起動構成は、別々に起動できるさまざまなワークベンチ構成を定義および保管するための仕組みです。起動構成は、デバッグ・セッションの起動に使用できます。
ユーザーは、ストアード・プロシージャー・デバッグ・セッションを起動するために起動構成を作成できます。また起動構成は、「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューでストアード・プロシージャーのデバッグ・アクションを選択
した場合にも作成されます。いずれの場合も以下の手順を実行して、起動構成の各タブの詳細を設定してください。
- 「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューのデバッグ・
アクションを使用せずに新規に起動構成を作成する場合は、(デバッグ・パースペクティブなど) 起動/デバッグ/実行のアクション・セットを提供するワークベンチ・パースペクティブに移動して、以下のいずれかのタスクを実行します。
- ワークベンチ・メニュー・バー
から「実行」 > 「デバッグ」を選択して、
「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスを開きます。
- ワークベンチ・ツールバーの「デバッグ」プッシュボタンの隣の下矢印をクリックして、リストから「デバッグ」を選択します。
これにより、
「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスが開きます。
「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューのデバッグ・アクションを使用している場合は、起動構成は作成されるため、この手順およびこの次の手順をスキップできます。
- 「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスで、以下のいずれかのタスクを実行します。
- 「DB2 ストアード・プロシージャー」ノードを選択して、
「新規起動構成 (New launch configuration)」をクリックします。
- 「DB2 ストアード・プロシージャー」ノードを右クリックし、ポップアップ・メニューから 「新規」を選択します。
- 「DB2 ストアード・プロシージャー」ノードをダブルクリックします。
- 「名前」フィールドで、
作成する構成の選択項目の名前を入力します。
- 「メイン」タブを選択して、
それを前景に移します。
- デバッグするストアード・プロシージャーに関連するワークベンチ・プロジェクトを「プロジェクト」フィールドに指定してください。
これを行うには、「参照」をクリックして表示された「プロジェクト名」ダイアログ・ボックスで使用するプロジェクトを選択して、「OK」をクリックします。
- (JDBC に従って) データベースの URL が「ロケーション (URL)」フィールドに自動的に表示されます。このフィールドは読み取り専用です。
- デバッグするプロシージャーを指定するには、「プロシージャー」フィールドの「参照」ボタンをクリックして、「プロシージャー選択」ダイアログ・ボックスを起動します。プロシージャーは、ワークスペースで先に指定したプロジェクトに存在する必要があります。
- 「プロシージャー選択 (Procedure selection)」ダイアログ・ボックスで、
デバッグするプロシージャーを選択し、「OK」をクリックして
起動構成ページに戻ります。
- プロシージャーの選択後、「プロシージャー」フィールド
にはプロシージャー名が入ります。
このフィールドは必ず完了する必要があります。
- デバッグ・セッションのためにプロシージャーに渡したい引数は、引数リストの中に指定されます。
最初に、引数リストは、引数タイプに応じた適切な値にデフォルト設定されます。ただし、
「実行設定」ダイアログ・ボックスを使用して値を変更してある場合、リストは変更後の値に
デフォルト設定されます。パラメーターを受け取ることができるストアード・プロシージャー用の起動構成を実行した場合は、起動時に「パラメーター値の指定」ダイアログ・ボックスが自動的に開きます。このダイアログ・ボックスを使用すると、ストアード・プロシージャーに渡す引数を追加または編集できます。この代わりに、
「引数リスト」フィールドの「編集」ボタンをクリック
して、引数などの実行設定を編集できる「実行設定」ダイアログ・ボックスを起動することもできます。パラメーターを持たないプロシージャーの場合、
このボタンはグレーアウトされてアクセスできません。
- 「実行設定」ダイアログ・ボックスにはストアード・プロシージャーの実行に関するさまざまな設定があります。このダイアログ・ボックスで、「パラメーター値」タブを選択して、選択したプロシージャーで使用可能なパラメーターにアクセスします (このタブに表示される設定は、「パラメーター値の指定」ダイアログ・ボックスに表示される設定と同じです)。パラメーターごとに、以下の項目がリストされます。
パラメーターが入力または入出力の場合、引数フィールドの値セルが使用可能になり、
タイプに応じて整数値または文字値などを指定して、そのフィールドの中の値を編集することができます。
パラメーター値の編集を終了したら、「OK」をクリックして、起動構成ページに戻ります。
- ソース・ルックアップ・パスを設定するには、「ソース」タブを選択して、次のタスクのいずれでも実行します。
ソース検索パス内のソース・ファイル名のすべてのインスタンスを検索する場合は、「パス上の重複ソース・ファイルを検索」チェック・ボックスを選択します。
このチェック・ボックスを選択し、デバッガーがファイル名の複数のインスタンスを見つけた場合、正しいソース・ファイルの選択を促すプロンプトがダイアログ・ボックスから出されます。
- 「共通 (Common)」タブを選択して、
それを前景に移します。
「共通 (Common)」ページで、以下のタスクを実行できます。
- 起動構成をローカルに保管し、単一のユーザーに使用させる場合は、必ず「ローカル・ファイル」ラジオ・ボタンを選択してください。
起動構成をワークスペースにファイルとして保管し、チームで使用するリポジトリー内で共用する場合は、「共用ファイル (Shared file)」ラジオ・ボタンを選択して、起動構成を保管する場所を入力します。
あるいは、ロケーションを参照してもかまいません。
- 起動構成を、「デバッグ」プッシュボタンのお気に入りメニュー、または「デバッグ」メニューの「デバッグ・ヒストリー (Debug History)」リストのお気に入りデバッグ構成として表示させる場合は、「デバッグ」チェック・ボックスを選択します。
- 「コンソール」ビューで使用する文字エンコード方式を「コンソールのエンコード方式 (Console Encoding)」セクションに指定します。例えば、英語以外の言語でビューを表示する場合にエンコード方式を変更します。
- 「コンソール」ビューの入力および出力の場所を「標準の入力および出力 (Standard Input and Output)」セクションに指定します。
- 起動構成をバックグラウンドで実行する場合は「バックグラウンドで起動 (Launch in background)」
チェック・ボックスを選択します。
- 起動構成に必須の全情報が指定された場合に、「デバッグ」プッシュボタンが使用可能になります。保管した
起動構成 (または「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューで「デバッグ」を選択したときに自動作成された起動構成) のいずれかの設定を変更すると、
「適用」プッシュボタン
が使用可能になります。「適用」をクリックすると、起動構成が保管されます。
この時点で、デバッグ・セッションを起動せずにダイアログ・ボックスを閉じることも、
「デバッグ」をクリックして、
その新しい起動構成を使用してデバッグ・セッションを起動することも選択できます。
「デバッグ」をクリックすると、
起動構成に対して行った変更が保管され、デバッグ・セッションが起動されます。
デバッグ起動構成は、保管後に編集できます。
デバッグ起動構成の編集の詳細については、下記の関連タスクを参照してください。
ヒント: 起動構成設定をまだ保存していない場合で、除去または変更する必要がある起動構成設定に入力している場合は、「戻す」をクリックすると、実行したすべての変更が除去されます。
- 起動構成に必須の情報が指定されていない場合、または指定した情報にエラーがある場合には、ダイアログ・ボックスの上部に何が欠落しているかを示すメッセージが表示されます。
- ダイアログ・ボックスでの作業を終了したら、「クローズ」をクリックします。
デバッグ・セッションを起動せずにダイアログ・ボックスが終了します。