Eclipse モデリング・フレームワーク (EMF) データ・セットは、行と列が EMF データ・ソースからマップされたテーブル・フォーマットのデータベースです。 データ・セットは、ビジネス・インテリジェンスおよびレポート作成ツール (BIRT) を使用してレポートを生成できるようにフォーマット設定されています。
始める前に
使用するデータ・ソースを用意してからこのタスクを開始する必要があります。新規データ・ソースを作成するには、関連タスク『EMF データ・ソースの作成』を参照してください。
手順
- 「レポート・エクスプローラー」ビューを開きます。 とクリックします。
- 「レポート・エクスプローラー」ビューで、レポート設計を右クリックして、「開く」をクリックします。
- 「データ・エクスプローラー」ビューを開きます。 とクリックします。
- 「データ・エクスプローラー」ビューで、「データ・セット」を右クリックして、「新規データ・セット」をクリックします。
複数のテーブルからデータを結合する場合、「新規結合データ・セット」をクリックすることもできます。 詳しくは、「BIRT へのフィールド・ガイド (Field Guide to BIRT)」の『データ・セットの結合方法 (How to join data sets)』のトピックを参照してください。
- データ・セットの名前を入力し、タイプとして「EMF データ・セット」を選択して、データ・ソースを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「照会のパラメーター」ページで、データ・セットの照会を定義するのに必要なすべての照会パラメーターをリストして、「次へ」をクリックします。 このページを使用して、パラメーターの追加、削除、再配列、および名前変更を行います。このページのパラメーターは、パラメーターの内部名によって識別されます。内部名は、XPath 式で使用される名前です。このため、内部名は、変数の XPath 命名規則に準拠している必要があります。内部名は、文字またはアンダースコアー (_)、で始まり、任意の連続した、文字、数字、またはアンダースコアー文字を含むことができます。 このページで行う変更は、「パラメーター」ページにも表示されます。ステップ 10 を参照してください。
パラメーターは、フレキシブルで強力なツールであり、多くの特殊なタイプの情報をレポートに含めることができます。 パラメーターの使用方法について詳しくは、関連概念『EMF および UML データ・セットのパラメーター』を参照してください。
注: パラメーターを定義すると、ドル記号 ($) が先頭についた内部名を使用して、行マッピングおよび列マッピング照会の両方で、パラメーターを参照できます。
- データ・セットの行マッピングを定義します。 テーブルの行を形成し、要素タイプを指定する要素のコレクションを定義します。 行マッピングを定義するには、以下のステップを実行します。
- 使用しているデータ・ソースで指定されたモデルの 1 つを参照して選択します。
- 行マッピングを定義するには、XPath 式を指定します。 例えば、モデルのすべてのマップする場合、式は//Class で、タイプは、Class です。
注: 行マッピング XPath 式を書き込む場合には、ルートがリソース・インスタンスであることに注意してください。XPath 構文について詳しくは、このトピックの末尾の関連リンクを参照してください。
式を直接入力するか、EMF 構造の要素からビルドすることができます。この式は、EMF 構造のノードを選択し、右矢印 (>) ボタンをクリックして、「式」フィールドに追加します。
- 式が、リソースのルートからではなく、コンテキストとしてパラメーターから始まる場合、「すべてのデータ・ソース・インスタンス・モデルに対して評価を行う (Evaluate for every data source instance model)」のチェック・ボックスを選択解除することができます。 式はすべてのリソースに対して実行する必要はないため、これにより、パフォーマンスが改善されます。
- XPath 式に必要なタイプを持つ EMF 構造の要素を選択し、「タイプ」フィールドの右矢印 (>) ボタンをクリックします。 例えば、//Class に対しては、結果タイプは、Class です。
- 「次へ」をクリックします。
- データ・セットのテーブル列を定義します。 列を定義する XPath 式については、ルートは前のステップの戻りタイプに指定されたタイプのオブジェクトです。 列の値をマトリックスに直接入力するか、以下のステップを実行することにより、列を定義できます。
- 「参照」をクリックして、参照するタイプを表示します。
- テーブルの列として使用するツリーのエントリーを選択し、右矢印 (「>」) ボタンをクリックします。
- 必要なすべての列を指定します。 「列マッピング」マトリックスの右側のボタンをクリックすることにより、列を削除するか、順序を変更することができます。
- 必要に応じて、各列の照会とタイプの値を調整します。
- テーブルを構成したら、「終了」をクリックします。 「データ・セットの編集」ウィンドウが開きます。
- データ・セットにパラメーターが含まれている場合、「データ・セットの編集」ウィンドウの「パラメーター」ページを使用してパラメーターの定義を行います。 表示名 (初期設定は内部名)、タイプ (初期設定は String)、方向 (初期設定は Input)、およびレポート・パラメーターの名前 (ある場合) を指定して、データ・セット・パラメーターを設定します。 「プロパティー・バインディング」ページでデータ・セット・パラメーターに値を設定する場合は、パラメーターの表示名を使用します。
- 「結果のプレビュー」をクリックして作業を確認し、編集を継続するか、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
注: データ・セットはいつでも変更できます。変更するには、「データ・エクスプローラー」ビューで、データ・セットを右クリックして、「編集」をクリックします。
次のタスク
BIRT 機能を使用してレポート設計を実行し、データ・セットから要素を取り込むことができるようになりました。詳しくは、「
BIRT へのフィールド・ガイド (Field Guide to BIRT)」を参照してください。
注: Eclipse 文書または開発者ガイドへのリンクなどの一部の情報は、製品と共にインストールされるヘルプ・トピックからのみ入手できます。