比較を実行する際に、データ・オブジェクトのプロパティーまたは属性をフィルター除去するためのカスタム・フィルターを作成できます。
始める前に
カスタム比較フィルターを作成するには、まず、データ・オブジェクトを相互に比較する必要があります。
このタスクについて
ワークベンチはいくつかの組み込みフィルターを提供しており、それを有効または無効にすることができます。
また、データ・オブジェクトを比較するときに使用するカスタム・フィルターを作成することもできます。
例えば、データ・オブジェクトの
dataCapture 属性をフィルター除去するために、カスタム比較フィルターを作成できます。
カスタム比較フィルターを有効にすると、これらの属性またはプロパティーの相違が比較エディターで相違として表示されなくなります。
カスタム・フィルターを作成できるのは、データ・オブジェクトのプロパティーまたは属性に対してのみです。
カスタム・フィルターを作成することによりオブジェクト全体 (例えば、表) をフィルター除去することはできません。
手順
- 「カスタム・フィルターの作成」ウィンドウを開きます。 比較エディターで、フィルターの対象にする属性またはプロパティーを右クリックして、「カスタム・フィルターの作成」を選択します。 例えば、表の dataCapture プロパティーを右クリックします。 「カスタム・フィルターの作成」ウィンドウが開きます。
- 新しいフィルターの説明を指定してから、「OK」をクリックしてフィルターを作成します。
タスクの結果
カスタム比較フィルターが作成されます。
次のタスク
比較を実行するとき、比較ウィザードの
「カスタム・フィルター」ページでこのフィルターの有効/無効を切り替えることができます。
このウィザード・ページが表示されるのは、実行している比較のタイプに対してカスタム・フィルターを作成した場合のみです。
フィルターをデフォルトで有効または無効にするには、
「設定」ウィンドウの
「カスタム・フィルターの構成」ページで比較タイプに対するオプションを更新してください。
カスタム・フィルターは、以下の比較タイプに対して作成できます。
- サポートされるデータベース・ベンダーの物理データ・モデル・オブジェクト
- 論理データ・モデル・オブジェクト
- ドメイン・データ・モデル・オブジェクト
- 用語集モデル・オブジェクト
- 論理データ・モデルから既存の物理データ・モデルへの変換