ライセンス・アクティベーション・キットだけをインストールすることを選択し、それをサイレント・インストールすることができます。
始める前に
- IBM® Installation Manager のバージョン 1.3.3 から 1.5 までのいずれかがワークステーションにインストールされていることを確認します。
- ライセンス・アクティベーション・キットをサイレント・インストールする予定のワークステーションに IBM Data Studio フルクライアント、バージョン 3.1.1 が既にインストールされていることを確認します。
このタスクについて
ライセンス・アクティベーション・キットだけをインストールするケースとしては、ワークステーションに IBM Data Studio フルクライアント、バージョン 3.1.1 がインストールされている場合に、IBM InfoSphere® Optim™ Query Workload Tuner、バージョン 3.1.1 のライセンスをアクティブ化することにより、IBM Data Studio クライアント経由でデータベースまたはサブシステムに接続するユーザーがチューニング機能のすべてのセットにアクセスできるようにする、というシナリオが考えられます。
この作業では、1 つのワークステーションで応答ファイルを生成した後、他のワークステーションで応答ファイルを使用してインストールを実行します。
制約事項: - Windows オペレーティング・システムで稼働しているワークステーションで応答ファイルを生成した場合、その応答ファイルを使用するサイレント・インストールは、Windows オペレーティング・システムで稼働している別のワークステーションで実行する必要があります。
- Linux オペレーティング・システムで稼働しているワークステーションで応答ファイルを生成した場合、その応答ファイルを使用するサイレント・インストールは、Linux オペレーティング・システムで稼働している別のワークステーションで実行する必要があります。
手順
ライセンス・アクティベーション・キットだけをサイレント・インストールするには、以下の手順を実行します。
- IBM Installation Manager が更新を自動的にチェックする設定になっていることを確認します。
- IBM Installation Manager を起動します。
- を選択します。
- 「設定」ウィンドウで「更新」を選択します。
- 「更新」ページで、「Installation Manager の更新を検索」オプションを選択します。次に、「OK」をクリックします。
- IBM Installation Manager を閉じます。
- 応答ファイルを生成します。
- コマンド行で、IBM Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。 このサブディレクトリーのデフォルト・パスは、オペレーティング・システムや、ワークステーションに対する管理権限を持っているかどうかに応じて異なります。
- ワークステーションに対する管理権限を持っている場合:
- Windows の場合: C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse
- Linux の場合: /opt/IBM/Installation
Manager/eclipse
- ワークステーションに対する管理権限を持っていない場合:
- Windows 2000 および Windows XP Professional の場合: C:¥Documents and Settings¥user¥IBM¥Installation Manager
- Windows Vista、Windows 2008、および Windows 7 の場合: C:¥Users¥users¥IBM¥Installation Manager
- Linux の場合: /user_home_directory/IBM/InstallationManager
- 次のいずれかのコマンドを実行して、IBM Installation Manager を開始し、応答ファイルを生成し、ログ・ファイルを生成します。コマンドを指定するときに、入力するファイル・パスが存在することを確認してください。これは、Installation Manager では、応答ファイルとログ・ファイル用のディレクトリーは作成されないためです。 使用しているワークステーションにもライセンス・アクティベーション・キットをインストールする場合は、実行するコマンドから -skipInstall オプションを削除してください。
- IBM Data Studio フルクライアントのインストール先として予定しているワークステーションのユーザーが管理権限を持っている場合に実行するコマンド
- Windows の場合:
IBMIM.exe
–record response_file_name_and_path
-log log_file_name_and_path
-skipInstall full_path_name_of_a_writable_directory
- Linux の場合:
IBMIM
-record response_file_name_and_path
-log log_file_name_and_path
-skipInstall full_path_name_of_a_writable_directory
- IBM Data Studio フルクライアントのインストール先として予定しているワークステーションのユーザーが管理権限を持っていない 場合に実行するコマンド
- Windows の場合:
userinst.exe
–record response_file_name_and_path
-log log_file_name_and_path
-skipInstall full_path_name_of_a_writable_directory
- Linux の場合:
userinst
-record response_file_name_and_path
-log log_file_name_and_path
-skipInstall full_path_name_of_a_writable_directory
- IBM Installation Manager で、を選択します。
- 「リポジトリー」ページで、ライセンス・アクティベーション・キットの diskTag.inf ファイルの場所を追加します。次に、「OK」をクリックします。
ライセンス・アクティベーション・キットの
diskTag.inf ファイルのパス:
- Windows オペレーティング・システムの場合: Root_path_of_installation_media¥oqwt¥diskTag.inf
- Linux オペレーティング・システムの場合: Root_path_of_installation_media/oqwt/diskTag.inf
- IBM Installation Manager の主画面で、「インストール」をクリックします。
- ウィザードの「パッケージの選択」ページで、ライセンス・アクティベーション・キットのパッケージを選択します。
- 「パッケージのインストール」ページで、IBM Data Studio フルクライアント、バージョン 3.1.1 がインストールされているパッケージ・グループを選択します。
- ウィザードで残りのステップを完了します。
- ライセンス・アクティベーション・キットのインストール先のワークステーションに、応答ファイルを転送します。 応答ファイルを生成するときに使用したバージョンの IBM Installation Manager が、サイレント・インストールを実行するワークステーションにインストールされていることを確認します。応答ファイルが指定するリポジトリーが、IBM Installation Manager からアクセス可能であることを確認します。例えば、応答ファイルが製品 DVD 上の diskTag.inf ファイルを参照している場合であれば、サイレント・インストールの開始前に、製品 DVD をワークステーションの DVD ドライブにセットしておく必要があります。
- サイレント・インストールを実行します。
- コマンド行で、IBM Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
- Windowsでの例: cd C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse
- Linux での例: cd /opt/IBM/Installation Manager/eclipse
- コマンドを実行してサイレント・インストールを開始します。
注: -log オプションでは新しいログ・ファイルが作成されるため、指定したディレクトリーに書き込み可能であることが必要です。
- Windows の場合: imcl.exe
-acceptLicense input response_file_name_and_path -log <log
file path and name>
- Linux の場合: ./imcl
-acceptLicense input response_file_name_and_path -log <log
file path and name>
次のタスク
SQL ステートメントや照会ワークロードをチューニングできるように DB2® for Linux, UNIX, and Windows データベースを構成する必要がある場合は、IBM InfoSphere Optim Query Workload Tuner を使用するための DB2 for Linux, UNIX, and Windows データベースの構成を参照してください。
SQL ステートメントや照会ワークロードをチューニングできるように DB2 for z/OS® サブシステムを構成する必要がある場合は、InfoSphere Optim Query Workload Tuner を使用して照会および照会ワークロードをチューニングできるように DB2 for z/OS サブシステムを構成するを参照してください。
データベースまたはサブシステムが IBM InfoSphere Optim Query Workload Tuner、バージョン 3.1 を使用してチューニングできるように既に構成されており、そのバージョンのライセンスがデータベースまたはサブシステムでアクティブ化されている場合は、IBM Data Studio フルクライアントを始動してチューニングを開始できます。