最新バージョンの IBM® Rational® DOORS® Web Access にアップグレードする場合は、新しいバージョンをインストールするだけで済みます。ただし、相互協調処理サーバーが、インストールする新しいバージョンと同じバージョンでなければなりません。さらに、以前のインストール済み環境が IBM Rational Insight または追跡するリソース・セット (TRS) コンシューマー・アプリケーション (IBM Rational Engineering Lifecycle Manager など) と統合されていた場合は、統合データを維持する必要もあります。
手順
- 以前の Rational DOORS Web
Access のインストール済み環境にあるすべてのコンポーネントをシャットダウンします (Web アクセス・ブローカー、相互協調処理サーバー、および Tomcat サーバーと Derby サーバー)。手順については、下の関連概念を参照してください。
- 既存の Rational
DOORS Web Access ディレクトリーの名前を変更します
(例えば、C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥DOORS Web Access_old などとします)。
- Rational DOORS Web
Access の最新バージョンをインストールします。手順については、下の関連概念を参照してください。
Rational DOORS Web Access をアップグレードするときには、同じバージョンの相互協調処理サーバーもインストールする必要があります。詳しくは、技術情報「Version compatibility for Rational DOORS Web
Access, interoperation server, Rational DOORS database server and client」を参照してください。
- 以前のインストール済み環境が Rational Insight または TRS コンシューマー・アプリケーション (Rational Engineering Lifecycle
Manager など) と統合されていた場合は、以前の festival¥derby ディレクトリーの内容を新しいインストール済み環境にコピーします。例えば、このディレクトリーが旧インストール済み環境で以下の場所にあるとします。
C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥DOORS Web Access_old¥9.version¥server¥festival¥derby
旧 derby ディレクトリーを新しいインストール済み環境の以下の場所にコピーします。
C:¥Program Files¥IBM¥Rational¥DOORS Web Access¥9.version¥server¥festival¥derby
- 以前のインストール済み環境で以下のファイルをカスタマイズしてあった場合は、旧ファイルのカスタム設定を特定して、それらの設定を新しいインストール済み環境のファイルに入力します。カスタマイズされる項目としては、ホスト名、ポート番号、ユーザー名、およびパスワードなどが考えられます。
¥IBM¥Rational¥DOORS Web Access¥9.version¥derby¥derby.properties
¥IBM¥Rational¥DOORS Web Access¥9.version¥derby¥scripts¥init_settings.bat or init_settings.sh
- Rational DOORS Web
Access をインストールするための、残りの手順を完了します。
重要: Rational Insight または TRS コンシューマー・アプリケーションと統合されたインストール済み環境の場合は、コピーされた Derby データベースで Derby 初期化スクリプトを再実行しないでください。init* スクリプトのデフォルトの場所は、C:¥Program
Files¥IBM¥Rational¥DOORS Web Access¥9.version¥derby¥scripts です。
- Rational DOORS Web Access と関連コンポーネントを再始動します。
- 自分のブラウザーのキャッシュをクリアして、チームのメンバーにクライアント・マシンのブラウザーのキャッシュをクリアしてから Rational DOORS Web Access に接続するよう指示します。