モデル・クエリー・サブジェクトは、
他のクエリー・サブジェクトまたは次元内のクエリー項目 (他のモデル・クエリー・サブジェクトも含む) を
ベースにしています。
このタスクについて
モデル・クエリー・サブジェクトを使用することによって、
データ・ソースの、より抽象的でビジネス指向のビューを作成できます。1 つのクエリー・サブジェクトに、クエリー項目、他のクエリー・サブジェクト、次元などの
オブジェクトを任意に組み合わせたものを追加することができます。独立した計算およびフィルターを追加したり、
計算およびフィルターをクエリー・サブジェクトに埋め込むことができます。
データ・ソース・オブジェクトをベースにしてモデル・クエリー・サブジェクトを
作成するには、以下のステップを実行します。
- 名前空間フォルダーを選択し、「アクション」メニューから「クエリー・サブジェクトの作成」をクリックします。
- 「名前」ボックスに、この新しいクエリー・サブジェクトの名前を入力します。
- 「モデル」をクリックし、「OK」をクリックします。
- モデル・クエリー・サブジェクトに項目を追加するには、「クエリー・サブジェクト定義」タブを
クリックし、「使用可能なモデル・オブジェクト」ボックスからオブジェクトを「クエリー項目および計算」ボックスに
ドラッグします。フィルターを埋め込むこともできます。計算またはフィルターを
モデル・クエリー・サブジェクトに追加した場合、IBM® Cognos® は単にモデルに
アクセスするのではなく、データ・ソースに進む必要があります。モデル・クエリー・サブジェクトの項目および計算の順序は
変更することができます。ただし、クエリー・サブジェクトにクエリー項目フォルダーが
含まれている場合、順序の変更はプロジェクト・ビューアーでのみ行えます。
- クエリー・サブジェクトをテストする場合、「テスト」タブをクリックします。
- 「OK」をクリックします。修正によって無効にされたリレーションシップ、他のクエリー・サブジェクト、計算、または
フィルターがある場合、警告が表示されます。
- 使用法および通常の集約プロパティーは正しく
設定してください。
既存のモデル・オブジェクトを選択し、それらをマージして新しいモデル・クエリー・
サブジェクトにすることができます。その場合、既存のメタデータを再使用すれば、
クエリー・サブジェクトを迅速に作成できます。マージできるオブジェクトには、以下のものがあります。
- リレーショナル・データ・ソース・クエリー・サブジェクトおよびショートカット
- モデル・クエリー・サブジェクトおよびショートカット
- モデルおよびデータ・ソース・クエリー・サブジェクト内のクエリー項目、フィルター、および計算
- モデルとデータ・ソース・クエリー・サブジェクト間のリレーションシップおよび
リレーションシップのショートカット
1 回の操作で任意の数の同タイプのオブジェクトをマージして、新しいクエリーを
作成することができます。マージでは、必ず新規モデル・クエリー・サブジェクトが作成されます。
新規クエリー・サブジェクトには、元のクエリー・サブジェクトに含まれているフィルター
がすべて含まれます。既存のオブジェクトをベースにして新規モデル・クエリー・サブジェクトを作成するには、以下のようにします。
- マージして 1 つのクエリー・サブジェクトにするオブジェクトを、Ctrl を押しながらクリックします。
- 「アクション」メニューから、「新規クエリー・サブジェクトにマージ」をクリックします。