シナリオ: データベースの作成

大企業にデータベース管理者として勤めており、そこで新しい開発データベースを作成するよう要求されました。

始める前に

DB2 for Linux, UNIX, and Windows サーバーでデータベースを作成する必要があります。 Windows オペレーティング・システムを使用している環境で、 文字ドライブ直下以外のデータベース・ロケーションを指定する場合、DB2® レジストリー変数 DB2_CREATE_DB_ON_PATH を YES に設定する必要があります。

手順

データベースを作成するには、以下のステップを完了します。

  1. データベースを作成するためにタスク・アシストを開きます。
    1. 管理エクスプローラーで、データベースを作成するインスタンスまでドリルダウンします。
    2. インスタンスを右クリックし、「新規データベース」をクリックします。
    3. 必要に応じてインスタンス接続情報を入力し、「終了」をクリックします。
    ヒント: インスタンスの最初のデータベースを作成する場合、以下のステップを完了してインスタンスの詳細を指定します。インスタンス詳細を指定すると、データベースを作成するためのタスク・アシストが開きます。
    1. 管理エクスプローラーのツールバーで、「新規」のドロップダウン・ボタンをクリックし、「新規データベース」をクリックします。「新規データベース」ウィザードが開始します。
    2. 「DB2 for Linux、UNIX、および Windows (DB2 for Linux, UNIX, and Windows)」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
    3. インスタンスの詳細を入力し、「終了」をクリックします。
  2. 「詳細」タブで、データベースの名前を入力します。名前として GSDBDEV と指定します。 タスク・アシストの他のすべてのフィールドはオプションで、デフォルト値が入力されています。

    Windows では、ロケーションは、ドライブ名を含む有効なデータベース・パスにする必要があり、また文字ドライブだけの単純なものにすることもできます。Linux または UNIX では、ロケーションは有効なロケーションにする必要があり、インスタンス・ユーザーのホーム・ディレクトリーのような単純なものにすることもできます。ロケーションの指定はオプションです。 ロケーションを指定しない場合、データベースはデフォルトのデータベース・パスに作成されます。

    このシナリオでは、Windows を使用している場合、 データベース・パスとして c:¥GSDB を指定し、このパスが既に存在していることを確認します。 Linux を使用しており、インスタンス名が db2inst1 であると想定する場合、 インスタンス・ロケーションとして /home/db2inst1/GSDB を指定します。 さらに、「デフォルトのバッファー・プールと表スペース・ページのサイズ」フィールドの値を「32 KB」に変更します。

  3. 以下の手順に従って、ストレージ設定を指定します。
    1. 「ストレージ (Storage)」タブをクリックします。
    2. このタブ内にある「ストレージ方式」タブで、 「DB2 でストレージを自動的に管理」が選択されていることを確認します。 「ストレージ・パスとしてこのデータベース・パスを使用する (Use the database path for the storage path)」のチェック・ボックスが自動的に選択されます。
    3. また、「ストレージ・パス」 タブで、 「ストレージ・パス」 タブの上部の他の 3 つのタブをそれぞれクリックして、ユーザー表、システム表カタログ、および一時表に対しストレージの管理方法を定義します。 このシナリオでは、自動ストレージを使用するデフォルト、および各ページの他のデフォルトを受け入れます。
  4. 以下の手順に従って、生成されるコマンドをプレビューします。
    1. 一連のタブの上部にある「コマンドのプレビュー」リンクをクリックします。 フォーカスが自動的に「コマンド」セクションに移動し、セクションが展開されます。 以下のコマンドが生成されます。
      CREATE DATABASE GSDBDEV AUTOMATIC STORAGE YES ON 'C:¥GSDB' DBPATH 
      ON 'C:¥GSDB' PAGESIZE 32 K ;
    2. 指定した設定に基づいて生成されたコマンドを確認します。コマンドを変更する場合、さかのぼってタブをクリックします。「コマンド」セクションでコマンドを再び確認します。 変更を行った後、コマンドは自動的にリフレッシュされます。
  5. 「実行」をクリックして、データベースを作成します。
  6. 「メッセージ (Messages)」セクションで、コマンドの実行の進行状況をモニターし、メッセージが発行される場合はそのメッセージを確認します。

次のタスク

データベース上で、自動メンテナンス・アクティビティーをセットアップできます。 自動メンテナンス・オプションのセットアップをガイドするタスク・アシストを表示するには、管理エクスプローラーで、 新規に作成したデータベースを右クリックして、「データベースの管理」 > 「自動メンテナンスの構成」をクリックします。

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