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演習 5: Inventory_LevelsData インターフェースの SQL ステートメントのパフォーマンス測定

「SQL アウトライン」ビューを使用して、SQL ステートメントのパフォーマンスを調べ、チューニングの必要なステートメントを素早く見つけることができます。

Java プロジェクトの SQL ステートメントのパフォーマンスを測定するには、以下のようにします。

  1. pureQuery 実行構成を以下のように作成して実行します。
    1. 「パッケージ・エクスプローラー」で、プロジェクト・フォルダーを右クリックし、「実行」 > 「実行構成 (Run Configurations)」を選択します。
    2. 実行構成 (Run Configurations)」ウィンドウが開くので、 左側のツリーにある「データ・アクセス開発 (Data Access Development)」をダブルクリックして新規実行構成を作成します。
    3. 「名前」フィールドに、構成の名前を入力します。それから、「メイン・クラス」の下にある「検索」ボタンをクリックします。
      注: pureQuery 実行構成を使用する必要があるのは、アプリケーションの SQL ステートメントのパフォーマンス・データを収集するときだけです。ほとんどの場合、SampleUtil アプリケーションを実行したときと同じように、Java アプリケーション実行構成を使用できます。
      「メイン型を選択 (Select Main Type)」ウィンドウが開きます。
    4. テストするアプリケーションの main() メソッドを含むクラスを選択してください。 このチュートリアルでは、テスト・アプリケーション InventoryLevelsDataTest を実行します。これは、INVENTORY_LEVELS 表のすべての行を返す InventoryLevelsData インターフェースの SELECT ステートメントを実行する、単純で軽量のアプリケーションです。 このアプリケーションは、表の最初の行の値を使用して Bean を初期化します。アプリケーションは、Bean を入力データとするメソッドにその Bean を渡します。
    5. 「適用」ボタンをクリックします。
    6. 「引数 (Arguments)」ページの「プログラムの引数 (Program arguments)」フィールドに、GSDB データベースに接続するのに必要な JDBC 接続 URL、ユーザー ID、およびパスワードを入力します。 以下の画像は、GSDB データベースへのサンプル接続を示しています。
      図 1. GSDB データベースへの接続の URL、ユーザー ID、およびパスワードの例
      GSDB 接続情報の入力
    7. 「適用」をクリックしてから「実行」をクリックします。
    デフォルトでは、IBM® Data Studio によって「コンソール」ビューが開かれ、SQL ステートメントの結果が表示されます。
  2. 実行した SQL ステートメントのパフォーマンス・データを表示します。

    「SQL アウトライン」ビューに移動します。「パフォーマンス・データまたは EXPLAIN データの表示」ボタン 「パフォーマンス・データまたは EXPLAIN データの表示」ボタン の下矢印をクリックし、「パフォーマンス・データ」を選択します。

    SQL ステートメントの右に、パフォーマンス・データをミリ秒の値で示す列が表示されます。 「パッケージ・エクスプローラー (Package Explorer)」でプロジェクト・フォルダーを 右クリックして「データ・アクセス開発 (Data Access Development)」 > 「SQL アウトラインでのプロジェクトのリフレッシュ」を 選択しないと、パフォーマンス・データが表示されない場合があります。

  3. 「SQL アウトライン」ビューのツールバーで、「パフォーマンス・データ・タイプ」リストから「ワークベンチ SQL パフォーマンス」を選択します。
  4. パフォーマンスが低いステートメントを検出します。 ステートメントが少ない場合は、パフォーマンスの低い SQL ステートメントを検出することは容易です。しかし、ステートメントの数が多い場合でも、表ビューを使用すればパフォーマンスが低いステートメントを容易に検出できます。 「ツリー・ビューまたは表ビューの表示」ボタン (「ツリー・ビューまたは表ビューの表示」ボタン) をクリックします。

    ビューの「データベース」階層ページが表に切り替わります。

  5. 「合計クライアント時間」列の見出しを 2 回クリックし、このデータのビューの表の先頭に最も遅いステートメントが表示されるようにします。
    ヒント: ステートメントを編集したり、チューニングしたり、または他のユーザーに送付して確認を依頼する場合は、いずれかのステートメントを右クリックします。これまでの演習で学習したすべてのオプションが使用できます。
  6. パフォーマンス・データを保存します。 1 つ以上のステートメントを編集またはチューニングする前に、パフォーマンス・データを保存する必要があります。 そうすれば、これらのステートメントの古いバージョンのパフォーマンスと新しいバージョンのパフォーマンスを比較できます。パフォーマンス・データのセットを保存するには、以下のようにします。
    1. 「現行パフォーマンス・データの保存」ボタンをクリックします。
      「現行パフォーマンス・データの保存」ボタンの位置
    2. 「パフォーマンス・データの保存」ウィンドウで、データ・セットの名前を付けます。
      「パフォーマンス・データの保存」ウィンドウ
      pureQuery はデータ・セットを指定された名前にタイム・スタンプを追加して保存します。
次の演習では、このパフォーマンス・データのセットを他のものと比較します。
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