サイレント・インストール・コマンド

参照テーブルを使用すると、 サイレント・インストール中に使用する応答ファイル・コマンドについてさらに学習することができます。
応答ファイルのコマンド 説明

プロファイル

<profile 
id="プロファイル (パッケージ・グループ) ID"
installLocation="the install location of
 the profile">
<data key="key1" value=”value1”/>
<data key="key2" value=”value2”/>

</profile>
このコマンドは、パッケージ・グループ (またはインストール・ロケーション) を作成するときに使用します。 指定のパッケージ・グループが既に存在する場合、コマンドの効果はありません。 現時点では、プロファイルを作成すると、 サイレント・インストールでは以下の 2 つのインストール・コンテキストも作成されます。 1 つは Eclipse 向けで、もう 1 つは native 向けです。 プロファイルは、インストール・ロケーションです。

プロファイルのプロパティーを設定するために <data> 要素を使用できます。

以下のリストは、現在サポートされているキー、および関連した値を記載しています。
  • eclipseLocation キーは、既存の Eclipse ロケーション値 (c:¥myeclipse¥eclipse など) を指定します。
  • cic.selector.nl キーは、自然言語 (NL) ロケール選択 (zhjaen など) を指定します。
重要: 複数の NL 値はコンマで区切ります。
以下のリストは、現在サポートされている言語コードを記載しています。
  • 英語 (en)
  • フランス語 (fr)
  • イタリア語 (it)
  • 中国語 (簡体字) (zh)
  • ロシア語 (ru)
  • 中国語 (繁体字、台湾) (zh_TW)
  • 中国語 (繁体字、香港) (zh_HK)
  • ドイツ語 (de)
  • 日本語 (ja)
  • ポーランド語 (pl)
  • スペイン語 (es)
  • チェコ語 (cs)
  • ハンガリー語 (hu)
  • 韓国語 (ko)
  • ポルトガル語 (pt_BR)

リポジトリー

<server>
<repository location="http://example/
repository/">
<repository location=”file:/C:/
repository/”>
<!—この他のリポジトリーは以下に追加-->
<…>
      </server>
このコマンドは、サイレント・インストール中に使用するリポジトリーを指定する場合に使用します。 リモート・リポジトリーを指定するときは URL または UNC パスを使用します。ローカル・リポジトリーを指定するときは、ディレクトリー・パスを使用します。
重要: インストール・イメージのロケーションが、応答ファイルが生成されたマシン上のロケーションとは異なる場合には、生成された応答ファイルにある <repository location> 値がそのイメージのロケーションを指すように変更する必要があるかもしれません。

インストール

<install>
<offering profile= "プロファイル ID"
features= "フィーチャー ID"
id= "製品 ID" version= "製品
バージョン" selected="true"></offering>

<!—この他の製品は以下に追加>
<…>

</install>
このコマンドは、インストールするインストール・パッケージを指定する場合に使用します。

プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル設定コマンドで作成されたプロファイルと一致している必要があります。

フィーチャー ID は、コンマで区切られたリスト (「feature1, feature2」など) によって、オプションで指定できます。 フィーチャー ID が指定されていない場合は、指定の製品のすべてのデフォルト・フィーチャーがインストールされます。

バージョン番号は不要です。バージョンが指定されていない場合、Installation Manager は、指定の ID を持つ最新の製品および使用可能なすべての更新およびフィックスをインストールします。

「selected」属性はオプションです。 デフォルトでは、「selected」は「true」です。 selected が "false" に設定されていると、サイレント・インストールではパッケージはインストールされません。 ウィザード・モードで実行している場合は、パッケージはパッケージ選択ページには表示されますが、最初は選択されていません。

制約事項: 必須のフィーチャーは、コンマで区切られたリストで明示的に指定されていない場合であっても、 インストール用に含まれます。

更新 (ウィザード・モード)

<update>
<offering profile= "プロファイル ID">
</update>

このコマンドは、更新するプロファイルを指定するときに使用します。 プロファイル ID は、既存のプロファイルと一致している必要があります。

このコマンドは更新ウィザードを起動するウィザード・モードでのみ使用できます。サイレント・モードでは使用できません。

変更 (ウィザード・モード)

<modify>
<offering profile= "プロファイル ID">
</modify>

このコマンドは、変更するプロファイルを指定するときに使用します。 プロファイル ID は、既存のプロファイルと一致している必要があります。

このコマンドは更新ウィザードを起動するウィザード・モードでのみ使用できます。サイレント・モードでは使用できません。

変更 <install modify="true"> または <uninstall modify="true"> (オプション属性)

<uninstall modify="true">
<offering profile= "プロファイル ID"
 id="Id" version="バージョン"
features="-"/>
</uninstall>

既存のインストール済み環境を変更することを示すには、install コマンドと uninstall コマンドで <install modify="true"> 属性を使用します。 デフォルト値は false です。追加の言語パックをインストールするだけのために変更操作を行う場合は、製品フィーチャー ID リストでハイフン「-」を使用して、新規フィーチャーを追加しないことを示す必要があります。

重要: 例に示されているとおり、「modify=true」およびフィーチャー・リストのハイフン「-」を指定する必要があります。そうしないと、install コマンドの場合には製品のデフォルト・フィーチャーがインストールされ、uninstall コマンドの場合にはすべてのフィーチャーが除去されます。

アンインストール

<uninstall>
<offering profile= "プロファイル ID"
features= "フィーチャー ID"
id= "製品 ID" version= "製品
version"></offering>

<!—この他の製品は以下に追加>
<…>

</uninstall>
このコマンドは、アンインストールするパッケージを指定するときに使用します。

プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル・コマンドで指定されたプロファイルに一致している必要があります。 さらに、フィーチャー ID が指定されていない場合は、 指定の製品のすべてのフィーチャーがアンインストールされます。 製品 ID が指定されていない場合は、指定のプロファイル内のすべてのインストール済み製品がアンインストールされます。

ロールバック

<rollback>
<offering profile= "プロファイル ID"
 id= "製品 ID"
version= "製品バージョン">
</offering>

<!—この他の製品は以下に追加
<…>

</rollback>
このコマンドは、指定されたプロファイルに現在インストールされているバージョンから、指定された製品にロールバックするときに使用します。 ロールバック・コマンドでフィーチャーを指定することはできません。

すべてインストール

<installALL/>
注: このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
–silent –installAll 
.
このコマンドは、使用可能なすべてのパッケージをサイレントで検索し、インストールするときに使用します。

すべて更新

<updateALL/>
注: このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
–silent –updateAll 
.
このコマンドは、使用可能なすべてのパッケージをサイレントで検索し、更新するときに使用します。

ライセンス

<license policyFile=“policy file
 location”/>

例:

<license policyFile=”c:¥mylicense.opt”/> 
このコマンドは、Installation Manager をレコード・モードで開始した後でライセンス・ウィザードを開始することによって、ライセンス・コマンドが入った応答ファイルを生成するときに使用します。

レコード・モードでは、「ライセンス管理」ウィザードで Flex オプションを設定すると、設定したオプションは、生成される応答ファイルと同じディレクトリー内にある「license.opt」という名前のライセンス・ポリシー・ファイルに記録されます。応答ファイルには、ポリシー・ファイルを参照するライセンス・コマンドが入ります。

追加の応答ファイル属性

応答ファイルの属性 説明

クリーン

<agent-input clean="true">
</agent-input>

デフォルトでは、clean="false" です。 Installation Manager は、Installation Manager に設定された既存の設定値と、応答ファイルに指定されたリポジトリーおよびその他の設定値を使用します。 1 つの設定値が応答ファイルと Installation Manager の両方に指定されている場合は、応答ファイルの設定値が優先されます。

clean="true" に設定されている場合、Installation Manager は、応答ファイルに指定されたリポジトリーおよびその他の設定値を使用します。Installation Manager に設定された既存の設定値は使用しません。

一時

<agent-input clean="true" temporary="false">
</agent-input>

temporary のデフォルト設定は「false」で、応答ファイルに設定された設定値は持続します。 temporary="true" を設定した場合、応答ファイルに設定された設定値は持続しません。

temporary 属性と clean 属性は一緒に使用することができます。例えば、clean を true に、temporary を false に設定した場合、サイレント・インストールを実行すると、応答ファイルに指定されたリポジトリー設定値により、Installation Manager を使用した前のセッションで設定された設定値がオーバーライドされます。

ご使用条件受諾

<agent-input acceptLicense="false">
</agent-input>

Installation Manager をサイレント・インストール・モードで使用する際、デフォルトでは、インストール・パッケージに付随するライセンスに同意しないことになっています。 インストールするパッケージにご使用条件があり、それを受諾する必要がある場合、サイレント・インストール操作は失敗します。 ご使用条件に同意するには、この属性を <agent-input acceptLicense="true"> に設定する必要があります。 そうすることで、応答ファイルに指定されたすべてのパッケージについて、ご使用条件に同意することになります。

後でリブート

<agent-input rebootLater="false">
</agent-input>
デフォルトでは、rebootLater は「false」に設定されています。応答ファイルが Windows® のシステムのリブートが必要なパッケージをインストールすると、インストール・マネージャーは応答ファイルの実行が終わり次第、システムをリブートします。

「true」に設定されていると、システムはリブートしません。


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