジトリー、そのロケーション、およびアクセス可能かどうかが示されます。
  3. 「リポジトリー」ページで「リポジトリーの追加」をクリックします。
  4. 「リポジトリーの追加」ウィンドウで、リポジトリー・ロケーションの URL を入力するか、URL を参照してファイル・パスを入力してから、 「OK」をクリックします。 新規または変更されたリポジトリー・ロケーションがリストされます。 リポジトリーがアクセス不能である場合は、「アクセス可能」列に赤い x が表示されます。
  5. OK」をクリックして終了します。

パッケージ・グループと共用リソース・ディレクトリー

IBM Installation Manager を使用して Developer for System z をインストールするときは、パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリーを選択する必要があります。

パッケージ・グループ

インストール・プロセス中に、Developer for System z およびインストールする他のバンドル・オファリングのパッケージ・グループを指定する必要があります。パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。 これはシェル共用として知られています。Installation Manager を使用して Developer for System z およびバンドル・オファリングをインストールする場合は、新しいパッケージ・グループを作成するか、パッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするかを選択することができます。 (パッケージによっては、パッケージ・グループを共用できないことがあります。 このような場合は、既存のパッケージ・グループを使用するためのオプションは使用不可になります。)

注: ほとんどの環境では、複数のパッケージを同時にインストールすると、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。

パッケージ・グループには、自動的に名前が割り当てられます。 ただし、パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーはユーザーが選択します。

パッケージを正常にインストールして、パッケージ・グループを作成した後は、そのパッケージ・グループのインストール・ディレクトリーを変更できません。 インストール・ディレクトリーには、そのパッケージ・グループにインストールしたパッケージに固有のファイルとリソースが入っています。 他のパッケージ・グループが共用する可能性のあるパッケージ内の他のリソースは、共用リソース・ディレクトリーに入れられます。

共用リソース・ディレクトリー

共用リソース・ディレクトリーは、異なるパッケージ・グループに入っている可能性の高い、異なるパッケージによる共用が可能なリソースを保管しているディレクトリーです。 これらのリソースに共通のロケーションを使用すると、Installation Manager は、複数のパッケージによって使用される同じリソースの個別コピーをインストールするのではなく、各リソースの 1 つのコピーのみをインストールしてディスク・スペースを節約できます。

重要: 共用リソース・ディレクトリーを指定できるのは、パッケージの初回インストール時の 1 回のみです。最適な結果が得られるように、最大のドライブを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールしない限り、後でディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。

既存 Eclipse IDE の拡張

Developer for System z パッケージには、Eclipse 統合開発環境 (IDE) のバージョンつまりワークベンチが含まれます。これは Developer for System z のインストール時にインストールされます。 ただし、すでにインストールされている既存の Eclipse 統合 IDE がワークステーションにある場合は、既存の環境に Developer for System z 機能を追加することによって、その IDE を拡張できます。

Developer for System z のインストール中に、「パッケージのインストール」ウィザードの「ロケーション」ページで「既存の Eclipse IDE の拡張 (Extend an existing Eclipse IDE)」オプションを選択して、既存の Eclipse IDE を拡張します。 既存の Eclipse IDE と、使用する Java 仮想マシン (JVM) のロケーションが求められます。

例えば、Developer for System z パッケージで提供される機能を取得したいが、Developer for System z の機能を操作する際には現行 IDE の設定を使用したい場合などに、既存の Eclipse IDE を拡張することができます。 また、すでにインストール済みのプラグインを操作して、Eclipse IDE を拡張することもできます。

既存の Eclipse IDE はバージョン 3.6.1 でなければなりません。また、拡張する IBM Java Development Kit (JDK) は少なくともバージョン 1.6 を使用する必要があります。Installation Manager は、指定された Eclipse 環境がインストール・パッケージの要件を満たすかどうかを検査します。 要件を満たしていない場合には、その Eclipse IDE を拡張できません。

Developer for System z のインストール

インストール作業の要約

ここでは、Developer for System z のインストール時に使用する各種のインストール方式の概要を示します。

概要: インストール・ディスクからの Developer for System z のインストール

このタスクについて

このインストール・シナリオでは、インストール・ファイルが入った所有物理ディスクを使用して、一般に、各自のワークステーションに Developer for System z をインストールします。

インストール・ディスクからインストールする場合の一般的な手順は、以下のとおりです。
  1. プリインストール作業にリストされているプリインストール手順を完了します。
  2. IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク を、ご使用の DVD ドライブに挿入します。
  3. システムで自動実行が有効になっている場合は、Developer for System z のランチパッド・プログラムが自動的にオープンします。自動実行が使用不可になっている場合は、ディスクのルートから次のコマンドを実行することによってランチパッド・プログラムを開始します。

    launchpad.exe

    launchpad.sh

    詳しくは、ランチパッド・プログラムの使用を参照してください。

  4. Rational Developer for System z のインストール」を選択します。
  5. Developer for System z のエキスパート・インストールかガイド付きインストールのどちらを実行するか決定します。 ガイド付きインストールでは、インストールするフィーチャーの決定に役立てるため、インストール・ウィザードを使用します。エキスパート・インストールは、最も一般的なフィーチャーが選択された状態で開始します。ここで、独自にインストールするフィーチャーを決定することができます。詳しくは、ランチパッド・プログラムの使用を参照してください。
  6. IBM Installation Manager の「パッケージのインストール」ウィザードの画面上の指示に従って、Developer for System z およびバンドル・オファリングをインストールします。 詳しくは、Installation Manager の操作を参照してください。
  7. 必要に応じて、インストール済みの Developer for System z およびバンドル・オファリングのライセンスを構成します。試用版ライセンスを持っている状態で期限付きライセンスまたは永続ライセンスを構成する必要がある場合や、フローティング・ライセンスを構成することを望んでいる場合は、ここでその作業を行います。詳しくは、管理、ライセンスを参照してください。
  8. Developer for System z と一緒に組み込まれた追加ソフトウェアをインストールします。 詳しくは、追加ソフトウェアのインストール を参照してください。

概要: ワークステーション上の電子イメージからの Developer for System z のインストール

このタスクについて

電子インストール・イメージからインストールする場合の一般的な手順は、以下のとおりです。
  1. IBM Passport Advantage からダウンロードする必要があるファイルと、解凍したインストール・イメージの両方、さらにはインストールを計画しているオファリングを格納するための十分なスペースがワークステーションにあることを確認します。ハードウェア要件を参照してください。
  2. インストールする Developer for System z およびバンドル・オファリングの必要なパーツをすべて IBM Passport Advantage から一時ディレクトリーにダウンロードします。
  3. ダウンロードした圧縮ファイルからインストール・イメージを解凍して、インストール・イメージが完全であることを検証します。 詳しくは、電子イメージの解凍を参照してください。
  4. 下の電子イメージからのインストールの手順に進みます。

電子イメージからのインストール

このタスクについて
以下の手順を行います。
  1. プリインストール作業にリストされているプリインストール手順を完了します。
  2. RDz803Edition_Setup ディレクトリーのルートから次のコマンドを実行することによってランチパッド・プログラムを開始します。

    launchpad.exe

    launchpad.sh

    詳しくは、Developer for System z のインストールを参照してください。

  3. Rational Developer for System z のインストール」を選択します。
  4. Developer for System z のエキスパート・インストールかガイド付きインストールのどちらを実行するか決定します。 ガイド付きインストールでは、インストールするフィーチャーの決定に役立てるため、インストール・ウィザードを使用します。エキスパート・インストールは、最も一般的なフィーチャーが選択された状態で開始します。ここで、独自にインストールするフィーチャーを決定することができます。詳しくは、Developer for System z のインストールを参照してください。
  5. IBM Installation Manager の「パッケージのインストール」ウィザードの画面上の指示に従って、Developer for System z およびバンドル・オファリングをインストールします。 詳しくは、Installation Manager の操作を参照してください。
  6. 必要に応じて、インストール済みの Developer for System z およびバンドル・オファリングのライセンスを構成します。試用版ライセンスを持っている状態で期限付きライセンスまたは永続ライセンスを構成する必要がある場合や、フローティング・ライセンスを構成することを望んでいる場合は、ここでその作業を行います。詳しくは、管理、ライセンスを参照してください。
  7. Developer for System z と一緒に組み込まれた追加ソフトウェアをインストールします。 詳しくは、追加ソフトウェアのインストール を参照してください。

概要: 共用ドライブ上の電子イメージからの Developer for System z のインストール

このタスクについて

このシナリオでは、企業内のユーザーが単一ロケーションから Developer for System z およびバンドル・オファリングのインストール・ファイルにアクセスできるように、共用ドライブに電子イメージを置きます。これは、数多くのユーザー・システムでサイレント・インストールを実行する必要がある場合にも役立ちます。以下の手順は、共用ドライブにインストール・イメージを置く人が行う手順です。
  1. IBM Passport Advantage からダウンロードする必要があるファイルと、解凍したインストール・イメージの両方を保管するために十分なディスク・スペースが共用ドライブにあることを確認します。詳しくは、ハードウェア要件を参照してください。
  2. Developer for System z およびバンドル・オファリングの必要なパーツをすべて IBM Passport Advantage から共用ドライブ上の一時ディレクトリーにダウンロードします。
    注: また、パーツをワークステーションにダウンロードして、解凍したインストール・イメージのみを共用ドライブにコピーすることもできます。
  3. ダウンロードしたファイルからインストール・イメージを共用ドライブ上のアクセス可能なディレクトリーに解凍して、インストール・イメージが完全であることを 検証します。 詳しくは、電子イメージの解凍を参照してください。
共用ドライブ上のインストール・ファイルから Developer for System z を対話式にインストールするには、以下の手順を行います。
  1. インストール・イメージのある共用ドライブ上の RDz803Edition_Setup ディレクトリーに移動します。
  2. 電子イメージからのインストールの手順に従って、Developer for System z およびバンドル・オファリングをインストールします。

共用電子イメージを使用したサイレント・インストールの実行については、サイレント・インストールを参照してください。

概要: HTTP Web サーバー上のリポジトリーからの Developer for System z のインストール

このタスクについて

このシナリオでは、IBM Installation Manager が HTTP Web サーバーから製品パッケージを取得します。

以下の手順では、Developer for System z およびバンドル・オファリングのパッケージが入ったリポジトリーを HTTP Web サーバー上に作成したものと想定します。HTTP Web サーバーへのインストール・パッケージのコピーについて詳しくは、概要: HTTP Web サーバーへの Developer for System z の配置を参照してください。

HTTP サーバー上のリポジトリーから Developer for System z パッケージをインストールするには、以下の手順を行います。
  1. プリインストール作業にリストされているプリインストール手順を完了します。
  2. IBM Installation Manager をインストールします。Installation Manager のインストールを参照してください。
  3. Installation Manager を開始します。 詳しくは、Installation Manager の開始を参照してください。
  4. Installation Manager で、Developer for System z パッケージが入ったリポジトリーの URL をリポジトリー設定に追加します。 Installation Manager でのリポジトリー設定を参照してください。
  5. 「インストール」をクリックして Installation Manager で「パッケージのインストール」ウィザードを開始し、画面上の指示に従って、インストールを完了します。
  6. 必要に応じて、インストール済みの Developer for System z およびバンドル・オファリングのライセンスを構成します。試用版ライセンスを持っている状態で期限付きライセンスまたは永続ライセンスを構成する必要がある場合や、フローティング・ライセンスを構成することを望んでいる場合は、ここでその作業を行います。例えば、フローティング・ライセンス・サポートの設定が必要な場合があります。 詳しくは、管理、ライセンスを参照してください。
  7. IBM Rational Developer for System z と一緒に組み込まれた追加ソフトウェアをインストールします。 詳しくは、追加ソフトウェアのインストール を参照してください。

概要: HTTP Web サーバーへの Developer for System z の配置

IBM Packaging Utility を使用してインストール・リポジトリーを作成することにより、Developer for System z インストール・パッケージと他のオファリング・パッケージを HTTP Web サーバーに配置することができます。これは、Developer for System z 8.0.3 オファリングおよびそのバンドル・オファリングに加えて、さまざまな数多くのオファリングやサービス更新を単一のリポジトリーに置きたい場合に行うと便利です。このリポジトリーを使用して、対話式インストールまたはサイレント・インストールを実行できます。

注: HTTP Web サーバー上のリポジトリーからサイレント・インストールを実行できますが、ここの手順はサイレント・インストールの実行に必須ではありません。

パッケージを HTTP Web サーバーに配置するには、IBM Packaging Utility を使用して、新規インストール・リポジトリーを作成するか、既存のリポジトリーへコピーします。 IBM Packaging Utility をインストールして使用するための詳細な手順については、Installation Manager のインフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp) を参照してください。 『Packaging Utility でのパッケージの管理』というトピック (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/topic/com.ibm.cic.auth.ui.doc/topics/c_modes_pu.html) に最新情報があります。

リポジトリーを作成すると、以下を行うことができます。

  1. 企業内のユーザーに、インストール・リポジトリーの URL を提供します。 ユーザーは、自分のシステムにインストール・メディアがなくても、リポジトリーを指してインストールを実行することができます。
  2. リポジトリーを使用して、サイレント・インストールを実行します。 サイレント・インストールの実行について詳しくは、サイレント・インストールを参照してください。

ランチパッド・プログラムの使用

Developer for System z ランチパッド・プログラムでは、リリース情報の表示とインストール・プロセスの開始を単一のロケーションで行うことができます。

以下のケースでは、ランチパッド・プログラムを使用して、Developer for System z のインストールを開始します。
  • 製品インストール・ディスクからインストールする。
  • ワークステーション上の電子イメージからインストールする。
  • 共用ドライブ上の電子イメージからインストールする。

インストールをランチパッド・プログラムから開始すると、必要なリポジトリー・ロケーション情報が自動的に構成された状態で、IBM Installation Manager が起動します。このため、Installation Manager の設定で、リポジトリー・ロケーションを手動で設定する必要はありません。

ランチパッドの「Rational Developer for System z のインストール」パネルでは、すべてのユーザー用にインストールする (この場合は管理者権限を持っている必要があります) ことに決定することも、現在のユーザー用のみにインストールすることもできます。次に、提供されたリンクのいずれかをクリックして、ガイド付きインストールまたはエキスパート・インストールを開始します。

ガイド付きインストールを選択する代わりに、エキスパート・インストールの実行を選択できます。エキスパート・インストールを選択すると、最も一般的なフィーチャーおよびバンドル・オファリングがデフォルトで選択された状態で、Developer for System z のインストールが起動します。

注: ランチパッド・プログラムからいずれのインストール・オプションを選択した場合も、追加フィーチャーの選択および選択解除を行うことにより、インストールするフィーチャー・セットをいつでもカスタマイズできます。
ランチパッド・プログラムから Developer for System z のインストールを管理者として開始するには、以下の手順を行います。
  1. プリインストール作業に記載されているプリインストール作業がまだ完了していなければ、その作業を完了します。
  2. IBM Rational Developer for System z インストール・ディスクからインストールする場合は、インストール・ディスクを、ご使用の DVD ドライブに挿入します。電子イメージからインストールする場合は、RDz803Edition_Setup ディレクトリーを開きます。
  3. システムで自動実行が有効になっている場合は、IBM Rational Developer for System z のインストール・セットアップ・ディスクを DVD ドライブに挿入すると、ランチパッド・プログラムが自動的に開始します。システムで自動実行が有効になっていない場合や、電子イメージからインストールする場合は、ディスクのルートまたは RDzEdition_Setup ディレクトリーから以下のコマンドを実行してランチパッド・プログラムを開始します。
    • launchpad.exe
    • launchpad.sh
  4. ようこそ」パネルの情報を読み、左方にある「製品資料」選択を選択すると、選択可能な資料のリストが表示されます。パネルでリンクをクリックして、製品資料を表示します。
  5. IBM Rational Developer for System z をインストールするには、左方にある「IBM Rational Developer for System z のインストール」選択をクリックします。すべてのユーザー用にインストールする場合は、「すべてのユーザー用インストール」ラジオ・ボタンをクリックします。現在のユーザー用のみにインストールする場合は、「現在のユーザー用インストール」ラジオ・ボタンをクリックします。ガイド付きインストールまたはエキスパート・インストールのどちらを開始するかを決定して、対応するリンクをクリックします。
    1. IBM Rational Developer for System z のガイド付きインストールを開始する場合は、「ガイド付きインストールの開始」リンクをクリックします。これにより、 Developer for System z のインストール・ウィザードが起動します。このインストール・ウィザードで、希望のフィーチャーを、その対応するボックスにチェック・マークを付けることにより、選択することができます。 次に、パネルの下部でリンクをクリックして、ガイド付きインストール (つまりカスタム・インストール) を続行します。
    2. IBM Rational Developer for System z のエキスパート・インストールを開始する場合は、「エキスパート・インストールの開始」リンクをクリックします。
  6. Developer for System z およびインストールすることを選択したバンドル・オファリングのインストールを実行するために、IBM Installation Manager が起動します。「パッケージのインストール」ウィザードのプロンプトに従って、インストールを完了します。 詳しくは、Installation Manager の操作を参照してください。
注: ランチパッド・パネルの左方に「オプション・ソフトウェアのインストール」選択もあります。以下のようなオプション・ソフトウェアをインストールする場合は、その選択をクリックします。
  • TXSeries for Multiplatforms v7.1
  • UML Profiles for COBOL Development v8.0.3 (RSA)

Installation Manager の操作

このタスクについて

ランチパッド・プログラム (ランチパッド・プログラムの使用を参照) から Developer for System z のインストールを起動すると、IBM Installation Manager が開始して、「パッケージのインストール」ウィザードが示されます。以下の手順は、Installation Manager の「パッケージのインストール」ウィザードを使用して Developer for System z をインストールするプロセスです。

手順

  1. ウィザードの最初のパネルに、インストールに選択可能なパッケージのリストが表示されます。選択可能なパッケージには、 Developer for System z および、ランチパッドでの選択に基づいて推奨されるバンドル・オファリングが含まれます。ランチパッド・プログラムについて詳しくは、ランチパッド・プログラムの使用を参照してください。選択可能なバンドル・オファリングは、購入した Developer for System z の版によって異なります。
  2. IBM Installation Manager の新規バージョンがある場合は、更新するように求めるプロンプトが出されます。プロンプトが出されたら、「はい」をクリックして更新をインストールするか、または後でその新しいバージョンをインストールする場合には、「いいえ」をクリックします。「はい」をクリックすると、Installation Manager は自らを更新して、更新を完了するには再始動する必要があることを通知します。

    OK」をクリックして、Installation Manager を再始動します。

  3. ライセンス」パネルで、選択したパッケージのご使用条件をお読みください。 インストールするように選択した各パッケージにご使用条件があります。「ライセンス」パネルの左側にある各パッケージ名をクリックして、対応するご使用条件を表示してください。
    1. すべてのご使用条件に同意する場合は、「同意する (I accept the terms of the license agreements)」をクリックします。
    2. 「次へ」を クリックして先に進みます。
  4. システムに他のパッケージがインストールされていない場合は、「ロケーション」パネルで、共用リソース・ディレクトリーとして使用するロケーションを選択する必要があります。「共用リソース・ディレクトリー (Shared Resources Directory)」フィールドに、使用する共用リソース・ディレクトリーのパスを入力してください。Developer for System z と一緒に Installation Manager もインストールする場合は、「Installation Manager ディレクトリー」フィールドに、Installation Manager をインストールする場所を入力します。共用リソース・ディレクトリーとして、最大のドライブにあるロケーションを選択するようにしてください。共用リソース・ディレクトリーは、Installation Manager を使用してインストールするすべてのパッケージで使用されます。しかも、最初のパッケージをインストールした後の変更はできません。すでに 1 つ以上のパッケージをシステムにインストール済みの場合は、Installation Manager から、共用リソース・ディレクトリーのロケーションが表示されますが、それを選択または変更するオプションは示されません。
    注: 共用リソース・ディレクトリーのロケーションを後で変更するには、すべてのパッケージをアンインストールしてから、新しい共用リソース・ディレクトリーを指定してパッケージを再インストールする必要があります。

    選択が終了したら、「次へ」をクリックして先に進みます。

  5. 次の「ロケーション」パネルに、Installation Manager から、Developer for System z パッケージを格納する新規パッケージ・グループを作成するか、システム上の既存のパッケージ・グループを使用するかのオプションが示されます。同じパッケージ・グループにパッケージをインストールする場合、それらは共通ワークベンチを共用し、異なるパッケージの機能はそのワークベンチで結合されます。これはシェル共用として知られています。異なるパッケージ・グループにインストールされたパッケージはワークベンチを共用せず、互いに別々に保持されます。
    Developer for System z に新規パッケージ・グループを作成するには、以下を行います。
    1. ラジオ・ボタンの「新規パッケージ・グループの作成」を選択します。
    2. 新規パッケージ・グループに使用するインストール・ディレクトリーを入力します。このディレクトリーは、パッケージ・グループにインストールされるパッケージに固有のリソースが保管される場所です。システム上に作成するパッケージ・グループごとに、個別のインストール・ディレクトリーを持ちます。このディレクトリーは、 異なるパッケージ・グループのパッケージによる共用が可能なリソースがインストールされている共用リソース・ディレクトリーとは異なります。
    Developer for System z を既存のパッケージ・グループにインストールするには、以下を行います。
    1. ラジオ・ボタンの「既存のパッケージ・グループの使用」を選択します。
    2. Installation Manager から、システム上の選択可能なパッケージ・グループのリストが表示されます。Developer for System z のインストール先にするパッケージ・グループを選択します。 Installation Manager は、選択されたパッケージ・グループが Developer for System z と互換性のあることを検証します。互換性がない場合は、問題を知らせるエラー・メッセージが Installation Manager から表示されます。互換性のあるパッケージ・グループを選択するか、または新規パッケージ・グループの作成を選択するまで、インストールを続行することはできません。

    選択が終了したら、「次へ」をクリックして先に進みます。

  6. 次の「ロケーション」パネルで、システムにすでにインストールされている既存の Eclipse IDE を拡張して、インストールするパッケージ内の機能を追加することを選択できます。このオプションを選択するには、IBM Java Development Kit (JDK) バージョン 1.6 以上を使用する Eclipse バージョン 3.6.1 が必要です。Eclipse と JDK は、既存のものを拡張するのではなく、Developer for System z と一緒にパッケージされたものを使用することをお勧めします。
    • 既存の Eclipse IDE を拡張しない場合は、「次へ」をクリックして先に進みます。
    • 既存 Eclipse IDE を拡張するには、以下を行います。
      1. 既存の Eclipse を拡張 (Extend an existing Eclipse)」を選択します。
      2. Eclipse IDE」フィールドに、Eclipse 実行可能ファイル (Windows では eclipse.exe、Linux では eclipse) が入ったフォルダーのロケーションを入力するか、またはそのロケーションまでナビゲートします。Installation Manager によって、Eclipse IDE バージョンが、インストールするパッケージに有効であるかが検査されます。「Eclipse IDE JVM」フィールドに、指定した IDE の Java 仮想マシン (JVM) が表示されます。
      3. 「次へ」を クリックして先に進みます。
  7. フィーチャー」ページの「翻訳版 (Translations)」の下で、このパッケージ・グループのためにインストールする言語を選択します。Developer for System z のユーザー・インターフェースおよびドキュメンテーションに対応する各国語翻訳がインストールされます。
    注: この選択は、このパッケージ・グループにインストールされるすべてのパッケージに適用されます。
    注: このリリースの Developer for System z では、使用可能な言語のいずれかを選択すると、インストールされるすべての言語の各国語翻訳ができます。
  8. 次の「フィーチャー」ページで、Developer for System z およびインストールするバンドル・オファリング用にインストールするフィーチャーを選択します。インストール・プロセスの開始時にランチパッドからガイド付きインストールを選択した場合、 フィーチャー・セットは、インストール・ウィザードでの質問の回答に基づき、デフォルトで選択されます。フィーチャーの名前をクリックして、そのフィーチャーの記述を表示することができます。フィーチャーの記述は、パネル下部にある「詳細」セクションに表示されます。Developer for System z の使用可能なフィーチャーについて詳しくは、フィーチャーのインストールを参照してください。Developer for System z にバンドルされているオファリングの使用可能なフィーチャーについては、それらのオファリングの資料を参照してください。

    インストールするフィーチャーの選択が終了したら、「次へ」をクリックします。

  9. 「ヘルプ・システム構成 (help system configuration)」ページ上で、以下のオプションのうち 1 つを選択してから、「次へ」をクリックします。
    • Web からヘルプにアクセスする方法
    • ヘルプをダウンロードしてコンテンツにローカルでアクセスする方法
    • イントラネット上のサーバーからヘルプにアクセスする方法
  10. z/OS 接続パネルでは、新規ワークスペースを使用して初めて Developer for System z ワークベンチを起動するときに作成されるリモート z/OS 接続をオプションで構成できます。 Developer for System z はサーバーに接続して、ワークベンチの構成設定を自動的に取得します。 これは、各クライアントを個別に構成することなく、共通の構成設定を複数のユーザーにロールアウトするのに役立ちます。

    デフォルトでは、z/OS 接続構成は使用不可になっています。 z/OS 接続を構成しない場合は、「z/OS 接続をすぐに構成する」チェック・ボックスのチェック・マークを外した状態にしておき、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。このフィーチャーを使用可能にして z/OS 接続設定を入力するには、以下のステップを実行します。

    1. z/OS 接続をすぐに構成する」チェック・ボックスを選択します。
    2. ホスト名」フィールドに Developer for System z サーバーのホスト名を入力します。
    3. 「接続名」フィールドで、この接続に使用する名前を Developer for System z の「リモート・システム」ビューに入力します。
    4. サーバー認証方式に「userid/password」または「certificate」を選択します。
    5. Developer for System z サーバーのデーモン・ポートを「デーモン・ポート」フィールドに入力します。
    6. 次へ」をクリックして、インストールを続行します。 新規ワークスペースを使用して初めて Developer for System z ワークベンチを起動するときに、z/OS 接続が構成されます。
  11. インストールを開始する前に、「要約」パネルで選択項目を確認します。前のパネルで選択した項目を変更する場合は、「戻る」をクリックして変更します。インストールの選択項目が適切である場合は、「インストール」をクリックしてパッケージをインストールします。 インストールが開始され、進行標識にインストールが完了したパーセンテージが示されます。
  12. インストール・プロセスが完了すると、インストールの成功を確認するためのメッセージが表示されます。

    現行セッションのインストール・ログ・ファイルを表示するには、「ログ・ファイルの表示」をクリックしてインストール・ログを新しいウィンドウで開きます。

  13. 必要に応じて、Installation Manager の「ライセンスの管理」パネルで、インストール済みの Developer for System z および他のバンドル・オファリングのライセンスを構成します。これには、フローティング・ライセンス・サポートの設定、あるいは永続または期限付きライセンス・キーをインストールするための製品アクティベーション・キットのインストールなどがあります。詳しくは、管理、ライセンスを参照してください。

サイレント・インストール

このタスクについて

Developer for System z は、サイレント・モードでインストールすることができます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、そのユーザー・インターフェースが使用不可になるため、代わりに応答ファイルを使用して、パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。

サイレント・モードで Installation Manager を実行すると、バッチ・プロセスを使用して、スクリプトによりパッケージをインストール、更新、変更、およびアンインストールできるので、便利です。

サイレント・インストールには次の 3 つのメインタスクがあります。
  1. インストール・イメージを共用ドライブまたはサーバー上のロケーションにコピーする (サイレント・インストールを複数のシステムで実行する計画の場合)
  2. 応答ファイルを作成する
  3. Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行する

以下の各セクションでは、インストール・イメージを共用ドライブまたはサーバーにコピーする操作について説明します。残りの操作 (応答ファイルを作成し、サイレント・モードで Installation Manager を実行してパッケージをインストールする操作) の最新情報については、Installation Manager のインフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp) を参照してください。

『サイレント・モードでの作業』というトピック (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/topic/com.ibm.silentinstall12.doc/topics/t_silentinstall_overview.html) にこれらの操作に関する詳細情報があります。

共用ドライブまたはサーバーへのインストール・イメージのコピー

このタスクについて

サイレント・インストールを複数のシステムで実行する計画の場合は、インストール・イメージを、イントラネット内の他のシステムがアクセスできるように共用ドライブ上のロケーションにコピーする必要があります。

インストール・イメージを物理インストール・ディスクから共用ロケーションにコピーするには、以下の手順を行います。
  1. IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク を、ご使用の DVD ドライブに挿入します。
  2. IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク の内容を、インストール・イメージを保管しようとする共用ロケーションにコピーします。
  3. 例えば、IBM Rational Business Developer または IBM Rational Application Developer など、Developer for System z にバンドルされている他のオファリングをサイレント・インストール可能にする場合は、それらのオファリングに対して、前述のプロセスを実行する必要があります。
    1. バンドル・オファリング・インストールが 1 枚のインストール・ディスクに収録されている場合は、そのインストール・ディスクの内容を、ステップ 1 で作成したディレクトリーにコピーします。バンドル・オファリングが複数のインストール・ディスクに入っている場合は、以下のステップを実行します。
      1. バンドル・オファリングの製品インストール・ファイルを格納するための新規ディレクトリーを共用ロケーションに作成します。このディレクトリーには、任意の名前を選択して付けることができます。
      2. 製品インストール・ファイルを格納するために作成したディレクトリー内に、インストール・ディスクごとに、そのための diskN ディレクトリーを作成します。N は、インストール・ディスクの番号に対応します。各インストール・ディスクの内容を、そのディスク用に作成した対応する diskN ディレクトリーにコピーします。
  4. インストール・ディスクの内容を共用ロケーションにコピーし終えたら、応答ファイルの作成およびサイレント・インストールの実行の準備が整っています。
インストール・イメージを電子イメージから共用ロケーションにコピーするには、以下の手順を行います。
  1. サイレント・インストール可能にするバンドル・オファリングおよび Developer for System z のダウンロードした圧縮ファイルそれぞれを、イメージを保管する共用ロケーションに解凍します。代わりに、圧縮ファイルをローカル・マシンに解凍してから、その解凍ファイルおよびディレクトリーを共用ロケーションにコピーすることもできます。
  2. 共用ロケーションで、以下が揃っていることを確認します。
    1. 共用ディレクトリーのルートに、以下のディレクトリーが必要です。
      • RDz803Edition_SetupEdition は、ダウンロードした Developer for System z の版によって異なります。
      • RDz803EGLRDz803Java、または RDz803Ent
      • 例えば、IBM Rational Business Developer または IBM Rational Application Developer など、サイレント・インストール可能にするバンドル・オファリングごとに 1 つのディレクトリー。選択可能なバンドル・オファリングは、購入した Developer for System z の版によって異なります。
    2. RDz803EGLRDz803Java、または RDz803Ent ディレクトリー、および共用ロケーションにコピーしたバンドル・オファリングごとのディレクトリーに、1 つ以上の diskN ディレクトリーが必要で、製品のインストール・ディスク 1 枚に 1 つのディレクトリーが対応します。
  3. 共用インストール・イメージのディレクトリー構造を確認し終えたら、応答ファイルの作成およびサイレント・インストールの実行の準備が整っています。

代わりに、インストール・イメージを HTTP Web サーバー上のリポジトリーにコピーし、そのリポジトリーを使用してサイレント・インストールを実行できます。リポジトリーを作成するには、IBM Packaging Utility を使用する必要があります。詳しくは、概要: HTTP Web サーバーへの Developer for System z の配置を参照してください。

ポストインストール作業

リモート・ヘルプまたは Web ベース・ヘルプ

製品によっては、ヘルプ・コンテンツへのアクセス、そのダウンロードおよび更新を Web から行うことができます。 Web ベースのヘルプ・コンテンツにアクセスすることで、製品の最新コンテンツを入手できます。

お使いの製品が Web 上でヘルプ・コンテンツを提供している場合、製品には限られた数のヘルプ・トピックのみがインストールされます。 製品はデフォルトで Web に接続し、インフォメーション・センターから直接ヘルプ・コンテンツにアクセスします。 インターネットに接続していないときにヘルプにアクセスする必要がある場合は、ヘルプをダウンロードしてローカル・アクセスを行うか、またはシステム管理者がユーザー用に使用可能にしたイントラネット・サーバーがあれば、そのサーバーでインフォメーション・センターに接続することができます。

お使いの製品が Web ベースのヘルプ・コンテンツをサポートしているかどうかについては、インストール・ガイドを参照してください。

インストール処理時には以下の 3 つの方法が利用できますが、これはいつでも変更可能です。
  • Web からヘルプ・コンテンツにアクセスできます。この方法では、インストールの占有スペースが最小になり、最新の情報に確実にアクセスできます。 これはデフォルトの選択です。

    これを選択した場合は、ibm.com® Web サイトを介してお使いの製品のインフォメーション・センターにリンクすることになります。製品の Web ベース・ヘルプにアクセスできるのは、インターネットに接続している時のみです。 切断時には、製品にインストールされている限られた数のヘルプ・トピックにアクセスできます。

  • インターネットから切断している間もヘルプを表示できるように、ヘルプ・コンテンツをコンピューターにダウンロードできます。 重要: この方法を選択した場合は、ダウンロードするヘルプ・コンテンツおよびフィーチャーを選択できる更新サイトに接続する必要があります。 ヘルプは、製品のインストール時に自動的にはダウンロードされません。

    必要なコンテンツをインフォメーション・センターからダウンロードしてはじめて、切断時の作業中にそれが利用できるようになります。使用可能な変更があれば、コンテンツを更新できます。

  • 会社がサポートしている場合に、自社のイントラネット・サーバーからヘルプ・コンテンツにアクセスできます。 この方法は、製品のヘルプ・コンテンツがインストールされている、ファイアウォールの背後にあるサーバーに対して、イントラネット管理者がリンクをセットアップしていることが前提です。 これを選択した場合は、自社のイントラネット・サーバーへのリンクを入力する必要があります。 管理者が、ヘルプ・コンテンツを定期的に更新しなければなりません。

    ユーザーがイントラネット・サーバーからヘルプ・コンテンツにアクセスできるように設定する際、管理者はイントラネット・サーバーのセットアップおよび更新サイトからのヘルプ・コンテンツのダウンロードに関する指針としてインストール情報を参照してください。

Web ベースのヘルプ・コンテンツにアクセスするのか、ヘルプ・コンテンツをダウンロードしてローカルに使用するのか、またはイントラネットに接続してヘルプを取得するのかに関わらず、ヘルプ・トピックを開いて解決法を見つけるには「ヘルプ」>「ヘルプ目次」の順にクリックします。

製品のヘルプ・コンテンツへのアクセス方法を変更するための詳しい説明については、製品のインストール・トピックを参照してください。

Web ベースのヘルプ・コンテンツ

Developer for System z ヘルプ・システムは、リモート・ヘルプを使用して Web から動的にコンテンツをプルできるよう構成されています。 リモート・ヘルプを使用すると、Developer for System z 内部から常に最新コンテンツを入手できます。ヘルプ・システムによっては、Web 上のヘルプ・コンテンツにアクセスするよう構成されていません。その場合、ヘルプ・システムはインストール済み環境に含まれます。

ヘルプ情報を取得するには、3 とおりの方法があります。ニーズや状況に応じて、以下のいずれかが最適となります。
  • Web 上のヘルプ・コンテンツにアクセスする。インストールの占有スペースが最小になり、最新の情報にアクセスできます。
  • ご使用のコンピューターにダウンロードしたヘルプ・コンテンツにアクセスする。インターネットに接続されていない状態でも作業でき、コンテンツは定期的に更新することができます。
  • ヘルプ・コンテンツをイントラネット・サーバーにデプロイする。ファイアウォールの背後からヘルプを表示でき、管理者によって更新が行われます。

決定したアクセス方法は、いつでも変更できます。複数の製品を一緒にインストールしている場合は、インストールの占有スペース、使用頻度、およびインターネット・ポリシーに応じて、製品ごとにヘルプの場所を使い分けることができます。 インターネットの速度が問題であるなら、1 回のダウンロードに要する時間は長いが、ローカル・アクセス方式の方が適切な場合があります。 その後のヘルプ更新では、差分だけが含まれます。

ユーザーがイントラネット・サーバーからヘルプ・コンテンツにアクセスできるように設定する際、 管理者は WAR ファイルをサーバーにインストールする方法について「Installation Manager インフォメーション・センター」を参照してください。Installation Manager インフォメーション・センターで、「エンタープライズ・インストール項目 (Enterprise installation articles)」->「イントラネット・サーバーからのヘルプ・コンテンツの配信 (Delivering help content from an intranet server)」の順に選択します。

Web ベース・ヘルプへのアクセス

Developer for System z のヘルプは、インターネット上の製品インフォメーション・センターで利用できます。 このヘルプは、Developer for System z 内部から表示できます。

始める前に

インストール時に、リモート・インフォメーション・センターからヘルプにアクセスするためのオプションを選択しました。 このオプションはデフォルトの選択です。

このタスクについて

Developer for System z ヘルプ・システムは、製品とともにインストールされたコンテンツを取得できるほか、インフォメーション・センターを実行しているリモート・サーバーからもコンテンツを取得できます。 Developer for System z のインフォメーション・センターには最新のヘルプ・コンテンツがあり、リモート・インフォメーション・センターからコンテンツを取得するよう Developer for System z が構成されている場合、 「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択してヘルプ・システムを開くことにより、インフォメーション・センターのコンテンツにアクセスできます。

インストール時に、製品インフォメーション・センターからヘルプにアクセスするよう Developer for System z を構成しました。

Developer for System z のインフォメーション・センターは、以下の Web アドレスから使用可能です。

http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/ratdevz/v8r0/index.jsp.

以下の手順に従って、インフォメーション・センターへの接続を確認します。

手順

  1. 「設定」ダイアログを開きます。
  2. 「ヘルプ」 > 「コンテンツ」の順に選択します。
  3. Developer for System z インフォメーション・センターの URL が、使用可能なインフォメーション・センターのリストにあることを確認します。 Developer for System z インフォメーション・センターがリストされていない場合、以下の手順を完了します。
    1. 新規」をクリックします。
    2. 名前」フィールドに接続の名前を入力します。
    3. URL フィールドに http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/ratdevz/v8r0 と入力します。
    4. OK」をクリックします。
  4. Developer for System z インフォメーション・センターの項目を選択します。
  5. 接続のテスト」をクリックします。

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトを使用したヘルプ・コンテンツのダウンロード

このトピックでは、ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトからヘルプ・コンテンツをダウンロードする方法について説明します。

始める前に

すべてのヘルプ・コンテンツにローカルにアクセスするには、IBM ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムの Web サイトから、またはクイック・スタート・ディスクの install_localhelp ディレクトリーにある RDz803_UpdateSite_zip ファイルからコンテンツをダウンロードする必要があります。

このタスクについて

ローカルにインストールした製品のヘルプを使用する前に、お使いのローカル・システムにヘルプをダウンロードする必要があります。

クイック・スタート・ディスクの install_localhelp ディレクトリーにある RDz803_updateSite.zip ファイルからヘルプ・コンテンツをインストールする場合は、ローカル・ヘルプ更新プログラムと RDz803_updateSite.zip ファイルを使用したヘルプ・コンテンツのローカル・インストールを参照してください。

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトからヘルプ・コンテンツをダウンロードするには、以下の手順を完了します。

手順

  1. Developer for System z を開いた状態で、 「ヘルプ」 > 「ローカル・ヘルプ更新プログラム」 の順にクリックします。 更新プログラムのサイトが開きます。
  2. 使用可能なコンテンツ」ペインで、ダウンロードするヘルプを選択します。IBM Rational Developer for System z については、「Rational Developer for System z」を選択してください。
    1. サイト」プルダウンで、「すべてのサイト」を選択します。
    2. 「Rational Developer for System z」を選択します。
    3. インストールするバージョンのヘルプを選択します。 ダウンロードに使用できる Developer for System z ドキュメンテーション・フィーチャー が表示されます。
    4. ダウンロードするヘルプの隣のチェック・ボックスを選択します。
  3. Developer for System z がリストにない場合は、 場所を追加する必要があります。
    1. サイト プルダウンで、「内部サイト」を選択します。
    2. +」アイコンを選択して、場所を追加します。
    3. リモート」を選択します。
    4. サイトの名前を入力します。
    5. URL として http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/ratdevz/v8r0/site/site.xml と入力します。
    6. 作成した場所を選択します。ダウンロードに使用できる Developer for System z ドキュメンテーション・フィーチャー が表示されます。
    7. ダウンロードするヘルプの隣のチェック・ボックスを選択します。
  4. インストール」をクリックします。 ヘルプ・コンテンツがダウンロードされ、インストールされます。進行状況表示バーが開き、ダウンロードの追跡状況を示します。
    注: ネットワークの接続速度により、この操作に数分かかる場合があります。
  5. ダウンロードが完了したら、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」の順に選択して製品のヘルプを開きます。

タスクの結果

選択したヘルプがシステムにインストールされます。インターネット接続が使用可能な場合は、自動的にファイルが更新されます。

ヘルプ・コンテンツの更新

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを使用して、ヘルプ・コンテンツを最新の状態にします。

始める前に

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラム Web サイトからヘルプ・フィーチャーをインストールしてあります。

このタスクについて

インターネットに接続している場合、製品を始動するたびに更新が自動的にインストールされます。

製品を再始動せずにヘルプを更新するには、以下の手順を完了します。

手順

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「ヘルプ」 > 「ローカル・ヘルプ更新プログラム」の順に選択してローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを開きます。 更新プログラムのサイトが開きます。
  3. インストール済みフィーチャー」タブをクリックします。
  4. 更新の検索」をクリックします。 インストールしたコンテンツに対する使用可能な更新があれば、システムにインストールされます。 進行状況表示バーが要求の状況を示します。
  5. 更新が完了したら、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」の順に選択して製品のヘルプを開きます。

ローカル・ヘルプ更新プログラムと RDz803_updateSite.zip ファイルを使用したヘルプ・コンテンツのローカル・インストール

リモート・ヘルプを使用して Web からヘルプ・コンテンツにアクセスせず、またインターネットにアクセスできない場合は、ヘルプ・コンテンツをローカルにインストールする必要があります。このトピックでは、ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムと、インストール・イメージで提供される RDz803_updateSite.zip ファイルを使用してヘルプ・コンテンツをインストールする方法について説明します。RDz803_updateSite.zip ファイルは、IBM Rational Developer for System z クイック・スタート・ディスクにあります。

始める前に

インストール時にヘルプ・アクセス・オプションとして「ヘルプをダウンロードしてコンテンツにローカルにアクセス (Download help and access the content locally)」を選択しました。

このタスクについて

製品のヘルプを使用する前に、お使いのローカル・システムにヘルプをインストールする必要があります。

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムと RDz8.0_updateSite.zip ファイルを使用してワークステーションにヘルプ・コンテンツをインストールするには、以下の手順を完了します。

手順

  1. RDz803_updateSite.zip の内容をシステムの一時的な場所に解凍します。この場所を覚えておきます。
  2. Windows Internet Explorer をデフォルト・ブラウザーとして使って IBM Rational Developer for System z を開き、 「ヘルプ」 > 「ローカル・ヘルプ更新プログラム」の順にクリックします。 ローカル・ヘルプ更新プログラムが開きます。
  3. 解凍された RDz803_updateSite.zip ファイルの場所を指定します。
    1. サイト」プルダウンで、「内部サイト」を選択します。
    2. +」アイコンを選択して、場所を追加します。
    3. ローカル」を選択します。
    4. サイトの名前を入力します。
    5. 参照」をクリックして、RDz803_updateSite.zip の内容を解凍した場所を参照します。
    6. site.xml ファイルをダブルクリックしてから、「OK」を選択します。ローカル・ヘルプ更新プログラムが RDz803_updateSite.zip ファイルに含まれる選択可能なフィーチャーを検索している間、進行状況表示バーが開き、検索の追跡状況を示します。指定した内部サイトが作成され、「使用可能なコンテンツ」ペインの「サイト・リスト」に表示されます。
    7. 作成した内部サイトを選択します。ダウンロードに使用できる Developer for System z ドキュメンテーション・フィーチャー が表示されます。
  4. インストールする IBM Rational Developer for System z ドキュメンテーションを選択します。「インストール」ボタン がアクティブ (グレー表示とならない) となります。
  5. インストール」をクリックします。 進行状況表示バーが開き、インストールの状況を示します。
  6. インストールの完了後、Developer for System z を終了してから再始動します。
  7. ウィンドウ」>「設定」を選択し、 次に「ヘルプ」>「コンテンツ」を選択します。 ローカルのインフォメーション・センターが有効になっていることを確認します。 「設定」ウィンドウを閉じます。
  8. ヘルプ」>「ヘルプ目次」を選択して製品ヘルプを開きます。

タスクの結果

ローカルにインストールすることを選択したヘルプがシステムにインストールされ、使用することができます。

ヘルプ・コンテンツの除去

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを使用して、インストール済みのヘルプ・コンテンツを除去できます。

始める前に

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを使用してヘルプ・フィーチャーをダウンロードしてあります。

このタスクについて

インストール済みのヘルプ・コンテンツを除去するには、以下の手順を完了します。

手順

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「オープン」 > 「ローカル・ヘルプ更新プログラム」の順にクリックしてローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを開きます。 更新プログラムのサイトが開きます。
  3. インストール済みフィーチャー」ペインで、除去するフィーチャーを選択した後、「除去」をクリックします。 選択したヘルプ・フィーチャーがシステムから除去されます。 進行状況表示バーが要求の状況を示します。
  4. 除去が完了したら、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」の順に選択して製品のヘルプを開きます。

ヘルプ・コンテンツ用のイントラネット・サーバーのセットアップ

ユーザーにヘルプ・コンテンツを提供するためのイントラネット・サーバーをファイアウォールの背後にセットアップできます。 この方法の場合、ユーザーはヘルプ・コンテンツをダウンロードして自分のコンピューターに保存する必要がありません。

始める前に

ユーザーがアクセスできるサーバーがファイアウォールの背後に必要です。

このタスクについて

ヘルプ・コンテンツ用のイントラネット・サーバーをセットアップする方法については「Installation Manager インフォメーション・センター」を参照してください。 Installation Manager インフォメーション・センターで、「エンタープライズ・インストール項目 (Enterprise installation articles)」->「イントラネット・サーバーからのヘルプ・コンテンツの配信 (Delivering help content from an intranet server)」の順に選択します。

ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法の変更

ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法は変更できます。Web からヘルプにアクセスする方法、ヘルプをダウンロードしてそのコンテンツにローカルにアクセスする方法、またはイントラネット上のサーバーからヘルプにアクセスする方法のいずれかから選択できます。

ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法を変更する前に、ヘルプ・ブラウザーを閉じてください。

インストール処理時に、ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法として以下のいずれかを選択しました。
  • Web からヘルプにアクセスする。
  • ヘルプをダウンロードしてコンテンツにローカルにアクセスする。
  • イントラネット上のサーバーからヘルプにアクセスする。
ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法を変更するには、以下の手順を完了します。
  1. Windows」→「設定」とクリックします。「設定」ウィンドウが開きます。
  2. ヘルプ」項目を展開した後、「コンテンツ」をクリックします。 現在構成されているインフォメーション・センターのリストが表示されます。 選択したアクセス方法に応じて、以下の手順のいずれかを完了します。
    • IBM Web サイトのインフォメーション・センターからヘルプ・コンテンツにアクセスする方法から、イントラネット・サーバー上のヘルプ・コンテンツにアクセスする方法に変更するには、次の手順に従います。
      1. コンテンツのリストで Web アドレスを選択した後、 「使用不可」をクリックしてインターネット・サイトへのリンクを使用不可にします。
      2. 追加」をクリックした後、イントラネット接続名を指定し、ヘルプ・コンテンツを保持するサーバーのイントラネット Web アドレスを指定してから、「OK」をクリックします。
      3. OK」をクリックして「設定」を閉じます。
      4. ヘルプを開くために、「ヘルプ」「ヘルプ目次」の順にクリックします。
    • IBM Web サイトのインフォメーション・センターからヘルプ・コンテンツにアクセスする方法から、ヘルプ・コンテンツをダウンロードしてローカルにアクセスする方法に変更するには、次の手順に従います。
      1. コンテンツのリストで製品のインフォメーション・センターへの接続を選択した後、 「使用不可」をクリックしてそのリンクを使用不可にします。
      2. 追加」をクリックした後、ローカル・ヘルプ接続の名前を入力します。 ローカル・ホストのホスト IP アドレス 127.0.0.1 およびパス /help を指定します。任意の未使用ポート番号を選択した後、「OK」をクリックします。
      3. 作業を保存して閉じ、製品を再始動します。
      4. ヘルプ・コンテンツをダウンロードするために、ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトを使用したヘルプ・コンテンツのダウンロードの説明に従います。
    • ヘルプ・コンテンツにローカルにアクセスする方法から、IBM Web サイトからヘルプ・コンテンツにアクセスする方法に変更するには、次の手順に従います。
      1. コンテンツのリストでローカル・ホストへの接続を選択した後、 「使用不可」をクリックしてそのリンクを使用不可にします。
      2. 追加」をクリックした後、対象となる接続を指定し、ヘルプ・コンテンツを含む IBM Web サイトの Web アドレスを指定してから、「OK」をクリックします。この Web アドレスは、既に接続のリストで選択可能になっている場合があります。 リストにある場合は、その接続を選択して、「使用可能」をクリックします。
      3. OK」をクリックして「設定」を閉じます。
      4. ヘルプを開くために、「ヘルプ」「ヘルプ目次」の順にクリックします。
    • ヘルプ・コンテンツにローカルにアクセスする方法から、ヘルプ・コンテンツにイントラネット・サーバーからアクセスする方法に変更するには、次の手順に従います。
      1. コンテンツのリストでローカル・ホストへの接続を選択した後、 「使用不可」をクリックしてそのリンクを使用不可にします。
      2. 追加」をクリックした後、対象となる接続を指定し、ヘルプ・コンテンツを保持するサーバーのイントラネット Web アドレスを指定してから、「OK」をクリックします。
      3. OK」をクリックして「設定」を閉じます。
      4. ヘルプを開くために、「ヘルプ」「ヘルプ目次」の順にクリックします。
    • イントラネット・サーバーからヘルプ・コンテンツにアクセスする方法から、ヘルプ・コンテンツをダウンロードしてローカルにアクセスする方法に変更するには、次の手順に従います。
      1. コンテンツのリストでイントラネット・サーバーへの接続を選択した後、「使用不可」をクリックしてそのリンクを使用不可にします。
      2. 追加」をクリックした後、ローカル・ヘルプ接続の名前を入力します。 ローカル・ホストのホスト・アドレス 127.0.0.1 およびパス /help を指定します。任意の未使用ポート番号を入力した後、「OK」をクリックします。
      3. 作業を保存して閉じ、製品を再始動します。
      4. ヘルプ・コンテンツをダウンロードするために、ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトを使用したヘルプ・コンテンツのダウンロードの説明に従います。
    • イントラネット・サーバーからヘルプ・コンテンツにアクセスする方法から、IBM Web サイトからヘルプにアクセスする方法に変更するには、次の手順に従います。
      1. コンテンツのリストでイントラネット Web アドレスを選択した後、 「使用不可」をクリックしてイントラネット・サイトへのリンクを使用不可にします。
      2. 追加」をクリックした後、対象となる接続を指定し、ヘルプ・コンテンツを含む IBM Web サイトの Web アドレスを指定してから、「OK」をクリックします。
      3. OK」をクリックして「設定」を閉じます。
      4. ヘルプを開くために、「ヘルプ」「ヘルプ目次」の順にクリックします。

EXEC CICS、EXEC SQL、EXEC DLI の各ステートメントのコンテンツ・アシストを有効にする操作

EXEC CICS、EXEC SQL、EXEC DLI の各ステートメントのコンテンツ・アシストを有効にするには、IMS インフォメーション・センターと CICS インフォメーション・センターにアクセスする必要があります。

これらのインフォメーション・センターのオンライン版は、以下の場所にあります。

CICS: http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/cicsts/v4r2/index.jsp

IMS: http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/dzichelp/v2r2/index.jsp

IMS インフォメーション・センターと CICS インフォメーション・センターをローカル・マシンやイントラネット・サーバーにインストールすることもできます。IMS インフォメーション・センターを入手し、インストールし、初期化するための情報については、Information Management Software for z/OS Solutions (IMS) インフォメーション・センターのインストールと初期化を参照してください。CICS インフォメーション・センターを入手し、インストールし、初期化するための情報については、CICS Transaction Server バージョン・インフォメーション・センターのインストールと初期化を参照してください。

Information Management Software for z/OS Solutions (IMS) インフォメーション・センターのインストールと初期化

Information Management Software for z/OS Solutions インフォメーション・センターは、Microsoft Windows XP Professional システムに対応したインストール可能なインフォメーション・センターとして用意されています。インストール可能なインフォメーション・センターは、ローカル・システムでもイントラネットの Windows でも実行できます。

Information Management for z/OS Solutions インフォメーション・センター DVD (SK5T-7377) は、IBM Publication Center から低価格で注文できます。インストール可能なインフォメーション・センターは、英語版だけの対応になっています。国や地域によっては、注文できない可能性があります。Information Management for z/OS Solutions インフォメーション・センター DVD を注文するには、以下のようにします。
  1. IBM Publications Web サイトにアクセスします。
  2. ドロップダウン・メニューから国、地域、言語を選択して、「Go」をクリックします。
  3. 次に表示されるページで「Search for publications」を選択します。
  4. 「Quick Publications Center search」ページの「Publication number」フィールドに SK5T-7377 と入力して、「Go」をクリックします。

IMS インフォメーション・センター DVD を受け取ってインフォメーション・センターをインストールしたら、インフォメーション・センターに用意されている手順を実行して最新の更新を取得してください。

注: IMS インフォメーション・センターをインストールするときに、DB2 と IMS の最新トピックだけを選択してインストールすることもできます。 EXEC SQL ステートメントと EXEC DLI ステートメントのコンテンツ・アシストを有効にするために必要なのは、これらのトピックだけです。
注: IMS インフォメーション・センターは、Microsoft Windows 版だけが用意されています。Linux、UNIX、AIX を使用している場合は、オンライン版のインフォメーション・センターを使用するか、イントラネットでアクセスできる Microsoft Windows のサーバーにインストールしてください。

EXEC SQL ステートメントと EXEC DLI ステートメントのコンテンツ・アシストを有効にするには、インフォメーション・センターのインストール場所に移動し、IC_start.bat を実行してインフォメーション・センターを初期化します (このルーチンを実行すると、ポート 8801 でインフォメーション・センターが初期化されます)。コンテンツ・アシストでヘルプ情報を検索できるようにするには、ポート 8801 でインフォメーション・センターを初期化する必要があります。

注:スタート」メニューのショートカットを使用して IMS インフォメーション・センターを初期化すると、ポート番号がランダムに割り当てられます。「スタート」メニューに用意されているショートカットを使用した場合は、コンテンツ・アシストで該当資料を見つけて表示することができなくなります。

IMS インフォメーション・センターを開くには、IC_start.bat の実行後にブラウザーで http://127.0.0.1:8801/help/index.jsp にリンクします。

CICS Transaction Server バージョン・インフォメーション・センターのインストールと初期化

CICS Transaction Server バージョン・インフォメーション・センターは、Microsoft Windows、Linux、AIX の環境で実行できます。IBM Publications Center にプラットフォームごとのパッケージが用意されています。各パッケージには、ワークステーションまたはサーバーでインフォメーション・センターを実行するために必要なすべての Eclipse コードと CICS 資料が含まれています。

CICS インフォメーション・センターをダウンロードするには、以下のようにします。

  1. IBM Publications Center Web サイト (http://www.ibm.com/e-business/linkweb/publications/servlet/pbi.wss) にアクセスします。
  2. 「Search for publications」をクリックして、該当する資料番号を入力します。
    SK4T-2664 	CICS Transaction Server Version Information Center for AIX
    SK4T-2665 	CICS Transaction Server Version Information Center for Linux
    SK4T-2666 	CICS Transaction Server Version Information Center for Windows
  3. インフォメーション・センター・パッケージをダウンロードします。
  4. パッケージを解凍し、README ファイルの説明に従ってインフォメーション・センターをインストールします。各パッケージは、.zip ファイルとして圧縮されています。この .zip ファイルには、Linux、AIX、z/OS に対応した正しい圧縮ファイル形式の内容が含まれています。

インフォメーション・センターをインストールしたら、インフォメーション・センターに用意されている手順を実行して最新の更新を取得してください。

EXEC CICS ステートメントのコンテンツ・アシストを有効にするには、インフォメーション・センターのインストール場所に移動し、IC_start.bat を実行してインフォメーション・センターを初期化します。CICS インフォメーション・センターを開くには、IC_start.bat の実行後に help_cd_start.bat を実行するか、ブラウザーで http://127.0.0.1:9999/help/index.jsp にリンクします。

管理、ライセンス

インストールした IBM ソフトウェアとカスタマイズしたパッケージのライセンスは、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用して管理されます。「ライセンスの管理」ウィザードは、ライセンス情報を表示して、インストール済みパッケージごとに、ライセンス構成タスクを実行できるようにします。

一部の Rational 製品に付属する試用版ライセンスは、インストール後、30 日または 60 日経過すると有効期限が切れます。有効期限後も製品を使用するには、その製品をアクティブ化する必要があります。「ライセンスの管理」ウィザードを使用すると、製品アクティベーション・キットをインポートすることにより、試用版オファリングをライセンス版にアップグレードすることができます。 また、試用版ライセンスまたは永続ライセンスのオファリングに対して、フローティング・ライセンスの適用を有効にして、ライセンス・サーバーからフローティング・ライセンス・キーを使用することもできます。

  • Rational 製品のライセンスの管理について詳しくは、Rational ライセンス・サポート・ページ (http://www-306.ibm.com/software/rational/support/licensing/) を参照してください。

許可ユーザー・ライセンス

IBM Rational 許可ユーザー・ライセンスは、特定の単一の個人に、Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、何らかの形で製品にアクセスする個々のユーザーごとに、許可ユーザー・ライセンスを取得する必要があります。 許可ユーザー・ライセンスは、購入者が長期的または永続的に、元の譲受人を置き換えない限り、再割り当てすることはできません。

例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 つ購入した場合は、そのライセンスを特定の個人 1 名に割り当てることができ、その人が対応する Rational ソフトウェア製品を使用できます。許可ユーザー・ライセンスは、ライセンスを受けた人が積極的に使用しない場合であっても、いかなる時点においても、別の人にその製品の使用権を与えるものではありません。

フローティング・ライセンス

IBM Rational フローティング・ライセンスは、複数のチーム・メンバー間で共用が可能な単一ソフトウェア製品に対するライセンスです。ただし、同時ユーザーの総数は、購入フローティング・ライセンスの数を超えてはなりません。 例えば、Rational ソフトウェア製品に 1 つのフローティング・ライセンスを購入した場合、組織内の任意のユーザーが任意のある時点でその製品を使用していることがあります。その製品にアクセスしたい別の人は、現行ユーザーがログオフするまで待たなければなりません。

フローティング・ライセンスを使用するには、フローティング・ライセンス・キーを取得して、それを Rational ライセンス・サーバーにインストールする必要があります。サーバーはエンド・ユーザーのライセンス・キーへのアクセス要求に応答します。アクセスが認可されるのは、組織で購入したライセンス数に一致する数の同時ユーザーです。

注: Rational Developer for System z でフローティング・ライセンス (トークン・ライセンスを含む) を使用する場合、製品をインストールする前にライセンス・キー・サーバーを Rational License Key Server バージョン 8.1.1 にアップグレードする必要があります。Rational License Key Server バージョン 8.1.1 は製品の以前のバージョンでも使用できます。Rational License Key Server の v7.1.x 以前を v8.1.1 にアップグレードする方法については、『Migrating to Rational Common Licensing』(http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rational/v0r0m0/index.jsp?topic=/com.ibm.rational.license.doc/topics/r_migration.html) を参照してください。

トークン・ライセンス

トークン・ベースのライセンス・モデルは、一定数のトークン・ライセンスを購入できることを意味します。 トークン・ベースのフィーチャー (FEATURE) をチェックアウトする Rational ツールを使用した場合は、ライセンス・ファイルのフィーチャー (FEATURE) 行により、チェックアウトされるトークンの数が指定されます。

トークン・ベースのライセンスは、フローティング・ライセンスでしか使用できません。許可ユーザー・ライセンスには使用できません。

注: Rational Developer for System z でフローティング・ライセンス (トークン・ライセンスを含む) を使用する場合、製品をインストールする前にライセンス・キー・サーバーを Rational License Key Server バージョン 8.1.1 にアップグレードする必要があります。Rational License Key Server バージョン 8.1.1 は製品の以前のバージョンでも使用できます。Rational License Key Server の v7.1.x 以前を v8.1.1 にアップグレードする方法については、『Migrating to Rational Common Licensing』(http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rational/v0r0m0/index.jsp?topic=/com.ibm.rational.license.doc/topics/r_migration.html) を参照してください。

トークン・ライセンス交付の詳細については、最寄りの IBM 営業担当員にお尋ねください。

ライセンスの使用可能化

Rational ソフトウェア製品を初めてインストールする場合、または製品の使用を継続するためにライセンスの延長を希望する場合、該当の製品のライセンスを使用可能にする方法は複数あります。

Rational Software Development Platform オファリングのライセンスは、以下の 2 通りの方法で使用可能にされます。
  • 製品アクティベーション・キットをインポートする
  • Rational Common Licensing を有効にして、フローティング・ライセンス・キーにアクセスできるようにする
注: 一部の Rational 製品に付属する試用版ライセンスは、インストール後、30 日または 60 日経過すると有効期限が切れます。有効期限後も製品を使用するには、その製品をアクティブ化する必要があります。

アクティベーション・キット

製品アクティベーション・キットには、試用版 Rational 製品の永続ライセンス・キーまたは期限付きライセンス・キーが含まれています。アクティベーション・キットを購入し、アクティベーション・キットの .zip ファイルをローカル・マシンにダウンロードしてから、アクティベーション・キットの .jar ファイルをインポートし、ご使用の製品のライセンスを使用可能にします。アクティベーション・キットを製品にインポートするには、IBM Installation Manager を使用します。

フローティング・ライセンスの適用

必要に応じて、フローティング・ライセンス・キーを取得し、IBM Rational ライセンス・サーバーをインストールして、ご使用の製品に対するフローティング・ライセンスの適用を有効にできます。フローティング・ライセンスを適用することには、以下の利点があります。
  • 組織全体にわたりライセンス準拠が適用される
  • ライセンス購入数が少なくて済む
  • IBM Rational Team Unifying and Software Development Platform デスクトップ製品のライセンス・キーを同一ライセンス・サーバーから提供できる

アクティベーション・キットおよびフローティング・ライセンスの取得について詳しくは、ライセンスの購入を参照してください。

インストール済みパッケージのライセンス情報の表示

このタスクについて

インストール済みパッケージのライセンス情報は、ライセンス・タイプおよび有効期限を含めて、IBM Installation Manager から確認することができます。

ライセンス情報を表示するには、以下の手順を行います。
  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「メイン」ページで「ライセンスの管理」をクリックします。

パッケージ・ベンダー、現在のライセンス・タイプ、および有効期限は、インストール済みパッケージごとに表示されます。

製品アクティベーション・キットをインポートする

このタスクについて

永続ライセンス・キーまたは期限付きライセンス・キーをインストールするには、アクティベーション・キットをダウンロード場所または製品メディアから IBM Installation Manager を使用してインポートする必要があります。

アクティベーション・キットを購入していない場合は、最初にそれを購入する必要があります。製品または製品アクティベーション・キットを購入してある場合は、該当のディスクを挿入するか、またはアクティベーション・キットを IBM Passport Advantage から、アクセス可能なワークステーションにダウンロードします。 アクティベーション・キットは、Java アーカイブ(.jar) ファイルとしてパッケージされています。.jar ファイルは永続ライセンス・キーを含みます。このファイルをインポートして、ご使用の製品をアクティブ化する必要があります。

アクティベーション・キット .jar をインポートして、新しいライセンス・キーを有効にするには、以下の手順を行います。
  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「メイン」ページで「ライセンスの管理」をクリックします。
  3. パッケージを選択し、「アクティベーション・キットのインポート」ボタンをクリックします。
  4. 「次へ」をクリックします。現在のライセンスの種類、およびライセンスのバージョン範囲など、選択したパッケージの詳細が示されます。
  5. アクティベーション・キットのメディア・ディスクまたはダウンロード場所でパスを参照してから、該当の Java アーカイブ (.jar) ファイルを選択し、「 開く」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。「要約 (Summary)」ページに、アクティベーション・キットのターゲット・インストール・ディレクトリー、新規ライセンスの適用される製品、および バージョン情報が表示されます。
  7. 完了」をクリックします。

永続ライセンス・キーを含む製品アクティベーション・キットが製品にインポートされます。 「ライセンスの管理」ウィザードが、インポートが正常に終了したかどうかを示します。

フローティング・ライセンスの使用可能化

このタスクについて

チーム環境がフローティング・ライセンスの適用をサポートしている場合は、ご使用の製品のフローティング・ライセンスを使用可能にして、フローティング・ライセンス・キーにアクセスできるように接続を構成することができます。

フローティング・ライセンスの適用を有効にする前に、管理者からライセンス・サーバー接続情報を入手する必要があります。ライセンス・サーバー、ライセンス・キー、および Rational Common Licensing による管理について詳しくは、「IBM Rational License Management Guide」を参照してください。

指定されたパッケージのライセンス・タイプとしてフローティング・ライセンスを使用可能にして、ライセンス・サーバー接続を構成するには、以下を行います。
  1. Rational Software Development Platform の IBM Installation Manager で、「ファイル」 -> 「開く」 -> 「ライセンスの管理」をクリックします。
  2. パッケージのバージョンを選択し、「フローティング・ライセンス・サポートの設定」ボタンを選択します。
  3. 「次へ」をクリックします。
  4. フローティング・ライセンスの適用を有効にする」ボタンをクリックします。
  5. 1 つ以上のライセンス・サーバー接続を以下のように構成します。
    1. サーバー」テーブルで空のフィールドをクリックするか、または「追加」ボタンをクリックします。
    2. 管理者から代替サーバー環境に関する情報を受け取った場合は、「代替サーバー」ボタンをクリックします。 1 次サーバー、2 次サーバー、および 3 次サーバーの名前とポートのフィールドが表示されます。
    3. 名前」フィールドにライセンス・サーバーのホスト名を入力します。
    4. (オプション) ファイアウォールが使用される環境の「ポート」フィールドに値を入力します。管理者から指示されない限り、このポートには値を割り当てないでください。
    5. 代替サーバー環境の場合は、2 次サーバーおよび 3 次サーバーの名前と (必要ならば) ポートを入力します。
    6. (オプション) 「接続のテスト」ボタンをクリックして、接続情報が正しいこと、およびサーバーが使用可能であることを確認できます。
    7. OK」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。
  7. (オプション) シェル共用パッケージまたはカスタム・パッケージのライセンス使用順序を構成します。リストのライセンスの順序は、ご使用のパッケージが、特定のライセンス・パッケージのライセンス・キーへのアクセスを試みる順序を決定します。
  8. 完了」をクリックします。

「ライセンスの管理」ウィザードが、フローティング・ライセンスの構成が正常に終了したかどうかを示します。

ここで、有効になった製品を次に開くと、使用可能なフローティング・ライセンス・キーのプールからライセンス・キーを取得するために、ライセンス・サーバーとの間に接続が作成されます。

ライセンスの購入

このタスクについて

現行製品ライセンスの期限切れが近づいている場合、またはチーム・メンバー用に製品ライセンスを追加で取得したい場合、新規ライセンスを購入できます。

ライセンスを購入して、ご使用の製品を有効にするには、以下の手順を完了します。
  1. 購入したいライセンスのタイプを決定します。
  2. ibm.com にアクセスするか、IBM 営業担当員に連絡を取って、製品ライセンス製品を購入します。詳しくは、ソフトウェアのご注文方法 に関する IBM Web ページを参照してください。
  3. 購入するライセンスのタイプに応じて、受け取ったライセンス証書を使用し、以下のいずれかを行って、ご使用の製品を有効にします。
    • ご使用する製品の許可ユーザー・ライセンスを購入する場合は、Passport Advantage にアクセスし、そこの指示に従って、製品アクティベーション・キット・ファイルをダウンロードします。アクティベーション・キットをダウンロードしたら、製品アクティベーション .jar ファイルを Installation Manager を使用してインポートする必要があります。
    • ご使用する製品のフローティング・ライセンスを購入する場合は、IBM Rational Licensing and Download サイト へのリンクをクリックし、ログインして (IBM への登録が必要)、IBM Rational ライセンス・キー・センターに接続するためのリンクを選択します。これで、ライセンス証書を使用して、ライセンス・サーバーのフローティング・ライセンス・キーを取得することができます。

      必要に応じて、Passport Advantage にもアクセスし、ご使用の製品のアクティベーション・キットをダウンロードすることができます。アクティベーション・キットのインポート後、PC を長期間、オフライン状態で使用する場合には、ライセンス・タイプをフローティングから永続へと切り替えることができます。

アクティベーション・キットをインポートしたい場合、またはご使用の製品にフローティング・ライセンス・サポートを有効にしたい場合には、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用します。

ライセンスのサイレント・インストールおよび設定

製品ライセンスをインポートして、サイレントにフローティング・ライセンス・サポートを設定できます。これは、パッケージをサイレントにインストールできるのと同じように行えます。ライセンス構成タスクを実行するために、IBM Installation Manager が使用する応答ファイルを生成する必要があります。応答ファイルの記録、およびサイレント・インストールの実行について詳しくは、サイレント・インストールを参照してください。 応答ファイルを記録する場合は、「ライセンスの管理」パネルを使用して、アクティベーション・キットをインポートするか、フローティング・ライセンス・サポートの設定を行ってから、Installation Manager を終了します。 これらのタスクをサイレントに実行するために必要な情報が応答ファイルに書き込まれます。

Linux コンピューター上でのファイル・ハンドル数の増加

最高の製品パフォーマンスを得るために、ファイル・ハンドルの数をデフォルトの 1024 ハンドルよりも増やします。

始める前に

重要: Rational 製品で作業する前に、ファイル・ハンドルの数を増やしてください。大部分の Rational 製品は、プロセスごとに 1024 ファイル・ハンドルというデフォルトの制限よりも多いファイル・ハンドルを使用します。 システム管理者は、この変更を行う必要がある場合があります。

このタスクについて

必ず、以下の手順を正しく完了します。この手順が正しく完了されない場合は、コンピューターは始動しません。

Linux コンピューター上でファイル・ハンドルの数を増やすには、以下の手順を完了します。

手順

  1. root としてログインします。root アクセス権限を持っていない場合は、続行する前に取得する必要があります。
  2. etc ディレクトリーに変更します。
    重要: 次のステップでファイル・ハンドルの数を増やすことに決定した場合は、空の initscript ファイルをコンピューター上に残さないでください。残した場合、次にリスタートしたときに、コンピューターは始動しません。
  3. vi エディターを使用して、etc ディレクトリー内の initscript ファイルを編集します。このファイルが存在しない場合は、 vi initscript と入力して、作成します。
  4. 1 行目で、ulimit -n 4096 と入力します。 ポイントは、4096 が大部分の Linux コンピューターのデフォルトの 1024 よりも著しく大きいことです。
    重要: ハンドル数にあまり大きな値を設定しないでください。そのような設定をすると、システム全体のパフォーマンスに悪影響を与える可能性があるからです。
  5. 2 行目で、eval exec "$4" と入力します。
  6. ステップ 4 と 5 を完了したことを確認してから、ファイルを保存し、閉じます。
  7. オプション: etc/security ディレクトリー内の limits.conf ファイルを変更することにより、ユーザーまたはグループが使用可能なハンドルの数を制限します。 このファイルがない場合は、前の手順のステップ 4 で、より小さい数 (2048 など) を使用することを検討してください。プロセス当たりに許可されるオープン・ファイルの数に対する制限が、大部分のユーザーにとって十分に小さいものになるように、これを行ってください。ステップ 4 で、比較的小さい数を使用した場合は、これを行うことはそれほど重要ではありません。しかし、ステップ 4 で大きい数を設定しておいて、limits.conf ファイルに制限を設定しない場合はコンピューターのパフォーマンスが著しく低下する可能性があります。
    以下のサンプル limits.conf ファイルでは、すべてのユーザーを制限してから、後でそれ以外の制限を設定します。 このサンプルでは、ステップ 4 で、ハンドルの数を 8192 に設定したと想定しています。
    *      soft nofile 1024
    *      hard nofile 2048
    root    soft nofile 4096
    root    hard nofile 8192
    user1   soft nofile 2048
    user1 hard nofile 2048   

    上記例での「*」 は、まず、すべてのユーザーに制限を設定することに注意してください。この制限は、後に続く制限よりも小さい制限です。root ユーザーに許可されるオープン・ハンドルの数の方が大きくなっています。一方、user1 が使用可能な数はその 2 つの間です。 変更を行う前に、必ず、limits.conf ファイル内のドキュメンテーションを読んで、理解してください。

Linux オペレーティング・システムの追加構成要件

Linux オペレーティング・システムを使用する場合は、ご使用のコンピューターがこのトピックにリストされている要件を満たしていることを確認する必要があります。

64 ビットのシステムでは 32 ビットの xulrunner パッケージが必要

64 ビットの Linux システムで Developer for System z を実行する場合は、32 ビット版の xulrunner パッケージをインストールする必要があります。このパッケージがインストールされていないと、製品を実行したときに以下のエラー・メッセージが表示されることがあります。

   org.eclipse.swt.SWTError: No more handles
	 [Unknown Mozilla path (MOZILLA_FIVE_HOME not set)]
通常は、Linux ディストリビューションと一緒にインストールされるパッケージ・マネージャーを使用して、32 ビットの xulrunner パッケージを見つけてインストールできます。 (例えば、Red Hat Linux では YUM、SUSE Linux では YaST を使用できます。) 別の方法としては、Linux ディストリビューションの更新サイト、32 ビットの Linux ディストリビューション・ディスク (もしあれば)、他の RPM パッケージ配布ソースのいずれかから 32 ビットの xulrunner RPM をダウンロードし、rpm コマンドでインストールすることもできます。以下に、その例を示します。
rpm -Uvh <xulrunner module name>

Firefox または Mozilla ブラウザー用の環境変数の設定が必要な場合がある

環境変数 MOZILLA_FIVE_HOME を Firefox または Mozilla インストールが含まれるフォルダーに設定する必要がある場合があります。例えば、setenv MOZILLA_FIVE_HOME /usr/lib/firefox-1.5 のように設定します。

この環境変数を設定しないと、製品の実行時に以下のエラー・メッセージが表示される場合があります。
org.eclipse.swt.SWTError: No more handles 
   [Unknown Mozilla path (MOZILLA_FIVE_HOME not set)]

Firefox ブラウザーは動的にリンクされる必要がある

SWT ブラウザー・ウィジェットをサポートするには、Firefox ブラウザーは動的にリンクされていなければなりません。つまり、ブラウザーは mozilla.org からダウンロードされたのではなく、ソースからコンパイルされたということです。通常、Firefox が ディストリビューションの一部として提供された (つまり、/usr/lib/firefox などの場所にある) 場合が、これに当たります。

これが当てはまることを確認する 1 つの方法として、そのブラウザーが /etc/gre.conf によって指されているブラウザーであるかどうかを調べます。この gre.conf ファイルの目的は、組み込み可能ブラウザーを指すことです。

ご使用のブラウザーが動的にリンクされていないと、製品の実行時に以下のエラー・メッセージが表示されることがあります。
org.eclipse.swt.SWTError: No more handles
   (java.lang.UnsatisfiedLinkError: 
   /home/n0002466/.eclipse/ibm.software.development.platform_7.0.0
   /configuration/org.eclipse.osgi/bundles/267/1/.cp/libswt-mozilla-gtk-3236.so
   (libxpcom.so: cannot open shared object file: No such file or directory))
    SUSE Linux might require a fix for invisible text problem.))

テキストが表示されない問題に対するフィックスが SUSE Linux で必要な場合がある

ご使用のオペレーティング・システムが SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP1 または SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 の場合、エディターによってはテキストが表示されないという問題を解決するため、以下のオペレーティング・システム更新が必要な場合があります。
http://support.novell.com/techcenter/psdb/44ab155e3202595389c101e6cf7e20f2.html

Developer for System z の開始

このタスクについて

Developer for System z は、Windows デスクトップ環境またはコマンド行インターフェースから、以下のように開始することができます。
  • Windows の「スタート」メニューから IBM Rational Developer for System z を開始するには、「スタート」->「すべてのプログラム」->「[package group name]」-> IBM Rational Developer for System z」->「IBM Rational Developer for System z」をクリックします。
  • Linux システム上で IBM Rational Developer for System z を開始するには、ご使用のデスクトップ環境のアプリケーションのショートカット・メニューで「IBM Rational Developer for System z」ショートカットをクリックします。
  • Developer for System z をコマンド行から開始するには、<product install directory>¥eclipse.exe と入力します。
  • Developer for System z をコマンド行から開始するには、<product install directory>/eclipse と入力します。

インストール済みパッケージの変更

このタスクについて

IBM Installation Manager の「パッケージの変更」を使用すると、フィーチャーを追加または除去することによって、インストール済みパッケージの内容を変更できます。この機能は、IBM Installation Manager を使用してインストールされたパッケージでのみ使用可能です。

注: インストール済み環境を変更するために、元のインストール・メディアおよび更新メディアへのアクセスが必要になることがあります。詳しくは、Installation Manager ヘルプ を参照してください。
注: 変更する前に、Installation Manager を使用してインストールされたすべてのプログラムをクローズしてください。
注: Eclipse ロケーションまたは JVM を変更することはできません。
インストール済みパッケージを変更するには、以下の手順を行います。
  1. Installation Manager のメインパネルから、「パッケージの変更」アイコンをクリックします。
  2. パッケージの変更」パネルで、変更するパッケージが入ったパッケージ・グループを選択します。インストールされているパッケージを判別するためにヘルプが必要な場合は、「キャンセル」をクリックし、「ファイル」 -> 「インストール済みパッケージの表示」をクリックします。表示されるページに、システムにインストール済みのパッケージとパッケージ・グループが示されます。 準備が整ったら、「パッケージの変更」を再びクリックし、パッケージ・グループを選択して、先に進むために「次へ」をクリックします。
  3. 言語」パネルで、追加または除去する言語を選択または選択解除し、「次へ」をクリックします。
  4. フィーチャー」パネルで、現在インストールされているフィーチャーが事前選択されています。 インストールする追加フィーチャーを選択するか、除去するインストール済みフィーチャーを選択解除します。選択が終了したら、「次へ」をクリックして先に進みます。
  5. インストール済み環境の変更を開始する前に、「要約」パネルで選択項目を確認します。前のパネルで選択した項目を変更する場合は、「戻る」をクリックして変更します。選択項目が適切である場合は、「変更」をクリックして、指定した変更を行います。変更プロセスが開始され、進行標識にプロセスが完了したパーセンテージが示されます。
  6. 完了」ページに結果が表示されます。
  7. ログ・ファイルの表示 (View Log File)」をクリックして、全インストール・ログを表示します。

インストール済みパッケージの更新

このタスクについて

IBM Installation Manager を使用して、Installation Manager によってインストールされたパッケージの製品更新および新規フィーチャーをインストールできます。

デフォルトでは、システムからアクセス可能なローカル更新リポジトリーまたはネットワーク更新リポジトリーをリポジトリー設定が指している場合を除き、更新をインストールするにはインターネット・アクセスが必要です。詳しくは、Installation Manager ヘルプ を参照してください。

注: 更新する前に、Installation Manager を使用してインストールされたすべてのプログラムをクローズしてください。
パッケージ更新を検索してインストールするには、以下の手順を行います。
  1. 特定のリポジトリー、例えば、イントラネット内の HTTP Web サーバー上に保管されているリポジトリーから更新をインストールする場合は、先に進む前に、Installation Manager 設定でリポジトリー・ロケーションを指定する必要があります。 Installation Manager で更新のインターネット検索を行うときは、このステップを実行する必要はありません。
    注: Installation Manager 設定でリポジトリーの指定を行った場合、Installation Manager は、指定されたリポジトリーの検索に加えて、更新のインターネット検索もやはり行います。Installation Manager で更新の検索を行いたくなければ、「ファイル」 -> 「設定」と進み、「リポジトリー」パネル下部にある「インストール中および更新中のサービス・リポジトリーの検索」チェック・ボックスを選択解除します。こうすると、Installation Manager に対して、インターネットで検索を行わずに、設定で指定されたリポジトリーでのみ検索するように指示することになります。
  2. Installation Manager のメインパネルから、「更新」をクリックします。
  3. パッケージの更新」パネルで、変更するパッケージが入ったパッケージ・グループを選択します。インストールされているパッケージを判別するためにヘルプが必要な場合は、「キャンセル」をクリックし、「ファイル」 -> 「インストール済みパッケージの表示」をクリックします。表示されるページに、システムにインストール済みのパッケージとパッケージ・グループが示されます。 すべてのインストール済みパッケージの更新の確認を行う場合は、「すべて更新」チェック・ボックスを選択します。 「次へ」を クリックして先に進みます。
  4. Installation Manager は、インストール済みパッケージに使用可能な更新を検索します。 次のパネルに、検出された選択可能な更新のリストが表示されます。
  5. デフォルトでは、推奨される更新だけが表示されます。 パッケージのすべての更新を表示する場合は、「すべて表示」をクリックします。 更新は、必要な依存関係が事前選択された状態で表示されます。
  6. インストールする更新を選択し、「次へ」をクリックします。
  7. ライセンス」パネルで、選択した更新のご使用条件をお読みください。 インストールするように選択した各更新にご使用条件があります。 「ライセンス」パネルの左側にある各パッケージ名をクリックして、そのご使用条件を表示してください。
    1. すべてのご使用条件に同意する場合は、「同意する (I accept the terms of the license agreements)」をクリックします。
    2. 「次へ」を クリックして先に進みます。
  8. 更新のインストールを開始する前に、「要約」パネルで選択項目を確認します。前のパネルで選択した項目を変更する場合は、「戻る」をクリックして変更します。インストールの選択項目が適切である場合は、「更新」をクリックして更新をインストールします。更新のインストールが開始され、進行標識にインストールが完了したパーセンテージが示されます。
  9. 「完了」ページに結果が表示されます。
  10. ログ・ファイルの表示 (View Log File)」リンクをクリックして、全インストール・ログを表示します。

Developer for System z のアンインストール

このタスクについて

Installation Manager の「アンインストール」オプションを使用すると、以前に Installation Manager を使用してインストールされたパッケージをアンインストールすることができます。

パッケージをアンインストールするには、そのパッケージのインストールに使用した同一のユーザー・アカウントを使用して、システムにログインする必要が あります。

アンインストール・プロセスを開始するには、以下のいずれかを行います。
  • Windows の「プログラムの追加と削除」画面から、「IBM Rational Developer for System z」(パッケージ・グループ名) を選択して、「削除」をクリックします。これにより、IBM Installation Manager が起動します。
  • Windows の「スタート」メニューから、「スタート」-> 「すべてのプログラム」 -> 「IBM Installation Manager」 -> 「IBM Installation Manager」をクリックします。
    注: 非管理者としてインストールした場合は、「スタート」 -> 「すべてのプログラム -> 「My IBM Installation Manager」 -> 「My IBM Installation Manager」をクリックします。
以下の手順を実行してアンインストール・プロセスを開始します。
  1. 端末ウィンドウを開きます。
  2. <Installation Manager install directory>/eclipse ディレクトリーに変更します。 (例: /opt/IBM/InstallationManager/eclipse)
  3. ./IBMIM を実行します。

手順

  1. Installation Manager を使用してインストールしたすべてのプログラムをクローズします。
  2. Installation Manager のメインパネルから、「アンインストール」をクリックします。
  3. パッケージのアンインストール」パネルで、アンインストールするパッケージを選択します。 「次へ」をクリックします。
  4. パッケージ」ページで、アンインストールするパッケージを選択し、「次へ」をクリックします。
  5. 要約」パネルで、アンインストールするために選択したパッケージを確認します。何らかの変更を行う場合は、「戻る」をクリックします。アンインストール・プロセスを開始するには、「アンインストール」をクリックします。
  6. アンインストールが終了すると、「完了」パネルが表示されて結果が示されます。
  7. 完了」をクリックします。

マイグレーション

WebSphere Developer for zSeries または WebSphere Developer for System z ワークスペースのマイグレーション

このタスクについて

IBM Rational Developer for System z を以前のバージョン 8.0.x のインストール環境からバージョン 8.0.3 に更新できます。そのためには、「ファイル」>「設定」で表示される Installation Manager の設定でリポジトリーの場所を追加し、以下のいずれかの場所を参照するようにします。
  • IBM Rational Developer for System z のインストール・セットアップ・ディスクの場所
  • RDzEdition_Setup フォルダー (電子イメージからインストールする場合)
  • Developer for System z バージョン 8.0.3 オファリングが含まれている他のリポジトリー

Installation Manager を使用してパッケージを更新する操作については、インストール済みパッケージの更新を参照してください。

WebSphere® Developer for zSeries® 6.0.1 または WebSphere Developer for System z 7.0 で使用したワークスペースがあり、それを IBM Rational Developer for System z バージョン 8.0.3 で使用するためにマイグレーションしたい場合は、以下の手順に従ってください。
  1. IBM Rational Developer for System z バージョン 8.0.3 をインストールします。
  2. マイグレーションするワークスペースの名前を指定して、Rational Developer for System z を開始します。古いワークスペースは、古い成果物がすべて新しいワークスペースに存在し、表示されるように自動的にマイグレーションされます。
  3. Rational Developer for System z バージョン 7.x ワークスペースがバージョン 8.0.3 にマイグレーションされます。
注: Developer for System z は、バージョン 7.x からバージョン 8.0.3 にアップグレードできません。バージョン 8.0.3 は、インストール場所を変えれば、Developer for System z のこれまでのすべてのバージョンと共存が可能です。
注: Developer for System z は、Windows ベースのワークスペースから Linux ベースの Developer for System z 8.0.3 ワークスペースへのマイグレーションをサポートしていません。

追加ソフトウェアのインストール

必要な System z コンポーネントのインストール

ホスト・コードのインストールの手順については、関連する製品のディレクトリーにある以下のインストール構成資料を参照してください。
  • RDz803_zOS_SMPE (z/OS システム)
  • RDz803_RSE または RDz803Ent_RSE (Linux システム)

IBM TxSeries for Multiplatforms のインストール

このタスクについて

CICS TxSeries for Multiplatforms にはローカル CICS 開発プラットフォームが用意されているため、CICS プログラムの開発が可能です。

CICS TxSeries には専用のインストール資料のセットがあり、製品に同梱のディスクに入っています。

IBM TxSeries for Multiplatforms をインストールするには、以下を行います。
  1. IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク を挿入するか、電子イメージの RDz803Edition_Setup ディレクトリーを開きます。
  2. launchpad.exe を実行して、ランチパッド・プログラムを開始します。
  3. ランチパッド・ウィンドウの左側にある「オプション・ソフトウェアのインストール」タブをクリックします。
  4. IBM TXSeries for Multiplatforms v7.1 インストールの起動」をクリックして、インストールを起動します。
  5. プロンプトが出されたら、IBM TxSeries for Multiplatforms v7.1 インストール CD を挿入するか、または電子インストール・イメージを含むロケーションを指定します。
  6. インストールが開始したら、画面のプロンプトに従ってインストールを実行します。

UML Profiles for COBOL Development 拡張機能のインストール

このタスクについて

注: この拡張機能をインストールする前に、IBM Rational Software Architect バージョン 8.0.3 をインストールしておくか、またはそれを拡張機能と同時にインストールする必要があります。この拡張機能は、Developer for System z がインストールされていてもいなくても、インストールすることができます。
UML Profiles for COBOL Development 拡張機能をインストールするには、以下を行います。
  1. IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク を挿入するか、電子イメージの RDz803Edition_Setup ディレクトリーを開きます。
  2. ランチパッド・プログラムを開始するには、以下のコマンドを実行します。
    1. launchpad.exe

    2. launchpad.sh

  3. ランチパッド・ウィンドウの左側にある「オプション・ソフトウェアのインストール」タブをクリックします。
  4. 「UML Profiles for COBOL Development」セクションの下で、システムの全ユーザーのために管理者としてインストールするのか、現行ユーザーだけのために非管理者としてインストールするのかを選択します。
    注: 「UML Profiles for COBOL Development」拡張機能は、Rational Software Architect をインストールしたときと同じユーザー・アカウントと特権を使用してインストールする必要があります。
    1. システムの全ユーザーのために管理者としてインストールする場合は、「全ユーザーのためにインストール (管理者権限が必要) (Install for all users (requires administrator access))」ラジオ・ボタンを選択します。
    2. 現行ユーザーだけのために非管理者としてインストールする場合は、「現行ユーザーのためにインストール (Install for the current user)」ラジオ・ボタンを選択します。
  5. UML Profiles for COBOL Development インストールの起動」をクリックして、インストールを起動します。
  6. プロンプトが出されたら、IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク を挿入するか、または電子インストール・イメージを含む場所を指定します。
  7. IBM Installation Manager が開始したら、画面のプロンプトに従ってインストールを実行します。

    IBM Rational Software Architect をすでにインストールしてある場合は、インストール用に既存のパッケージ・グループの選択を求めるプロンプトが出されたときに、インストール先のパッケージ・グループを選択します。

    Rational Software Architect を UML Profiles for COBOL Development と同時にインストールする場合は、新規パッケージ・グループを作成するか、既存のパッケージ・グループにインストールするかのいずれかが可能です。

RSE Server for Multiplatform のインストール

オプションの RSE サーバーのインストールの詳細は、IBM Rational Developer for System z RSE Server for AIX、Linux、および Linux on System z インストール・ディスクの「Developer for System z RSE サーバー インストールおよび構成ガイド」を参照してください。

Power/AIX と Power/Linux を基盤とするオプションの RSE サーバーを IBM Rational Developer for zEnterprise にインストールするための詳細については、「RSE サーバー・インストール・ガイド: AIX on Power and Linux on Power systems」(SC14-7496-00) を参照してください。

Rational Team Concert Integration 拡張機能のインストール

Rational Team Concert Integration 拡張機能は、以下の手順を実行することで、Developer for System z のインストール時に一緒にインストールすることができます。
  1. ランチパッド・プログラムの使用の説明のように、ランチパッドからガイド付きインストールまたはエキスパート・インストールのどちらかを選択してインストールを開始します。
  2. Installation Manager が起動して、インストールを開始したときに、「Rational Team Concert - Client for Eclipse IDE」と「Rational Team Concert Integration 拡張機能」が「使用可能なパッケージ」パネルにリストされます。
  3. まだ選択されていない場合は、「Rational Team Concert Integration 拡張機能」を選択します。
  4. Rational Developer for System z」または「Rational Team Concert - Client for Eclipse IDE」のどちらかが選択されていない場合で、選択されていないほうのパッケージをまだインストールしていないときは、それを選択します。
  5. 次へ」をクリックし、「パッケージのインストール」ウィザードのパネルに従って、拡張機能をインストールします。

既知の問題および制限事項

このセクションでは、インストールおよびアンインストールにおける 既知の問題と制限事項について説明します。

製品の問題および制限事項の詳細については、IBM Rational Developer for System z インストール・ディスク または IBM Rational Developer for zEnterprise インストール・ディスクDocuments¥nl¥en¥readme ディレクトリーにある rdz80_releasenotes.html ファイルを参照してください。

IBM Packaging Utility

IBM Packaging Utility ソフトウェアを使用して、HTTP または HTTPS 経由で使用可能な Web サーバーに配置できるリポジトリーにパッケージをコピーできます。

Packaging Utility ソフトウェアは、IBM Rational Enterprise Deployment ディスクに入っています。Developer for System z および他のパッケージの入ったリポジトリーを、HTTP 経由で使用可能な Web サーバーに配置する場合は、Packaging Utility を使用して、それらのパッケージをリポジトリーにコピーする必要があります。

このユーティリティーを使用して、以下の作業を行うことができます。
  • パッケージの新規リポジトリーを生成します。
  • パッケージを新規リポジトリーにコピーします。 複数のパッケージを単一リポジトリーにコピーして、IBM Installation Manager を使用した製品のインストール元となる共通ロケーションを企業内に作成することができます。
  • パッケージをリポジトリーから削除します。

IBM Packaging Utility をインストールして使用するための詳細な手順については、Installation Manager のインフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp) を参照してください。 『Packaging Utility でのパッケージの管理』というトピック (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/topic/com.ibm.cic.auth.ui.doc/topics/c_modes_pu.html) に最新情報があります。

特記事項

© Copyright IBM Corporation 2000, 2011.

プログラミング・インターフェース: プログラムを作成するユーザーが Rational Developer for System z のサービスを使用するためのプログラミング・インターフェースがあります。

本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。 日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、または サービスに言及していても、その IBM 製品、 プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。 これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について 実施権を許諾することを意味するものではありません。 実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

〒242-8502
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この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。 本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に 記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあります。

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IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、 お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと その他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、 および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、 本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

Intellectual Property Dept. for Rational Software
IBM Corporation
3039 Cornwallis Road, PO Box 12195
Research Triangle Park, NC 27709
U.S.A.

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に 基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。 そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行って おりません。 したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、 予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

本書はプランニング目的としてのみ記述されています。記述内容は 製品が使用可能になる前に変更になる場合があります。

本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、 あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。 これらの名称はすべて架空のものであり、 名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

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本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・ プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに 準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、 いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、 配布することができます。 このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。 従って IBM は、これらの サンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。 サンプル・プログラムは、現存するままの状態で提供され、いかなる保証条件も適用されません。IBM は、お客様の当該サンプル・プログラムの使用から生ずるいかなる損害に対しても一切の責任を負いません。

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