優先設定が含まれるインストール・スクリプトを作成し、そのスクリプトを実行して、ネットワーク経由でサーバーとクライアントのサイレント・インストールを実行できます。
クライアントとサーバーのインストーラーを再度実行せずにクライアントとサーバーを再インストールするには、サイレント・インストールを実行できます。
始める前に
サイレント・インストールを実行できるのは、Windows システム上のみです。Windows Vista、Windows 2008、または Windows 7 システム上でサイレント・インストールを実行するつもりの場合は、「ユーザー・アカウント制御」がオフになっていることを確認してください。
このタスクについて
以下の順序で、Rational® 製品のインストールをスクリプト化してください。
- 以下のいずれかの製品: Rational DOORS®、IBM® Rational Synergy、IBM Rational Change、および IBM Rational Tau
- Rational DOORS Analyst Add On
- その他すべての製品および統合
サイレント・インストールを実行するには、コマンド・プロンプトから各製品インストーラーを実行します。
コマンドには、クライアントまたはデータベース・サーバーのセットアップ・ファイルが保管されているディレクトリーへのパスが指定されます。インストール・ログ・ファイル、ポート番号、およびデータベースの場所などの設定を、パラメーター値として追加します。これらの設定は、以下の例ではイタリックで示されています。
エラーが発生すると、サイレント・インストール・プログラムにより install.log ファイルに状況情報が記録されます。
スクリプトで、ログ名と場所を指定することができます。
手順
- Rational DOORS データベース・サーバーをサイレント・インストールするには、以下のコマンドを 1 行に入力します。イタリックの文字は、必要に応じて置き換えるようにしてください。
C:¥doors_server¥setup.exe /s /v"/l*v
¥"C:¥doors_server¥install.log¥" /qn
PORTNUMBER=¥"36677¥" LAPAGREE=¥"Yes¥"
DATABASEDIR=¥"C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥DOORS¥9.5¥data¥"
INSTALLDIR=¥"C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥DOORS¥9.5¥""
- Rational DOORS クライアントをサイレント・インストールするには、以下のコマンドを 1 行に入力します。イタリックの文字は、必要に応じて置き換えるようにしてください。
C:¥doors_client¥setup.exe /s /v"/l*v
¥"C:¥doors_client¥install.log¥" /qn
INSTALLDIR=¥"C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥DOORS¥9.5¥"
CLIENTDATA=¥"36677@server_machine¥"
LAPAGREE=¥"Yes¥" TLLICENSESERVER=¥"19353@license_server¥"