ポートフォリオ管理用のモジュール

製品ポートフォリオ管理ワークスペースのサンプル・モジュールは、 「構成」メニューの「モジュール」ページにあります。
表 1. 製品ポートフォリオ管理テンプレートでのモジュール
モジュール 説明
Ideas このモジュールはアイデアのリポジトリーです。 ここでは、アイデアの追加、調査、および分析が可能です。 承認されたアイデアは、製品プロポーザルまたはビジネス・ニーズになります。
Products このモジュールには、すべての新しい製品プロポーザルから、回収されたすべての製品に至るまで、 製品ポートフォリオ全体が含まれています。 製品となることができるのは、要求を満たすために市場に提供されるサービスまたは物理エンティティーです。 Products モジュールは、大まかなレベルから詳細レベルまでのビジネス・ケースや回収計画の使用をサポートします。 このモジュールでは、自社製品を競合他社製品と比較できるように、すべての競合他社製品が個別のフォルダーに収められています。
Portfolios ポートフォリオとは製品グループのことです。 このモジュールを使用すれば、製品を編成できます。 このモジュールは Products モジュールにリンクされます。
Market Plans このモジュールは、指定のマーケティング目標を達成するために必要なアクションに関する文書のリポジトリーです。 市場計画は製品、市場、またはプロジェクトを対象にすると考えられ、 単年を対象とすることもあれば、5 年計画など、複数年を対象とすることもあります。 市場計画は、ビジネス計画全体の一部となる可能性があります。 明確なマーケティング戦略が、市場計画の基準となります。
Customers このモジュールには、製品購入者に関する情報が含まれています。 顧客のログイン・アカウントを作成することが可能です。 顧客は外部利害関係者とみなすことができます。 その場合は、個別の役割を作成する必要があります。 製品ポートフォリオ管理ワークスペースでは、顧客は、製品のタイプに応じて、個人、組織、または小売業者にすることができます。 また、ワークスペースを使用すれば、アクティブな顧客と顧客候補を区別できます。 顧客候補は、顧客になったとき、または顧客にならないことにしたときに、 獲得成功/失敗レポートにリンクされます。
Competitors このモジュールでは、自社製品の競合他社に関する情報を保管したり分析したりできます。 製品レベルと会社レベルで競合他社情報を取り込むことができるように、Products モジュールに競合他社製品を追加できます。 自社の製品と競合他社の製品を比較して、それぞれの製品の長所を分析し、その製品が特定市場に提供する価値を確認できます。
Win/Loss Reports このモジュールは、顧客候補に製品を購入させることができた/できなかった理由を分析して特定するために使用できます。 製品管理者はこの情報を使用して、マーケティング、開発、および販売の取り組みを改善し、 潜在的な顧客のニーズをさらに満たすことができます。
Projects プロジェクトは、製品の実装プロセスや回収プロセスをサポートするために作成されます。 例えば、様々なタスクが実行されるスケジュールを作成し、このスケジュールを使用して、作業時間などのコストを記録する場合があります。 プロジェクトごとに、内容と完了期間に基づいたリソース使用計画があります。 この内容は、1 つ以上のビジネス・ニーズで指定されます。
Business Needs このモジュールには、ポートフォリオにおける既存製品に対する機能拡張の要求が含まれています。 通常、製品管理者はビジネス・ニーズに優先度を設定して、そのビジネス・ニーズを、製品に関連するプロジェクトに実装しようと計画します。
Criteria このモジュールには、エレメントを優先度設定して視覚化するために使用される基準が含まれています。 また、Criteria モジュールには、ターゲットの地域別市場と戦略的目標のリストが含まれています。
Checkpoints このモジュールは管理に使用されます。 このモジュールには、エレメントをレビューするときの対象となるチェックポイントが含まれています。 このモジュールを使用すれば、プロジェクトをレビューして、 プロジェクトの完了が承認される前にすべての成果物の準備を整えることができます。
Images このモジュールは管理に使用されます。 このモジュールには、ワークスペースで使用されるイメージが含まれています。
Use Cases このモジュールには、ユーザー・シナリオが含まれています。 また、そのユーザー・シナリオをワークスペースに実装できる方法に関する情報も含まれています。 管理者は、ユース・ケースが構成部分 (プロセス・ワークフロー、属性、役割、ビューなど) にどのように関連しているのかを このモジュールで理解できます。
Supporting Module このモジュールは表示されません。 このモジュールには、デフォルトでエレメントおよび内部率が含まれます。 Products モジュールの正味現在価値の計算には、浮動小数点属性の値が使用されます。
Market Shares このモジュールは、Products モジュールの市場占有率に関する情報をサポートします。
Market Sizes このモジュールは、Products モジュールの市場サイズに関する情報をサポートします。

情報モデル

次の情報モデルは、製品ポートフォリオ管理ワークスペース内のモジュール同士が どのように相互リンクしているのかを示したものです。 このモデルを使用すれば、ワークスペースのインフラストラクチャーを理解できます。 モデル内のアウト・リンクおよびイン・リンクは、ワークスペース内のアウト・リンクおよびイン・リンクに相当します。 モジュール同士の関連を示す情報モデル

追加モジュール

製品ポートフォリオ管理ワークスペースで構成できる、その他のモジュールは以下のとおりです。

フィードバック