機能テスト・オブジェクト・マップの作業
このセクションでは、機能テストを容易にするためにテスト・オブジェクト・マップを活用する方法について説明します。 テスト・オブジェクト・マップは、テスト対象アプリケーション内の既知のテスト・オブジェクトを記述する静的ビューです。
テスト・オブジェクト・マップ
Functional Tester のテスト・オブジェクト・マップは、テスト対象アプリケーションにあるテスト・オブジェクトをリストします。 それは、テスト対象アプリケーションにあって Functional Tester に認識されているテスト・オブジェクトを記述する静的ビューです。
アプリケーションをテストするためのテスト・オブジェクト・マップの作成と使用
テスト・オブジェクト・マップを作成し、アプリケーションをより正確に記述できるようにマップを洗練し、かつそのマップをアプリケーションをテストするために作成したその他のスクリプトと共用します。
テスト・オブジェクト・マップの新規作成
スクリプトとの関連付けが可能な、カスタマイズした共用テスト・オブジェクト・マップを作成することができます。
複数のテスト・オブジェクト・マップのマージ
「テスト・オブジェクト・マップへのテスト・オブジェクトのマージ」ページは、複数の専用または共用のテスト・オブジェクト・マップを単一のマップにマージするために使用します。
テスト・オブジェクト・マップへのオブジェクトの追加
テスト・オブジェクト・マップにオブジェクトを追加するときには、選択したオブジェクトのみを追加するか、直接の親の子を組み込むか、または現行ウィンドウに表示されるすべてのコントロールを組み込むかを選択できます。
動的テスト・オブジェクトの挿入
「動的テスト・オブジェクトの挿入」
を使用して、動的テスト・オブジェクトを挿入することもできます。オブジェクト・マップのテスト・オブジェクトの階層は、再生中の特定のコントロールの検索順序を表しています。一連のアプリケーションの変更の過程で、オブジェクトの階層は新規オブジェクトがテスト・アプリケーションに導入されるかどうかを変更する場合があります。これによって、再生が失敗します。動的テスト・オブジェクトを使用して、テスト・オブジェクトを子孫としてその親へアンカーすることができます。
ClearCase でのテスト・オブジェクト・マップの使用
ClearCase
®
で共用テスト・オブジェクト・マップを使用して、複数のブランチのスクリプトをマージすることができます。
オブジェクト・マップ内の新規テスト・オブジェクト
記録後に、Functional Tester はテスト・オブジェクト・マップを自動的に表示することがあります。 これは、新規テスト・オブジェクトが既存のマップに追加された場合にデフォルトで発生します。
「新規テスト・オブジェクトがある場合にオブジェクト・マップを表示する」
ボックスを選択したり選択解除したりすることにより、「レコーダー」ページでこれをオンまたはオフに切り換えることができます。
オブジェクト・マップとスクリプトへのテスト・オブジェクトの追加
Functional Tester を使用することにより、テスト・オブジェクトをオブジェクト・マップとスクリプトに同時に追加することができます。
オブジェクトのプロパティーの編集
テスト・オブジェクト・マップのウィンドウの下部 (または右側) のペインで、プロパティー・セットの情報を編集することができます。
関連スクリプトの表示
テスト・オブジェクト・マップに関連付けられたスクリプトをリストできます。このリストを使用して、テスト・オブジェクトを追加する複数のスクリプトを選択できます。
関連スクリプト内の名前の更新
分かりにくいテスト・オブジェクト名を、もっと分かりやすい名前に変更できます。 Functional Test は、テスト・オブジェクト・マップ内の関連スクリプト中の名前を更新します。
関連スクリプト内のオブジェクト名をデフォルト名にリセットする
「すべてのテスト・オブジェクト名のリセット」機能を使用して、変更したオブジェクト名をデフォルト名に戻すことができます。 Functional Tester は、関連スクリプト内の変更されたオブジェクト名をすべてデフォルト名に更新します。
スクリプトへのテスト・オブジェクトの追加
1 つ以上のスクリプトにオブジェクトを組み込むには、テスト・オブジェクト・マップを使用します。手順の一部として、Functional Tester によりオブジェクト用に選択可能なメソッドのリストが表示されるので、テスト・オブジェクト用に使用するメソッドを選択することができます。
テスト・オブジェクト記述の追加
オブジェクトに関する記述テキストを入力することができ、このテキストは Functional Tester によってオブジェクトの「管理」プロパティー・セットのタブに追加されます。スクリプト内でオブジェクト名の上にカーソルを置いたときにも、Functional Tester はこの記述を表示します。
テスト・オブジェクト記述の編集
テスト・オブジェクト・マップの階層ツリーに表示される、テスト・オブジェクトのテキストをカスタマイズすることができます。
オブジェクト・マップからのテスト・オブジェクトの削除
テスト・オブジェクトをオブジェクト・マップから削除すると、Functional Tester はオブジェクトの参照すべてを除去します。
2 つのテスト・オブジェクトの統合
テスト対象アプリケーション中のオブジェクトに変更を加えると、テスト・オブジェクト・マップに、同一のオブジェクトについて記述したマップ・オブジェクトが 2 つ存在する場合があります。 これらのオブジェクトを単一のマップ・オブジェクトに結合することができます。 2 つのオブジェクトを統合すると、Functional Test はスクリプトを更新します。
テスト・オブジェクト・マップの保守
テスト・オブジェクト・マップを保守するには、マップに新しいオブジェクトを受け入れ、類似したテスト・オブジェクトを統合し、さらには廃止されたテスト・オブジェクトを削除することによってテスト・オブジェクト・マップを更新して、アプリケーションの新しいバージョンを反映させます。
テスト・スクリプトの名前変更
プロジェクト中の Functional Tester スクリプト、テスト・オブジェクト・マップ、または他のファイルの名前を変更することができます。
認識プロパティーの更新
テスト対象アプリケーション内のテスト・オブジェクトの認識プロパティーを更新することができます。
テスト・オブジェクト・マップの削除
テスト・オブジェクト・マップを削除すると、マップと関連するスクリプトを無効にし、使用不可にします。テスト・オブジェクト・マップの削除を元に戻すことはできません。
アプリケーション内でのテスト・オブジェクトの位置検索
テスト・オブジェクト・マップまたはスクリプト・エクスプローラーでオブジェクトを選択し、テスト対象のアプリケーション内にあるオブジェクトを Functional Tester が強調表示するようにします。
テスト・オブジェクト・マップでのオブジェクトの検索
テスト・オブジェクト・マップ中でテスト・オブジェクトを検索するには、プロパティー、値、またはその両方を使用できます。テスト・オブジェクト・マップ中でオブジェクトを検索するには、クイック検索とフィルターで検索の 2 つの方法があります。
正規表現
認識プロパティーを正規表現または数値範囲に置換して、パターン・ベースの認識を可能にすることができます。パターンの使用によって、オブジェクトの認識をより柔軟に行えます。検査ポイント・エディターまたはオブジェクト・マップ内から、プロパティーを正規表現および数値範囲に変換できます。
オブジェクト・ライブラリー
オブジェクト・ライブラリーを使用して、オブジェクト認識プロパティーおよびプロパティーの重みを構成します。
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