マイグレーションされるオブジェクトの比較

オブジェクトをマイグレーションすると、選択したオブジェクトより多くのオブジェクト がマイグレーションされることがあります。付随してマイグレーションされる他のオブジェクト は、使用するマイグレーション方式によって異なります。
オブジェクトは、従属オブジェクト、必須オブジェクト、および影響を受けるオブジェクト を持つことがあります。
従属オブジェクト
別のオブジェクトの存在を必要とするオブジェクトです。例えば、列、 索引、および主キーは、いずれも表の存在を必要とするため、従属オブジェクト です。
必須オブジェクト
従属オブジェクトが存在するためには欠かせないオブジェクトです。例えば、表 A がスキーマ A にあるとすると、スキーマ A は表 A の必須オブジェクト です。
影響を受けるオブジェクト
別のオブジェクトが変更またはドロップされた場合に影響を受けるオブジェクトです。 例えば、ビュー A が表 A を参照している場合、このビューは表 A に対する変更の 影響を受ける場合があります。

選択したオブジェクトをマイグレーションする場合に、そのオブジェクトの必須オブジェクト および従属オブジェクトもマイグレーションされることがあります。マイグレーションされる 追加のオブジェクトは、オブジェクトのマイグレーションに使用する方式 (コピー/貼り付け、 ドラッグ・アンド・ドロップ、または比較) によって異なります。

次の表は、各マイグレーション方式でマイグレーションに含まれるオブジェクトを 示します。コピー/貼り付け方式を使用する場合、 マイグレーションされるオブジェクトは、必須オブジェクトのコピーを選択するかどうか によって異なります。必須オブジェクトのコピーを選択できるのは、 スキーマまたは表をコピーして、データベース・オブジェクトに貼り付ける 場合のみです。

表 1. 選択したオブジェクトに加えてマイグレーションされるオブジェクト
選択したオブジェクト・タイプ ドラッグ・アンド・ドロップ方式および比較方式 必須オブジェクトのコピーを選択してデータベースにコピー/貼り付け 必須オブジェクトのコピーを選択しないでデータベースにコピー/貼り付け
スキーマ スキーマおよびその従属オブジェクト (表、ビュー、関数、 ストアード・プロシージャーなどを含む) スキーマおよびその従属オブジェクト (表、ビュー、関数、 ストアード・プロシージャーなどを含む) スキーマ
表およびその必須オブジェクト (直接の親表、表スペース、および バッファー・プールを含む) 表およびその必須オブジェクト (直接の親表、表スペース、および バッファー・プールを含む)
ビュー ビュー、必須スキーマ、および必須参照オブジェクト (ビュー、 表、別名など) ビュー、必須スキーマ、および必須参照オブジェクト (ビュー、 表、別名など) ビュー
別名 別名、必須スキーマ、およびその別名が定義されているオブジェクト 別名、必須スキーマ、およびその別名が定義されているオブジェクト 別名
マテリアライズ照会表 マテリアライズ照会表およびその必須オブジェクト (すべての表を含む) マテリアライズ照会表およびその必須オブジェクト (すべての表を含む) マテリアライズ照会表
ストアード・プロシージャー ストアード・プロシージャー 適用外 ストアード・プロシージャー
関数 関数 適用外 関数
シーケンス シーケンス 適用外 シーケンス
表スペース 表スペースおよびそのバッファー・プール 適用外 表スペース
バッファー・プール バッファー・プール 適用外 バッファー・プール

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