データベースがデフォルトのポート上にない

デフォルトのポートを使用しないバージョン 7.0 以降のクライアントの場合は、[接続オプション] フィールドにポート番号を指定する必要があります。ただし、 バージョン 2003.06.12 以前のクライアントの場合、接続情報を指定することは不可能です。したがって、Rational® ClearQuest® バージョン 2003.06.12 以前のクライアントとバージョン 7.0 以降のクライアントが、同じ DB2 データベースにアクセスできるためには、DB2 データベースがデフォルトのポート (50000) で稼働するか、すべてのデータベースが同じデフォルト以外のポートで稼働しなければなりません。

DB2 データベースがデフォルト ポート上で稼働する場合、特別の操作は必要ありません。

すべてのデータベースが同じポート番号を使用する場合、次のようにして接続情報を変更できます。
  1. スキーマ リポジトリとユーザー データベースのデータベースのプロパティのページで、ポート番号を指定しません。
  2. installutil registerconnectoptions コマンドを使用して、すべての 7.0 以降の Windows クライアントでポート番号を更新します。
  3. すべての Linux および UNIX システム クライアントの CQ_OVERRIDE_DB2_CONNECT_OPTIONS 環境変数の中のポート番号を更新します。

スキーマ リポジトリとユーザー データベースの接続情報を変更する場合、新しい接続プロファイルを Rational ClearQuest クライアントに反映する必要があります。新しい接続プロファイルを Rational ClearQuest クライアントに反映する方法について詳しくは、接続情報のクライアントへの反映を参照してください。

すべてのデータベースが同じポート上で稼働しない場合、データベース サーバー上で DB2 データベースをデフォルトのポート (50000) に切り替えることができます。この場合、スキーマ リポジトリまたはユーザー データベースのデータベースのプロパティのページにポートを指定する必要はありません。また、クライアントの接続プロファイルを更新する必要もありません。データベース管理者に確認してください。組織によっては、セキュリティ上の理由から、デフォルト ポートにデータベースを置かないところもあります。

これらのオプションのどれも許容できない場合は、すべてのクライアントをバージョン 7.0.1 に同時にアップグレードする必要があります。

図 1 にプロセスを示します。

図 1. DB2 に関するバージョン間の互換性
DB2 を使用した異なるリリースの
Rational ClearQuest クライアントが相互運用できるようにするために必要な関連構成を示すフローチャート。

フィードバック