SAP GUI for Windows および SAP サーバーのテストを可能にする

SAP アプリケーションをテストする前に、SAP クライアントおよびサーバーをテストに使用できるようにする必要があります。

SAP GUI (クライアント) for Windows の使用可能化

  1. SAP ログオンを開始して、SAP サーバーにログインします。
  2. 「ローカル・レイアウトのカスタマイズ (Customizing of Local Layout)」ツールバー・ボタンをクリックします。
  3. 「オプション (Options)」をクリックして、「スクリプト (Scripting)」タブをクリックします。
  4. 「スクリプトを有効にする (Enable Scripting)」チェック・ボックスを選択します。
  5. 「実行中の GUI にスクリプトが接続する時に通知する (Notify When a Script Attaches to a Running GUI)」チェック・ボックスおよび「スクリプトが接続を開く時に通知する (Notify When a Script Opens a Connection)」チェック・ボックスをクリアします。
  6. 設定を保存して、SAP GUI を再開します。

SAP サーバーの使用可能化

以下の手順を実行することにより、スクリプト記述を SAP クライアントから一時的に可能にできます。 この手順を使用して設定された値は、サーバーが再始動すると失われます。
  1. SAP ログオンを開始して、SAP サーバーにログインします。
  2. RZ11 トランザクションを開始します。
  3. 「プロファイル・パラメーターの保守 (Maintain Profile Parameters)」ウィンドウで sapgui/user_scripting と入力します。
  4. 「表示 (Display)」をクリックします。
  5. 「プロファイル・パラメーター属性の表示 (Display Profile Parameter Attributes)」ウィンドウで「値の変更 (Change value)」をクリックします。
  6. 「新規の値 (New value)」フィールドで TRUE と入力します。
  7. 設定を保存して、SAP GUI からログアウトします。
  8. SAP ログオン・プログラムを終了します。
注:
  • サーバー管理者が、SAP システムのアプリケーション・サーバー・プロファイルを、sapgui/user_scripting = TRUE を含むように編集すると、サーバーが再始動したときにデフォルトでスクリプト記述が使用可能になります。
  • SAP では、任意のサーバーに対して、ネットワーク接続モードを変更するオプションを提供しています。 高速接続 (LAN) と低速接続という、2 つの接続モードが使用可能です。しかし、Functional Tester はどちらのモードでも動作しますが、高速接続を使用して記録されたスクリプトはこのモードでしか再生できません。 これは低速モードでも同様です。SAP スクリプトは、記録に使用したときと同じネットワーク接続モードで再生する必要があります。 高速接続モードのほうが多くの有効な認識プロパティーを提供するため、こちらのほうをお勧めします。

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