独立系ソフトウェア製造元のツールを使用して IBM® Rational® ClearQuest® データベースの移動または複製を行う場合、操作を確実に成功させるため追加手順の実行が必要です。
独立系ソフトウェア製造元のデータベース ツールを使用して、ClearQuest 実動データベースの複製をテスト環境として作成できます。また、マイグレーションまたは災害復旧目的で、独立系ソフトウェア製造元のデータベース ツールを使用して、あるサーバーの ClearQuest データベースを別のサーバーに復元することもできます。
独立系ソフトウェア製造元のツールを使用して ClearQuest データベースの移動または複製を行う場合、操作を確実に成功させるための手順の実行が必要です。
重要: IBM Rational では、ClearQuest ツールを使用したデータベース マイグレーションのみをサポートします。
これらの指示に正しく従えなかった場合、以前のスキーマ リポジトリ用またはユーザー データベース用の既存のデータベース接続情報を使用する結果になる場合があり、実稼働環境を破損することになります。
- データベースをバックアップから復元します。データベースは ClearQuest の資料に概略が示された製造元の構成要件を満たす必要があります。
- ClearQuest メンテナンス ツールを開き、スキーマ リポジトリに保管されたデータベース情報を変更します。
管理者またはスーパーユーザーとしてログインする必要があります。
重要: この手順を実行できなかった場合、データベースの復元元の環境への接続が作成される結果になる場合があります。
テスト環境の作成手順 |
実動データベースの移動手順 |
- をクリックします。
- 新規作成した複製スキーマ リポジトリ データベースの情報を入力します。[更新] の [その他] ダイアログにもともと実動データベースの接続情報が表示されていたとしても、その情報は入力しないでください。
- をクリックして接続を新規作成します。デフォルトでは、新規接続の情報として、複製元データベースの情報が表示されるはずです。
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- 既存の接続を選択して、スキーマ リポジトリを新しいログイン情報に更新します。
- をクリックします。
- 実動スキーマ リポジトリ データベースの新しい場所のプロパティを入力します。接続が存在しない場合は、テスト環境作成手順に従います。
- 接続プロファイルをエクスポートします。ClearQuest for Windows Client のユーザーおよび Eclipse RCP クライアントのユーザーは、接続プロファイルをインポートして、マスター データベースへの新しい接続パラメータを受け取る必要があります。ClearQuest Web サーバーを使用してこのデータベースに接続する場合、cqprofile.ini ファイルを Web サーバーにインポートする必要があります。
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- 新しい接続プロファイルを使用して ClearQuest Designer にログインします。
- ユーザー データベース プロパティを更新します。論理ユーザー データベースごとに、ユーザー データベースの新しい場所に関するすべての情報を再入力します。これがテスト環境にある場合、接続フィールドに入力した情報が実稼働環境の情報ではないことを確認してください。データベース情報が更新されたことを示すメッセージが表示されます。
環境内の該当するデータベースごとにこの手順を繰り返します。
- ClearQuest クライアント内のユーザー データベースにログインして、ClearQuest のユーザビリティーをテストします。
ヒント: スキーマに変更を加える場合またはデータベースのアップグレードを実行する場合はいつでも、事前に必ずスキーマ リポジトリおよびユーザー データベースの新しいデータベース バックアップを作成してください。バックアップの作成ができなかった場合、アップグレードの失敗、設計変更の問題、その他の不測の障害が起きた場合のリカバリー機能が制限されるおそれがあります。