要件の管理
要件を管理するには、このセクションで説明されている機能を使用します。
標準リンク、外部リンク、およびコラボレーション・リンク
要件を
IBM® Rational® DOORS®
内の他の要件および Rational DOORS の外部のリソースと関連付けるには、リンクを使用します。
リンク・モジュール、リンクセット、およびリンクセット・ペア
リンク・モジュールには、標準の Rational DOORS リンクに関する情報が格納されています。それぞれのリンク・モジュールでは、リンクセットごとに情報が分割されています。それぞれのリンクセットは、あるモジュールから別のモジュールまでのリンクに関する情報を保持しています。外部リンクはリンク・モジュールに保存されません。
自動リンク・ディスカバリー
Rational DOORS が OSLC を使用してリモート・サーバーと統合されるように構成されていて、Rational DOORS がリンク・ディスカバリーを使用してそのリモート・サーバーへのリンクの有無を確認する場合は、リンク・ディスカバリーが自動的に実行されるのか個別ユーザーの判断に基づいて実行されるのかを指定できます。
リンクおよびトレーサビリティー
リンクによりトレーサビリティーが得られるので、構築しているものがユーザー要件を満たしていることを確認できます。リンクにより、変更の管理もできるようになります。変更がプロジェクトにどのような影響を及ぼすかを、短時間で調べることができます。
Rational DOORS のデータに対する変更の追跡
データに対する変更を追跡し、その変更がデータベース内の他の項目に及ぼす影響を管理するには、履歴レコードおよびリンクを使用します。
ベースライン
ベースラインは、読み取り専用のモジュールです。 ベースラインは、特定の瞬間の情報を記憶し、モジュールを削除するまで保持します。
ベースライン・セット定義とベースライン・セット
ベースライン・セット定義は、プロジェクトの計画と管理のためにひとかたまりとして扱うモジュールのリストです。 この定義には、データベース内のあらゆるプロジェクトまたはフォルダーからモジュールを含めることができます。 この定義から、プロジェクトのフェーズごとにベースライン・セットを作成できます。 ベースライン・セットは、ベースライン・セットが閉じられたときのモジュールのデータおよびモジュール間に存在していたリンクのスナップショットとなります。
電子署名
電子署名をモジュール・ベースラインと併用すると、開発プロセスのさまざまな段階で、情報のレビューと署名を安全に処理できます。 文書をレビューして署名したユーザーの履歴 (タイム・スタンプおよびアクセス権限の詳細情報を含む) が、ベースラインとともに格納されます。 一度提出された署名については、そのいかなる部分も変更できません。
チェンジ・プロポーザル・システム
要件への変更を管理することは、どの組織にとっても主要な課題となります。 プロジェクトが進行するにつれ、要件は必然的に変更の必要性に迫られます。 また、どのような変更を行っても、他の要件への影響が出ることは必至です。ある要件に対して 1 つの変更を行うと、潜在的には、システム全体の各要件にも芋づる式に変更が発生することがあります。 チェンジ・プロポーザル・システム (CPS) を使用して、システム内の要件の変更を管理します。
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