DB2 のデータベースのプロパティと接続情報
DB2® データベースを使用しており、バージョン 7.0.x からバージョン 8.x 以降にアップグレードする場合は、スキーマ リポジトリとユーザー データベースのデータベース プロパティを更新する必要があります。
クライアントがユーザー データベースに接続する前に、Rational® ClearQuest® スキーマ リポジトリとユーザー データベースのすべてを実行するために使用される物理データベースを含めて、それぞれの物理 DB2 データベースについて binddb2pkg コマンドを実行しなければなりません。 コマンド構文は次のとおりです。
binddb2pkg server database DB2_admin DB2_password [port]
既存のユーザー データベースを DataDirect ドライバの更新済みバージョンが入っている Rational ClearQuest のバージョンにアップグレードする場合は、binddb2pkg コマンドを実行してください。 詳しくは、binddb2pkg リファレンス ページを参照してください。
データベースが、ポート値 50000 を使用していない DB2 インスタンスにある場合は、ポート値の指定が必要です。
- [製造元] (DB2)
- [データベース別名]
- [ユーザー名]
- [パスワード]
- [製造元] (DB2)
- [データベース]
- [サーバー]
- [ユーザー名]
- [パスワード]
- [接続オプション]
バージョン 8.0 での重要な変更の 1 つは、[データベース別名] フィールドが [データベース] フィールドに置換されたことです。[データベース別名] フィールドは、DB2 クライアント ソフトウェアが使用する別名の保管に使用されていました。別名はバージョン 8.0 以降では必要なくなりましたが、DataDirect ドライバは DB2 データベースの名前を必要とします。データベース別名が DB2 データベースの名前と同じであれば、このフィールドの内容を変更する必要はありません。
もう 1 つの重要な変更は、[サーバー] フィールドの追加です。 [サーバー] フィールドの値は、DB2 データベースが稼働するサーバーのコンピュータ名でなければなりません。
[管理者のユーザー名] と [管理者パスワード] フィールドの内容を変更する必要はありません。
[接続オプション] フィールドも追加されました。このフィールドの有効なパラメータは、DATABASE、HOST、PORT です。パラメータ名は、大文字小文字が区別されませんが、値には大文字小文字の区別があります。パラメータとパラメータの間は、スペースを入れずにセミコロンで区切る必要があります。
[接続オプション] フィールドの中の DATABASE と HOST パラメータはオプションです。
データベースに別の名前を指定するには、次の形式を使用します。
DATABASE=name
ホストに別の名前を指定するには、次の形式を使用します。
HOST=host
[接続オプション] フィールド内の PORT パラメータは、DB2 データベースがデフォルト ポート (50000) にあるときは必要ありませんが、DB2 データベースがデフォルト以外のポートにあるときは必要です。
データベースのポート番号がデフォルト (50000) と異なる場合、ポート番号を次の形式で入力します。
PORT=number