通知のセットアップ
システムは、プロジェクトまたはステップが成功または失敗したとき、あるいは特定の別イベントが発生したときに、E メール通知を送信できます。 このセクションでは、E メール通知の構成方法と、E メール通知の外観を制御する通知テンプレートの変更方法を説明します。
通知はアクセス・グループに送信されるので、通知と同様にセキュリティーも念頭に置いて、アクセス・グループを設計してください。通知は、個々のユーザーに直接ではなく、常にグループに対して送信されますが、必要があれば、ユーザーが 1 人しかいないグループもセットアップできます。
アクセス・グループを階層状 (アクセス・グループにサブグループが含まれている) にセットアップした場合、通知は以下のように機能します。
- 通知のアクセス・グループが、1 人以上のユーザーを含む親グループである場合、通知は、その親グループ内のユーザーにのみ送信されます。
- 通知のアクセス・グループが、ユーザーは含まず、サブグループのみを含む親グループである場合、通知は、すべてのサブグループ・ユーザーに送信されます。
通知イベントを作成するには、通知プロパティーのアクセス・グループを選択します。
- プロジェクトの場合、開始通知、成功通知、および失敗通知のグループを選択できます。
- ステップの場合、成功通知および失敗通知のグループを選択できます。
これらのプロパティーに対してアクセス・グループが選択された場合、該当するイベントが発生すると、システムは、必ずそのグループ・メンバーに E メールを送信します。これらの E メール・メッセージにおける時刻の参照は、通知を送る管理コンソールのタイム・ゾーンに基づいて行われます。
プロジェクトが、インライン・プロジェクトとして別のプロジェクトを含む場合、インライン・プロジェクトの開始通知、成功通知、および失敗通知の設定は無視されますが、そのステップの 通知設定は守られています。 詳しくは、インライン化されたプロジェクトの通知を参照してください。
通知を使用できるようにするには、以下を行う必要があります。
- SMTP サーバー・システム設定を構成して、E メールの送信に使用する SMTP サーバーをシステムが判別できるようにします。 デフォルトは localhost です。また、「システム・アラート・ソース」に関するシステム設定も必要な場合があります。 このアドレスはソース・アドレスとして使用されます。ほとんどの SMTP サーバーには有効なソース・アドレスが必要です。デフォルトは root@localhost です。
- 1 つ以上の通知グループを作成し、通知グループにユーザーを割り当てます。
- 個々のプロジェクトまたはステップ (あるいはプロジェクトとステップの 両方) について、通知するグループを選択します。
さらに、通知テンプレートを編集して、システムが送信する通知 E メールを構成できます。 通知テンプレートのカスタマイズを参照してください。