ドメイン・モデルは、ドメイン・データ・タイプの集合で構成されます。 ドメイン・データ・タイプは、制約の追加によって制限できる抽象データ・タイプを表します。 ドメイン・データ・タイプは基本データ・タイプに基づきます。 例えば、ドメイン・データ・タイプの定義は、社会保障番号、性別、身長、または既婚/独身などの一般的に使用される定義に合わせて行えます。
制約の定義は、XML スキーマ制約の定義に従います。 例えば、可能な値の数を制限するために列挙制約を使用できます。例として、"priority" という名前のドメインは "high"、"med"、"low" という 3 つの値を取ることができるかもしれません。正規表現で制約を指定するために、パターン制約を使用できます (例えば "ABC*")。
列挙型ドメインは物理データ・モデルのチェック制約に変換されます。しかしその他のドメイン制約は文書にのみ使用され、論理データ・モデルから物理データ・モデルへの変換中に、制約のための追加の構成が生成されることはありません。
ドメイン・モデル・オブジェクトはドメイン・モデル (*.ddm) ファイルか、または論理データ・モデル (*.ldm) ファイルに保管できます。 ドメイン・モデルを 1 つ作成し、複数のプロジェクトとユーザー間でそれを共用すれば、効率を最大化することができます。 ドメイン・モデル・オブジェクトは、常にパッケージ・オブジェクト内に入っています。 ルート・パッケージは常に 1 つありますが、ルート・パッケージの下にさらにパッケージを追加して、似通ったドメイン・オブジェクトをまとめてグループにすることができます。
ワークベンチを使用して、テンプレートからドメイン・モデルを作成するか、または XML スキーマ定義ファイル (.xsd) から単純タイプをドメイン・タイプとしてドメイン・モデルにインポートすることができます。 ドメイン・モデルを .xsd ファイルにエクスポートすることもできます。 ドメイン・モデルを論理モデルと関連付け、モデル内の各ドメインを属性データ・タイプとして使用することができます。