pureQuery Runtime でのロギングおよびトレース

CLI アプリケーションでの pureQuery クライアント最適化は、構成可能な重大度レベルを持つレコード・ロギングおよびファイル・トレース機能のメカニズムを提供します。

始める前に

この pureQuery 機能を使用するには、IBM® Optim pureQuery Runtime 2.1 以降を使用し、IBM Data Server CLI Driver バージョン 9.7 フィックスパック 3 以降で pureQuery Runtime を有効にします。

このタスクについて

pureQuery クライアント最適化は、構成可能な重大度レベルを持つロギング機能およびトレース機能を提供します。 ロギングおよびトレースは各レベルで必要な情報を提供して、実行時の問題判別をサポートします。 このタスクでは、pureQuery Runtime ロギングおよびトレース機能のランタイム・プロパティーを設定する方法を説明します。

アプリケーション接続プロパティーとして、あるいは構成ファイル db2cli.ini または dsdriver.cfg で、以下の 2 つのキーワードを設定できます。
traceFile
ログ情報を書き込むファイルを指定します。CLI アプリケーションが実行されるディレクトリーに対する絶対パスまたは相対パスを使用できます。 ファイルが存在する場合は、ファイルの既存の内容に新しいログ・メッセージが追加されます。
traceLevel
ログ・ファイルに書き込む詳細情報のレベルを指定します。レベルは、最も情報の少ないレベルから最も詳細なレベルの順に、以下のようになっています。
  • OFF
  • SEVERE
  • WARNING
  • INFO
  • CONFIG
  • FINE
  • FINER
  • FINEST
  • ALL
デフォルトのレベルは OFF です。
これらのキーワードは、アプリケーション接続プロパティーとしても、db2cli.ini ファイルでも、dsdriver.cfg ファイルでも指定できます。 複数の場所でキーワードを指定した場合の優先順位は、高いほうから低いほうへ、以下のような順番になります。
  • アプリケーション接続プロパティー
  • db2cli.ini ファイル
  • dsdriver.cfg ファイル

db2cli.ini ファイル内の以下の行は、traceFile を /user/CLIOPTtraces.log に、traceLevel を INFO に設定します。

traceFile=/user/CLIOPTtraces.log
traceLevel=INFO
代わりに db2dsdriver.cfg ファイルを使用する場合は、次のようにパラメーター・エレメントの属性としてキーワードを設定します。
<parameter name="traceFile" value="/user/CLIOPTtraces.log" />
<parameter name="traceLevel" value="INFO" />

フィードバック