条件関数は、「条件」ステップ・プロパティーおよびアダプター XML エレメントの条件属性
で使用されます。
- 「条件」プロパティーを使用するステップの場合: 以下の関数が「条件」フィールドの先頭で使用されている場合、
それらの関数はエンジンによって 評価され、条件が true と評価されない限り、選択したサーバーに情報が
送信されません。条件が true と評価された場合は、選択したサーバーでステップが実行されます。
重要: - サーバー・リソースのシェル環境変数に設定されている変数に基づいて関数を使用しないでください。
関数の評価は Build Forge エンジンで行われるため、関数は、ステップの Build Forge 環境変数で定義されている
変数のみに基づいて作動します。
- 評価されるストリングに演算子を使用しないでください。
演算子は =、<、>、! です。
- アダプター・テンプレートの場合: 以下の関数が、条件属性を持つアダプター XML エレメントで使用できます。
関数は、アダプターの実行方法を指定するために使用されます。
重要: condition 属性内の条件関数は、condition="condition_function" のように二重引用符で囲む必要があります。
以下の関数を使用できます。
- true(expression)
- expression が true の場合は true が返されます。
- false(expression)
- expression が false の場合は true が返されます。
- contains(a,b)
- ストリング a にストリング b が含まれている場合に true が返されます。a および b のパラメーターは、リテラル・ストリングまたは変数です。
リテラル・ストリングは、引用符で囲まないでください。
リテラル・ストリングが引用符で囲まれている場合、引用符は、評価されるストリングの一部になります。
注: Rational Build Forge バージョン 7.1.2 より前では、ストリング a がストリング b に含まれている場合に true が返されました。
- hastext(var)
- 変数が空でない場合は true が返されます。var は、Build Forge 内の変数セットです。
- isempty(var)
- 変数が指定されていない場合は true が返されます。 var は、Build Forge 内の変数セットです。
- a eq b
- a が b と等しい場合は true が返されます。a および b パラメーター
は、Build Forge 内の変数セットであるか、またはリテラル値です。文字および数値タイプも使用できます。
パラメーターと演算子の間にはスペースを使用します。
- a ne b
- a が b と等しくない場合に true が返されます。a および b パラメーターは、Build Forge 内で設定された変数か、リテラル値です。
文字および数値タイプも使用できます。
文字および数値タイプも使用できます。
パラメーターと演算子の間にはスペースを使用します。
- a contains b
- ストリング b がストリング a で検出された場合は true が返されます。
リテラル・ストリングは引用符で囲まないでください。
リテラル・ストリングが引用符で囲まれている場合、引用符は、評価されるストリングの一部になります。
文字および数値タイプも使用できます。
パラメーターと演算子の間にはスペースを使用します。
関数の式
true() および false() 関数の
expression パラメーターでは、
以下の演算子を使用できます。
- a==b
- 等しいことをテストします。パラメーターは、ストリングまたは数値です。パラメーターに、
Build Forge で定義されているリテラルまたは変数を指定することができます。
- a eq b
- 等しいことをテストします。パラメーターは、ストリングまたは数値です。パラメーターに、
Build Forge で定義されているリテラルまたは変数を指定することができます。パラメーターと演算子の間にはスペースを使用します。
- a!=b
- 等しくないことをテストします。パラメーターは、ストリングまたは数値です。パラメーターに、
Build Forge で定義されているリテラルまたは変数を指定することができます。
- a ne b
- 等しくないことをテストします。パラメーターは、ストリングまたは数値です。パラメーターに、
Build Forge で定義されているリテラルまたは変数を指定することができます。パラメーターと演算子の間にはスペースを使用します。
- a>b
- a が b より大きいことをテストします。パラメーターは数値でなければ
なりません。パラメーターに、
Build Forge で定義されているリテラルまたは変数を指定することができます。リテラルでは、2+2 のように、
算術演算子を使用できます。
- a<b
- a が b より大きくないことをテストします。パラメーターは数値でなければ
なりません。パラメーターに、
Build Forge で定義されているリテラルまたは変数を指定することができます。リテラルでは、2+2 のように、
算術演算子を使用できます。
- a>=b
- a が b より大きいかまたは等しいことをテストします。パラメーターは数値でなければ
なりません。パラメーターに、
Build Forge で定義されているリテラルまたは変数を指定することができます。リテラルでは、2+2 のように、
算術演算子を使用できます。
- a<=b
- a が b より大きくないか、または等しいことをテストします。パラメーターは数値でなければなりません。パラメーターに、
Build Forge で定義されているリテラルまたは変数を指定することができます。リテラルでは、2+2 のように、
算術演算子を使用できます。
- a contains b
- ストリング b がストリング a で検出されることをテストします。パラメーターに、
Build Forge で定義されているリテラルまたは変数を指定することができます。リテラル・ストリングは、引用符で囲まないでください。
条件関数の例
下の表の例では、変数は次のように設定されています。
- $AVAL には、値 String が含まれています。
- $BVAL には、値 3 が含まれています。
条件 |
評価結果 |
メモ |
A String contains $AVAL |
TRUE |
ストリング比較 |
A String contains "String" |
FALSE |
String を囲む引用符は、比較対象の一部となります。 |
true(A String contains $AVAL) |
TRUE |
ストリング比較 |
$AVAL contains String |
TRUE |
ストリング比較 |
$AVAL contains "String" |
FALSE |
String を囲む引用符は、比較対象の一部となります。 |
contains(A String,$AVAL) |
TRUE |
ストリング比較 |
true(A String contains "$AVAL") |
FALSE |
$AVAL を囲む引用符は、比較対照の一部となります。"A
String" の "String" 部分は引用符で囲まれていません。 |
A String != $AVAL |
TRUE |
ストリング比較 |
A String ne $AVAL |
TRUE |
ストリング比較 |
false("Not Here" contains $AVAL) |
TRUE |
テスト・ストリング比較 |
true(2+1 == $BVAL) |
TRUE |
数式 (等式) |
false(2+2 < $BVAL) |
TRUE |
数式 (不等式) |
$AVAL eq $AVAL |
TRUE |
テスト・ストリング比較 |
true($AVAL ne Linus) |
TRUE |
テスト・ストリング比較 |
true($BVAL > 2+2) |
FALSE |
(3 > 2+2) は true ではありません。 |
contains(Not Here, $AVAL) |
FALSE |
テスト・ストリング比較 |