セッション率の構成

どれくらいの数のセッションが必要かは、いくつかの要因に影響されます。管理者は、「システム管理」ダイアログ・ボックスの「サーバー」タブでセッション率を構成します。

このタスクについて

以下のガイドラインを使用して、IBM® Rational® Change を構成します。 結果を最適化するには、以下の数値から開始して、実験を通して洗練させていきます。
表 1. IBM Rational Change を構成するためのガイドライン
アクティブなユーザー数 最小/最大セッション セッション率
1 - 15 2 - 5 4
15 - 50 4 - 10 5
50 - 100 6 - 13 8
100 - 200 8 - 20 10
200+ 10+ 10 - 20

一部の状況では、セッション・プール内のすべてのセッションがビジーになって、新しい要求で使用できなくなることがあります。 特に、多くのレポートを実行すると、バックエンド・セッションの実行速度が低下し、その他の要求が完了できなくなります。 セッション・プールがビジーな場合は、ユーザーは以下のメッセージを受け取ります。

セッションの取得に失敗しました: 再接続試行の制限値を越えました

このメッセージは、サーバー構成の問題が生じていることを示しています。

この問題を軽減するために、以下の 1 つ以上の解決方法を試行してください。
  • セッションの最小値を増やしてください。
  • ユーザー/セッション率を減らしてください。
  • 要求試行回数を増やしてください。
  • Web サーバー・プロセスのサイズを定期的に確認してください。

    通常の使用パターンでは、提供ソフトウェアには、200 人のアクティブ・ユーザーがそれぞれ 5 分から 10 分ごとに 1 回要求を行う状況に対応するのに十分な最大ヒープ・サイズが設定されています。 Web サーバー・プロセスがこのしきい値を超えると、パフォーマンスが低下することがあります。 この問題を解決するには、実験に基づいて、このしきい値をより適切な数値に変更します。


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