[EmailPlus 規則] タブでの規則フレーズの定義

[EmailPlus 規則] タブでは、フィールド内の値、または変更されたフィールド値のいずれかに基づいて規則フレーズを定義できます。

このタスクについて

[値基準 (Value Criteria)] 領域で、フィールドに含まれる値を探す論理式を使用して、最大 5 つの値基準グループを定義します。 [フィールド] 領域では、フィールドに含まれる値ではなく、変更されたフィールドを探す規則条件を定義することができます。

手順

  1. <Field Name Selection> リストから、レコード タイプに関連付けられたフィールド名を選択します。
  2. <Comparison Operator> リストから、比較演算子を選択します。
  3. <Comparison Value> リストから比較値を選択します。比較値とは、選択した <Field Name Selection><Comparison Operator> を使用して比較されるときに、その比較対象になる値または値のリストのことです。

    <Comparison Value> は、IS NULL と NOT NULL 比較演算子を使用する場合は不要です。文字列値は二重引用符で囲む必要があります (例えば、"Project A")。

    二重引用符で囲まれた文字列の値のリストは、コンマ区切りリストとして含めます。 スペースを含む値の場合、文字列を二重引用符で囲むことが重要です。 例えば、文字列のリストの場合は "Project A""Project B""Project C" と入力し、数値のリストの場合は 123 と入力します。 <Comparison Value> は Perl 式として指定することもできます。Perl 式が返す値は、<Field Name Selection> リストに指定された値と同じタイプです。 この式では、ユーザーのスキーマで定義されたルーチンを呼び出したり、IBM® Rational® ClearQuest® API 呼び出しを行ったりすることができます。例えば、現行ユーザーが登録者の場合に電子メールを送信するには、ClearQuest GetUserLoginName() API 呼び出しを使用して現行ユーザーを返すことができます。 独自の動的比較値を値基準に追加することができます。 例えば、YESTERDAY や LAST_WEEK などの日付比較値を返す独自の関数をスキーマに追加できます。

    値基準で使用できる演算子のリストを、次の表に示します。
    表 1. EmailPlusRule レコードでサポートされる比較演算子
    演算子 説明
    = 等しい
    <> 等しくない
    < より小さい
    <= より小さいまたは等しい
    > より大きい
    => より大きいか、または等しい
    IN 次の場合に、値基準から TRUE が返されます。<Field Name Selection> の値が <Comparison Value> エレメントに指定された値のいずれかである。 それ以外の場合、値基準から FALSE が返されます。
    NOT IN 次の場合に、値基準から TRUE が返されます。<Field Name Selection> の値が、<Comparison Value> に指定された値のいずれでもない。それ以外の場合、値基準から FALSE が返されます。
    LIKE 次の場合に、値基準から TRUE が返されます。<Field Name Selection> の値に <Comparison Value> に指定されたテキストが含まれている。 それ以外の場合、値基準から FALSE が返されます。文字列の比較には大/小文字の区別があります。
    NOT LIKE 次の場合に、値基準から TRUE が返されます。<Field Name Selection> の値に、<Comparison Value> に指定されたテキストが含まれていない。それ以外の場合、値基準から FALSE が返されます。
    IS NULL 次の場合に、値基準から TRUE が返されます。<Field Name Selection> の値が空、つまり値がない。 それ以外の場合、値基準から FALSE が返されます。この比較演算子では、<Comparison Value> に値を設定する必要はありません。
    NOT NULL 次の場合に、値基準から TRUE が返されます。<Field Name Selection> の値に値が含まれている。 それ以外の場合、値基準から FALSE が返されます。
    複数の値基準の条件が指定されている場合は、AND または OR 論理演算子を使用してこれらを結合することができます。
  4. [フィールド] 領域で、変更されたフィールドを探すフレーズを規則条件に追加します。この規則条件が、変更されたフィールドを探します。 規則フレーズは 3 つの部分で構成されます。
    1. [フィールド] 領域外にある <Phrase Operand> リストから、AND または OR を選択して変更されたフィールドを探します。 このオペランドは、[変更されたフィールド (Fields Changed)] に指定されたフィールドを、定義済みの任意の値基準フレーズと結合します。 値基準がなくても、この規則フレーズと関連付けられた入力フィールドを編集するためにフレーズ オペランドを選択する必要があります。
    2. [フィールド] 領域内の <Fields Operand> リストから、探す対象のフィールド変更の組み合わせを指定します。 以下の 3 つのオペランドのいずれかを選択できます。
      • ALL を選択した場合、このフレーズが TRUE に評価されるには、<Fields Changed> にリストされたすべてのフィールドが変更されたことが必須であることを指定します。
      • ANY を選択した場合、このフレーズが TRUE に評価されるには、<Fields Changed> にリストされたフィールドの少なくとも 1 つが変更されたことが必須であることを指定します。
      • NONE を選択した場合、このフレーズが TRUE に評価されるには、<Fields Changed> にリストされたフィールドのいずれも変更されなかったことが必須であることを指定します。
    3. [フィールド] 領域で、[変更されたフィールド (Fields Changed)] フィールドの横の [その他] をクリックします。
    4. [エディタ] ダイアログ ボックスで、この規則フレーズの基になる 1 つ以上のフィールドを [選択リスト] のリストから選択し、[追加] をクリックしてそれらを [選択] リストに追加します。使用する他のすべてのフィールドに対してこのステップを繰り返します。 その後、[OK] をクリックします。

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