クライアント最適化のための StaticBinder ユーティリティーの実行の例

この例は、2 つの pureQueryXML ファイル上で StatiBinder ユーティリティーを実行する方式を示しています。

2 つの pureQueryXML ファイル (pureQuery 以外の API アプリケーションで作成する接続ごとに 1 つずつ) があるとします。ファイル名は capture_sales.pdqxml および capture_employee.pdqxml です。

これらは、Configure ユーティリティーのトピックにある例で使用されたものと同じ pureQueryXML ファイルです。

これらの pureQueryXML ファイル内の SQL ステートメントを使用して DB2® パッケージを作成し、以下の値を StaticBinder ユーティリティーに渡すとします。

表 1. StaticBinder ユーティリティーの値の例
オプション capture_sales.pdqxml capture_employee.pdqxml
-url jdbc:db2://sys01:500/DB2M jdbc:db2://sys01:501/DB2Q
-username user01 user02
-password nQ6wCJkz DpJR8fk2
-bindOptions QUALIFIER myQual QUALIFIER myQual
この状況では、StaticBinder ユーティリティーを実行し、DB2 パッケージを作成してバインドするために使用できる以下の 2 つの方式があります。
  • StaticBinder ユーティリティーを 2 度実行して、それぞれで異なる .pdqxml ファイルを提供する。
    java com.ibm.pdq.tools.StaticBinder -url jdbc:db2://sys01:500/DB2M -username user01 ¥
     -password nQ6wCJkz -bindOptions "QUALIFIER myQual" -pureQueryXml
    C:¥capture_files¥capture_sales.pdqxml
    java com.ibm.pdq.tools.StaticBinder -url jdbc:db2://sys01:501/DB2Q -username user02 ¥
     -password DpJR8fk2 -bindOptions "QUALIFIER myQual" -pureQueryXml
    C:¥capture_files¥capture_employee.pdqxml
  • StaticBinder ユーティリティーを一度だけ実行して、.pdqxml ファイルがリストされているオプション・ファイルを提供する。

    コマンドは、以下のようになります。

    java com.ibm.pdq.tools.StaticBinder -optionsFile myOptionsFile.txt

    オプション・ファイルは、ご使用のオペレーティング・システムがサポートする任意の名前と拡張子を付けることができ、以下のようになります。

    defaultOptions = -bindOptions "QUALIFIER myQual"
    
    C:¥capture_files¥capture_sales.pdqxml = -url jdbc:db2://sys01:500/DB2M -username user01 -password nQ6wCJkz
    
    C:¥capture_files¥capture_employee.pdqxml = -url jdbc:db2://sys01:501/DB2Q -username user02 -password DpJR8fk2

DBRM オプションを bindOptions オプションの代わりに使うことにより、DBRM ファイルを生成することができます。

Configure ユーティリティーの例では、そのユーティリティーは .pdqxml ファイルを以下の値で更新しました。

表 2. Configure ユーティリティーの値の例
Configure ユーティリティーのオプション capture_sales.pdqxml capture_employee.pdqxml
-collection first second
-markDDLForBind FALSE FALSE
-pkgVersion 1.0 1.0
-rootPkgName PK001S PK005E
-sqlLimit 200 200

その例では、capture_sales.pdqxml には 450 の SQL DML ステートメントが含まれ、capture_employee.pdqxml には 400 SQL DML のステートメントと 50 の SQL DDL ステートメントが含まれることが示されました。

StaticBinder ユーティリティーは、以下のパッケージを作成し、それらをそれぞれのサブシステム上でバインドします。
重要: この例では、Configure ユーティリティーを実行したときに markDDLForBind オプションを FALSE に設定したと仮定しています。
capture_sales.pdqxml のパッケージ
  • PK001SA1
  • PK001SA2
  • PK001SA3
  • PK001SA4
  • PK001SB1
  • PK001SB2
  • PK001SB3
  • PK001SB4
  • PK001SC1
  • PK001SC2
  • PK001SC3
  • PK001SC4
capture_employee.pdqxml のパッケージ
  • PK005EA1
  • PK005EA2
  • PK005EA3
  • PK005EA4
  • PK005EB1
  • PK005EB2
  • PK005EB3
  • PK005EB4

接尾部の文字 (A、B、C) は、sqlLimit の値により、StaticBinder が pureQueryXML ファイル用の別の DB2 パッケージを作成した箇所を示します。 接尾部の数値 (1、2、3、4) は、DB2 パッケージの分離レベルを示します。


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