特殊レジスターを設定する SQL ステートメント

多くの SET ステートメントは、アプリケーションがそれらを静的に実行するときに問題を引き起こす可能性があります。 特殊レジスターを設定するには、バインド・オプションを使用します。
表 1. 特殊レジスターの設定用のバインド・オプション
特殊レジスター DBMS バインド・オプション
CURRENT DECFLOAT ROUNDING MODE
  • DB2® for Linux, UNIX, and Windows
  • DB2 for z/OS®
ROUNDING CEILING | DOWN | FLOOR | HALFDOWN | HALFEVEN | HALFUP | UP
CURRENT DEGREE
  • DB2 for Linux, UNIX, and Windows
  • DB2 for z/OS
DEGREE 1 | ANY
CURRENT OPTIMIZATION HINT DB2 for Linux, UNIX, and Windows 使用不可
DB2 for z/OS OPTHINT hint-id
CURRENT PACKAGESET DB2 for Linux, UNIX, and Windows SET CURRENT PACKAGESET はサポートしますが、特殊レジスターはサポートしません。
DB2 for z/OS CURRENT PACKAGESET 内の単一パッケージ名用の BIND PACKAGE (package-name)
CURRENT PATH、または CURRENT_PATH
  • DB2 for Linux, UNIX, and Windows
  • DB2 for z/OS
PATH schema-name | USER | schema-name , USER
CURRENT RULES DB2 for Linux, UNIX, and Windows 使用不可
DB2 for z/OS SQLRULES DB2 | STD
CURRENT SCHEMA、または CURRENT_SCHEMA
  • DB2 for Linux, UNIX, and Windows
  • DB2 for z/OS
QUALIFIER schema-name
CURRENT SQLID DB2 for Linux, UNIX, and Windows 使用不可
DB2 for z/OS なし。バインドを実行するために使用された許可により決定される ID。
アプリケーションが SET ステートメントを使用して後続の SQL ステートメントに対して Connection オブジェクトを準備する場合、以下の条件が当てはまれば、それらの SET ステートメントは静的実行中に問題を引き起こすことはありません。
  • アプリケーションが SET ステートメントをデータ・ソースへの接続の確立直後に実行する。
  • 特殊レジスターが、対応するバインド・オプションを持っているか、または動的および静的の両方の SQL に適用される。

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