.scan

.scan [-v][-i <ignorepattern>] baseline | checkpoint
ジョブの BOM に保管されるデータを拡張するには、.scan コマンドを使用します。 ステップの 作業ディレクトリー内のファイルを、各ファイルの MD5 値とともに 追跡します。
.scan baseline
ステップの作業ディレクトリー内のすべてのファイルのリストを保管します。システムは、 そのリストをカテゴリーとしてジョブの BOM に表示します。ジョブには基本的なコマンドが 複数ありますが、コマンドが実行されると、それぞれがリストを ステップの作業ディレクトリーの状態にリセットします。最後の BOM は、 1 つの基本的なカテゴリーのみを表示します。
.scan checkpoint
ジョブ内での 最後の .scan baseline コマンドまたは .scan checkpoint コマンド以降の、 すべての新規ファイル、変更済みファイル、および削除済みファイルのリストを保管します。システムは、BOM にリストを表示します。各 checkpoint コマンドにより、BOM 内に新規カテゴリーが作成されます。
ジョブで最初の .scan checkpoint コマンドの前に、.scan baseline コマンドを 使用する必要があります。.scan baseline コマンドより前にある .scan checkpoint コマンドは 無視されます。

コマンド・オプション:

-v
変更情報のコピーをジョブ・ログに記録します。
-i
指定されたパターンと一致するディレクトリーを無視します。 このパターンは、パスの最初、最後、またはディレクトリーの任意部分と突き合わせることができます。 このオプションを使用して、変更リストからソース制御ディレクトリーを 除去できます。
CVS の場合の例:
.scan -i CVS checkpoint
このコマンド例の場合、CVS ディレクトリーはレポートに含められません。
サブバージョンの場合の例:
.scan -i .svn baseline
-i とともに -v を使用した場合、システムは、ソース制御ディレクトリーには変更を記録しますが、BOM には変更を含めません。
注: 単一ステップで複数の .scan コマンドを使用しないでください。単一ステップで 複数のコマンドを使用すると、システムは .scan コマンドの正確な出力を 提供できません。

これらのコマンドの使用について詳しくは、.scan コマンドでのベースラインとチェックポイントの追加を参照してください。


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