変更依頼に必要なスペース

アップグレードする前に、セントラル CR データベースに移行するオブジェクトの数を把握して、必要なスペースを推定できるようにします。 必要なスペース容量を多く見積もることで、CR 移行を確実に完了できます。 また、これにより、セントラル CR データベースの将来の拡張にも対応できます。

以下の情報を把握することで、以下の場所に十分なフリー・スペースが確保されます。

Rational Change インストール領域

CR 移行中に、各 IBM® Rational® Change インストール済み環境に、500 MB 以上のフリー・スペースが必要になります。 基盤の Rational Synergy インストール済み環境が異なるファイル・システムにある場合は、そのファイル・システムにも 500 MB のフリー・スペースが必要です。 このスペースは、移行中に CR の一時コピーを保持するために使用されます。 スペースは、約 100 の CR (そのタスクおよび添付ファイルも含む) を収容するのに十分な大きさでなければなりません。

データベース・サーバー・スペース

必要なスペース容量を判断するには、データベース内の CR、タスク、および添付ファイルの数を判別します。 複数のデータベースを移行する場合は、各データベースの合計を合算します。 合計値の 1,000 オブジェクトにつき約 5 MB のデータベース・サーバー・スペースが必要になります。

例えば、合計 11,500 個のオブジェクトの場合、12,000 に切り上げます。約 60 MB (12,000/1000 x 5 MB = 60 MB) が必要になります。

データベース・サーバー・スペースを増やすには、ccmsrv expand コマンドを使用します。 このコマンドは、Rational Synergy インストール済み環境内にあります。

ファイル・システム・スペース

セントラル CR データベースがあるファイル・システム (例えば、/vol/ccmdb/central_cr_db) には、移行するすべての添付ファイルを収容するのに十分なフリー・スペースが必要です。 複数のデータベースを移行する場合は、各データベースの添付ファイルのサイズを合算します。

各開発データベース内の添付ファイルおよびそのサイズ (バイト数) を求めるクエリーを実行するには、以下の Synergy CLI コマンドを使用します。

ccm query "name match 'attachment*' and has_attr('attachment_size')" -f "%attachment_size"


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