サポートされるデータ・モデル・フォーマット用にインポート/エクスポート・ブリッジを使用可能にする

ワークベンチはさまざまなデータ・モデル・フォーマットをサポートし、その多くは「データ・モデルのインポート」および「データ・モデルのエクスポート」ウィザードでデフォルトで使用可能に設定されます。 ただし、これらのデータ・モデルのインポートとエクスポートに使われるブリッジの中には、デフォルトで使用可能にならないものもあります。 「データ・モデルのインポート」および「データ・モデルのエクスポート」ウィザードでこれらのブリッジを使用可能にするよう、XML ファイルを編集できます。

始める前に

手順

  1. 最新バージョンのメタデータ・インポート・プラグイン・ディレクトリー内の conf ディレクトリーを見つけます。 このディレクトリーは以下の場所にあります。
    /shared_resources_dir/plugins/com.ibm.datatools.metadata.wizards.miti.operating_system_current_versionvdateand_timestamp/MetaIntegration/conf/
    ここで、
    • shared_resources_dir は、製品の共有リソース・ディレクトリーのパスです。 このディレクトリーには、Eclipse ベースの製品の共通コンポーネントが保管されます。 このディレクトリーのデフォルト・ファイル・パスは、インストールのデフォルト値および規則のトピックに記載されています。
    • operating_system は、ワークベンチがインストールされているコンピューターのオペレーティング・システムです。
    • current_version は、最も高いプラグイン・バージョンです。 例えば、以下の 2 つのプラグインが共有リソース・ディレクトリーにあるとします。
      com.ibm.datatools.metadata.wizards.miti.win32_1.0.3v20100101_0000
      com.ibm.datatools.metadata.wizards.miti.win32_1.0.4v20110202_0000
      このプラグインの最も高いプラグイン・バージョンは 1.0.4 になります。
    • dateand_timestamp は、ファイルに関する最も新しい日付およびタイム・スタンプ値です。
    Windows コンピューター上では、メタデータ・インポート・プラグイン・ディレクトリーの場所は、例えば次のとおりです。
    C:\Program Files\IBM\SDShared\plugins\com.ibm.datatools.metadata.wizards.miti.win32_1.0.4.v20120202_2042\MetaIntegration\conf\
  2. 以下のいずれかの方法を使用して、MIRModelBridges.xml ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
    • MIRModelBridges.xml ファイルをコンピューター上の別のディレクトリーにコピーします。
    • 同じディレクトリー内に MIRModelBridges.xml ファイルのコピーを作成して、名前変更します。 例えば、MIRModelBridges_original.xml に名前変更することができます。
  3. MIRModelBridges.xml ファイルを開きます。
  4. ブリッジ ID の enabled 属性値を編集することにより、インポート/エクスポート・ブリッジを使用可能にします。 MIRModelBridges.xml ファイルは、<Import> および <Export> の 2 つのセクションに分かれています。 インポート・ブリッジを使用可能にするには、ファイルの <Import> セクションの属性を編集してください。 エクスポート・ブリッジを使用可能にするには、ファイルの <Export> セクションの属性を編集します。
    1. MIRModelBridges.xml ファイル内で、使用可能にする対象のモデル・フォーマットのブリッジ ID を見つけます。 例えば Silverrun ブリッジを使用可能にするには、Silverrun という句を含むブリッジ ID を探します。
    2. ブリッジを使用可能にします。 ブリッジ ID 項目の enabled 属性を True に設定します。
    3. インポート・ウィザードまたはエクスポート・ウィザードでブリッジを表示するよう指定します。 DisplayName 項目の enabled 属性を true に設定します。
    4. ファイルを保存します。
  5. ワークベンチを再始動します。 「ファイル」 > 「再始動」をクリックします。

タスクの結果

ワークベンチを開くと、使用可能にしたブリッジが「データ・モデルのインポート」または「データ・モデルのエクスポート」ウィザードに含まれます。

以下の例は、Silverrun モデルのインポート・ブリッジを使用可能にするためにブリッジ ID 項目を編集する方法を示しています。 デフォルトでは、このブリッジは使用不可です。
<Bridge id='SilverrunRdm244' enabled='False' windowsOnly='False'>
   <DisplayName id='' enabled='False'>Grandite Silverrun-RDM 2.4.4</DisplayName>
</Bridge>
ブリッジを使用可能にするには、enabled 属性を True に設定します。
<Bridge id='SilverrunRdm244' enabled='True' windowsOnly='False'>
	<DisplayName id='' enabled='True'>Grandite Silverrun-RDM 2.4.4</DisplayName>
</Bridge>

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