DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードのチューニング
同じ DB2® for z/OS® サブシステムにアクセスする SQL ステートメントのグループのパフォーマンスを改善するための推奨情報を取得できます。
始める前に
照会ワークロードのチューニングに必要な権限と特権を所持していることを確認します。
データ・ソース・エクスプローラーで、DB2 サブシステムに接続します (接続がまだ開いていない場合)。
SQL ステートメントの実行対象になっている DB2 サブシステムが照会ワークロードのチューニング用に構成されていることを確認します。
システム・カタログのローカル・キャッシュが最新であることを確認します。
このタスクについて
照会ワークロードをチューニングするためのアドバイザーの実行について既定の順序はありませんが、ユーザー独自のチューニング・シナリオの基礎にできる一般的な順序があります。
手順
ほとんどの場合、SQL ステートメントのチューニングは以下の手順に従って行うことができます。
チューニングする SQL ステートメントのワークロードを作成します。
チューニングする SQL ステートメントをキャプチャーします。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードを作成するための SQL ステートメントをキャプチャーできる場所
を参照してください。
SQL ステートメントをキャプチャーした後、
「ワークロードにすべて保存 (Save All to Workload)」
ボタンをクリックします。
「ワークロード名および記述の入力 (Input Workload Name and Description)」
ウィンドウで、新規照会ワークロードを識別するための情報を指定します。
照会ワークロード内にある SQL ステートメントに関する EXPLAIN 情報を収集します。
ワークフロー・アシスタントは、照会ワークロード内にある SQL ステートメントごとに EXPLAIN ステートメントを実行する必要があります。ワークロード統計アドバイザーは、SQL ステートメントに関する最新情報を必要とします。
「ワークロードの管理とチューニング」
ページで、照会ワークロードをクリックします。
表の上部のツールバーにある
「タスク」
アイコンをクリックします。
「タスク」
ページが開きます。このページには、照会ワークロードで実行するようにスケジュールされているタスクが表示されます。
「EXPLAIN」
アイコンをクリックします。
「EXPLAIN 情報の収集のスケジュール」
ウィンドウが開きます。
照会ワークロードを EXPLAIN するためのタスクをスケジュールします。
ヘルプ情報を見るには、ウィンドウの左下隅にある「ヘルプ」アイコンをクリックします。ワークフロー・アシスタントがタスクの完了時にユーザーに警報するようにする場合は、
「スケジュールされたタスクの完了時に通知を受け取る」
チェック・ボックスを選択します。
タスクは、スケジュールされた時刻に開始されます。タスクが完了した後、ステップ 3 に進みます。
ワークロード統計アドバイザーを実行して RUNSTATS コマンドを生成し、DB2 オプティマイザーが最新の最も必要とされる統計を持っているようにします。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロード用の統計収集に関する推奨情報の生成とそれに基づく対応
を参照してください。
ワークロード索引アドバイザーを実行してその推奨情報に従い、不要な表スキャンを避けるのに役立つ適切な索引が存在するようにします。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードのパフォーマンス改善のための索引に関する推奨情報の生成とそれに基づく対応
を参照してください。
ワークロード照会アドバイザーを実行してその推奨情報に従い、DB2 オプティマイザーが次善のアクセス・パスを選択する原因になる可能性がある、SQL ステートメント内の構造を検出して修正します。
パフォーマンス改善のための照会ワークロード内の SQL ステートメントの改訂に関する推奨情報の生成とそれに基づく対応
を参照してください。
ワークロード・アクセス・パス・アドバイザーを実行して、DB2 オプティマイザーがステートメントを処理するために次善のアクセス・パスを使用しているかどうかを調べます。 その後、アドバイザーの推奨情報に従います。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロード内の SQL ステートメントのアクセス・パスの変更に関する推奨情報の生成とそれに基づく対応
を参照してください。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードのチューニングの準備
照会ワークロードのチューニングを行う前に、ユーザーが適切な権限および特権を持っていること、使用するデータ・サーバー上でライセンスが活動化されていること、グローバル・デフォルト値が必要な値に設定されていること、およびその他の重要なデフォルト値が設定されていることを確認します。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードを作成するための SQL ステートメントをキャプチャーできる場所
以下の場所から SQL ステートメントをキャプチャーできます。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードの作成の特殊なケース
以下の場所から照会ワークロードを作成する場合は、他の場所から照会ワークロードを作成するときは必要ない以下の前提条件の手順に従う必要があります。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロード内のステートメントに関する EXPLAIN 情報の収集
ワークロード・アドバイザーは、分析対象の照会ワークロード内の SQL ステートメントに関する、現行の EXPLAIN 情報を必要とします。 この情報を収集するには、EXPLAIN タスクを実行してください。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードに関する推奨情報の生成とそれに基づく対応
ワークロード・アドバイザーは、いくつかのタイプの推奨情報を作成できます。
レポートの生成
2 つのタイプのレポートを生成できます。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロード内の単一 SQL ステートメントでの分析ツールおよびアドバイザーの実行
「呼び出し」
セクションの「
すべての単一照会アドバイザーおよび分析ツールの実行
」ページを使用して、照会ワークロード内の単一 SQL ステートメントで分析ツールおよびアドバイザーを実行します。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードへの SQL ステートメントの追加
既存の照会ワークロードに SQL ステートメントを追加できます。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードの EXPLAIN 情報の統合
照会ワークロードの EXPLAIN 情報を統合して、その情報に必要なストレージの量を削減できます。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードのモニター
InfoSphere Optim™ Query Tuner クライアント
を使用して、
DB2 for z/OS
バージョン 9 新機能モード・サブシステムおよびデータ共有グループで実行する SQL ステートメントのパフォーマンスをモニターするためのモニター・プロファイルを定義できます。
DB2 for z/OS で実行する照会ワークロードの環境に関する IBM サポート用の情報の収集
照会ワークロードが実行される環境に関する詳細が記述されたファイルを IBM® サポートに送信することができます。これらのファイルは、SQL ステートメントのチューニング中に発生する問題を IBM サポートがトラブルシューティングする際に役立ちます。
他のサブシステム上でのワークロード環境の再作成
別の DB2 for z/OS サブシステム上で照会ワークロード用の環境を再作成するために一連のファイルを生成し、それらをそのサブシステムに転送できます。それらのファイルにより、統計、データベース・オブジェクト、およびシステム・パラメーターの設定をターゲット・サブシステムで複製することが容易になります。
単一 SQL ステートメントと照会ワークロードのチューニングのための Query Tuner プロジェクト
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