OSLC-CM 1.0 API を使用して IBM® Rational® Change と統合するツールを開発する場合は、API の詳細説明について API の仕様を参照してください。
ただし、Rational Change に固有の以下の実装詳細について理解してください。
- Rational Change に固有のプロパティーは、以下の名前空間に定義されます。
http://www.ibm.com/xmlns/prod/rational/change/1.0/
名前空間の接頭部は change でなければなりません。
Rational Change から返される XML 結果は、XML 文書にこの接頭部を定義します。
JSON 結果は、change 接頭部を定義せずに使用します。Rational Change に送信される要求は同じ規則に従う必要があります。
oslc_cm.properties パラメーターは、明示的な名前空間がないすべてのプロパティーは change 名前空間にあるものと見なします。
- HTTP 基本認証および OAuth がサポートされます。
OSLC-CM 2.0 API を使用して Rational Change と統合するツールを開発する場合は、API の詳細説明について、
2.0 の仕様を参照してください。
ただし、Rational Change に固有の以下の実装詳細について理解してください。
Rational Change における OSLC 用語
OSLC-CM API 仕様では、多くの変更管理プロバイダーで共有可能な用語を使用します。
これらの用語は、Rational Change で慣れているかもしれない用語とは若干異なります。
以下の用語があります。
- 変更依頼
- Rational Change では、この用語は、通常の Rational Change 変更依頼と同じです。
その他の OSLC-CM ツールでは、その他の同様のリソースを記述するためにこの用語を使用する場合があります。
- プロパティー
- OSLC-CM プロパティーは、Rational Change 属性および CR から CR への関係に相当します。
プロパティーの要求時に、ご使用のライフサイクルで既に慣れている既存の属性名を使用できます。
また、いくつかの OSLC-CM 共通プロパティー (例えば、dc:title や dc:identifier) が存在し、Rational Change はこれらを既存の属性に自動的にマップします。
- リンク
- OSLC-CM リンクは、異なる OSLC リソース間のリンクを表す特殊タイプのプロパティーです。
Rational Change では、これは通常、従来の CR から CR への関係に対して使用されます。
ただし、OSLC_LINK Web タイプの属性とともに使用された場合は、その他の CM リポジトリーに OSLC-CM リソースへのハイパーリンクを保管するためにも使用できます。
リモート・ハイパーリンクは、表示フォームから表示できます。ただし、この API でのみ作成できます。
ライフサイクルの共通 OSLC プロパティーのカスタマイズ
OSLC は、各プロバイダーの詳細が分からなくても、ほとんどの OSLC プロバイダーで使用できる多くのプロパティー名を定義しています。
例えば、Rational Change では、change:problem_synopsis 属性を共通属性 dc:title (OSLC-CM 1.0 の場合) または dcterms:title (OSLC-CM 2.0 の場合) から取得します。
これらの共通プロパティーは、ほとんどの Rational Change ライフサイクルに共通の Rational Change 属性および関係に自動的にマップされます。
ご使用のライフサイクルでマッピングが機能しない場合は、WEB-INF/wsconfig/system/app.properties で記述されているように、app.user.properties ファイルを作成してオーバーライドします。
詳しくは、app.properties キーの dc_title を参照してください。