モデルの公開

公開機能では、モデルについての情報を表示するハイパーテキスト・リンクによって相互参照された Web の HTML ページが作成されます。公開された情報には、モデル、 プロファイル、およびパッケージのコンテンツが反映され、公開された情報は、標準ブラウザーを使用して表示できます。
このタスクについて

公開プロセスは、モデル要素 (ダイアグラム、 関係、属性など) を再作成します。公開されたリンクを使用して、モデリング製品の場合と同様に、モデルを全探索することができます。

公開モデルはそれぞれ、それ自身のルート・ページにすべてが含まれている 個別のエンティティーとなります。公開すると、公開の対象となった各モデルのルート・ページへのリンクが記載された概要ページが生成されます。

モデルをハイパーテキスト・リンクによって相互参照された Web の HTML ページに公開するには、以下のようにします。

  1. 「モデリング」パースペクティブが開いていることを確認します。
  2. プロジェクト・エクスプローラーまたは 「データ・プロジェクト・エクスプローラービューで、公開するモデルまたはモデル要素開いて、選択し、 「データ」 > 「公開」 > 「Web」または「モデリング」 > 「発行」 > 「Web」をクリックします。
  3. Web に発行」ウィンドウの 「一般」タブで、詳細のレベルを選択します。
    • 要素に関連した文書のみを表示する場合は、「最小」をクリックします。
    • プロパティーと所有要素も表示する場合は、「完全」をクリックします。
  4. データ・モデル以外のモデルの場合は、ナビゲーション・スタイルを選択します。
    • 独立したパッケージおよび要素ナビゲーション・フレームでナビゲーションを提供するには、「Javadoc」をクリックします。
    • 拡張可能なノードを持つツリーにより、ナビゲーションを提供するには、「対話式ツリー」をクリックします。
  5. 以下の公開オプションのいずれかを指定します。
    • ダイアグラムを生成するには、「ダイアグラム・イメージ・ファイル」 チェック・ボックスを選択し、ダイアグラム・イメージ・フォーマットを選択します。ダイアグラムを生成しない場合は、コンテンツはテキストとして公開されます。
      注: ブラウザーで SVG フォーマットをサポートするには、補足のプラグインをダウンロードする必要があります。
    • データ・モデルの場合、外部ソースへのリンクを追加したい場合は、「外部コンテンツへのリンク」を選択し、概要ページで表示するテキストを入力し、リンクのロケーションを 指定します。
    • ナビゲーション・ペインに要素アイコンを、 さらに要素について、public、protected、または private の各状況アイコンを表示するには、「要素アイコンの表示」チェック・ボックスを選択します。アイコンを表示しない場合、 公開されるコンテンツは Javadoc HTML 文書のように表示され、要素のステータスは 文字で表されます。
    • 公開の終了時に概要ページを開くには、「公開済みの出力を自動的に表示」チェック・ボックスを選択します。
    • モデルの公開前に宛先フォルダーの古いコンテンツを削除するには、 「宛先フォルダーを確認なしで常に空にする」チェック・ボックスを選択します。
    • クラス内で、アルファベット順に 属性および操作をソートするには、「クラス属性および操作をアルファベット順に配列」チェック・ボックスを選択します。
    • モデル文書へのリンクを組み込むには、「URL」 で、 「リンクを作成」選択します。

      「リンクを作成」を選択した場合、「参照ファイルのコピー (Copy referenced files)」を選択し、ファイル・コンテンツを公開されたモデルにコピーすることもできます。 このオプションは、モデルにローカル・ファイルへのリンクが組み込まれている場合、および公開されたモデルのユーザーが、オリジナルの公開ディレクトリーへのアクセス権限を持たない場合に役立ちます。

  6. 「発行するフォルダーを選択」 フィールドで、 公開モデルの宛先フォルダーを指定します。
  7. データ・モデル以外のモデルの場合に、公開された概要ページをカスタマイズするには、「概要」タブをクリックし、「概要のカスタマイズを使用可能にする」チェック・ボックスを選択し、以下の項目のいずれかをカスタマイズします。
    • 作成者、タイトル、会社の指定と、公開日を表示するかどうかの指定を行います。 できます。
    • 使用するイメージのロケーションを 指定して、会社のロゴを表示します。
    • 「使用可能にする」を選択して、 リンクで表示するテキストを入力し、リンクのロケーションを 指定して、外部ソースへのリンクを追加します。
  8. データ・モデル以外のモデルの場合、生成するレポートのメインフレームに組み込む要素タイプを制御する場合は、 「タイプ」タブをクリックして 該当する要素タイプを選択します。

    要素タイプの順序は、タイプを選択して 「上へ」または「下へ」をクリックすることで変更できます。

  9. データ・モデル以外のモデルの場合、値が指定されていないプロパティーをフィルターに掛ける場合は、 「プロパティー」タブをクリックしてチェック・ボックスを選択します。
  10. 「OK」をクリックします。
タスクの結果
公開プロセスが開始され、進行状況表示バーが表示されます。公開が 完了すると、出力フォルダーに、モデルの 選択した要素について公開された HTML ファイルがすべて入っています。

「発行される出力を自動的に表示する」チェック・ボックスを 選択した場合は、公開したコンテンツの概要ページが開いて、公開したモデル要素のそれぞれへのリンクが 表示されます。それ以外の場合、公開モデルを表示するには、指定した出力フォルダーを参照し、index.html ファイルを開きます。

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関連資料
公開された UML モデルのナビゲーション・スタイル
関連情報
チュートリアル: UML モデルの公開

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