手動処理とバッチ変換処理

データ変換計画の重要な決定項目として、 手動処理とバッチ処理のどちらを使用して文字変換するかという問題があります。

手動による方法

必要な変更の数が限られている場合、手動による方法が実用的かもしれません。 codepageutil analyze_tables サブコマンドにより生成される出力レポートに、 使用したいデータ コード ページでサポートされない各文字のデータベース上の位置がリストされます。

サポートされない文字が出現するテーブルに応じて、Designer、 メンテナンス ツール、IBM Rational® ClearQuest® クライアント アプリケーションを使用するか、 データベース製造元のデータベース編集ツールを編集して、個々の文字を変更できます。

手動による方法では、変更を自在に制御でき、変換後の情報がユーザーにとって意味があるように、1 つ 1 つを検討することができます。 この方法の欠点は、非常に手間がかかり、人為的エラーが起こりやすく、大量の変更が必要な場合は実用的でないことです。

バッチによる方法

多数の変更がある場合、 バッチによる方法が効率的です。

この機能は既にデータベース製造元によって提供されている場合があります (例えば、Oracle 文字セット スキャナ ユーティリティなど)。製造元データベースのマニュアルを参照してください。提供されていなければ、バッチ変換プログラムを自分で書くこともできます。

codepageutil analyze_tables サブコマンドを -xml オプションを付けて実行すると、 サポートされていない各文字の場所を示す XML ファイルが生成されます。 このファイルを、バッチ変換プログラムの入力として使用することができます。

文字変換のバッチ変換処理を終えたなら、 [説明]、[メモ]、[見出し] などのいくつかのテキスト フィールドを見直し、 変換が意味あるものかを確認しておくのは良い習慣です。


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