ClearQuest Web 構成設定の移行
Rational® ClearQuest® をアップグレードした後、 ClearQuest Web の以前の構成と同じ構成設定を ClearQuest Web Server に適用したい場合があります。 いくつかの設定は、アップグレード中に自動的に配信されますが、他の設定は手動で設定する必要があります。
ClearQuest Web バージョン 8.0.1 で、ClearQuest Web Server 構成設定の大半は、Web クライアントの [サイトの構成] ダイアログ ボックスで設定されます。 common.properties ファイルの Application Server および Recycle Manager バージョンのプロパティは、バージョン 8.0.1 の common.properties ファイルで設定されます。
デフォルトで、ClearQuest をアンインストールするとき、以下の表にリストしたプロパティ ファイルが保存され、再インストール後に設定を手動で移行できます。 ただし、製品を削除する前に、ファイルの追加のバックアップ コピーを作成することも考慮してください。バージョン 7.1.1 より前のリリースからアップグレードしていて、rationaluninstalltool.exe でクリーン オプション (-c) を使用した場合には、プロパティ ファイルが保存されないため、保存したプロパティ ファイルのコピーから、 すべての設定を手動で移行する必要があります。 他の理由でクリーン アンインストール オプションを実行する必要がある場合、8.0.1 より前のデプロイメントから設定を移行するためには、これらのプロパティ ファイルの保存がさらに重要になります。 アンインストール ツールの詳細については、Rational 製品のアンインストールを参照してください。 プロパティ ファイルの保存について詳しくは、ClearQuest Web 構成ファイルの保存 を参照してください。
- DCT.properties ファイルのプロパティは ClearQuest バージョン 8.0 で使用するために、新規フォーマットに変換する必要があります。 ファイルの変換方法については、DCT.properties ファイルの移行を参照してください。
- 前のリリースの Application Server および Recycle Manager の common.properties ファイルは、バージョン 8.0
では単一の common.properties ファイルにまとめられました。
プロパティとその値は変更されていません。
前の設定を維持する場合は、それらをバージョン 8.0.1 の common.properties ファイルに移行してください。
バージョン 8.0 以降における common.properties ファイルの場所は次のとおりです。
- Windows
- /install dir/IBM/RationalSDLC/ClearQuest/cqweb/cqwebprofile/installedApps/dfltCell/TeamEAR.ear/cqweb.war/WEB-INF/classes/common.properties
- Linux または UNIX
- install dir/opt/rational/ClearQuest/cqweb/cqwebprofile/installedApps/dfltCell/TeamEAR.ear/cqweb.war/WEB-INF/classes/common.properties
- 以下の表にリストされたファイルのプロパティは、ユーザー データ保存アンインストール オプションが使用された場合でも、アップグレード プロセス中に自動的に移行されません。 ただし各プロパティ ファイルには [サイトの構成] ウィンドウに、対応する構成オプションがあります。 下記の表で、これらのマッピングを参照してください。 [サイトの構成] ウィンドウのオプションについては、[ClearQuest Web サーバー オプション] ページを参照してください。
rmmanager.properties | ClearQuest Web Server オプション |
---|---|
TIME_CRITERIA=DAILY|1:00 AM | リサイクル サーバー ライフタイム制限 (秒) |
NUMBER_OF_REQUESTS_CRITERIA | リサイクル サーバー ONC RPC 呼び出し制限 (回数) |
csm.properties | ClearQuest Web Server オプション |
---|---|
NUMBER_OF_REQUEST_MANAGERS | 最大アクティブ サーバー |
logging.xml | アプリケーション オプション |
---|---|
Enable Flagging | 診断を有効にする |
saved.properties と jtl.properties の Application Server および Recycle Manager の両バージョンのプロパティは、バージョン 7.1 で推奨されません。 これらのファイルは参照のためだけに保存してください。