EntityDef オブジェクト

EntityDef オブジェクトは、スキーマ内のいずれかのレコード タイプ を表します。

スキーマでは、レコード タイプで、1 つの種類のレコードのメタデータを指定します。レコード タイプ メタデータで、そのレコードの汎用構造を定義します。メタデータには、ユーザー データ自体は組み込まれません。レコード タイプ メタデータには、フィールド数、フィールドの名前、各フィールドに必要なデータ タイプ、許可されたアクション名、許可された状態名などが含まれています。

EntityDef オブジェクトは、レコード タイプのランタイム表現です。EntityDef オブジェクトには、IBM® Rational® ClearQuest® が、実行時に対応する Entity オブジェクトの作成に使用する情報が含まれています。EntityDef オブジェクトは、状態ありでも状態なしでもかまいません。状態あり EntityDef オブジェクトには、対応する Entity オブジェクトの取り得る状態についての情報が含まれています。状態なし EntityDef オブジェクトには状態情報はありませんが、一意のキーとして使用する Entity オブジェクトのフィールドを指定します。

EntityDef オブジェクトは、実行時に作成または変更できません。新規 EntityDef オブジェクトを作成するには、Rational ClearQuest Designer を使用して対応するレコード タイプを定義する必要があります。EntityDef オブジェクトを使用すると、対応するレコード タイプについての情報を取得できます。例えば、GetFieldDefNamesGetActionDefNamesGetStateDefNames の各メソッドを使用すると、それぞれレコード タイプのフィールド、アクション、状態を取得できます。また、GetFieldDefType または GetActionDefType メソッドを使用して、特定のフィールドまたはアクションのタイプを取得することもできます。

現在の Session オブジェクトのメソッドを使用すると、有効な EntityDef オブジェクトを検出できます。

注: 新規のデータ レコードを作成する必要がある場合は、Session オブジェクトの BuildEntity メソッドを参照してください。

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