セントラル・モードにはセントラルとリモートの 2 つの相補的なサーバー・タイプがあります。
1 つのセントラル・サーバー・クラスター内には常に、単一のセントラル・サーバーとゼロ台以上のリモート・サーバーがあります。
各サーバーはそのタイプに関係なく、複数のデータベースをホストできます。
- セントラル・サーバー
- セントラル・サーバーは、セントラル CR データベースおよびその他のデータベース (オプション) をホストします。
これはユーザーが対話する唯一のサーバーです。
- リモート・サーバー
- リモート・サーバーは、セントラル・サーバーとリモート開発データベース間のプロキシーとして機能します。
異なる IBM® Rational® Synergy サーバーによってホストされたデータベースをセントラル・サーバー・クラスターの一部にする場合には、リモート・サーバーが必要になります。
この図を基に、次の例について考えてみます。ある企業の本社はサンフランシスコ (セントラル Change サーバー) にあり、営業所がマドリッドとベルリン (地域 1 および 2) にあるとします。
この企業は Rational Synergy データベースを各地域に保持し、それぞれの都市にある Rational Synergy サーバーがそのデータベースをホストします。セントラル・サーバーとセントラル CR データベースはサンフランシスコにあります。
これらは、各都市にあるリモート・サーバーを通じて、マドリッドとベルリンにあるデータベースと通信できます。
このデプロイメントの状態では、1 つのセントラル・サーバーと 2 つのリモート・サーバーがあります。
すべてのユーザーは IBM Rational Change に (リモート・サーバーではなく) セントラル・サーバーを介してアクセスします。
ユーザーは、タスクを処理するために、ログオンしているデータベースに関係なく、すべての CR にアクセスできます。