Attachments パッケージは、スキーマに AXPAttachmentControl レコード・タイプを追加します。外部添付ファイル機能を構成するため、管理者は外部サーバーに関する情報を含む AXPAttachmentControl レコードを登録します。 外部サーバー構成が変更された場合は、管理者が後で AXPAttachmentControl レコードを変更できます。AXPAttachmentControl レコードが登録されるまで、添付ファイルは ClearQuest データベースに保管されます。
AXPAttachmentControl レコード タイプには以下のフィールドが含まれています。
フィールド | 説明 | 例 |
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名前 | AXPAttachmentControl レコードの名前。デフォルトの名前は AXPAttachments です。このフィールドは読み取り専用です。 | |
アカウント ID | 外部添付ファイル サーバーでの認証に使用するアカウント。 | ユーザー ID |
アカウント認証 | アカウント ID へのアクセスに必要な認証情報。 | パスワード |
制御オプション | リモート サーバーへの接続の確立に必要な制御情報。このフィールドはフリー フォーマットのテキスト ストリングで、セミコロンで区切った KEY=VALUE ペアが含まれています。
制御オプションは以下のとおりです。
TYPE を FTP に設定した場合は以下のオプションが使用できます。
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TYPE=FTP これは最も単純な構成です。ターゲット サーバーのタイプは FTP です。それ以外のすべてのオプションは、デフォルト値に設定されます。 TYPE=FTP;PORT=5021;BLOCKSIZE=1024 ターゲット サーバーのタイプは FTP です。FTP が使用するターゲット サーバー上のポートは 5021 です。転送ブロック サイズは 1024 バイト (1 KB) です。 TYPE=NONE;PORT=21 オフサイト ストレージは使用不可です。 |
サーバー名 | リモート添付ファイル サーバーの名前。名前の形式はサーバーのタイプによって異なります。FTP の場合はサーバーの完全修飾名です。 | |
ストレージ ロケーション | 添付ファイルの保管のために指定されたアカウント ID で使用されるサーバー上のロケーション。 | |
最大添付ファイル サイズ | ClearQuest データベースに保管できる添付ファイルの最大サイズ (バイト単位)。外部サーバーが使用不可の場合、添付ファイルは ClearQuest 内にローカルに保管されます。このフィールドは、ローカルに保管される添付ファイルのサイズを管理可能なサイズに制限する手段になります。サイズ 0 は、添付ファイルがローカルに保管されないことを示します。サイズ -1 は、ローカルに保管される添付ファイルのサイズに制限がないことを示します。 ClearQuest データベースに保管される添付ファイルが自動的に外部ストレージに移動することはありません。サーバーへの接続が再確立されたとき、添付ファイルを外部サーバーへ移動するため、手動でレコードを更新する必要があります。 | |
基準位置 | 無許可 (匿名) アカウントで外部添付ファイルを見つけるために使用できる、サーバー上のロケーション。 このフィールドは [ストレージ ロケーション] フィールドと関連しますが、外部ストレージ上のデータへのアクセスがどのように管理されているかに応じて異なる可能性があります。 | |
セキュリティ コンテキスト | レコードに対するセキュリティ コンテキストを有効にします。レコード タイプを保護する方法について詳しくは、『AXPAttachmentsControl レコード タイプの変更』を参照してください。 | |
外部ストレージへの転送を使用不可にする | 外部添付ファイル機能を一時的に使用不可にします。 このオプションが選択されると、外部サーバーへの接続が試行されません。 [最大添付ファイル サイズ] フィールドの値は無視されます。 | |
最終更新者 | レコードを更新した最後の ClearQuest ユーザーの ID を表示します。このフィールドは読み取り専用です。 | |
最終更新日 | 最終更新日を表示します。このフィールドは読み取り専用です。 | |
作成者 | レコードを作成した ClearQuest ユーザーの ID を表示します。このフィールドは読み取り専用です。 | |
作成日 | レコードが作成された日付を表示します。このフィールドは読み取り専用です。 |