プロセスの自動化
プロセスの自動化により、ビジネスは、さまざまなアプリケーション、ユーザー、およびシステム全体でプロセスのコレオグラフィー (振り付け) を実施することで、非効率性を取り除き、コストを最適化し、コンプライアンスを確保して、生産性を向上させることができます。
Build Forge は、製品開発のアセンブリー・ライン内でプロセスの自動化、オーケストレーション、管理、および追跡を実行します。
これは、ソフトウェア・ビルドおよびパッケージ・プロセスを自動化する場合に一般的に使用されます。
このセクションでは、プロセスのヒューマン・モデルを説明し、Build Forge 機能にマップします。
ヒューマン・モデル
次のロールから、プロセスの自動化のヒューマン・ベースのモデルが構成されます。
- 作業: 実行対象の有効な作業は、一連の文書化されたプロセス です。各プロセスは複数のタスク で構成されます。
- コーディネーター: コーディネーター が作業を「実行」します。コーディネーターは、実行するプロセスを選択し、タスクを順番に調べます。タスクごとに、プロセスではどのワーカーがそのタスクを実行するかが定義されています。コーディネーターは、タスクをワーカーに渡し、その結果を待機します。
- ワーカー: ワーカー は、プロセスに定義されているタスクを実行します。

Build Forge モデル
ヒューマン・ベースのモデルと Build Forge モデルのマッピングは、次のようになります。
- 作業: 作業プロセスは、Build Forge のプロジェクト ・オブジェクトに定義されます。 各プロジェクトに 1 つ以上のステップ ・オブジェクトが含まれます。プロジェクト内のステップは、ヒューマン・モデルではプロセス内のタスクに対応します。
- コーディネーター: コーディネーターは、実行中の Build Forge ソフトウェアです。 ここには、プロセス・エンジンと呼ばれるコンポーネントが含まれます。Build Forge でプロジェクトを開始すると、プロセス・エンジンはそのプロジェクトをジョブ ・オブジェクトとして実行します。ジョブは、単なる実行中のプロジェクトです。
- ワーカー: ワーカーはホスト・コンピューターです。Build Forge ではサーバー・オブジェクトで表されます。ホストには、エージェント がインストールされている必要があります。
これは非常に簡素化したモデルです。
- Build Forge には、プロセスの自動化をサポートするためのその他の多くのオブジェクト・タイプが含まれています。 サーバーとプロジェクトをサポートするユーザー、許可、およびその他のオブジェクトはすべて、データベースに格納されます。 UI ウィジェットなど、Build Forge のパーツもデータベースに格納されます。Build Forge を稼働するためにはデータベースを実行する必要があります。
- 複雑な依存関係とワークフローを含む複雑なプロセスをサポートするために、プロジェクトとステップはさまざまな方法で実行するように構成できます。プロジェクトは他のプロジェクトを実行でき、ステップそのものがプロジェクトを実行することもあります。
- ステップとプロジェクトは、サーバー定義の一部である基準データを基に、動的にサーバーを選択できます。 例えば、ステップは、Windows または UNIX/Linux のどちらが実行環境であるかに基づいて、実行するサーバーを選択できます。また、サーバーは、プール化リソースとして構成することもできるため、その場合、ステップは、サーバーの現在の可用性や負荷を基にサーバーを選択します。
インストールする Build Forge コンポーネント
Build Forge を使用するには、次のコンポーネントをインストールする必要があります。
- データベース: Build Forge は、データベースを使用して、使用するすべてのオブジェクトを格納します。
- Build Forge: データベースへのアクセスを制御し、UI コードを実行し、実行中のジョブの作業を実行する、一連のテクノロジーです。
- エージェント: 作業を実行する各ホストにエージェント・ソフトウェアをインストールします。
- Web ブラウザー: 一般に、ユーザーは Web ブラウザーに表示されるコンソールを介して Build Forge にアクセスします。