Rational ClearQuest MultiSite の管理
概要
IBM® Rational® ClearCase MultiSite® および IBM Rational ClearQuest® MultiSite は、IBM Rational ClearCase® および
Rational ClearQuest
に強力な機能を追加したものです。
MultiSite
を使用すると、 異なる場所にいる開発者が同じ Rational ClearCase Versioned Object Base (VOB) または Rational ClearQuest データベース セット (スキーマ リポジトリおよび 関連付けられたユーザー データベース) を使用できます。 Rational ClearCase の場合、各場所 (サイト) には独自の VOB コピー (複製) があります。 Rational ClearQuest の場合、各場所には独自のスキーマ リポジトリとユーザー データベースのコピー (複製) が あります。特定の複製に対する変更は、いつでも、更新パケットに格納してその他の複製に送信できます。 複製の管理は、コマンド行ツールかグローバル モニター機能 (独自のヘルプ システムが組み込まれている) のいずれかを使用して行うことができます。
実装計画
Rational
ClearQuest
MultiSite
をインストールして使用する前に、実装計画を立てる必要があります。
パケット転送方式と構成
複製間でパケットを転送するために選択される方式は、コネクティビティによって決まります。 複製に IP コネクティビティがない場合は、ファイルベース転送方式を使用する必要があります。 複製にコネクティビティがある場合は、ストア アンド フォワード機能を使用できます。
データベース複製の作成
データベース複製を作成するには、計画と検討を慎重に行い、マスターシップとパケット配信方式を決定する必要があります。
複製の同期
複製の同期には、複製の作成時に使用されるのと同じエクスポート、転送、インポートの手順が使用されます。
データベース複製の管理
MultiSite 環境を常に円滑に機能させるには、専用の管理が必要です。 多数の管理プロセスを実行すると、環境が著しく変化することがあるため、慎重に検討し、計画する必要があります。
マスターシップの管理
マスターシップの管理は、MultiSite 環境におけるデータベース オブジェクトのアクセス方法や、ユーザーの操作方法に影響します。マスターシップ管理は、新しいオブジェクトがデータベースに入力され、ユーザーの要件が変更されるたびに行われるプロセスです。
MultiSite 操作のトラブルシューティング
Rational ClearQuest
MultiSite
コマンドの実行が予期しない結果を生み、警告またはエラー メッセージが出される共通の状態があります。
MultiSite のコマンド セット
MultiSite
情報を表示または変更する、一連の
MultiSite
コマンドと API 関数があります。
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