Data Studio Web コンソールには、製品のインストールまたはアップグレードに使用できるインストール・ウィザードが備えられています。
グラフィカル・ユーザー・インターフェースに対応していないコンピューターに製品をインストールする場合、コンソール・モードを使用して製品をインストールできます。
始める前に
- Data Studio Web コンソールのインストールまたはアップグレード先のディレクトリーに対する、読み取りおよび書き込みの特権が必要です。
- IBM® Data
Studio ヘルス・モニターの以前のバージョンからアップグレードする場合、インストール・プログラムは、ソフトウェアの以前のバージョンをインストールしたときに使用したタイプと同じタイプのユーザー (管理者または管理者以外) として実行するようにします。
このタスクについて
Windows 管理者として製品をインストールする場合、Data Studio Web コンソールは Windows サービスとして追加されます。
管理者以外のユーザーとしてインストール・プログラムを実行する場合、管理ユーザーは DSWC_installation_dir/bin ディレクトリーから installservice.bat スクリプトを実行して、Data Studio Web コンソール・サービスを後で手動でインストールできます。
次の表は、製品のインストール時に使用できるオプションと、それらのオプションのデフォルト値の一覧です。
表 1. インストール・オプションとデフォルト値オプション |
インストールに使用されるデフォルト値 |
解説 |
インストール・ディレクトリー: DSWC_installation_dir |
- Linux および UNIX のデフォルト・ディレクトリー
- 管理ユーザーの場合: /opt/IBM/DSWC
- 管理者以外のユーザーの場合: $HOME/DSWC
ここで $HOME は、インストール・プログラムを実行しているユーザーのホーム・ディレクトリーを定義する環境変数です。
- Windows のデフォルト・ディレクトリー
- 管理ユーザーの場合: C:¥Program Files¥IBM¥DSWC
- 管理者以外のユーザーの場合: %USERPROFILE%¥IBM¥DSWC
ここで %USERPROFILE% は、インストール・プログラムを実行しているユーザーのホーム・ディレクトリーを定義する Windows の環境変数です。
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既存のバージョンの Data Studio ヘルス・モニターをアップグレードするには、インストーラーで以前の製品のインストール・ディレクトリーを選択します。 |
デフォルトの管理ユーザー |
デフォルト: admin |
デフォルトの管理ユーザーを使用して、最初に Web コンソールにシングルユーザー・モードでログインし、それから特定の Web コンソール管理タスクを実行します。
デフォルトの管理ユーザーは、製品で使用される (データベース管理者などの) 他の管理ユーザーとは別のものです。 注: 以前のバージョンの Data Studio ヘルス・モニターをアップグレードする場合、ユーザー ID とパスワードは Data Studio ヘルス・モニターで使用したのと同じものを使うことができます。
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ポート番号 |
デフォルトの HTTP: 11083
デフォルトの HTTPS: 11084
デフォルトの制御ポート: 11085
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1024 から 65535 までの範囲内の、使用されていないポートを使用します。
注: 以前のバージョンの Data Studio ヘルス・モニターをアップグレードする場合、ご使用のインストール環境のすべてのポート番号を指定する必要があります。
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手順
Data Studio Web コンソールをインストールするには、次のようにします。
- 以前のバージョンの Data Studio ヘルス・モニターをアップグレードする場合は、アップグレードの準備をするために以下のタスクを実行します。
- 以前のバージョンの Data Studio ヘルス・モニターを実行している場合は、以下のようにして停止します。
- Linux および UNIX の場合: DSHM_installation_dir/bin ディレクトリーから、stop.sh コマンドを実行します。
- Windows: 「スタート」メニューからをクリックします。
- 手動でインストールしたすべての Windows サービスをアンインストールします。 Data Studio ヘルス・モニターを Windows サービスとして実行するように手動で構成した場合は、removeservice.bat を DSHM_installation_dir/bin ディレクトリーから実行して、そのサービスを手動でアンインストールする必要があります。
- 次のいずれかのオプションを使用してインストール・プログラムを実行します。
オプション |
説明 |
インストール・ウィザードを使用したインストール |
- コマンド行を開き、それを使用して Data Studio Web コンソールのインストール・イメージのディレクトリーを開きます。
- 次のコマンドを実行します。
- AIX® の場合:
- ./DSWC.v3.1.install-on-aix-ppc64.bin
- System x® (64 ビット) 上の Linux の場合:
- ./DSWC.v3.1.install-on-linux-x86_64.bin
- System z® (64 ビット) 上の Linux の場合:
- ./DSWC.v3.1.install-on-linux-s390x.bin
- Windows (32 ビット) の場合:
- DSWC.v3.1.install-on-windows-i386.exe
- Windows (64 ビット) の場合:
- DSWC.v3.1.install-on-windows-x86_64.exe
インストール・ウィザードが開きます。
- ウィザードのページの手順を実行します。
ウィザードには、インストールが正常に完了したかどうか、および Data Studio Web コンソールが正常に開始したかどうかが示されます。
インストール・プログラムには、ウィザードの完了時に Web コンソールを開くというオプションもあります。
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コンソール・モードを使用したインストール |
- コマンド行を開き、それを使用して Data Studio Web コンソールのインストール・イメージのディレクトリーを開きます。
- 次のコマンドを実行します。
- AIX の場合:
- ./DSWC.v3.1.install-on-aix-ppc64.bin -i console
- System x (64 ビット) 上の Linux の場合:
- ./DSWC.v3.1.install-on-linux-x86_64.bin -i
console
- System z (64 ビット) 上の Linux の場合:
- ./DSWC.v3.1.install-on-linux-s390x.bin -i console
- Windows (32 ビット) の場合:
- DSWC.v3.1.install-on-windows-i386.exe -i console
- Windows (64 ビット) の場合:
- DSWC.v3.1.install-on-windows-x86_64.exe -i console
コンソール・モードでインストール・プログラムが開始されます。
- コンソール・ウィンドウの質問に回答します。
インストールが完了したかどうかが表示されます。
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Data Studio Web コンソールがインストールされます。
- オプション: インストールの詳細については、インストール・ログ・ファイルを確認してください。
- Linux および UNIX の場合:
- DSWC_installation_dir/logs/DSWCinstall_summary_timestamp.log
- DSWC_installation_dir/logs/DSWCinstall_details_timestamp.log
- Windows の場合:
- DSWC_installation_dir¥logs¥DSWCinstall_summary_timestamp.log
- DSWC_installation_dir¥logs¥DSWCinstall_details_timestamp.log
ここで timestamp は、インストーラーを実行した日時であり、DSWC_installation_dir は、選択したインストール・ディレクトリーのパスです。
次のタスク
Data Studio Web コンソールがまだ実行されていない場合は、それを開始して、製品のインストール時に作成したデフォルトの管理ユーザーを使用して Web コンソールにログインします。
製品をアップグレードした場合、Web コンソールにアクセスする権限のあるユーザーとしてログインします。