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クエリーのビルド

クエリーをビルドするには、Session オブジェクトの BuildQuery メソッドを 呼び出して、QueryDef オブジェクトを作成します。

クエリーは、ある特定のレコード タイプの、値を取り出したいフィールドのリストから なります。レコードは ResultSet オブジェクト に戻されます。クエリーは、指定されたタイプのすべてのレコードについて、 要求されたフィールドを戻します。その後、結果セットを繰り返し、データを処理することができます。

クエリー の作成には、少なくとも 3 つの別個のオブジェクト (QueryDef オブジェクト、 QueryFilterNode オブジェクト、および ResultSet オブジェクト) の作成が必要になります。また、より複雑なクエリーの場合は、追加の QueryFilterNode オブジェクトの作成が必要になることもあります。

単純な クエリーを作成するには、次の手順に従います。

  1. 取り出すデータを指定するために QueryDef オブジェクトを使用して、 クエリーをビルドします。QueryDef オブジェクトには、Rational ClearQuest データベースに対するクエリーが定義されます。 QueryDef を作成したら、それを使用してデータベースから情報を取得できます。このオブジェクトを作成するには、Session オブジェクトの BuildQuery メソッドを使用します。
  2. QueryDef のメソッドを使用して、検索条件を追加し、クエリーが戻す各レコードのフィールドを指定します。
  3. 戻されるデータを保持するために ResultSet オブジェクトを作成します。このオブジェクトを作成するには、Session オブジェクトの BuildResultSet メソッドを呼び出します。作成時、ResultSet オブジェクトは、QueryDef オブジェクトの情報を使用した一連の内部データ構造をテンプレートとして作成します。クエリーを実行すると、ResultSet オブジェクトはこれらのデータ構造にクエリーからのデータを表示します。
  4. ResultSet オブジェクトの Execute メソッドまたは ExecuteAndCountRecords メソッドを 呼び出して、クエリーを実行します。これらのメソッドのいずれかを呼び出すと、 データベースから取り出したデータが結果セットに格納されます。
  5. ResultSet オブジェクトを介して繰り返し、 ResultSet オブジェクトの他のメソッドを使用することによって、データにアクセスし、 レコードのフィールドに関する情報を取得します。
クエリーは、レコード全体を戻すのではなく、QueryDef オブジェクトの BuildField メソッドを呼び出すことによって指定した レコード フィールドのみを戻します。Execute メソッドは 、結果を順序不同で戻します。したがって、ResultSet オブジェクトではカーソルに基づいたシステムが使用され、コードはレコード間を一つずつ移動できます。

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