複数の ClearQuest データベースがあるレプリカなし ClearQuest データベースでの EmailRelay アプリケーション

このシナリオでは、レプリカなし環境内で 2 つ以上の IBM® Rational® ClearQuest® データベースを EmailRelay アプリケーションと一緒に使用するように構成します。

EmailRelay アプリケーションを有効にする ClearQuest データベースごとに、cqemailrelay_cfg.xml ファイル内にはそれぞれ別個の <repository> XML ブロックがあります。 EmailRelay アプリケーションは、PostOffice リレー モードで実行するように構成された場合、<repository> XML ブロックを使用して ClearQuest Web サーバーと通信する方法を決定します。複数の <repository> XML ブロックが存在する場合、EmailPlus は各ブロックを循環して ClearQuest データベースをポーリングし、送信すべき新しい EmailPlus レコードがあるか調べます。

EmailRelay アプリケーションが SMTP リレー モードで実行するように構成されている場合、<repository> XML ブロックは無視されます。 各 ClearQuest データベースの EmailPlus パッケージは、EmailRelay が listen を行うポートと同じポートを使用するように構成する必要があります。
重要: -relaycfgdir には同じ値を使用します。 そうしないと、新しいデータベース用の構成パラメータのみを含む新しい cqemailrelay_cfg.xml ファイルが作成されます。

次の例には、SAMPL および TEST という 2 つの ClearQuest データベースがあります。この両方のデータベース用に EmailRelay アプリケーションを設定および構成するには、cqemailrelay.pl Perl スクリプトを 2 回実行します。その際に、ClearQuest -dbset-userdb -username-password-serverurl のすべての値を、追加の ClearQuest ユーザー データベースに固有の値になるように変更します。

最初に、SAMPL データベース用に EmailRelay アプリケーションを設定します。
cqperl cqemailrelay.pl -dbset EmailPlus -userdb SAMPL -username admin -password secret -serverurl https://cqweb.server.com/cqweb/oslc/ -relaycfgdir C:\EmailRelay -smtpserver smtp.your.org.com -smtpport 465 -smtpuser cq.emailrelay@your.org.com -smtppassword secret -mode postoffice
次に、TEST データベース用に EmailRelay アプリケーションを設定します。
cqperl cqemailrelay.pl -dbset EmailPlus -userdb TEST -username admin -password secret -serverurl https://cqweb.server.com/cqweb/oslc/ -relaycfgdir C:\EmailRelay -smtpserver smtp.your.org.com -smtpport 465 -smtpuser cq.emailrelay@your.org.com -smtppassword secret -mode postoffice
注: EmailRelay アプリケーションを SMTPリレー モードで設定する場合、cqemailrealy.pl スクリプトを実行しなければならない回数は 1 回のみです。
注: 各 ClearQuest Web デプロイメントにある EmailRelay サーバーは 1 つであるため、ClearQuest データベースの一部を PostOffice リレー モードを使用するように構成し、他の一部を SMTP リレー モードを使用するように構成するという操作はできません。

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