.set コマンド、.bset コマンド、および .tset コマンドを使用して、ステップ内から環境変数を変更できます。
これらのコマンドにより、既存環境変数の値を以下のように変更できます。
- 環境変数のマスター・レコード を変更するには、.set コマンドを使用します。
システムはプロジェクトを実行するときに、プロジェクト環境変数のコピーをマスター・レコードから作成し、そのコピーをプロジェクトのデフォルトとして使用します。
これにより、以下のような影響があります。
- .set コマンドでプロジェクト環境変数を変更しても、
デフォルトの環境変数を使用する後続ステップでは、
その変更は認識されません。これは、システムがマスター・レコードにまで戻って参照しないためです。
- .set コマンドを使用して環境変数を変更し、後続ステップで同じ環境変数を明示的に使用する場合、そのステップでは変更された内容が認識されます。
ステップで特定の環境変数が選択されると、システムはその環境変数のマスター・レコードにまで戻って参照するからです。
指定されたグループがプロジェクトのデフォルト・グループと同じ場合でも、
ステップの環境設定が「デフォルト」でない限り、これは機能します。
- .set コマンドで行った変更内容は、ジョブが終了した後も存続します。
新しく開始されるジョブでは、直前に実行した .set コマンドで作成された値が使用されます。
次の基本構文を使用します。.set env <EnvGroupName>[(<SnapshotName>)] "<VariableName>=<DesiredValue>"
- .bset コマンドを使用して、ジョブの実行中に変数の値を追加または変更します。
変更は、.bset が表示されたステップの後のステップで有効になります。
それらの変更は、ジョブの残りの部分に対して有効です。
.bset env "<VariableName>=<DesiredValue>"
注: .set コマンドとは異なり、
.bset コマンドに指定する変数は、設定するときに存在していなくてもかまいません。
したがって、.bset コマンドを使用してジョブの中で新規変数を作成することができます。
変数の値は、現行ジョブの後では存続していません。
- .tset コマンドを使用して、ジョブの実行中に変数の値を追加または変更します。
変更は、現行のステップで有効になります。
それらの変更は、ステップ内のその他のコマンドと、ステップで指定されたすべてのインラインに対して有効です。
変数の値は、現行ステップの後では存続していません。
.tset env "<VariableName>=<DesiredValue>"
注: .set コマンドとは異なり、
.tset コマンドに指定する変数は、設定するときに存在していなくてもかまいません。
したがって、.tset コマンドを使用してジョブの中で新規変数を作成することができます。