デプロイメント・グループは、一連の成果物と、それらの成果物のデプロイに使用するサーバー・プロファイルとの関連付けを管理します。デプロイメント・グループを使用した成果物のデータベース・サーバーへのデプロイおよびバインドには、いくつかの重要なメリットがあります。
デプロイメント・グループとは、成果物とサーバー・プロファイルの集合です。サーバー・プロファイルを使用して、グループ内のサーバー・プロファイルに関連付けられたデータベース・サーバーへのグループ内の成果物のデプロイメントまたはバインドを管理します。「デプロイメント・マネージャー (Deployment Manager)」ビューを使用して、デプロイメント・グループの作成および管理やデプロイメント結果のレポートの生成を行うことができます。
デプロイメント・グループの使用には、以下のようなメリットがあります。
- 複数の成果物のデプロイメントまたはバインドを一括管理できます。これは、各成果物を個別にデプロイしたりバインドしたりするよりも効率的です。
- デプロイメント・グループ内で成果物のデプロイメントの順序を制御できます。これは、成果物間に従属関係がある場合に便利です。例えば、テーブルの索引を作成するには、事前にそのテーブルを作成しておく必要があります。
- サーバー・プロファイルを使用して、成果物のデプロイまたはバインドに使用する設定を一括管理できるので、指定は 1 回のみで済みます。「ルーチンのデプロイ」ウィザードを使用して成果物を個別にデプロイまたはバインドする場合は、デプロイまたはバインドするたびにこれらの設定の一部を指定する必要があります。
- デプロイメント・グループ内の成果物を複数のサーバーまたは同じサーバーの複数の構成に同時にデプロイできます。
- 各デプロイメントの結果を表示したり、各デプロイメントのレポートを表示して他のチーム・メンバーと共用したりできます。
このコラボレーションにより、各デプロイメントの追跡およびコミュニケーションが促進されます。
- デプロイメント・グループを使用してデプロイしたルーチン (ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数) を、ワークスペース内の対応するソースと比較できます。この比較により、最後のデプロイ以降にワークスペース内で変更されたオブジェクトをより簡単に判別できます。
デプロイメント・グループからデプロイできる成果物のタイプは、以下のとおりです。
- ストアード・プロシージャー
- ユーザー定義関数
- SQL ステートメント
- PL/SQL パッケージ
- pureQuery DB2® 静的バインド成果物:
- pureQuery アノテーションを含むインターフェース
または
- DB2 サーバーへの静的バインドが可能な SQL ステートメントを含む .pdqxml ファイルまたは .xml ファイル