Build Forge® アプリケーションを実行するように Websphere Application Server を構成
サービス・アプリケーションとヘルプ・アプリケーションを実行するよう、WebSphere® Application Server を構成します。
このタスクについて
WebSphere Application Server バージョン 8.0 では、WebSphere Application Server 管理コンソールのユーザー・インターフェースが多少変更されました。
以下の説明は、バージョン 7 以前に対応しています。
この手順に影響する、バージョン 8.0 における違い:
- アプリケーションにアクセスするには、「アプリケーション (Applications)」 > 「アプリケーション・タイプ (Application Types)」 > 「エンタープライズ・アプリケーション (Enterprise Applications)」をクリックします。
- アプリケーションを選択した後に、コンテキスト・ルートを設定します。
メモ:
- 「リソース用の MBean の作成」のチェック・ボックスは表示されません。
- Build Forge® を WAS に再デプロイするには、既にデプロイされている Build Forge® を削除してください。
手順
- WebSphere Application Server 管理コンソールを開きます。 コンソールの URL:
- http://<was_host>:<was_port>/ibm/console。デフォルト・ポートは 9060 です。
- https://<was_host>:<was_port>/ibm/console。デフォルト・ポートは 9043 です。 WebSphere Application Server 管理セキュリティーが有効である場合はこの URL を使用します。
- ご使用の JDBC ドライバーのサポートを構成します。
- 新規変数 RBF_JDBC_DRIVER_PATH を作成します。 変数は、「環境変数」 > 「WebSphere 環境変数 (WebSphere Variables)」で作成します。 そのスコープは、WebSphere Application Server ノードおよびサーバーです。使用するデータベース・ドライバーの JAR ファイルが入っているディレクトリーに値を設定します。
- マスター構成に加えた変更を保存します。
- WebSphere Application Server を停止および再始動して、新規変数を有効にします。
- 新規共用ライブラリー RBF_JDBC_LIBRARY を作成します。
ライブラリーは、「環境変数」>「共用ライブラリー (Shared Libraries)」で作成します。 作成した RBF_JDBC_DRIVER_PATH を使用して、JDBC デバイス・ドライバーの JAR ファイル名を追加します。リストする JAR ファイルが複数ある場合は、各 JAR ファイルをそれぞれ独自の行に追加します (DB2 に関する下記の説明と同様)。
以下は、MySQL データベース・ドライバーの場合の例です。
${RBF_JDBC_DRIVER_PATH}¥mysql-connector-java-5.0.5-bin.jar
DB2 の場合の例です。
${RBF_JDBC_DRIVER_PATH}¥db2jcc.jar ${RBF_JDBC_DRIVER_PATH}¥db2jcc_license_cu.jar
UNIX または Linux の場合は、上記の例で、円記号 (¥) の代わりにスラッシュ (/) を使用します。
- マスター構成に加えた変更を保存します。
- WebSphere Application Server が Solaris 上にデプロイされている場合、DevPollSelectorProvider を入出力プロセスに使用するには、WAS
アプリケーション・サーバー JVM を更新する必要があります。
WAS 管理コンソールに移動します。 「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」 > 「server1」 > 「Java およびプロセス管理」 > 「プロセス定義」 > 「Java 仮想マシン」 > 「汎用 JVM 引数」を開きます。
汎用 JVM 引数の内容は以下のとおりです。-Djava.nio.channels.spi.SelectorProvider=sun.nio.ch.DevPollSelectorProvider
デフォルト・サーバー名は server1 です。 ただし、Build Forge® がデプロイされているアプリケーション・サーバーの名前が異なる場合、その名前を使用してください。
- Build
Forge® アプリケーション WAR ファイルをインストールします。
- 「アプリケーション」 > 「エンタープライズ・アプリケーション (Enterprise Applications)」を開きます。
- 「インストール (Install)」をクリックします。
- jas.war ファイルを参照します。 /jas をコンテキスト・ルートとして使用します。
- Windows システム
<bfinstall>¥PrepForExternal¥jas.war
- UNIX システムおよび Linux システム
<bfinstall>/Platform/PrepForExternal/jas.war
- Windows システム
- 「次へ」をクリックし、「リソース用の MBean の作成 (Create MBeans for resources)」チェック・ボックスが選択されている場合はそのチェック・ボックスをクリアします。
- 「次へ」をクリックし、「完了」をクリックします。
- インストール・テキストの下部で「保存」をクリックします。
- Build
Forge® ヘルプ WAR ファイルをインストールします。
- 「アプリケーション」 > 「エンタープライズ・アプリケーション (Enterprise Applications)」をクリックします。
- 「インストール (Install)」をクリックします。
- Build Forge® インストール・ディレクトリー内の BuildForgeHelp.war ファイルを参照します。 /BuildForgeHelp をコンテキスト・ルートとして使用します。
- 「次へ」をクリックし、「リソース用の MBean の作成 (Create MBeans for resources)」チェック・ボックスが選択されている場合はそのチェック・ボックスをクリアします。
- 「完了」ボタンが表示されるまで「次へ」をクリックし、「完了」をクリックします。
- インストール・テキストの下部で、「保存」をクリックします。
- 共用ライブラリーの参照として RBF_JDBC_LIBRARY を設定します。
- 「アプリケーション」 > 「エンタープライズ・アプリケーション (Enterprise Applications)」をクリックします。
- 「jas.war」リンクをクリックします。
- 「共用ライブラリーの参照 (Shared library references)」をクリックします。
- 「jas.war」ボックスを選択します。
- 「参照共用ライブラリー (Reference Shared Libraries)」をクリックします。
- リストに RBF_JDBC_LIBRARY を追加します。
- クラス・ローダー順序を設定します。
- 「モジュールの管理」で、「jas.war」を選択し、ドロップダウン・メニューから「クラス・ローダー順序」を選択します。
- 値を「ローカル・クラス・ローダーによってロードされたクラスから先に (親が最後) (Classes loaded with local class loader first (parent last))」に変更します。
- マスター構成に加えた変更を保存します。
- Build
Forge® 構成ファイルを調べます。 ファイル内の services_url エントリーが正しい URL を指していることを確認します。
WebSphere Application Server を使用している場合、buildforge.conf におけるこのプロパティーの値は、https://<hostname>:9443/jas や https://<hostname>:9080/jas のようになります。
buildforge.conf ファイルは、以下の場所にあります。
- Windows システム
<bfinstall>¥
- UNIX システムおよび Linux システム
<bfinstall>/Platform/
- Windows システム
- UNIX および Linux システムの場合は、bin bin ディレクトリー内のすべてのファイルに対する、jas の実行アクセス権を追加します。
この例では、プロファイル AppSrv01 が使用されています。 ご使用のプロファイル名が AppSrv01 以外の場合は、ご使用のプロファイル名を使用してください。
chmod -R 755 <WAS-install>/AppServer/profiles/AppSrv01/installedApps/<node>/jas_war.ear/jas.war/bin
- ライブラリー PATH 変数を更新して、以下のディレクトリーを組み込みます。
- Windows システムでは、PATH に以下を組み込みます。
<bfinstall>¥token_libs
- AIX システムでは、LIBPATH に以下を組み込みます。
<bfinstall>/Platform/token_libs
- Linux/Solaris では、LD_LIBRARY_PATH に以下を組み込みます。
<bfinstall>/Platform/token_libs
- Windows システムでは、PATH に以下を組み込みます。
- 64 ビットの Linux または WebSphere Application Server を使用している場合は、
以下の手順を実行して、提供されている 64 ビット・ライブラリーをコピーします。
- ライブラリー・ファイルの名前を変更します。
- Windows システム: <bfinstall>¥token_libs¥rcl_rational.dll を <bfinstall>¥token_libs¥rcl_rational.dll.old に名前変更します。
- UNIX システムおよび Linux システム: <bfinstall>/Platform/token_libs/librcl_rational.so を <bfinstall>/Platform/token_libs/librcl_rational.so.old に名前変更します。
- 64 ビット・ライブラリー・ファイルを token_libs_64 から token_libs にコピーします。
コマンドの途中で改行しないでください。
ここでは、読みやすくなるように改行を使用しています。
- Windows システム
copy <bfinstall>¥token_libs_64¥rcl_rational.dll <bfinstall>¥token_libs¥rcl_rational.dll
- UNIX システムおよび Linux システム
cp <bfinstall>/Platform/token_libs_64/librcl_rational.so <bfinstall>/Platform/token_libs/librcl_rational.so
- Windows システム
- ライブラリー・ファイルの名前を変更します。
フィードバック