pureQuery クライアント最適化のための Java 環境

pureQuery クライアント最適化のための Java 環境のガイドラインおよび推奨情報には、接続タイプ、クラスパス設定、DB2® for z/OS® データ・ソースの考慮事項が含まれます。 さらに、構成およびプロパティー解決を検証するためのツールも使用できます。
接続タイプ
pureQuery クライアント最適化対応の Java アプリケーションは、タイプ 2 またはタイプ 4 の接続でデータベースに接続できます。 pureQuery Runtime は、どちらの接続タイプでも動作します。
CLASSPATH 設定
アプリケーションでは、環境変数 CLASSPATH に、データベース・ドライバー JAR ファイルおよび pureQuery Runtime JAR ファイル pdq.jar の両方を含める必要があります。 pureQuery pdqmgmt.jar ファイルおよびその他の必要なドライバー・ファイルもまた、CLASSPATH に含める必要があります。 例えば、IBM® Data Server Driver for JDBC and SQLJ を使用する場合、環境変数 CLASSPATH には、データベース・ドライバー JAR ファイル db2jcc.jar、ライセンス JAR ファイル db2jcc_license_cisuz.jar、およびその 2 つの pureQuery Runtime JAR ファイルを含める必要があります。
z/OS データ・ソース
JAR ファイルは、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ および pureQuery Runtime 製品がインストールされている z/OS システム上で使用できます。

z/OS システムにドライバーおよび pureQuery Runtime をインストールした後、IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ JAR ファイルは DB2 バージョン 9 システムの /usr/lpp/db2910/classes ディレクトリーで使用でき、pureQuery JAR ファイルは /usr/lpp/pqrnn/lib/IBM ディレクトリーで使用できます。 nn は、pureQuery Runtime のリリース・バージョンです。

BIND 権限を持ち、CLASSPATH にある必要な JAR ファイルで設定された z/OS 上の UNIX (USS) を使用するデータベース管理者またはユーザーは、 アプリケーションで pureQuery クライアント最適化を使用し、SQL ステートメントを静的に実行させることができます。

構成および pureQuery プロパティー評価の検証ツール
pureQuery をインストールおよび構成し、特定のアプリケーションまたはデータ・ソースのデプロイメント用のプロパティーを構成した後、pureQuery Runtime を使用して、構成およびプロパティー解決を検査および検証できます。 特定のアプリケーションに対して 2 つ以上の方法で pureQuery Runtime プロパティーが指定されている場合、 定義された連結およびオーバーライドのシーケンスにより、プロパティー設定が解決されます。 環境内のプロパティー設定を、以下の 2 つの方法のうちいずれかで検証できます。
DataVersion ユーティリティー
コマンド行から実行する、スタンドアロン・アプリケーション用のこのツールを使用します。 例えば、-configuration オプションを指定して DataVersion ユーティリティーを使用し、pureQuery および JDBC ドライバー・レベルのレポート、pureQuery プロパティー解決の詳細な説明を取得できます。 プロパティー解決の正確なレポートを提供するには、ご使用のアプリケーションが実行される同じ環境で、このユーティリティーを実行する必要があります。 DavaVersion ユーティリティーの使用は、アプリケーション・サーバー環境内では扱いにくい場合があります。 DataVersion ユーティリティーは、同じドライバーおよびプロパティーの情報を取得するために、Java プログラム内のメソッドを使用して呼び出すことができます。 情報を集めて報告するには、アプリケーションを書いて、アプリケーション・サーバーにデプロイする必要があります。
pureQuery ロギング機能
pureQuery ロギング機能を使用できます。pdq.traceLevel の値を CONFIG に設定すると、構成およびプロパティー評価に関する情報が確認できます。 指定されたプロパティーを pureQuery が検出した場所、連結およびオーバーライド処理による最終解決の内容が出力として示されます。 pureQuery Runtime が期待した設定に対応していない場合、または予想とは異なる構成およびプロパティー評価がログに表示された場合は、 この情報をレビューし、さまざまな原因 (WebSphere Application Server 環境での pureQuery ランタイム・プロパティーのスコープ) に基づいて pureQuery がプロパティーをどのように解決するかを理解してください。

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