ロード バランスの取られたデプロイメントで OSLC 統合を管理するための ClearQuest Web の構成

OSLC 構成設定は、デプロイメントのすべてのサーバーが共有使用できるように、マスター プロパティとして ClearQuest® スキーマ リポジトリに保存することができます。

始める前に

以下のステップを実行するには、スーパーユーザー特権が必要です。

このタスクについて

ロード バランスの取られた ClearQuest Web デプロイメントで OSLC 要求のロード バランシングを有効にするには、追加の構成ステップを実行する必要があります。

手順

  1. 各 ClearQuest Web サーバーでロード バランシングを構成します
  2. ロード バランスの取られたデプロイメントにおける各 ClearQuest Web サーバーで、以下のディレクトリにインストールされている cqrest.properties 構成ファイルを編集します。

    WASinstallDir¥installedApps¥WAScell¥TeamEAR.ear¥cqweb.war¥WEB-INF¥classes

    ここで、
    • WASinstallDir は、WebSphere® Application Server がインストールされているディレクトリです。
    • WAScell は、WebSphere Application Server セル ディレクトリです。
    以下のプロパティと設定を変更または追加します。
    com.ibm.rational.cm.web.component.oslc.configuration.location=repo
    注: このプロパティは ClearQuest 8.0.1 で新しく追加されました。 ClearQuest 8.0.1 より前のバージョンからアップグレードする場合、各 ClearQuest Web サーバーの cqrest.properties ファイルには、この新規プロパティが含まれていません。これは、cqrest.properties ファイルが IBM® Installation Manager によって保持およびリストアされるためです。このファイル内に com.ibm.rational.cm.web.component.oslc.configuration.location プロパティーが存在しないということは、OSLC 構成設定がその時点ではサーバー ファイル システムで管理されていることを示します。
  3. 各サーバーの cqrest.properties ファイルを保存して閉じます。
  4. サーバー ファイル システムから ClearQuest リポジトリに、既存の OSLC 構成設定を自動的にインポートする場合は、そのサーバーの cqrest.properties ファイルに対してのみ、以下のプロパティおよび設定を変更または追加します。
    com.ibm.rational.cm.web.component.oslc.configuration.autoInitializeRepository=true
  5. ロード バランスの取られたデプロイメントで、すべての ClearQuest Web サーバーを再始動して、各サーバーにログオンします。 各サーバーにログオンすると、スキーマ リポジトリに保存されている値によって、メモリー内の OSLC 構成設定が更新され、すべてのサーバーの設定が一貫性を保つようになります。
  6. ステップ 4 を実行しない場合、ステップ 1 で構成した、ロード バランスの取れた URL にログオンして、OSLC サーバー フレンド関係を構成してください。サーバー フレンド関係の構成について詳しくは、「コラボレーティブ ライフサイクル管理の統合用の ClearQuest Web サーバーの構成」を参照してください。

タスクの結果

ロード バランスの取られたデプロイメントで OSLC 統合を管理するために ClearQuest Web を構成しました。

次のタスク

ロード バランスの取られたデプロイメントで OSLC 統合を管理するために ClearQuest Web を構成した後に、リポジトリ内で OSLC 構成設定を手動によって更新すると役立つ場合、または必要な場合があります。詳しくは「リポジトリ内の OSLC 構成設定の手動による更新」を参照してください。

フィードバック