別のアプリケーション・サーバーに移動されるアプリケーション

pureQuery クライアント最適化対応のアプリケーションは、1 つのアプリケーション・サーバーから別のアプリケーション・サーバーに移動でき、そのアプリケーションによって実行される SQL ステートメントを再キャプチャーする必要はありません。

動的な Web ベースの Java アプリケーション・プログラムは、多くの場合、プログラム・デプロイメント、トランザクション制御、データ・パーシスタンスおよびオブジェクト・パーシスタンスなどのサービスを提供する、J2EE 準拠アプリケーション・サーバーの制御下で実行されます。接続プールやステートメント・キャッシュなどのパフォーマンス・フィーチャー、およびグローバル・トランザクションなどの機能を提供するために、一部のアプリケーション・サーバーでは、接続、ステートメント、および結果セットなどの JDBC オブジェクトがラップされます。例えば、WebSphere® Application Server のアプリケーションが、WebSphere データ・ソースの接続を要求した場合、基礎となる JDBC 接続を含む WebSphere 接続オブジェクトが戻されます。この戻りの接続オブジェクトによって、その接続で実行されるすべてのアクティビティーが WebSphere で識別されますが、専有のインターフェースはその接続で非表示になります。WebLogic サーバーでも同様に、接続、ステートメント、および結果セットのオブジェクトがラップされます。

pureQuery クライアント最適化アプリケーションは異なるラッパーからは影響を受けません。pureQuery Runtime はアプリケーション・サーバー・ラッパーと JDBC ドライバーの間に位置します。多くの場合、pureQuery クライアント対応のアプリケーションは、SQL キャプチャー・プロセスを繰り返さなくても移動できます。例えば、アプリケーションを WebLogic サーバーから WebSphere Application Server に移動する場合、キャプチャー、構成、およびバインドという pureQuery クライアント最適化ステップを繰り返す必要はありません。


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