Solution: 170974001

表題: WINDOWS/UNIX: 既存の UCM コンポーネントにフラットファイルを一括
でインポートする方法はありますか。

製品: 		ClearCase
バージョン: 	4.1J, 4.2, 2002.05.00
OS: 		Windows/UNIX
DEFECT #: 	N/A
PATCH #: 	N/A
参照事項:   	Solution 11524､20347 を参照
作成年月日: 	26-Mar-2003
改訂年月日: 


質問:
既存の UCM コンポーネントにファイルを一括でインポートする方法はありま
すか。


回答:
<ClearCase のバージョン 4.2 以降の場合>
UCM のビューから clearfsimport コマンドを実行することによって、UCM の
オブジェクトとしてファイルをインポートすることができます。

clearfsimport は UCM ビューの構成仕様を読み、そのビューが関連付けら
れているストリームのブランチングルールにしたがって、データをインポートし
ます。また、ビューの現在の UCM アクティビティが指定されているアクティビ
ティを使用します。このコマンドは、UCM のビューから実行します。

コマンドの詳細は、ClearCase バージョン 2002.05.00 のリファレンスガイドを
参照してください。


<ClearCase 4.1 日本語版の場合>
直接 clearexport_ffile / clearimport コマンドを使って UCM の VOB にファ
イルをインポートする事はできません。UCM ではブランチ名は UCM 特有で
あり、現状の clearimport の実装環境では外部のブランチメカニズムを 
UCM コンポーネントに書き加えることができません。

しかし､ 以下の方法によって外部のデータを clearexport_ffile / clearimport
を使用して UCM 環境に取り込むことができます。

- 実行方法
  UCM はユーザが定義したブランチやラベルを使用することができるので、
  UCM ではないブランチ (main ブランチ等) を使用し、データをインポート
  します。そして、データを UCM のブランチにマージします。このマージは、
  アクティビティを通して変更することにより UCM のオブジェクトとして認
  識されます。

   1. ベース ClearCase のビューを使ってファイルをコンポ-ネントにインポート
      (/main ブランチ等) します。

       * clearexport_ffile <- フラットファイルのエクスポートによって、データ
                                     ファイル cvt_data が生成されます。
       * clearimport       <- clearexport によって作成されたデータファイルの
                                     読み取り、エレメントを VOB にインポートするコマ
                                     ンドです。

   2. ラベルをインポート対象のエレメントに適用します。

       * cleartool mkbltype <- ラベルタイプの作成
       * cleartool mklabel  <- ラベルの適用

   3. 2. で適用したラベルを UCM のベースラインとしてインポートします。

       * プロジェクトエクスプローラ -> プロジェクトVOBを右クリック -> ラベ
         ルのインポート、または、 "cleartool mkbl -import" を実行します。

   4.a. インポート対象エレメントが新規エレメント (コンポーネントVOBに存在
        しない) の場合には、インテグレーションストリームで新しいベースラ
        インとしてリベースします。

   4.b. インポート対象エレメントが既存エレメント (コンポーネントVOBに既に
        存在する) の場合には、マージマネージャを起動しそのラベルでインテグ
        レーションストリームにマージします。また、必要に応じて、インテグ
        レーションストリームでベースラインを作成します。

        * マージマネージャは、ClearCase エクスプローラの右パインのツー
          ルボックスから起動します。

   5. 必要に応じて、開発ストリームでリベースします。

コマンドの詳細は、ClearCase 4.1 日本語版のリファレンスガイドを
参照してください。


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