テスト管理のサンプル・レポート

このカテゴリーには、管理者がテスト・プロセスをモニターするのに役立つレポートが 含まれています。管理者はこれらのレポートを使用して、すべての要件がテストされたかどうか、 テストの状況、および開発者が生成したコードの品質を検証することができます。

テスト・ケース実行状況

テスト・ケースの合格/不合格の率は、プロジェクト状況の重要な指標です。 プロジェクトの初期では、不合格率が高くても予想の範囲内であり、問題ではない場合もあります。 まだ完全にインプリメントされていない機能についてもテストされることがある、テスト主導の開発では、特にそうです。 このレポートでは、プロジェクトの進行に伴う 2 つの傾向が示されます。合格/不合格の割合と、 実行されたテストの合計数を示す棒の高さです。この棒が高くなり (より多くのテストを表す)、テスト合格の比率が増加するのが望ましい形です。

要件別のテスト範囲

各要件ごとにテストが必要です。これを確認するために、円グラフで、テストで対応される要件のパーセンテージと、対応されない (関連付けられたテストがない) パーセンテージを示します。 なぜテストがないのかを確認し、必要であればテストを作成することが重要です。

テスト・ラボ使用率

このレポートは、時間の経過に伴うテスト・システム使用量を、オペレーティング・システム 別に細分化して示します。プロジェクト・アクティビティーが増加し、テストする製品フィーチャーが多いほど、 使用率は時間とともに増加するのが普通です。使用率が低い場合は、 ラボ・リソースの使用率が低いか、テスト範囲が不十分である可能性があります。

インプリメントされたユース・ケースに対するテスト済みユース・ケース

このレポートは、インプリメントされたユース・ケース要件のうち、どれだけの割合がテストされたのかを 示します。理想的には、この割合は常に 100% に近い値になっているべきです。値が低いか、次第に 下がっている場合は、プロジェクト機能が適切にテストされていない 可能性があります。上向きのカーブは、テストがインプリメンテーションに追いついていることを示します。


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