データ設計プロジェクト

データ設計プロジェクトは、データベースの計画、分析、アーカイブ、および変更を行うために使用するリソースを保存するコンテナーです。 プロジェクトは「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューに表示され、ファイル・システムのディレクトリーに対応しています。

データベースに対して最初の変更プランが作成されるときに、データ設計プロジェクトが自動的に作成されます。 プロジェクトの名前は database_connection-name Change Plans であり、ここで database_connection-name はデータベース接続の名前です。データベースに対して作成される変更プランごとに、 プロジェクトには、この変更プラン内のデータベースの変更に必要なリソース (モデルやスクリプトなど) が含まれます。

プロジェクトを作成すると、以下のリソースを保持するための以下のサブフォルダーが、プロジェクト内に表示されます。
「データ・ダイアグラム」フォルダー
プロダクトの内部使用専用のファイルを保持します。
「データ・モデル」フォルダー
プロダクトの内部使用専用のモデルを保持します。モデルのファイル拡張子は .dbm です。
「その他のファイル」フォルダー
「SQL スクリプト」フォルダーにも「データ・モデル」フォルダーにも属さないファイルを保持します。
「SQL スクリプト」フォルダー
次の表に示すタイプのスクリプト・ファイルを保持します。
表 1. 「SQL スクリプト」フォルダー内のスクリプトのタイプ
スクリプトのタイプ ファイル拡張子 説明
実行スクリプト sql データベースに対して実行された一連のコマンドおよびステートメントが含まれます。 このファイルは、確認して配置 (Review and Deploy)」ダイアログで「実行」をクリックしてから「終了」をクリックすると、 作成されます。

実行スクリプトのファイル名は、change_plan_name timestamp_Change です。

取り消しスクリプト sql 変更プランの配置によって行われた変更をロールバックするために使用できる、一連のコマンドおよびステートメントが含まれます。 このファイルは、確認して配置 (Review and Deploy)」ダイアログで「実行」をクリックしてから「終了」をクリックすると、 作成されます。

取り消しスクリプトのファイル名は、change_plan_name timestamp_Change_Undo です。

重要: IBM® Data Studio でオブジェクトに対する変更を正しく管理できるかどうかは、 プロジェクトおよびプロジェクトに含まれるリソースに依存します。 製品の機能の保全性を確実にするために、オブジェクトの変更を管理する目的で自動的に作成されるプロジェクトの名前を変更しないでください。 また、プロジェクト内のリソースを製品外で変更しないでください。変更した場合は、予測不能な結果が発生する可能性があります。

複数のユーザーがリソースを共有してバージョン管理を使用できるように、Eclipse のチーム・フィーチャーを使用して、プロジェクトおよびプロジェクト・リソースをライブラリー制御システムに保管したりそこから検索したりすることができます。


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