「物理データ・モデルへの変換」ウィザードを使用して、論理データ・モデルを物理データ・モデルに変換します。
始める前に
論理データ・モデルを変換する前に、モデルの妥当性とプロパティー設定を確認します。
手順
論理データ・モデルを物理データ・モデルに変換するには、以下のようにします。
- データ・プロジェクト・エクスプローラーで論理データ・モデルまたは論理データ・モデル・オブジェクトを選択します。 .ldm ファイル、パッケージ、またはエンティティーから変換できます。
- メインメニューから、をクリックします。 別の方法としては、メイン・ツールバーの「物理データ・モデルへの変換」ツールバー・ボタン
をクリックできます。
- 「モデルのチェック」ページが表示されたら、以下のように適切なオプションを選択します。
- 論理データ・モデルを分析しない場合、
「変換前に論理モデルを分析する」チェック・ボックスをクリア
します。
- 論理データ・モデルを分析する場合、以下のステップを実行します。
- 「変換前に論理モデルを分析する」チェック・ボックスが選択されていることを
確認し、「次へ」をクリックします。
- 「モデルのチェック結果」ページで論理データ・モデル分析結果を検討
します。
- モデルに問題が検出され、問題を解決したい場合は、「キャンセル」をクリックしてウィザードを
閉じます。モデル分析での問題に関する詳細が「問題」ビューに
示されます。「問題」ビューでいずれかの項目をダブルクリックすると、
適切なモデル要素がデータ・プロジェクト・エクスプローラーで選択されます。
- ウィザードの「ターゲット物理データ・モデル」ページで、新しい物理データ・モデルを作成するか、既存の物理データ・モデルを更新するかを指定します。 新規物理データ・モデルの作成を選択する場合、ウィザードの以降のページで使用するテンプレートを選択できます。
用意されているテンプレートを使用できますが、既存の物理データ・モデルからエクスポートしたテンプレートを使用してもかまいません。
その結果の物理データ・モデルは、変換によって生成された要素が追加されたテンプレート・コピーになります。
「追跡可能性の生成」オプションは、論理データ・モデル・オブジェクトと物理データ・モデル・オブジェクトとの間の
依存関係を作成して、それらのオブジェクトのリネージュをトレースできるように指定します。この依存関係を影響分析機能と合わせて使用すると、
どのオブジェクトが他のオブジェクトの変更に影響を受けるのかを
判別するのに役立ちます。既存の物理データ・モデルを更新する
場合も、追跡可能性を使用して、変換中に名前変更された一定のタイプのデータ・モデル・オブジェクトを
突き合わせることができます。
「ダイアグラムの変換」オプションは、論理モデルに存在するダイアグラムを生成し、それらのダイアグラムが物理データ・モデルに含まれるように指定します。新しい物理データ・モデルを作成する場合、変換ウィザードが完了するとダイアグラムが生成されます。ダイアグラム内のすべてのオブジェクトが変換されます。
既存の物理データ・モデルを更新する場合には、比較エディターが閉じるときにダイアグラムが生成されます。ダイアグラム内のすべてのエンティティーが、物理データ・モデル内の対応する既存のオブジェクトまたは新しいオブジェクトに変換されます。
- ウィザードの残りのステップを完了します。
タスクの結果
新しい物理データ・モデルを作成することを選択する場合、物理データ・モデルが作成され、指定したデータ設計プロジェクトの
「データ・モデル」フォルダーに表示されます。
既存の物理データ・モデルを更新することを選択した場合には、比較エディターが開いて変更をマージできます。追跡可能性を
使用している場合、名前変更されたすべての表、列、エンティティー、および属性のペアは自動的に解決されます。
追跡可能性を使用するには、データ・オブジェクト比較に関する設定のページで「名前変更された表、列、エンティティー、および属性の判別に変換追跡可能性を使用する」
チェック・ボックスが選択されている必要があり、
変換において追跡可能性オプションが一貫して使用されなければなりません。
変換中に
発生したエラーは、「エラー・ログ」ビュー内の項目としてログに記録
されます。可能な場合、エラー・ログ項目にはスタック・トレースが付加されます。エラー・ログ項目の詳細 (スタック・トレースを含む) を表示するには、
対象の項目をダブルクリックします。