クラスについて

クラスとは、ジョブのグループのことです。 各ジョブは 1 つのクラスのメンバーでなければならず、またメンバーであるのはそのクラスだけでなければなりません。 クラスを使用して、クラス内のジョブごとに異なるグローバル管理動作を適用できます。 ジョブは、そのプロジェクトのプロパティーからデフォルト・クラスを取得します。 ジョブを「ジョブ」 > 「開始」ページから起動すると、手動でジョブに別のクラスを選択することもできます。

クラスには以下のアクティビティーを管理するためのプロパティーがあります。

「クラス」パネルについて

「クラス」パネルは、クラスを追加、編集、および削除する場合に使用します。 パネルを表示するには、「プロジェクト」 > 「クラス」を選択します。システムはクラスのリストを表示します。 クラスを選択してそのプロパティーを編集します。

「プロジェクト」パネルの「クラス」パネルの画面イメージ

クラスの「アクセス」プロパティーでは、 ユーザーが割り当てられているアクセス・グループを基にして、どのユーザーがクラスの表示や変更を行えるかを 制御します。

ジョブを自動的に削除するプロパティー

クラスに関するほとんどのプロパティーは、削除されるプロジェクト・データの種類とその条件を制御します。

システムは、「パージ検査時間 (Purge Check Time)」のシステム設定で定義されている間隔に従って、削除するジョブがないか検査します。デフォルトは 15 分間になっています。

注: また、スケジュールを使用して、いつパージを実行するか指示することができます。これにより、システムは、他の理由で使用中であるときにパージの実行を試みません。この機能を使用すると、例えば、夜間のみ、あるいは週に 1 回、パージを実行させることができます。クラスを参照してください。

パージ・ジョブを実行すると、システムはジョブをアーカイブし、 クラスの設定値に従ってデータを削除します。

ファイルの削除
削除するデータの種類を判別します。次のオプションがあります。
すべて
ジョブに関する情報をすべてデータベースから削除し、それを実行したサーバーからジョブ・ディレクトリーを削除します。
コンソール・データ
ジョブに関する情報をすべてデータベースから削除するが、サーバー上のジョブ・ディレクトリーはそのまま残します。
ログおよびファイル
ジョブ・ディレクトリーおよびログを削除しますが、ステップの成功および失敗情報は、「ジョブ」 > 「アーカイブ」ページに保存します。
ログのみ
ジョブ・ログのみを削除します。
ファイルのみ
ジョブを実行したサーバー上にあるジョブ・ディレクトリーを削除します。ログおよびその他のいくつかの情報 (ステップの成功および失敗状況) は、データベース内に残ります。ジョブ・レコードは「ジョブ」 > 「アーカイブ」ページに移動します。
日数* (Days*)
この日数が経過するまでジョブを保存しておく必要があります。
カウント*
最大許容ジョブ数です。ジョブの数が「カウント」の値を超えると、システム・スケジュールでジョブがパージされ、余分なビルドが削除されます。デフォルト値である「無制限」では、存在するジョブの数のためにジョブが削除されることはありません。
条件
「条件」プロパティーには、ジョブを削除するにあたって、事前に満たされている必要のある追加条件を設定します。次のオプションがあります。
いずれかのビルド
このオプションが選択されている場合、「条件」プロパティーはジョブの削除に影響しません。
失敗のみ
失敗したジョブのみが削除されます。
成功のみ
成功したジョブのみが削除されます。
1 パスの保持
他の削除基準を満たしている場合にも、直近の成功したジョブは必ず保存されます。

*「日数」または「カウント」の値のいずれかが 設定値を超えた場合に、ジョブを削除します。例えば、「カウント」が 10、「日数」が 2 に設定されている場合に、8 個のジョブがあるが、そのうち 3 個が 2 日間を超えていると、それら 3 つのジョブが削除されます。同様に、12 個のジョブがあり、すべて経過日数が 2 日間未満である場合は、最も古いジョブ 2 つが削除されます。

パージ・ジョブを実行すると、システムはジョブをアーカイブし、 クラスの設定値に従ってデータを削除します。

イベント発生時にプロジェクトを起動するためのプロパティー

クラスに関連した特定のイベントが発生したときに、プロジェクトを起動 (チェーニング) することができます。これらのプロパティーを使用することにより、プロセス内の状態の進行をモデル化することができます。

以下のクラスのプロパティーを設定すると、特定のイベントが発生したときにジョブを起動することができます。
削除時に開始
このプロパティーは、クラス内のなんらかのジョブが削除されたときに (つまり、システムがこのクラスのジョブに関してパージ・ジョブを開始したときに)、指定されたプロジェクトを起動します。このプロパティーを使用すると、パージに伴って自動的に削除されない一部の特定ファイルが削除されるようになります。
設定時に開始
このプロパティーは、ジョブのクラス・プロパティーがこのクラスに変更されたときに、指定されたプロジェクトを起動します。このプロパティーを使用すると、プロセスをジョブの再分類と結び付けることができます。例えば、Test クラスを作成して、ジョブが Test クラスにプロモートされたときになんらかの標準テストを起動することができます。
終了時に開始
このプロパティーは、ジョブのクラス・プロパティーがこのクラスから別のクラスに変更されたときに、指定されたプロジェクトを起動します。

これらのプロパティーは、プロジェクトをチェーンとして起動します。

注: 「変更が必要」変数を含むジョブがこれらのプロパティーによって起動された場合、変数値は変更されません。

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