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演習 7: コンパレーターを使用した、検査ポイントの更新

検査ポイント・コンパレーターを使用して、スクリプトの再生後に検査ポイント・データを比較できます。 検査ポイントは、プロパティーのベースラインまたはオブジェクトのデータを提供します。 アプリケーションの後続のビルド上で検査ポイントが失敗する場合、 アプリケーションに欠陥または意図的な変更があることが判明します。 変更が意図的なものである場合、将来のビルドでもテストが有効になるように検査ポイントの情報を更新できます。
演習 6 の終了時に、ログを開いたままにしておきました。 ログを閉じた場合には、 「プロジェクト」ビューでログ名をダブルクリックして、それを再び開いてください。
  1. ログ内で、失敗したイメージ検査ポイント項目の末尾にある「結果の表示」リンクをクリックします。 イベント見出しは、「Verification Point (Album_image)」です。

    Functional Tester の検査ポイント・コンパレーターは、 検査ポイント・データを表示します。 コンパレーター・バナーには、検査ポイントの名前が含まれることに注目してください。

    コンパレーターが開かないか、 またはエラー・メッセージが出される場合、 ブラウザーの Java™ プラグインを使用可能にする必要があります。 その方法については、Functional Tester のヘルプにある『記録する前に』セクションの、『ブラウザーの Java プラグインの使用可能化』というトピックを参照してください。

    検査ポイントが失敗すると、コンパレーターは差異の分析に役立つように予期される値および実際の値を表示します。 その後、ベースライン・ファイルをロードして編集すること、 または実際のファイルの値を使用してそれを更新することができます。 失敗は赤色で表示されます。

    ClassicsA 上に検査ポイントを作成したとき、 キャプチャーされたアルバム・イメージはオブジェクト javax.swing.JLabel に基づいています。 ClassicsB でスクリプトを再生したときには、オブジェクト javax.swing.JLabel の高さと幅が異なるため、イメージ検査ポイントは失敗しました。そのため、ベースライン・ファイルを更新して ClassicsB と一致するようにオブジェクトを更新する必要があります。

  2. 「コンパレーター」ツールバー上の「編集するベースラインのロード」ボタン (ベースラインの編集) をクリックします。
  3. 「コンパレーター」ツールバー上の「ベースラインから実際の値への置き換え」ボタン (ベースラインの置換) をクリックします。 実際のイメージがベースライン・イメージとしてロードされます。
  4. コンパレーターを閉じます。
  5. ログ内で、失敗したプロパティー検査ポイント項目の末尾にある「結果の表示」リンクをクリックします。 イベント見出しは、「Verification Point (OrderforTrentCulpito_standard)」です。
  6. 「text」プロパティーまでスクロールします。

    ClassicsA 上に検査ポイントを作成したとき、 バナー・タイトルは「Order for Trent Culpito」でした。 ClassicsB 上でスクリプトを再生したとき、 バナー・タイトルは「Orders for Trent Culpito」でした。 顧客は「Orders」ウィンドウで複数の注文を行う場合があるので、正しいのは「Orders」のほうです。 そのため、ベースライン・ファイルを更新して ClassicsB と一致するようにテキストを更新する必要があります。

    ベースライン・ファイルだけを編集できます。

  7. 「コンパレーター」ツールバー上の「編集するベースラインのロード」ボタン (ベースラインの編集) をクリックします。 左の「値」列には、 現在「ベースライン値」が表示されていることに注目してください。
  8. 「text」プロパティーにスクロールする代わりに、 「プロパティー」列の上にある「最初の相違にジャンプします」ボタン (最初の相違にジャンプします) をクリックできます。 4 つのナビゲーション・ボタンは、 ベースライン・ファイルと実際のファイルとの相異を見つけるために役立ちます。

    ベースライン・ファイルは、2 つの方法で更新できます。 グリッドのそのセルを編集して文字「s」をワード「Order」に追加するか、 またはベースラインの置き換えコマンドを使用できます。 ベースラインを置換すると、ベースライン・ファイルのすべての値が実際のファイルの値に置き換えられます。 一般に、1 つまたは少数の値だけを編集するときには、個別の値を編集してください。

  9. このテストでは更新する差異が 1 つだけなので、 「コンパレーター」ツールバー上の「ベースラインから実際の値への置き換え」ボタン (ベースラインの置換) をクリックします。 「text」プロパティー内の両方の値はこれで一致して、 プロパティーは赤色で表示されなくなります。 コンパレーターの使用方法について詳しくは、Functional Tester のヘルプを参照してください。
  10. コンパレーターを閉じます。

    ここでスクリプトを再び再生して、失敗に対する更新済みのベースライン値を指定した場合に、検査ポイントが合格することを確認します。

  11. ログを閉じます。
  12. 「Functional Tester」ツールバーにある「Functional Test スクリプトの実行」ボタンをクリックします。
  13. 「Classics」ログを選択してから、 「完了」をクリックします。
  14. ログの上書きを確認するプロンプトが表示された場合、「はい」をクリックします。

    この認識に関する問題をまだ修正していないので、Functional Tester は「Member Logon」ウィンドウで一時停止します。 再生の最後に、Functional Tester はログを表示します。 これで検査ポイントは合格になります。 コンパレーターを使用して、テスト対象のアプリケーションの変更に対応するために オブジェクト・データおよびプロパティーを更新することは非常に簡単です。

  15. ログは開いたままにしてください。
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