アクセス権

アクセス権限は、Rational® DOORS® データベースに格納されているデータの各項目に対して、誰が何を実行できるかを制御するものです。Rational DOORS では、読み取り、変更、作成、削除、および管理者の 5 つのアクセス権限が用意されています。
表 1. Rational DOORS におけるアクセス権限
アクセス権限 可能な操作
読み取り (R) データを参照します。データベース・エクスプローラーにプロジェクト、フォルダー、またはモジュールを表示できる場合は、該当する項目の読み取り権限を持っていることになります。
変更 (M) 既存のデータを編集します。例えば、オブジェクトの変更権限を持っている場合は、オブジェクトを編集してその属性値を変更できます。
作成 (C) データベース・ツリーの 1 つ下のレベルにデータを作成します。
  • プロジェクトまたはフォルダーの作成権限を持っている場合は、プロジェクトまたはフォルダーの中にプロジェクト、フォルダー、モジュールを新規に作成できます。
  • モジュールの作成権限を持っている場合は、モジュールの中にトップレベルのオブジェクトを新規に作成できます。
  • オブジェクトの作成権限を持っている場合は、そのオブジェクトの 1 つの下のレベルにオブジェクトを新規に作成できます。
削除 (D) データを削除できます。
管理 (A) データのアクセス権限を変更する

フル・アクセス権限とアクセス権限なし

項目のフル・アクセス権限を持っているということは、その項目に対して 5 つのアクセス権限をすべて持っていることを意味します。フル・アクセス権限とは、5 つのアクセス権限を簡潔に表す言い方です。

プロジェクト、フォルダー、またはモジュールに対してアクセス権限なしの場合は表示できないので、それらが存在することを認識することもできません。

モジュールの読み取り権限を持っている場合でも、モジュール内のすべてのデータを表示できるわけではありません。モジュール内のオブジェクトまたは属性の一部へのアクセス権限がない場合があります。オブジェクトまたは属性に対しアクセス権限がない場合は、オブジェクトまたは属性の代わりに、「読み取りロックされたデータ 」と表示されます。


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