クライアント・アプリケーションが、Web サービス内の特定の操作にアクセスするときに SOAP/HTTP メッセージ・プロトコルを使用するメッセージを送受信する場合、これらのメッセージを変換して、ワークベンチが操作用に生成した XML スキーマを使用することができます。さらに、Web サービスによって返されたメッセージを、デフォルト XML スキーマからカスタム XML スキーマを使用する SOAP でラップされた有効な XML 文書に変換することもできます。
このタスクについて
以下の表は、入力メッセージが SOAP/HTTP プロトコルを使用する場合に可能な、XSL 変換からの入出力を説明しています。
表 1. XSL 変換の入出力 |
XSL 変換への入力 |
XSL 変換からの出力 |
最初の XSL 変換 |
カスタム XML スキーマを使用する、SOAP でラップされた有効な XML 文書 |
デフォルトの XML スキーマを使用する、SOAP でラップされた有効な XML 文書 |
2 番目の XSL 変換 |
デフォルトの XML スキーマを使用する、SOAP でラップされた有効な XML 文書 |
カスタム XML スキーマを使用する、SOAP でラップされた有効な XML 文書 |
SOAP/HTTP プロトコルを使用する入出力メッセージに対する XSL 変換を操作用に構成するには、以下のようにします。
手順
- メッセージ用のカスタム XML スキーマを Web サービスに追加します。 Web サービスを右クリックし、「カスタム・スキーマの管理」を選択して「カスタム XSL スキーマの管理 (Manage Custom XSL Schemas)」ウィザードを開きます。
- 操作を右クリックして「XSL 変換の管理」を選択し、「XSL 変換の管理」ウィザードを開きます。
- 「デフォルトの生成」をクリックして、入力メッセージおよび出力メッセージ用のデフォルト XML スキーマを生成します。
- 入力メッセージの変換用の XSL ファイルを作成します。 XSL ファイルがワークベンチから参照可能な場所に置かれていることを確認します。
- カスタム XML スキーマに従ってタグ付けされた XML ファイルへの出力メッセージの変換用に XSL ファイルを作成します。 XSL ファイルがワークベンチから参照可能な場所に置かれていることを確認します。
- 操作を右クリックして「XSL 変換の管理」を選択し、「XSL 変換の管理」ウィザードを開きます。
- 「入力メッセージの変換」ボックスで、以下のステップに従います。
- 入力メッセージの変換用の XSL ファイルを選択します。
- 「カスタム・スキーマ」チェック・ボックスを選択します。
- 入力メッセージのルート・エレメントを選択します。
- 「出力メッセージの変換」ボックスで、以下のステップに従います。
- 出力メッセージの変換用の XSL ファイルを選択します。
- 「カスタム・スキーマ」チェック・ボックスを選択します。
- 出力メッセージのルート・エレメントを選択します。
- 「完了」をクリックします。