IBM® InfoSphere® Optim™ Query Tuner を使用して、pureQuery を使用する Java アプリケーション内の SQL ステートメントを手動でチューニングできます。
始める前に
InfoSphere Optim Query Tuner には、実行時間が削減されるように SQL ステートメントを変更するための推奨事項が用意されています。
次のプロジェクトおよびアプリケーションの要件が満たされていることを確認してください。
- ワークスペース内の少なくとも 1 つの Java プロジェクトで pureQuery のサポートを使用可能にしている必要があります。
アプリケーションは以下のいずれかの特性を備えている必要があります。
- アプリケーションに、以下のオブジェクトの少なくとも 1 つが含まれている。
- pureQuery データ・インターフェース内のメソッドの 1 つに対する呼び出し
- pureQuery API を使用する少なくとも 1 つのアノテーション付きメソッドを宣言するインターフェース
- キャプチャーされた SQL ステートメントを含む pureQueryXML ファイル
- アプリケーションで、Java Persistence API または Hibernate (Java のオブジェクト関係マッピング・ライブラリー) を使用している。
- プロジェクトは、以下のデータベースのいずれかと関連付けられている必要があります。
- DB2® for Linux, UNIX,
and Windows
- DB2 for z/OS®
- プロジェクトが DB2 for Linux, UNIX,
and Windows と関連付けられている場合:
- IBM InfoSphere Optim Query Tuner for DB2 for Linux, UNIX, and Windows が IBM Data Studio と同じパッケージ・グループにインストールされている必要があります。
- IBM InfoSphere Optim Query Tuner for DB2 for Linux, UNIX, and Windows がデータ・サーバーでアクティブ化されている必要があります。
- データ・サーバーが照会チューニング・クライアントで構成されている必要があります。
- プロジェクトが DB2 for z/OS と関連付けられている場合:
- IBM InfoSphere Optim Query Tuner for DB2 for z/OS が IBM Data Studio と同じパッケージ・グループにインストールされている必要があります。
- IBM InfoSphere Optim Query Tuner for DB2 for z/OS がデータ・サーバーでアクティブ化されている必要があります。
- データ・サーバーが照会チューニング・クライアントで構成されている必要があります。
注: SQL ステートメントに、アプリケーションで宣言されている変数が含まれている場合は、SQL ステートメントをチューニングできません。DB2 ホスト変数など、データ・サーバー関連の変数はステートメントに含めることができます。
ただし、アプリケーションをバインドまたはデプロイした後は、DB2 パッケージまたは動的なステートメント・キャッシュから SQL ステートメントを取り込み、それをチューニングすることができます。アプリケーションをテスト環境または実稼働環境にデプロイ後、照会チューニング機能または IBM InfoSphere Optim Performance Manager を使用して、ステートメントを取り込むことができます。
このタスクについて
各 SQL ステートメントのチューニングは、Query Tuner エディターで反復プロセスを実行することによって手動で行います。
Java アプリケーションに相当数の SQL ステートメントが含まれている場合には、チューニングする必要がある SQL ステートメントを知ることによって生産性を向上させることができます。
「SQL アウトライン」ビューの EXPLAIN データを使用して、チューニングによって大きなメリットが得られる低 SQL ステートメントを判別できます。
Query Tuner エディターは、「SQL アウトライン」ビュー、Java エディター、または pureQueryXML エディターから開くことができます。
手順
Query Tuner エディターを使用して InfoSphere Optim Query Tuner による SQL ステートメントのチューニングを行うには、以下のようにします。
- オプション: EXPLAIN を使用した低パフォーマンスの SQL ステートメントの検索を実行します。
- チューニングする SQL ステートメントを選択して、Query Tuner エディターを開きます。
オプション |
説明 |
「SQL アウトライン」ビューから開く場合: |
- SQL ステートメントを右クリックしてから、「Query Tuner を開く」をクリックします。
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Java エディターから開く場合: |
- SQL ステートメントを右クリックしてから、「Query Tuner を開く」をクリックします。
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pureQueryXML エディター (pureQuery サポートが有効な場合に使用可能) で以下を行います。 |
- SQL ステートメントを右クリックしてから、「Query Tuner を開く」をクリックします。
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ヒント: これら 3 つのいずれかの場所にある SQL ステートメントを右クリックしてから、「Query Tuner レポートの取得」を選択して、推奨に直接移動するようにスキップできます。
このエディターの使用法のヘルプについては、『Query Tuner エディター』を参照してください。
- チューニングした SQL ステートメントをコピーしてから、Query Tuner エディターを閉じます。
- ワークベンチで SQL ステートメントを更新します。
Query Tuner エディターを開いた場所に応じて |
以下のステップを実行します。 |
「SQL アウトライン」ビューの場合: |
- Java エディターに戻ります。
- チューニングした SQL ステートメント全体を選択してから、コピーした SQL ステートメントを貼り付けます。
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Java エディターの場合: |
- チューニングした SQL ステートメント全体を選択してから、コピーした SQL ステートメントを貼り付けます。
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pureQueryXML エディター (pureQuery サポートが有効な場合に使用可能) で以下を行います。 |
- チューニングしたステートメントを右クリックして、「ステートメントの編集」をクリックしてから、コピーした SQL ステートメントを貼り付けます。
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次のタスク
チューニングする SQL ステートメントごとにこのプロセスを繰り返します。