Solution ID: 23203 Type: External 表題: Microsoft SQL Server におけるSPIDブロッキングの問題について製品: ClearQuest バージョン: OS: Windows DEFECT #: RAMBU00013223 PATCH #: N/A 参照事項: RAMBU00012145, RAMBU00013017 SolutionID: 13899の日本語訳作成年月日: 15-Nov-2001 改訂年月日: 概要: あるスキーマにおいてSQL Server 7.0またはSQL Server 2000を使用するとまれにデータベースサーバ上でSPIDブロッキングが発生することがあります。これは Microsoft SQL ServerをClearQuestデータベースとして使用した場合の既知の問題となっています。同一SQL Serverシステムプロセスにより同じSQLクエリーが3回続けて実行された場合にあるレコードまたはデータベースがロックされてしまうことがあり、これによりデータベースサーバ上でいわゆる"SPIDブロッキング" が発生します。トラブルシューティング情報: 1. 問題の認識方法 SQL Enterprise Managerで該当サーバを展開し、[管理]　→[現在の利用状況]　→ ［ロック/プロセス ID] を選択します。 SPIDブロッキング問題が発生している場合にはブロッキングのリストの中にSPIDが表示されています。データベースのロックを解除するためにはSPIDを手動で終了させる必要があります。 2. SPID終了のさせ方 SQL Enterprise Managerで該当サーバを展開し、[管理]　→[現在の利用状況]　→ ［プロセス情報]を選択します。プロセスIDの一覧が表示されますので上記手順でブロックの原因となっていると思われるSPIDで右クリックしプロセスを終了させます。 3. 回避策 Microsoft社の方でこの問題が解決されるまで、Rationalでは下記の回避策を提供しています。 ClearQuestがインストールされているディレクトリに以下のSQLスクリプトファイルが含まれています。ｓｓ_query_commit_enable.sql ss_query_commit_disable.sql これらのスクリプトはClearQuestユーザデータベースに対してSPIDブロッキングの回避機能を有効および無効にするものです。有効にするためには以下のコマンドをClearQuestのディレクトリで実行します。 pdsql -u -p -db -s < ss_query_commit_enable.sql 例）　pdsql -u sa -p dbo -db CQ_User -s SQLSERVER < ss_query_commit_enable.sql 無効にするためには以下のコマンドをClearQuestのディレクトリで実行します。 pdsql -u -p -db -s < ss_query_commit_disable.sql ClearQuest Webをご使用の場合は、さらに以下のレジストリキーをWebサーバに作成し、Webユーザに対しても回避機能を有効にする必要があります。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Rational Software\ClearQuest\2001.03.00\Core Key Name: SSQueryCommit Type: DWORD Value: 1 ご不明な点等ありましたら、ラショナルカスタマサービスへお問い合わせ下さい。