演算子ノード は、アクセス・プランの実行時にデータに対して、あるいは表または索引からの出力に対して実行されるアクションを表します。
アクセス・プラン・グラフには、以下の演算子ノードのうちの任意のものを含めることができます。
- BTBSCAN
- BTBSCAN ノードは、バッファー表スキャンと呼ばれる操作を表します。DB2® はこの操作で、バッファー表内の行にアクセスします。
BTBSCAN ノードは、バッファー表スキャン構造の定義ノードです。
- CORSUB
ACCESS
- CORSUB ACCESS ノードは相関副照会によるアクセスを表します。
- DELETE
- DELETE ノードは、表または削除可能なビューからの選択された行の削除を表します。
DELETE ノードは、削除構造の定義ノードです。
- DFETCH
- DFETCH ノードは、直接フェッチと呼ばれる操作を表します。DB2 はこの操作で、既知の ROWID を使用して表内の行に直接アクセスします。
DFETCH ノードは、直接フェッチ構造の定義ノードです。
- DIXSCAN
- DIXSCAN ノードは DOCID 索引スキャン・アクセスを表します。このアクセスにより、DOCID に基づいて RID が返されます。
- EXCEPT
- EXCEPT ノードは EXCEPT 操作を表します。
EXCEPT 操作は、外部表に含まれていて内部表には含まれていない行を、重複行を除去したうえで返します。
- EXCEPTA
- EXCEPTA ノードは EXCEPT ALL 操作を表します。
EXCEPT ALL 操作は、外部表に含まれていて内部表には含まれていない行を、重複行を保持したまま返します。
- FETCH
- FETCH ノードは、DB2 が IXSCAN または MIXSCAN から得られた RID を使用して表から行をフェッチする操作を表します。
- FFETCH
- FFETCH ノードは、DB2 がデータ・マネージャー・プッシュダウン・スター型結合時にファクト表索引を使用してファクト表をフェッチする操作を表します。
- FIXSCAN
- FIXSCAN ノードは、ファクト表索引スキャンと呼ばれる操作を表します。DB2 はこの操作で、データ・マネージャー・プッシュダウン・スター型結合時にファクト表索引をスキャンします。
- HSSCAN
- HSSCAN ノードは、DB2 が行にアクセスする操作を表します。この操作は、完全修飾されたキーを使用し、従来型の索引を使用しないで行われます。
このアクセス方式は、ハッシュ技法を利用して、キーを行の物理ロケーションに変換します。
- INLIST
- INLIST ノードは、IN-list 要素を保管するメモリー内の表に DB2 がアクセスする操作を表します。
- INSERT
- INSERT ノードは、表または挿入可能なビューへの行の挿入を表します。
INSERT ノードは、挿入構造の定義ノードです。
- INTERSECT
- INTERSECT ノードは INTERSECT 操作を表します。
INTERSECT 操作は、外部表と内部表の両方に含まれている行を、重複行を除去したうえで返します。
INTERSECT ノードは、INTERSECT 構造の定義ノードです。
- INTERSECTA
- INTERSECTA ノードは INTERSECT ALL 操作を表します。
INTERSECT ALL 操作は、外部表と内部表の両方に含まれている行を、重複行を保持したまま返します。
- IXAND
- IXAND ノードは、DB2 が 2 つのソート済み ROWID リストの論理積を返す操作を表します。
出力には、両方の ROWID リストに存在する ROWID のみが含まれます。
- IXOR
- IXOR ノードは、DB2 が 2 つのソート済み ROWID リストの和集合を返す操作を表します。
出力には、少なくとも一方の ROWID リストに存在する ROWID が含まれます。重複した ROWID は、出力から除去されます。
- IXSCAN
- IXSCAN ノードは単一索引スキャンを表します。IXSCAN ノードは、単一索引アクセス構造の定義ノードです。
- MERGE
- MERGE ノードは、DB2 が複数のデータ・ストリームを 1 つのデータ・ストリームにマージする操作を表します。
- MERGE
(ステートメント)
- MERGE (ステートメント) ノードは MERGE ステートメントを表します。
このノードは、単一ステートメントで指定されたターゲット表 (またはビュー) での条件付き UPDATE 操作と INSERT 操作を結合します。
MERGE ステートメント操作は、ソース行のセットから得られた値を使用して以下のアクションを実行します。
- ON 節で指定された検索条件を満たす、ターゲット表内の行を更新します。
- ソース表にある、検索条件を満たさない行を挿入します。
- MIXSCAN
- MIXSCAN ノードは複数索引スキャンを表します。MIXSCAN ノードは、複数索引アクセス構造の定義ノードです。
- PARTITION
- PARTITION ノードは、DB2 が 1 つのデータ・ストリームを複数のデータ・ストリームに分離する操作を表します。
- RGLIST
- RGLIST ノードは、範囲リスト・アクセスを表します。このアクセス操作は、OR 述部の処理を単純化するために使用されます。RGLIST ノードは、範囲リスト・アクセス構造の定義ノードです。
- REPARTITION
- REPARTITION ノードは、DB2 が複数の入力データ・ストリームを複数の出力データ・ストリームに再区分する操作を表します。
- RID FETCH
- RID FETCH ノードは、RID フェッチ・アクセスを表します。このアクセス操作は、組み込み RID 関数を使用してデータにアクセスするために使用されます。
- SIXSCAN
- SIXSCAN ノードは、疎索引スキャンと呼ばれる操作を表します。DB2 はこの操作で、疎索引にアクセスします。
SIXSCAN ノードは、疎索引スキャン構造の定義ノードです。
- SORT
- SORT ノードは、DB2 がソート・キーに基づいて、前の操作で得られた行をソートする操作を表します。
この操作では、常に作業ファイルが作成されます。
SORT ノードは、ソート操作構造の定義ノードです。
- SORTRID
- SORTRID ノードは、索引スキャンで得られた、条件を満たす索引項目を DB2 が ROWID の昇順に基づいてソートする操作を表します。
- TBSCAN
- TBSCAN ノードは、表、作業ファイル、マテリアライズ照会表、またはパイプでの表スペース・スキャンを表します。
TBSCAN ノードは、表スペース・スキャン構造の定義ノードです。
- TRUNCATE
- TRUNCATE ノードは、基本表または宣言されたグローバル一時表のすべての行を削除する TRUNCATE ステートメントを表します。
TRUNCATE ステートメントは、基本表または宣言されたグローバル一時表のすべての行を削除します。
基本表は、SIMPLE 表スペース、セグメント化された表スペース、区分テーブル・スペース、またはユニバーサル表スペース内にあります。表に LOB 列または XML 列が含まれている場合、対応する表スペースおよび索引も切り捨てられます。
- UNION
- UNION ノードは、2 つの SELECT ステートメントからの結果を合併して、重複行を含まない単一の結果表を形成する操作を表します。
UNION ノードは、UNION 構造の定義ノードです。
- UNIONA
- UNIONA ノードは、2 つの SELECT ステートメントからの結果を合併して、重複行を含む可能性のある単一の結果表を形成する操作を表します。
UNIONA ノードは、UNION ALL 構造の定義ノードです。
- UPDATE
- UPDATE ノードは、表または更新可能なビュー内の選択された行の、1 つ以上の列の更新を表します。
UPDATE ノードは、更新構造の定義ノードです。
- WFSCAN
- WFSCAN ノードは、作業ファイル・スキャンと呼ばれる操作を表します。DB2 はこの操作で、WORKFILE というラベルが付けられた作業ファイルに対するスキャンを実行します。WFSCAN ノードは、作業ファイル・スキャン構造の定義ノードです。
- XIXAND
- XIXAND ノードは、DB2 が XML データに関して行う操作を表します。この操作では、2 つのソート済み DOCID リストの論理積が返されます。
出力には、両方の DOCID リストに存在する DOCID のみが含まれます。
- XIXOR
- XIXOR ノードは、DB2 が XML データに関して行う操作を表します。この操作では、2 つのソート済み DOCID リストの和集合が返されます。
出力には、少なくとも一方の DOCID リストに存在する DOCID が含まれます。重複した DOCID は、出力から除去されます。
- XIXSCAN
- XIXSCAN ノードは、XML 索引スキャン・アクセスを表します。このアクセス操作では、キー値に基づいて DOCID と NODEID のペアが返されます。