外部アプリケーション用の作業セットの構成

作業セットを構成することで、Rational® Insight における追跡対象リソース・セット (TRS)、リンク・ディスカバリー機能、およびレポート作成で使用可能にする IBM® Rational DOORS® プロジェクト、フォルダー、およびモジュールを指定できます。

このタスクについて

作業セットの構成は、Rational DOORS データベース全体に適用されます。 インターフェースは、作業セットの使用中はロックされています。これは、複数のユーザーが同時に、作業セットに変更を加えるのを防ぐためです。

Rational Insight データウェアハウスに以前に公開されたデータが作業セットから削除されても、増分 (デルタ) ETL ロード・プロセスが実行されている場合、そのデータはデータウェアハウスから削除されません。 作業セットに変更を反映するには、Cognos® Data Manager でフル・ロード ETL を実行する必要があります。

最後の ETL ジョブが実行されて以降変更されていない作業セットにデータを追加する場合、このデータは Rational Insight のデルタ・ロード・プロセスでは認識されません。 この追加データをレポートに反映するには、Cognos Data Manager でフル・ロード ETL を実行する必要があります。

2 つの異なるモジュール内のオブジェクト間のリンクをレポートするには、両方のモジュールが作業セットに含まれている必要があります。

作業セットにモジュールを追加する場合、モジュールを含むプロジェクトは作業セットに追加されません。作業セットに含まれるモジュールが別のプロジェクトに移動される場合、そのプロジェクト内のオブジェクトとプロジェクト自体が自動的に作業セットに追加されることはありません。TRS、リンク・ディスカバリー、またはレポート作成アプリケーションでプロジェクト全体を公開するには、プロジェクトを作業セットに追加する必要があります。

手順

作業セットを作成または変更するには、次のようにします。

  1. 「ファイル」 > 「OSLC」 > 「作業セット」をクリックします。 「作業セット用に DOORS を構成 (Configure DOORS for Working Set)」ウィンドウが開きます。
  2. 「プロジェクトの選択」ウィンドウで、プロジェクト、フォルダー、またはモジュールを選択します。 オプションで、プロジェクトまたはフォルダーを選択し、ペインの下にある以下のボタンをクリックします。
    • 選択したプロジェクトまたはフォルダーの下にあるすべてのフォルダーおよびモジュールを含めるには、「下にあるすべてを選択 (Select all below)」をクリックします。
    • 選択したプロジェクトまたはフォルダーの下にあるすべてのオブジェクトを選択から削除するには、「下にあるすべてを選択解除 (Deselect all below)」をクリックします。
  3. 「適用」をクリックします。
  4. 「モジュールの選択」ペインで、プロジェクト、フォルダー、およびモジュールを選択し、作業セットに追加します。チェック・マークをクリアして作業セットからオブジェクトを削除するには、再びクリックします。 選択したフォルダーに今後作成されるすべてのモジュールは、作業セットに追加されます。 既存のモジュールは、作業セットの作成時に選択されている場合のみ、作業セットに含まれます。
  5. 「変更のレビュー (Review changes)」をクリックして「現在の変更 (Current changes)」ウィンドウを開き、追加または削除された項目を表示します。
  6. 「適用」をクリックし、「閉じる」をクリックします。

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