pureQuery を使用するためにシステムが正しく構成されているかどうかを確認する場合に、このユーティリティーを使用します。
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コマンドの構文

(1)
>>-------java com.ibm.pdq.tools.DataVersion--------------------->
>--+------------------------------------------------------------------------------------------------------------+-->
'- -configuration--+---------------------------------------------------------------------------------------+-'
'- -url--JDBC-URL-- -userName--user-ID-- -password--password-- -driverName--JDBC-driver-'
>--+------------+--+------------+--+-----------+--+--------+---><
'- -features-' '- -validate-' '- -version-' '- -help-'
注:
- オプションは任意の順序で指定できます。
ダイアグラムで使用される規則を理解するには、構文図の読み方を参照してください。
オプションの説明
- -configuration
- コマンドを実行するシステムに関する以下の情報を表示します。
- インストールされている pureQuery Runtime のバージョン
- インストールされている Java 仮想マシンのベンダー、バージョンおよび名前
- インストールされている Java ランタイム環境のベンダー、バージョンおよび名前
- 現行のクラスパス
- インストールされているオペレーティング・システムの名前、アーキテクチャーおよびバージョン
- インストールされている IBM® Data
Server Driver for JDBC and SQLJ のバージョン
- アクティブな状態の pureQuery ライセンス・フィーチャーのリスト
- 現在のクラスパスおよび現在の JVM オプションに基づく、解決済み pureQuery プロパティー値のリスト
- 以下のオプションを指定すると、-configuration オプションによりデータベースの置かれているシステムに関する情報も表示されます。
- -url JDBC-URL
- データベースとの接続の確立に使用する JDBC URL を指定します。
- -userName user-ID
- データベースの認証に使用するユーザー ID を指定します。-url オプションを指定する場合は、-userName オプションも指定する必要があります。
- -password password
- データベースの認証に使用するパスワードを指定します。
- -driverName JDBC-driver
- データベースとの接続の確立に使用する JDBC ドライバーの完全修飾名を指定します。例えば、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ を使用している場合は、ドライバー名は com.ibm.db2.jcc.DB2Driver です。
データベースへの接続に以上のオプションを指定すると、DataVersion ユーティリティーにより次の追加情報が表示されます。- データベースのメジャー・バージョン
- データベースのマイナー・バージョン
- データベース製品名
- データベース製品バージョン
- データベースに認識されているユーザー名
IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ を使用してデータベースに接続すると、DataVersion ユーティリティーは以下の追加情報を表示します。- ClientUser
- ClientWorkstation
- ClientApplicationInformation
- ClientAccountinginformation
- ClientProgramId
- CurrentPackageSet
- CurrentPackagePath
- isDB2GatewayConnection
- -features
- アクティブな状態の pureQuery ライセンス・フィーチャーのリストを表示します。
- -validate
- サポートされているバージョンの IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ が CLASSPATH にあるかどうかを検査します。また、サポートされているバージョンの Java 仮想マシンが CLASSPATH にあるかどうかも検査します。
- -version
- pureQuery Runtime のバージョンおよびビルド・レベルを表示します。
- -help
- サマリー使用情報を表示します。
上記オプションの出力形式は、変更される場合があります。
アプリケーションからの DataVersion ユーティリティーの実行
以下のメソッドを Java アプリケーションから呼び出して、DataVersion ユーティリティーから情報を取り出すことができます。
public static String com.ibm.pdq.tools.DataVersion.getVersion();
public static String com.ibm.pdq.tools.DataVersion.getConfiguration();
public static String com.ibm.pdq.tools.DataVersion.getConfiguration(String url, String user, String password, String driverName);
public static String com.ibm.pdq.tools.DataVersion.getConfiguration(java.sql.Connection connection);
public static String com.ibm.pdq.tools.DataVersion.getFeatures();
public static String com.ibm.pdq.tools.DataVersion.validate();
これらのメソッドによって、対応するコマンド行オプションで提供されるものと同じ出力が返されますが、その出力は返された String オブジェクト内に含まれます。String のコンテンツには、改行のための改行文字が含まれます。
以下は、getVersion() メソッドを呼び出す例です。
String versionInfo = com.ibm.pdq.tools.DataVersion.getVersion();
System.out.println (versionInfo);
上記メソッドの出力は、変更になる場合があります。