ストアード・プロシージャー・デバッグの設定

DB2® ストアード・プロシージャー・デバッガーの設定ページではストアード・プロシージャー・ランタイム、変数の文字制限、エラー・トレース、およびデバッグ・セッション・マネージャーに関する設定を指定できます。

ワークベンチ・メニュー・バー から「ウィンドウ」 > 「設定」を 選択して、「設定」ダイアログ・ボックスを開きます。 このダイアログ・ボックスに指定されたストアード・プロシージャー・デバッグ設定は、次のセッションが開始されるまでは有効になりません。 ダイアログ・ボックスで、「実行/デバッグ」>「DB2 ストアード・プロシージャー・デバッガー」を選択して、デバッグ・プロシージャーに設定できる次の設定にアクセスします。

表 1. DB2 ストアード・プロシージャー・デバッガーの設定
設定 説明
プロシージャーが実行を完了するまでの非活動の秒数 このフィールドに指定された時間だけ、SQL ストアード・プロシージャーのデバッグを停止すると、デバッグ・セッションは終了し、プロシージャーは完了するまで実行されます。 この設定の最小値は 30 秒で、最大値は 1800 秒です。この設定のデフォルト値は 300 秒です。
注: この設定は Java™ ストアード・プロシージャーのデバッグ時には適用されません。
ラージ変数で報告される最大文字数 この設定は、「変数」ビューで 変数の値に対して表示される最大文字数を制御します。 この設定のデフォルト値は 80 文字です。
注: この設定は Java ストアード・プロシージャーのデバッグ時には適用されません。
「変数ビュー詳細ペイン」の文字数 / 行 これにより、「変数」ビュー の詳細ペインで文字を折り返す位置が制御されます。 詳細ペインの各行には、指定された文字数が収まり、次の行へラップされます。この設定のデフォルト値は 72 文字です。
注: この設定は Java ストアード・プロシージャーのデバッグ時には適用されません。
DB2 サーバー上の診断エラー・トレース・レベル この設定は、DB2 サーバーでのエラー・トレースのレベルを決定します。 このフィールドに有効な入力は次のとおりです。
  • 0 - トレースを実行しないことを示します。これはデフォルト値です。
  • 1 - 深刻なエラーのみをログに記録することを示します。
  • 2 - すべてのトレース・メッセージをログに記録することを示します。
「DB2 ルーチン・デバッグ・セッション・マネージャー・ロケーション」セクション セッション・マネージャーは、 デバッガー・ユーザー・インターフェースを DB2 サーバーに接続します。 デバッグ・セッションを開始するにはセッション・マネージャーを実行しておく必要があります。この設定セクションでは、 ストアード・プロシージャーを実行しているサーバーのセッション・マネージャーを使用するか、 既存のセッション・マネージャーを使用するかを選択できます。
  • ストアード・プロシージャーをデバッグしているサーバーのセッション・マネージャーを使用する場合は、 「接続されている各サーバーでセッション・マネージャーを実行」 ラジオ・ボタンを選択します。デフォルトのセッション・マネージャーを使用する場合は、 「ポート」フィールドをブランクのままにします。他のセッション・マネージャーを使用する場合は、 セッション・マネージャーを実行するポート番号を 「ポート」フィールドに入力します。サーバーでセッション・マネージャーが実行されていない場合は、 デバッグを開始した時点で自動的に開始 されます。「セッション・マネージャー・タイムアウト (分)」フィールドは、 デバッグ・セッションの完了後にどれだけの期間アイドル状態が続いた場合に、新規に作成されたセッション・マネージャーを自動停止するのかを指定します。
  • 既存のセッション・マネージャーを使用する場合は、「既に実行中のセッション・マネージャーを使用」 ラジオ・ボタンを選択します。セッション・マネージャーが実行されているマシンのホスト名または IP アドレスを「ホスト」フィールドに入力します。セッション・マネージャーが実行されているポートを「ポート」フィールドに入力します。

デバッグしている DB2 サーバーに使用可能なセッション・マネージャーがない場合、スタンドアロンのセッション・マネージャーを使用できます。

スタンドアロンのセッション・マネージャーを始動するには、本製品のインストール・ディレクトリーにある db2dbgm バッチ・ファイルを実行します (バッチ・ファイルは 2 種類あり、db2dbgm.bat は Windows® 用、db2dbgm は Linux® 用です)。デフォルト値を使用できない場合、バッチ・ファイルを変更して別のポート値を指定するようにできます。

本製品でスタンドアロンのセッション・マネージャーを使用するには、まずこのセッション・マネージャーを始動する必要があります。また、ストアード・プロシージャーのデバッグ設定でスタンドアロンのセッション・マネージャーを指定する必要があります。 このためには、「DB2 ストアード・プロシージャー・デバッガー」設定ページをオープンして 「既に実行中のセッション・マネージャーを使用」ラジオ・ボタンを選択し、上記のように「ホスト」フィールドと「ポート」フィールドを入力します。

「デバッグ・セッション・マネージャーとの通信に TCP/IP ソケットを使用しない (Do not use TCP/IP socket to communicate with debug session manager)」 TCP/IP ソケットをサポートしているデータベース・サーバーの場合、デバッガーはセッション・マネージャーとの通信に TCP/IP ソケットを自動的に使用して、デバッガーのパフォーマンスを向上させます。ソケットを使用しない場合 (ファイアウォールでソケットを使用しない場合など)、このオプションにチェック・マークを付けます。
関連タスク
デバッグの準備
LUW サーバーのデバッグ用セットアップ
z/OS 上でのデバッグの準備
「データ出力」ビューの使用
実行
終了および中断

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