機能テスト・スクリプトでのタイマーの使用

同一のスクリプトに異なる名前のタイマーをいくつでも挿入して、個々のさまざまなタスクの実行に要する時間を計測することができます。タイマーを別のタイマーの中にネストすることも (1 つ目のタイマーが停止する前に、2 つ目のタイマーが開始と停止をする)、複数のタイマーをオーバーラップさせることも (1 つ目のタイマーが停止した後に、2 つ目のタイマーを停止する) 可能です。

ただし、同じタイマーは一度停止してからでなければ、再び開始することはできません。同じタイマーを再び開始すると、Functional Tester は開始時刻を変更します。タイマーを停止すると、Functional Tester はタイマーが開始した時刻からの経過時間を示すメッセージをログに書き込みます。同じタイマーを複数回停止すると、Functional Tester はそのタイマーを再開しません。同じタイマーを再開したいときは、timerStart を呼び出します。

タイマーを含むスクリプトを再生すると、経過時間がログに示されます。

スクリプトの記録中または編集中にタイマーを挿入するには、以下の操作を行います。

  1. 記録中の場合は、「記録中」ツールバーの「スクリプト・サポート・コマンドの挿入」ボタン 「スクリプト・サポート・コマンドの挿入」ボタン をクリックします。

    編集中の場合は、以下のようにします。

    1. スクリプト内でタイマーを配置する場所にカーソルを置きます。
    2. 「Functional Test」ツールバーの「アクティブな Functional Test スクリプトに記録を挿入」ボタン 「アクティブな Functional Test スクリプトに記録を挿入」ボタン をクリックします。
    3. 「記録中」ツールバーの「スクリプト・サポート・コマンドの挿入」ボタン 「スクリプト・サポート・コマンドの挿入」ボタン をクリックします。
  2. 「スクリプト・サポート機能」ダイアログ・ボックスの「タイマー」タブをクリックします。
  3. 「タイマーの開始: 名前」フィールドに、タイマー名を入力します。 複数のタイマーを開始する場合は、必ずそれぞれのタイマーに異なる名前を付けてください。
  4. 「コードの挿入」をクリックします。

    Functional Tester は、スクリプト内のカーソル位置に timerStart("name") コードを挿入します。ここで、name「タイマーの開始: 名前」フィールドに入力した名前です。

  5. 計時するアクティビティーを実行します。
  6. 計時対象のアクティビティーの直後で、タイマーを停止します。
    1. 「記録中」ツールバーの「スクリプト・サポート・コマンドの挿入」ボタン 「スクリプト・サポート・コマンドの挿入」ボタン をクリックします。
    2. 「スクリプト・サポート機能」ダイアログ・ボックスの「タイマー」タブをクリックします。
    3. 「タイマーの停止: タイマー」フィールドで、停止させるタイマーをリストから選択します。

      リストにタイマーの名前が表示されない場合は、コンボ・ボックスにその名前を入力します。

    4. 「コードの挿入」をクリックします。

      Functional Tester は、スクリプト内のカーソル位置に timerStop("name") コードを挿入します。ここで、name「タイマーの停止: タイマー」フィールドで選択した名前です。

      注: timerStop ステートメントは、対応する timerStart ステートメントより前には挿入しないでください。
関連タスク
機能テスト・スクリプトからのスクリプトの呼び出し
機能テスト・スクリプトへのログ・メッセージの挿入
機能テスト・スクリプト再生用の遅延およびスリープ状態の設定
機能テスト・スクリプトへのコメントの挿入
機能テスト・スクリプトへのクリップボード・コマンドの挿入

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