Rational solution for Collaborative Lifecycle Management (CLM) のバージョン 4.0 以降の製品では、管理者は、デプロイメント後にサーバー名前変更オペレーションを使用することによって、Jazz Team Server または Rational solution for CLM アプリケーションのパブリック URI を変更できます。 その変更に伴って、URI をベースにする Rational solution for CLM リソースに適切な更新を行う必要があります。 ClearQuest Bridge の場合、Rational solution for CLM 製品のリソース (IBM Rational Team Concert、IBM Rational Quality Manager、および IBM Rational Requirements Composer) に対するこれらの成果物リンクは、ClearQuest Web サーバーの構成ファイル内、および ClearQuest ユーザー データベースの OSLCLinks レコード内に格納されます。
ClearQuest が提供している clm_server_rename.pl ツールは、ClearQuest Web 構成ファイル内および OSLCLinks レコード内に格納されている URI 構造リンクを再マップします。 このツールを使用すると、構造リンクのプロトコル、ホスト名、ポート番号、およびアプリケーション コンテキストを再マップすることができます。
ツールの実行
clm_server_rename.pl ツールを実行するには、ローカル管理者特権および ClearQuest スーパーユーザー特権が必要です。
ツールは、次のディレクトリの cqweb.war ファイルに入っています。
cqperl.exe プログラムは、ClearQuest のインストール先のディレクトリにあります。
clm_server_rename.pl ツールを実行する前に、書き込み権限のあるディレクトリを TEMP 環境変数に設定することをお勧めします。 あるいは、ツールを実行するディレクトリに対して書き込み権限があることを確認してください。
このツールは、何回か実行する必要があります。
例えば、ClearQuest を IBM Rational Team Concert および IBM Rational Quality Manager と統合しているときに、Rational Team Concert サーバー用 Jazz Team Server と Rational Quality Manager サーバー用 Jazz Team Server を両方とも名前変更した場合、-remapconfigfiles オプションを指定してこのツールを 2 回実行する必要があります。つまり、Rational Team Concert の成果物リンクの URI を再マップするために 1 回と、Rational Quality Manager の成果物リンクの URI を再マップするために 1 回です。
例えば、ClearQuest を IBM Rational Team Concert および IBM Rational Quality Manager と統合しているときに、Rational Team Concert サーバー用 Jazz Team Server と Rational Quality Manager サーバー用 Jazz Team Server を両方とも名前変更した場合、-update オプションを指定してこのツールを 2 回実行する必要があります。つまり、Rational Team Concert の成果物リンクの URI を再マップするために 1 回と、Rational Quality Manager の成果物リンクの URI を再マップするために 1 回です。
手順の詳細については、CLM サーバーの名前を変更した後の URI の再マップを参照してください。
コマンド行オプションの説明は、オプションと引数セクションを参照してください。
clm_server_rename.pl ツールで再マップされるのは、ClearQuest Web サーバー構成ファイル内および OSLCLinks レコード内に格納されている構造リンクだけです。 このツールは、ClearQuest レコードに格納されている組み込みリンクは再マップしません。 そのような組み込みアンカー リンクは、レコードの添付ファイルに含まれていたり、フィールド内の説明やメモとして含まれていたりします。 スキーマによっては、送信後、またはメモの追加後に、これらのフィールドが読み取り専用になることがあります。 その場合、ツールの実行後に、組み込みアンカー リンクがリンク切れのままになります。 必要であれば、これらのリンクを修正するコードを作成できます。
ツールの実行後にリンク切れのままになる組み込みアンカー リンクの例として、Rational ClearQuest と Rational Quality Manager を統合する Rational solution for CLM に関係したものがあります。 Rational Quality Manager の成果物から ClearQuest レコードへのリンクが作成されると、Rational Quality Manager は成果物への URI リンクをレコード記述フィールドに挿入します。
Rational solution for CLM アプリケーションに対する Jazz Team Server のパブリック URI 成果物リンクを再マップします。 具体的には、このオプションでは、ClearQuest Web サーバー構成ファイルに格納されている URI を再マップします。 このツールは、URI を再マップする前に構成ファイルのコピーを作成します。
このオプションを指定してツールを実行した後には、ClearQuest Web サーバーを再始動する必要があります。 それによって Web サーバー上のサーバー間通信が再構成され、ユーザーは Rational solution for CLM の成果物に対して新しい URI リンクを作成できるようになります。 しかし、Rational Solution for CLM の成果物に至る既存のリンクをたどるという方法は、このツールを -update オプションを指定して再度実行しなければ機能しません。
このオプションを指定してツールを実行すると、OSLCLinks レコードに対する変更がログ ファイルに収集されます。 TEMP 環境変数を設定してある場合は、指定したディレクトリにログ ファイルが書き込まれます。そうでない場合は、ツールを実行したディレクトリにログ ファイルが書き込まれます (書き込み権限を持っている場合)。 ログ ファイルには次の命名規則が使用されます。
ここで、
例: clm_server_rename_20120405_211711。
C:¥was_profiles¥MyCQWebServer¥installedApps¥Node02Cell¥TeamEAR.ear¥cqweb.war¥WEB-INF¥classes>cqperl clm_server_rename.pl -username admin -password secret -dbset 7.0.0 -dbname SAMPL -oldprefix https://clm7.mycompany.com/ccm/ -newprefix https://clm7.mycompany.com/jazz/ -remapconfigfiles
Started: Remapping URIs in config file friendsconfig.rdf.
Completed: Remapping URIs in config file friendsconfig.rdf.
Started: Remapping URIs in config file project-area-links.rdf.
Completed: Remapping URIs in config file project-area-links.rdf.
Started: Remapping URIs in config file oauth-consumers.rdf.
Completed: Remapping URIs in config file oauth-consumers.rdf.
cqperl clm_server_rename.pl -username admin -password secret -dbset 8.0.0 -dbname SAMPL -oldprefix https://servername.com:9443/jazz/ -newprefix https://servername.com:9443/ccm/ -preview 5
cqperl clm_server_rename.pl -username admin -password secret -dbset 8.0.0 -dbname SAMPL -oldprefix http://servername.com:9443/jazz/ -newprefix https://servername.com:9443/jazz/
cqperl clm_server_rename.pl -username admin -password secret -dbset 7.0.0 -dbname SAMPL -oldprefix http://servername.com:9443/jazz/ -newprefix https://newservername.com:9443/jazz/