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演習 1: ワークベンチの外部で Java アプリケーションを実行する

Java プロジェクトの外部にあるコンピューター上のディレクトリーに、Java アプリケーションをエクスポートします。その後、外部のディレクトリーにあるアプリケーションを実行するように、Java 環境を構成します。
始める前に
Java アプリケーションを実行するコンピューターに以下のソフトウェアがインストールされていることを確認します。
  • Java Developer Kit バージョン 1.5 以降
  • IBM® Data Server Driver for JDBC and SQLJ バージョン 3.57

前のモジュールでは、ワークベンチで Java アプリケーションを含む Java プロジェクトを作成しました。

この演習では、Java アプリケーションをコンピューター上のディレクトリーにエクスポートし、コンピューターの Java 環境を構成して、アプリケーションを SAMPLE DB2® データベースに対して実行します。

ワークベンチ環境の外部で Java アプリケーションを実行するには、以下のようにします。

  1. Java アプリケーションおよび pureQuery ファイル用に C:¥pureQuery-test という名前のテスト・ディレクトリーを作成します。
  2. ワークベンチで MySample.java ファイルのコードを更新し、ワークベンチの外部で Java アプリケーションを実行できるようにします。
    1. アプリケーションが実行するデフォルトの SQL ステートメントを変更します。

      次のコードで、変数 i の値を 0 に設定します。

          if ( args.length == 0) {
          // value for the default SQL statement to run
             i = 0 ;
    2. pureQuery メソッド DataVersion を使用するメソッド呼び出しを無効にします。

      DataVersion を呼び出す myPdqVersion() ; コード行の前にスラッシュを 2 つ追加します。

          Connection myTestConn=null;
          myTestConn=getConnection();
      
          //print pureQuery information
         // myPdqVersion() ; 
  3. Java コードだけを含み、DB2 ドライバー・ファイルまたは pureQuery ランタイム・ファイルを含まない JAR ファイルとして、Java アプリケーションをエクスポートします。
    1. パッケージ・エクスプローラーで、MySample.java ファイルを右クリックし、「エクスポート」 > 「Java アプリケーション」をクリックします。
    2. エクスポート」ウィンドウで、「Java」 > 「JAR ファイル」を選択し、「次へ」をクリックします。
    3. JAR ファイルの指定」ウィンドウで、次のようにします。
      • エクスポートするリソースの選択」ペインで、MySample.java ファイルのみが選択されていることを確認します。
      • 生成されたクラス・ファイルとリソースをエクスポートする」を選択します。
      • JAR ファイル」フィールドで、出力ファイルとして C:¥pureQuery-test¥mytestapp.jar を指定します。
      • オプション」セクションで、「JAR ファイルの内容を圧縮する」のみが選択されていることを確認します。
    4. 完了」をクリックして JAR ファイルを作成します。

    ワークベンチが C:¥pureQuery-test¥mytestapp.jar JAR ファイルを作成します。この JAR ファイルには、myTestApp¥MySample.class ファイルと MANIFEST.MF ファイルのみが含まれます。

  4. JDBC ドライバー・アプリケーション用の JAR ファイルを CLASSPATH に追加します。
    1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、ディレクトリーを c:¥pureQuery-test に設定します。

      ウィンドウに cd c:¥pureQuery-test コマンドを入力します。

    2. SET コマンドを使用して CLASSPATH にファイルを追加します。
      例えば、DB2 データベース・ドライバー JAR ファイルが C:¥DB2¥drivers ディレクトリーにインストールされている場合は、次のコマンドを使用して CLASSPATH にファイルを追加します。SET コマンドを 1 行に入力します。
      set CLASSPATH=C:¥DB2¥drivers¥db2jcc_license_cu.jar;C:¥DB2¥drivers¥db2jcc.jar;
          C:¥pureQuery-test¥MyTestApp.jar;%CLASSPATH%;
  5. アプリケーションを実行します。
    次のコマンドをコマンド・プロンプト・ウィンドウに入力します。
    java myTestApp.MySample
    アプリケーションが実行されます。出力がコマンド・プロンプト・ウィンドウに表示されます。次に出力の例を示します。
     =======
    case 0
    case 0 - employee count: 36
    Finished case 0

    アプリケーションでは pureQuery のクライアント最適化が有効でなく、pureQuery ランタイム機能は使用されません。

    注: コマンド・ウィンドウは閉じないでください。コマンド・ウィンドウで設定した CLASSPATH 環境変数を、次の演習で使用します。

演習のチェックポイント

この演習では、Java アプリケーションをエクスポートし、ワークベンチの外部で実行しました。
以下のタスクを完了しました。
  • ワークベンチの外部で実行できるように、Java アプリケーションを更新しました。
  • アプリケーションを JAR ファイルとしてエクスポートしました。
  • CLASSPATH を更新し、DB2 ドライバー JAR ファイルを組み込みました。
  • アプリケーションを実行しました。
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