Query Tuner プロジェクトは、単一照会チューニングおよびワークロード・チューニングに対するプロジェクト・エクスプローラー内の最大の構造単位です。
チューニングは、最初に Query Tuner プロジェクトを作成しなくても開始できます。 ただし、作業を保存して、後でその作業に戻れるようにする場合は、その作業を Query Tuner プロジェクトに保存する必要があります。
Query Tuner プロジェクトには、照会チューニング・アクティビティーとワークロード・チューニング・アクティビティーの成果物が含まれます。
- 照会グループ
- 照会グループは、1 つ以上の SQL ステートメントとその SQL ステートメントの分析結果を含むフォルダーです。
同じ照会の別のバージョン用に、単一照会グループ内に複数の SQL ステートメントを構成できます。
照会グループに照会を追加するには、照会グループを右クリックして、「照会の作成」を選択します。
ヒント: 照会グループでは、異なる SQL ステートメント間の関係は強制されないため、個別の SQL ステートメントのテキストをグループに含めることができます。しかし、チューニング・プロセス中に照会を変更する際、1 つの照会グループを使用して異なるバージョンの照会を保持するのは良い方法です。
異なるバージョンの照会を保存しておけば、バックトラックが必要な場合に便利です。
- 照会
- Query Tuner プロジェクト内の各照会オブジェクトは、照会のテキストとその照会のコンテキストに関する情報を含むリソース単位です。
各照会は、その照会に関連付けられた複数の分析結果を保持できます。 さまざまな分析結果を使用することで、
パフォーマンスの向上の度合いを長期間にわたって追跡し、チューニング・アクティビティーを記録することができます。
Query Tuner プロジェクト内の照会オブジェクトをダブルクリックすると、照会チューニング用のワークフロー・アシスタントが開き、アドバイザーや分析ツールを実行することができます。
- ワークロード・グループ
- ワークロード・グループは、複数のワークロード・オブジェクトを含むフォルダーです。
照会グループとは異なり、ワークロード・グループにはワークロードに対する分析結果が含まれません。
ワークロードの分析結果は、DB2® for z/OS® サブシステムに保存されます。
ワークロード・グループに対して、ワークロードを作成するか、またはサブシステム上の既存のワークロードを付加するには、ワークロード・グループを右クリックして、「ワークロードのチューニング」を選択します。
- ワークロード
- Query Tuner プロジェクト内の各ワークロード・オブジェクトは、サブシステム上のワークロードに関する情報 (接続別名やワークロード名など) を含むリソース単位です。
ワークロード・オブジェクトには、ワークロードのステートメントと分析結果は含まれていません。ワークロードのステートメントと分析結果は、サブシステム上で作成されて保存されます。 Query Tuner プロジェクト内のワークロード・オブジェクトをダブルクリックすると、
Query Tuner 用のワークフロー・アシスタントが開き、アドバイザーや分析ツールを実行することができます。
- 分析結果
- Query Tuner プロジェクト内の各分析結果オブジェクトは、SQL ステートメントを分析およびチューニングするために使用するさまざまな成果物を含むリソース単位です。
成果物には、フォーマット済みおよび注釈付き照会、アクセス・プラン・グラフ、アドバイザー推奨情報の要約などがあります。 Query Tuner プロジェクト内の分析結果オブジェクトをダブルクリックすると、
照会チューニング用のワークフロー・アシスタントが開き、推奨情報を確認することができます。
- SQL スクリプト
- 各 SQL スクリプトは、そのスクリプトのテキストを含むファイルです。プロジェクトを右クリックして、
を選択すると、Query Tuner プロジェクト内に SQL スクリプトを作成できます。 スクリプトをダブルクリックすると、SQL エディターが開きます。チューニング用の新規の照会としてエディターにスクリプトを入力したり、そのスクリプトが実行できるかどうかを検証したりできます。