TSlogger ロギングの構成

TSlogger (変更管理 (CM) サーバーのバックエンド ONCRPC サーバー プロセスの記録に使用されるパッケージ) の構成をカスタマイズできます。

このタスクについて

TSlogger のロギングとトレースのデフォルト設定には変更は必要ありませんが、 ファイル tslogger.properties のいくつかのプロパティを編集することで、 それらの設定をカスタマイズできます。 このファイルには、プロパティ値および対応する有効値の範囲を変更できるラベル付きの領域が含まれます。 TSlogger ロギング メカニズムは、CM サーバーの重負荷下で 発生する可能性のある問題を回避するために、デフォルトでは無効になっています。 これらの問題には、応答に最大 10 分かかる可能性がある要求や、TSlogger が有効になっているときに 失敗する可能性がある要求などがあります。

tslogger.properties ファイルは、 以下の場所にあります。
Windows の場合
¥Program Files¥IBM¥RationalSDLC¥common¥CM¥bin¥tslogger.properties
UNIX システムおよび Linux の場合
/opt/rational/common/CM/bin/tslogger.properties
ログ ファイルおよびトレース ファイルは、以下のロケーションに書き込まれます。
Windows の場合
¥Program Files¥IBM¥RationalSDLC¥common¥CM¥logs¥server1¥ccrpc (および ¥cqrpc)
UNIX システムおよび Linux の場合
/opt/rational/common/CM/logs/server1/ccrpc (および /cqrpc)
ログ ファイルおよびトレース ファイルには、以下が含まれます。
SystemOut.log
一般的なログ出力。デフォルトでは無効です。
SystemErr.log
エラー/例外出力。デフォルトでは無効です。
trace.log
トレース出力で、デフォルトでは無効です。

ログ ファイルおよびトレース ファイルがいっぱいになると、ファイルのローテーションが行われ、次のファイルに出力されます。 ローテーション可能な最大ファイル数に達すると、最も古いファイルが削除され、次のファイルの場所が確保されます。

ロギング レベルを要約すると、以下のようになります。
  • OFF: すべてのロギングとトレースを無効にします。
  • ERROR: JSR47 の SEVERE に相当します。
  • WARNING: JSR47 の WARNING に相当します。
  • INFO: JSR47 の INFO に相当します。
  • DEBUG_MIN: JSR47 の FINE に相当します。
  • DEBUG_MID: JSR47 の FINER に相当します。
  • DEBUG_MAX: JSR47 の FINEST に相当します。
  • ALL: すべてのレベルのロギングとトレースを有効にします。

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