情報を Word から Rational® DOORS® へ転送するには、Microsoft Word の「DOORS へのエクスポート (Export to DOORS)」ボタンを使用します。
始める前に
Rational DOORS には、Word からインポートするためのオプションはありません。
RationalDOORS のインストール時に Word がインストールされていれば、「DOORS へのエクスポート (Export to DOORS)」ツールバーが Word に追加されます。
データは、フォーマル・モジュールのメイン列にインポートされます。
見出しとテキストは、オブジェクト見出しおよびオブジェクト・テキスト属性にインポートされます。
Rational DOORS データベース・エクスプローラーで、Word 文書をインポートするフォルダーまたはプロジェクトを開きます。Word から文書をエクスポートするとき、そのデータをインポートするフォーマル・モジュールを指定します。開いているフォルダーまたはプロジェクトにモジュールが存在しない場合、インポートするとモジュールが作成されます。
モジュールが存在する場合、モジュールにデータを付加することを確認する必要があります。フォルダーまたはプロジェクトに対して、作成権限が必要です。
このタスクについて
- 見出し (アウトライン・レベル) 1 ~ 9 の Word 文書の段落は、オブジェクト見出しとしてインポートされる
- Word の見出しのセクション番号は無視できる
- 自動的に付加された Word のセクション番号は常に無視される
- Word で本文テキストとして書式設定された段落は、オブジェクト・テキスト属性に格納される。
段落テキストを含むオブジェクトは、見出しオブジェクトの 1 レベル下に作成される。
- OLE オブジェクトはインポートされ、OLE オブジェクトとして保存される
- テーブルは Rational DOORS テーブルとしてインポートされる
- 箇条書きリストは、Rational DOORS の箇条書きリストとしてインポートされる
- Word の段落にインデントが適用されている場合は、Rational DOORS でも同一のインデントが適用される
- 他のスタイルはすべてオブジェクト・テキストとしてインポートされる
- Unicode およびその他の国際データは、ともにインポートされます。
- 隠し文字が含まれる文書をインポートしてからモジュールを Word にエクスポートして戻す場合、隠し文字はエクスポートされた Word 文書で表示されるようになる
- Microsoft Equation 3.0 を使用して作成されたオブジェクトを含む文書はインポートできない
Word 文書の段落のスタイルの書式設定を取り込んで、モジュールを Word にエクスポートする際にその書式設定を使用することができます。
手順
- Word を始動し、Rational DOORS へ送信する文書を開きます。
- Word で、の順にクリックします。
注: Rational DOORS を Citrix で実行している場合、Word も Citrix で実行する必要があります。
- 「モジュール名」フィールドに、エクスポート先のモジュールの名前を入力します。 Rational DOORS で開いているフォルダーまたはプロジェクトにモジュールが存在しない場合、インポートするとモジュールが作成されます。
- オプション: 「モジュールの説明」フィールドに、モジュールに関する追加情報を入力します。
- オプション: 「モジュール接頭語」フィールドに、オブジェクト ID の接頭語を入力します。
- 「絶対番号の開始」フィールドに、オブジェクト ID の開始番号を入力します。
- Word の見出しのセクション番号を無視するには、「見出し番号を削除する (Remove heading numbers)}」を選択します。 Rational DOORS で自動的に付加される番号は、原本で自動的に付加される番号とは異なる場合があります。原本で番号を参照している場合は、原本の番号を格納してください。
- Word の段落スタイルを取り込むには、「段落スタイルを取り込む (Capture paragraph styles)」を選択します。
- 「エクスポート 」をクリックします。