スケジュール・パラメーター
このセクションでは、 ジョブの実行時を指定するために使用できるパラメーターについて説明します。
一連のフィールドを使用して、ジョブを実行する時間を指定します。
フィールド |
説明 |
範囲 |
---|---|---|
分 |
分数。 |
0-59 |
時 |
1 日の時間。 |
0-23 |
日 (日付) |
月の中の日付。 |
1-31 |
月 |
年の中の月。 |
1-12 |
曜日 (平日) |
曜日 (日曜日 = 0)。 |
0-6 |
フィールドに入力する数値は、次のように表すことができます。
- 範囲内の有効なすべての値を示すには、
アスタリスク (*) を使用します。アスタリスクの後にスラッシュ (/) とステップ値を続けることができます。
例えば、「時」フィールドの */2 の値は、ジョブを 2 時間ごとに実行します。
注: アスタリスクは、特に「日」および「曜日」の各フィールドで解釈されます。 UNIX/Linux の cron 機能での意味と一致しています。あるフィールドがリテラル値で、 別のフィールドがアスタリスクである場合、リテラル値の頻度のみが使用されます。例えば、 「月」が *、「日」が *、「曜日」が 1 の場合、毎週月曜日に実行されます。 下記の日/曜日の例も参照してください。
- 数値範囲は、ハイフンで区切って使用します。 例えば、「時」フィールドの 8-11 は、8 時、9 時、10 時、および 11 時を指定します。範囲の後にスラッシュ (/) とステップ値を続けることができます。 例えば、「時」フィールドの 0-23/2 は、ジョブを 1 時間おきに実行します。
- コンマで区切った数値 (または範囲) セットのコンマ区切りリストを使用します。 例えば、1、2、3-5、8 などです。
スケジュールは、これらのフィールドに指定された値から構成されます。 例:
値 希望するスケジュール |
分 |
時 |
日 |
月 |
曜日 |
---|---|---|---|---|---|
毎日午後 5 時にジョブを実行する。 |
0 |
17 |
* |
* |
* |
毎週月曜日の午後 4 時 30 分にジョブを実行する。 |
30 |
16 |
* |
* |
1 |
平日の毎日 30 分ごとにジョブを実行する (週末は飛ばす)。 |
*/30 |
* |
* |
* |
1-5 |
1 日おきに、午前 12 時 30 分にジョブを実行する。 |
30 |
0 |
*/2 |
* |
* |
「曜日」および「日」の各フィールドには、特殊な方法でアスタリスクを使用します。
- 一方がアスタリスク値であって、もう一方がリテラル値である場合、 ジョブはリテラル設定値のフィールドに従って実行されます。
- いずれも非アスタリスク値である場合、ジョブはいずれかの 条件を満たしたときに実行されます。
- いずれもアスタリスク値である場合、ジョブは毎日実行されます。
日/曜日の例:
値 希望するスケジュール |
分 |
時 |
日 |
月 |
曜日 |
---|---|---|---|---|---|
各月の最初の日の午前 1 時 01 分にジョブを実行する。 「日」はリテラル値を使用し、「曜日」はアスタリスクを使用する。 |
1 |
1 |
1 |
* |
* |
その月の毎月曜日の午前 1 時 01 分にジョブを実行する。 「日」はアスタリスクを使用し、「曜日」はリテラル値を使用する。 |
1 |
1 |
* |
* |
1 |
月の毎月曜日の午前 1 時 01 分と、 月の最初の日の午前 1 時 01 分 (その日が月曜日かどうかにかかわらず) にジョブを実行する。「日」と「曜日」はいずれもリテラル値を使用する。 |
1 |
1 |
1 |
* |
1 |
毎日午前 1 時 01 分にジョブを実行する。 「日」と「曜日」はいずれもアスタリスク値を使用する。 |
1 |
1 |
* |
* |
* |