データベース間およびデータベース内でのデータベース・オブジェクトのコピー

データ・ソース・エクスプローラーでは、データベース・オブジェクトと、オプションでオブジェクト・データが、データベースから別のデータベースに、またはデータベース内でスキーマから別のスキーマに、コピーが可能です。

始める前に

データ・ソース・エクスプローラー内でデータベース・オブジェクトを選択して、同種または異種のデータベース、あるいは別のスキーマにコピーできます。 「データベース・オブジェクトの貼り付け」ウィザードのオプションを介して、オブジェクト (およびオプションでそのオブジェクトのデータ) をターゲット・データベースに直接コピーできます。 または、プライバシーを保護するためのオプションのマスキングを使用して、オブジェクトをコピーし、一貫性のあるテスト・データのサブセットを生成できます。

ソースとターゲットには、データベース・オブジェクトのコピーのサポートにある表にリストされているデータベースの組み合わせのいずれかを指定できます。

データベース間およびデータベース内でデータベース・オブジェクトをコピーするための要件は、以下のとおりです。
  • データをコピーする場合には、ターゲット・サーバーでグローバル一時表の作成がサポートされている必要があります。
  • コピー・データを DB2® データベースに貼り付ける場合には、 USE 特権が付与されているユーザー一時表スペースが存在している必要があります。 ターゲットの DB2 データベースへの新規データ接続を作成する場合は、オブジェクトとそのデータをコピーする前にユーザー一時表スペースを作成する必要があります。 ページ・サイズは、コピーする表のページ・サイズに応じて異なりますが、ほとんどの場合、4 KB のページ・サイズで十分です。
  • (同種でも異種でも) Oracle データベースからデータをコピーする場合には、デフォルトの OCI ドライバーの代わりに ojdbc14.jar またはそれ以降のバージョンを使用する必要があります。
  • マスクされたテスト・データ・サブセットを生成する場合は、ワークスペースのデータ設計プロジェクト内の物理データ・モデルに、 データ・プライバシー・オプションとマスキング・オプションでアノテーションを付ける必要があります。

手順

データベース間またはデータベース内でデータベース・オブジェクトをコピーするには、以下のようにします。

  1. マスクされたテスト・データ・サブセットを生成する場合は、データ・プライバシーおよびマスキング・オプションによるアノテーションの付いた物理データ・モデルにデータ接続を関連付けます。
    1. データ・ソース・エクスプローラーで、ソース・データ接続を右クリックして、「プロパティー」をクリックします。
    2. 「プロパティー」ウィンドウで、「データ・プライバシー・モデリング」をクリックします。
    3. 「データ・プライバシー・モデリング」ページで、物理データ・モデルを指定してから、「OK」をクリックします。
  2. データ・ソース・エクスプローラーで、ソース・データ接続を展開し、次にデータベース・フォルダーを展開して、コピーするオブジェクトを表示します。
  3. ソース接続で、1 つ以上のオブジェクトを選択します。 複数のオブジェクトを選択するには、Ctrl キーおよび Shift キーを使用します。
  4. 選択したオブジェクトを右クリックし、「コピー」をクリックします。
  5. コピーするオブジェクトの貼り付け先となるデータ接続を展開し、データベース・ノードまたはスキーマ・ノードを右クリックしてから、「貼り付け」をクリックします。 「データベース・オブジェクトの貼り付け」ウィザードが開きます。
  6. ウィザードのステップを完了します。 ウィザードの各フィールドについての情報を表示するには、F1 を押します。
  7. 完了」をクリックします。

タスクの結果

編集のために DDL ファイルを開くオプションを選択した場合には、DDL ステートメントが、指定したファイルおよびプロジェクトに保存されます。 SQL および XQuery エディターでファイルが開きます。

DDL ステートメントをサーバー上で実行するオプションを選択した場合、そのステートメントは、ターゲット・データ接続用のサーバー上で実行されます。 結果は「SQL の結果」ビューおよび要約報告書に表示されます。 発生したエラーおよび問題は、「問題」ビューにログ出力されます。 データ・ソース・エクスプローラーが最新表示されて、新しいターゲット・データベース・オブジェクトが表示されます。

テスト・データ・サブセットを貼り付けるオプションを選択した場合、指定したエクスポート場所に Optim 交換ファイルが作成されます。 このファイルは、ソース・データベースからテスト・データを生成して、そのデータをターゲット・データベース内の指定したスキーマに挿入するスクリプトの作成時に使用されます。 そのファイルは、Optim 製品で実行できます。

次のタスク

ヒント: 選択したデータベース・オブジェクトは、データベースから別のデータベースに、またはデータベース内のスキーマから別のスキーマにドラッグすることによっても、コピーが可能です。 オブジェクトをドラッグする際に使用されるデフォルト・オプションは次のとおりです。
  • オブジェクトとデータの両方をターゲット・データベースに直接コピーします。
  • すべての行のデータをコピーします。
  • 選択されていないオブジェクトでも、コピー対象のオブジェクト内に含まれるオブジェクトはすべてコピーします。
  • 生成される DDL をターゲット・サーバー上で実行し、最初のエラーで停止します。
  • エラーと警告の両方を報告します。

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