OSLC を使用してリモート・アプリケーションに保存されているデータにアクセスできるように、IBM® Rational® DOORS® Web Access をセットアップすることができます。リモート・アプリケーションに関する情報を管理者から収集し、そのリモート・アプリケーションを Rational DOORS に登録します。
始める前に
統合するその他のアプリケーションの管理者に問い合わせて、
OAuth コンシューマー名、
コンシューマー秘密鍵、およびそのアプリケーションの
ルート・サービス URL を要求します。
このタスクについて
リモート・アプリケーションの管理者から必要な情報を受け取ったら、
「リモート・サービス」ウィンドウを使用して詳細を登録します。
リモート・アプリケーションを登録し終えたら、統合対象のリモート・アプリケーションからプロジェクトを追加します。
注: これらのステップを正しく実行しないと、Rational DOORS Web Access と他のアプリケーション間のリンクをセットアップしようとする際にエラーが表示されます。統合の構成後に、リモート・アプリケーションをアンインストールした場合やアプリケーションへの接続が中断した場合にもエラーが表示されます。
手順
- データベース管理者、またはデータベースの管理権限を持つカスタム・ユーザーとして Rational DOORS にログインします。
- をクリックします。 「リモート・サービス」ウィンドウが開きます。
- 「サーバー・リスト」ペインで、「追加」をクリックし、リモート・アプリケーションの管理者から提供された情報をフィールドに入力します。
注: 参加サーバー間の OSLC リンクの「フレンド」関係を構成する際には、必ずサーバー名を使用してください。
IP アドレスは使用しないでください。
- 「登録」をクリックします。 リモート・アプリケーションがリストに追加されます。
- 「コラボレーション・リンク」ペインで、「追加」をクリックします。
- 登録したリモート・アプリケーションを選択し、統合するアプリケーション内のプロジェクトを参照します。 リモート・アプリケーションにログインするように求められることがあります。
- 「追加」をクリックしてプロジェクトとの統合を完了します。
次のタスク
その他のアプリケーションの管理者に、コンシューマー鍵、OAuth 秘密鍵、および Rational DOORS Web Access インストール済み環境のルート・サービス URL を提供する必要があります。
この情報の収集方法については、『OSLC でリモート・アプリケーションからアクセスするための Rational DOORS Web Access のセットアップ』を参照してください。
Rational DOORS Web Access を、Jazz Team Server および
リンク・ディスカバリーを使用するアプリケーションと統合する場合は、リモート・アプリケーションへのリンクが含まれたモジュールを開く際に認証を求めるプロンプトが出されます。認証プロンプトが繰り返し出されるのを回避するには、
Rational DOORS Web Access をトラステッド・サービスとして指定します。
- リモート・アプリケーション・サーバーにログオンし、「サーバー管理 (Server Administration)」ページを開きます。以下に例を示します。
- Jazz Team Server:
https://host-name:9443/jts/admin
- Design Management Server:
https://host-name:9443/dm/admin
- 「通信 (Communication)」セクションで、「コンシューマー (インバウンド) (Consumers (Inbound))」をクリックします。
- Rational DOORS Web Access コンシューマーを編集し、「トラステッド」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
- 「拡張プロパティー (Advanced Properties)」をクリックします。
- 「com.ibm.team.repository.service.internal.oauth.TrustedCallbackService」セクションで、Rational DOORS Web Access サーバーへの URL を指定する、 トラステッド・コールバック・サービス URL (Trusted Callback Service URL)」 値を入力します (例: https://dwaserver.com:9443)。この入力により、「トラステッド」オプションに対応するトラステッド・サーバー URI が確立されます。
- 「拡張プロパティー (Advanced Properties)」の設定を保存します。
注: OSLC リンクが含まれた Rational DOORS データベースを別のサーバーに移動すると、関連付けられたアプリケーション内の OSLC リンクが壊れます。関連アプリケーションから新規データベース・サーバーへのリンクをそれぞれ構成する必要があります。