OSLC Requirements Management (RM) 仕様バージョン 2 の DOORS® 実装環境には、HTTP プロトコルを
使用して DOORS DXL スクリプトを実行できるようにするサービスが組み込まれています。
Rational® 分割の
主な戦略の 1 つは、Rational ツールと非 Rational ツールの統合を向上させることです。 この戦略のテクノロジーは、Open Services
for Lifecycle Collaboration (OSLC) に基づいています。
OSLC サービス・ディスカバリーは拡張可能であるため、実装された標準では現在使用できないサービスや、
標準に組み込むには特殊すぎるとみなされるため標準の将来のバージョンでも計画されない
サービスを、Rational やサード・パーティーの開発者が追加できます。
現在行われている、
拡張性に対する Rational DOORS のコミットメントを
サポートするために、バージョン 9.4 からは、これらのギャップを埋めるために役立つ OSLC DXL サービスの概念が導入されました。 OSLC RM V2 インターフェースでは、ユーザーが HTTP 経由で DOORS DXL スクリプトを実行できるようにする
サービスが公開されます。 このサービスは、DXL スクリプト・ライブラリーの概念に基づいています。
- ユーザーが、必要な OSLC DXL スクリプトを探します。
- ユーザーが、このスクリプトを呼び出して必須パラメーターを OSLC コールに組み込みます。
- スクリプトが相互協調処理サーバーで実行されます。
- 結果が返されます。
使用可能になった
スクリプトは、Rational DOORS 管理者によって
完全に制御およびカスタマイズされます。
管理者は、サービス・インターフェース全体で公開される DXL スクリプトを決定できます。
管理者は、「runDXL」など、潜在的なセキュリティー・リスクとみなされる可能性のある特定の機能を呼び出す機能をロックアウトできます。
ユーザー・インターフェース・ウィジェットなど、特定の DXL はサポートされないことに注意してください。
サービス・ディスカバリーは OAuth によって保護されているため、この機能を使用するユーザーもユーザー名とパスワードを使用して
最初に認証を行う必要があります。
この機能を使用する通常の手順は次のようになります。
- DXL スクリプトを作成します。
- この DXL スクリプトをサービスとしてインストールします。
- サービス・ディスカバリーを使用して、このサービスを見つけます。
- このサービスを呼び出します。
- 応答から戻り値を抽出します。