Oracle Server データウェアハウスの構成

Linux Rational® Insight データウェアハウス用のデータベースをデプロイします。 サンプル・データベースは、テスト・データが入ったデータベース・ファイルであり、 インストーラーによってシステムに置かれます。このサンプル・データベースをデータウェアハウスに リストアし、それを使用して Rational Insight をテストします。 また、レポート・ユーザーにデータウェアハウスへのアクセス権限を付与します。新規データベース・インスタンス を追加し、サービス用のリスナーを作成し、データベース・サービスを作成します。
このタスクについて
データウェアハウス・フィーチャーをインストールした後、次のように構成 します。ステップ 1 と 2 は、データウェアハウスをインストールするのに手動インストール方式を 選択した場合のみ必要です。
  1. 以下のようにして、データウェアハウスを作成します。
    注: このステップは、データウェアハウスをインストールしたときに手動インストールのオプションを選択 した場合のみ必要です。
    1. /opt/ibm/RationalInsight/datawarehouse/dw ディレクトリーに移動します。
    2. su コマンドを実行して、root ユーザーに切り替えます。 プロンプトが出されたら、root パスワードを入力します。
    3. 以下のコマンドを実行して、ファイルおよびフォルダーのアクセス権を設定します。
      chown oinstall.oinstall /opt/ibm/RationalInsight/datawarehouse/dw -R
    4. データベース管理者コンソールに戻って、以下のコマンドを使用して install.sh シェル・スクリプトを実行します。
      [oinstall@VEGAVM dw]$ ./install.sh
    5. プロンプトが出されたら、データウェアハウスのパラメーターを指定します。 パラメーターとその説明のリストを参照するには、このページの下部の関連リンクを参照してください。
  2. 以下のようにして、データウェアハウスにサンプル・データベースをリストアします。
    注: このステップは、インストール・プロシージャー中に手動インストールのオプションを 選択した場合のみ必要です。
    1. /opt/ibm/RationalInsight/datawarehouse/sampledw ディレクトリーに移動します。
    2. su コマンドを実行して、root ユーザーに切り替えます。 プロンプトが出されたら、root パスワードを入力します。
    3. 以下のコマンドを実行して、ファイルおよびフォルダーのアクセス権を設定します。
      chown oinstall.oinstall /opt/ibm/RationalInsight/datawarehouse/sampledw
    4. データベース管理者コンソールに戻って、以下のコマンドを使用して install.sh シェル・スクリプトを実行します。
      [oinstall@VEGAVM sampledw]$ ./install.sh
    5. プロンプトが出されたら、データウェアハウスのパラメーターを指定します。 パラメーターとその説明のリストを参照するには、このページの下部の関連リンクを参照してください。
  3. Oracle Serve のユーザー・インターフェース (UI) ツールの 1 つを使用 してデータベースを管理する場合、データベース・インスタンスを追加します。それを 行うには、/etc/oratab に行 $SID:/$ORACLE_HOME:Y を追加して変更します。ここで、 $SID はインストール中に作成したデータベースの 名前、$ORACLE_HOME はデータベース・ロケーションのファイル・パスです。
    注: これ以降の数ステップを実行するためには、 Linux® データベース管理者アカウントで ログインする必要があります。
  4. 以下のようにして、リスナーを作成します。
    1. コマンド export ORACLE_SID=$SID を実行します。 ここで、$SID はインストール中に作成したデータベースの 名前です。
    2. Oracle Net Manager を開始し、oinstall アカウントを使用して Linux コンソール で netmgr を実行します。
    3. ノードを展開し、「リスナー」を 選択し、「編集」 > 「作成」をクリックします。
    4. リスナーの名前を入力し、「OK」をクリックします。
    5. 「アドレスの追加」をクリックし、 ホストおよびポートを入力します。
    6. ドロップダウン・リストから「データベース・サービス」を選択し、 「データベースの追加」をクリックします。
    7. グローバルなデータベース名、Oracle ホーム・ディレクトリー、 およびインストール中に作成したデータベースの名前を入力します。
    8. 「ファイル」 > 「ネットワーク構成の 保存」をクリックします。
    9. Oracle Net Manager を閉じます。
  5. Linux コンソールでコマンド lsnrctl start を実行してリスナーを開始します。
  6. 以下のようにして、サービス名を作成します。
    1. Oracle Net CA を開始します。
    2. 「ローカル・ネット・サービス名構成」を選択し、 「次へ」をクリックします。
    3. 「追加」を選択し、「次へ」をクリックします。
    4. サービス名を入力し、「次へ」をクリックします。
    5. プロトコルを選択し、「次へ」をクリックします。
    6. ホスト名およびポートを入力します。
    7. 「はい。テストを実行します。」を選択し、「次へ」をクリックします。 必要であればログオンを変更し、接続が確立されたことを確認します。
    8. Oracle Net CA を閉じます。

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