環境の準備
Rational® ClearQuest® をアップグレードする前に、サーバー名、場所など、現在デプロイされているサーバーとクライアントについての情報、およびこうしたリソースに対してアクセスと構成を行うために必要なすべての情報を収集してください。 ターゲット環境を識別し、また既存のクライアントとサーバーのデータをバックアップします。
既存の ClearQuest 環境についての文書化
既存の Rational ClearQuest 環境に関する詳細なインベントリを作成します。 これには、ClearQuest クライアント、サーバー、ユーザー データベース、スキーマ リポジトリをアップグレードおよび構成するために必要な情報が含まれます。
- すべての管理ホスト、データベース サーバー、Web サーバー、Shipping Server、ライセンス サーバー、メール サーバー、クライアント、リポジトリ、ユーザー データベースについての名前と関連情報。
- これらのサーバーおよびクライアントが稼働するシステム上のハードウェアおよびシステム ソフトウェア。
- 統合で関連したサーバーとクライアント。
- 各システムとそのコンポーネントの場所。
- 現在の Rational ClearQuest MultiSite 展開。
- 環境変数、動作フラグ、またはレジストリ キー。
- すべての Web サーバー カスタマイズ、変更済み Web 構成ファイル。
- LDAP (SSL 認証情報あり、またはなし)。
アップグレードのターゲット環境の識別
ソフトウェアのアップグレードでは、ソフトウェアと環境の両方が変更されます。多くの組織では、アップグレードが成功するかどうかを、ネットワークの非実動領域をテスト用にアップグレードすることによって検証します。 テスト環境を使用して、環境に含まれるハードウェアとソフトウェアの特殊要件を識別し、アップグレード プロセスに必要な時間を判別します。
すべてのデータおよびリポジトリのバックアップ
以下のデータ ソースと構成ファイルをバックアップします。
- スキーマ リポジトリ
- ユーザー データベース
- 変更または作成したクライアントまたはサーバーの構成ファイル