サポートされるデータ コード ページ

このトピックでは、サポートされるデータ コード ページについて説明します。

表 1 に、 Rational® ClearQuest® がサポートする データ コード ページと、その関連言語を示します。

バージョン 7.1.1 以降、ClearQuest で、DB2 および Oracle データベース セットに対して UTF-8 (8-bit Unicode Transformation Format) コード ページをサポートするようになりました。これは、異なる言語の文字に対して、ClearQuest が、複数言語データ ストレージをサポートすることを示しています。UTF-8 を ClearQuest データ コード ページとして使用する場合、いくつかの実質的な制限があります。詳細については、「サポートされる製造元データベース文字セット」を参照してください。

SQL Server の場合、ClearQuest は、Unicode コード ページをサポートしません。これは、ClearQuest では、SQL Server データベースに保管できる文字は、1 つの文字セットの文字だけであることを意味します。ClearQuest では、異なる文字セットによる複数言語データ ストレージは、SQL Server についてはサポートされません。

表 1. サポートされる Rational ClearQuest データ コード ページ
コード ページ 言語
65001 (UTF-8) 双方向または複雑なスクリプト言語以外の言語
20127 (US_ASCII) 英語
セーフ シフト JIS (60932) 日本語
932 日本語
936 中国語 (簡体字)
949 韓国語
950 中国語 (繁体字)
1250 (東ヨーロッパ) チェコ語、クロアチア語、ハンガリー語、ポーランド語、ルーマニア語、スロバキア語、スロベニア語、アルバニア語
1251 (キリル文字) ベラルーシ語、ブルガリア語、マケドニア語、ロシア語、セルビア語、ウクライナ語
1252 (西ヨーロッパ) スペイン語、デンマーク語、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、ノルウェー語、オランダ語、ポルトガル語、スウェーデン語
1253 ギリシャ語
1254 トルコ語
1255 ヘブライ語
1257 (バルト語) エストニア語、リトアニア語、ラトビア語

個々のデータ コード ページに関する特別な考慮点

それぞれの データ コード ページは、1 つの Microsoft コード ページに対応します。Microsoft Windows コード ページに含まれる文字のうちの少数のものは、サポートされるすべての製造元データベースのすべてにわたって正しい操作をサポートするため、対応する ClearQuest データ コード ページから除外されています。

このことに加えて、特定のデータ コード ページに当てはまる特別な考慮点を以下の各セクションに記述します。

データ コード ページ 1255 (ヘブライ語) のサポート

ClearQuest データ コード ページが 1255 に設定されている場合は、ヘブライ語の文字は、次のように格納と表示ができます。
  • ヘブライ語は、フォーム上のラベルとして使用できます。
  • ヘブライ語文字のみの文字列は、文字列データを受け入れるあらゆるフィールドに入力と表示ができます。
  • ヘブライ語と ASCII が混合している場合、 ヘブライ語と ASCII が異なる行にあって同じ行に混在しない限り、 複数行テキスト フィールドに入力と表示ができます。
  • ヘブライ語は、結果グリッドに表示できます。
  • ヘブライ語は、フィルタで使用できます。ただし、それぞれのフィールドでフィルタに使用できる言語は 1 つだけです。1 つのフィールドのフィルタに、 ヘブライ語と ASCII を混在して使用することはできません。

データ コード ページ 60932 (日本語セーフ シフト JIS) の使用

前のバージョンの ClearQuest で 作成されたスキーマ リポジトリには、EUC-JP エンコード製造元データベース文字セットを使用する 製造元データベースに対して実行されるものがあります。EUC-JP は、日本語 Linux または UNIX システムの 標準コード ページですが、Windows 上で稼働するいくつかの日本語データベースでも使用できます。バージョン 7.0 以降の拡張コード ページのサポートを利用するために、 データ コード ページ 60932 (セーフ シフト JIS とも呼ばれます) のサポートが提供されています。

データ コード ページ 60932 は、ClearQuest データ コード ページの 1 つであり、 日本語コード ページ 932 (Windows での標準) と EUC-JP に共通の文字から構成されています。このデータ コード ページは、EUC-JP に安全に変換できない文字の入力をブロックします。これは、EUC-JP 製造元データベース文字セットを使用する UNIX システムおよび Linux 上のデータベース サーバーに日本語データを保存するときのデータ保全性を確保するために使用されます。


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