複数のユーザーで Data Studio Web コンソールを使用するには、リポジトリー・データベースを追加して、マルチユーザー・モード用にこれを構成する必要があります。
次に、そのデータベースのユーザーとグループの認証を構成します。リポジトリー・データベースは、データベース接続、アラートとアラート構成の設定、ジョブ・マネージャーの設定、およびジョブ履歴を格納するためにも使用されます。
始める前に
- DB2® データベースを作成および構成して、構成リポジトリーとして使用します。Web コンソールを使用して、リポジトリー・データベースとして使用するデータベースを選択すると、Data Studio Web コンソールはデータベースを必要なスキーマで構成します。
Data Studio Web コンソールの Web コンソールへのアクセスを管理するには、このデータベースで定義されているユーザー、グループ、および役割に特権を割り当てることができます。
- シングルユーザー・モードで Data Studio Web コンソールを使用したときに構成したデータベース接続の情報を保持するには、接続をテキスト・ファイルにエクスポートし、後で構成リポジトリーにインポートする必要があります。
これらの接続のアラートを構成した場合、設定をメモしておき、インポート後にデータベース接続を再構成する必要があります。
このタスクについて
マルチユーザー・モードで
Data Studio Web コンソールを使用するには、リポジトリー・データベースを追加して、データベース接続、アラートの構成、およびユーザー認証の管理方法などの情報を格納する必要があります。リポジトリー・データベースを使用しない場合、
Data Studio Web コンソールでは、
Data Studio Web コンソールをインストールしたコンピューターのローカルにすべての情報が格納されます。
手順
Data Studio Web コンソールをマルチユーザー・モード用に構成するには、以下のようにします。
- 保持する既存のデータベース接続をエクスポートします。 シングルユーザー・モードでデータベース接続を作成し、既存のいずれかのデータベース接続を使用する予定であれば、まずそれらをエクスポートしてから、後で構成リポジトリーにインポートする必要があります。
Web コンソールで、「データベース」をクリックしてから、「データベース接続のエクスポート (Export Database Connections)」をクリックして、既存のデータベース接続をテキスト・ファイルにエクスポートします。
重要: シングルユーザー・モードで Data Studio Web コンソールを実行するときに使用する既存のデータベース接続や他の設定は、構成リポジトリーのセットアップ時には保持されません。
これらの設定を保持しておくには、それらのメモを取り、リポジトリー・データベースで使用するように手動で Data Studio Web コンソールを構成する必要があります。
- 構成リポジトリーを設定します。 Web コンソールで、を選択して、Data Studio Web コンソール・データ用のリポジトリーとしてリレーショナル・データベースを選択します。
- 特権を構成します。 Web コンソールで、を選択し、データベースの特権要件を構成して、アラートやジョブを管理するために必要な特権をユーザーに付与します。
- ユーザー認証を構成します。 Web コンソールで、を選択して、Web コンソールのユーザー認証を構成します。
- 「データベース」ページから、ステップ 1 でエクスポートしたすべてのデータベース接続をインポートします。
タスクの結果
Data Studio Web コンソールはマルチユーザー・モードで実行されます。データベース接続、アラートの設定、特権の設定、およびユーザー認証の設定は、リポジトリー・データベースに格納されます。
次のタスク
データベース接続をまだ追加していない場合は、
Data Studio Web コンソールの使用を開始するために、ここで 1 つ以上のデータベース接続を追加する必要があります。