「z/OS® オプション」ウィンドウを使用して、DB2® for z/OS をターゲットとするストアード・プロシージャーの詳細設定オプションを設定します。
「ストアード・プロシージャー・オプション」ページ
- ランタイム・オプション
SQL ストアード・プロシージャーの場合のみ: ストアード・プロシージャーと共に使用する IBM® 言語環境®ランタイム・オプションを指定するストリングを入力します。
言語環境は、さまざまなプログラム言語のランタイム・ライブラリーを結合するための IBM 製品です。
ランタイム・オプションを指定しない場合、言語環境はそのインストール時のデフォルトを使用します。
要件: ルーチンを並行して実行する場合は、一連の特別なランタイム・オプションを指定する必要があります。
ランタイム・オプション TEST は、実行時にデバッグ情報を生成します。
NOTEST が指定されている場合、デバッグ情報は生成されません。
- サーバー上でストアード・プロシージャーを作成
- Java™ ストアード・プロシージャーの場合のみ: このオプションは、DSNTJSPP を DB2 for z/OS サーバー上で使用してストアード・プロシージャーをビルドする場合に選択します。このオプションを選択しない場合、Java ソースはクライアント上でコンパイルされます。
このオプションでは、ストアード・プロシージャーのソース・コードを 32KB 以下とするように制限されます。
このオプションを使用しない場合は、ソース・コードを最大で 10 MB にすることができます。
- WLM 環境
- ルーチンを実行する MVS™ ワークロード・マネージャー (WLM) 環境の名前を入力します。
名前は最大で 18 文字の英数字で構成できます。
WLM 環境を指定しない場合、ルーチンは DB2 のインストール時に設定されたアドレス・スペースで実行します。さまざまな WLM 環境を使用する場合、あるグループのプログラムを別のグループのプログラムから分離することができます。
たとえば、プログラムをそのセキュリティー要件に基づいて分離することができます。
このオプションの使用の判断については、システム管理者と共に検討してください。
- ASUTIME LIMIT
- ストアード・プロシージャーの単一の呼び出しを実行できる合計プロセッサー時間を、CPU サービス単位で表示します。
整数値を指定します。
整数値を指定しないと、NO LIMIT オプションが使用されます。
制限を設定すると、ストアード・プロシージャーのデバッグ時に役立つ場合があります。
- 常駐のまま
- ストアード・プロシージャーの実行後に、ストアード・プロシージャーのロード・モジュールをメモリー内に保持しておく場合に選択します。
このオプションを選択しない場合、ロード・モジュールはストアード・プロシージャーの実行後にメモリーから削除されます。
ストアード・プロシージャーがメモリー内に残されている場合、アプリケーションのロードにかかる時間が削減されるので、パフォーマンスが向上します。
ただし、このオプションにより、ストアード・プロシージャーのアドレス・スペースが必要とする仮想ストレージの量は増えます。
- 外部セキュリティー
- ルーチンのセキュリティー・オプションを指定します。
- DB2
- ストアード・プロシージャーが、外部セキュリティー製品が保護しているリソースにアクセスする場合、そのアクセスをストアード・プロシージャーのアドレス・スペースに関連付けられている許可 ID を使用して実行することを指定します。
ストアード・プロシージャーを特殊外部セキュリティー環境で実行したくない場合にこのオプションを選択します。
- ユーザー
- ストアード・プロシージャーが、外部セキュリティー製品が保護しているリソースにアクセスする場合、そのアクセスをストアード・プロシージャーを呼び出すユーザーの許可 ID を使用して実行することを指定します。
ストアード・プロシージャーを外部セキュリティー環境で実行したい場合にこのオプションを選択します。
- 定義者
- ストアード・プロシージャーが、外部セキュリティー製品が保護しているリソースにアクセスする場合、そのアクセスをストアード・プロシージャーの所有者のユーザーの許可 ID を使用して実行することを指定します。
ストアード・プロシージャーを外部セキュリティー環境で実行したい場合にこのオプションを選択します。
「デプロイ・オプション」ページ
- ビルド・ユーティリティー
- SQL ストアード・プロシージャーの場合のみ: SQL ストアード・プロシージャーを z/OS サーバー上でビルドする場合に呼び出す、ストアード・プロシージャーのビルド・ユーティリティーの名前を指定します。
データベース管理者は、必要に応じてさまざまなリソースを使用するビルド・ルーチンのコピーを構成できます。
現行のデータベースが照会され、有効なビルド・ユーティリティー名が検索されます。
有効な名前が見つかった場合は、それをここで選択できます。
たとえば、DSNTPSMP ビルド・ユーティリティーを、データベース管理者がそれを z/OS システム上で構成した後にこのフィールドに入力できます。
- ビルド所有者
- SQL ストアード・プロシージャーの場合のみ: ルーチンのビルド、再ビルド、およびドロップについての責任を持つ DB2 for z/OS の許可 ID を入力します。2 次許可 ID を指定するか、またはビルド所有者としてグループ名を指定すると、このルーチンを保守するために複数のユーザーで責任を分担できます。
ビルド所有者を指定しない場合、ビルド・ユーティリティーは、CURRENT SQLID などのプロセス許可 ID の 1 つをビルド所有者として指定します。
- プリコンパイル・オプション
- SQL ストアード・プロシージャーの場合のみ: ストアード・プロシージャーのビルドに使用したい SQL プリコンパイル・オプションを入力します。
プリコンパイル・オプションの詳細については「IBM DB2 for z/OS アプリケーション・プログラミングおよび SQL ガイド」を参照してください。
- コンパイル・オプション
このストアード・プロシージャーで使用したいコンパイラー・オプションを指定するストリングを入力します。
コンパイラー・オプション TEST は、コンパイル時にデバッグ情報を生成します。
NOTEST を指定した場合、デバッグ情報は生成されません。
- プリリンク・オプション
- SQL ストアード・プロシージャーの場合のみ: プリリンカーのオプションを指定するストリングを入力します。
プリリンカーは、アプリケーションの複数のオブジェクト・モジュールを結合して、単一のオブジェクト・モジュールにします。
- リンク・オプション
- SQL ストアード・プロシージャーの場合のみ: リンケージ・エディターのオプションを指定するストリングを入力します。
リンケージ・エディターは、プリリンカーが作成したオブジェクト・モジュールを処理し、取得して実行できるロード・モジュールを生成します。
詳細については、ご使用のリンケージ・エディターの資料を参照してください。
- BIND オプション
最初のフィールドは、パッケージに指定されたコレクション ID を表示します。
このコレクション ID は、新規ストアード・プロシージャーを作成するウィザードの「オプション」ページで指定されたものです。
2 番目のフィールドでは、Java パッケージと SQL パッケージの両方に BIND オプションを指定するストリングを入力します。
デフォルト・オプションは ACTION(REPLACE) および ISOLATION(CS) です。
ACTION(REPLACE) は、パッケージが既存のパッケージを同じ名前で置き換えることを指定します。
ISOLATION(CS) は、他のプロセスが変更した行を、そのプロセスがその行をリリースするまでアプリケーションが読み取らないようにします。
- ルート・パッケージ
- Java SQLJ ストアード・プロシージャーの場合のみ: SQLJ バインダーが作成するパッケージの固有のルート名を入力します。または生成済みのデフォルト名を使用します。
デフォルト名は 7 文字ですが、最大で 127 文字の長さまで入力できます。
数字の 1、2、3、4 がルート・パッケージ名に付加され、4 つの最終パッケージ名が作成されます (各分離レベルに 1 つずつ)。
パッケージは、次の各分離レベルにバインドされます: PACKAGENAME1 は分離レベル UR とバインド; PACKAGENAME2 は分離レベル CS とバインド; PACKAGENAME3 は分離レベル RS とバインド; PACKAGENAME4 は分離レベル RR とバインド。
- 冗長
- デプロイの詳細な進行状況を表示する場合に選択します。
デプロイ・メッセージは「データ出力」ビューに表示されます。