このセクションでは、いくつかの Framework Manager エンティティーを説明します。
クエリー・サブジェクト
Framework Manager を使用する場合、多くのオブジェクトを含むプロジェクトで作業をします。
プロジェクトには、1 つのモデル、名前空間、パッケージ、データ・ソース、およびモデル情報の維持および共有のための関連情報が含まれます。
単一のプロジェクトが複数のデータ・ソースにまたがる場合があります。プロジェクト (.cpf ファイル) とその関連ファイル (.xml ファイル内に定義される) は、プロジェクト・フォルダーに含まれます。
クエリー・サブジェクトは、関連するクエリー項目の
集合です。ほとんどの場合、クエリー・サブジェクトは表に対応します。以下の種類の
クエリー・サブジェクトが使用されます。
データ・ソース
データ・ソース・クエリー・
サブジェクトは、データ・ソースからインポートされた表およびビューを表します。Framework
Manager は、ユーザーがモデルにインポートした各表およびビューごとに、
リレーショナル・データ・ソース・クエリー・サブジェクトを自動的に作成します。
モデル
モデル・クエリー・
サブジェクトは、基礎表の要約バージョンまたは派生バージョンです。
それらは、データ・ソースから直接生成されるのではありませんが、
他のモデル・クエリー・サブジェクトも含め、他のクエリー・サブジェクトまたは次元内のクエリー項目を
ベースにしています。モデル・クエリー・サブジェクトを使用することによって、
データ・ソースの、より抽象的でビジネス指向のビューを作成できます。
ストアード・プロシージャー
ストアード・プロシージャー・
クエリー・サブジェクトは、リレーショナル・データ・ソースからプロシージャーをインポートするときに
生成されます。ユーザー定義のストアード・プロシージャーはサポートされていますが、システム・ストアード・プロシージャーは
サポートされていません。
クエリー項目
クエリー項目は、モデルの要素のうち細分度が最も細かい
要素です。クエリー項目は、製品が導入された日付など、表内のフィールドまたは
プロパティーを表します。クエリー項目は、クエリー・サブジェクトまたは次元に
含まれます。例えば、表全体を参照するクエリー・サブジェクトは、
その表内の各列を表すクエリー項目を含みます。
パッケージ
パッケージは、データ・モデルの、
次元、クエリー・サブジェクト、およびその他の要素のサブセット
です。パッケージは、レポートおよびクエリーを作成するためにレポート・サーバー
によって使用されます。
次元
次元とは、ビジネスの主要の側面 (例えば、製品、日付、市場など) に関するデータを広義でグループ化したものです。
Framework Manager は、正規次元および尺度次元を使用します。
名前空間
名前空間は、異なるソースからのメタデータ要素を分離するために
使用される ID です。異なるデータベースを別々の名前空間に
インポートすることで、名前の重複を回避します。これらの名前空間は、ルート・レベルから
始まる階層に編成されます。ルート・レベルの下には、3 つのレイヤー (物理、連結ビュー、およびビジネス・ビュー) があります。