Solution ID: 23059 Type: External 表題: Oracle8.1.6、8.1.7を使用している場合にClearQuestでMultilineフィールド検索を 行うためのinterMedia Text Optionの設定を行う前に確認しなければならないOracleの 設定は何ですか? 製品: ClearQuest OS: Windows DEFECT #: N/A PATCH #: N/A 参照事項: TechnoteID: 16516 作成年月日: 12-Nov-2001 改訂年月日: 質問: Oracle8.1.6、8.1.7を使用している場合にClearQuestでMultilineフィールド検索を行うため のinterMedia Text Optionの設定の前に確認しなければならない設定は何ですか? 解答: 下記の設定を確認します。 1. ローカルネットサービス構成 ClearQuestを使用するためのローカルネットサービス構成を作成する必要があります。す でに作成済みの場合は下記の手順で作成されたかどうか、確認します。 1.1. Network Administration → Net8 Configulation Assistantを起動します。 1.2. [ローカル・ネット・サービス名構成]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。 1.3. サービスをまだ作成していない場合は[追加]、作成済みの場合は[再構成]を選択し、 [次へ]ボタンをクリックします。 1.4. [Oracle8iのデータベースまたはサービス]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。 1.5. Oracle8iデータベースのサービス名を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。 1.6. 使用するプロトコルとして[TCP]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。 1.7. DBサーバーホスト名とポート番号を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。ポート番号 は他で使用されていないものを指定します。 1.8. 接続テストは行わずに次の画面へ進み、任意のネットサービス名を指定し、ローカル ネットサービス名の追加の処理を終了します。 2. リスナー構成 サービス名を定義した後、Oracleリスナー構成を行う必要があります。もし、リスナーをま だ定義していない場合、下記の手順で行います。もし、すでに定義済みの場合は下記の 設定で構成されているかどうか確認します。 2.1. Network Administration → Net8 Configulation Assistantを起動します。 2.2. [リスナー構成]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。 2.3. リスナーをまだ定義していない場合は[追加]を、定義済みの場合は[再構成]を選択し、 [次へ]ボタンをクリックします。 2.4. リスナー名を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。デフォルトの設定ではリスナー名 はLISTENERです。 2.5. 使用可能なプロトコルとして[TCP]と[IPC]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。 2.6. 使用するポート番号を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。1で作成したローカルネッ トサービスの構成と同じポート番号を使用します。 2.7. IPCキー値として[EXTPROC0](アルファベットでEXTPROC、最後の文字は数字で0で す。)と指定します。この設定は大変重要です。この値をIPCキー値として設定すること により、MultiLineフィールド検索のために必要な外部プロシージャが使用できるように なります。 3. 接続テスト Net8 Assistantを使用してOracle サーバにログオンし、1で作成したサービスに対し接続 テストを行い、接続が成功することを確認します。 3.1. Network Administration → Net8 Assistantを起動します。 3.2 [Net8の構成] → [ローカル] → [サービス・ネーミング] → <1で設定したローカルネット サービス名>を選択します。 3.3 メニューバーの[ツール] → [サービスのテスト]を選択します。 3.4 接続テストが成功することを確認したら、[クローズ]ボタンをクリックしてウィンドウを閉じ ます。 4. tnsnames.oraとlistener.oraについて Oracleサーバ上でローカルネットサービス構成はtnsnames.oraファイルに、リスナー構成 はlistner.oraファイルに保存されます。 Net8 Confguration Assistantを使用して行ったパラメータの設定はすべてこれらのファイ ルに保存されます。 5. リスナー構成の設定の確認 リスナー構成について「SID_LIST_LISTNER」という値を持つリスナーが定義されている必 要があります。このリスナーは特定の外部プロシージャとOracleによって実行されるサー ビスを実行するためのアプリケーション内で構成されます。 Oracle サーバ上でlistener.oraファイルをオープンし、下記のように定義されているかどう か確認します。もし、定義されていない場合、下記を追加します。 SID_LIST_LISTENER = (SID_LIST = (SID_DESC = (SID_NAME = PLSExtProc) (ORACLE_HOME = D:\Oracle\Ora816) (PROGRAM = extproc) ) ) 6. ローカルネットサービス構成の確認 ローカルネットサービス構成について、下記のEXTPROC_CONNECTION_DATAルーチンへ の参照がtnsnames.oraファイル内に定義されているかどうか確認します。 EXTPROC_CONNECTION_DATA.RATIONAL.COM = (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = IPC)(KEY = EXTPROC0)) ) (CONNECT_DATA = (SID = PLSExtProc) (PRESENTATION = RO) ) ) 上記の確認が済みましたら、Multilineフィールド検索を行うためのinterMedia Text Options の設定を行います。Intermedia Text Optionsの設定につきましては、弊社の技術情報 SolutionID: 23060をご参照ください。 ご不明な点等ありましたら、ラショナルカスタマサービスへお問い合わせ下さい。