DB2 データベース上に、名前付きのパッケージ・セットである コレクション を作成できます。 -collection オプションを付けた pureQuery Configure ユーティリティーを使用して、pureQueryXML ファイル内の SQL ステートメントのコレクション名を指定します。その後、構成された pureQueryXML ファイルで pureQuery StaticBinder ユーティリティーを実行します。pureQueryXML ファイルにある SQL ステートメントを複数のコレクションにバインドする場合は、-bindOptions "COLLECTION(collection-name)" オプションで StaticBinder ユーティリティーを起動できます。
pureQuery クライアント最適化プロセスのバインド・ステップの際のデフォルトのバインド操作は、既存のパッケージの置き換えです。ロケーション、コレクション ID、およびパッケージ名という 3 つの同じパッケージ ID を持つ新規パッケージがバインドされます。
BIND 操作中、パッケージが削除されるまでは、パッケージは同じロケーション、コレクション ID、およびパッケージ名を持つターゲット・サーバーのロケーションに存在します。新しく更新された整合性トークンを含む新規パッケージのみが存在することになります。この操作が実行された後、別の整合性トークンを持つ以前のバージョンのアプリケーション (つまり、pureQuery クライアント最適化の場合は、以前のバージョンの pureQueryXML ファイル) は、実行できなくなります。
アプリケーションで各バージョンのロジックを提供することなく、システムに複数のバージョンが同時に存在できるようにする場合は、Configure ユーティリティーの実行時に -pkgVersion オプションを使用できます。-pkgVersion オプションを指定すると、ファイル名にバージョン・タグが付加された pureQueryXML ファイルのコピーが作成されます。-pkgVersion オプションを付けて Configure を起動するたびに、新しい整合性トークンが生成され、その整合性トークンと共にファイルのコピーが保存されます。
実行時に複数のバージョンのパッケージを使用する場合は、さまざまなパッケージ・バージョンを起動する別個の pureQueryXML ファイルを保守する必要があります。データベース・サーバー上で正しいパッケージ・バージョンを実行するには、pureQuery クライアント最適化対応のアプリケーションが正しい pureQueryXML ファイルを使用していることを確認する必要があります。