WebSphere Application Server での BIRT Web アーカイブの構成

このトピックでは、WebSphere® Application Server で BIRT Web アーカイブを構成する方法を説明します。

このタスクについて

Business Intelligence and Reporting Tools (BIRT) サーバー ランタイムを WebSphere Application Server にインストールした後、BIRT Web アーカイブの構成設定を、ご使用の環境で必要な値に変更します。
注: BIRT のデプロイメントに関する追加情報は、BIRT FAQ にあります。
ポート情報の検索
以下の手順に指定されたパスのロケーションは、WebSphere Application Server プロファイル構成のデフォルト ポートを使用します。 ご使用の環境でデフォルトを使用していない場合、正しい値を使用するためにポート番号を更新する必要があります。 プロファイルの構成済みポートはディレクトリ /profiles/logs/AboutThisProfile.txt で見つけることができます。
wsadmin ツールの使用
BIRT バージョン 2.3.2 以降を使用している場合、構成設定を変更した後 WebSphere Application Server wsadmin ツールを使用して BIRT web.xml ファイルを更新する必要があります。 このツールに関して詳しくは、WebSphere Application Server インフォメーション・センターを参照してください。

手順

  1. BIRT Web アーカイブを開きます。
    1. Web ブラウザで、WebSphere Integrated Solutions Console の URL アクセス Web ページに移動します。
      http://server_host:port/ibm/console/login.do
      ここで、port には、WebSphere Application Server プロファイルのポートが入ります。WebSphere が、新規プロファイル ディレクトリにインストールされている場合、デフォルト ポートは 12060 です。これがデフォルトの WebSphere プロファイルにインストールされている場合、管理ポートは 9060 です。
  2. 構成の設定を以下のように更新します。
    1. [アプリケーション] -> [アプリケーション・タイプ] → [WebSphere エンタープライズ・アプリケーション] を選択します。
    2. [birt_war] をクリックします。 BIRT 設定をカスタマイズするための [構成] タブが開きます。
    3. [詳細プロパティー] ページで、[クラス・ロードおよび更新の検出] を選択します。
    4. [更新ファイルのポーリング間隔] に整数値、例えば 60 を指定します。
    5. [クラス・ローダー順序] で、[最初にアプリケーション・クラス・ローダーをロードしたクラス (親は最後)] を選択します。
    6. [WAR クラス・ローダー・ポリシー] ページで、[アプリケーションの単一クラス・ローダー] を選択します。
  3. 構成設定を保存する場合にクリックします。次に、[保存] をクリックして、マスター構成に変更を適用します。
  4. BIRT バージョン 2.3.2 以降を使用している場合は、BIRT web.xml を更新します。
    1. BIRT web.xml ファイルを一時ディレクトリにコピーします。 web.xml は、ディレクトリ <cq_profile_dir>/installedApps/dfltCell/birt_war.ear/birt.war/WEB-INF/web.xml にあります。
      注: デフォルトの WebSphere Application Server セル ディレクトリは、Windows、Unix、および Linux プラットフォームの場合 dfltCell です。Solaris プラットフォームの場合、デフォルトは <srv>Node01Cell です。
    2. 一時ディレクトリに移動します。次に、web.xml ファイルを編集します。
    3. WORKING_FOLDER_ACCESS_ONLY のパラメータ値を true から false に変更します。
      <context-param>
        <param-name>WORKING_FOLDER_ACCESS_ONLY</param-name>
        <param-value>false</param-value>
    4. WORKING_FOLDER_ACCESS_ONLY のパラメータ値を true から false に変更します。
    5. ファイルを保存します。
    6. 更新済みファイルを WebSphere マスター構成に適用します。
      1. コマンド プロンプトで、ステップ 4 で作成した一時ディレクトリに移動します。 次に、以下のコマンドを実行して、ターゲット プロファイルに対して wsadmin ツールを開始します。
        Windows
        <cq_profile_dir>¥bin¥wsadmin
        UNIX または Linux
        <cq_profile_dir>/bin/wsadmin.sh

        ここで、<cq-profile-dir> は、BIRT サーバー ランタイム環境がインストールされているプロファイルのパスです。

        注: WebSphere 管理セキュリティがそのプロファイルに対して有効な場合、プロンプトに応じて管理ユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。 場合によっては、wsadmin ツールを開始するために追加のパラメータを指定する必要があります。 例えば、WebSphere プロファイルがデフォルトの SOAP コネクタに 8880 を使用していない場合、次の構文を使用してそのポート番号を指定する必要があります。
        wsadmin -connType SOAP -port #### -user admin -password YourPassword
      2. wsadmin プロンプトで、次のコマンドを入力します。
        wsadmin> $AdminApp update birt_war file {-operation update -contents
        web.xml -contenturi birt.war/WEB-INF/web.xml}
        wsadmin> $AdminConfig save
        wsadmin> exit

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