始める前に、『演習 3: 設計プロジェクトのプロパティーでのドメイン・モデル参照の表示』を完了する必要があります。
ワークベンチを使用して、論理データ・モデルを物理データ・モデルにトランスフォームできます。 トランスフォーム・オプションを指定するには、以下の方法があります。
この演習では、「設定」ウィンドウまたは「プロパティー」ビューのトランスフォーム設定を変更せずにそのまま使用して、サンプル HR.ldm 論理データ・モデルを物理データ・モデルにトランスフォームします。 後の演習では、論理データ・モデルのいくつかのオブジェクトのトランスフォーム・プロパティーを変更し、それらのプロパティーがトランスフォームに与える影響を確認するために再びトランスフォームします。
論理データ・モデルを物理データ・モデルにトランスフォームするには、以下のようにします。
「物理データ・モデルへのトランスフォーム」ウィザードが開きます。
この場合、既存の物理データ・モデルはありません。 しかし、チーム環境で作業しており、大きい論理データ・モデルを区分化したい場合は、「既存のモデルの更新 (Update existing model)」オプションを使用して、複数の論理データ・モデルを 1 つの物理データ・モデルにトランスフォームできます。 また、この機能を使用して、論理データ・モデルを変更し、その変更を既存の物理データ・モデルに伝搬させることもできます。
HR_physical
を入力し、その他のフィールドはデフォルト設定のままにします。
HR_schema
を入力します。
これにより、トランスフォーム後に、物理データ・モデルで HR_schema という名前のスキーマが作成されます。
このページのその他のフィールドはデフォルトのままにして、「次へ」をクリックします。 「出力」ページに、物理モデルへのトランスフォームが完了したことを示すメッセージが表示されます。
HR_physical.dbm 物理データ・モデル・ファイルが作成され、データ・プロジェクト・エクスプローラーの Design プロジェクトの下にある「データ・モデル」フォルダーに表示されます。 物理データ・モデル・ファイルが物理データ・モデル・エディターで開きます。
これで、HR_schema オブジェクトおよびそのスキーマに含まれるすべてのオブジェクトが強調表示されます。
新しい HR_schema ダイアグラムが、データ・プロジェクト・エクスプローラーに表示され、ダイアグラム・エディターで開きます。
トランスフォームにより、4 つの表が作成され、HR.ldm 論理データ・モデル内の 4 つのエンティティーに厳密にマップしていることが分かります。
これで、『演習 5: トランスフォーム・プロパティーのロールアップへの変更』を始める準備ができました。