Rational® DOORS® クライアントは、Windows システム上でのみ稼働します。Rational DOORS 管理者がクライアントとデータベース・サーバーをインストールして構成したら、ユーザーは各自のコンピューターにクライアントをインストールできます。
始める前に
- Rational DOORS 管理者は、Rational DOORS システムの管理に使用するクライアントをインストールする必要があります。
さらに、管理者はデータベース・サーバーをインストールし、クライアントの管理者アカウントとデータベース管理者アカウントをセットアップする必要があります。
管理者がこのタスクを完了していないと、ユーザーは各自のコンピューターにクライアントをインストールすることができません。
- システム要件、ライセンス管理要件、および他の要件を満たしていることを確認します。
インストールの前提条件のチェックリストを表示するには、『Rational DOORS のインストールの準備』を参照してください。
- Rational DOORS 管理者によって Rational DOORS データベース・サーバーが使用するコンピューター名とポート番号が通知されていることを確認してください。
インストールを完了するにはこのコンピューター名とポート番号が必要です。
- Windows Vista、Windows 2008、または Windows 7 システムにインストールする場合には、管理者アカウントにログインするか、管理者として実行する必要があります。
管理者として実行するには、インストーラー・ファイルを右クリックして、「管理者として実行」をクリックします。
手順
- Rational DOORS クライアント・インストーラーを開き、プロンプトに従ってソフトウェアの標準セットアップをインストールします。
ヒント : インストーラー・プログラムの進行時には、以下の情報に留意してください。
- データベース・サーバーがインストールされていない場合、
Rational DOORS のインストール先フォルダーの入力を求めるプロンプトが出されます。
日本語版のクライアントをインストールする場合、デフォルトのフォルダーを受け入れてください。
- データベース・サーバーがインストールされている場合、クライアント・ファイルは、データベース・サーバーがインストールされている場所にインストールされます。
- セットアップを選択するときは、必ず「標準」を選択してください。
- データベース・ポートは、Rational DOORS データベース・サーバーが使用することになるポート番号です。
- データベース・ホストは、Rational DOORS データベース・サーバーが置かれるコンピューターの名前です。
- ライセンス情報の入力を求めるプロンプトが出された場合の対応方法は、管理者としてインストールしているかどうかに応じて異なります。
- 管理者以外のユーザーとしてインストールしている場合は、後でライセンス情報を入力することはできません。
- 管理者としてインストールしている場合は、「ライセンス情報を後で指定します」を選択できます。
ただし、クライアントの始動時にはライセンス情報を入力する必要があります。
- ライセンス情報を入力する場合は、必ず以下のように正しい形式を使用します。
- ライセンス・サーバーを使用する場合は、ライセンス・サーバーの場所を port@host という形式で入力します (例えば、19353@licenseserver)。
- ローカル・ライセンスを使用する場合、ファイルのパス (例: C:DOORS_License¥license.dat) を入力します。
- 情報を確認してから、「インストール」をクリックします。
プロンプトが出されたら、「完了」をクリックします。
- オプション: 仮想アドレス・スペースを増やします。 Rational DOORS Client
for Windows システムは large
address aware となりました。これは、このシステムの仮想アドレス・スペースが増えたことを意味します。クライアントでは、Windows 64 ビット版では 4 GB まで、32 ビット版では 3 GB までメモリーのアドレッシングが可能です。
Windows 64 ビット版では、large address aware 機能を利用するためにオペレーティング・システムに変更を加える必要はありません。
ただし、32 ビット版では、ユーザー・メモリーの割り振りを増やす必要があります。