式の構造

式は、「テキスト」、「整数」、「浮動小数点」、「日付」の各属性と、「マトリックス」属性および「時間グリッド」属性のセルに入力できます。

IBM® Rational® Focal Point™ は、式を評価して、その値を属性またはセルに表示します。 すべてのユーザーが式を入力できますが、非管理者は、アクセス権限のない情報を入手するための式は使用できません。

式は必ず、等号 (=) で始まります。等号の後には、1 つ以上のオペランドが続きます。 オペランドはすべて、計算演算子で区切られます。 式は、式に含まれる各演算子に特有の順序に従って、左から右へ計算されます。 括弧を使用して、演算の順序を変えることができます。

各オペランドは、テキスト・ストリング、数値、属性値のいずれかです。 テキスト・ストリングへの参照を入力するには、テキストを引用符 (") で囲みます (例: "Text string")。数値への参照を入力するには、数値 (例えば 5.5) を入力します (数値は、小数点を付けて入力する必要があります)。 属性値への参照は、以下のいずれかの方法で入力します。

表 1. 属性の参照
参照 説明
'属性'  'Title' 同一エレメント内の属性の値への参照
'エレメント・タイトル!属性' 'Req 14!Title' 同一モジュール内の特定エレメントの属性の値への参照
'モジュール!エレメント・タイトル!属性' 'Requirements!Req 14!Title' 特定モジュール内の特定エレメントの属性の値への参照
注:
  • 属性名に単一引用符 (') または感嘆符 (!) が含まれている場合は、式の入力時にそのマークを取り除く必要があります。
  • モジュールを参照する場合は、「モジュール」メニューに表示されるとおりのモジュール名を使用してください。 エレメントを参照する場合は、エレメントの「タイトル」属性の値を参照してください。 属性を参照する場合は、属性リストに表示されるとおりの属性名を使用してください。

「マトリックス」属性のセル

マトリックス属性のセルを参照する場合は、 必要なセルを指定します。
表 2. 「マトリックス」属性のセルの参照
参照 説明
'属性(セル)'  'MatrixValues(A2)' 「マトリックス」属性内の 1 つのセルに対する参照。A2 は、第 1 列の第 2 行になります。
'属性(セル:セル)'  'MatrixValues(A2:B4)' 「マトリックス」属性内の複数のセルに対する参照。A2:B4 は、A2、A3、A4、B2、B3、B4 のセルを参照します。
注: この式は、「時間グリッド」属性のセルでは使用できません。
式の使用法:
注: 式は、ヘッダー列とマトリックス属性の行に入力できますが、ヘッダー列および行のセルを他の式から参照することはできません。

「時間グリッド」属性のセル

「時間グリッド」属性を参照する場合は、必要なシートおよびセルを指定してください。
表 3. 「時間グリッド」属性のセルの参照
参照 説明
'属性(シート;セル)' ''TimeGrid(Sh1;A2)' 「時間グリッド」属性のシート内の単一セルに対する参照。 Sh1 は第 1 シートで、A2 は第 1 列、第 2 行のセルです。

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