.strsub
.strsub <source> <replacement> file [file ...]
.strsub コマンドを使用し、1 つ以上のテキスト・ファイル内の基本ストリング置換を 実行します。システムはターゲット・ファイルで <source> ストリングをスキャンし、 一致が見つかると、システムは <source> ストリングを <replacement> に置き換えます。 .strsub コマンドは、各ファイルのすべての行で、ストリングのすべてのインスタンス (source) を置き換えます。
.strsub コマンドはオペレーティング・システム で機能し、サーバーで使用可能な特定のコマンドに依存することはありません。
ファイル about.c 内のストリング _VERSION_ を置換するには、次のようなコマンドを使用します。
.strsub _VERSION_ 2.34 about.c
1 つ以上のファイル名を、ワイルドカードを使用せずに、正確に指定する必要があります。
例えば、次のようなコマンドは失敗します。
.strsub _VERSION_ 2.34 *.txt
ただし、コマンド内で変数を使用することはできるため、環境変数に VERSION 変数と FILENAME 変数が定義されている場合は、次のようなコマンドが機能します。
.strsub _VERSION_ ${VERSION} ${FILENAME}
注: コマンド内でパラメーターを分離するにはスペースを使用してください。
.strsub コマンドは .edit コマンドと似ていますが、以下の点が異なります。
- .strsub コマンドは、大規模なテキスト・ファイルまたは複数ファイルでの置換を .edit より速く実行できます。
- .edit コマンドは正規表現検索および置換を実行できます。
- .edit コマンドは、各ファイルのすべての行で、ストリングの最初のインスタンスのみ (search_expression) を置き換えます。
- .strsub コマンドは、各ファイルのすべての行で、ストリングのすべてのインスタンス (source) を置き換えます。
.edit コマンドは、デフォルトで POSIX の拡張正規表現構文を使用します。 エージェントが Perl 互換正規表現サポートを使用してコンパイルされている場合は、置換表現の後に (代わりに PCRE 構文を使用することを示す) 文字「p」を続けます。
どちらの場合にも、表現はエージェントの処理によって 2 回解釈されます。
そのため、通常は単一の円記号が使用されるすべての箇所で 4 つの円記号が使用されます。
例:
4 つの円記号が、リテラルのピリオドをエスケープしています。
\\\\.
また、/x フラグを使用して円記号を非表示にすることもできます。.strsub/x