< 前へ | 次へ >

単純な総括図を作成する

この前のレッスンでは、物理データ・モデルと、データ・モデルの総括図を作成しました。 ワークベンチでダイアグラムを使用して、データ・モデルを視覚化し、変更することができます。

デフォルトの総括図には、GOSALESDW スキーマにあるすべてのオブジェクトが含まれます。 しかし、大きいデータ・モデルで作業している場合は、単純化した総括図を作成して、そこに対象とするオブジェクトだけを含めることができます。 1 つのデータ・モデルに、それぞれ異なるオブジェクトを持つ複数のダイアグラムを作成できます。

ここでは、従業員のミドルネームのイニシャルを記録するための列を EMP_EMPLOYEE_DIM 表に追加するとします。 列を追加する前に、ご使用のデータ・モデルへの変更を視覚化できるようにする単純な総括図を作成する必要があります。

このレッスンでは、GOSALESDW スキーマの以下の表を含む新規の総括図を作成します。
  • EMP_EMPLOYEE_DIM
  • EMP_POSITION_LOOKUP
  • EMP_TERMINATION_LOOKUP
  • GO_GENDER_LOOKUP

単純な総括図を作成するには、以下のようにします。

  1. sample_model.dbm ファイルが物理データ・モデル・エディターで開かれたままになっていることを確認します。 データ・モデル内のオブジェクトを表示または変更するには、エディターでモデルが常に開いていなければなりません。
  2. データ・プロジェクト・エクスプローラーで、「EMPLOYEE」 > 「データ・モデル」 > 「sample_model.dmb」 > 「GSDB」 > 「GOSALESDW」にある GOSALESDW スキーマ・ノードを見つけます。
  3. 新規総括図を作成します。 「GOSALESDW」スキーマを展開し、「ダイアグラム」フォルダーを右クリックして、「新規総括図」を選択します。
    ヒント: これらのステップの代わりとして、「新規ブランク・ダイアグラム」を選択して、オブジェクトをデータ・プロジェクト・エクスプローラーからダイアグラム・サーフェスにドラッグ・アンド・ドロップすることができます。
  4. 開いているウィンドウで、以下の設定を指定します。
    ダイアグラム名
    myGOSALESDW と入力します。
    暗黙のリレーションシップの推論
    このチェック・ボックスは選択しないでください。
    選択した要素を組み込みます
    以下のスキーマの横にあるチェック・ボックスを選択してください。
    • EMP_EMPLOYEE_DIM
    • EMP_POSITION_LOOKUP
    • EMP_TERMINATION_LOOKUP
    • GO_GENDER_LOOKUP
    ウィンドウは以下の図のようになります。
    このステップで説明されている、選択した表を示す画面キャプチャー
  5. 「OK」をクリックして、単純化された総括図を作成します。
新規の myGOSALESDW 図がダイアグラム・エディターで開き、 データ・プロジェクト・エクスプローラー内の GOSALESDW スキーマの下の「ダイアグラム」フォルダーに表示されます。
ヒント: ダイアグラム内の表をすべて同時に見ることができるように、すべての表を近くに移動させます。 「アウトライン」ビューの陰影付きボックスを使用して、ダイアグラム内でフォーカスを移動させ、ダイアグラム・オブジェクトを強調表示して、それらをドラッグして移動させることができます。
< 前へ | 次へ >

フィードバック