フォーマル・モジュールの編集
このセクションの各トピックでは、フォーマル・モジュール内のデータを編集するためのオプションについて説明します。
編集モードの選択
Rational DOORS では、排他、共有、および読み取り専用の 3 つの編集モードを選択できます。編集モードによって、モジュールで実行できるアクションが決まります。モジュールを開いた編集モードによっては、他のユーザーがモジュールにアクセスし、モジュールを編集できる場合があります。編集モードは、モジュールを開くときに選択できます。モジュールを開いた後に編集モードを変更することもできます。
モジュール内の編集可能セクションの作成
複数のユーザーが 1 つのモジュールの別々のセクションを同時に編集できるようにするには、そのモジュールを編集可能セクションに分割します。ユーザーは、モジュール全体がロックされる排他編集モードでモジュールを開く代わりに、モジュールを共有編集モードで開き、操作対象のセクションをロックすることができます。他のユーザーは、このモジュールを共有編集モードで開いて、モジュールの他のセクションをロックすることができます。
編集可能セクションのロックおよびロックの解除
モジュールを共有編集モードで開く場合は、セクションを編集する前にロックする必要があります。
オブジェクト・プロパティー・シートを使用したオブジェクトおよび属性の編集
属性を編集するにはオブジェクト・プロパティー・シートを使用します。また、複数のオブジェクトに対する属性の値を変更する場合も、オブジェクト・プロパティー・シートを使用します。
モジュール・ウィンドウでの編集
モジュール・ウィンドウで編集する場合は、編集したい属性をダブルクリックして、その値を変更します。複数のオブジェクト、あるいはモジュール内の全オブジェクトに対して属性の値を変更する場合は、オブジェクト・プロパティー・シートを使用すると簡単です。属性値を編集するには、オブジェクト属性値を変更できるアクセス権を持っていなければなりません。
フォームを使用したオブジェクトと属性の編集
編集したい特定の属性を組み込んだフォームを作成することができます。参照情報を含んだ読み取り専用属性を組み込むこともできます。作成したフォームを保存し、いつでもモジュールから開くことができます。
テーブルの作成および編集
1 つ下のオブジェクトにテーブルを作成するには、現行オブジェクトに対する作成権限が必要です。また、現行オブジェクトと同じレベルのオブジェクトにテーブルを作成するには、現行オブジェクトの親オブジェクトに対する作成権限が必要となります。モジュールは排他編集モードで開いている必要があります。
テーブルとしてのモジュールの挿入
別のモジュールにモジュール全体をテーブルとして取り込むことができます。両方のモジュールが同じフォルダーにある必要があり、挿入されるモジュールにはテーブルが含まれていてはなりません。
シンボルの挿入
モジュール・ウィンドウでオブジェクトを編集する際に、平方根やギリシャ文字のようなシンボルを挿入できます。属性のタイプがテキストまたはストリングの場合、シンボルを挿入できます。
編集の取り消し
モジュール内のオブジェクトに対する変更を、取り消すことができます。
スペル・チェック
モジュール内のテキスト属性およびストリング属性のスペル・チェックを行うには、スペル・チェッカーを使用します。Rational DOORS で使用可能な言語辞書のいずれでもスペル・チェックを行えます。
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