このトピックでは、Linux での Rational® DOORS® Database Server のインストールの手順を説明します。
手順
- root としてログインします。 インストールは root アカウントを使用して実行する必要があります。
注: インストール後に、root ユーザーがこれらのファイルの所有者になります。所有権を変更するには、Rational DOORS のディレクトリーの root からファイルに対して chown を繰り返し実行します。例えば、chown -R user:group を実行します。
- 再インストールの場合は、Rational DOORS Database Server を停止してください。
- 作業ディレクトリーを $DOORSHOME/bin に変更します。
- 以下のコマンドを入力します。
dbadmin -data port@computer -killserver [-password password]
変数 |
意味 |
port |
サーバーのポート (デフォルトは 36677)。 |
computer |
サーバーが実行されているコンピューターの名前。 |
password |
サーバーのパスワード (パスワードが現在ブランクである場合は -password スイッチを省略)。 |
- Rational DOORS を初めてインストールする場合は、Rational DOORS のデータとアプリケーション・ファイルを所有するために、特権のないユーザー・アカウントを作成します。例えば、このユーザー・アカウントを doors とします。
このユーザーは「Rational DOORS 所有者」です。
- インストール・ファイルに移動し、そのファイルをコンピューター上の一時的な場所にコピーします。
ファイルが DVD に含まれている場合は、その DVD をマウントします。
注: ボリューム・マネージャーが構成されている場合は、自動的に DVD をマウントします。
- インストール・ファイルを実行可能ファイルにします。以下のコマンドを実行します。
chmod u+x installation_file_name
- ファイルをインストールするディレクトリーを選択してインストール・ファイルを実行します。 ファイルが自動的に抽出されて、インストール手順が開始されます。
- Enter を押して続行します。
- 1 を押してご使用条件に同意します。
- Enter を押すと Rational DOORS Database Server のみがインストールされます。
- Rational DOORS ホーム・ディレクトリーへの絶対パスを入力し、「y」を入力して確認します。
- Enter を押してインストーラーを実行します。
- その後、インストール・スクリプトはすべてのインストール・オプションを確認し、ファイルをインストールします。インストールが完了したら、Enter を押します。
- Rational DOORS 所有者のスタートアップ・ファイルを編集します。
スタートアップ・ファイル |
コード |
Bourne シェルまたは K シェル .profile |
DOORSHOME=doors-home-path/DOORS_Database_Server SERVERDATA=datapath
PATH=$DOORSHOME/bin:$PATH
PORTNUMBER=database-server-port-number
export DOORSHOME SERVERDATA PATH PORTNUMBER DOORSDATA |
C シェル .login |
setenv DOORSHOME doors-home-path setenv
SERVERDATA datapath
setenv PATH $DOORSHOME/bin:$PATH
setenv PORTNUMBER database-server-port-number |
- Rational DOORS Database Server を始動します。
- Rational DOORS の所有者のユーザーとしてログインします。
- 作業ディレクトリーを $DOORSHOME/bin に変更します。
- コマンド ./doorsd & を入力します。
注: Korn シェルを使用し、システムのスタートアップ・スクリプトで doorsd & を使用しない場合は、代わりに nohup doorsd & を実行します。