SQL データをキャプチャーしたり、pureQuery クライアント最適化をテストしたりするためのテスト環境は、実稼働環境に可能な限り一致するものにする必要があります。
複数のアプリケーションでデータ・ソースを共有しており、アプリケーション・レベルで SQL ステートメントをキャプチャーする必要がある場合は、アプリケーション固有の pureQuery Runtime プロパティーを設定します。このようなアプリケーション固有のプロパティーによってデータベースのリポジトリーを指定できるようになり、アプリケーションのプロパティー管理が容易になります。
接続、データ・ソース、アプリケーション固有、グローバルなど、必ず適切なレベルで pureQuery Runtime プロパティーを設定してください。例えば、pureQuery Runtime プロパティーを WebSphere インストール済み環境のグローバル・レベルでキャプチャーするように設定した場合、すべてのアプリケーションから同一のファイルに書き込みが実行されます。
例えば、pureQueryXML ファイルのサイズの最小化、および処理速度の向上のために、スタック・トレース情報が不要な場合にその情報のキャプチャーを使用不可に設定できます。
最小サイズのスタック・トレースは、pureQuery Runtime プロパティー packagePrefixExclusion を使用してスタック・トレースの内容をフィルター処理することによって収集できます。
同じ構文を共有しており、含まれるリテラル値のみが異なる、多くの SQL ステートメントをアプリケーションで実行する場合、pureQuery Runtime でリテラル値の代わりにパラメーター・マーカーを使用して、これらのステートメントをキャプチャーおよび統合することができます。
pureQuery Runtime で静的 SQL 実行の潜在的な問題が報告されるように指示するには、IBM® Data Server Driver for JDBC and SQLJ トレースを使用可能に設定し、pureQuery トレースをレベル FINER に設定します。
この実施は、WebSphere アプリケーションで pureQuery Runtime がキャプチャーした SQL データをディスク上のファイルに書き込む場合、特に必要です。
データベースに作成されたリポジトリーに、キャプチャーした SQL データを pureQuery Runtime が保管している場合、アプリケーションをシャットダウンする必要はありません。キャプチャーした SQL データはリポジトリーのレコードに書き込まれます。データを抽出する場合、pureQuery ManageRepository ユーティリティーでは、データのキャプチャーに使用中のレコードから pureQueryXML ファイルは作成されません。