WebSphere Application Server Community Edition、バージョン 2.1 サーバーの構成

WebSphere® Application Server Community Edition、バージョン 2.1 サーバーを手動で構成する必要があるかどうかは、使用しているデータベースによって異なります。

手順:

WebSphere Application Server Community Edition、バージョン 2.1 サーバーを手動で構成するには、以下のようにします。

  1. サーバーを始動して、管理コンソールにログインします。
  2. z/OS 上で DB2 データベースを使用している場合、com.ibm.db2/db2jcc_license_cisuz/9.1/jar ファイルをアーカイブの既存のリポジトリーに追加します。
    1. 管理コンソールで、「コンソール・ナビゲーション (Console Navigation)」 > 「サービス > 「共通ライブラリー (Common Libs)」を選択します。
    2. 「リポジトリー・ビューアー (Repository Viewer)」 のフィールドに次の値を指定します。
      • ファイル (File): absolute_path_for_db2jcc_license_cisuz.jar
      • グループ (Group): com.ibm.db2
      • 成果物 (Artifact): db2jcc_license_cisuz
      • バージョン (Version): 9.1
      • タイプ (Type) : jar
    3. 「インストール」をクリックします。
  3. DB2 データベースを使用する場合に、ワークベンチが Web サーバーにデータベース接続を登録しないようにするには、「Geronimo データベース・プール (Geronimo database pool)」ウィザードを使用して DB2 データベース・プールを作成してください。 ローカル・プールかグローバル・プールのどちらでも作成できます。ローカル・プールを使用できるのは、単一の Web サービスだけです。グローバル・プールは、Web サービスを含め複数のアプリケーションで使用できます。
    1. データベース・プールに名前を付けてから、データベース・タイプとして「DB2」を選択します。
    2. JDBC ドライバー・クラスが com.ibm.db2.jcc.DB2Driver であることを確認します。
    3. 以下のドライバー JAR ファイルを選択します。
      • com.ibm.db2/db2jcc/9.1/jar
      • DB2 for Linux, UNIX, and Windows の場合: com.ibm.db2/db2jcc_license_cu/9.1/jar
      • DB2 for z/OS の場合: com.ibm.db2/db2jcc_license_cisuz/9.1/jar
    4. データベースでの認証のためのユーザー名とパスワードを指定します。
    5. データベースへの接続時に使用するポート番号を指定します。
    6. データベース名とホスト・システム名を指定します。
    7. 有効な JDBC 接続 URL であることを確認します。
    8. オプション: 接続プールのパラメーターの値を指定します。
  4. Informix Dynamic Server (IDS) データベースを使用する場合に、ワークベンチが Web サーバーにデータベース接続を登録しないようにするには、以下のステップを実行してグローバル・データベース・プールを作成します。
    1. ifxjdbc.jar ファイルをアーカイブの既存のリポジトリーに追加します。 管理コンソールで、「コンソール・ナビゲーション (Console Navigation)」 > 「サービス > 「共通ライブラリー (Common Libs)」を選択します。 「リポジトリー・ビューアー (Repository Viewer)」 のフィールドに次の値を指定した後、「インストール」 をクリックします。
      • ファイル (File): absolute_path_for_ifxjdbc.jar
      • グループ (Group): com.informix.jdbc
      • 成果物 (Artifact): ifxjdbc
      • バージョン (Version): 10.0
      • タイプ (Type): jar
    2. 「Geronimo データベース・プール (Geronimo database pool)」ウィザードを使用して、IDS データベース・プールを作成します。 サーバーにデプロイする Web サービスは、それぞれ固有のデータベース・プールを使用しなければなりません。
    3. データベース・プールに名前を付けてから、データベース・タイプとして「Informix」を選択します。
    4. ドライバー JAR ファイル com.informix.jdbc/ifxjdbc/10.0/jar を選択します。
    5. データベースでの認証のためのユーザー名とパスワードを指定します。
    6. データベースへの接続時に使用するポート番号を指定します。
    7. データベース名とホスト・システム名を指定します。
    8. 有効な JDBC 接続 URL であることを確認します。
    9. オプション: 接続プールのパラメーターの値を指定します。
  5. データベース接続プールの groupID および artifactID パラメーターの値を記録します。 このデータベース接続プールを使用する Web サービスをデプロイする際に、これらの値を指定する必要があります。groupID および artifactID パラメーターの値には大/小文字の区別があります。

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