機能テスト資産の管理
ClearCase
®
を使用してソース管理を行う場合、ClearCase の標準インストールをセットアップするために、 事前にいくらかの作業を行っておく必要があります。
ソフトウェア構成管理
ClearCase と Functional Tester との統合を使用して、所属組織のテスト資産の履歴を監査し、何度でも利用することができます。
ClearCase
Functional Tester のテスト・スクリプトと、そのスクリプトに付随するサポート・ファイルを開発するときに、Rational
®
ClearCase をソフトウェア構成管理システムとして使用することにより、所属組織のテスト資産の履歴を監査し、何度でも利用することができます。
Functional Tester および ClearCase
ClearCase を Functional Tester と併用すると、ClearCase でスナップショット・ビューと動的ビューのどちらかを選択して使用することができます。どちらのビューにも利点と欠点があります。
Functional Tester と ClearCase Remote Client
IBM
®
Rational ClearCase Remote Client (CCRC) は、高遅延型ネットワークまたは広域ネットワークで効率よく稼働するように設計されたアプリケーションです。Rational ClearCase Remote Client を使用すると、ClearCase Web サーバーへ接続して、リモート ClearCase リポジトリー内のリソースへアクセスし、それらをローカル ClearCase ビューに、ClearCase 管理下の通常のファイルおよびディレクトリーとしてロードすることができます。
ClearCase のセットアップ
ClearCase を使用してソース管理を行う場合、ClearCase の標準インストールをセットアップするために、 事前にいくらかの作業を行っておく必要があります。
Windows サーバーでの ClearCase のセットアップ
2003.06 より前のバージョンの ClearCase を使用して Functional Tester テスト資産のソース管理を行う場合、ClearCase タイプ・マネージャーを更新し、Windows
®
システムで Functional Test のテスト・オブジェクト・マップ・ファイルを認識させる必要があります。 ClearCase の最新バージョンには、Functional Tester のタイプ・マネージャーが含まれます。
UNIX サーバーでの ClearCase のセットアップ
ClearCase を使用する場合、ClearCase タイプ・マネージャーを更新し、UNIX
®
システム上で Functional Tester のテスト・オブジェクト・マップ・ファイルを識別できるようにしなければなりません。
UNIX でマージするための ClearCase のセットアップ
UNIX システム上で Functional Tester と ClearCase を併用する場合、Functional Tester ファイルを正しくマージするために、ClearCase をセットアップする必要があります。
プロジェクトの共有
ClearCase を使用する場合、プロジェクトを共有するには ClearCase スナップショットまたは動的ビューに Functional Tester プロジェクトを作成する必要があります。
ソース管理へのエレメントの追加
新規プロジェクト、新規スクリプト、およびそのサポート・ファイルは、すべてビュー・プライベート・ファイルであり、それらをソース管理に追加するまでは ClearCase ソース管理下にありません。
エレメントのチェックアウト
ClearCase を使用してソース管理を実施する場合、エレメント (Functional Test スクリプト、Functional Test プロジェクト、オブジェクト・マップ、または Java™ ファイル) を変更する前に、それをチェックアウトする必要があります。
チェックアウトの表示
ClearCase を使用してソース管理を行うと、現在チェックアウトしているすべてのテスト・スクリプトとテスト資産をリストすることができます。
エレメントの編集
ClearCase を使用してテスト資産のソース管理を行う場合、ClearCase にあるプロジェクトのエレメントを編集することができます。
エレメントのチェックイン
ClearCase を使用してソース管理を行う場合、ファイルの新規バージョンを作成するには、スクリプトをチェックインする必要があります。
チェックアウトの取り消し
ClearCase を使用してテスト資産のソース管理を行う場合、 エレメントのチェックアウト後にエレメントを変更しないことにしたときに、チェックアウトを取り消すことができます。
エレメントのヒストリーの表示
ClearCase をソース管理システムとして使用すると、 ClearCase にあるテスト・スクリプトまたはその他のエレメントについて、エレメント・タイプ、エレメント名、改訂日付、コメントの最初の数文字、変更を加えたユーザー、および変更の性質を表示することができます。
エレメントのバージョンの比較
ソース管理のために ClearCase を使用しているなら、エレメントを直前のバージョンと比較して、変更をチェックインするかどうかを決定することができます。
最新バージョンの入手
スナップショット・ビューを使用する場合は、VOB から最新ファイルを定期的に入手することを忘れないでください。そうしないと、他の人がチェックインする変更によってスクリプトが壊れる可能性があります。 チーム特有のニーズにもよりますが、更新頻度は、1 日 1 回 で十分でしょう。
Functional Tester の ClearCase 設定の変更
Functional Tester との 統合の以下の設定を定義することができます。 ClearCase との統合の使用可能化、スクリプト詳細の表示、keep 拡張子を付けたファイルの保管、 スクリプトの予約済みチェックアウト、新規バージョンのスクリプトの保管、およびスクリプトのチェックアウト状態の保持。
地理的に分散したプロジェクト・チームのためのサポート
Functional Tester のテスト・スクリプトと、そのスクリプトに付随するサポート・ファイルを開発するときに、Rational MultiSite ClearCase をソフトウェア構成管理システムとして使用することにより、地理的に分散したプロジェクト・チームが並行して行うソフトウェア開発をサポートすることができます。
非予約エレメント
ClearCase を使用して Functional Tester テスト資産を管理する場合、エレメントのチェックアウトには予約済みと非予約の 2 つの種類があります。
複数のユーザーによって行われた変更をマージする
Rational ClearCase をソフトウェア構成管理システムとして使用している場合、複数のユーザーが同じファイルに対して変更を行う際には、2 番目にファイルをチェックインしたユーザーはマージを行う必要があります。
ハイジャックされたファイル
Functional Tester スクリプトまたはスクリプトのサポート・ファイルを ClearCase スナップショット・ビューで操作しているとき、ClearCase でチェックアウトされなかったファイルを変更すると、ハイジャックされたファイルとなります。
ソース管理のアイコン
ClearCase を使用してソース管理を行う場合、 選択したエレメントに対する ClearCase 操作をスクリプト・エクスプローラーのショートカット・メニューを使用して実行したり、スクリプト・エクスプローラーの ClearCase アイコンにエレメントの状態を表示したりすることができます。
フィードバック