ワークベンチを使用して、pureQuery のクライアント最適化が有効になっている Java アプリケーションを作成する方法を学習します。その後、アプリケーションをコンピューターのディレクトリーにエクスポートし、pureQuery のクライアント最適化が有効なアプリケーションを実行するようにコンピューターを構成する方法を学習します。
アプリケーションで pureQuery のクライアント最適化を有効にし、アプリケーションのソース・コードを変更しないでアプリケーションでの SQL ステートメントの実行方法を制御します。pureQuery のクライアント最適化では、JDBC ドライバーがアプリケーションとどのように相互作用するかを変更し、アプリケーションのコードの変更は必要ありません。
pureQuery のサポートが有効になっているワークベンチの Java プロジェクトでは、アプリケーションで pureQuery のクライアント最適化を有効にできます。ワークベンチでは次のタスクを実行できます。
- アプリケーションによって発行された SQL ステートメントを取り込んで管理する。
- SQL ステートメント、データベース・オブジェクト、Java ソース・コードの間の関係を管理する。
- SQL ステートメントを実行する。
- SQL ステートメントの実行方法を制御する、pureQuery のクライアント最適化の構成をテストする。
学習目標
このチュートリアルを完了すると、以下のタスクを実行できるようになります。
- Java プロジェクトで pureQuery のサポートを有効にする。
- 簡単な JDBC ベースの Java アプリケーションを構成して以下のタスクを実行する。
- pureQueryXML ファイルでアプリケーションによって発行された SQL ステートメントを取り込む。
- アプリケーションの SQL ステートメントを静的に実行するように pureQuery ランタイムを構成する。
- 取り込んだ SQL ステートメントと関連付けられているパッケージを識別する。
- アプリケーションによって発行された SQL ステートメントを、アプリケーションを変更しないで静的に実行する。
- pureQueryXML ファイル内の SQL ステートメントのみを実行する。
- ワークベンチの外部で、pureQuery のクライアント最適化が有効になっている Java アプリケーションをコンピューターで実行する。
所要時間
このチュートリアルを終了するには約 90 分かかります。このチュートリアルに関連した他の概念について調べる場合は、完了するのにさらに時間がかかります。
スキル・レベル
中級
対象読者
Java アプリケーション開発者
システム要件
このチュートリアルを完了するには、以下のソフトウェアが必要です。
- IBM® Data Studio バージョン 3.1
- DB2® Enterprise Server Edition バージョン 9.5 Linux、UNIX、および Windows フィックスパック 3
- DB2 SAMPLE データベース。データベースの作成方法については、「サンプル・データベースの作成」(DB2 インフォメーション・センターへのリンク) を参照してください。
- pureQuery ランタイム・バージョン 2.2.1
- IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ バージョン 3.57
前提条件
このチュートリアルを完了するには、次の概念を理解している必要があります。
- Eclipse での Java プロジェクト
- Java の基本的なプログラミング
- SQL の基本的な知識
予想される結果
以下のタスクを実行できるようになります。
- Java プロジェクトで pureQuery のサポートを有効にする。
- pureQueryXML ファイルでバインド操作を実行すると作成されるデータベース・パッケージの場所をデータベース上で特定する。
- Java ソース・コードから SQL ステートメントを抽出する。
- Java ソース・コードでの SQL ステートメントの場所を特定する。
- pureQueryXML ファイル、バインド・プロパティー・ファイル、構成プロパティー・ファイル、pureQuery ランタイム・プロパティー・ファイルなどの pureQuery ファイルを作成する。
- pureQueryXML に対して pureQuery の構成およびバインド操作を実行する。