複数のモジュールで使用されている属性は、属性が各モジュールで同じ名前およびタイプを持つ場合でも、それらのモジュール内で固有の ID を持ちます。 その結果、外部アプリケーションは、複数の固有 ID を持つ属性を、異なる属性とみなす場合があります。 例えば、Rational Insight では、複数のモジュール間で属性についての一貫したレポート作成を行うことがこれによってできなくなります。
属性マッピングでは、同じ名前とタイプを持つが異なるモジュール内にある属性に、単一の URI が割り当てられます。 このマッピングは、外部アプリケーションがモジュール間で同等な属性を認識およびレポートできるようにする、一貫した OSLC 表現を提供します。
URI マッピングを作成または編集し、マッピングを外部アプリケーションで使用可能にしたら、「属性およびリンク・マッピング (Attribute and Link Mapping)」ウィンドウの「一般」タブで、更新を公開する必要があります。 これを行うには、Rational Insight などの外部アプリケーションでデータ全体を再ロードしなければならない場合があります。したがって、「公開」ボタンを慎重に使用して、複数のマッピング変更を集約および適用する必要があります。
属性マッピングへの変更は、一致する属性を含むリソースの OSLC 表現に影響を与えます。 取り込む側のアプリケーションは、マッピング変更をデータ変更として表示し、関連するすべてのリソースを再ロードすることが必要になる場合があります。 変更を再ロードするためにかかる時間は、影響を受けるリソースの数に応じて異なります。したがって、マッピングを発行する場合には注意を払う必要があります。
既に作業セット内に組み込まれているモジュール (例えば IBM Rational Engineering Lifecycle Manager によって取り込まれるモジュールなど) の属性のマッピングを追加または変更する場合には、作業セットを更新して、すべての属性が Rational Engineering Lifecycle Manager に表示されることを確認する必要があります。 属性のマッピングを発行した後に、作業セットからモジュールを除去して、変更を適用します。 次いで、モジュールを作業セットに戻して、変更を適用します。