IBM HTTP Server V7.0 のインストール

IBM® HTTP Server は、製品パッケージに含まれているディスクから行う方法、および Passport Advantage® サイトからインストール イメージをダウンロードする (そのライセンス交付を受けている場合) という 2 つの方法で分散オペレーティング システムにインストールできます。 以下の説明は、IBM HTTP Server の V7.0 に当てはまります。 WebSphere Application Server および IBM HTTP Server の V8.0 のインストールと構成について詳しくは、WebSphere Application Server および IBM HTTP Server V8.0 のデプロイを参照してください。

始める前に

分散プラットフォームでのインストール手順では、InstallShield for Multiplatforms (ISMP) プログラムを使用してインストールが実行されます。 インストール ウィザードは、グラフィカル インターフェース モードまたは サイレント モードで使用することができます。サイレント モードでは、インストール ウィザードはグラフィカル インターフェースを表示せずに、あらかじめ用意されているフラット ファイルから応答を読み取ります。

Rational ClearCase および Rational ClearQuest には、フィックスパック 15 以降で更新済みの IBM HTTP Server バージョン 7.0 が必要です。

このタスクについて

この手順では、IBM HTTP Server インストール ウィザードのグラフィカル ユーザー インターフェイスを使用したインストールについて説明します。

手順

  1. インストール ファイルを一時ディレクトリに解凍し、 IHS ディレクトリからインストールを開始します。 ここで、IHS は製品ディスク上のインストール可能コンポーネント ディレクトリです。 次のコマンドを使用します。
    • Windows: install.exe
    • UNIX/Linux:./install.sh
  2. [ようこそ] ページで、[IBM HTTP Server のインストール ウィザードを起動] を選択します。
  3. ソフトウェアの使用条件を受諾して [次へ] をクリックします。
  4. [システム前提条件の検査 (Systems Prerequisites Check)] ページで、システムが検査にパスすることを確認します。 [次へ] をクリックします。
    注: [システム前提条件検査] ページに「サポートされるオペレーティング システムが検出されませんでした」という警告メッセージが表示された場合、インストールは続行可能ですが、保守を適用しないとインストールまたは製品の操作が成功しない可能性があります。 インストール後の保守の適用手順は、『WebSphere Application Server、IBM HTTP Server、および Web サーバー プラグインのフィックスパックのインストール』に示されています。
  5. [インストール ディレクトリ] ページで、製品インストールのロケーションを指定します。
    注: パスに括弧文字が含まれるロケーションは指定しないでください。 例えば、Windows Server 2008 でデフォルトの製品インストール ロケーションは C:¥Program Files (x86)¥IBM¥HTTP Server です。 この場合、C:¥IBM¥HTTPServer など、代替のロケーションを使用してください。
  6. [ポート値の割り当て] ページで、デフォルト ポート値の使用を受け入れます。[次へ] をクリックします。
  7. Windows のみ: [Windows サービスの定義] ページで、[IBM HTTP Server を Windows サービスとして実行する] および [IBM HTTP Administration を Windows サービスとして実行する] が選択されていることを確認します。 [ローカル システム アカウントとしてログオン] を選択します。 [次へ] をクリックします。
  8. [HTTP 管理サーバーの認証 (HTTP Administration Server Authentication)] ページで、 [HTTP Server 管理サーバー認証用のユーザー ID を作成 (Create a user ID for HTTP Server administration server authentication)] チェック ボックスをクリアして [次へ] をクリックします。
  9. [HTTP Server Plug-in for IBM WebSphere Application Server] ページで、インストールのチェック ボックスが選択されていることを確認し、 Web サーバー定義およびホストのデフォルト エントリを受け入れます。[次へ] をクリックします。 インストール プロセスで IBM HTTP Server の自動構成をサポートするには、HTTP Server Plug-in for IBM WebSphere Application Server が必要です。
  10. [インストールの要約] ページでインストール構成の詳細を確認します。

タスクの結果

インストールが終了したら、正常に完了したことを確認します。 結果の一部として、[成功: 以下の製品は正常にインストールされました] というメッセージが表示されます。 インストールの結果は、<ihs_install_dir>/logs/install/log.txt にログとして記録されています。 ファイルの一番下までスクロールします。インストールが成功した場合、EXITCODE=0 で、 ファイルの末尾近くに INSTCONFSUCCESS という語があります。例を次に示します。
(Sep 23, 2011 3:25:25 PM), Process, 
 my.plugin.actions.SetExitCodeAction, msg1, CWUPI0000I: 
EXITCODE=0
(Sep 23, 2011 3:25:25 PM), Process, 
my.plugin.actions.ISMPLogSuccessMessageAction, msg1, 
INSTCONFSUCCESS 
IBM HTTP Server が始動していない場合は、始動できることを確認してください。
  • Windows: [スタート] > [プログラム] > [IBM HTTP Server] > [HTTP Server の始動] をクリックします。
  • UNIX/Linux:<ihs_install_dir>/bin/apachectl start
サーバーを始動した後、ブラウザを開いて http://server_name に移動し、 IBM HTTP ウェルカム ページを開きます。問題がある場合、WebSphere Application Server および IBM HTTP Server V7.0 のインストールのトラブルシューティングを参照してください。

次のタスク

フィックスパックのインストール

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