クライアント・アプリケーションにデータベース操作 (SQL SELECT および DML ステートメント、XQuery 式、またはストアード・プロシージャーへの呼び出し) を公開する Web サービスをワークベンチを使用して作成できます。
このタスクについて
Web サービスは、データベース操作への要求として、XML メッセージまたは URL エンコード・パラメーター・ストリングを受け入れます。(この資料の残りの部分では、XML メッセージと URL エンコード・パラメーター・ストリングは両者を区別する必要がある場合を除いては「メッセージ」として言及します。)Web サービスは、XML メッセージで結果および結果セットを返します。SQL 挿入、更新、および削除を実行する操作の場合、新規行、変更行、または削除行のそれぞれの数を Web サービスは返します。
要求が含まれるメッセージを Web サービスが受信すると、以下のアクションを実行します。
- メッセージを調べて、要求されているデータベース操作を判別する。
- メッセージから入力パラメーターを抽出する。
- ステートメントを作成して実行する。
- 操作の結果を取得する。
- 結果が含まれる出力 XML メッセージを生成する。
- 出力メッセージを要求元のクライアント・アプリケーションに送信する。
入出力メッセージで XSL 変換を構成するオプションを利用できます。
操作を要求する XML メッセージおよび操作の結果を返す XML メッセージは、ワークベンチが各操作に対して生成するデフォルトの XML スキーマに応じてタグ付けされます。このデフォルト・スキーマは、以下の機能を実行します。
- 入出力パラメーターを XML タグにマップする。
- 列を XML タグにマップする。
- SQL のデータ・タイプを XML のデータ・タイプにマップする。
- Web サービス操作を XML タグにマップする。
- 入出力メッセージの汎用構造を提供する。
Web サービスの開発後、1 回クリックするだけでこれを Web サーバーにデプロイできます。ワークベンチは、Web サービスを Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) Web アーカイブ (WAR) ファイルとしてデプロイします。ワークベンチを使用してデプロイ可能ファイルまたは DataPower® 成果物の生成だけを行い、自分でファイルをデプロイすることもできます。