SolutionID: 114931990 Type: External 表題: VOBやビューの記憶ディレクトリを直接削除してしまった 場合、どのようにすればクリーンアップできますか? 製品: ClearCase バージョン: OS: UNIX、Windows DEFECT #: N/A PATCH #: N/A 参照事項: SolutionID: 233 の和訳 + Windows情報 作成年月日: 20-Mar-2002 改訂年月日: 質問: ClearCaseのコマンド(rmvobやrmview)でVOBやビューを削除せず、記憶 ディレクトリを直接削除してしまったため、ClearCaseレジストリに VOBやビューの情報が不完全に残っています。 どのようにすれば、こうした情報をクリーンアップできますか? 解答: VOBあるいはビューの記憶ディレクトリを直接削除してしまった場合、 以下の手順を実行して、レジストリファイルから不正なエントリ情報を 削除します。 <警告> ClearCaseのレジストリファイル(view_tag、view_object、vob_tagおよび vob_object)を直接修正しないでください。 なお、ClearCaseレジストリファイルは、以下のディレクトリにあります。 - UNIXの場合: /var/adm/atria/rgy/ - Windowsの場合: \var\rgy\ ================================= VOBレジストリ情報のクリーンアップ ================================= 1. VOBがマウントされているかどうか確認し、マウントされていれば マウントを解除します。 cleartool umount ** 注意(UNIXのみ) ** もし、VOBタグが既に削除されている場合(手順4を参照)、UNIXの umountコマンドでマウントポイントを解除してから、そのディレク トリを以下のコマンドを使用して削除します。 su root umount rmdir 2. VOBのuuidを確認します。 cleartool lsvob -long lsvobコマンドで"VOBレプリカuuid:"以降に表示される長い英数字 がVOBのuuidとなります。以降の各種コマンドで使用しますので、 控えて(COPYして)おきます。 なお、上記lsvobコマンドでuuidを見つけることができなかった 場合、ClearCaseレジストリのvob_objectファイルから、該当VOB のuuidを確認します(VOB記憶ディレクトリ名にてVOBを特定します)。 3. VOBの登録を解除します。 cleartool unregister -vob -uuid 手順2で確認したVOBのuuidを使用して、VOBの登録を解除します。 4. VOBタグを削除します。 cleartool rmtag -vob 5. VOBサーバ上でVOBサーバプロセス(vob_server)が稼動しているか どうか確認し、稼動していればそのプロセスを終了します。 - UNIXの場合 ps -ef | grep (または ps -aux | grep ) kill - Windowsの場合 \etc\utils\albd_list タスクマネージャにて該当プロセスを終了 ==================================== ビューレジストリ情報のクリーンアップ ==================================== 1. ビューのuuidを確認します。 cleartool lsview -long <ビュータグ> lsviewコマンドで"ビューuuid:"以降に表示される長い英数字が ビューのuuidとなります。以降の各種コマンドで使用しますので、 控えて(COPYして)おきます。 なお、上記lsviewコマンドでuuidを見つけることができなかった 場合、ClearCaseレジストリのview_objectファイルから、該当 ビューのuuidを確認します(ビュー記憶ディレクトリ名にてビュー を特定します)。 2. VOBに存在するビューへの参照情報を削除します。 cleartool rmview -all -uuid <ビューのuuid> 手順1で確認したビューのuuidを使用して、全てのVOBからビュー への参照情報を削除します。 3. ビューの登録を解除します。 cleartool unregister -view -uuid <ビューのuuid> 手順1で確認したビューのuuidを使用して、ビューの登録を解除 します。 4. ビュータグを削除します。 cleartool rmtag -view <ビュータグ> 5. ビューサーバ上でビューサーバプロセス(view_server)が稼動して いるかどうか確認し、稼動していればそのプロセスを終了します。 - UNIXの場合 ps -ef | grep <ビュー記憶ディレクトリ> (または ps -aux | grep <ビュー記憶ディレクトリ>) kill - Windowsの場合 \etc\utils\albd_list タスクマネージャにて該当プロセスを終了 ========================================================= VOBに存在する、削除済みビューへの参照情報のクリーンアップ ========================================================= 1. VOBが参照している、削除済みビューのuuidを確認します。 cleartool describe -l -vob 2. VOBに存在する、ビューへの参照情報を削除します。 cleartool rmview -force -vob -uuid <ビューのuuid> 手順1で確認したビューのuuidを使用して、該当VOBからビュー への参照情報を削除します。 ご不明な点等ありましたら、ラショナルカスタマサービスへお問い合わせ ください。