finalRepositoryProperties プロパティー

pureQuery 対応のアプリケーションで使用される pureQuery プロパティーのロケーションを指定します。

pureQuery 対応のアプリケーションは、ローカル・ファイル・システム、 リモート・ファイル・システム、およびデータベースに作成されたリポジトリーから pureQuery プロパティーを取得できます。

pureQuery Runtime は、pureQuery プロパティーの指定がサポートされているすべてのロケーションの pureQuery プロパティーを処理した後で、finalRepositoryProperties プロパティーを処理します。

finalRepositoryProperties プロパティーでデータベース内に作成されたリポジトリーを指定した場合に、pureQueryXml プロパティーも指定されていると例外がスローされます。

以下は、finalRepositoryProperties の有効な値です。

ds://DataSource-name
JNDI (Java Naming and Directory Interface) データ・ソース名を使用してデータベースを指定します。 データ・ソースに名前でアクセスできるようにするため、JNDI ディレクトリー・サービスを登録する必要があります。 データベースにはリポジトリーが含まれていなければなりません。 リポジトリーに接続するデータベース・ユーザーには、そのリポジトリーにアクセスするための適切なデータベース特権が必要です。 pureQuery Runtime は、pureQuery ランタイム・プロパティーおよび (オプションとして) pureQueryXML データをデータベースから取得して使用します。

JNDI データ・ソース参照は、ほとんどのアプリケーション・サーバーでサポートされます。

propertiesGroupId プロパティーでランタイム・グループ ID を指定することも必要です。 そうしない場合、例外がスローされます。

以下は、DataSource URL の例です。

ds://AccountsPayableAppl1
ds://jdbc/sample
file://directory-path
プラットフォーム固有のディレクトリー・パスを指定します。 以下は、UNIX および Windows ファイル・システムの場合の例です。
  • UNIX システムの相対パス:
    file://applicationProperties/application1
  • UNIX システムの絶対パス:
    file:///etc/services
  • Windows システムの相対パス:
    file://applicationProperties/application1.properties
  • Windows システムの絶対パス名:
    file:///C:/WINDOWS/system32/drivers/etc/services
    file:///C:/Documents and Settings/All Users/IBM/installRegistry.xml
注: プラットフォーム固有のディレクトリー・パスでは、ファイル名にスペースを使用できます。
jdbc:JDBC-URL
JDBC URL を使用してデータベースを指定します。データベースにはリポジトリーが含まれていなければなりません。 リポジトリーに接続するデータベース・ユーザーには、そのリポジトリーにアクセスするための適切なデータベース特権が必要です。 pureQuery Runtime は、pureQuery ランタイム・プロパティーおよび (オプションとして) pureQueryXML をデータベースから取得して使用します。

propertiesGroupId プロパティーでランタイム・グループ ID を指定することも必要です。 そうしない場合、例外がスローされます。

以下は、JDBC URL の例です。
jdbc:db2://localhost:50000/SAMPLE:user=username;password=passwd;

finalRepositoryProperties プロパティーの処理

pureQuery Runtime は、finalRepositoryProperties プロパティーを以下の方法で処理します。
  1. finalRepositoryProperties プロパティーで指定されたロケーションから pureQuery ランタイム・プロパティーを取得および設定する前に、pureQuery クライアント最適化と既存の pureQuery ランタイム・プロパティーがデフォルト値にリセットされます。 グローバル pureQuery プロパティーとして取得および設定されたプロパティーは、影響を受けません。 以下のリポジトリー定義プロパティーが保持されます。
    • finalRepositoryProperties プロパティーは変更できません。
    • propertiesGroupId プロパティーは変更できません。
    • repositoryRequired プロパティーはデフォルト値にリセットできません。
    • propertiesRefreshInterval プロパティーは、取得したプロパティーのセットにプロパティーを指定することで変更できます。
  2. finalRepositoryProperties プロパティーで指定されたロケーションから取得および設定されたプロパティーは、それらを設定したアプリケーションにのみ影響を与えます。
  3. プロパティーが pureQuery クライアント最適化に対して有効ではない場合、プロパティーは無視されます。 そして、finalRepositoryProperties プロパティーで指定されたロケーションからプロパティーが取得されます。 ロギングが有効である場合、メッセージがログ・ファイルに書き込まれます。
  4. finalRepositoryProperties プロパティーは、複数レベルの間接参照をサポートしません。 finalRepositoryProperties プロパティーが finalRepositoryProperties プロパティーの使用時に取得されるプロパティーの 1 つとしても指定されている場合、そのプロパティーは無視されます。
  5. propertiesGroupId プロパティーは、finalRepositoryProperties プロパティーの使用時に 取得されるプロパティーに指定されている場合には、無視されます。
  6. propertiesRefreshInterval プロパティーは、 finalRepositoryProperties プロパティーを使用して取得されるプロパティーに指定できます。
  7. repositoryRequired プロパティーは、 finalRepositoryProperties プロパティーの使用時に取得される プロパティーのセットに指定できます。

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