ワークベンチの Java アプリケーションから実行される SQL ステートメントのデータベース・パフォーマンス・データをキャプチャーするにはまず、Java プロジェクトを構成する必要があります。
パフォーマンス・データをキャプチャーした後、パフォーマンス・データをインポートして「SQL アウトライン」ビューに表示することができます。
アプリケーションは、InfoSphere® Optim™ Performance Manager Extended
Edition によってモニターされるデータベースで SQL ステートメントを実行する必要があります。
始める前に
以下の要件を満たしていることを確認してください。
- インポートしたパフォーマンス・データを「SQL アウトライン」ビューで表示するために Java プロジェクトのデータ・アクセス開発サポートを使用可能にする必要があります。
ご使用のプロジェクトに pureQuery サポートがある場合、そのプロジェクトにはデータ・アクセス開発サポートがあります。
- アプリケーションを実行する際、pdq.jar と pdqmgmt.jar という pureQuery JAR ファイルがクラスパスに含まれている必要があります。
- データベース・アプリケーションは SQL ステートメントを動的に実行する必要があります。
- アプリケーションで pureQuery API を使用する場合、pureQuery インライン・メソッドまたは pureQuery インターフェースを使用して SQL ステートメントを実行する必要があります。
- InfoSphere Optim Performance Manager Extended
Edition によってモニターされるデータベースで SQL ステートメントを実行する必要があります。
- データベースをモニターする InfoSphere Optim Performance Manager のインストールに関して、コンピューターおよび InfoSphere Optim Performance Manager Extended
Insight によって使用されるポートの URL を知っておく必要があります。
このタスクについて
Java プロジェクトでは、プロパティー・ファイル pdq.properties で pdq.cmx.controllerURL プロパティーを設定します。
このプロパティーは InfoSphere Optim Performance Manager が稼動するコンピューター、および InfoSphere Optim Performance Manager Extended
Edition で使用されるポートを指定します。
プロジェクトで pureQuery サポートが使用可能になっている場合、プロパティー・ファイルは pureQuery Runtime でも使用されます。
手順
SQL ステートメントのデータベース・パフォーマンス・モニターを可能にするには、以下のようにします。
- 必要であれば、プロジェクトのソース・ディレクトリーにテキスト・ファイル pdq.properties を作成します。 デフォルト・ソース・ディレクトリー src/ を使用している Java プロジェクトの場合は、ファイル src/pdq.properties を作成します。
ご使用のプロジェクトで pureQuery サポートが使用可能である場合、ファイルはソース・ディレクトリーに存在します。
- pdq.cmx.controllerURL プロパティーと値を、プロジェクトのプロパティー・ファイルに追加します。
プロジェクトのプロパティー・ファイルにあるプロパティーの値は、データベースをモニターする InfoSphere Optim Performance Manager インストールのプロパティーの値と一致する必要があります。
以下のプロパティー・ファイルの例では、
pdq.cmx.controllerURL プロパティーの値が
PERFMON.test.systems:60000 になっています。
pdq.cmx.controllerURL=PERFMON.test.systems:60000
pdq.captureMode=ON
pdq.executionMode=DYNAMIC
pdq.pureQueryXml=dataAccessFolder/capture.pdqxml
値は、
InfoSphere Optim Performance Manager のインストールのコンピューター (
PERFMON.test.systems) と
InfoSphere Optim Performance Manager Extended Insight ポート (
60000) から成る URL です。
ファイル内の他のプロパティーは pureQuery Runtime プロパティーです。
- Java アプリケーションを実行します。
タスクの結果
アプリケーションを実行すると、そのアプリケーションは InfoSphere Optim Performance Manager の Extended Insight クライアントとして実行されます。
SQL パフォーマンス・データがキャプチャーされ、InfoSphere Optim Performance Manager リポジトリー・データベースに保管されます。
パフォーマンス・データをインポートして、データを「SQL アウトライン」ビューに表示することができます。
リポジトリー・データベースにある SQL パフォーマンス・データは InfoSphere Optim Performance Manager を使って表示できます。
データベースをモニターしている InfoSphere Optim Performance Manager インストールにログオンします。
「Extended Insight 分析ダッシュボード (Extended Insight Analysis Dashboard)」から、モニター対象データベースを選択し、パフォーマンス情報を表示します。
SQL ステートメントのパフォーマンス・データはダッシュボードの詳細として表示されます。