Rational Insight は、 XML ODBC ドライバーと ODBC データ・ソースのスターター・セットを提供しています。XML ODBC ドライバーは、XML Data Configuration ツールによって提供される構成ファイルを使用して XML データをリレーショナル形式に変換します。このリレーショナル形式は、Data Manager と Rational Insight Report Server のコンポーネントが想定している形式です。 そして、実行時に XML ODBC ドライバーを使用して Data Manager あるいは、業務の (「ライブ」) レポートの場合は、Rational Insight Report Server からの XML データにアクセスできます。
ODBC ドライバーは、制限はありますが SQL をサポートしています。 次のような単純な列 select と where コマンドは使用できます。
SELECT *|column1[,column2…] FROM["catalog".]"schema"."table" [WHERE FilteringExpression] [WITH pagesize=xxx]
SELECT コマンドに「*」文字を使用すると、単一表からのワイルドカード検索ができます。 WHERE 節は、定数値との比較の場合にのみ使用します。 例えば、次のような単純なフィルター式を使用できます。[modifiedsince=xxx [AND]] column1 =|<|> value [AND|OR ...] ここで、modifiedsince は特別なパラメーターです。差分ロードをサポートする Rational Insight Data Service を使用している場合、SQL のこのパラメーターの値として、標準のインターネットの日時形式のタイム・スタンプを渡すと、 指定日時より後に変更されたデータのみを取り出すことができます。データ・ページをページごとに取り出すには、 WITH 節を使用して、ページ・サイズの数値を指定します。