発送サーバーは、別のホストへのパケットの送信を一度試行します。
パケットを送信できない場合 (受信側のホストが使用不可の場合など)、発送サーバーはエラー メッセージとログ ファイルの項目を生成し、終了します。
以下のようにして再試行計画を設定し、その頻度を制御することができます。
- パケットが正常に送信されると、発送サーバーはそのパケットと発送オーダーを削除します。失敗した場合、そのパケットと発送オーダーは記憶ベイに残ります。
- shipping_server -poll は、1 つ以上の記憶ベイ内から検出したすべてのパケットを送信します。そのため、送信に失敗して残ったパケットは、次に shipping_server -poll が呼び出されたときに (可能であれば) 送信されます。
shipping_server コマンドを繰り返し呼び出すことで、未デリバー パケットの送信を無限に再試行することができます。
しかし、通常は、再試行を続けるよりも、送信を失敗させた問題点を修正します。
そのため、各発送オーダーには、以下のいずれかの方法で指定した有効期限日時を組み込むことができます。
- コマンド オプション -expire
- (Linux および UNIX システム) 送信元のホスト上にある shipping.conf ファイルの EXPIRATION 項目
- (Windows)
送信元のホスト上の MultiSiteコントロール パネルの [パケットの有効期限] の値
デフォルトでは、発送オーダーは作成から 14 日後に有効期限が切れます。
発送サーバーが有効期限の切れた発送オーダーを検出した場合、対応するパケットの宛先への送信は試行されません。
その代わりに、以下のことを行います。
往復する中では、複数のホップが関与します。
また往復の中で、各中間ホストの返送ベイにパケットが入れられます。各ホップは、shipping_server -poll によって処理されます。これは、ホストの記憶ベイのみでなく、返送ベイも処理します。
パケットの往復の有効期限は 14 日です。
この期間内に戻れなかったパケットは削除されます。