適切な索引セットを使用すると、表への効率的なアクセスや、照会処理の速度向上を実現できるため、索引は照会パフォーマンスにとって重要です。 索引を使用することで、ローカル・フィルタリングの実行、結合処理の効率化、ソート処理の必要性の排除、索引のみのアクセスの実行、および参照整合性の強化などにより、パフォーマンスを改善することができます。 そのため、索引は照会チューニングの基本的部分となります。 ただし、SQL ステートメントの複雑性が増すと、作成する適切な索引を判断する作業が難しくなります。索引アドバイザーは、作成する索引について詳細な推奨情報を提供します。ユーザーはその情報に基づいて索引を作成することできます。
索引アドバイザーは、作成することにより照会のパフォーマンスが改善される索引を推奨します。また、ユーザーがデータ・サーバーで適切な権限を持っている場合は、索引アドバイザーを使用して、 ワークフロー・アシスタントから索引を直接作成することができます。 それ以外の場合、CREATE INDEX ステートメントをコピーし、索引を作成できる権限を持つ他のユーザーに送信できます。
DB2® for z/OS® データ・ サーバーで実行される SQL ステートメントの場合には、ワークフロー・アシスタントの「呼び出し」セクションの「候補索引のテスト」ページを使用して、 索引を提案し、それらの索引をバーチャルに実行できます。 「レビュー」セクションの「候補索引のテスト結果の確認」ページで、提案した索引により照会のパフォーマンスが向上するかどうかを判別し、 索引をデータ・サーバー環境にデプロイすることができます。