XML 文書のアクセスおよび読み取りに UDF を使用できます。例えば、XML 文書内のデータをリレーショナル表の形式に変換したい場合、変換を実行する UDF を作成することができます。
指定する XML 文書から入力データを取って、これをリレーショナル・データベース用の表形式で返す DB2® 表 UDF を作成するには、「新規 XML 表関数」ウィザードを使用します。
ウィザードでは、データ抽出の前に XML 文書に XSL 変換を実行することも指定できます。
前提条件:
- DB2 UDB Linux®, UNIX®, and Windows® バージョン 8 以降。
ターゲット・データベースが DB2 XML Extender に対して使用可能になっている必要があります。
DB2 XML Extender を使用可能にすると、データベース・エンジンによって提供される XSLTransform UDF はターゲット・データベースで使用可能になり、XSL 変換を実行できます。
XML Extender に対してデータベースを使用可能にするには、DB2installdir¥sqllib¥bin ディレクトリーからコマンド行で dxxadm enable_db sample と入力します (sample はターゲット・データベースで、DB2installdir は DB2 をインストールしたディレクトリーです)。
XML 用の UDF を作成するには、以下のようにします。
- 「データ」パースペクティブに切り替えます。
- 「ファイル」>「新規」>「その他」をクリックして、「新規」ダイアログを開きます。
- 「データ」を選択し、「ユーザー定義関数」を選択します。
- 「次へ」をクリックします。 ウィザードが開きます。
- 「プロジェクトの指定」ページで、新しいプロジェクトを使用することを選択するか、既存のデータ開発プロジェクトを選択します。
- 「次へ」をクリックします。 「名前と言語」ページが開きます。
- 「言語」フィールドで SQL-XML を選択します。
- ウィザードの必要なステップを完了します。
- 「完了」をクリックします。
ユーザー定義関数が作成されて、指定したデータ開発プロジェクトに追加され、そのユーザー定義関数がデータベース・サーバー上でデプロイされて登録されます。