ステップ用のディレクトリー・パスの作成
ステップを実行する場合、システムは、ジョブ用に作成したディレクトリーからステップを開始できます。また、ステップの「パス」オプションが「絶対」に設定されている場合は、プロジェクトとタグの各ディレクトリーを無視できます。
- ステップの「パス」が「絶対」に設定されている場合、システムは、サーバー・パスとステップの「ディレクトリー」フィールドを一緒に追加することによって、ステップのパスを作成します。「ディレクトリー」フィールドの値は、サーバーの作業ディレクトリーを基準とする相対パスです。
ステップの値
コマンドの結果生じるパス
サーバーの「パス」フィールド: C:/BuildForge
ステップの「ディレクトリー」フィールド: /bin
ステップの「パス」の設定: 絶対
C:¥BuildForge¥bin
このフォームを使用して、サーバー・ディレクトリーにあるディレクトリーにアクセスします。
サーバーの「パス」フィールド: C:/BuildForge
ステップの「ディレクトリー」フィールド: / (デフォルト値)
ステップの「パス」の設定: 絶対
C:¥BuildForge
サーバーの「パス」フィールド: C:/BuildForge
ステップの「ディレクトリー」フィールド: C:/temp
ステップの「パス」の設定: 絶対
C:¥BuildForge¥C:¥temp
(この例を使用すると、エラーが発生し、ステップが失敗します。)
注: パスの値を、円記号またはスラッシュを使用して入力できます。システムは、円記号を含むパスを保管し、 必要に応じて Windows® コンピューターではそれらをスラッシュに変更します。重要: コマンドのパスをルート・ディレクトリーに設定すると、システム・ファイルが意図せずに削除または変更されることがあります。できるだけ別のディレクトリーでコマンドを実行してください。ただし、システム管理タスクを自動化しているため、パスをルート・ディレクトリーにする必要がある場合は、サーバーの「パス」をルート・ディレクトリーに設定し、ステップの「ディレクトリー」を「../」に設定し、ステップの「パス」を「絶対」に設定してください。 - ステップの「パス」オプションが「相対」に設定されている場合、システムは、サーバー・パス、プロジェクト名、タグ、およびステップの「ディレクトリー」フィールドを一緒に追加することによって、ステップのパスを作成します。「ディレクトリー」フィールドの値は、ジョブの作業ディレクトリーを基準とする相対パスになります。
ステップの値
コマンドの結果生じるパス
サーバーの「パス」フィールド: C:/BuildForge
プロジェクト名: My Project
タグ: Job_5
ステップの「ディレクトリー」フィールド: /bin
ステップの「パス」の設定: 相対
C:¥BuildForge¥My_Project¥Job_5¥bin
パスの太字の部分がまだ存在していない場合、その部分がシステムによって作成されます。
注: プロジェクト・ディレクトリーを作成すると、システム設定の「無効な相対ディレクトリー文字」に指定されている文字が、下線文字に変更されます。 デフォルトでは、この設定にスペースおよびバックチック文字が含まれており、「My Project」という名前のプロジェクトは、「My_Project」という名前のプロジェクト・ディレクトリーを受け取ります。
サーバーの「パス」フィールドまたはステップの「ディレクトリー」フィールドで指定されたディレクトリーが存在しない場合、ステップは失敗します。システムは、これらのディレクトリーを作成しません。ステップの「ディレクトリー」フィールドで指定されるパスの部分は、プロジェクト中の直前のステップで明示的に作成しておく必要があります。
通常、プロジェクト初期のステップは、ソース・コード制御からディレクトリーのツリーをチェックアウトし、後続のステップがそれらのディレクトリーで機能します。
新規ステップを追加すると、システムは「パス」に対して選択した最後の設定 (「相対」または「絶対」のどちらか) を記録し、その設定を新規ステップのデフォルトとして使用します。