エレメントに優先度を付けた後、決定を下すときのサポートとして、さまざまなグラフィカル形式で結果を視覚化することができます。
ビジュアルにおいて、優先度は棒、バブル、および線で表示されます。
このレッスンでは、優先度付けの結果を視覚化し、どの自動車が最も優れているかを分析します。
また、基準の重みを変更することによって、それらがどのように結果に影響するかを学習します。
- 結果を視覚化するには、をクリックします。
- ツールバーで「棒グラフ」アイコン
(
) をクリックし、結果を棒グラフで表示します。
棒グラフは 1 つの基準を表示します。
このグラフは、「Car C」が「Car F」よりも優れたデザインであることを示しています。基準において最高ランクであるエレメントは、緑のチェック・ボックスで識別されています。
スケールは、相対的なデザインの魅力をパーセンテージで示しています。
すべての棒の長さを合計すると、100% になります。
いくつかの視覚化の方法から選択することができますが、さまざまなシチュエーションで使用すべき視覚化の技法に関するガイドラインはありません。
このチュートリアルにおけるデータでは、積み重ね棒グラフを使用することもできます。
- 「積み重ね棒グラフ」アイコン
(
) をクリックします。
積み重ね棒グラフでは、複数の基準について同時に調べることができます。
上のイメージに示されているように、価格とデザインの両方について考えたとき、相対的なランクは異なります。
これらの基準をどちらも考慮に入れると、一番上のバーが、基準に従って最高ランクのエレメントを表すことになります。
一番下のバーが、基準に従って最低ランクのエレメントを表しています。
自動車というエレメントにおいて、さらにいくつもの基準 (多目的性、環境に優しいこと、安全性、構造上の品質など) が考えられます。
あるいは、ステークホルダーをさらに表示したい可能性もあります。
このような基準をすべて同時に、積み重ね棒グラフで表すことができます。
- いくつかのチェック・ボックスからマークを外し、右上にある値のインディケーターがどのように変わるかを調べてください。 チェック・ボックスにマークを付けたり、マークを外したりするたび、値のインディケーターは、相対値 (デザイン) と相対価格のすべてが表示されていないことを反映します。
この例では、別のシチュエーションに比べると、値のインディケーターはあまり役立ちません。
たとえば、ソフトウェア製品に実装する機能のセットを考えるとき、価格 30% に対して価値 60% を実現するため、どの機能について考慮するかを調べる場合にインディケーターを使用できます。
- 価格の基準がデザインの基準よりも重要である場合に何が起こるかを考えてみましょう。
右側のフレームを右クリックし、「基準シナリオ」を選択します。 「基準シナリオ」ウィンドウが開きます。ここでは、さまざまなシナリオを調べることができます。
たとえば、価格がデザインの 2 倍重要であれば、どの自動車が最も優れているでしょうか?
- 「基準シナリオ」ウィンドウで、値が 80% になるまで「Price」スライダーを移動します。
黒い三角形 (
) は、エレメントのランクを示しています。
これらの三角形が右側に近づくほど、基準におけるエレメントのランクは高くなります。
- 変更した基準シナリオに基づいて、積み重ね棒グラフでのエレメントの順位を最新表示するには、「基準シナリオ」ウィンドウを最小化して、「積み重ね棒グラフ」アイコン
をクリックします。
価格がデザインよりも重要であれば、「Car F」の黒い三角形が最も右側に近いため、これが最も優れている自動車になります。
これらの黒い三角形によって、価格に比べてデザイン的に劣っているのは「Car D」であることが分かります。
「基準シナリオ」ウィンドウを閉じると、変更した基準の相対的な重みは修正されます。
別のシチュエーションでは、他の項目について考慮しなければならない場合があります。例:
- 予算が少ない場合、予定はどのような影響を受けるか?
- リスク分析はどれだけ確実なものか?
これらの基準を使用する機会があれば、このようなシナリオの効果が分かります。
これで、優先度付けの結果のレポートを生成できるようになりました。