IBM Rational Insight のカスタマイズ

Rational® Insight を特定のビジネス要件に合うようにカスタマイズすることができます。 カスタマイズには、比較的単純な作業 (属性のマッピングなど) と複雑な作業 (新しい次元エンティティーについての抽出、ロード、およびレポート作成など) が関係する可能性があります。 複雑なプログラミングの必要はなく、数種のツールと技法の知識のみが必要になります。

組織における固有のニーズに基づいて、以下のカスタマイズを行うことができます。

XML データ構成

IBM® Rational Insight XML Data Configuration (XML Data Configuration) を使用して、 サンプル構成ファイルを変更したり、あるいは、ソース XML データをリレーショナル・データ表の列にマップする独自のファイルを作成することができます。 これらのサンプル定義をカスタマイズして、ソースに対して実施したカスタマイズが確実にこれらのマッピングに反映されるようにすることができます。 サンプル構成ファイル (.xdc) をよく検討してから、XML Data Configuration を使用して構成ファイルをカスタマイズして、必ず正しいデータ属性をプルするようにしてください。

抽出、変換、およびロードのジョブ

XML 構成ファイルをカスタマイズした場合、 IBM Cognos® Data Manager (Data Manager) を使用して属性を IBM Rational Insight Data Warehouse (RDW) にマップすることができます。 Data Manager によって、一連の処理ルールを使用してジョブとビルドのスケジュールおよび実行ができます。このルールは、構成ファイルあるいは RDW に行われた変更に対応するようにカスタマイズすることができます。

データウェアハウス・スキーマ

IBM InfoSphere™ Data Architect によって、特定のビジネス・ニーズを満たすように物理的にデータベース・スキーマをモデル化することができます。

メタデータ・モデル

IBM Cognos Framework Manager によって、SQL コマンドやデータの物理構造に注意を払うことなく、レポート作成用にビジネス関連のメタデータ・モデルを作成、保守することができます。 カスタマイズ機能を使用すれば、新しい関係や、データの集約方法を反映させるようにメタモデルをカスタマイズすることができます。

レポートの設計

IBM Cognos Report Studio により、独自のレポート・テンプレートを作成し、ビジネス・メトリック、重要業績評価指標、およびトレンドを示す業務のドリルダウン・レポートを実行し表示することができます。 レポート・テンプレートは、編集、実行および共有を行うことができます。 主要プロジェクト・レポートを表示したり、保存されているクエリーに対するレポートを取り出すように、プロジェクト・ダッシュボードをカスタマイズすることができます。


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