DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードのチューニング

DB2® for z/OS® サブシステムにアクセスする SQL ステートメントのグループのパフォーマンスを改善するための推奨情報を取得できます。

始める前に

このタスクについて

照会ワークロードをチューニングするためのアドバイザーの実行について既定の順序はありませんが、ユーザー独自のチューニング・シナリオの基礎にできる一般的な順序があります。

手順

ほとんどの場合、SQL ステートメントのチューニングは以下の手順に従って行うことができます。

  1. チューニングする SQL ステートメントのワークロードを作成します。
    1. チューニングする SQL ステートメントをキャプチャーします。 DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードを作成するための SQL ステートメントをキャプチャーできる場所を参照してください。
    2. SQL ステートメントをキャプチャーした後、「ワークロードにすべて保存 (Save All to Workload)」ボタンをクリックします。
    3. 「ワークロード名および記述の入力 (Input Workload Name and Description)」ウィンドウで、新規照会ワークロードを識別するための情報を指定します。
  2. 照会ワークロード内にある SQL ステートメントに関する EXPLAIN 情報を収集します。 ワークフロー・アシスタントは、照会ワークロード内にある SQL ステートメントごとに EXPLAIN ステートメントを実行する必要があります。ワークロード統計アドバイザーは、SQL ステートメントに関する最新情報を必要とします。
    1. 「ワークロードの管理とチューニング」ページで、照会ワークロードをクリックします。
    2. 表の上部のツールバーにある「タスク」アイコンをクリックします。「タスク」ページが開きます。このページには、照会ワークロードで実行するようにスケジュールされているタスクが表示されます。
    3. 「EXPLAIN」アイコンをクリックします。「EXPLAIN 情報の収集のスケジュール」ウィンドウが開きます。
    4. 照会ワークロードを EXPLAIN するためのタスクをスケジュールします。 ヘルプ情報を見るには、ウィンドウの左下隅にある「ヘルプ」アイコンをクリックします。ワークフロー・アシスタントがタスクの完了時にユーザーに警報するようにする場合は、「スケジュールされたタスクの完了時に通知を受け取る」チェック・ボックスを選択します。
    タスクは、スケジュールされた時刻に開始されます。タスクが完了した後、ステップ 3 に進みます。
  3. ワークロード統計アドバイザーを実行して RUNSTATS コマンドを生成し、DB2 オプティマイザーが最新の最も必要とされる統計を持っているようにします。 DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードの統計の収集に関する推奨情報の生成とそれに基づく対応を参照してください。
  4. ワークロード索引アドバイザーを実行してその推奨情報に従い、不要な表スキャンを避けるのに役立つ適切な索引が存在するようにします。 DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードのパフォーマンス改善のための索引に関する推奨情報の生成とそれに基づく対応を参照してください。
  5. ワークロード照会アドバイザーを実行してその推奨情報に従い、DB2 オプティマイザーが次善のアクセス・パスを選択する原因になる可能性がある、SQL ステートメント内の構造を検出して修正します。 パフォーマンス改善のための照会ワークロード内の SQL ステートメントの改訂に関する推奨情報の生成とそれに基づく対応を参照してください。
  6. ワークロード・アクセス・パス・アドバイザーを実行して、DB2 オプティマイザーがステートメントを処理するために次善のアクセス・パスを使用しているかどうかを調べます。 その後、アドバイザーの推奨情報に従います。 DB2 for z/OS で実行する照会ワークロード内の SQL ステートメントのアクセス・パスの変更に関する推奨情報の生成とそれに基づく対応を参照してください。

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