Solution ID: 21850 Type: Internal 表題: 特定のバージョンのスキーマのみをインポート/エクスポートするにはどうしたらいい ですか。 製品: ClearQuest OS: Windows/UNIX DEFECT #: N/A PATCH #: N/A 参照事項: SolutionID: 21329の日本語訳 作成年月日: 3-oct-2001 改訂年月日: 質問: 特定のバージョンのスキーマのみをインポート/エクスポートするにはどうしたらいいです か。 解答: この文書では cqload importintegration の使用法について解説します。 注: この機能はClearQuestの正式な機能ではないので、カスタマサービスでのサポー ト対象外となります。 Importintegration/exportintegrationはあるスキーマ内の特定のバージョンを他のスキー マへ移動するための機能です。ソース、ターゲットのスキーマが同一のスキーマである必 要はありません。インポート時に何らかの不整合が発生した場合、インポート作業は中断 され、ターゲットスキーマに影響はありません。 不整合の発生例: ソーススキーマ内であるレコードタイプにtest1という名称のフィールドを持っていて、この フィールド名をtest2という名称に変更し、スキーマをチェックインします。test2という名称 のフィールドを持つリビジョンのスキーマをimportintegrationでインポートしようとした場合、 もし、ターゲットスキーマがtest1という名称のフィールドを持っていなければ、ターミナルエ ラーが発生します。 Importintegration/exportintegrationはレコードタイプを基本としています。ソーススキー マ内のある1つのレコードタイプに対する変更をインポート/エクスポートできます。オプショ ンの指定により、ある特定のフォームをインポート/エクスポートすることも可能です。 構文: cqload exportintegration login: ClearQuestアドミニストレータまたはスーパーユーザログイン名 password: ClearQuestアドミニストレータまたはスーパーユーザパスワード source_schema_name: ソーススキーマ名 begin_rev: エクスポートするソーススキーマのリビジョンの範囲のはじめの番号 end_rev: エクスポートするソーススキーマのリビジョンの範囲の終わりの番号 source_record_type_name: 修正を行ったソースレコードタイプ名 schema_pathname: エクスポートするテキストファイルのフルパス名(必要な場合には"" で囲います) cqload importintegration [target_form_name1] [target form name2] login: ClearQuestアドミニストレータまたはスーパーユーザログイン名 password: ClearQuestアドミニストレータまたはスーパーユーザパスワード target schema name: ターゲットスキーマ名 target record type name: 変更を反映したいターゲットレコードタイプ名 integration name: 任意のインテグレーション名(コメントとして扱われます) integration version: 任意のインテグレーション番号(コメントとして扱われます) schema pathname: スキーマのエクスポートファイルのフルパス名(必要な場合には"" で囲います) [source form name]: ソーススキーマのある特定のフォームを変更したいときにフォー ム名を指定します。(オプション) [target form name1] [target form name2] ... : 全てのターゲットフォーム名をこれ以降 に指定します。ここにリストされるフォームに対し、全てソースフォームと同じ変更が加 えられます。もし、ソースフォームが新しく作成されたもので、ターゲットフォームを指定 しない場合、そのソースフォームは新しいターゲットフォームとしてターゲットスキーマ に追加されます。もし、フォームをインポート/エクスポートする必要がない場合には source form nameは""と指定し、target form nameは指定する必要はありません。 使用例 ====== "testA"という名称のスキーマをもっており、このスキーマの中に"Issues"という名称 のレコードタイプが含まれているとします。この"Issues"レコードタイプに対し、下記の ような操作をしたとします。 1. testAのリビジョン2をチェックアウトします。次のリビジョンは3となります。 2. 新しいフィールドを追加し、リビジョン3をチェックインします。 3. さらにリビジョン3をチェックアウトし、新しいリビジョンは4となります。 4. new_formという名称の新しいフォームを追加し、手順2で追加したフィールドを new_form上に配置します。 5. リビジョン4をチェックインします。 上記の"Issues"レコードタイプに加えた修正と同じ修正を"testB"という名称のスキー マ内にある"Enhancements"という名称のレコードタイプにも加えたい場合、下記のよ うな手順でcqloadコマンドを使用します。 1. IssuesレコードタイプのためにtestAに加えられた修正を下記のコマンドでエクスポー トします。 > cqload exportintegration admin "" testA 3 4 Issues c:\temp\integ.txt testAのリビジョン3と4で行った修正をエクスポートしたいので、begin_revとして3を、 end_revとして4を指定します。 注: スキーマ作成時にリビジョン1でClearQuestシステムによりレコードタイプが自動 的に作成されますので、bigin_revとして絶対にリビジョン1を使用するべきではありま せん。全てのスキーマの最初のリビジョン(リビジョン1)は同じ内容のレコードタイプを 既に持っていますのでexportintegration/importintegrationに適しておりません。 2. testBスキーマのEnhancementsレコードタイプに下記のコマンドで修正をインポートし ます。 > cqload importintegration admin "" testB Enhancements test 1 c:\temp\integ.txt new_form Enhancement_Form これでEnhancementsレコードタイプにIssuesレコードタイプに追加されたフィールドと 同じ新しいフィールドが追加され、new_formフォームと同じ内容のEnhancement_Form が追加されます。 ご不明な点等ありましたら、ラショナルカスタマサービスへお問い合わせ下さい。