IBM WebSphere コンポーネントのインストール後に、WebSphere Customization Toolbox を使用して、WebSphere Application Server および IBM HTTP Server バージョン 8 に Rational ClearCase または ClearQuest バージョン 8.0.0.1 以降の Web サーバー プラグインを構成する必要があります。
この Web サーバー プラグインは、ClearCase または ClearQuest の Web サーバーからの要求を IBM HTTP Server 経由で WebSphere Application Server にルーティングできるようにします。
始める前に
Web サーバー プラグインを構成する前に、次のソフトウェアをインストールする必要があります。
- WebSphere Application Server V8
- WebSphere Customization Toolbox V8
- WebSphere プラグイン V8
- IBM HTTP Server V8
このタスクについて
ClearCase または ClearQuest をインストールする前に以下の手順を実行します。構成プロセス中に、WebSphere Application Server ホストの IP アドレスを入力する必要があります。
手順
- WebSphere Customization Toolbox (WCT) を開きます。
- Windows: をクリックします。
- UNIX/Linux: /opt/IBM/WebSphere/Toolbox/WCT/wct.sh にあるスクリプトを実行します。
- 先頭のリスト ボックスに Web Server プラグインの場所がまだリストされていない場合には追加します。
- [追加] をクリックします。
- [Web Server プラグインの場所を追加] に、WebSphere Application Server プラグインの場所の名前を入力します。
次に、[参照] をクリックして、プラグインを配置するディレクトリを選択します。
- Windows: WASplugin、C:¥IBM¥WebSphere¥Plugins
- UNIX/Linux: WASplugin、/opt/IBM/WebSphere
- Web サーバー プラグイン構成ファイルを作成します。
- [Web サーバー プラグインの構成] タブの 2 番目のリスト ボックスで、[作成] をクリックします。
- [Web サーバー選択] パネルで、[IBM HTTP Server V8] をクリックします。
その後、[次へ] をクリックします。
- [Web サーバー構成ファイルの選択] パネルで、既存の IBM HTTP Server httpd.conf ファイルを選択します。
- Windows: C:¥IBM¥HTTPServer¥conf¥httpd.conf
- UNIX/Linux: /opt/IBM/HTTPServer/conf/httpd.conf
- Web サーバー ポートが正しいことを確認します。 デフォルトはポート 80 であり、これが推奨ポートです。 プロンプトが表示される場合、ご使用の IBM HTTP Server Web サーバーのアーキテクチャとして 64 ビットと 32 ビットのいずれかを選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [IBM HTTP Server 管理サーバーのセットアップ] で、[IBM HTTP Server 管理サーバーのセットアップ] チェック ボックスの選択を解除します。その後、[次へ] をクリックします。
- プラグイン構成プロセスを完了します。
- [構成シナリオ選択] パネルで、[(リモート) アプリケーション サーバーのホスト名または IP アドレス] をクリックします。次に、Web サーバー プラグインの構成対象である WebSphere Application
Server の IP アドレスを入力します。
- [次へ] をクリックします。
- [プラグイン構成の要約] で、構成プロセスで指定した値を確認します。次に、[構成] をクリックします。 構成プロセスが完了すると、[プラグイン構成結果] パネルが表示されます。何らかのエラーが発生した場合、それを訂正してから構成プロセスを再開します。
タスクの結果
Web サーバー プラグインの構成が完了すると、IBM HTTP Server を使用して HTTP クライアント要求を IBM HTTP Server から、WebSphere
Application Server 上にデプロイされている Web アプリケーションにルーティングする準備が整います。
次のタスク
ClearCase または ClearQuest Web サーバー コンポーネントをインストールします。コンポーネントをインストールすると、ユーザーは以下の URL を使用してサーバーにアクセスできるようになります。
- CCRC WAN Server: http://server/ccrc
- ClearQuest Web Server: http://server/cqweb