このセクションでは、
チーム開発環境でモデルの比較およびマージを効果的に行う方法の、
ガイダンスを提供します。
このタスクについて
チーム・メンバーが平行してモデルを開発する場合、
モデルの比較およびマージを行なうことによって、
モデル・バージョン間の競合や差分を解決します。
構成管理システム内でモデルを処理するチーム・メンバーは、
ファイル・バージョンを比較して、
ファイルの履歴と開発内容を理解することができます。
平行してモデルを開発する場合、
チーム・メンバーは、頻繁にファイルをマージする必要があります。
サンプル
複数のチーム・メンバーが平行して作業を進めていく場合として、
以下の例を検討してください。
このリポジトリーのモデル・ファイル X は、バージョン 20 です。
- ユーザー A が、モデル・ファイル X、バージョン 20 をチェックアウトして、
それへの変更を行いました。
- ユーザー B が、モデル・ファイル X、バージョン 20 をチェックアウトして、
それへの変更を行いました。
- ユーザー A が、ファイルをチェックインして、
モデル・ファイル X、バージョン 21 を作成しました。
- ユーザー B が、ファイルのチェックインを試行しました。
- 構成管理システムが、このモデルの並行バージョンがリポジトリー内に存在することを検出し、
マージを開始しました。これによって、ユーザー B が行った変更は、ユーザー A が行った変更とマージされます。
- ユーザー B は、競合していないすべての変更を受け入れた後、マージにおいて競合している変更をすべて解決します。
- ユーザー B が、マージされたモデルを保管し、
ファイル X、バージョン 22 を作成して、チェックインを完了しました。
モデルの比較およびマージと、比較およびマージの機能とベスト・プラクティスの詳細については、
IBM® developerWorks® の記事 (http://www.ibm.com/developerworks/rational/library/05/712_comp/) も参照してください。