抽出、変換、およびロード (ETL) プロセス

ETL ジョブ、ビルド、およびストリームの実行。
ETL ビルド失敗の理由を調査する
  • エラーが発生した接続が XML ODBC データ・ソースの場合、 ODBC および JDBC のログ・ファイルを調べ、データ・サービスおよび XML ODBC ドライバー に関するセクションを確認してください。
  • エラーが発生した接続が IBM® Rational® Insight Data Warehouse の場合、 データウェアハウスのインストール・ログを調べてください。
データが拒否される理由を調査する
[rational_insight_installation_directory]/cognos/datamanager/data にある ログを調べてください。ここには、取得されたレコード数およびマージされたレコード数、または拒否されたレコード数が入っています。
ジョブ内の特定のビルドにおけるエラーを調査する
そのビルドを含んでいるジョブを複写し、調査するビルドに関係していないビルドをすべて 削除し、ジョブを実行してください。そのジョブでは変数が正しく設定 されます。
ETL ジョブを再使用する
リソース・カテゴリーに関連付けられている ETL ジョブは、 そのリソース・カテゴリー内のすべてのリソース・グループに対して自動的に適用されます。ETL ジョブを 再使用するには、IBM Rational Insight XML Data Configuration を 使用して新しいリソース・グループを定義し、すべての同一スキーマを同じリソース・カテゴリー下に 置きます。ETL プロセス中に、リソース・カテゴリーがそのリソース・グループ内に存在するのか、存在しないのかに 基づいて、データが自動的にロードまたは除去されます。
重複カウント問題を処理する
1 つのファクト表に複数の次元が含まれているのが典型的です。ファクト表には 最小グレーンでデータを保管されます。つまり、各次元の組み合わせがそれぞれ 1 つの行として 保管されます。しかし、各レポートはすべての次元を使用するとは限りません。ファクトと次元の間に多対多の 関係がある場合、レポート内で使用されない次元についてもデータが集約されるため、不正確な レポートになります。そのようなシナリオを回避するには、以下のようにします。
  1. ベース・ファクト表を作成します。ファクト表が、ファクトと次元のいずれかとの間に多対多の 関係を持たないようにしてください。
  2. ファクトとの多対多の関係のそれぞれについて、 ベース・ファクト表からの次元を含んでいる新しいファクト表を作成し、その新しい表内に多対多の 関係を定義します。
Windows 英語以外のシステムで Oracle 11g データベースを使用して ETL ジョブを実行する
  1. 以下のコマンドを実行して、カタログ・データベース・スキーマを作成します。
    catmanage.exe ORACLE UID/PWD@ServiceName -c
    ここで、UIDPWD は、 ServiceName に接続できる有効なアカウントのユーザー名とパスワードです。
  2. IBM Cognos® Data Manager Designer を開始し、カタログ・データベースをオープンし、カタログをリストアします。
Linux Linux® 環境で ETL ジョブを実行する
IBM Cognos Data Manager には、 Linux 環境用のグラフィカル・ユーザー・インターフェースがありません。Linux 環境 で ETL ジョブを実行するには、Linux シェル・コマンドを 使用します。
注: 関連する DSN を作成し、接続が確立されていることを 確認する必要があります。
  • コマンドの一般的リストについては、IBM Cognos Data Manager 用の Linux コマンド を参照してください。
  • コマンドの詳しいリストについては、「IBM Cognos Data Manager User Guide」(クロスプラットフォーム でのデプロイメントに関するトピック) を参照してください。
Linux ETL ジョブの実行中に、エラー「データ名が 見つからず、デフォルトのドライバーが指定されていません」が発生する
  1. odbcinst.ini ファイルをチェックします。
    1. テキスト・エディターで odbcinst.ini ファイルを開きます。
    2. [IBM Rational Insight XML ODBC Driver] スロットに移動します。
    3. Driver プロパティーが libratlxml.so の正しいファイル・パスをポイント していることを確認します。
  2. odbc.ini ファイルをチェックします。
    1. テキスト・エディターで odbc.ini ファイルを開きます。
    2. 必要なシステム DSN が存在していることと、それの Driver プロパティー値 が IBM Rational Insight XML ODBC Driver であることを確認します。DSN が存在 していない場合は、例のように追加してください。
      [ClearCase]
         Driver = IBM Rational Insight XML ODBC Driver
         DataSource = ClearCase
         Description = A DSN example
         Configuration = /opt/ibm/RationalInsight/dataconfig/Configuration/clearcase.xdc
  3. JVM パスを検証します。
    1. コンソールで export コマンドを実行します。
    2. 変数 "LD_LIBRARY_PATH" に、IBM Rational Insight の IBM Java™ 仮想 マシンのパスが含まれていることを確認します。例えば、/opt/ibm/RationalInsight/AppServer/java/jre/bin;/usr/local/lib です。
    3. 変数 "PATH" に、IBM Rational Insight の IBM Java 仮想マシンのパスが含まれていることを確認します。 例えば、/opt/ibm/RationalInsight/AppServer/java/jre/bin/classic です。

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