継承の特殊なケース

以下のケースは、継承に影響します。

インライン・プロジェクト
ステップでは、そのステップの「インライン」 プロパティーのプロジェクトを指定することにより、プロジェクトをインライン化します。 ステップがプロジェクトをインライン化する場合、呼び出されたプロジェクトのサーバー環境およびプロジェクト環境は使用されません。 継承は、次の順序で行われます。
  1. 呼び出しステップ用のサーバー環境
  2. 呼び出しステップ用のプロジェクト環境
  3. 呼び出しステップ用のステップ環境
  4. 呼び出されたプロジェクトの各ステップ用のステップ環境 (指定されている場合)
チェーニングされたプロジェクト
プロジェクトまたはステップは、成功チェーンまたは失敗チェーンとしてプロジェクトを指定することができます。 プロジェクトは、この方法で呼び出されると、それ自体の環境で実行されます。 さらに、呼び出しプロジェクトまたは呼び出しステップからすべての変数へアクセスします。 これらの変数は、接頭部 BF_CALLER_ を使用した新規名にコピーされます。 例: 呼び出しプロジェクトまたは呼び出しステップの変数 BF_NAME は、呼び出されたプロジェクトおよび呼び出されたステップでは BF_CALLER_BF_NAME として使用できます。
スケジュールに入れられたジョブ
「スケジュール」でプロジェクトをスケジュールに入れる際、デフォルトとは異なる環境をそのプロジェクトに適用することができます。 環境が指定されると、「環境変数」タブを使用して、環境変数の値を設定することができます。 変数は、「プロジェクト動作」プロパティー設定に従い、「環境変数」タブに表示されます。変数は、スケジュールに入れられていないジョブが開始された場合と同じ規則に従います。
継承順序のオーバーライド
システム設定「サーバー環境を最後に適用する (Apply server environment last)」を使用して、継承順序をオーバーライドします。 値が「はい」の場合、継承順序は次のように設定されます。
  1. プロジェクト環境
  2. ステップ環境
  3. サーバー環境

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