LQE は、リンクされているライフサイクル・データの索引を 1 つ以上の TRS レコードから作成します。 索引付きリソースで発生する変更は、TRS 変更ログで追跡されます。 これらの変更は索引に伝搬され、索引は常に最新の状態に保たれます。 変更内容には、要件、モジュール、およびビューの作成、削除、および変更などがあります。 Rational DOORS および複数のライフサイクル・ツールからのデータは、SPARQL 照会言語によって、リソース間にわたるアプリケーション間リンクとして照会できます。
これらの照会によって返されるデータは、影響分析ビュー、トレーサビリティー・ビュー、およびリンクされているリソース・データの他の表示を作成するために使用できます。 索引の TRS レコードへのアクセスは、ライセンス交付およびユーザー認証によって制御されます。
TRS データに対する複数の要求を並行して Rational DOORS に対して行うように LQE が構成されていれば、特に、要求が頻繁に出される期間にユーザーが多くのリソースを TRS に追加する場合に、Rational DOORS Web Access の実行速度が低下することがあります。 遅延を少なくするため、Rational DOORS Web Access 管理者は相互協調処理サーバーを追加することができます。
LQE におけるセキュリティー・メカニズムは、Rational DOORS におけるセキュリティーのすべてのレベルをサポートしているわけではありません。 LQE ユーザーは、構成済み機能ユーザーが表示できる属性に対するアクセス許可を Rational DOORS で持っていないとしても、それらの属性を表示することができます。 ただし、Rational DOORS におけるモジュールまたはオブジェクト (要件) に対する読み取りアクセス許可がなければ、LQE ユーザーはそれらの成果物を表示できません。
TRS および LQE を使用する場合は、バージョン 9.4.0.1 以降の Rational DOORS データベース・サーバーを使用してください。 このサーバーは、バージョン 9.4.0.1 より前の Rational DOORS クライアントを除外するように構成してください。 これらのクライアントを除外するには、「データベース・プロパティー」ウィンドウの「一般」タブに進み、最小クライアント・バージョンを 9.4.0.1 に設定します。