Crystal Reports Java Reporting Component (JRC) ランタイムの構成

ClearQuest のレポート作成に ClearQuest Report Server for Crystal Reports を使用するには、WebSphere Application Server に Crystal Reports Java Reporting Component (JRC) のサポートされるバージョンをインストールし、構成してください。

始める前に

既に Java Reporting Component ランタイムをインストールしている場合は、既存のバージョンを削除してから以下の構成ステップを実行してください。 Crystal Reports JRC ランタイムの削除を参照してください。

このタスクについて

Crystal Reports Java Reporting Component (JRC) ランタイム バージョンの ClearQuest でサポートされるバージョンおよびダウンロード場所については、 技術情報 1216371 を参照してください。

下記の手順には、次の変数の参照が含まれています。

%CLEARQUEST_HOME%¥cqweb¥cqwebprofile
Windows の場合、この変数は、ClearQuest Web アプリケーションがデプロイされている WebSphere プロファイル ディレクトリのデフォルト パスを表します。 CLEARQUEST_HOME は、ClearQuest がインストールされているディレクトリです。
$CLEARQUEST_HOME/cqweb/cqwebprofile/
Linux および UNIX の場合、この変数は、ClearQuest Web アプリケーションがデプロイされている WebSphere プロファイル ディレクトリのデフォルト パスを示します。 CLEARQUEST_HOME は、ClearQuest がインストールされているディレクトリです。
注: 下記の手順では JRC ランタイムのインストール ディレクトリは、次のデフォルト ロケーションにある新しい WebSphere プロファイルにインストールされている ClearQuest を基にしています。
cd $CLEARQUEST_HOME/cqweb/cqwebprofile/installedApps/dfltCell/RationalClearQuestWebReport.ear/CQWebReport.war
ClearQuest が既存の WebSphere アプリケーション プロファイルにインストールされている場合、このパスは異なる可能性があり、JRC ファイルをコピーする前に、手順にあるパスを更新する必要があります。 確認する必要のある、もう 1 つの共通のロケーションは次のディレクトリです。
/opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/AppSrv01/installedApps/dfltCell/RationalClearQuestWebReport.ear/CQWebReport.war.
ClearQuest が Solaris プラットフォームでホストされる場合、デフォルトの WebSphere Application Server のセル ディレクトリは <srv>Node01Cell です。 値 dfltCell は、Windows、Unix、および Linux プラットフォームのデフォルトです。

手順

  1. ClearQuest のレポート作成要件を満たす Crystal Reports Java Reporting Component (JRC) のアーカイブ ファイルをダウンロードしてください。 技術情報 1216371 を参照してください。
  2. Crystal Reports JRC を Web アプリケーションにコピーします。
    Windows の場合
    バッチ ファイルを実行して JRC を Web アプリケーションにコピーします。

    Crystal Reports JRC バージョン 11.8.x を使用している場合は、configureJRC.bat を実行します。 JRC バージョン 12.2.x の場合は、configureJRC12.bat を実行します。

    1. コマンド プロンプトで、ClearQuest のバッチ ファイルがインストールされているディレクトリに移動します。
      cd %CLEARQUEST_HOME%¥cqweb¥cqwebprofile¥installedApps¥dfltCell¥RationalClearQuestWebReport.ear¥CQWebReportModule.war
    2. Crystal Reports JRC ランタイム アーカイブ・ファイルをこのディレクトリにコピーします。
    3. デプロイしているランタイムのバージョンによって以下のいずれかのコマンドを実行します。
      configureJRC JRC_runtime_file.zip
      configureJRC12 JRC_runtime_file.zip
    UNIX の場合
    Crystal Reports JRC バージョン 11.8.x を使用している場合は、 シェル スクリプト configureJRC.sh を実行します。Crystal Reports JRC バージョン 12.2.x を使用している場合は、configureJRC12.sh スクリプトを実行します。

    1. UNIX コンソール ウィンドウを開き、ClearQuest シェル スクリプトがインストールされているディレクトリに移動します。
      cd $CLEARQUEST_HOME/cqweb/cqwebprofile/installedApps/dfltCell/RationalClearQuestWebReport.ear/CQWebReport.war
    2. Crystal Reports JRC ランタイム アーカイブ・ファイルをこのディレクトリにコピーします。
    3. 実行したいスクリプトのバージョンに対する権限を設定します。
      chmod u+x ./configureJRC.sh
      chmod u+x ./configureJRC12.sh
    4. コピーしている JRC バージョンのコマンドを実行します。
      ./configureJRC.sh JRC_runtime_file.zip
      ./configureJRC12.sh JRC_runtime_file.zip
  3. IBM WebSphere Application Server を停止してから再始動し、変更をアクティブにします。
    注: ClearQuest が既存の WebSphere プロファイルにインストールされている場合、以下の手順のディレクトリは、異なっている可能性があります。
    Windows の場合
    1. [スタート] > [コントロール パネル] > [管理ツール] > [サービス] の順にクリックします。
    2. [サービス] ペインで、[IBM WebSphere Application Server v7.0 - %CLEARQUEST_HOME%¥cqweb¥cqwebprofile] を右クリックします。
    3. [Stop] をクリックします。
    4. サービスが停止したら、サーバー名を右クリックし、[開始] をクリックしてサーバーを再実行します。
    UNIX システムと Linux の場合
    1. UNIX コンソール ウィンドウから、ClearQuest サーバー コンポーネントがインストールされている WebSphere プロファイルの bin ディレクトリに移動します。
      注: ClearQuest が既存の WebSphere プロファイルにインストールされている場合、以下の手順のディレクトリは、異なっている可能性があります。
      cd $CLEARQUEST_HOME/cqweb/cqwebprofile/bin
    2. 次のコマンドを実行して、デフォルト プロファイルを停止および開始します。
      ./stopServer.sh server1
      ./startServer.sh server1
  4. ClearQuest Report Server for Crystal Reports が適切に構成されていることを確認するには、ブラウザ ウィンドウを開いて次の URL に移動します。 http://localhost:<port>/cqwebreport/CRInvoker ここで、<port> は、アプリケーションをデプロイするためのプロファイルで定義されているポートです。 デフォルトの ClearQuest プロファイルは、ポート 12080 を使用します。デフォルトの WebSphere Application Server プロファイルは、ポート 9080 を使用します。
    サーバーが適切に構成されている場合は、次のメッセージが表示されます。
    レポート文書の期限が切れました。(The report document has expired.)
  5. 以下の場合は、追加の構成ステップが必要です。
    • ClearQuest スキーマ内でデータベース フィールド名が変更されている。
    • ClearQuest 表示フィールド名がデータベース フィールド名と一致しない。
    • ClearQuest 表示フィールド名が 30 文字を超えている。
    技術情報 1419660 を参照してください。

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