CLI アプリケーションを pureQuery クライアント最適化対応にする

pureQuery Runtime をインストールした後、コール・レベル・インターフェース (CLI) アプリケーションをクライアント最適化に対応させることができます。 クライアント最適化などの pureQuery 機能は、IBM® InfoSphere™ Optim™ pureQuery Runtime 製品を 購入することにより入手します。

始める前に

CLI アプリケーションを pureQuery クライアント最適化に対応させる前に、次を行います。
  • IBM Optim pureQuery Runtime 2.1.1 以降をインストールする必要があります。

    pureQuery クライアント最適化に対応した CLI アプリケーションは、pureQuery Runtime インストールに含まれているライセンス・ファイルを使用します。 pureQuery Runtime は、CLI アプリケーションが実行されるのと同じマシン上にインストールされている必要はありません。

  • コール・レベル・インターフェース (CLI) と pureQuery クライアント最適化をサポートする次のいずれかの製品を少なくとも 1 つインストールする必要があります。
    • IBM Data Server Driver for ODBC and CLI バージョン 9.7 フィックスパック 3 以降
    • IBM Data Server Runtime Client バージョン 9.7 フィックスパック 3 以降
    • IBM Data Server Client バージョン 9.7 フィックスパック 3 以降
CLI アプリケーションは、データ・ソースとして次のデータベースに接続できます。
  • DB2® for Linux、UNIX、および Windows バージョン 9 以降
  • DB2 Universal Database™ for z/OS® バージョン 8.1
  • DB2 9.1 for z/OS
  • DB2 10 for z/OS
  • Informix® Dynamic Server v10.x、v11.10、v11.50、v11.70

クライアント最適化対応の CLI アプリケーションの サポート対象製品およびデータベース・サポートに関する最新情報については、 InfoSphere Optim pureQuery Runtime のシステム要件を 参照してください。

SQL ステートメントを静的に実行する意図がある場合は、Java ベースの pureQuery ユーティリティー Configure および StaticBinder を実行します。pureQuery Runtime は、ユーティリティーを実行するコンピューターにインストールして、使用可能にする必要があります。次の製品もコンピューターにインストールされている必要があります。
  • Java Runtime Environment (JRE) バージョン 1.5 以降
  • IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ バージョン 3.57 または 4.7.xx
pureQuery Runtime JAR ファイル、pdq.jar および pdqmgmt.jar、および Data Server Driver JAR ファイルは、ユーティリティーを実行するコンピューター上の CLASSPATH にリストされている必要があります。

手順

CLI アプリケーションを pureQuery クライアント最適化に対応させるには、次のようにします。

  1. CLI アプリケーションで pureQuery ライセンス・ファイルをアクティブ化します。
    • IBM Data Server Driver for ODBC and CLI を使用する場合:
      1. pureQuery インストール・ディレクトリーで、ライセンス・ファイルの正しいバージョンを見つけます。例えば、C:¥Program Files¥IBM¥purequery¥license¥clientv97¥ などです。
        ヒント: ドライバー・パッケージで提供されている DB2 db2level コマンドを使用すると、ドライバー・パッケージのバージョンを判別できます。
      2. ライセンス・ファイル dspq_rt.lic を IBM Data Server Driver Package のライセンス・ディレクトリーにコピーします。

        ライセンス・ディレクトリーは、IBM Data Server Driver for ODBC and CLI がインストールされているディレクトリーです。例えば、C:¥Program Files¥IBM¥IBM DATA SERVER DRIVER¥license¥ などです。

    • 別の DB2 クライアントまたはデータ・サーバーを使用している場合:

      コマンド・プロンプトで、コマンド db2licm -a C:¥pqRuntime221¥pureQuery¥dspq_rt.lic を実行します。ここで、C:¥pqRuntime221¥ は、pureQuery Runtime インストールのディレクトリーです。

  2. Microsoft Windows Vista オペレーティング・システムで必須: pureQuery ライセンス・ファイルのアクティベーションを完了するには、 管理者アカウントでアプリケーションを実行して SQL データをキャプチャーします。

    管理者アカウントを使用することでアプリケーションが正常に SQL データをキャプチャーしたら、CLI クライアント最適化がシステム上のユーザーに対して有効になります。

    このステップは、1 回実行する必要があります。このステップを行わずに CLI クライアント最適化を使用しようとしても、アプリケーションは有効なライセンス・キーを見つけることができず、エラーを返します。

タスクの結果

pureQuery ライセンス・ファイルが、ドライバーでアクティブ化されます。 これで、CLI アプリケーションで pureQuery クライアント最適化機能を使用できます。

次のタスク

pureQuery ライセンス・ファイルをアクティブ化した後、pureQuery クライアント最適化機能を有効にするように CLI アプリケーションを構成できます。

pureQuery Runtime を 使用してアプリケーションを構成するには、CLI アプリケーション構成ファイルで pureQuery Runtime キーワードを設定します。 pureQuery Runtime は、pureQuery Runtime キーワードが構成ファイルで指定された場合に、有効な pureQuery ライセンスがあるかどうかを検査します。 有効な pureQuery ライセンスが見つからない場合、pureQuery Runtime は終了し、エラー・コード SQL8029N を返します。


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