ディスクのバックアップには一般的なファイル・システムのバックアップ・ツールを使用します。
偶発的なデータ損失から保護する目的で特定のモジュールまたはプロジェクトのバックアップを作成する場合は、Rational® DOORS® のアーカイブを使用します。 例えば、ユーザーがプロジェクトを削除し、抹消してしまっても、アーカイブから戻すことができます。
Rational DOORS データベースのデータを、保存先のディスクの障害から保護するため、ディスクの定期的なバックアップを行ってください。
ディスク障害が起きた場合、バックアップからすべてのデータを戻すことができます。 ディスクのバックアップを取得する際
- 全体バックアップ (Full Backup) と差分バックアップ (Differential Backup) を行います。 増分バックアップ (Incremental Backup) は行わないでください。
Rational DOORS データベースの構造から、増分バックアップを行うとデータの不整合を起こす可能性があります。
- 差分バックアップの場合、少なくとも週に 1 回は全体のバックアップを取得します。
- バックアップを取得する前に、すべてのユーザーが Rational DOORS からログアウトしていることを確認します。 多くのバックアップ・ツールは、開いたファイルのバックアップを行いません。 ユーザーがデータベースにアクセスしているためファイルがスキップされた場合、データの不整合が生じる可能性があります。
Rational DOORS アーカイブは、プロジェクト全体、個々のモジュール、およびユーザーとグループのリストを対象として作成できます。