Rational Data Architect バージョン 7.5 では、以下の新機能が追加されました。
このリリースで修正された APAR のリストについては、以下を参照してください: http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=3045&uid=swg27013500
APAR の修正に加えて、このリリースには以下に対する重要な修正が含まれています。
- パーティション表でドロップされた列についてデータベースから差分 DDL を生成すると、不完全な DDL が生成される問題。
- 略語に含まれるブランクまたは非表示文字を検査するモデル妥当性検査規則の要望。
- XSD から論理データ・モデルへの変換で無名複合タイプのローカル要素をサポートする要望。
- 論理データ・モデルから XSD への変換におけるオブジェクト名の変換で、タイトルの大/小文字をオプションで選択できるようにする要望。
- テスト・データ・ガバナンス
- Rational Data Architect V7.5 では、IBM Optim ソリューションとの統合とプライバシー属性を定義するモデル拡張が追加されました。これにより、テスト・データ管理とデータ・プライバシーのソフトウェア開発ガバナンスが拡張されます。このフィーチャーの使用方法について詳しくは、「物理データ・モデルからのマスク化されたテスト・データの生成」を参照してください。
- 特権モデリング
物理データ・モデル内のグループ、役割、およびユーザーのデータ・アクセス特権をモデル化できます。データベース上での特権を付与する物理データ・モデルから DDL を生成し、データベースから物理データ・モデルへ特権情報をリバース・エンジニアリングできます。このフィーチャーの使用方法について詳しくは、「物理データ・モデルでの特権の管理」を参照してください。
物理データ・モデルでの特権モデリングは、DB2 for Linux, UNIX, and Windows、DB2 for z/OS、および Oracle データベース・サーバーでサポートされています。このリリースでは、Oracle での特権のリバース・エンジニアリングはサポートされていません。
- データ・モデル・レポート
- Business Intelligence and Reporting Tools (BIRT) レポートで以下のフォーマットがサポートされるようになりました。
- HTML
- PDF
- Microsoft® Word
- Microsoft Excel
- Microsoft PowerPoint
- オブジェクト命名妥当性検査
- このバージョンでは、作成しようとしている新規データ・モデル・オブジェクトがオブジェクト命名の制約に違反している場合に警告メッセージのプロンプトを出すかどうかをオプションで選択できます。
命名の制約は、論理または物理データ・モデル妥当性検査の「構文チェック」カテゴリーの、「設定」ウィンドウのページで設定されます。
ライブ警告を受け取るかどうかの設定は、「設定」ウィンドウの「モデル妥当性検査 (Model Validation)」ページで設定できます。
- データ・モデル変換および命名標準準拠検査で、複数語のビジネス用語がサポートされるようになりました。
- Oracle
- Oracle モデリングおよび DDL 生成で、以下の新しいプロパティーがサポートされるようになりました。
- パラレル度
- ストアード・プロシージャー、トリガー、および他のデータベース要素のシノニム
- パッケージ
- データ・モデル変換
- 論理データ・モデルから UML データ・モデルへの変換で、ドメイン・モデルを UML モデル・ライブラリーとして変換することをオプションで選択できます。また、UML モデル・ライブラリーをインポートするオプションも用意されています。
- 論理データ・モデルから XSD データ・モデルへの変換、または論理データ・モデルから UML データ・モデルへの変換で、サブジェクト・エリア・ダイアグラムを変換のソース・スコープとして使用することをオプションで選択できます。
- 論理データ・モデルから XSD データ・モデルへの変換で、すべて (All)/指名 (Named)/親 (Parent)/子 (Child) のオプションを変更して、完全に階層化された XSD の生成を制御できます。