フィルターを使用すると、オブジェクトを対象に含めたり、対象から除外したりすることによって、モジュールで表示されるデータを制御できます。属性、リンク、オブジェクト、および列に基づいてフィルターを定義できます。
このタスクについて
簡易フィルターをセットアップできます。このフィルターでは、単一のフィルター条件を使用します。以下をフィルター対象にできます。
- タイプがテキストまたはストリングであるすべての属性の内容。
- オブジェクト見出し番号。
- 任意の列の内容。それがトレーサビリティー・カラムであるか、DXL によって作成された他のカスタム列であるかは関係ありません。
- 任意のタイプの単一の属性の値。
- オブジェクトがリンクを持っているかどうかという基準。
- オブジェクトが外部リンクを持っているかどうかという基準。
注: 外部リンクをフィルターに掛けるには、Rational® DOORS® 9.4 以降のデータベース・サーバーを使用していること、および Rational DOORS 9.0、9.1、9.2、および 9.3 のクライアントを除外するようにサーバーが構成されていることが必要です。
これらのクライアントを除外するには、データベース・プロパティーの「ログイン・ポリシー」タブで、最小クライアント・バージョンを 9.4 に設定します。
- オブジェクトが現行オブジェクトかリーフ・オブジェクトかという基準。
子オブジェクトを持たないオブジェクトはリーフです。
簡易フィルターを組み合わせて、複合フィルターを作成することができます。
何を表示するかを制御するフィルター・オプションを指定することもできます。例えば、フィルターの条件と一致するオブジェクトだけを表示するか、あるいはその親オブジェクトや子オブジェクトも表示するかどうかを制御することができます。
手順
- モジュール・ウィンドウで、 の順にクリックします。
- 「属性」、「リンク」、「外部リンク」、「オブジェクト」、または「列」の各タブを使用して、モジュールに適用する簡易フィルターを定義します。フィルターを適用するには、「適用」をクリックします。
- 高度なフィルターを作成するには、簡易フィルターの条件を定義し、「詳細設定」をクリックし、「追加」をクリックします。 「規則」リストにこのフィルター条件が追加されます。
- 「規則」ペインでフィルター・ルールを結合します。2 つ以上のルールを選択し、「かつ (And)」、「または (Or)」、または「以外 (Not)」をクリックしてルールを結合します。
- フィルターを定義したら、そのフィルターを選択して「適用」をクリックします。モジュール内のオブジェクトにフィルターがどのように影響したかについての情報が、「統計」に表示されます。モジュールに戻るには、「OK」または「閉じる」をクリックします。
次のタスク
モジュール・エクスプローラーをフィルターに掛けるには、の順に選択します。フィルターによって除外されたオブジェクトは、モジュール・エクスプローラーでは無効になります。
フィルターのオン/オフを切り替えるには、の順に選択します。このオプションでは、最後のフィルターの結果が表示されます。フィルターを再度適用するものではありません。
例えば、高優先度のオブジェクトだけを表示させるフィルターを適用し、オブジェクト番号 13 が高優先度として画面に表示されたとします。フィルタリングをオフに切り替え、オブジェクト番号 13 の優先度を中に書き換えます。再びフィルターをオンに切り替えた場合、最初に適用した時のフィルターが一致しているため、オブジェクト番号 13 が再び表示されます。
現在の値を使ってデータのフィルタリングを行うためには、フィルターを再適用する必要があります。フィルターを再適用するには、「ツール」メニューのを使用します。