ユーザーがログオン セッション間でパスワードを保存できるかどうかは、データベース セットの REMEMBER_PASSWORD マスター プロパティの値によって決まります。このオプションは、ClearQuest クライアントのログイン ダイアログ ボックスに表示されます。 管理者として installutil setmasterproperty サブコマンドを使用することにより、データベース セットに対して、パスワード記憶機能を無効にしたり再度有効にしたりすることができます。
ClearQuest クライアントは、データベースにログオンする際に、REMEMBER_PASSWORD マスター プロパティをチェックします。値が FALSE である場合、保存されているパスワードは削除され、ユーザーに変更を通知するダイアログ・ボックスが表示されます。 また、ユーザーが次にデータベース セットに接続したときに、ディスクに保管されている既存ファイルの接続は、パスワード記憶機能を使用できないようにマークされます。
したがって、ClearQuest クライアント ユーザーが、保存されているパスワードを使用して再度ログオンするまで、そのパスワードは削除されず、機能は無効になりません。そのため、ClearQuest データベースへの接続を確立するまで、ClearQuest クライアントは、機能が使用不可になっているかどうかを検査できません。ログオンすると、保存されているパスワードが直ちに削除されます。
後で、管理者がパスワード記憶機能を再度有効にすると、ユーザーが次回ログオンしたときに、この機能が使用可能になります。