IBM® Rational® DOORS® と IBM Rational Insight の統合のプロセスでは、Rational DOORS ETL ファイルのパッケージをインポートするために、IBM Cognos® Data Manager でカタログを作成する必要があります。
ETL とは、データ・ソースからデータを抽出し、変換し、データウェアハウスにロードするプロセスのことです。
この統合のために、データは Rational DOORS データベースから抽出されて変換されます。これによりそれは Rational Insight レポートのためのデータを提供できます。
始める前に
IBM Rational Reporting Development Tools バージョン 2.0.0.0 を Windows 7 オペレーティング・システム上で実行するには、管理者ユーザーとしてログインする必要があります。
手順
- IBM Cognos Data Manager を、をクリックして開きます。
- 「ようこそ」ページで、カタログを作成するか、または再利用するカタログを選択します。
- カタログを作成するには、以下のようにします。
- をクリックします。
- 「新規カタログ (New Catalog)」ウィンドウで、名前、オプションのビジネス名、カタログの説明を入力し、「次へ」をクリックします。
- 左ペインで、「DB2」接続方式をクリックし、データベース別名に対して、RIDW と入力します。
- IBM DB2® データベースのユーザー名とパスワードを入力します。
- 「テスト接続」をクリックして、接続が正常であることを確認します。
- 「完了」をクリックします。選択したデータベースに既にカタログが含まれている場合は、エラー・メッセージが表示されます。
- カタログを再利用するには、をクリックします。
- をクリックして、ETL パッケージ・ファイル (ETL.pkg) をインポートします。これは Rational DOORS によって install_directory/DOORS/9.5/lib/reporting ディレクトリーにインストールされます。 カタログを作成した場合は、を選択して、ログイン資格情報を入力することが必要になる場合があります。
- 「DOORS 接続 - 接続のプロパティー (DOORS Connection - Connection Properties)」ウィンドウを開き、「ODBC 接続の詳細 (ODBC connection details)」を選択します。
- 「データ・ソース名 (Data Source Name)」リストから、Rational DOORS 用に構成されているデータ・ソースを選択します。これについては、XDC 構成を参照するデータ・ソースの作成で説明しています。
- 「Cognos データ・ソース (Cognos Data Source)」をクリックし、次のイメージで示すとおり、RIDW データ・ソースを選択します。
注: Cognos 接続の構成の手順を完了したときに、この RIDW 接続は構成済みです。
あるいは、DB2 接続もこの統合をサポートします。
- 「テスト接続」をクリックします。
- Data Manager で DOORSJob ノードを右クリックし、「プロパティー」を選択します。
- 「変数 (Variables)」タブで、IS_CLM を選択し、「編集」をクリックします。
- 値を「TRUE」に設定します。「OK」をクリックして、設定を保存します。
次のタスク
これで Rational DOORS データを Rational Insight に公開できます。
後者の構成では、Rational DOORS モジュール ID のみを変更した場合は、このタスクで作成したカタログを選択および再利用することができます。