このトピックでは、Windows 上に Agent Controller を構成して、構成されたテスト ケースのリモート実行を使用可能にする方法を説明します。
始める前に
Agent Controller を構成するには、それを事前にインストールしておく必要があります。Rational Performance Tester のインストール手順で Agent Controller をインストールし、構成できます。したがって、そのテスト ツールのために追加の構成ステップを実行する必要はありません。このトピックは、Rational Functional Tester、または Rational Robot を使用する場合に適用されます。
詳細については、テスト ツールのヘルプのヘルプ トピック「Agent Controller の操作」を参照してください。
Agent Controller を構成する前に、これがシステム サービスとして実行されているかどうか確認してください。Agent Controller のサービス名は IBM Rational Agent Controller (ACWinService.exe) です。Agent Controller がシステム サービスとして実行されている場合は、構成手順を実行する前に停止します。
このタスクについて
Agent Controller システム サービスを停止するには、管理者権限が必要です。Agent Controller システム サービスを停止するには、次の手順で行います。
- Windows の [コントロール パネル] で [管理ツール] をダブルクリックします。さらに [サービス] をダブルクリックします。
- [サービス] ウィンドウで、[IBM Rational Agent Controller] をダブルクリックして、そのプロパティ シートを開きます。
- [Startup type] フィールドで、ドロップダウン リストから [Manual] を選択します。
[Stop] をクリックします。[OK] をクリックします。
PATH 環境変数を編集して、コンピュータにインストールされている Java ランタイム環境 (JRE) へのパスを組み込む必要があります。以下の手順を実行して、PATH 環境変数を編集します。
- Windows の [コントロール パネル] で [システム] をダブルクリックして、そのプロパティ シートを開きます。
- プロパティ シートで、[詳細設定] をクリックします。[環境変数] をクリックします。
- [システム環境変数] テーブルから [Path] 変数を選択します。
[編集] をクリックします。
- JRE へのパスがまだ [変数値] フィールドに存在しない場合は、値の最後に追加します。値の最後のパスと新規のパスを区切るには、セミコロンを使用します。例えば、次のように指定します: ;C:¥Program
Files¥IBM¥RFT70¥jdk¥jre¥bin
- [OK] をクリックし、再度 [OK] をクリックします。
これで、Agent Controller 構成ユーティリティを実行できます。
- DOS コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
- Agent Controller の bin ディレクトリにナビゲートします。
例えば、次のように指定します: cd
C:¥Program Files¥IBM¥SDP70Shared¥AgentController¥bin
- SetConfig と入力して、Enter キーを押します。
- 構成ユーティリティから次のプロンプトが出されます: [「java.exe」の完全修飾パスを指定してください]。デフォルト値は、テスト製品でインストールされた JRE へのパスです。Enter キーを押して、表示されたデフォルトのパスを受け入れるか、または別のパスを入力して Enter キーを押します。
Rational Functional Tester の場合、JRE バージョンは、リモート コンピュータで実行する計画の、構成されたテスト ケースに関連付けられたテスト スクリプトのコンパイルに使用された JRE バージョンと同じでなければなりません。
- 構成ユーティリティから次のプロンプトが出されます: [ネットワーク アクセス モード (ALL= すべてのホスト、LOCAL= このホストのみ、CUSTOM= ホストのリスト)]。デフォルト値は LOCAL です。ALL を入力して Enter キーを押すと、ClearQuest Test Manager クライアントが、構成されたテスト ケースをこのコンピュータで実行できます。
- 構成ユーティリティから次のプロンプトが出されます: [セキュリティが有効になりました (はい/いいえ) ]。デフォルト値は FALSE です。[セキュリティが有効になりました] オプションは、現在サポートされていません。Enter キーを押して、デフォルト値を受け入れます。
- 残りのプロンプトでは、デフォルト値を受け入れます。
これで、Agent Controller が適切に構成されたので、次の手順で開始します。
- DOS プロンプト ウィンドウで、Agent Controller の bin ディレクトリにナビゲートします。
例えば、次のように指定します: cd C:¥Program Files¥IBM¥SDP70¥AgentController¥bin
- ACServer と入力して、Agent Controller プロセスを開始します。