Solution ID: 141435223 Type: External 表題: 変更していないバイナリファイルをそのままチェックイン (-identicalオプションなし)してもチェックインできて しまいます。テキストファイルのように、同一ファイルの チェックインを防ぐにはどうしたらよいですか? 製品: ClearCase バージョン: OS: UNIX、Windows DEFECT #: N/A PATCH #: N/A 参照事項: SolutionID: 9323 の和訳 + 追加情報 作成年月日: 29-Oct-2002 改訂年月日: 質問: チェックアウト後、何も変更していないバイナリファイルを-identical オプション指定なしにチェックインしたところ、エラーが表示されず、 チェックイン処理が実行されてしまいました。 テキストファイルのように、同一ファイルのチェックインを防ぐ方法は ありますか? 回答: ClearCaseでは、内部的にタイプマネージャと呼ばれる機構を使用して、 ファイル拡張子に応じたさまざまなタイプでファイルエレメントを VOBに格納します。 新規ファイルエレメントを作成する場合、ディフォルトでは、通常の テキストファイルや各種プログラムソース等はtext_fileタイプで、 また、バイナリファイルはcompressed_fileタイプで、それぞれ保存 されますが、チェックイン実行時の動作はファイルタイプにより異なり ます。 (1) エレメントタイプがtext_file、compressed_text_file、 binary_delta_fileの場合、ファイルの内容が比較され、違いが なければ同一ファイルとみなされます(ファイルの更新日時等が 異なっていても内容が同じなら同一ファイルと判断されます)。 同一ファイルの場合、エラーが表示され、チェックイン処理は 行われません(-identicalオプションが指定されている場合には、 同一ファイルでもチェックイン処理が実行されます)。 (2) エレメントタイプが上記以外の場合(compressed_file、file)、 ファイルの中身は比較されず、必ずチェックイン処理が実行され ます。 通常のテキストファイルと同様に、バイナリファイルも同一ファイル のチェックインを防ぐには、cleartool chtypeコマンドでファイルの タイプを(1)のbinary_delta_fileに変更します。 cleartool chtype binary_delta_file <ファイルパス> ご不明な点等ありましたら、ラショナルカスタマサービスへお問い合わせ下さい。