インストールするフィーチャーを選択することにより、ソフトウェア製品をカスタマイズできます。
IBM® Installation Manager を使用して
IBM Data Studio をインストールする場合は、インストール・ウィザードに、製品パッケージで使用可能なフィーチャーが表示されます。
このフィーチャー・リストから、インストールするフィーチャーを選択できます。
デフォルトの一連のフィーチャーが選択されています (必須フィーチャーはすべて含まれています)。
フィーチャー間に依存関係があれば、Installation Manager
はそれを強制し、必要なフィーチャーが消去されないようにします。
ヒント: パッケージをインストールした後でも、Installation Manager で「パッケージの変更」ウィザードを実行して、後でソフトウェア製品のフィーチャーを追加または除去することができます。
次の表は、インストールできる製品のフィーチャーを示しています。インストールするフィーチャーのデフォルト選択は、異なる場合があります。
フィーチャーがすでに共用リソース・ディレクトリーに存在している場合は、デフォルトでは選択されず、再度インストールされません。
フィーチャー |
説明 |
アプリケーション開発 |
アプリケーション開発ツールは、アプリケーションの設計、開発、およびデプロイメントの期間を短縮するために役立ちます。
SQL、PL/SQL、Java データベース・ルーチンの開発とテスト、および SQL パフォーマンスの分析を行うための拡張開発ツールも用意されています。
その他の拡張ツールでは、データベース Web サービスの生成とデプロイ、SQL および XQuery スクリプトの作成と実行、XML 文書と XSL、XSD、DTD ファイルの作成、および Java データベース・アプリケーションと SQLJ アプリケーションの開発がサポートされます。
さらに、標準的なデータベース・オブジェクト管理作業 (データベース・オブジェクトの作成、コピー、変更、およびデータベース・アクセス特権の管理など) を行うこともできます。
IBM 以外のデータベースもサポートされます。
- 基本開発機能
- これらのフィーチャーは、データベース・アクセス、カタログ参照、オブジェクト管理、SQL および XML 照会スクリプトの作成と実行のためのコア・サポートを提供します。
- 拡張開発機能
- これらのフィーチャーは、ルーチン開発、pureQuery、データ Web サービス、および XML のための拡張サポートを提供します。
- pureQuery 機能
- リレーショナル・データにアクセスする Java アプリケーションの開発、管理、および最適化を容易にする Java アプリケーション開発用ツールを提供します。
このフィーチャーには、データベース表と SQL ステートメントから Java コードを生成するための基本ツールの他、SQL ステートメントのビルド、妥当性検査、および実行の完全支援を含む Java エディターの機能拡張が含まれています。
Java アプリケーション開発用の拡張ツールが提供されます。
これには、Java アプリケーション内の SQL の把握機能、問題判別と影響分析のための SQL 実行メトリック、静的 SQL サポート、静的 SQL で拡張された JPA アプリケーション、および拡張コード生成サポートが含まれます。
pureQuery を使用してビルドされた Java アプリケーションをデプロイするには、InfoSphere Optim pureQuery Runtime 用の別個のライセンスが必要です。
- SQL ルーチンおよび PL/SQL 開発
- SQL ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数の開発、テスト、デプロイを行うツールを提供します。
ウィザード、エディター、および統合ストアード・プロシージャー・デバッガーが含まれます。
- Java 開発
- Java データベース・アプリケーションおよび Java ストアード・プロシージャーを開発するためのツールを提供します。
- Java ルーチン開発
- ウィザード、エディター、および統合ストアード・プロシージャー・デバッガーなどの Java ストアード・プロシージャーの開発、テスト、およびデプロイのためのツールを提供します。
- SQLJ 開発
- SQLJ アプリケーションを構築するためのツールを提供します。
これには、標準装備の構文強調表示機能を持つ SQLJ エディター、SQLJ ファイルを純粋な Java ファイルに変換して SQLJ 直列化プロファイルを作成する SQLJ 変換プログラム、SQLJ ファイルのデバッグに使用できる SQLJ デバッガーが含まれます。
DB2® の SQLJ アプリケーションを開発する際には、標準装備のカスタマイズ・フィーチャーを使用できます。
- SQL パフォーマンス・サポート
- 「SQL アウトライン」ビューには、SQL ステートメントのパフォーマンス・データを表示するためのツールがあります。
このデータは、Data Studio クライアントから生成できます。
このデータは、Optim™ Performance Manager リポジトリー・データベースからインポートすることもできます。
モニター対象 SQL ステートメントのパフォーマンス・データは、「SQL アウトライン」ビューにリストされている SQL ステートメントと突き合わされます。
SQL および XQuery エディターは、データベースで SQL ステートメントを実行して、Optim Performance Manager Extended Insight によって取り込まれたデータベース・パフォーマンス・データを表示するためのツールを備えています。
- XML 開発
- XML アプリケーションの開発用ツールを提供します。
これには、XML スキーマ文書を作成および登録し、XML データを XML 列に挿入するためのウィザード、XML、XSD、DTD ファイル用のエディター、およびシュレッディングのための XML スキーマの注釈付けに使用できるグラフィカル・マッピング・エディターが含まれます。
XML 開発用の拡張ツールが提供されます。
これには、XPath Expression ウィザードを備えた XSL エディター、デプロイ可能変換文書を生成するための XML マッピング・エディター、および拡張文書生成ツールが含まれます。
- データ・オブジェクト・コピー
- データベース・オブジェクトおよびその関連データを、同一サーバー内のデータベース間または 2 つの異なるサーバー間でコピーする機能を提供します。
- 拡張データベース・サポート
- これらのフィーチャーは、サポートを IBM 以外のデータベースに拡張します。
- Oracle サポート
- データベース・オブジェクトおよびストレージ管理のサポート、Oracle データベースのアクセス制御と、SQL スクリプトおよび PL/SQL 開発のサポートを提供します。
- Sybase サポート
- Sybase データベースおよび ANT サポートを伴う Sybase 互換 DB2データベースでの、データベース・アクセス、カタログ参照、オブジェクト管理のためのツールを提供します。
また、SQL スクリプトおよびストアード・プロシージャーの作成および実行のためのサポートを提供します。
- データ Web サービス
- Web サービスを作成およびデプロイするためのサポートを提供します。
これにより、クライアント・アプリケーションは、SQL SELECT および DML ステートメント、ストアード・プロシージャーなどのデータベース操作によって、DB2 データベースのデータにアクセスすることが可能になります。
- DB2 for Linux, UNIX, and Windows のデータベース変更管理
- インプレース編集およびプラン編成変更を使用する、統合オブジェクト管理および複合変更管理を提供します。
- Rational® ClearCase® SCM Adapter
- Rational ClearCase を使用して、データ・プロジェクトの共用のサポートを提供します。インストール後に、「設定」ウィンドウの「機能」ページでこのフィーチャーを有効にしてください。
このフィーチャーは、ClearCase クライアントおよび構成済み ClearCase サーバーがある場合にのみ使用できます。
- モデル化されたプライバシー統合
- 物理データ・モデルおよびドメイン・データ・モデルをデータベースと統合するためのサポートを提供します。
また、このフィーチャーにより、データ・プライバシー・ポリシーをモデル化されたデータベース列に割り当て、これらのプライバシー・ポリシーをオブジェクト管理タスク (データベース間でのデータのコピーなど) に適用することができます。
- デプロイメント管理
- SQL スクリプトやストアード・プロシージャーなどの成果物の、1 つ以上のテスト・データベース・サーバーへのデプロイメントを管理するためのツールを提供します。
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データベース管理 |
データベース管理ツールは、DBA としてデータベースを管理し、生産性を向上させるために役立ちます。
このフィーチャーは、DB2 for Linux, UNIX, and Windows データベース・サーバーの一般的なデータベース管理作業をガイドするタスク・アシスタントを備えています。
例えば、インスタンスの開始および停止、データベースのバックアップおよびリカバリー、表の再編成などを行うためのコマンドが自動的に生成されます。
DB2 for Linux, UNIX, and Windows データベースについては、このフィーチャーは、複雑な構造変更を行って、複数のオブジェクトの変更を必要とする同じデータベースでの変更およびデータベース・マイグレーションのシナリオを簡素化するためのサポートも備えています。
自動生成されるコマンドによって、ドロップおよび再作成する必要があるオブジェクトのデータを確実に保存することができます。
さらに、保守ユーティリティー・コマンドを組み込むことができ、またデータベース変更を取り消すためのスクリプトを作成できます。
DB2 for z/OS®、Informix®、および IBM 以外のデータベースでは、単一のオブジェクトに対して変更を行うことができます。
- 管理機能
- DB2 for Linux, UNIX, and Windows データベース・ナビゲーション、基本 DDL 生成、SQL および XQuery エディター、データベース変更管理、物理データ・モデリング、影響分析、データベース・オブジェクト比較、およびデータベース管理タスク・アシスタントを提供します。
- Rational ClearCase SCM Adapter
- Rational ClearCase を使用して、データ・プロジェクトの共用のサポートを提供します。インストール後に、「設定」ウィンドウの「機能」ページでこの機能を有効にしてください。
この機能は、ClearCase クライアントが同一コンピューターにインストールされ、ClearCase サーバーが構成済み場合にのみ使用できます。
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照会チューニング |
DB2 for Linux, UNIX, and Windows または DB2 for z/OS データベース・サーバーで実行する照会のパフォーマンスを分析およびチューニングするための基本ツールを提供します。
統計アドバイザーを実行して、RUNSTATS コマンド (統計を使用して問題を修正し、DB2 オプティマイザーを使用可能にする) を生成し、改善されたアクセス・パスを作成できます。
これらのツールを使用して、SQL ステートメントの読み取りおよび分析が容易になるように、SQL ステートメントをフォーマット設定します。
Visual Explain で生成可能なものと同様なアクセス・プラン・グラフを生成できます。
SQL ステートメントのアクセス・パスに関する情報、および統計アドバイザーからの推奨情報を要約したレポートを利用できます。 |