この最初の課題では、「SQL およびルーチン開発」パースペクティブを開き、検討します。ワークベンチのこのパースペクティブは、このチュートリアルでのすべての作業を行う場所です。
「SQL およびルーチン開発」パースペクティブは、以下のような複数のデフォルト・ビューで構成されています。
- データ・プロジェクト・エクスプローラー
- データ・ソース・エクスプローラー
- プロパティー・ビュー
- SQL の結果ビュー
ワークベンチのその他のパースペクティブと同様に、このパースペクティブをカスタマイズして、他のビューを組み込んだり、上記のようなデフォルト・ビューを除外したりできます。ビューとエディターについての詳細、および環境をカスタマイズする方法についての説明は、『
Eclipse 基本チュートリアル』を参照してください。このチュートリアルでは、「SQL およびルーチン開発」パースペクティブのデフォルト・ビューを使用します。
環境をセットアップするには、以下のとおりにします。
「SQL およびルーチン開発」パースペクティブを開きます (まだ開いていない場合)。- メイン・ツールバーで、をクリックします。 この製品ではさまざまなカテゴリーのタスクを実行するので、「タスク・ナビゲーター」を使用してパースペクティブを速やかに切り替えることができます。
「SQL およびルーチン開発」パースペクティブが開き、デフォルト・ビューが表示されます。
データ・プロジェクト・エクスプローラーはデフォルトでは左上の領域に表示されます。このエクスプローラー・ビューは、データ開発プロジェクトを作成する場所です。データ開発プロジェクトは、データベース接続に関連付けられています。データ開発プロジェクトを使用して、ルーチンおよび照会などのアプリケーション開発オブジェクトを作成し、保管します。後の演習で、データ開発プロジェクトを作成し、いくつかの基本的な成果物を作成します。以前にデータ・プロジェクトを現行のワークスペースに作成していない場合、データ・プロジェクト・エクスプローラーは、ブランクになります。以下の画面キャプチャーは、既に作成されているサンプル・プロジェクトのあるデータ・プロジェクト・エクスプローラーを示しています。
データ・ソース・エクスプローラーはデフォルトでは左下の領域に表示されます。このエクスプローラー・ビューには、検出されたデータベースへの接続が含まれます。DB2® SAMPLE データベースを以前に作成し、構成している場合、それがデータ・ソース・エクスプローラーに表示されます (切断されています)。その他のディスカバーされたデータベースも表示されます。以下の画面キャプチャーは、いくつかの既存の接続が表示されているデータ・ソース・エクスプローラーの例を示しています。以前にデータベース接続を作成しているかどうかに応じて、データ・ソース・エクスプローラーの表示は多少異なる場合があります。
データ・ソース・エクスプローラーは、データベース接続およびデータベースに含まれているオブジェクトのライブ・スナップショットです。データ・ソース・エクスプローラーの主な機能は以下の 2 つです。
- データ・ソース・エクスプローラーを使用することによって、データ・オブジェクトをブラウズしてそのプロパティーを表示するか、または基礎モデルを使用して、データ開発プロジェクトに開発の成果物を作成することができます。新しいデータ開発プロジェクトを作成する際には、プロジェクトを関連付ける接続と、その接続からデータベース・モデルを使用するルーチンや照会などの成果物を作成するために使用される、エディターおよびウィザードを指定します。
データ開発プロジェクトを作成した後、さらに編集するために、データ・ソース・エクスプローラーからプロジェクトにいくつかのオブジェクト (ストアード・プロシージャーなど) をコピーと貼り付けまたはドラッグ・アンド・ドロップすることもできます。
- データ・ソース・エクスプローラーからウィザードおよびエディターを開き、DDL スクリプトを生成し実行することによって、データ・オブジェクト、データベースに含まれるデータ、または特権を変更することもできます。これらのアクションは通常、データベース管理者によって実行されます。
このパースペクティブの右下部分は、複数のビューを含むタブ付き領域です。これらのビューは通常、ワークベンチで特定のアクションを実行したときに自動で開くか、またはビューをクリックまたはダブルクリックすることによって内容を見ることができます。データベース・アクションを実行するとき (例えば、ルーチンまたは照会の実行)、「SQL の結果」ビューは結果を表示します。「プロパティー」ビューは、データ・ソース・エクスプローラーで強調表示されたオブジェクトのプロパティーを表示します。その他のビューは、ワークベンチで特定のタスクを実行するときに、必要に応じて開きます。
以下の画面キャプチャーは、データ・ソース・エクスプローラーで SAMPLE 接続が選択されたときの「プロパティー」ビューを示しています。