Data Studio Developer バージョン 1.2 では、以下のカテゴリーにおいて重要な機能拡張が提供されています。
- pureQuery 開発
- クライアントの最適化
- このリリースでは、pureQuery は Java 開発にとどまらず、非 pureQuery JDBC アプリケーションでの SQL ステートメントの最適化でも役立つようになりました。
- 動的 SQL ステートメントを JDBC アプリケーションで静的に実行することにより、静的 SQL の追加セキュリティーも利用することができます。ワークベンチを使用して、どの SQL ステートメントを静的に実行するかを記録し、それらのステートメントを DB2 パッケージにバインドします。
- ワークベンチ内の複数のフィーチャーを利用することにより、SQL ステートメントの問題のトラブルシューティングおよびステートメントの編集を容易に行うことができます。
- pureQuery アプリケーション内の静的 SQL に関する拡張されたサポート
- pureQuery アプリケーションで SQL ステートメントを静的に実行します。ワークベンチを使用して、アノテーション付きメソッドを利用する pureQuery アプリケーションを開発し、それらのメソッドを宣言するインターフェース内で SQL ステートメントをバインドしてから、アプリケーション実行時にその SQL を静的に実行します。
- コード生成の機能拡張
- pureQuery コードは、SQL ステートメントから生成できます。このような生成は、SQL スクリプト内のすべての SQL ステートメントに対して、またはエディターで開いている Java コードの単一の SQL ストリングに対し行うことができます。
- アノテーション付きメソッドを宣言するインターフェース用のインプリメンテーション・クラスに加えた編集を保存するように選択できます。pureQuery によってインプリメンテーション・クラスが再生成されるときに、その編集が新バージョンのクラスにマージされます。
- pureQuery Bean で生成されるフィールドは、表名で修飾するように選択できます。
- Eclipse Modeling Framework Technologies (EMFT) Java Emitter
Templates (JET) を作成して pureQuery カスタマイズ・コードを生成することができます。
- 生成された pureQuery コードを 1 つのソース・フォルダーおよび 1 つのパッケージに保管するという制限はなくなりました。Bean、インターフェース、およびテストを異なるパッケージに生成することが可能であり、異なるソース・フォルダーにテストを生成することもできます。
- コード・フォーマット設定の機能拡張
- Java コード内の SQL ストリングのフォーマット設定をして、複雑な SQL ステートメントを読みやすくすることができます。
- pureQuery ウィザードによって生成される Java コードおよび SQL コードは、プロジェクト設定に基づいて自動的にフォーマット設定されるようになりました。
- データ Web サービス
- pureQuery 静的 SQL との統合
- J2EE Web サーバーの場合、新規のデプロイ・オプションがあり、Web サービスが JDBC と静的 pureQuery のどちらを使用してデータベースにアクセスするか指定できるようになりました。また、バインド・アクションの有無も指定できます。デフォルトでは、JDBC がアクセスに使用されます。
- Data Power のサポート
- ワークベンチでの Web サービス構築時に、WebSphere DataPower XML インテグレーション・アプライアンス XI50 をターゲット Web サーバーとして指定できます。
DataPower に対しては、ワークベンチはデプロイ可能なファイル (XSLT ファイル) のみを生成することができ、このファイルをワークベンチ外で DataPower にデプロイできます。DataPower は、DB2 データベースでのみサポートされます。
- SOAP over JMS のサポート
- ターゲット Web サーバーが WebSphere Application Server である場合、SOAP over JMS のバインディング・タイプを選択できます。
- データ Web サービス・テスト・クライアント
- 新規テスト・クライアントで、ワークベンチを使用してデプロイされた Web サービスの要求ストリングおよび応答ストリングをテストすることができます。このテスト・クライアントには、以前のリリースにも含まれていた Web サービス・エクスプローラーよりも優れている以下のフィーチャーが用意されています。
- 追加のメッセージ・プロトコルをテストするためのオプション
- 要求ヘッダーおよび応答ヘッダーと文書の改良された表示
- WSDL ファイルを表示するためのリンク
Web サービス・エクスプローラーは今までどおり使用できます。データ Web サービス・テスト・クライアントは、J2EE Web サーバーをターゲットとする Web サービスにのみ使用できます。
- データ・アプリケーション開発
- Java ルーチン開発
- Java ストアード・プロシージャーを Java コードのメソッドから作成できるようになりました。
- XML 開発
- XML 開発のための以下の新規ツールがあります。
- XSL エディター
- XPath 式ウィザード
- XML マッピング・エディター
さらに、別のタイプの XML ファイルから XML ファイルを生成できる新規ツールがあります。以下のタイプのトランスフォーメーションを実行できます。- XML 文書からの XML スキーマの生成
- DTD からの XML スキーマの生成
- XML スキーマからの DTD の生成
- XML スキーマからの SDO の生成