Microsoft SQL Server のデータベース・オブジェクト

このタスクについて

以下のステップでは、データベース所有者となるユーザー、および Build Forge で使用するデータベースを作成します。 必要であれば、Build Forge で使用するスキーマも作成することができます。

手順

  1. データベース所有者となるユーザーを作成します。 Build Forge は、このユーザー名を使用してデータベースにログオンします。 別の名前を使用する必要がある場合以外は、build を使用してください。 ユーザーにはすべての特権が必要です。
    1. SQL Server Management Studio を開きます。
    2. 「オブジェクト エクスプローラ」(左パネル) でデータベース・サーバーを開きます。
    3. 「セキュリティ」フォルダーを右クリックして、「新規」 > 「ログイン」と選択します。
    4. 「ログイン - 新規作成」ダイアログで、ログイン名を指定し、以下のようにオプションを選択します。 重要: 「ユーザーは次回ログイン時にパスワードを変更する」のチェック・マークを外してください。
      • SQL Server 認証」を選択して、パスワードを指定します。
      • パスワードの期限を適用する」のチェック・マークを外します。
      • ユーザーは次回ログイン時にパスワードを変更する」のチェック・マークを外します。
  2. データベースを作成します。 混合モードの認証を使用する必要があります。 以下の対話式の例およびスクリプトの例では、デフォルト・スキーマである DBO を使用することを想定しています。
    1. SQL Server Management Studio を開きます。
    2. 「オブジェクト エクスプローラ」(左パネル) でデータベース・サーバーを開きます。
    3. 「データベース」フォルダーを右クリックして、「新しいデータベース」を選択します。
    4. 「新しいデータベース」ダイアログで、以下のようにデータベースのパラメーターを指定します。
      • 「データベース名」を指定します。 別の名前を使用する必要がある場合以外は、build を使用してください。 名前は大文字小文字が区別されます。「データベース ファイル」ボックスで、データ・ファイルおよびログ・ファイルの名前が自動的に更新されます。
      • 「データベース所有者」を指定します。
        • フィールドの右側にある [..] コントロールをクリックします。
        • 「データベース所有者の選択」ダイアログで、「参照」をクリックします。
        • 作成したユーザーの名前にチェック・マークを付けて、「OK」をクリックします。
        • 「データベース所有者の選択」ダイアログで、「OK」をクリックします。
      • 「データベース ファイル」のパラメーターを指定します。 「データベース ファイル」表で、以下のようにします。
        • どちらのファイルについても、「初期サイズ」を 500 (MB) に設定します。
        • どちらのファイルについても、「自動拡張」を設定します。 「自動拡張」列の [..] コントロールをクリックして、ダイアログを開きます。 「自動拡張を有効にする」ボックスにチェック・マークを付け、拡張サイズを 500 MB に設定します。「無制限に拡張 (Unrestricted Growth)」を選択して、「OK」をクリックします。
    または、以下のスクリプトを使用してデータベースを作成することもできます。
    CREATE DATABASE [build] ON  PRIMARY 
    ( NAME = N'build', FILENAME = N'C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL.2
    ¥MSSQL¥DATA¥build.mdf' , SIZE = 2048KB , FILEGROWTH = 1024KB )
     LOG ON 
    ( NAME = N'build_log', FILENAME = N'C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server
    ¥MSSQL.2¥MSSQL¥DATA¥build_log.ldf' , SIZE = 1024KB , FILEGROWTH = 10%)
    GO
    EXEC dbo.sp_dbcmptlevel @dbname=N'build', @new_cmptlevel=90
    GO
    IF (1 = FULLTEXTSERVICEPROPERTY('IsFullTextInstalled'))
    begin
    EXEC [build].[dbo].[sp_fulltext_database] @action = 'disable'
    end
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET ANSI_NULL_DEFAULT OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET ANSI_NULLS OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET ANSI_PADDING OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET ANSI_WARNINGS OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET ARITHABORT OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET AUTO_CLOSE OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET AUTO_CREATE_STATISTICS ON 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET AUTO_SHRINK OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET AUTO_UPDATE_STATISTICS ON 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET CURSOR_CLOSE_ON_COMMIT ON 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET CURSOR_DEFAULT  GLOBAL 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET CONCAT_NULL_YIELDS_NULL OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET NUMERIC_ROUNDABORT OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET QUOTED_IDENTIFIER OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET RECURSIVE_TRIGGERS OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET AUTO_UPDATE_STATISTICS_ASYNC OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET DATE_CORRELATION_OPTIMIZATION OFF 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET PARAMETERIZATION SIMPLE 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET  READ_WRITE 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET RECOVERY FULL 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET  MULTI_USER 
    GO
    ALTER DATABASE [build] SET PAGE_VERIFY CHECKSUM  
    GO
    USE [build]
    GO
    IF NOT EXISTS (SELECT name FROM sys.filegroups WHERE is_default=1 AND name = N'PRIMARY') ¥
         ALTER DATABASE [build] MODIFY FILEGROUP [PRIMARY] DEFAULT
    GO

    注: READ_COMMITTED_SNAPSHOT 属性はオンに設定する必要があります。

    READ_COMMITTED_SNAPSHOT がオンになっているかどうかをテストするには、次の SQL ステートメントを実行してください。

    SELECT is_read_committed_snapshot_on FROM sys.databases WHERE name='build'

    build 以外のデータベース名を使用する場合には、build に代えてその名前を指定します。 このステートメントの結果として「1」が戻されるはずです。

    ステートメントの結果として「0」が戻された場合には、以下の SQL ステートメントを実行します。
    ALTER DATABASE [build] SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON
  3. ユーザーのデフォルト・データベースを設定します。
    1. SQL Server Management Studio を開きます。
    2. 「オブジェクト エクスプローラ」(左パネル) でデータベース・サーバーを開きます。
    3. 「オブジェクト エクスプローラ」で、「セキュリティ」 > 「ログイン」と開きます。
    4. 作成したユーザーを右クリックして、「プロパティー」を選択します。
    5. 「全般」ページで、「既定のデータベース」を選択します。 作成したデータベースを選択します。
    6. 「OK」をクリックします。
  4. 必要であれば、スキーマを作成してください。 デフォルト・スキーマ DBO を使用できる場合、スキーマを作成する必要はありません。 デフォルトを使用することをお勧めします。 異なるスキーマを使用する場合は、そのスキーマを Build Forge データベースに作成し、所有者を作成済みのデータベース・ユーザーに割り当ててください。 次の例では、スキーマ bf_schema が作成され、build が所有者として設定されます。
    USE build;
    GO
    CREATE SCHEMA bf_schema AUTHORIZATION build;
    GO

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