Requirements Interchange Format を使用してデータを別のデータベースと共有する方法を例示します。
最初の例では、Requirements Interchange Format を使用してデータを送出する方法を示します。
2 番目の例では、Requirements Interchange Format パッケージを受信した場合に必要な作業を示します。
始める前に
パッケージをエクスポートすると、Requirements Interchange Format 定義にあるモジュールにおいてアクセスできるビューが
すべてパッケージに組み込まれます。
パッケージに組み込まれているデータを管理できるようにするには、パッケージに組み込まれたビューにのみアクセスできる
特殊な Requirements Interchange Format アカウントをセットアップします。
RIF ファイルまたは ReqIF ファイルの送信
- Requirements Interchange Format 定義 (RIF 定義 または ReqIF 定義) を作成します。
この定義では、パッケージに組み込まれるデータと、そのデータがインポートされるときのアクセス権限が定義されます。
『RIF 定義および ReqIF 定義の作成』を参照してください。
- 定義をエクスポートします。
それにより、Requirements Interchange Format パッケージ (RIF パッケージ または ReqIF パッケージ) が
作成され、データがファイルにコピーされます。
『RIF パッケージおよび ReqIF パッケージのエクスポート』を参照してください。
パッケージ内のいずれかのデータに対する編集権限を付与した場合は、Rational® DOORS® によってデータベース内のコピーがロックされて読み取り専用になります。 Requirements Interchange Format ファイル内のデータは、
データベースまたはパッケージのいずれかで読み取り専用になっています。
『ローカル・データに対する RIF および ReqIF ロック』を参照してください。
- パッケージを、他のファイルを送信するときと同じ方法で送信します。
- パッケージを受信したユーザーは、そのファイルを自分のデータベースにインポートします。
このユーザーは、与えられたアクセス権限の制限内でデータを操作します。
- リモート・データベースで作業しているユーザーがデータ更新終了時にパッケージを返してくるので、そのパッケージをデータベースにインポートします。
『RIF パッケージおよび ReqIF パッケージのインポート』を参照してください。 Rational DOORS は、
パッケージ内のデータを認識し、そのデータを元の定義に関連付けます。
データは、プロジェクトの新しいフォルダーにインポートされます。
注: インポートしたパッケージをマージするまで、データは更新されません。
- 返されたデータを元のデータとマージします。 『RIF パッケージおよび ReqIF パッケージのマージ』を参照してください。
サード・パーティーが更新を完了してロックを返すと、ロックは解除されます。 ファイルが更新であり、サード・パーティーがさらに編集内容を送信する予定である場合は、ロックが保持されることもあります。
Requirements Interchange Format ファイルの受信
- パッケージを xml ファイルで受信します。
このパッケージをインポートする必要があります。
『RIF パッケージおよび ReqIF パッケージのインポート』を参照してください。
パッケージをインポートするときは、
定義を作成する必要があります。
この定義は、データを返すときに使用します。
データは、プロジェクトのフォルダーにインポートされます。 データを初めてインポートするときに、フォルダーが自動的に作成されます。 次にインポートするときは、データ用のフォルダーを作成する必要があります。
モジュール内の一部のデータが、編集可能であったり、読み取り専用であったりする場合もあります。
- 必要に応じてデータを更新してください。
- データの更新が完了したら、定義をエクスポートします。
『RIF パッケージおよび ReqIF パッケージのエクスポート』を参照してください。
編集ロックを返して、データにこれ以上の更新を行えないようにすることができます。 データは xml ファイルにエクスポートされます。これは元の Rational DOORS データベースに返すことができます。