ルーチン・テスト構成の作成

プロジェクトに含まれている SQL ルーチン、PL/SQL ルーチン、Java ルーチンについては、ルーチンの実行時に使用する設定を組み込んだテスト構成を作成できます。 ルーチンのテスト構成を使用すれば、ルーチンのテストと、ルーチンに加える変更の検証に役立ちます。

例えば、ルーチンのさまざまな部分をテストするために、さまざまな入力値を渡す複数のテスト・ケースを作成できます。 テスト構成でルーチンを実行するときに、結果の出力と出力パラメーターの値を事前定義の値のセットと比較することが可能になります。 比較の結果は「SQL の結果」ビューに表示されます。

始める前に

ルーチンをデータベースにデプロイします。

このタスクについて

プロジェクト内のルーチンのテスト構成を作成します。 その構成は、プロジェクトの「テスト」フォルダーに格納されます。

手順

ルーチン・テスト構成を作成するには、以下のようにします。

  1. データ・プロジェクト・エクスプローラーでプロジェクトを開き、「テスト」フォルダーを右クリックして「新規」を選択します。 「構成の編集」が開きます。
  2. テスト構成のプロパティーを指定します。
    • 「ルーチン」ページで、テスト構成の名前を指定します。プロジェクトでデプロイしたルーチンを選択するには、「参照」をクリックします。

      必要に応じて、入力パラメーター値を入力または更新します。ストリング・パラメーター値の場合は、ストリング区切り文字なしで値を入力します。 パラメーターがバイナリー値を必要とする場合は、16 進ストリングを区切り文字なしで入力します。

    • 「実行とパフォーマンスのオプション」ページで、データベースの変更をコミットするかどうかを選択します。 DB2® for z/OS® では、使用するコレクション ID を指定します。データベースへの変更をコミットすることを選択しない場合、ルーチンを実行した結果行われた変更はロールバックされます。

      「データベース・パフォーマンス情報の収集」を選択すると、ルーチンのパフォーマンス・メトリックが収集され、「SQL の結果」ビューに表示されます。

      「データベースから実際のアクセス・プラン情報を収集」を選択すると、SQL ステートメント実行のためになされた操作の実行時統計がデータベースから収集されます。 ルーチン SQL ステートメントを調整する際に、InfoSphere® Optim™ Query Workload Tuner でこの情報が使用されます。
    • 「実行前」ページで、ルーチンの実行前に実行する SQL ステートメントを指定します。
    • 「実行後」ページで、ルーチンの実行後に実行する SQL ステートメントを指定します。
    • 「ベースライン結果」ページで「テスト構成結果の比較を有効にする」を選択して、テスト構成でルーチンを実行したときに生成される出力と、指定した結果の出力を比較します。 比較情報は「SQL の結果」ビューに表示されます。
  3. 「OK」をクリックします。

タスクの結果

ルーチンのテスト構成が「テスト」フォルダーに作成されます。

次のタスク

テスト構成を右クリックし、「テストの実行」をクリックしてテスト構成を実行します。 テスト実行の結果は「SQL の結果」ビューに表示されます。

テスト実行の一部として実行した操作の結果は、テスト実行操作の下にネストされます。 例えば、「テスト構成結果の比較を有効にする」を有効にすると、ベースライン結果とテスト実行の出力の比較結果が、ネストされた操作としてテスト実行操作の下にリストされます。

ワークベンチでルーチンを変更するときに、変更後のルーチンの結果と元のルーチンの結果を比較できます。

SQL ルーチンのパフォーマンス情報を収集した場合は、その情報が「SQL の結果」ビューに表示されます。 SQL ステートメントのパフォーマンスが低い場合は、そのステートメントを右クリックし、「チューニングの開始」をクリックし、InfoSphere Optim Query Workload Tuner を開いて、ステートメントを調整できます。「SQL の結果」ビューからステートメントを調整するには、そのステートメントを実行するデータベース上に InfoSphere Optim Query Workload Tuner をインストールしなければなりません。


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