IBM® Rational® DOORS® は、データ共有のために Requirements Management (RM) ドメインからのサービスを使用するアプリケーションに対してユーザー・インターフェース (UI) 要素と操作を提供します。
Rational DOORS が提供する UI 要素
Rational DOORS は、RM ドメイン仕様 V1 および V2 に準拠して使用する、次のような他製品の UI 要素を提供します。
- 要件リソースを選択するための代行 UI ダイアログ・ボックス
- 要件リソースを作成するための代行 UI ダイアログ・ボックス
- 要件コレクション・リソース (ビュー) を選択するための代行 UI ダイアログ・ボックス。
- 表示された、要件リソースへのリンクでの、UI プレビュー (コンパクト・レンダリング、リッチ・ホバー)
- 表示された、要件コレクション・リソース (ビュー) へのリンクでの、UI プレビュー (コンパクト・レンダリング、リッチ・ホバー)
- 要求リソースをプログラマチックに作成するためのファクトリー・リソース
Rational DOORS が提供する OSLC 操作
下の表は、
Rational DOORS が指定された RM ドメイン仕様に準拠して提供する操作を示したものです。
表 1. Rational DOORS が RM プロバイダーとして提供する OSLC 操作操作 |
RM V1 |
RM V2 |
サービス・ディスカバリー |
はい |
はい |
要件作成の POST |
はい |
はい |
要件の GET |
はい |
はい |
要件の PUT |
はい |
はい |
要件コレクションの GET |
はい |
はい |
要件コレクションの PUT |
はい |
はい |
リソース形状 |
いいえ |
はい |
QUERY はモジュール・レベルでサポートされています。 |
いいえ |
はい |
OSLC リンクでの QUERY は、データベース・レベルでサポートされています。 |
いいえ |
はい |
注: - POST 操作により、モジュール内の最初のオブジェクトとして要件が作成されます。POST は、サービス・ディスカバリー・ツリーのデータベース・レベルでは使用できません。
- 要件コレクション URI は、モジュール、またはビューが適用されたモジュールを参照します。
- Rational DOORS 内部リンクは、V1 GET 操作の結果に含まれていません。
- Rational DOORS 外部リンクは、V1 GET 操作の結果に含まれていません。
- Rational DOORS 内部アウト・リンクは、V2 GET 操作の結果に含まれています。
オブジェクト属性がグローバル・レベルで事前定義 URI にマップされていない限り、これらのリンクではリンク・モジュール・リソース URI が名前空間 URI として使用され、この URI の後には references という言葉が続きます。例えば、http://localhost:8080/dwa/rm/urn:rational::1-46dd5d7806b96973-M-0001cc43/linkTypes/references のようになります。
- Rational DOORS 外部リンクは、V2 GET 操作に対する結果に含まれます。これらのリンクは、次のように示されます。
- イン・リンク: http://purl.org/dc/terms/isReferencedBy
- アウト・リンク: http://purl.org/dc/terms/references
他のアプリケーションが Rational DOORS から OSLC Requirements Management V2 サービスにアクセスできるようにする方法について詳しくは、『Access OSLC services from IBM Rational DOORS』を参照してください。
この記事では、要件および代行ユーザー・インターフェースを作成、更新、および照会するために Rational DOORS で提供されているサービスについて検討しています。