マッピング・モデルの構成

社内のさまざまなグループの既存のマッピング・モデルを結合して、新しい統合されたマッピング・モデルを作成することができます。 マッピングを結合して、文書とスクリプトの生成用のマッピング・モデルをマージすることができます。

順次マッピング構成

マッピング・モデルを順次結合することができます。 マッピング・モデルを順次結合すると、マッピング・モデル B 内のソース・モデルと同じターゲット・モデルをマッピング・モデル A がもつように、2 つのマッピング・モデルをマージすることができます。このような結合を行うのは、中間スキーマによってすでに定義済みのターゲット・スキーマへのソース・スキーマからの直接マッピングを計算したい場合です。 以下に例を示します。

  1. ソースとして SourceA を収容し、ターゲットとして TargetB を収容する A1 (A1.msl) という名前のマッピング・モデルを作成します (「SourceA」 > 「TargetB」)。
  2. ソースとしてマッピング・モデル A1 の SourceB を収容し、ターゲットとして TargetC を収容する A2 (A2.msl) という名前のマッピング・モデルを作成します (「SourceB」 > 「TargetC」)。
  3. 「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビュー内の現在のプロジェクトのマッピング・モデル A1 を右マウス・ボタンでクリックします。 「マッピングの結合」をクリックしてから、マッピング・モデル A1 と結合するマッピング・モデルとしてマッピング・モデル A2 を選択します。 マッピングの結合プロセスを完了すると、すでに TargetC にマップされている SourceA を収容する新しいマッピング・モデルが成立します。

結合後のモデルには、モデル A1 内に TargetB を収容し、モデル A2 内に SourceB を収容するマッピングのみが入っています。 TargetB と SourceB に関与するマッピングがない場合、結合後のマッピング・ファイルは空になる可能性があります。

並列マッピング構成

マッピング・モデルを並列順序で結合することができます。 それぞれ異なるソースを収容しながら同じターゲットを使用する複数のマッピング・モデルを作成するときは、マッピング・モデルを並列結合します。 そのようなマッピング・モデルのうちの 2 つを結合し、情報を 3 番目のマッピング・モデル内にマージします。 マッピング・モデルの並列結合のプロセスが特に便利なのは、マッピング・モデルを作成するチームがいくつかある場合に、すべてのマッピングを 1 つのマッピング・モデル内に収容したいときです。 個々のマッピング・モデルが完了したら、それらを結合して 1 つのターゲットにまとめることができます。 以下に例を示します。

  1. ソースとして SourceA を収容し、ターゲットとして TargetC を収容する B1 (B1.msl) という名前のマッピング・モデルを作成します (「SourceA」 > 「TargetC」)。
  2. ソースとして SourceB を収容し、ターゲットとしてマッピング・モデル B1 の TargetC を収容する B2 (B2.msl) という名前のマッピング・モデルを作成します (「SourceB」 > 「TargetC」)。
  3. 「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビュー内の現在のプロジェクトのマッピング・モデル B1 を右マウス・ボタンでクリックします。 「マッピングの結合」をクリックしてから、マッピング・モデル B1 と結合するマッピング・モデルとしてマッピング・モデル B2 を選択します。 マッピングの結合プロセスを完了すると、今後は TargetC にマップされることになる SourceA および SourceB を収容する新規のマッピング・モデルが成立します。

フェデレーテッド・サーバーで作成されたソースを結合する場合、同じフェデレーテッド・サーバーに対してそれらのソースが定義されている必要があります。 ターゲット・モデルに対するマッピング時には、ユーザーは同じサーバーにデプロイするという前提のもとに、照会が生成されます。

マッピング・モデルの結合の規則

マッピング・モデルを結合するには、少なくとも 1 つのソースと、ターゲットのマッピング・モデルがなければなりません。 新しいマッピング・モデルを構成するソースおよびターゲットのマッピング・モデルは、同じプロジェクト内のものでなければなりません。 結合するマッピングは、ソースまたはターゲットを共有している必要があります。 ソースとしては、任意の物理データベース・モデルを使用できます。 ターゲットとしては、任意の物理データベース・モデルまたは任意の XML スキーマを使用できます。

関連タスク
マッピング・モデルの結合

フィードバック