モデルでの外部参照

外部参照は、あるモデルから別のモデル・ファイル内のオブジェクトへの参照です。

外部参照は、モデル・ファイルの外に存在するオブジェクトを表します。 通常、外部参照は、ユーザーが意識することなく、自動的に解決されます。

外部参照を変更し、マージを開始すると、 参照されるオブジェクトに対する差分ではなく、 外部参照に対する差分が登録されます。

サンプル

外部参照を変更し、 マージを開始した場合に起こることを、以下のサンプルで説明します。

モデル・ファイル X は、モデル・ファイル Y のオブジェクトに対して、 外部参照を持っています。
  1. ユーザー A は、モデル・ファイル X を確認して、 モデル・ファイル Z のオブジェクトを指すよう外部参照を変更します。
  2. ユーザー A は、モデル・ファイル X 内を確認し、 同じモデルの別バージョンでマージを開始します。
  3. 外部参照が別のオブジェクトを対象としているため、 このマージによって、外部参照に対する差分が登録されます。

このサンプルの場合、 モデル・ファイル X からの外部参照を変更せずに モデル・ファイル Y のオブジェクトを変更すると、 差分は生成されなくなります。 モデル・ファイルの外部にある参照対象のオブジェクトの状態は、マージ中には問題にされません。

関連概念
コンポジット・モデル
関連タスク
モデルのバージョンの比較とマージ

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