IBM Optim Development Studio V2.2 の新機能

本リリースで IBM Data Studio Developer は IBM Optim Development Studio に名前変更されました。IBM Data Studio Developer バージョン 2.1 をお持ちの場合は、Installation Manager を使用して IBM Optim Development Studio にアップグレードしてください。

Optim Development Studio バージョン 2.2 は、以下のカテゴリーで重要な機能拡張を提供しています。
Oracle データベースの新規サポート
本リリースでは、Oracle データベースのサポートを導入しています。サポートには以下のものがあります。
  • データベース・オブジェクトおよびストレージ管理のサポート
  • Oracle データベースのアクセス制御
  • SQL スクリプト、PL/SQL ルーチンとパッケージの開発、およびストアード・プロシージャーのデバッグのサポート
  • 以下に示されている、Oracle の pureQuery サポート
DB2 for Linux, UNIX, and Windows の拡張サポート
DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows の PL/SQL のサポート
PL/SQL モジュールと、PL/SQL モジュールの以下の新しいデータ・タイプを作成できます。
行データ・タイプ
複数のフィールドと、それらのフィールドごとの独自の名前およびデータ・タイプで構成された構造体。これにより、1 つの結果セットまたは表内で 1 行につき複数の列値を保存できます。
配列データ・タイプ
順序付けられたデータ・エレメントのコレクションから成る構造体。コレクションの各エレメントは、その順序の位置で参照できます。
無効な DB2 for Linux, UNIX, and Windows パッケージの検索と再バインド
DB2 for Linux, UNIX, and Windows サーバーの無効パッケージを検索および再バインドできるようになりました。
データベース・オブジェクトおよびデータのコピーのサポート
データベース間、または 1 つのデータベース内のスキーマ間でデータベース・オブジェクトをコピーできます。 データベース間でデータベース・オブジェクトをコピーする場合は、それらのオブジェクトを同質的に (つまり、DB2® データベースから別の DB2 データベースへ、あるいは Oracle データベースから別の Oracle データベースへ) コピーできます。また、データベース・オブジェクトを異種間で (つまり、Oracle データベースから DB2 データベースへ、 あるいは DB2 データベースから Oracle データベースへ) コピーすることもできます。

コピーできるデータベース・オブジェクトには、表、索引、ビュー、制約などがあります。 PL/SQL 言語をサポートするデータベース間では、PL/SQL ルーチン (つまり、プロシージャーやユーザー定義関数) およびパッケージをコピーできます。 さらに、DB2 for Linux®, UNIX®, and Windows® データベース間では、SQL および SQL PL ルーチンをコピーすることもできます。 オプションで、コピーされる表オブジェクトの一部またはすべてのデータをコピーできます。

Optim 製品を通じて、参照用に使用されていないデータのサブセットを定義して、ターゲット・データベースにコピーすることができます。また、オプションで、コピーされたデータをデータ・プライバシー用にマスクすることができます。

モデル化されたプライバシー統合

物理データ・モデルおよびドメイン・データ・モデルをデータベースに統合することができます。 また、モデル化されたデータベース列にデータ・プライバシー・ポリシーを割り当てて、それらのプライバシー・ポリシーをデータベース間でのデータのコピーのようなオブジェクト管理タスクに適用することもできます。

pureQuery
Oracle のサポート
Oracle の場合、他でサポートされているデータベースに使用可能なすべての機能を使用できます (静的 SQL をバインドおよび実行するための機能を除く)。 例えば、Oracle データベース内のオブジェクトから、またはそのようなオブジェクトを参照する SQL ステートメントから、pureQuery コードを生成できます。
データベース・パッケージの設計のサポート
pureQueryXML ファイルには、取り込まれた SQL ステートメントのセットが含まれています。これらのセットは、StaticBinder ユーティリティーが作成するデータベース・パッケージに対応しています。 SQL ステートメント・セットは、それらのセット間で SQL ステートメントを移動したり、その他の多くの属性を変更することで編集できます。
pureQueryXML ファイルのマージのサポート
単一のアプリケーション用、またはクラスター化されたアプリケーションのインスタンス用として個々に作成された複数の pureQueryXML ファイルをまとめてマージすることができます。
pureQuery、Hibernate、および openJPA アプリケーションにおける SQL ステートメントの作成、チューニング、およびテストのサポート
SQL ステートメントを作成する際、表および列の名前を右クリックすると、ご使用のデータベース内のどの場所にオブジェクトが配置されているかを調べることができます。
SQL ステートメントのパフォーマンスを測定して、過去のパフォーマンスと現行のパフォーマンスを比較します。

Optim Query Tuner を使用して、パフォーマンスの低い SQL ステートメントをチューニングします。

SQL ステートメントと Java コード間における関係の調査の拡張サポート
データ・ソース・エクスプローラー内のデータベース・オブジェクトから、ご使用の Java アプリケーション内にある SQL ステートメントにジャンプすることができます。
「SQL アウトライン」ビューの SQL ステートメントから、ご使用の Java アプリケーションまたは pureQueryXML ファイル内にある同一の SQL ステートメントにジャンプできます。

SQL ステートメント内のデータベース・オブジェクトから、データ・ソース・エクスプローラー内にある同一のオブジェクトにジャンプできます。


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