ワークベンチはさまざまなデータ・モデル・フォーマットをサポートし、その多くは「データ・モデルのインポート」および「データ・モデルのエクスポート」ウィザードでデフォルトで使用可能に設定されます。
ただし、これらのデータ・モデルのインポートとエクスポートに使われるブリッジの中には、デフォルトで使用可能にならないものもあります。
「データ・モデルのインポート」および「データ・モデルのエクスポート」ウィザードでこれらのブリッジを使用可能にするよう、XML ファイルを編集できます。
始める前に
- 「データ・モデルのインポート」または「データ・モデルのエクスポート」ウィザードが開いている場合は、ウィザードを閉じます。
- Microsoft Windows 7 をご使用の場合、管理者特権が必要です。
手順
- 最新バージョンのメタデータ・インポート・プラグイン・ディレクトリー内の conf ディレクトリーを見つけます。 このディレクトリーは以下の場所にあります。
/shared_resources_dir/plugins/com.ibm.datatools.metadata.wizards.miti.operating_system_current_versionvdateand_timestamp/MetaIntegration/conf/
ここで、
Windows コンピューター上では、メタデータ・インポート・プラグイン・ディレクトリーの場所は、例えば次のとおりです。
C:\Program Files\IBM\SDShared\plugins\com.ibm.datatools.metadata.wizards.miti.win32_1.0.4.v20120202_2042\MetaIntegration\conf\
- 以下のいずれかの方法を使用して、MIRModelBridges.xml ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
- MIRModelBridges.xml ファイルをコンピューター上の別のディレクトリーにコピーします。
- 同じディレクトリー内に MIRModelBridges.xml ファイルのコピーを作成して、名前変更します。
例えば、MIRModelBridges_original.xml に名前変更することができます。
- MIRModelBridges.xml ファイルを開きます。
- ブリッジ ID の enabled 属性値を編集することにより、インポート/エクスポート・ブリッジを使用可能にします。 MIRModelBridges.xml ファイルは、<Import> および <Export> の 2 つのセクションに分かれています。
インポート・ブリッジを使用可能にするには、ファイルの <Import> セクションの属性を編集してください。
エクスポート・ブリッジを使用可能にするには、ファイルの <Export> セクションの属性を編集します。
- MIRModelBridges.xml ファイル内で、使用可能にする対象のモデル・フォーマットのブリッジ ID を見つけます。 例えば Silverrun ブリッジを使用可能にするには、Silverrun という句を含むブリッジ ID を探します。
- ブリッジを使用可能にします。 ブリッジ ID 項目の enabled 属性を True に設定します。
- インポート・ウィザードまたはエクスポート・ウィザードでブリッジを表示するよう指定します。 DisplayName 項目の enabled 属性を true に設定します。
- ファイルを保存します。
- ワークベンチを再始動します。 をクリックします。
タスクの結果
ワークベンチを開くと、使用可能にしたブリッジが
「データ・モデルのインポート」または
「データ・モデルのエクスポート」ウィザードに含まれます。
例
以下の例は、Silverrun モデルのインポート・ブリッジを使用可能にするためにブリッジ ID 項目を編集する方法を示しています。
デフォルトでは、このブリッジは使用不可です。
<Bridge id='SilverrunRdm244' enabled='False' windowsOnly='False'>
<DisplayName id='' enabled='False'>Grandite Silverrun-RDM 2.4.4</DisplayName>
</Bridge>
ブリッジを使用可能にするには、
enabled 属性を
True に設定します。
<Bridge id='SilverrunRdm244' enabled='True' windowsOnly='False'>
<DisplayName id='' enabled='True'>Grandite Silverrun-RDM 2.4.4</DisplayName>
</Bridge>