コントロールのマップ可能性の変更

テスト対象アプリケーション (AUT) のコントロールの中には、TestObject として公開する必要のないタイプのものがあります。 例えば、コンテナー・コントロールには有効なテスト値がなく、公開されません。 Functional Tester がこのコンテナー・コントロールを必要とするのは、特定のメソッドを実行してその子に関する情報を取得するためです。
ShouldBeMapped() メソッドを拡張することにより、コントロールを TestObject として公開するかどうかを指定することができます。 デフォルトでは、GUI TestObject だけがマップされます。

例えば、「パネル」コントロールはマップされません。 しかし、このコントロールをマップする場合は、ShouldBeMapped() メソッドを拡張し、戻り値を true として指定します。

拡張可能なメソッドが表 1 にリストされています。

表 1. TestObject をマップするための拡張可能なメソッド
Java .Net
boolean shouldBeMapped() bool ShouldBeMapped()
以下の Java™ サンプルは、ShouldBeMapped() メソッドを使用してコントロールのマップ可能性を変更します。
import com.rational.test.ft.domain.*;

public class someProxy extends baseProxy
{
 .
 .
 public boolean shouldBeMapped()
 {
    return true;
 }
}

以下の .Net サンプルは、ShouldBeMapped() メソッドを使用してコントロールのマップ可能性を変更します。

using Rational.Test.Ft.Domain;

public class SomeProxy:BaseProxy
{
  .
  .
  public override bool ShouldBeMapped()
  {
     return true;
  }
}
このプロキシー・コードを正常に開発してデプロイした後、プロキシーの作成対象となるコントロールがマップされます。
関連タスク
プロキシー・クラスの作成
コントロールのプロパティーの追加
コントロールのデータ型の追加
記録動作の拡張
SubItem による記録動作の拡張
データ駆動の拡張
コントロールの役割の変更
コントロールの認識プロパティーと重みの変更

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