リリース情報 - IBM Rational DOORS バージョン 9.4.0.1
IBM® Rational® DOORS® バージョン 9.4.0.1 が使用可能になりました。
このリリース情報には、互換性、インストール、アップグレード、および入門に関する重要な情報があります。
目次
Rational DOORS に関する最新ニュースおよび情報に関しては、Rational Software Support
Web サイトを参照してください。
システム要件
Rational DOORS データベース・サーバーをインストールする前に、ご使用のシステムが以下の要件を満たしている必要があります。
- ご使用のコンピューター上に、以下のオペレーティング・システムのいずれか 1 つがインストールされている必要があります。
- Windows® Server 2003 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Windows Server 2003 R2 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Windows Server 2008 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Windows Server 2008 SP1 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Windows Server 2008 R2 (Standard または Enterprise) 64 ビット
- Solaris 10 32 ビット/64 ビット (SPARC のみ)
- Red Hat Enterprise Linux® 5 (AS、ES、または WS) 32 ビット/64 ビット
(32 ビット実行時サポート・ライブラリーが使用可能であること)
- Red Hat Enterprise Linux 5.5 (AS、ES、または WS) 32 ビット/64 ビット
(32 ビット実行時サポート・ライブラリーが使用可能であること)
- Red Hat Enterprise Linux 6.0 (AS、ES、または WS) 32 ビット/64 ビット
(32 ビット実行時サポート・ライブラリーが使用可能であること)
- SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11.0 x86 32 ビット/64 ビット
- VMware ESX Server 3.5 で稼働する、すべてのサポート対象プラットフォーム
- VMware ESX Server 4.0 (これ以降のリリース、修正レベル、およびフィックスパック) で稼働する、すべてのサポート対象プラットフォーム
- VMware ESXi Server 3.5 で稼働する、すべてのサポート対象プラットフォーム
- VMware ESXi Server 4.0 (これ以降のリリース、修正レベル、およびフィックスパック) で稼働する、すべてのサポート対象プラットフォーム
- VMware vSphere 4.0 (これ以降のリリース、修正レベル、およびフィックスパック) で稼働する、すべてのサポート対象プラットフォーム
- VMware Workstation v6.0 で稼働する、すべてのサポート対象プラットフォーム
- VMware Workstation v7.0 で稼働する、すべてのサポート対象プラットフォーム
- すべてのオペレーティング・システムにおける最小システム要件は、以下のとおりです。
- 最小 3.5 GB (インストール中) および 300 MB (インストール後) のディスク・スペース
- 最小 1 GB の RAM
- 最小 2 GHz のプロセッサーを持つ Pentium 互換 PC、また Solaris の場合は同等のマシン仕様
- TCP/IP
Rational DOORS クライアントをインストールする前に、ご使用のシステムが以下の要件を満たしている必要があります。
- ご使用のコンピューター上に、以下のオペレーティング・システムのいずれか 1 つがインストールされている必要があります。
- Windows XP Professional SP2 32 ビット/64 ビット
- Windows XP Professional SP3 32 ビット/64 ビット
- Windows Vista (Business または Enterprise) SP2 32 ビット/64 ビット
- Windows 7 (Professional または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Windows 7 SP1 (Professional または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Windows Terminal Server for Windows Server 2003 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Windows Terminal Server for Windows Server 2003 R2 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Windows Terminal Server for Windows Server 2008 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Windows Terminal Server for Windows Server 2008 R2 (Standard または Enterprise) 64 ビット
- Citrix XenApp 5.0 (Advanced、Enterprise、または Platinum) for Windows Server 2003 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Citrix XenApp 5.0 (Advanced、Enterprise、または Platinum) for Windows Server 2003 R2 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Citrix XenApp 5.0 (Advanced、Enterprise、または Platinum) for Windows Server 2008 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Citrix XenApp 6.0 (Advanced、Enterprise、または Platinum) for Windows Server 2003 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Citrix XenApp 6.0 (Advanced、Enterprise、または Platinum) for Windows Server 2003 R2 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Citrix XenApp 6.0 (Advanced、Enterprise、または Platinum) for Windows Server 2008 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Citrix XenApp 6.5 (Advanced、Enterprise、または Platinum) for Windows Server 2003 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Citrix XenApp 6.5 (Advanced、Enterprise、または Platinum) for Windows Server 2003 R2 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- Citrix XenApp 6.5 (Advanced、Enterprise、または Platinum) for Windows Server 2008 (Standard または Enterprise) 32 ビット/64 ビット
- VMware Workstation v6.0 で稼働する、すべてのサポート対象プラットフォーム
- VMware Workstation v7.0 で稼働する、すべてのサポート対象プラットフォーム
- 最小システム要件は次のとおりです。
- 最小 3.5 GB (インストール中) および 300 MB (インストール後) のディスク・スペース
- 最小 1 GB の RAM
- 最小 2 GHz のプロセッサーを持つ Pentium PC
- TCP/IP
また、システムについて、以下の要件も考慮してください。
- Rational DOORS 9.4 をダウンロードおよびインストールするには、お客様の企業が、有効な保守契約を含むライセンスを
所有し、Rational License Key Server 8.1.2 を実行している必要があります。
ライセンス取得の方法および Rational License Server TL については、Rational License Server TL
インフォメーション・センターで「Rational License Server TL Licensing Guide」を参照してください。
Rational License Key Server については、Rational Common Licensing 情報を参照してください。
- IBM Rational Directory Server を使用する場合、バージョン 5.1.0.2、5.2、5.2.0.1、または 5.2.0.2 でなければなりません。
Rational Directory Server について詳しくは、製品に付属している関連資料を参照してください。
- Rational DOORS データベース・サーバーをインストールするコンピューターで、TCP/IP が動作している必要があります。
- Rational DOORS クライアントが動作するコンピューターに、最小 800 x 600 の画面解像度でスモール・フォントが設定されたスーパー
VGA モニターが必要です。
- Rational DOORS データは、Network Attached Storage (NAS) 装置に保管しないでください。
データを Rational DOORS データベース・サーバー・マシンとは異なる場所に保管しなければならない場合、ブロック・レベル・ストレージを使用する
SAN 装置を使用できます。
本 README 執筆時点では、以下の各製品について Rational DOORS によるテストが済んでいます。
- SunOne Directory Server 5.2
- Microsoft® Active Directory for Windows 2003
- Office 2003 SP1 (Windows XP 対応 PowerPoint を含む)
- Office 2007
- Office 2010
- FrameMaker 7.2
システム要件に関する現行情報については、サポート Web サイトで「System Requirements」ページを参照してください。
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Rational DOORS 9.4.0.1 でサポートされるオペレーティング・システムのロケール
すべての Windows ロケール。
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互換性のある Rational 製品
- IBM Rational DOORS for HP Quality Center Interface (3.4.0 および 3.5.0 のすべてのバージョン)
- IBM Rational DOORS Analyst Add On 4.3.0.3
- IBM Rational Rhapsody® for DOORS Interface 7.6
- IBM Rational Statemate® for DOORS Interface 4.6
- IBM Rational Synchronization Server 1.4
- IBM Rational System Architect for DOORS Interface 11.4
- IBM Rational Systems Tester for DOORS Interface 3.3
- IBM Rational DOORS Requirements Management Framework Add On 6.0 および 6.1
- IBM Rational Publishing Engine (1.1 のすべてのバージョン)
- IBM Rational Directory Server Tivoli® (5.1 および 5.2.0 のすべてのバージョン)
- IBM Rational License Key Server 8.1.2
以下の統合機能が Rational DOORS クライアント・インストーラーに組み込まれています。
- IBM Rational DOORS for ClearCase® Interface 2.1.1
- IBM Rational DOORS for Rational Rose Interface 2.10.1
Collaborative Lifecycle Management 用の Rational ソリューションによって、以下の Rational 製品が互換性を持ちます。
- IBM Rational Change 5.3.0.1 (DOORS 変更管理統合を使用している場合)
- IBM Rational ClearQuest® 7.1.2.4 および 8.0 (DOORS 変更管理統合を使用している場合)
- IBM Rational Team Concert 3.0.1.0 および 4.0
- IBM Rational Quality Manager 3.0.1.0 および 4.0
- IBM Rational Rhapsody Design Manager 4.0
- IBM Rational Software Architect における Design Management 4.0 機能
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Rational DOORS 9.4.0.1 のインストール
既に Rational DOORS をお持ちであっても、そのバージョンが Rational DOORS 9.4.0.1 をインストールする方法に影響するわけではありません。
いずれの場合でも、Rational DOORS 9.4.0.1 はデフォルトで、Program Files¥IBM¥Rational¥DOORS¥9.4 という名前の新規ディレクトリーにインストールされます。
インストールが正常に完了した後、ご使用の Rational DOORS の現行バージョンが 9.0 以降である場合、そのバージョンはシステムから除去されます。
現行バージョンがバージョン 9.0 より前の場合、そのバージョンはシステムに残ります。
重要: addins.idx ファイルをカスタマイズした場合は、アップグレードの前にそれをバックアップします。
Rational DOORS 9.4.0.1 にアップグレードすると、現行バージョンの addins.idx は上書きされます。
注: 日本語版のオペレーティング・システムに Rational DOORS
クライアントをインストールする場合、デフォルトの場所を受け入れる必要があります。
9.0、9.1、9.2,9.3、または 9.4 からアップグレードする場合、現在の Rational DOORS インストール済み環境と同じディレクトリーに
Rational DOORS 9.4.0.1 をインストールしないでください。
そうしなければ、インストールは失敗します。
統合機能のアップグレード
バージョン 9.0、9.1、9.2、9.3、または 9.4 からアップグレードして、統合機能を Rational DOORS
9.4.0.1 と一緒に使用する場合、それらの統合機能をアンインストールしてから再インストールしなければなりません。
統合製品を V9.4.0.1 と一緒に使用する前に、以下の変更が統合プロセスに加えられていることを覚えておいてください。
- IBM Rational DOORS for ClearCase Interface
この統合機能には、個別のインストーラーは用意されていません。
統合機能は Rational DOORS クライアント・インストーラーに追加され、インストール手順において「カスタム」オプションとして用意されています。
そのオプションを選択すると、この統合機能は自動的にインストールされます。
- IBM Rational DOORS for Rational Rose Interface
この統合機能には、個別のインストーラーは用意されていません。
統合機能は Rational DOORS クライアント・インストーラーに追加され、インストール手順において「カスタム」オプションとして用意されています。
そのオプションを選択すると、この統合機能は自動的にインストールされます。
- IBM Rational DOORS for HP Quality Center Interface
この統合機能には、個別のインストーラーが用意されています。最新のバージョンは 3.5.0.1 で、Fix Central で入手できます。
この統合機能のインストール手順は変更されていません。
ただし、この統合機能をアップグレードして Rational DOORS 9.4.0.1 と一緒に使用する場合、8.3
データベースへのデータ接続を使用することも作成することもできません。
- Change Management for Rational DOORS
Rational DOORS クライアントをインストールすると、この統合機能も自動的にインストールされるようになりました。
Rational DOORS 9.4.0.1 のインストールおよびアップグレードについては、Rational DOORS
インフォメーション・センターでインストールに関する情報を調べてください。
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Rational DOORS サンプル・データのインストール
前のバージョンの Rational DOORS 用に、既に Rational DOORS サンプル・データをマシンにインストールしている場合は、Rational DOORS
9.4.0.1 サンプル・データをインストールする前に、前のバージョン用のデータを除去してください。
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Rational Directory Server のインストール
Rational Directory Server のインストールについては、Rational Directory Server インストール情報を調べてください。
重要: Rational Directory Server と Rational DOORS
クライアントを同じマシンにインストールすると、Rational Directory Server をセキュア・モードで使用できなくなります。
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Rational DOORS のライセンスの取得
Rational DOORS を初めてインストールするときは、IBM からライセンスを取得して、バージョン 8.1.2 の Rational License Key Server をインストールする必要があります。
ライセンスを IBM から取得する方法、および Rational License Server TL のインストール方法については、Rational License Server TL
インフォメーション・センターで「Rational License Server TL Licensing Guide」を参照してください。
Rational License Key Server については、Rational Common Licensing 情報を参照してください。
Rational DOORS を既に実行している場合は、実行している Rational DOORS のバージョンによって、および有効な保守契約を結んでいるかどうかによって、必要な作業は異なります。
- Rational DOORS 8.2 または 8.3 からアップグレードする場合、有効な保守契約を結んでいれば、Rational DOORS
9.4.0.1 をインストールして実行するために新しいライセンスは必要ありません。
- Rational DOORS 8.2 または 8.3 からアップグレードする場合、有効な保守契約を結んでいなければ、次のメッセージが表示される可能性があります。
バージョン 2010.0913 の FEATURE 名 Rational DOORS が見つかりません。
ライセンス・サーバーは、このバージョンのフィーチャーをサポートしていません。
このメッセージが表示された場合は、新しいライセンスを入手する必要があります。
- 8.2 よりも前のバージョンの Rational DOORS からアップグレードする場合は、Rational DOORS を実行するための新しいライセンスが必要です。
また、バージョン 8.1.2 の Rational License Key Center をインストールしなければなりません。
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9.4 における新機能
- 概説
Rational DOORS は、Open Services for Lifecycle Collaboration (OSLC) をさらに使用して、ジョブ役割、エンジニアリング、および開発ドメインの間での製品統合とチーム・コラボレーションを改善します。
このリリースでは、OSLC 統合機能が変更管理、品質管理、設計管理、および他の要件管理システムに拡張されています。
要件および関連文書における、より品質の高い資料に対するニーズに応えて、このリリースでは、Rational DOORS に組み込まれているレポート機能が拡張されています。
Rational Publishing Engine で作成されたテンプレートに基づく文書を Rational DOORS で生成する場合、Rational Publishing Engine ライセンスは必要ありません。
このリリースには、インストール済み環境をデプロイおよび管理するための、より高度な保守性が用意されています。また、Rational
DOORS リッチ・クライアントと Web クライアント (Rational DOORS Web Access) の両方におけるユーザビリティー機能強化も用意されています。
- 拡張 OSLC サポート
- OSLC-RM 2.0 サービス: 拡張サーバー・サイド統合機能として、モジュール・レベルで検索および照会を行う機能、DXL を開始する機能、OSLC-RM
コンシューマーとして動作する機能があります。
- 保守性の向上
- DOORS サーバーの再始動を必要とせずに、マルチレベル・サーバー・サイド・ロギングが可能です。
より密接に IBM Rational サポート・システムおよび Rational DOORS インフォメーション・センターと結び付くよう、エラー・メッセージを改善しました。
サポートに関するフィードバックを送信するには、Rational DOORS
インフォメーション・センターにアクセスしてください。
- サーバー・サイド・セキュリティー機能
- Rational DOORS における認証は、主にクライアント・サイドで行われます。Rational DOORS 9.4 では、サーバーで認証を行うことによって
Rational DOORS セキュリティーを強化できます。
これを行うには、Rational DOORS Web Access 1.5 をインストールする必要があります。この機能では、最新の
Rational DOORS Web Access コンポーネントが使用されます。
- サーバー・ロギング
- より優れたロギング制御を可能にするため、新しいロギング機能が Rational DOORS サーバーに追加されました。
ログ・ファイルのサイズに制限を設定し、古いファイルの自動クリーンアップをセットアップすることができます。
従来のサーバー・ロギング機能を有効にしておくこともできます。
- Rational Quality Manager との品質管理統合のための OSLC サポート
OSLC-RM 2.0 サービスのプロビジョンおよび OSLC-QM 2.0 サービスのコンシュームによって、Rational DOORS は、Rational
Quality Manager に統合されて提供されます。
この統合には、以下の利点があります。
- 単純化されたユーザー・エクスペリエンス: Rational DOORS-Rational Quality Manager 統合によって、一貫性のある
OSLC スタイルのユーザー対話が提供されるため、分かりやすく、使用しやすいものになります。
- データ同期の必要がない: OSLC 統合は、データ同期ではなく「ライフサイクル・データのリンク」に基づいています。
データは常に最新のものであるため、データの更新は必要ありません。
- 統合分析のためのコア製品サポート: OSLC 情報が入るトレース列を表示および分析する機能によって、稼働中のテスト・データと要件を
1 つの表示で結合できるようになりました。
- 要件による自動テスト生成: 従来はカバーされていなかった要件でテスト・ケースを生成するため、テスト・エンジニアは、Rational
Quality Manager に組み込まれたツールを使用できるようになりました。
- 個別のテスト・ステップから要件へのリンク: 個別のテスト・ステップを Rational DOORS の要件にリンクさせることができます。
- 複数のテスト計画における要件: Rational DOORS ビューを Rational Quality Manager における複数のテスト計画にリンクさせることができます。
- Rational Team Concert および他の変更管理システムとの統合を更新
Rational DOORS は OSLC-CM 2.0 コンシューマーで、以下のインターフェースを Rational Team Concert と一緒に使用します。
- Rational Software Architect の Design Management 機能で開始する、新しいモデリング統合のための OSLC サポート
OSLC-RM 2.0 サービスのプロビジョンおよび OSLC-AM 2.0 サービスのコンシュームによって、Rational DOORS は、モデリング・システムに統合されて提供されます。
Rational DOORS 9.4 には、Rational Software Architect の Design Management 機能のためのサポートが最初から用意されています。
暫定リリース・マイルストーンを jazz.net でダウンロードすることができます。
- 単純化されたユーザー・エクスペリエンス: 新しい双方向 OSLC リンクによって、要件エンジニアと設計モデリング担当エンジニアのためのトレーサビリティー・シナリオが有効になります。
- データ同期は行われない: リンクされたライフサイクル・データは常に最新のものであるため、データの更新は必要ありません。
- 統合分析のためのコア製品サポート: OSLC 情報が入るトレース列を表示および分析する機能によって、稼働中のテスト・データと要件を
Rational DOORS において 1 つの表示で結合できるようになりました。
- Rational DOORS と Rational DOORS Next Generation ベータとの間の新しい統合
Rational DOORS Next Generation イニシアチブ (https://jazz.net/projects/rational-doors/) のサポートにおいて、以下の方法で、Rational DOORS と
Rational DOORS Next Generation ベータを一緒に使用できるようになりました。
- カスタム・テンプレートのための文書生成サポート
文書生成機能における改善は以下のとおりです。
- Rational Document Studio (Rational Publishing Engine の一部) で設計された、ユーザー定義文書テンプレートのサポート。
- Rational DOORS 9.4 では、Rational Publishing Engine ライセンスを使用することなく、Rational Publishing
Engine で作成されたカスタム・テンプレートを使用して、文書を生成することができます。
このような文書を生成するには、「文書の生成 (Generate Document)」メニューを使用してください。
ただし、文書テンプレートでパラメーター値が使用されている場合、Rational Publishing
Engine をインストールしなければならないため、Rational Publishing Engine ライセンスが必要になります。
パラメーター値が使用されている文書テンプレートは、Rational DOORS の「公開」メニューを使用して、または Rational Publishing Engine を使用して生成することができます。
- リッチ・クライアントと Web クライアントにおけるユーザビリティーの向上
- 他の RM システムとの相互協調処理:
- OSLC による、複数の Rational DOORS データベース間の直接リンク。
- サプライ・チェーンにわたってデータを交換するための ReqIF 1.0.1 のサポート。
- OSLC 情報を表示するトレーサビリティー列: OSLC を使用して、さまざまなツールにわたるトレーサビリティー列を表示および分析 (フィルター処理) するための機能。
- 編集作業の共有: モジュール内の共有セクションを定義および管理する機能を、より簡単にリセットし、構成できるようになりました。
- Rational DOORS Web Access の機能強化: Web 環境におけるマルチモジュール編集作業の改善、およびレビューアーがベースラインに電子的に署名するための機能。
- IBM ソフトウェアの多文化サポートおよび翻訳情報は、オンラインで調べることができます。
- その他の新機能
フィルター・ウィンドウの「新規外部リンク」タブを使用すると、OSLC リンク・タイプにフィルターを掛けることができます。
この機能を有効にするには、最小クライアント・バージョンを Rational DOORS 9.4 に設定する必要があります。
レイアウトまたは属性 DXL 列を作成し、OSLC リンク情報を表示できるようになりました。
この機能は現時点で、Rational Quality Manager リンクのみ対象にサポートされています。
レイアウト列および属性 DXL 事前定義リストで、作成できる項目がさらに追加されました。
ビューを管理しているときに、1 回の操作で複数のビューを削除するためのオプションが追加されました。
「ユーザーの編集」ダイアログをサイズ変更できるようになりました。
Rational DOORS 9.4 で作成できる列の最大数は、128 に増えました。
この機能を有効にするには、最小クライアント・バージョンを Rational DOORS 9.4 に設定する必要があります。
「列プロパティー (Column Properties)」ダイアログで列を構成するときに、背景色を設定できるようになりました。
これは、列テキストの色と同じように設定します。
Microsoft Excel へのエクスポートを行うときに、リッチ・テキスト・フォーマット (太字、イタリック、取り消し線など) をエクスポートするためのオプションを設定できるようになりました。
セクションをモジュールに作成するとき、現在のビューにあるオブジェクトすべてについてセクションを作成できるようになりました。
また、現在のビューでセクションを無効にすることもできます。
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9.4.0.1 における新機能
- OSLC サーバー名前変更サポート
バージョン 9.4.0.1 の Rational DOORS で既に構成されている OLSC サービス・プロバイダーにおいて、作成されている現在の
OSLC リンクをサービス・プロバイダーに保存するため、プロバイダーのサーバーを名前変更することができます。
- Tracked Resource Set (TRS) の構成
TRS は新しいメカニズムで、TRS 対応のコンシューマーは、これを使用して Rational DOORS データにおける変更を反映することができます。
- 拡張 OSLC サポート
OSLC-AM 2.0 を使用することによって、Rational DOORS は OSLC を使用し、Rational Software Architect における
Rational Rhapsody Design Manager および Design Management 機能との統合を行うことができます。
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バージョン 9.4.0.1 で修正された問題
Rational DOORS 9.4 で修正された問題について詳しくは、「Fix List for IBM Rational DOORS 9.4」を参照してください。
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9.4.0.1 における既知の問題
この更新における既知の問題、および有効な回避策について調べるには、「Known problems in Rational DOORS 9.4」を参照してください。
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制限
スペル・チェッカー
一部の言語はスペル・チェッカー付きで提供されることがありますが、例えばロシア語では、スペル・チェックの実行中にエラーが検出された場合、代替テキストは提供されません。
特定の言語でスペルをチェックするためのオプションを設定すると、「オプション」ダイアログ・ボックスに「モード」パネルが表示されます。一部の言語では、表示されるモードは意味を成しません。例えば、ロシア語を選択した場合、Je および Jo のモードが表示されます。
これらの問題は、スペル・チェッカー機能を提供するために Rational DOORS で使用されるサード・パーティー・ソフトウェアにおける制限が原因で生じます。
隠し文字
Rational DOORS では、隠し文字はサポートされません。例えば、隠し文字を含むテキストを Microsoft Word からコピーし、それを Rational DOORS モジュールに貼り付けると、モジュール・エクスプローラーで表示されるテキストとオブジェクトで表示されるテキストは異なります。
リッチ・テキスト・テーブル
Word 文書のリッチ・テキスト・テーブルを Rational DOORS 属性にコピーすることはできません。
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サポートへの問い合わせ
Rational ソフトウェア・サポート Web サイトの Telelogic のサポート概要
(http://www.ibm.com/software/rational/support/telelogic/) にアクセスしてください。
お客様の地域での最適なサポート問い合わせ方法について、1 ページにまとめたリファレンス・ガイドがあります。
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その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。
さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。
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