RIDW には以下の 3 つの物理領域があり、 それらすべてが 1 つのデータベース内に定義され、存在します。
構成領域: この領域は、CONFIG スキーマによって物理モデル内で 特定されます。この領域はウェアハウス構成情報の保管と保守を行い、 抽出、変換、およびロード (ETL) のアクティビティーの監査と追跡のための 参照ポイントとして機能します。
業務データ・ストア: この領域は、RIODS スキーマによって物理モデル内で 特定されます。この領域は、さまざまな業務ソースからのデータが統合される 場所です。この領域にデータが到着して保管されるプロセスの ことを ETL プロセスと呼びます。この領域にあるデータ は、特定の品質レベルを満たすように、操作およびクレンジングされます。この領域の 目的は、分析で必要とされる関連情報を保守することです。業務ソースの コピーにすることが目的ではありません。この領域は、 リレーショナル・モデルとして実装されます。
データマート: この領域は、RIDW スキーマによって物理モデル内で 特定されます。この領域に保管されるデータは、業務データ・ストアから 派生します。この領域は、スター・スキーマ形式で配置されたファクト表および次元表からなり ます (ファクト表は次元表に囲まれます)。ファクト表は、 2 つのタイプの列 (尺度と次元) を持つ表です。尺度列は、 集約 (例えば、合計やカウント) を表します。次元列は、尺度を記述する次元表をポイントする 外部キーです。
RIDW は、オープンなスキーマを持っています。任意のビジネス・インテリジェンス・ツールは ビジネス・レポートを生成するために RIDW にアクセスできます。また、それらのビジネス・ツールは、ツールをホストするレポート・サーバーが REST アーキテクチャーをサポートしている場合は、Rational Insight Data Service を使用することも できます。