セレクター・スナップショットの概要

以下のトピックを参照して、セレクター・スナップショットについて学習し、その使用方法を理解してください。

セレクター・スナップショットの使用例

以下の例では、セレクター・スナップショットの一般的な使用例を説明します。

  • セレクターのスナップショットを作成して、既存セレクターでのジョブの実行を続行しながら、セレクター構成を変更したり、新規ツールやスクリプトのテストを行ったりします。
  • セレクター・スナップショットを、一時バックアップまたは正式なアーカイブの一部として保管します。
  • セレクターのスナップショットを作成して、外部リリースや内部リリースのようなマイルストーンに対応するポイント・イン・タイム・セレクター構成を取り込みます。

セレクター・スナップショットの概念および用語

スナップショットでは、セレクターでの作業に関する新しい概念と用語がいくつか導入されています。

セレクターのスナップショット: スナップショットとは、既存のセレクターの新規インスタンスのことです。 スナップショットに関して注意すべきいくつかのキーポイントを次に示します。
  • スナップショットは、独立したセレクター・オブジェクトです。 スナップショット・セット内の 1 つのスナップショットを変更しても、 そのセット内の他のスナップショットは変更の影響を受けません。
  • スナップショットはコピーではありません。 セレクターに関連したオブジェクトのスナップショットを作成すると、スナップショットによって独立したオブジェクトのインスタンスが生成されます。 コピーではオブジェクト間の関係がマップされますが、オブジェクトは新規作成されません。
  • スナップショットはセレクターの改訂ではありません。
    • スナップショットでは、2 つのセレクター・スナップショット間の変更点は比較されません。
    • セレクター・スナップショットの変更点は、ソース制御システムの場合のようにバージョン番号でトラッキングまたは識別されません。 ただし、バージョン番号 (例えば、7.5.0, 3.4.01) を含むスナップショットの命名体系を使用することで、セレクターのスナップショットをマイルストーンに関連付けることができます。

スナップショット・セット: スナップショット・セットは、基本スナップショットの子孫であるすべてのセレクター・スナップショットのセットです。 このセットには少なくとも、基本スナップショットまたは親スナップショットと、子スナップショットが含まれます。 UI で、セレクター名の横にある「スナップショット」アイコン 「スナップショット」アイコン は、そのセレクターにスナップショット・セットが存在することを示します。

基本スナップショット: 初期の状態では、すべてのセレクターに基本スナップショットのスナップショット名が付けられています。 Base Snapshot は別の名前に変更できます。基本スナップショットは、スナップショット・セットの親です。

デフォルトのセレクター・スナップショット: デフォルトのセレクター・スナップショットは、現行の作業セレクターです。セット内の 1 つのスナップショットのみをデフォルトにすることができます。 デフォルト・スナップショットを指定しなかった場合、基本スナップショットがデフォルトになります。
  • コンソールのデフォルト・スナップショットは、セレクター・リストの最上位に表示されます。 セレクター・リストを表示するには、「サーバー」>「セレクター」と選択します。
  • 複数のスナップショットでセレクターを選択すると、リスト・ボックスで別のセレクター・スナップショットを選択しない限り、デフォルトのセレクター・スナップショットが使用されます。
  • セレクター・スナップショット・セットの他のスナップショットにアクセスして作業を行うには、「スナップショット」「スナップショット」アイコン アイコンをクリックする必要があります。

セレクターのスナップショット・ビュー

「スナップショット」ビューを表示するには、「スナップショット」アイコン 「スナップショット」アイコン を選択します。「スナップショット」ビューには、セット内のスナップショットの階層が次のように表示されます。
  • 基本スナップショットが最上位にあります。固有の名前を割り当てていない場合、これには Base Snapshot という名前が付いています。
  • セレクター・スナップショットはすべて基本スナップショットの子です。 同じ基本スナップショットの子は、「スナップショット」列の同じレベルにインデントされています。
  • 子のスナップショットから作成されたセレクターのスナップショットは、子のスナップショットの子になり、「スナップショット」列内の次のレベルでインデントされます。

フィードバック