要件ごとの障害
このレポートは、障害がプロジェクト要件にどう関係しているのかを示します。一部の要件に関して多数の障害がある 場合、その要件の仕様、設計、またはインプリメンテーションに問題がある 可能性があります。また、関連する障害が非常に多い要件の優先度が低い場合、その要件を廃棄するかどうかの判断にも、このレポートが役立つことがあります。 同様に、優先順位の高い要件に関する障害は、優先順位の低い作業からリソースを再割り当てする正当な根拠になります。
リリース準備状況 (要件)
この図表は、現在の状況が「承認」または「提案」の要件の数を、各要件タイプごとに優先度別にカテゴリー化して示します。 これらの状況値の要件は、完全にはインプリメントされていないと想定されます。 表示される要件数は、プロジェクトの作業が進行するにつれて、時間と共に減少するはずです。 インプリメント済みでない要件 (特に優先度が「必須」のもの) の数がプロジェクトの後半に減少してゼロに近づいていない場合、プロジェクトは まだすべての要件がインプリメントされていないため、リリースの準備ができている状態にあるとはいえません。
要件の配信
このレポートは、インプリメントされた要件の数と、されずに残っている数を示します。インプリメントされた数は最初は小さな数で、時間とともに増加し、残っている数は少なくなっていくはずです。プロジェクトの後半になっても完了していない要件の数が多すぎる場合は、問題がある可能性があります。
要件リスト
このレポートは、各要件についての詳細を選択して表示します。
要件変動性チャーン
要件セットが比較的安定している場合は、プロジェクトは容易になります。しかし、プロジェクトの経過中に要件は変化します。 変更量の把握は、プロジェクト管理のために不可欠です。 一般的に、変更の扱いはプロジェクト初期では比較的簡単なため、時間とともに線は減少傾向を示します。プロジェクト後半での上昇または大きな数は、問題を示している可能性があります。
要件分布
このレポートは、各状況、優先度、安定度ごとの要件の数を示します。 プロジェクトが進行するにつれて、「提案」などの初期状況の数は減少し、進んだ状況である「取り込み」などの数が増加するはずです。そうでない場合、満たされていない要件があると考えられます。 優先度および安定度別の分布が妥当なものか確認してください。すべてが高い優先度であることはできず、また「低い」安定度が多すぎる場合は問題がある可能性があります。
要件追跡可能性マトリックス
このレポートは、IBM® Rational® RequisitePro からの要件をタイプ別にカテゴリー化して示します。各要件ごとに、 関係する要件やアクティビティーが示されます。
要件および関連 UCM アクティビティー
この図表は、各要件について実行されている作業量を示します。予想より、あるいは他の要件より著しく作業の多少がある要件は確認してください。 これは比較的難しい作業の結果として生じたり、作業見積もりが不正確だったか、作業が効率的に実行されていない場合に起こる可能性があります。