「SQL アウトライン」ビューで、Java アプリケーション内の SQL ステートメントのアクセス・プランに関する統計を表示する EXPLAIN データを表示できます。
改訂すればアプリケーションのパフォーマンスを向上させることが可能な、低パフォーマンスのステートメントを発見できます。
始める前に
EXPLAIN は、Visual Explain のモニター・ツールであり、SQL の SELECT、INSERT、UPDATE、または DELETE ステートメントの推定コストに関する情報を生成します。
次のプロジェクトおよびアプリケーションの要件が満たされていることを確認してください。
- ワークスペース内の少なくとも 1 つの Java プロジェクトで pureQuery のサポートを使用可能にしている必要があります。
アプリケーションは以下のいずれかの特性を備えている必要があります。
- アプリケーションに、以下のオブジェクトの少なくとも 1 つが含まれている。
- pureQuery データ・インターフェース内のメソッドの 1 つに対する呼び出し
- pureQuery API を使用する少なくとも 1 つのアノテーション付きメソッドを宣言するインターフェース
- キャプチャーされた SQL ステートメントを含む pureQueryXML ファイル
- アプリケーションで、Java Persistence API または Hibernate (Java のオブジェクト関係マッピング・ライブラリー) を使用している。
- プロジェクトは、以下のデータベースのいずれかと関連付けられている必要があります。
- DB2® for Linux, UNIX,
and Windows
- DB2 for z/OS®
- Informix® Dynamic Server
注: SQL ステートメントに、アプリケーションで宣言されている変数が含まれている場合は、SQL ステートメントに対する EXPLAIN を実行できません。DB2 ホスト変数など、データ・サーバー関連の変数はステートメントに含めることができます。
このタスクについて
SQL ステートメントに対する EXPLAIN の実行には時間がかかる場合があります。
SQL ステートメントを手動で選択して EXPLAIN コンテントを表示する代わりに、バックグラウンドで EXPLAIN を実行できます。
手順
EXPLAIN を使用して低パフォーマンスの SQL ステートメントを検索するには、以下の手順を実行します。
- バックグラウンド EXPLAIN を使用可能にします。 SQL ステートメントの EXPLAIN データを「SQL アウトライン」ビューで作成し、プロセスの動作を変更するオプションを設定します。
- を選択します。
- 「設定」ウィンドウで、を選択します。 ページ内の制御の説明を表示するには、ウィンドウの左下隅にある
をクリックします。
「SQL アウトライン」ビューは、リストする SQL ステートメントの EXPLAIN データを収集して表示します。
- SQL ステートメントを手動で選択して、その EXPLAIN コンテントを表示します。
- 「SQL アウトライン」ビューで、ボタン (
) の横にある矢印をクリックし、「EXPLAIN 列」を選択します。
- EXPLAIN データを表示する単一または複数のステートメントを選択します。 複数のステートメントを選択する場合には、Ctrl キーまたはシフト・キーを使用します。
- 単一または複数のステートメントを右クリックしてから、「EXPLAIN データの取得」を選択します。
「SQL アウトライン」ビューは、選択した SQL ステートメントの EXPLAIN データを収集して表示します。
次のタスク
結果をソートするには、
をクリックして、表の結果を表示します。
次に、ソート条件にする列の見出しをクリックします。
EXPLAIN データによって、実行時間を削減するために SQL ステートメントを変更する必要があることが分かった場合には、照会をチューニングできます。
この機能は、以下のデータベースでのみ使用可能です。
- DB2 for Linux, UNIX,
and Windows
- DB2 for z/OS