マッピング・エディター

統合モデリングは、マッピング・エディターから実行します。 マッピング・エディターは、3 つのペインからなるエディターであり、「マッピング・エディター」ウィザードを使用して「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューで現在のデータ設計プロジェクトからマッピング・モデルを選択または作成すると開かれます。 関係を手動でマップすることができ、ディスカバー関数を使用して関係を検索することができます。 マップされた関係は、ソースとターゲットのエレメントを結び付ける線として、マッピング・エディター内に示されます。

ソースおよびターゲットのペイン

左側のペインには、階層ツリー・ビュー内のソース・データ・モデルが置かれます。 ルート・ノードは、データ設計プロジェクト内の .dbm ファイルを表します。 ドラッグ・アンド・ドロップ機能を使用するか、または「スキーマの追加」メニュー・オプションを使用して、ソース・スキーマを次々に追加していくことができます。

右側のペインには、ターゲットのデータ・モデルまたはスキーマが置かれます。 ターゲットは、1 つのデータベースまたは 1 つの XML スキーマに限定されます。

以下の例は、単純なマッピング・モデルの例を示しています。 ソースおよびターゲットには、ワークベンチに用意されている Derby データベースの物理データ・モデルが入っています。 この図は、マッピング・エディターのソースとターゲットのペインを示しています。「ソース」ペインは、エディターの左側にあります。 「ターゲット」ペインは、エディターの右側にあります。
図 1. マッピング1 つのマッピングを備えた単純なマッピング・モデルを示す図。

「マッピング」ペイン

センター・ペインには、マッピング線とマッピング・ハブが示されています。

マッピング・エディターの中央の「マッピング」ペインは、マッピングの 3 つのビューに分かれています。マッピング・ペインのヘッダー内のドロップダウン・メニューを使用して、マッピング・ペイン内の任意のビューを選択することができます。
「マッピング」ビュー
マッピング・ビューには、ソースとターゲットの各種エレメントの間の個々のマッピングが示されます。
「マッピング・グループ」ビュー
マッピング・グループ・ビューには、マッピング・グループが表示されます。 マッピング・グループには、すべてのマッピングが、ターゲット表 (リレーショナル・データベース内の) 別またはエレメント (XML スキーマ文書内の) 別に入っています。 各マッピング・グループごとに、生成された照会が 1 つずつあります。 マッピング・グループに対して、フィルター、結合、およびソートの条件を定義することができます。
「マッピング・グループの詳細」ビュー
「マッピング・グループの詳細」ビューには、指定したマッピング・グループ内のソースおよびターゲットの各種エレメント間の個々のマッピングが示されます。
ブックマークを追加するには、マッピング、マッピング・グループ、またはディスカバリー行を右クリックして、「ブックマークの追加」を選択します。
マッピングマッピング・グループ、およびマッピング・グループの詳細の各図は、マッピング・ビューの例を示しています。
図 2. マッピング・グループ単純なマッピング・モデルのマッピング・グループ・ビューを示す図。
図 3. マッピング・グループの詳細単純なマッピング・モデルのマッピング・グループの詳細ビューを示す図。

大規模なソースまたはターゲット・ツリーを収めたマッピング・エディター内でのマップ済みエレメントの表示は、困難な場合があります。 マッピング・エディターには、マップ済みまたは非マップのツリー・オブジェクトを非表示にするために選択できるフィルター・オプションが備えられています。 フィルター・オプションは、ソースおよびターゲットのビュー内および「マッピング」ビュー内のドロップダウン・メニューから使用することができます。 「マッピング」ビューでフィルター・オプションを選択すると、そのフィルター・オプションは、ソースおよびターゲットの両方のツリーに適用されます。 マップ済みの子をもたない表および XSD 複合エレメントを非表示にするには、「非マップ・オブジェクトの非表示」を選択します。 すべてマップ済みの子をもつ表および XSD 複合エレメントを非表示にするには、「マップ・オブジェクトの非表示」を選択します。 すべてのツリー・オブジェクトを表示するには、「すべて表示」を選択します。 個々のツリー・オブジェクトを非表示にするには、ソースおよびターゲットのペイン上のコンテキスト・メニュー・オプションから、「選択済みの非表示」または「未選択の非表示」を選択します。

「アウトライン」ビュー

「アウトライン」ビューは、現在アクティブなマッピング・モデルの要約情報を取り込みます。 「アウトライン」ビューには、階層ツリーでファイルが示されます。 このビューを変更することはできません。 「アウトライン」ビューとマッピング・エディターは接続されています。 マッピングを更新すると、アウトラインも更新されます。 マッピング・エディターと「アウトライン」ビューは常に同期されています。

検索関数を使用して、「アウトライン」ビュー内のテキスト・ストリングを検索することができます。 この関数が特に便利なのは、マップ済みの関係が多数あって、しかもグラフィカル表現内に多数の線が入っている場合です。

マッピング・モデルの名前は、階層の親ノードになります。 その下位ノードは、ソース、ターゲット、およびマッピング・グループです。 列の変換は、アウトライン内のマッピング項目内に示されます。 フィルター、結合、およびソートは、マッピング・グループ内に示されます。 マッピング・ノード別に「アウトライン」ビューを展開および縮小表示することができます。

マッピング線 1 個だけの単純なマッピング・モデルの「アウトライン」ビューは、以下の例のようになります。
図 4. 単純なマッピング・モデルの「アウトライン」ビュー1 つのマッピングを備えた単純なマッピング・モデルの「アウトライン」ビューを示す図。

「プロパティー」ビュー

「プロパティー」ビューは、マッピング・エディターとは別個のものですが、列および表メタデータの詳細を示します。 「プロパティー」ビューには、アクティブなエディター内で選択されているオブジェクトに関する詳細が表示されます。 以下の例は、図 1 に示されているマッピング・ビューを選択したときの「プロパティー」ビューを示しています。

図 5. 単純なマッピング・モデルの「プロパティー」ビュー単純なマッピング・モデルの「プロパティー」ビューを示す図。
関連概念
マッピング・エディターを使用したマッピングの作成
関係の検索
関連タスク
マッピング・モデルの作成
スキーマの追加
マッピング・モデルでのオブジェクトの検索

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