データ・オブジェクト・エディターを使用したデータ・オブジェクトの変更

データ・オブジェクト・エディターを使用すると、DDL スクリプトを生成および実行してデータ・オブジェクトを変更または修正することができます。

始める前に

データ・オブジェクト・エディターを使用してデータ・オブジェクトを変更するには、データ・ソース・エクスプローラーでデータベースへの接続を作成しておく必要があります。

このタスクについて

データ・オブジェクト・エディターを使用してデータ・オブジェクトを変更する際のデータ保持のサポートには制限があります。 ある表を変更する際、ワークベンチは ALTER TABLE ステートメントを使用してその変更を実行できるかどうかを判別します。 ALTER TABLE ステートメントが要求された変更をサポートできない場合、生成された DDL が変更済みの表を作成する前に元の表のバックアップを作成します。 さらに、バックアップが要求されると、変更済みの表にバックアップ済みデータをコピーするためのステートメントが作成されます。 このステートメントは、便宜上、既存のデータと表の変更についての固有の要件に対応するように変更を行うためのテンプレートとしての意味をなします。

手順

データ・オブジェクト・エディターを使用してデータ・オブジェクトを変更するには、以下のようにします。

  1. データ・ソース・エクスプローラーでデータベース接続オブジェクトを展開します。
  2. データベース接続内のフォルダーを展開して、変更するオブジェクトを参照します。
  3. データ・オブジェクトを右クリックして「変更」を選択します。 変更アクションが使用不可の場合、選択したオブジェクトは編集に対応していません。 データ・オブジェクト・エディターが開きます。
    注: このエディターが表示されている間、データ・ソース・エクスプローラー内でのこのオブジェクトとこのオブジェクトの子に対する他のメニュー・アクション (例えば、「リフレッシュ」、「ドロップ」、または「DDL の生成」など) は使用不可になります。
  4. エディターの「データ・オブジェクト・プロパティー」セクションで、プロパティー・タブを使用してデータ・オブジェクトのプロパティーを変更します。
  5. エディターの「影響を受けるオブジェクト」セクションを展開し、ツリーから、影響を受けるオブジェクトを選択し (複数可)、生成された DDL スクリプトに組み込みます。

    ツリーに表示されているオブジェクトは、変更対象のオブジェクトに変更を行うことによって影響を受ける可能性があります。

  6. エディターの「DDL」セクションを展開し、「DDL のプレビュー」をクリックして、生成された DDL スクリプトをプレビューします。

    ある表を変更しているときに、既存の表をバックアップするように生成された DDL がある場合は、バックアップ表のデータを変更済みの表にコピーするようにその DDL を変更することが必要な場合があります。 生成された DDL はテンプレートとして使用される必要があります。

    データ・オブジェクト・プロパティー」または「影響を受けるオブジェクト」セクションで追加の変更を行う場合は、「DDL のプレビュー」を再度クリックして、生成されたスクリプトをリフレッシュします。

    エディターの DDL セクションで直接入力することはできません。 生成された DDL スクリプトを変更する場合は、「SQL エディターで開く」をクリックして、このスクリプトを SQL エディターで開きます。このエディターでは、スクリプトを変更して、これを既存のデータ・プロジェクトに保存することができます。このオプションは、後で実行する SQL スクリプトへの変更を保存する場合にも使用できます。

  7. 生成された DDL スクリプトがこれでよければ、「データ・オブジェクト・プロパティー」セクションで「DDL の実行」をクリックします。

タスクの結果

生成された DDL スクリプトがデータベース上で実行され、データ・オブジェクトおよび影響を受ける他のオブジェクトは、エディターで行った変更に従って変更されます。 「データ出力」ビューに結果が表示されます (発生したエラーがある場合はそれも表示されます)。 データ・ソース・エクスプローラーで各データ・オブジェクトを強調表示して「プロパティー」ビューを開くと、そのオブジェクトの変更を表示できます。

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