業務ソースからのデータの抽出
業務データ・ソースは、通常のトランザクションやレポートのために「ライブ」の業務システムによってアクセスされるものです。 データ・ソースには、ODBC ドライバーを使用してアクセスするか、あるいはデータ・サービスを介してアクセスすることができます。 データ・サービスは、Rational Insight で提供されるか、または製品自体で提供されています。 また、ユーザーが作成することもできます。Rational Insight は、 Rational ClearQuest、 Rational ClearCase、Rational RequisitePro、および Rational TestManager 用のデータ・サービスを提供しています。 Rational Quality Manager および Microsoft® Project は、それぞれ独自のデータ・サービスを提供しています。 Rational Team Concert (RTC) の場合は、Rational Insight は 直接データベース・アクセスを使用して RTC データウェアハウスからデータを取得します。
Rational Insight データ・サービス は、REST アーキテクチャーを使用して、さまざまなソースからデータを抽出し、そのデータを データウェアハウスまたはレポート・サーバーに配信します。REST は、 Web インフラストラクチャー (HTTP プロトコル) を使用して XML データを戻す技法です。さまざまなソースからの業務データは、さまざまなデータ・アクセス方式によって公開され、URL によりリソースとして定義されます。 URL 要求に対する応答は、通常、XML フォーマットでのそのリソースの表示です。 データは、XML フォーマットで抽出された後、 IBM Rational Insight Report Server が直接使用できるように、あるいは、 IBM Rational Insight Data Warehouse に保管できるようにリレーショナル表に変換される必要があります。
データに関するレポート
データ・サービスは、業務ソースからレポート・サーバーあるいはデータウェアハウスのいずれかにデータを配信します。 その後、レポート・サーバーは、データを直接使用してライブ・レポートを生成したり、あるいは、ウェアハウスからデータを選出して分析レポートを生成します。