メタデータ・ブリッジ

ブリッジを使用してメタデータをインポートまたはエクスポートすることができます。MetaBroker® は、ブリッジの一種です。

メタデータはデータに関するデータです。情報システムの設計、開発、実装、およびデータの動きを、メタデータで表すことができます。 例えば、データベース表の説明はメタデータです。 表の属性と関係はメタデータです。 表内の列の定義、列のデータ・タイプ、および列を変換する導出は、メタデータです。 IBM® WebSphere® DataStage® および QualityStage Designer でジョブを実行するときに収集されるデータは、操作メタデータです。

IBM Information Server では、さまざまなメタデータ・ブリッジを使用できます。 MetaBroker は、IBM MetaBroker テクノロジーを使用するブリッジです。

ブリッジは、要素を標準モデルにマッピングすることによって、メタデータをあるフォーマットから別のフォーマットに変換します。ソースとターゲット・ツールのセマンティクスは、このマッピングによって変換されます。 IBM WebSphere Information AnalyzerIBM WebSphere Business Glossary、 Designer クライアントなど、リポジトリーにアクセスするツールは、ユーザーの要求に応じてこれらのメタデータ・オブジェクトを操作することができます。 例えば Designer クライアントを使用する場合、インポートした表定義を使用してジョブを作成できます。 用語集を使用する場合は、ビジネス用語を列や他のオブジェクトに適用できます。

ほとんどのブリッジでは、特定のツール、ファイル、またはデータベースから、メタデータを IBM WebSphere Metadata Server のメタデータ・リポジトリーにインポートできます。 メタデータ・リポジトリーからサード・パーティー・ツールへメタデータをエクスポートできるブリッジもあります。 例えば、CA ERwin 4.0 MetaBroker を使用して、メタデータをリポジトリーから ERwin が消費できる XML ファイルにエクスポートすることができます。

メタデータのリポジトリーへのインポートおよびリポジトリーからのエクスポートの他に、IBM Rational® Data Architect MetaBroker のユーザーはメタデータを、Rational Data Architect バージョン 7 および Rational Data Architect バージョン 6 フィックスパック 1 にインポートでき、また、それらのバージョンの Rational Data Architect からメタデータ・リポジトリーにエクスポートできます。

ブリッジを使用して、以下のタイプのオブジェクトのインポートとエクスポートを行えます。

ブリッジはユニコードをサポートしているので、さまざまな言語でのデータを処理でき、任意の文字セットでデータを表示できます。

関連タスク
メタデータのフィルター処理
関連資料
すべてのブリッジの使用上のソフトウェア要件

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