単一 SQL ステートメントのパフォーマンス改善のための索引に関する推奨情報の生成とそれに基づく対応

索引アドバイザーは、作成することにより照会のパフォーマンスが改善される索引を推奨します。また、ユーザーがデータ・サーバーで適切な権限を持っている場合は、索引アドバイザーを使用して、 ワークフロー・アシスタントから索引を直接作成することができます。 権限がない場合は、CREATE INDEX ステートメントをコピーし、索引を作成できる権限を持つ他のユーザーに送信できます。

始める前に

このタスクについて

適切な索引セットを使用すると、表への効率的なアクセスや、照会処理の速度向上を実現できるため、索引は照会パフォーマンスにとって重要です。 索引を使用することで、ローカル・フィルタリングの実行、結合処理の効率化、ソート処理の必要性の排除、索引のみのアクセスの実行、および参照整合性の強化などにより、パフォーマンスを改善することができます。

手順

索引に関する推奨情報を取得するには、以下の手順を実行します。

  1. 統計アドバイザーによって推奨された RUNSTATS コマンドを実行した後、ワークフロー・アシスタントの「呼び出し」セクションの「単一照会アドバイザーおよびツールの実行」ページに戻ります。 ワークフロー・アシスタントの左側にある「呼び出し」タブをクリックします。「単一照会アドバイザーおよびツールの実行」ページが開かない場合は、ワークフロー・アシスタントの左側にある「アドバイザーおよび分析ツールの実行」をクリックして、ページを開きます。
  2. オプション: 索引アドバイザー用のオプションの値を変更します。 「呼び出し」セクションの左側にある「アドバイザー・オプションの設定」をクリックします。次に、「索引」タブをクリックして、変更できるオプションを表示します。オプションに関する情報については、「ヘルプ」アイコンをクリックしてください。完了した後、「呼び出し」セクションの左側で「アドバイザーおよびツールの実行」をクリックして、「単一照会アドバイザーおよび分析ツールの実行」ページに戻ります。
  3. 統計アドバイザーが推奨した RUNSTATS コマンドを実行した後で索引アドバイザーを実行している場合は、「照会の再 EXPLAIN」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。 これで SQL ステートメントの統計が正確になったので、ワークフロー・アシスタントはそのステートメントの EXPLAIN 情報を更新する必要があります。
  4. 実行する項目の選択」ボタンをクリックします。
  5. アクティビティーの選択 (Select Activities)」ウィンドウで、「索引」チェック・ボックスを選択します。次に、「OK」をクリックします。 索引アドバイザーの実行後に、「確認」セクションの「アドバイザーの推奨情報の確認」ページが開きます。「要約」セクションに、新規索引に関する推奨情報があるかどうかが表示されます。
  6. 単一照会アドバイザーの推奨情報の確認」ページで、 「サマリー」表の「索引」行をダブルクリックします。
  7. 推奨された索引が作成される場合のパフォーマンス改善とディスク・スペース必要量の見積もりを確認します。
  8. 候補索引のリストを確認します。 以下に、索引がリストされる表の列の説明を示します。
    表による索引付け
    SQL ステートメントが参照する表ごとに候補索引をリストします。
    作成者
    索引のスキーマ。
    オブジェクト名
    索引の名前。
    索引列
    索引内の列。
    列の組み込み
    索引内の列の組み込み。列の組み込みは、索引キー列のセットに追加されます。これらの列は、一意性を強制するためには使用されません。これらの列を使用して、索引のみのアクセスを実行することにより、一部の照会のパフォーマンスが向上する可能性があります。この列は、一意性を強制するために使用される列とは区別する必要があります。
    ディスク・スペース見積もり
    索引に必要なディスク・スペースの量。
    作成者
    候補索引の起点。この列は、索引アドバイザーが推奨する索引とユーザーが提案する索引を区別するのに役立ちます。
  9. 「DDL の表示」アイコンをクリックして、「候補索引」セクションにリストされている索引を作成するための DDL ステートメントを表示します。これらのステートメントをファイルに保存して、ワークフロー・アシスタントの外部で実行することができます。
  10. オプション: 索引アドバイザーが推奨する候補索引とユーザーが提案するすべての索引をテストします。この機能に関するヘルプ情報については、推奨された索引およびユーザーが提案する索引の仮想的なテストを参照してください。

次のタスク

索引アドバイザーを実行する前にアクセス・プラン・グラフを生成した場合、推奨索引の作成後に別のアクセス・プラン・グラフを生成できます。その後、ワークフロー・アシスタントの「比較」セクションで、2 つのアクセス・プラン・グラフを横並びにして比較することができます。

また、アクセス・パス・アドバイザーを実行して、現行 SQL ステートメントのアクセス・パスを改善できる推奨情報を取得したり、照会アドバイザーを実行して、ステートメントのテキストの改訂に関する推奨情報を取得したりすることもできます。


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