Installation Manager でのインストールの管理について

Installation Manager がインストール管理用に提供しているさまざまなモードを検討し、IBM ソフトウェア パッケージのインストールや管理の際に使用する方式や方式の組み合わせを決定します。 ウィザード モード、サイレント モード、コンソール モード、コマンド行から選択してください。

Installation Manager には、ソフトウェア パッケージのインストールと保守のための複数のインターフェースがあります。 これらのインターフェースは、Installation Manager パッケージ自体に加えて、Installation Manager によってサポートされている他の IBM ソフトウェア パッケージにも使用されます。
ウィザード モード
ウィザード モードは、対話式インストールの場合に、ユーザーがクライアントとサーバーのソフトウェアをインストールできるようにするグラフィカル ユーザー インターフェースです。 この方式の場合、ユーザーは、インストール プロセス中にインストール必須パラメータを入力し、オプションを指定する必要があります。
サイレント モード
サイレント モードでは、コマンド行やバッチ ファイルからのインストールに必要な情報が含まれる応答ファイルを使用してインストールを開始します。 複数のシステム、または全社的にソフトウェアのデプロイメントを行うには、このモードを使用します。 サイレント モードを使用してパッケージを管理するには、その前に Installation Manager をインストールして応答ファイルを作成する必要があります。
コンソール モード
コンソール モードでは、ASCII テキスト ベースの対話式インターフェースから Installation Manager を実行します。 ウィザード モードと同様にコンソール モードでも、ユーザーは、インストール プロセス中にインストール必須パラメータを入力し、オプションを指定する必要があります。 グラフィック ディスプレイ装置を使用できない場合や、グラフィカル ユーザー インターフェースを使用せずに Installation Manager を使用する場合は、コンソール モードを使用してください。 例えば、グラフィカル ユーザー インターフェースがない場合のサーバー サイドでのデプロイメントや、リモート ホストからのインストールの実行に、コンソール モードを使用します。
注: コンソール モードを使用して、Installation Manager パッケージのインストールと管理を行うことができます。 Linux システムや UNIX システム上で ClearCase® バージョン 8.0 以降のパッケージのインストールと保守を行うこともできます。 Installation Manager のコンソール モードで ClearQuest® ソフトウェア パッケージを保守することはできません。
コマンド行
Installation Manager のユーザー インターフェースもサイレント インストール用の応答ファイルも使用できない場合は、Installation Manager のコマンド行 (imcl) を使用してインストールを管理します。 コマンド行ユーティリティから、インストールの詳細を指定するコマンドおよびオプションを記述したインストール スクリプトを実行できます。 imcl コマンドは、インストールされたバージョンの Installation Manager または Installation Manager インストーラのどちらでも使用できます。
注:
  • このインフォメーション センターでは、Installation Manager のさまざまな方式を使用して、Rational® ClearCase および ClearQuest パッケージのインストールおよび保守を行うための全般的な説明を記載しています。Installation Manager の詳細資料については、Installation Manager インフォメーション センターを参照してください。
  • Rational ClearCase をインストールするために必要な Installation Manager のバージョン レベルについては、IBM サポート Web サイトの「ClearQuest System Requirements」の情報を参照してください。

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