DB2 のデータベースのプロパティと接続情報

DB2 データベースを使用し、バージョン 7.1.x 以降にアップグレードする場合は、スキーマ リポジトリとユーザー データベースのデータベースのプロパティを更新する必要があります。

クライアントがユーザー データベースに接続する前に、Rational® ClearQuest® スキーマ リポジトリとユーザー データベースのすべてを実行するために使用される物理データベースを含めて、それぞれの物理 DB2 データベースについて binddb2pkg コマンドを実行しなければなりません。 コマンド構文は次のとおりです。

binddb2pkg server database DB2_admin DB2_password [port]

既存のユーザー データベースを DataDirect ドライバの更新済みバージョンが入っている Rational ClearQuest のバージョンにアップグレードする場合は、binddb2pkg コマンドを実行してください。 詳しくは、binddb2pkg リファレンス ページを参照してください。

データベースが、ポート値 50000 を使用していない DB2 インスタンスにある場合は、ポート値の指定が必要です。

バージョン 7.0 より前のリリースでは、メンテナンス ツールにより次のフィールドが DB2 のデータベースのプロパティのページにリストされました。
バージョン 7.0 以降では、メンテナンス ツールにより次のフィールドが DB2 のデータベースのプロパティのページに表示されます。

バージョン 7.0 での重要な変更の 1 つは、[データベース別名] フィールドが [データベース] フィールドに置換されたことです。[データベース別名] フィールドは、DB2 クライアント ソフトウェアが使用する別名の保管に使用されていました。別名はバージョン 7.0 以降では必要なくなりましたが、DataDirect ドライバは DB2 データベースの名前を必要とします。データベース別名が DB2 データベースの名前と同じであれば、このフィールドの内容を変更する必要はありません。

もう 1 つの重要な変更は、[サーバー] フィールドの追加です。 [サーバー] フィールドの値は、DB2 データベースが稼働するサーバーのコンピュータ名でなければなりません。

[管理者のユーザー名] と [管理者パスワード] フィールドの内容を変更する必要はありません。

[接続オプション] フィールドも追加されました。このフィールドの有効なパラメータは、DATABASE、HOST、PORT です。パラメータ名は、大文字小文字が区別されませんが、値には大文字小文字の区別があります。パラメータとパラメータの間は、スペースを入れずにセミコロンで区切る必要があります。

[接続オプション] フィールドの中の DATABASE と HOST パラメータはオプションです。

データベースに別の名前を指定するには、次の形式を使用します。

DATABASE=name

ホストに別の名前を指定するには、次の形式を使用します。

HOST=host

[接続オプション] フィールド内の PORT パラメータは、DB2 データベースがデフォルト ポート (50000) にあるときは必要ありませんが、DB2 データベースがデフォルト以外のポートにあるときは必要です。

データベースのポート番号がデフォルト (50000) と異なる場合、ポート番号を次の形式で入力します。

PORT=number


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