パケットの転送方式として、既存の電子メール機構を使用することができます。
送信元では、パケットの圧縮とエンコードを行ってから、その結果生成されるデータを受信側のサイトの特定の電子メール エイリアスに送信します。
受信側では、その電子メール エイリアスを、受信した情報のデコードと解凍を行うスクリプトにリダイレクトします。
配信する電子メール メッセージが大きくなりすぎないようにするために、-maxsize オプション、shipping.conf ファイル (Linux と UNIX システムの場合)、MultiSite コントロール パネル (Windows の場合) を使用して、パケットの最大サイズを指定できます。
利点:
- 転送メカニズムが普及しており、広範囲で使用可能である。
- システム管理者の労力が軽減される。
欠点:
- データのルーティングを制御できない。
- 通知なしでメッセージが傍受されたり破損可能性がある。
- ftp またはストア アンド フォワードに比べて非効率的である。
注: - 電子メールによる転送を自動化するスクリプトを作成することができます。
送信スクリプトはパケットを作成し、圧縮し、エンコードしてから、複数の小さなパケットに分割して、電子メール処理を行うのに大きすぎないようにします。
スクリプトは、正しい順序付けに従って、複数のパケットにマークを付ける必要があります。
その後、スクリプトはパケットを、ターゲットのロケーションまたは複製のアドレスに送信します。
ターゲットのロケーションでは、パケットを受信したアカウントが、それらのパケットを再アセンブル、デコード、解凍するプロセスにリダイレクトまたはパイピングし、複製の記憶ベイに配置します。
MultiSite インポート コマンドが順不同の問題や欠落したパケットの問題を処理するため、スクリプトでこれらの問題に対処する必要はありません。
- ssh と scp (セキュア シェルとセキュア コピー) を使用する方法は、ファイアウォールを介してファイルを移動する、安全な方法です。
- セキュリティを確保するためには、パケットを暗号化する必要があります。