以下の説明に従って、System z 上で Build Forge エージェントのソース・コードを手動で解凍し、
コンパイルします。z/OS 用のエージェント・ソース・コードは、コンパイルされていないソースとしてのみ提供されています。
バイナリー配布は利用できません。
以下のソフトウェアおよびプログラムが必要になります。
前提条件
- クライアントおよび内部通信用の SSL を有効にします。
クライアントおよび内部接続用の SSL の有効化を
参照してください。
- システム SSL ライブラリーをインストールしておく必要があります。
- bfagent では、z/OS 2.1 以降での SSL はサポートされません。
System z プラットフォームにエージェントをインストールするには、以下のようにします。
- 製品のインストール・メディアまたはダウンロード製品イメージを使用して、
エージェント・ソース・パックのファイル src-bfagent-<version>.tar.gz を見つけます。
z/OS 以外のコンピューター上のディレクトリーにソース・パックをコピーまたはダウンロードします。
- 非 z/OS コンピューターのシェル・プロンプトで、次のコマンドを入力して、エージェント・ソース・パックから tar ファイルを解凍します。
gzip -d src-bfagent-<version>tar.gz
- FTP または別の転送方法を使用して、バイナリー・イメージとして tar ファイルを z/OS システムに転送し、
専用の HFS サブディレクトリー (通常は、ユーザー・アカウントの USS ホーム・ディレクトリー) に置きます。
- z/OS システム上で、次のコマンドを実行してエージェント・ソース・コードを作成します。
- 最初のステップは .configure-zos です。
–with-system-ssl を使用することに注意してください。
システム SSL のパスを指定します。
最新バージョンの SystemSSL を使用してください。
pax -rf src-bfagent-<version>.tar -ofrom=ISO8859-1,to=IBM-1047
cd bfagent-<version>/src
./configure-zos --with-system-ssl=<path>
- ./configure-zos スクリプトが完了したら、以下のコマンドを実行します。
./build-zos
- z/OS システム上で、bfagent.conf ファイルを /etc に置きます。
bfagent.conf が /etc にない場合、
-f オプションを指定してエージェントを開始する必要があります。bfagent の参照を参照してください。
- z/OS システム上で、bfagent 実行可能ファイルを適切な場所 (例えば、/usr/bin または /usr/local/bin) に置きます。
- z/OS システム上で、以下のコマンドを root として実行します。
# extattr +p -s bfagent
- システム SSL を使用している場合は、システム SSL ライブラリーを PROGRAM CONTROL に追加してください。
次のコマンドを使用します。
ralter program * addmem('SYS1.SIEALNKE'//nopadchk) uacc(read)
- z/OS システム上で root としてログインし、-s オプションを使用してエージェントを手動で開始します。
bfagent -s
root としてのログインがセキュリティー・ポリシーによって許可されていない場合は、bfagent.conf の magic_login 設定に関する説明 (bfagent.conf の参照に記載されています) を参照してください。
エージェントはスタンドアロン・デーモンとして実行され、
デフォルト・エージェント・ポート 5555 を使用します。デフォルト・ポートを変更するには、bfagent.conf のポート設定を
使用します。 bfagent の参照を参照してください。
注: z/OS システム上に Unix TCP/IP デーモン (inetd または xinetd) がインストールされていて、
アクティブな場合は、サービスとして実行され、自動的に開始するように Build Forge エージェントをセットアップできます。
UNIX、Linux、および MacOS でのエージェントの実行を参照してください。
- z/OS システムで、Telnet コマンドを使用して、接続をテストします。接続のテストを参照してください。