ETL (抽出、変換、およびロード) プロセスをカスタマイズするステップは、要件、分析、開発およびデプロイメントの 4 つのステージに分類できます。
このトピックでは、これらの 4 つのステージの概念的な内容を説明します。
- 要件
要件ステージでは、ビジネス要件を分析します。例えば、測定する必要があるのは何か、どのような種類のレポートが必要か、データのソースは何かなどです。
- 分析
分析ステージでは、デフォルトのデータウェアハウス・スキーマ、サンプル ETL ビルドおよびレポートと、要件との間のギャップを分析します。
例えば、次のようになります。
- デフォルトのデータウェアハウス・スキーマではビジネス要件を満たさない場合には、データウェアハウス・スキーマをカスタマイズする必要がある可能性があります。
- データ・ソースのスキーマが、サンプルにインプリメントされているものと異なる場合、データ構成ファイルをカスタマイズする必要がある可能性があります。
- データウェアハウスに追加データをロードする場合、あるいは、カスタマイズした次元やファクトにデータを追加する場合に、ETL カタログをカスタマイズする必要がある可能性があります。
- データウェアハウス・スキーマを変更して、その変更をレポートに反映する場合に、Framework Manager プロジェクトをカスタマイズする必要がある可能性があります。
- 開発
開発ステージでは、分析ステージで特定したカスタマイズのシナリオを作成し、その変更をテストおよび検証します。
チュートリアルに、分析ステージの例としてリストしたシナリオ例の一部をインプリメントする方法が記載されています。
- デプロイメント
デプロイメント・ステージでは、データ・サービス・サーバーに変更をデプロイします。