Rational データウェアハウスの管理

IBM® Rational® Insight Data Warehouse の管理者は、データウェアハウスのモニター、保守、およびバックアップを行う必要があります。 これらのタスクは、データウェアハウスをホストするために使用しているリレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) に固有のものです。
このタスクについて

モニター

リレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) のツールを使用して、データウェアハウスの増大、データウェアハウスによって使用されているシステム・リソース、およびデータウェアハウスに対して実行されたクエリーをモニターしてください。 例えば、ステートメント Explain utilities を使用すると、クエリーの分析、アクセス・プランの把握、および調整を実行することができます。 データベースのボトルネックやリソース使用状況を認識できるように、 メモリー、CPU の I/O アクティビティー、データベース上のデータ増加をモニターできます。 ご使用の RDBMS のツールを使用して、データベースをモニターしてください。

保守

サンプル・データベース・モデルには、 ETL (抽出、変換、およびロード) プロセスの特定の段階における DB2 および Oracle Server の統計値を計算するルーチンが含まれています。 データウェアハウス・モデルに表を追加して、これをカスタマイズする場合、これらの表の統計も更新されていることを確認する必要があるかもしれません。 時間経過と共に、データベースが増大すると、統計値の収集とデータの再編成に時間がかかるようになる可能性があります。 統計の収集を停止して、サンプリングを開始したり、あるいは、ETL プロセスで変更された表のみを組み込むことで統計収集の頻度を変更したりする必要があるかもしれません。 詳しくは、ご使用のリレーショナル・データベース管理システムの資料を参照してください。

バックアップの取得

災害時回復の計画をセットアップします。 バックアップのイベント (DDL または ETL の変更)、頻度、およびタイプは、例えばバックアップ・アクティビティーのためにデータベースに許されているダウン時間、データベース・サイズ、バックアップ・アクティビティーに必要な時間、および災害時に容認されるデータ損失の量などの因子によって決まります。 ご使用のリレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) にはデータベースをバックアップするためのユーティリティーだけでなく、いくつかのバックアップ・ストラテジー (フル、オフライン、オンライン、増分、および、デルタなど) も含まれています。 詳しくは、ご使用の RDBMS 資料を参照してください。


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