サスペクト・リンクおよび変更されたオブジェクト

Rational DOORS のオブジェクトの変更は、リンクされたオブジェクトのデータの妥当性に影響を及ぼす可能性があります。リンクされたオブジェクトは、そのリンク先のオブジェクトが変更された場合、サスペクト・リンクを含むものとしてマークされます。モジュールでサスペクト・リンクの有無を確認し、リンクがサスペクトとしてマークされる原因となった変更についての情報を表示することができます。必要に応じて、モジュールを更新してから、サスペクト・リンクをクリアすることができます。

変更されたオブジェクトは、サスペクト・リンクを含むものとしてマークされません。変更されたオブジェクトにリンクされたオブジェクトは、サスペクト・リンクを含むものとしてマークされます。リンクのソース・オブジェクトおよびターゲット・オブジェクトの両方が変更された場合、そのリンクは両方でサスペクトとしてマークされます。ソースでサスペクト・リンクをクリアすると、ターゲットでもサスペクト・リンクがクリアされます。

重要: 編集された属性が「変更日を更新」に設定された場合にのみ、リンクはサスペクトとしてマークされます。この設定は、属性定義の一部であり、デフォルトで属性定義内で選択されます。属性定義を編集して、この設定を変更できます。

現在、日付値は UTC (協定世界時) 形式でサーバーに保管され、クライアント側のタイム・ゾーンに従ってクライアントに表示されます。8.0 以前のバージョンでは、タイム・ゾーンを調整するための情報が日付属性値に含まれていませんでした。このため、移行したデータの日付属性値が予想どおりに表示されない場合がありました。データの移行前に、複数のタイム・ゾーンに点在するクライアントでそのデータを操作すると、サスペクト・リンクが予想どおりに機能しない場合がありました。


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