複数のモジュールで使用されている属性は、属性が各モジュールで同じ名前およびタイプを持つ場合でも、それらのモジュール内で固有の ID を持ちます。 その結果として、同じ属性が複数のモジュール内にある場合、外部アプリケーションはその属性を各モジュール内で異なる属性であるかのように扱います。この振る舞いにより問題が発生する可能性があります。 例えば、Rational Insight は、同じ属性値を複数のモジュールにわたって一貫した内容でレポートしない可能性があります。
属性マッピングでは、同じ名前とタイプを持つが異なるモジュール内にある属性に、単一の URI が割り当てられます。 このマッピングによって得られる一貫した OSLC 表現を使用することで、外部アプリケーションは複数のモジュールにわたって等しい属性を認識およびレポートできるようになります。
システム属性 | デフォルト URI |
---|---|
絶対番号 | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#absoluteNumber |
作成者 | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#createdBy |
作成日 | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#createdOn |
作成方法 | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#createdThru |
説明 | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#description |
最終変更者 | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#modifiedBy |
最終変更日 | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#modifiedOn |
名前 | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#name |
オブジェクト見出し | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#objectHeading |
短いオブジェクト・テキスト | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#objectShortText |
オブジェクト・テキスト | http://jazz.net/ns/rm#primaryText |
接頭語 | http://jazz.net/ns/rm/doors/attribute#prefix |
属性を URI にマップするには、以下の手順に従います。
URI マッピングを作成または編集し、それらのマッピングを外部アプリケーションで使用可能にする準備ができたら、「属性およびリンクのマッピング」ウィンドウの「一般」ページで、更新を公開します。更新を公開するには、外部アプリケーション内のデータ全体の再ロードが必要になる場合があります。したがって、可能な限り複数のマッピング変更を集約してまとめて適用することで、公開イベントの数を最小限に抑えてください。
属性マッピングを変更すると、それらの変更は、一致する属性が含まれているリソースの OSLC 表現に影響を与えます。取り込む側のアプリケーションは、マッピング変更をデータ変更と見なして、関連するすべてのリソースを再ロードすることが必要になる場合があります。 変更を再ロードするのにかかる時間は、影響を受けるリソースの数に依存します。更新の公開は慎重に行ってください。
作業セットに含まれているモジュール内の属性のマッピングを追加または変更する場合は、作業セットを更新する必要があります。 例えば、Rational Engineering Lifecycle Manager に取り込まれる属性のマッピングを変更する場合は、作業セットを更新して、その属性が Rational Engineering Lifecycle Manager に表示されるようにします。属性のマッピングを公開した後に、作業セットからモジュールを除去して、変更を適用します。 次いで、モジュールを作業セットに戻して、変更を適用します。