Apache Tomcat のインストールと構成

Installation Manager は、Build Forge 用のアプリケーション・サーバーとして Apache Tomcat をインストールおよび構成します。 提供された Apache Tomcat アプリケーション・サーバーを使用することが、Build Forge 用のアプリケーション・サーバーを構成する最も速い方法です。

この標準構成に代わる方法として、Build Forge によって提供される Apache Tomcat の代わりに、既存の Apache Tomcat を使用することができます。このセクションでは、この代替方法についての前提ソフトウェア、 インストール前のセットアップ、インストール、およびインストール後の要件について説明します。 この説明では、ユーザーが Apache Tomcat のセットアップおよび構成経験が あることを前提としてます。

ソフトウェア前提条件

  • Apache Tomcat Server:
    • 5.5.28 (Solaris プラットフォームの場合)
    • 5.5.9 (その他すべてのプラットフォームの場合)
  • J2SE 5: IBM または Sun
  • Build Forge データベースの JDBC データベース・ドライバー: Apache Tomcat 用の Java Database Connectivity (JDBC) ドライバーが必要になります。 Sun が提供している JDBC ベンダー・リスト (http://developers.sun.com/product/jdbc/drivers) を参照してください。

JDBC ドライバーの JAR ファイルのインストール

ご使用のデータベースに適した JDBC ドライバーをダウンロードして unzip します。
重要: JDBC ドライバーのダウンロード・データには、多数のファイルおよびサブディレクトリーが含まれている場合があります。JDBC ドライバーの JAR ファイルを見つけて、その JAR ファイルを $CATALINA_HOME/common/lib

にのみコピーします。 $CATALINA_HOME は Tomcat のインストール・ルートです。これは環境変数として設定する必要があります。 ご使用の JDBC ドライバーのインストール資料を参照してください。

  • DB2 - http://www-306.ibm.com/software/data/db2/express/download.html

    にアクセスし、「DB2 Driver for JDBC and SQLJ」の横にあるダウンロード・リンクをクリックします (IBM のアカウント登録が必要です)。ライセンス .jar ファイル db2jcc_license_cu.jar を検索してインストールする必要もあります。

  • MySQL - http://www.mysql.com/products/connector/j/

    にアクセスし、「MySQL Connector/J 5.0 or 5.1」のリンクをクリックします。ご使用の MySQL バージョンに対応する JDBC ドライバー・バージョンを選択します。

  • Oracle - http://www.oracle.com/technology/software/tech/java/sqlj_jdbc/index.html

    にアクセスし、 ご使用の Oracle バージョンの横にあるダウンロード・リンクをクリックします (アカウント登録が必要です)。

  • Microsoft SQL Server - http://msdn.microsoft.com/en-us/data/aa937724.aspx

    にアクセスし、『Download SQL Server JDBC Driver』リンクをクリックします。

Installation Manager での Apache Tomcat サーバーの構成

ここでは、Installation Manager を介して Apache Tomcat を構成するために必要な情報を確認します。

  1. Apache Tomcat をシャットダウンします。
    重要: Installation Manager を開始する前に、Apache Tomcat を 停止しておく必要があります。
  2. Installation Manager を開始します。
  3. 「開始」ページで、「インストール」をクリックします。
  4. Installation Manager ウィザードの指示に従って、製品をインストールします。
  5. 「アプリケーション・サーバー構成」ページで、「はい」をクリックして、 ユーザー自身のアプリケーション・サーバーを構成します。
    チェックリスト: アプリケーション・サーバー構成
    フィールド 説明
      リダイレクト URL ご使用のアプリケーション・サーバーのホスト名とポート番号を入力します。 コンテキスト・パスとして jas を指定する必要があります。例えば、次のようになります。http: | https://<app_server_host>:<app_server_port>/jas.
      Build Forge サービス・プラグインをインストールするディレクトリーの指定 (Specify the directory where you want to install the Build Forge services plug-ins) アプリケーション・サーバー・ホストに対してローカルなディレクトリーを指定します。 Installation Manager は、このディレクトリーに Build Forge サービス層アプリケーション・プラグイン拡張を インストールします。アプリケーション・サーバーを実行するユーザーは、 このディレクトリーに対する読み取り、書き込み、および 実行権限を持っている必要があります。
    注: 以前のバージョンの Build Forge では、WAR デプロイメント・ディレクトリーを指定する必要がありました。WAR デプロイメント・ディレクトリーは、自動的に bfinstall/PrepForExternal に設定されるようになりました。
  6. Installation Manager を使用したインストールを完了します。

Apache Tomcat のインストール後の構成

Installation Manager を使用した インストールが完了したら、以下のインストール後のステップを実行します。

  1. buildforge.conf ファイルを jas.war ファイルに手動で追加します。

    jas.war のロケーションは、ご使用のオペレーティング・システムによって異なります。UNIX および Linux では、このファイルは /opt/buildforge/PrepForExternal にあります。Windows では、このファイルは C:¥Program Files¥IBM¥Build Forge¥PrepForExternal にあります。 buildforge.conf ファイルの更新を参照して、必要なステップを実行します。

  2. Apache Tomcat サーバーの JVM ヒープ・サイズを増やします。

    JVM 最大ヒープ・サイズ・オプション -Xmx を 1024 M に設定します。

    catalina.bat または catalina.sh の CATALINA_OPTS 環境変数または JAVA_OPTS 環境変数を使用して、この JVM オプションを設定します。

  3. 次のように設定して、Build Forge の開始前に、Apache Tomcat を始動します。

    $CATALINA_HOME/bin/catalina.sh start


フィードバック