Rational DOORS のクライアント - サーバー接続

クライアントからデータベース・サーバーに対して確立することができる接続の数は制限されています。 この数は、Rational® DOORS® データベース・サーバーが実行されているオペレーティング・システムに応じて異なります。

接続制限は、次の表に示されています。 接続の最大数を超過すると、データが破損する可能性があります。

表 1. 接続の制限
オペレーティング・システム 最大接続数
Windows 1024
Solaris 32,000
Linux 900

Solaris 環境のセットアップ

Solaris システム上で 32,000 の同時ユーザーが許可されるようにするには、65,536 個のファイル記述子が Rational DOORS サーバーで使用可能になるように環境をセットアップします。

65,536 個のファイル記述子を使用可能にするには、Solaris サーバーで拡張 FILE サポートをセットアップします。 Solaris 10 07/2007 リリース以降、拡張 FILE サポートは標準となっています。 以下のコマンドを入力することで、サポートを有効にすることができます。
ulimit -n 65536
export LD_PRELOAD_32=/usr/lib/extendedFILE.so.1
cd $DOORSHOME/bin
./doorsd
Solaris 10 の旧バージョンを実行している場合は、3 つのサーバー・パッチをインストールする必要があります。すべて SPARC プラットフォーム向けです。
  • 125100-04 Kernel Update Patch
  • 120473-05 libc nss ldap PAM zfs Patch
  • 125800-01 Fault Manager Patch

Linux 環境における制限事項

Linux システムでのファイル記述子の制限は、デフォルトでは 1024 です。 この制限は、Rational DOORS の実行用に最適化されています。 Linux システムの場合の最大接続数は 900 ですが、ファイル記述子の制限を 1024 に設定すると、一部のユーザーは複数の記述子を使用できるようになります。 この制限は変更しないでください。


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