System z プラットフォームでのエージェントのインストールおよび実行

以下の説明に従って、System z 上で Build Forge エージェントのソース・コードを手動で解凍し、 コンパイルします。z/OS 用のエージェント・ソース・コードは、コンパイルされていないソースとしてのみ提供されています。 バイナリー配布は利用できません。

以下のソフトウェアおよびプログラムが必要になります。

SSL を有効にするには、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。

System z プラットフォームにエージェントをインストールするには、以下のようにします。

  1. 製品のインストール・メディアまたはダウンロード製品イメージを使用して、 エージェント・ソース・パックのファイル src-bfagent-<version>.tar.gz を見つけます。

    z/OS 以外のコンピューター上のディレクトリーにソース・パックをコピーまたはダウンロードします。

  2. 非 z/OS コンピューターのシェル・プロンプトで、次のコマンドを入力して、エージェント・ソース・パックから tar ファイルを解凍します。
    gzip -d src-bfagent-<version>tar.gz 
  3. FTP または別の転送方法を使用して、バイナリー・イメージとして tar ファイルを z/OS システムに転送し、 専用の HFS サブディレクトリー (通常は、ユーザー・アカウントの USS ホーム・ディレクトリー) に置きます。
  4. z/OS システム上で、次のコマンドを実行してエージェント・ソース・コードを作成します。
    1. 最初のステップ: SSL を有効にする必要がなければ、./configure-zos ディレクトリーを使用してください。 そうではない場合は、-with-system-ssl とそのパスをシステム SSL に指定してください。 最新バージョンの SystemSSL を使用してください。
      • BuildForge 8.0.0.1 から、bfagent は TLS v1.2 および TLS v1.1 をサポートします。
      • TLS v1.2 をサポートする最低限の z/OS バージョンはバージョン 1 リリース 13 です。 最低限のバージョン要件を満たしていない場合は、システム SSL のない z/OS で bfagent をコンパイルする必要があります。
      pax -rf src-bfagent-<version>.tar -ofrom=ISO8859-1,to=IBM-1047
      cd bfagent-<version>/src
      tcsh
      ./configure-zos [--with-system-ssl=<path>]
    2. ./configure-zos スクリプトが完了したら、以下のコマンドを実行します。
      ./build-zos
    注: ./build-zos スクリプトの実行後にエラーが発生する場合は、z/OS でのエージェント・インストールのトラブルシューティングを参照します。

  5. z/OS システム上で、bfagent.conf ファイルを /etc に置きます。

    bfagent.conf が /etc にない場合、 -f オプションを指定してエージェントを開始する必要があります。bfagent の参照を参照してください。

  6. z/OS システム上で、bfagent 実行可能ファイルを適切な場所 (例えば、/usr/bin または /usr/local/bin) に置きます。
  7. z/OS システム上で、以下のコマンドを root として実行します。
    # extattr +p -s bfagent
  8. システム SSL を使用している場合は、システム SSL ライブラリーを PROGRAM CONTROL に追加してください。 次のコマンドを使用します。
    ralter program * addmem('SYS1.SIEALNKE'//nopadchk) uacc(read)
  9. z/OS システム上で root としてログインし、-s オプションを使用してエージェントを手動で開始します。
    bfagent -s

    root としてのログインがセキュリティー・ポリシーによって許可されていない場合は、bfagent.conf の magic_login 設定に関する説明 (bfagent.conf の参照に記載されています) を参照してください。

    エージェントはスタンドアロン・デーモンとして実行され、 デフォルト・エージェント・ポート 5555 を使用します。デフォルト・ポートを変更するには、bfagent.conf のポート設定を 使用します。 bfagent の参照を参照してください。

    注: z/OS システム上に Unix TCP/IP デーモン (inetd または xinetd) がインストールされていて、 アクティブな場合は、サービスとして実行され、自動的に開始するように Build Forge エージェントをセットアップできます。UNIX および Linux でのエージェントの実行を参照してください。
  10. z/OS システムで、Telnet コマンドを使用して、接続をテストします。接続のテストを参照してください。

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