UNIX、Linux、または MacOS 上でエージェントのトラブルシューティングを行うには、以下の手順を実行します。
- シェルから bfagent を実行します。正常な応答は、以下のメッセージのようになります。
200 HELLO - Build Forge Agent v7.0.1.122
この例のようなメッセージを受け取ったが、
共用ライブラリーの問題が発生している場合は、それらの問題に関するメッセージが表示されます。共用ライブラリーの
問題のほとんどは、パスを正しく設定することにより解決できます。
- エージェントが listen を実行しているか検査します。
次のコマンドを実行します (ポートはデフォルトの 5555 であると仮定しています)。
telnet localhost 5555
200 HELLO 応答は、エージェントが listen していることを示しています。
この応答が返されない場合は、システムのネットワーク構成を確認してください。
inetd の構成が正しいか検査するか、Linux または UNIX のシステム管理者に相談してください。
- 認証を検査します。
自分のログイン資格情報を使用して、次のコマンドを実行します。
telnet localhost 5555
username <user name>
password <password>
cmd ping
go
次のようなメッセージは、認証が正しく行われていることを示しています。
AUTH: set user account to <user name>
上記のテストは機能するが、
ビルドが失敗し、サーバーのテストにユーザー認証エラーが表示される場合は、プラグ可能認証モジュール (PAM) の構成を確認してください。
次のようなメッセージが表示される場合は、次の手順に進んでください。
AUTH: unable to set user account to user name: unknown account (1)
- PAM 構成を確認します。PAM 構成の問題は、AIX プラットフォーム上の共通の問題です。オペレーティング・システムに応じて、PAM は、pam.conf ファイル内の行を使用した方法と、pam.d ディレクトリー内のファイルを使用した方法のいずれかによって構成されます。
ヒント: Solaris 10 は例外です。
pam_dial_auth というモジュール (例えば、
pam_dial_auth.so.1 など) を指定するすべての行を削除してください。
このモジュールが含まれていると、エージェント認証は機能しません。
- /etc/pam.conf が存在するかを確認します。
存在しない場合は、このトピックで後述する pam.d の説明を参照してください。
このファイルが存在する場合は、次のステップに進みます。
- ファイルで、bfagent の項目を作成します。
- 別のアプリケーション (sshd や login など) の行をコピーして、[application] フィールドを bfagent に置き換えます。
[application] [when] [mode] [module]
フィールドは次のとおりです。
- PAM 項目をセットアップした後、ステップ 3 の説明に従って再度ログインしてみてください。
- 詳しくは、PAM の資料 (http://www.sun.com/software/solaris/pam) を参照してください。
- pam.d に構成されている PAM のトラブルシューティングを行うには、次のようにします。
- /etc/pam.d ディレクトリーを見つけて、アプリケーションごとに名前の付けられたいくつかのファイルが含まれていることを確認します。各ファイル内の各行のフォーマットは次のとおりです。
[when] [mode] [module]
- 別のアプリケーション (sshd または login など) からファイルをコピーして、bfagent という名前に変更します。
- PAM 項目をセットアップした後、ステップ 3 の説明に従って再度ログインしてみてください。
- 詳しくは、PAM の資料 (http://www.sun.com/software/solaris/pam/) を参照してください。