Report Launcher for ClearQuest の使用

Report Launcher for ClearQuest® は、 BIRT または Crystal Reports レポート ツールで設計されて、共有ファイル サーバーに保管されているレポートを管理および実行する場合に使用します。 許可されたユーザーが、 Report Launcher ナビゲーション ウィンドウからレポートを選択し、 生成されたデータを Report Launcher ビュー ウィンドウに表示することができます。

Report Launcher for ClearQuest をデプロイした後、 それを使用して Report Launcher for ClearQuest Web インターフェイスからレポートを実行および表示します。 このインターフェイスは、ダウンロード サイトのように動作します。 左ペインには、レポートを実行および表示するナビゲーションがあります。 右ペインには、選択したレポートをレンダリングするレポート ビューアがあります。

表 1. Report Launcher for ClearQuest のユーザー タスクおよび手順
タスク 手順
Report Launcher の開始
ブラウザのアドレス バーに、次のいずれかの書式で Report Launcher URL を入力します。
https://server_host:<port>/cqreportlauncher/reports
http://server_host:<port>/cqreportlauncher/reports
ここで、
  • server_host は、 Report Launcher for ClearQuest サーバーがインストールされているマシンのホスト名とドメインです。 server_host のロケーションについては、管理者にお問い合わせください。
  • port は、アプリケーションのデプロイに使用されるプロファイルで定義されているポートです。 デフォルトの ClearQuest プロファイルでは、ポート 12443 を使用します。 デフォルトの Websphere Application Server プロファイルでは、ポート 9443 を使用します。

デフォルトで Report Launcher for ClearQuest Web インターフェイスが表示されます。 ログオン画面は、クライアント セキュリティが有効で、セキュリティ ルールで認証が必要な場合にのみ表示されます。

レポートの検索 Report Launcher の左ペインで、フォルダ名をクリックし、ディレクトリをドリルダウンしてレポートのリストを表示します。

Report Launcher インストール済み環境に含まれるサブディレクトリのネストが深い場合には、 ターゲットのサブディレクトリまでドリルダウンするのではなく、特定のパスに直接ナビゲートすることも可能です。 例えば、次のようなパスを入力して、 Defect_Reports フォルダのレポートに直接移動することができます。

http://server_host:<port>/cqreportlauncher/reports/Department1/Defect_Reports
レポートの実行 レポート名をクリックすると、Report Launcher for ClearQuest によりレポート サーバーでレポートが開始され、右のウィンドウにレポート ビューアが開きます。
レポートの保存、印刷、エクスポート Report Launcher Web インターフェイスでは、 レポートの作成に使用されたレポート ツールのレポート ビューアを使用して、レポートが表示されます。 例えば、Business Intelligence and Reporting Tools (BIRT) を使用して作成されたレポートは、BIRT レポート ビューアで表示されます。 保存、印刷、およびエクスポートなどのレポート操作に利用できる機能は、レポート ビューアのツールバーまたはメニューで提供されます。 これらの機能は、レポート ビューアのランタイム環境で提供されるパラメータを使用して構成されます。 使用可能な機能のカスタマイズ方法の例については、 BIRT レポート ビューアのカスタマイズを参照してください。
レポート認証の指定 Report Launcher for ClearQuest Web インターフェイスにある [認証の設定] リンクをクリックし、保管してレポートの起動時に渡す認証を指定します。 ユーザー認証が保存されている場合、ページの左上部分にユーザー名が表示されます。 保存されている認証を削除する場合には、[認証のクリア] リンクを使用します。
注: レポートのセキュリティについては詳しくは、 ClearQuest レポートのセキュリティについてを参照してください。
静的コンテンツの表示 Report Launcher Web インターフェイスからレポート ファイル サーバー上の静的コンテンツを表示することができます。 デフォルトで PDF 形式と HTML 形式がサポートされます。他のファイル形式を表示できるようにするには、 Report Launcher 構成ファイル reportlauncher.propertiesreports.launcher.filereader.suffix の指定にファイル タイプ拡張子を追加します。 このファイルの更新に関する情報は、Report Launcher for ClearQuest の構成を参照してください。
PDF を使用したレポート スナップショットの作成 Report Launcher for ClearQuest Web インターフェイスのレポート ビューアからレポートをエクスポートし、PDF ファイルとして保存することによって、レポート スナップショットを作成することができます。
  1. Report Launcher for ClearQuest を使用して、レポートを実行して表示します。
  2. Report Launcher for ClearQuest Web インターフェイスのレポート ビューア ウィンドウで、 レポート ビューアのツール バーの [エクスポート] オプションをクリックします。
  3. レポート ビューアのツール バーで [エクスポート] オプションをクリックし、レポートを PDF にエクスポートします。
  4. [保存] をクリックし、Report Launcher インターフェイスから見えるファイル パスにレポートを保存します。
サンプル レポートの使用 ClearQuest には、テストに使用できるサンプル レポートのコレクションが用意されています。
Windows
¥Program Files¥IBM¥RationalSDLC¥clearquest¥reports¥driver¥plugins¥com.ibm.rational.clearquest.report.samples_version.timestamp.jar
Linux および UNIX:
/opt/rational/clearquest/reports/driver/plugins/com.ibm.rational.clearquest.report.samples_version.timestamp.jar
  1. ReportSamples ディレクトリを作成します。次に、レポート サンプルのアーカイブからこのディレクトリにファイルを解凍します。
  2. Report Launcher に対してレポート サンプルを公開するには、ReportSamples ディレクトリを Report Launcher の baseDirectory にコピーするか、サンプル ディレクトリが組み込まれるように reportlauncher.properties ファイルを更新します。
  3. レポート サンプルについては、 レポート ディレクトリ内の README ファイル .¥Crystal¥CrystalSamples.html および .¥BIRT¥BIRTSamples.html を参照してください。
  4. サンプル レポートを実行するには、リポジトリおよびデータベース 7.0.0/SAMPL を構成してください。 一部のレポートには、クエリーのインポートが必要です。必要なクエリーは、サンプルに組み込まれて /Queries サブディレクトリに入っています。 これらのクエリーを Public Queries/Report Queries という ClearQuest フォルダにインポートします。
注: BIRT と Crystal Reports の両方を Report Launcher から起動する場合、「JNI」データ ソースにアクセスできるのは、1 つのレポート タイプのみです。 BIRT レポートと Crystal レポートの両方を同じサーバーで実行するには、ClearQuest Web サーバー接続を使用するように BIRT データ ソースを更新します。 BIRT レポート ライブラリ CQSamples.rptlibrary のデータ ソース定義を更新するには、ワードパッドを使用できます。 :jdbc:cq:7.0.0/SAMPL:jdbc:cq:7.0.0/SAMPL@http://mycqserver:12080/TeamWeb/services/Team に変更してください。

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