コール・レベル・インターフェース (CLI) とは、関数引数として動的 SQL ステートメントを受け渡すための関数呼び出しを使用するリレーショナル・データベース・アクセス用の C および C++ のアプリケーション・プログラミング・インターフェースのことです。
クライアントの最適化を使用して DB2® データベースまたは Informix® データベースに接続する CLI アプリケーションを有効にすることができます。またこの有効化を行った後、アプリケーションによって発行される SQL ステートメントを制御することができます。
例えば、アプリケーションが DB2 データベースに接続する場合、このアプリケーションをデータベースに対して SQL ステートメントを静的に実行するように構成できます。
制御できる SQL ステートメントは、データベースに対して実行することが許可されたものです。
pureQuery クライアントの最適化を使用して CLI アプリケーションを有効にして構成した場合、pureQuery Runtime によって以下のような利点がもたらされます。
- アプリケーション開発とデプロイメント・プロセスに成果物をほとんど追加することのない単純なメカニズムが提供される。
- pureQuery Runtime の成果物をリポジトリーに保管したりリポジトリーから取得したりできるようになる。
- DB2 データベースへの接続時に、動的 SQL で静的 SQL マッピングへの変更を行うことが許可される。
- DB2 データベースへの接続時に、アプリケーションによって実行される静的 SQL パッケージのバインディングと管理が簡素化される。
- アプリケーションのエンドツーエンド開発、モニター、および実行時の問題判別をより簡単に行える。
CLI アプリケーションは C および C++ アプリケーションですが、Java ベースの pureQuery ユーティリティーの Configure、StaticBinder、
および ManageRepository を使用すれば、pureQuery クライアント最適化対応の CLI アプリケーションで SQL ステートメントを静的に実行できるようになります。