始める前に、『演習 4: 論理データ・モデルの物理データ・モデルへのトランスフォーム』を完了する必要があります。
この演習では、HR.ldm 論理データ・モデルで汎化オブジェクトのプロパティーを変更し、次に、物理データ・モデルに再びトランスフォームします。 その後、汎化オブジェクトのプロパティーに対する変更がトランスフォームに与える影響を観察します。
トランスフォーム・プロパティーをロールアップに変更するには、以下のようにします。
このリンクは、汎化と呼ばれるリレーションシップを表します。 汎化は、ダイアグラム・エディターを使用してのみ作成できるリレーションシップです。
「プロパティー」ビューの「一般」タブで、「別名にトランスフォーム」プロパティーが「独立表」に設定されていることが分かります。 この前の演習で見た HR.dbm の下にあるダイアグラムに 4 つの表があり、HR.ldm の 4 つのエンティティーに厳密にマップしていたのは、この設定によるものです。つまり、これらのエンティティーは独立表としてトランスフォームするように設定されているからです。 「独立表」オプションは正規化された設計の場合に使用されます。
この場合、HR_rollup_pdm
を新規の物理データ・モデル・ファイルの名前として指定し、HR_rollup
をスキーマ名として指定します。
この物理データ・モデルと、この前の演習で作成されたものとの違いに注目してください。 この場合、REGULAR および HOURLY 表は作成されませんでした。そして EMPLOYEE 表にはより多くの列が含まれており、表 EMPLOYEETYPEにマップする外部キーがあります。 「ロールアップ」オプションは、非正規化パターンの 1 つのタイプに使用されます。
これで、『演習 6: トランスフォーム・プロパティーのロールダウンへの変更』を始める準備ができました。