管理エクスプローラーのデータベース・カタログ・フィルターを使用して、データベース・カタログから返されるオブジェクト数を制限できます。
大量のオブジェクトが含まれているデータベースの場合、データベース・カタログ・フィルターを指定することでパフォーマンスが向上する可能性があります。
フィルターに指定した条件を満たし、フィルターに指定した従属オブジェクト・タイプと一致するデータ・オブジェクトのみが、データベース・カタログから返されます。また、ビュー・フィルターをデータベース・カタログ・フィルターと組み合わせて使用することで、ビューに表示されるデータ・オブジェクトをさらにフィルタリングすることができます。
フィルターの指定
データベース・カタログ・フィルターを指定するには、
管理エクスプローラー内のオブジェクト・タイプ・フォルダーを右クリックして、「データベース・カタログ・フィルター」を選択します。
各オブジェクト・タイプ・フォルダーに 1 つのフィルターを指定できます。
データベース・カタログ・フィルターを有効にするには、以下の条件および従属オブジェクトのタイプを指定する必要があります。
- 条件
- 各条件の述部と値を指定します。オブジェクトの名前に使用されている文字に基づいて、データ・オブジェクトを含めたり除外したりできます。
指定する値は大/小文字を区別します。
- 従属オブジェクト
- データベース・カタログから返される従属オブジェクトのタイプを指定します。これらのオブジェクトは、フィルターに指定した条件を満たすオブジェクトに従属している場合にのみ、データベース・カタログから返されます。
要確認: データ・オブジェクト間の影響と従属関係を分析するには、
すべての従属オブジェクト・タイプを含めるか、もしくはデータベース・カタログ・フィルターを無効にする必要があります。
フィルターが設定されると、以下のラベルおよびアイコンが
管理エクスプローラーに表示されます。
- [フィルター済み]
- フィルターを指定したデータベースの名前の前に表示されます。
- [フィルター済み]
- フィルターを指定したフィルター済みフォルダー
の後に表示されます。
フィルタリングを無効にするには、データベース・カタログ・フィルター内の条件をすべて削除する必要があります。
制約事項: 管理エクスプローラーでデータベース・カタログ・フィルターを指定している場合に、同時にデータ・ソース・エクスプローラーでデータ・オブジェクト・フィルターを指定することはサポートされていません。各フィルターはもう一方のフィルターをオーバーライドするため、ワークベンチで有効にすることができるのはこれらのうちどちらか一方だけです。
例えば、データ・オブジェクト・フィルターを指定する場合は、データベース・カタログ・フィルターは自動的に無効にされ、
すべての条件が削除されます。
「オブジェクト・リスト」のしきい値制限の設定
パフォーマンスを向上させるために、
「オブジェクト・リスト」に表示されるオブジェクト数のしきい値を設定することができます。
しきい値は、「設定」ダイアログ・ボックスで設定します。管理エクスプローラーからオブジェクトのリストを開こうとして、リストに含まれるオブジェクトの数が設定したしきい値を超えると、ワークベンチは「オブジェクト・リスト」にデータを追加する前にフィルター・ダイアログ・ボックスを表示します。表示されるオブジェクトの数をフィルターを使用して制限するか、オブジェクトの全リストを表示するかを選択できます。
「オブジェクト・リスト」のパフォーマンスに応じて、設定で制限を増減させて、フィルター・ダイアログ・ボックスが自動的に開く条件を指定します ()。