構造、機能、およびプロセスの違いにより、IBM® Rational® DOORS® の
データの一部は IBM Rational DOORS Next
Generation に移行されません。
Rational DOORS における
データの構造やプロセスの一部に関しては、
機能的に同等のものが Rational DOORS Next Generation にありません。
Rational DOORS Next Generation が構築されている Jazz プラットフォームでは、
同様の機能を実行するための代替方法が用意されています。
例えば、Jazz には、チーム・コラボレーション、表示フィルター、表示ソート、サスペクト、ベースライン、アクセス制御、およびセキュリティーのための
代替機能が備わっています。
移行の分析フェーズで移行メトリック・ユーティリティーを
使用すれば、影響を受けるデータを判別できます。
Rational DOORS Next Generation は「1 次テキスト (Primary Text)」属性以外のリッチ・テキストをサポートしません。
情報は、エクスポートされた移行パッケージに含まれていますがインポート操作時には無視されます。
このようにサポートがないことで、
以下の
Rational DOORS 属性タイプが影響を受けます。
- OLE を含むタイプ「テキスト」のユーザー属性。
- リッチ・テキスト・スタイル (太字やイタリックなど) を含むタイプ「ストリング」または「テキスト」のユーザー属性。
同じ移行パッケージに含まれるモジュール内のオブジェクト間のリンクは移行されます。
別々のパッケージに含まれるオブジェクト間のリンクは移行されません。
以下のデータ・タイプは移行されません。
- アクセス制御。
- 属性 DXL。ただし、表示結果は移行されます。
- ベースライン・セット定義。
- ベースライン・セット。
- ベースライン。
- ディスクリプティブ・モジュール。
- 辞書。
- ディスカッション。ただし、列に表示される結果は移行されます。
- Rational DOORS パーティション。
- Rational DOORS プロジェクト/モジュール・アーカイブ (すなわち DPA または DMA)。
- DXL。
- お気に入り。
- フィルター。ただし、移行されたコレクションには、期待される結果セットが表示されます。
- グループ。
- 履歴。
- レイアウト DXL。ただし、このデータは、表示結果が移行されるように属性 DXL に変換できます。
- リンク属性。
- リンク・モジュール。
- リンクセットの対。
- ページ・セットアップ。
- 述語マッピング (すなわち URI へのマッピング属性)。
- ReqIF パッケージ。
- 共有可能セクション。
- 一時的に削除されたデータ (すなわち、削除されたがパージされていないデータ)。
- ソート。
- サスペクト。
- IBM Rational Publishing Engine のテンプレート・ファイル。
- トリガー。
- 作業セット。
以下の Rational DOORS の
アドオンと統合については、Rational DOORS Next Generation に
同等の機能がありません。
これらの機能のメタデータは、移行対象のモジュール、オブジェクト、および属性に組み込まれている
可能性がありますが、Rational DOORS Next Generation では
サポートされません。
このようなメタデータは、分析フェーズで移行メトリック・ユーティリティーを使用すれば識別できます。
この分析は、準備フェーズでメタデータを除去するかどうかを判断する場合に役立ちます。
- Rational DOORS Analyst Add On。
- チェンジ・プロポーザル・システム (CPS)。
- Change Management for Rational DOORS。
- HP Quality Center。
- Rational Rose。
- Requirements Management Framework Add-on。
- Team Foundation Server。
- テスト・トラッキング・ツールキット。
- Word Exporter (WEXP).
注: このリストは完全ではありません。
独自の統合エコシステムを作成した場合は検討が必要です。