ユーザー データベース オブジェクト

ユーザー データベース オブジェクトは、所定のセッションからのコードの操作に最も使用するオブジェクトです。

次の図は、ユーザー データベースへのアクセスに使用するオブジェクトのタイプと、それらのオブジェクト間の関係を示したものです。 矢印は、関連オブジェクトを取得する方向を示します。 例えば、Session オブジェクトからは、DatabaseDesc、Entity、EntityDef、QueryDef、ResultSet などのさまざまなタイプのオブジェクトを直接取得できます。

最上位オブジェクトは、Rational ClearQuest クライアント関数に関連したオブジェクトにアクセスする場合に使用されます。

場合によっては、間接的な関係のあるオブジェクトもあります。例えば、QueryDef オブジェクトと ResultSet オブジェクトは、クエリーの実行時に共に機能しますが、これらのオブジェクトは、それぞれ Session オブジェクトのメソッドを使用して別々に作成します。 ResultSet オブジェクトは、QueryDef オブジェクトからの情報を使用してクエリーを実行します。

ユーザー データベース オブジェクト
説明
Session オブジェクト
ユーザー データベースにアクセスし、新規レコードをビルドします
Entity オブジェクト
データベース レコードに対応するオブジェクト。レコード データを使用した操作には、フィールド値の設定、検証、コミット、復元などがあります。
EntityDef オブジェクト
読み取り専用のメタデータ (所定のレコード タイプに適用可能なアクション、フィールド、フック、状態、遷移など) を表示します
EntityDefs オブジェクト
EntityDef (レコード タイプ) オブジェクトのコレクション
QueryDef オブジェクト
クエリー条件を定義します。QueryDef はクエリーの定義です。
ResultSet オブジェクト
クエリーで取り出されたデータを表示します。ResultSet は QueryDef の Execute 時の結果です。クエリーがパラメータ化されたクエリーの場合は、クエリーの値を入力する ResultSet が使用されます。
QueryFilterNode オブジェクト
クエリーの比較フィルタを実装します
Workspace オブジェクト
Workspace (Perl の場合は WorkSpaceMgr) オブジェクトには、共用および個人用クエリー フォルダに保存されたクエリー、レポート、グラフを操作するインターフェイスが用意されています。

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