アップグレード計画

このリリースで可能なアップグレード パスは 2 つあります。 2003.06.xx (6.0) から 7.1.x または 7.0.xx から 7.1.x にアップグレードします。この 2 つのアップグレード パスの要件は全般的に同じですが、現在の環境の状態によっては、2003.06.xx (6.0) から 7.1.x へのアップグレードの方が 7.0.xx から 7.1.x へのアップグレードよりも多くの作業を必要とする可能性があります。

Rational® ClearQuest® のアップグレードは明確な段階に分かれます。 まずアップグレードを計画し、次に Rational ClearQuest バージョン 7.1.x をインストールします。インストール後、どのコンポーネントをインストールするよう選択したかに応じて、アップグレード後の構成タスクを行う必要があります。

表 1 は、アップグレードを完了するための作業をリストしています。 現在の環境によっては、不要な作業があるかもしれません。 ただし、実際に必要かどうか確認するために、すべての作業をよく検討してください。

既存の Rational ClearQuest 環境の詳細なインベントリを作成します。 識別すべき情報の種類は、次のとおりです。

ソフトウェアのアップグレードでは、ソフトウェアと環境の両方が変更されます。多くの組織では、 アップグレードが成功するかどうかを、ネットワークの非実動領域をアップグレードすることによって検証します。このテストにより、環境内のハードウェアとソフトウェアに適用される特殊要件を識別し、アップグレード プロセスに必要な時間を判別できます。

注: 「バージョン 7.0」と呼ぶ場合は、7.0 で始まるすべてのリリース、変更、 およびフィックスパックを含みます (7.0.0.0、 7.0.0.0-iFIX001、 7.0.0.0-iFIX002、 7.0.0.1、 および 7.0.0.1-iFIX001 など)。

インフォメーション センターのトピックの印刷については、PDF の作成またはトピックの印刷を参照してください。

表 1. 7.1.x アップグレードのワークフロー
タスク クライアントおよび/またはサーバー 情報 コメント
すべてのデータおよびリポジトリのバックアップ

クライアント

サーバー

以下をバックアップします。
  • スキーマ リポジトリ
  • ユーザー データベース
  • 変更または作成した構成ファイル
 
システム要件の確認

クライアント

サーバー

システムとソフトウェアの要件 ご使用の環境が、今回のリリースのシステムとソフトウェアの要件を満たしていることを確認します。
Rational Web Platform (RWP) から Change Management (CM) サーバーへの移行

サーバー

ClearQuest Web 構成ファイルの保存 ご使用の環境で Rational ClearQuest Web を使用する場合、特定のファイルの設定を持ち越したいならば、それらのファイルを保存する必要があります。 バージョン 7.1.x では CM サーバーが RWP に取って代わります。
すべての Rational ClearQuest クライアントとサーバーを同時にアップグレードするか、段階的にアップグレードするかを決定します

クライアント

サーバー

アップグレード方針の選択  
機能レベル 5、6、または 7 から機能をインプリメントするかどうかを決定します

クライアント

サーバー

機能レベルの決定 機能レベル 7 は、全文検索、ペシミスティック レコード ロック、および FIPS 140–2 準拠のデータ暗号化をサポートしています。
Rational ClearQuest 7.1.x レポート作成機能を使用したレポート作成のストラテジを決定します。

サーバー

レポート環境の計画と構成 レポート作成に関する情報が提供されるので、ClearQuest Report Server for Crystal Reports および Report Server for ClearQuest をインストールするかどうかを判別するのに役立ちます。
7.0.xx リリースで使用可能な追加のコード ページを利用するかどうか決定します

サーバー

コード ページと各国語サポート 各国語サポート (NLS) 機能の使用に関する情報です。
アップグレード前に、未解決の MultiSite パケットをすべてインポートします

サーバー

すべての MultiSite パケットのインポート レコード ID 数を、1600 万レコードから、1 億の状態ありレコードおよび 20 億の状態なしレコードに上げるオプションがあります。
製造元データベースをアップグレードして、該当する追加のデータベース構成タスク (例えば Oracle データベースでの LONG データから CLOB データへの変換) をすべて実行します。

サーバー

製造元データベースのアップグレード  
すべてのスキーマのチェックイン

サーバー

スキーマのチェックイン 管理ホストに変更を行う前に、Designer を使用して、チェックアウトされているすべてのスキーマをチェックインします。管理ホストをバージョン 7.1.x にアップグレードした後は、前のリリースによってチェックアウトされたままのスキーマにはアクセスできません。

Rational ClearQuest のアップグレード後に行う作業がいくつかあります。 これらの構成タスクは、どのコンポーネントを環境に含めるかに応じて必須またはオプションです。 必須のタスクには、パッケージのアップグレード、データベース接続情報などがあります。 その他のタスクとしては、レポート サーバーの構成、Rational ClearQuest Web 構成の移行などがあります。


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