パケットのディレクトリ

各記憶クラスには、記憶ベイと返送ベイがあります。 これらは、パケットを保持するディレクトリです。 記憶ベイは通常の発送操作に使用され、返送ベイは、正常に配送できなかったパケット用に使用されます。

各記憶ベイ ディレクトリおよび返送ベイ ディレクトリには、incomingoutgoing の 2 つのサブディレクトリが含まれます。 これらのサブディレクトリには、パケットとそれに対応する発送オーダー ファイルが保持されます。 発送操作では、これらのディレクトリからパケットを探します。

注: Windows では、ベイが存在するディスク パーティションの空き容量が、そのベイに保管されるパケットの最大サイズの 2 倍以上ある必要があります。 ベイには、同一パケットの 2 つのコピーが一度に存在する場合があります。 1 つは別の宛先へ移動されるもので、もう 1 つはホスト上の複製に適用されるものです。

ホストに Rational® Shipping Server をインストールすると、-default 記憶クラスが記憶ベイや返送ベイと共に作成されます。 記憶ベイの名前は ms_ship で、返送ベイの名前は ms_rtn です。 それぞれのベイに、 incoming ディレクトリと outgoing ディレクトリも作成されます。MultiSite コントロール パネル (Windows) を使用して新しい記憶ベイまたは返送ベイを作成すると、ベイとそのサブディレクトリが作成されます。Linux 版および UNIX システム版では、ベイとその incoming および outgoing サブディレクトリを手動で作成してから、それらのベイを shipping.conf ファイルで指定する必要があります。


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