OLE は当初、Microsoft によって、「Object Linking and Embedding」として導入されました。 後に、COM (Component Object Model) として知られる Microsoft コンポーネント・アーキテクチャーで再作成されました。 このモデルを使用すると、別のファイル内にオブジェクトを組み込むことができ、またオブジェクトをファイル内にリンクとして配置することができます。
既存のファイルを挿入する場合、それをシステム上のファイルにリンクすることも、組み込むこともできます。OLE オブジェクトをリンクする場合、システム上のファイルのパスがその OLE オブジェクトとともに格納されます。それ以降にファイルが更新されると、その変更が Rational® DOORS® のオブジェクトに反映されます。
OLE オブジェクトを組み込む場合は、ファイルを Rational DOORS 属性にコピーします。コピー後にオリジナル・ファイルを更新しても、Rational DOORS でコピーされたファイルには変更が反映されません。
Rational DOORS のテキスト属性に OLE オブジェクトを挿入できます。挿入できる OLE オブジェクトの数に制限はありません。ただし、OLE オブジェクトはパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。
他のモジュールのトレーサビリティー・カラムに属性が表示されると、その属性に挿入されている OLE オブジェクトもすべて表示されます。