スクリプトの記録

アプリケーションへの操作をスクリプトに記録する前に、まず、テスト環境を構成し、アプリケーションを構成し、さらにプロジェクトを作成しておく必要があります。

それらの構成タスクをまだ済ませていない場合は、必要なステップについて、記録する前にを参照してください。

スクリプトを記録すると、キー・ストロークやマウス・クリックなど、アプリケーションに対するあらゆるユーザー・アクションが Functional Tester によって記録されます。 検査ポイントを挿入して、アプリケーション内のデータやオブジェクトのプロパティーをテストすることもできます。 記録中には、その検査ポイントにおいてオブジェクト情報が収集され、ベースライン・ファイルに保管されます。 後で再生する際、その検査ポイントにおいてオブジェクト情報が収集され、それがベースラインと比較されます。

注: すべての Functional Tester スクリプトは、デフォルトのヘルパー・スーパークラスを使用します。 RationalTestScript 中に追加のメソッドを加えたりメソッドをオーバーライドしたりする場合は、独自のヘルパー・スーパークラスを作成できます。 詳しくは、デフォルト・スクリプト・ヘルパー・スーパークラスの変更を参照してください。

スクリプトを記録するには、次のようにします。

  1. オプションで、必要な記録オプションを最初に設定できます。「ウィンドウ」 > 「設定」 をクリックして、Functional Tester のオプションにアクセスします。 ツリー階層で、「Functional Test」の横にある正符号 (+) をクリックして設定を展開します。 任意の記録オプションを設定します。 終了したら、設定を閉じます。
  2. 「Functional Test スクリプトの記録」 「Functional Test スクリプトの記録」ボタンボタンをクリックするか、「ファイル」 > 「新規」 > 「レコーダーを使用する Functional Test スクリプト」をクリックします。 「Functional Test スクリプトの記録」ダイアログ・ボックスが開きます。
  3. 「Functional Test スクリプトの記録」ダイアログ・ボックスで、スクリプトを一部として含めるプロジェクトを選択します。 スクリプトの名前を入力します。
    注: スクリプト名に、スペース、または次の文字を含めることはできません: $ ¥ / : & * ? " < > | # % -

    スクリプトをソース管理下に置く場合は、「ソース管理へのスクリプトの追加」にチェック・マークを付けます。 このスクリプトは ClearCase® に追加されますが、変更を加えられるように、チェックアウトされたままになります。

    ここで「完了」をクリックして、記録を開始できます。 Functional Tester はデフォルトで、スクリプトのローカル・オブジェクト・マップを作成します。 別のテスト・オブジェクト・マップヘルパー・スーパークラス、または テスト・データプールを使用する場合、「次へ」をクリックします。 「スクリプト資産の選択」ページが表示されます。 このページから、データプール・レコードの選択順序を設定したり、スクリプトに関連したデータプールに変更を加えたりすることもできます。

  4. 「完了」をクリックすると、記録モニターが開いて記録が開始されます。 モニター内の「記録中」ツールバーにある「ヘルプの表示」アイコンをクリックして、ツールバー・ボタンおよびモニターの機能に関する情報を参照できます。
  5. 「記録」ツールバーで、「アプリケーションの開始」ボタンをクリックし、テスト・アプリケーションを開始します。 詳しくは、テスト・アプリケーションの開始を参照してください。 (アプリケーションがすでに実行中である場合、このステップを実行する必要はありません。)
  6. アプリケーションにおいてアクションを実行します。
  7. 検査ポイントを記録するには、テストするアプリケーションの中でオブジェクトを位置指定してから、アプリケーション・ウィンドウまたはダイアログ・ボックスの任意の場所をクリックします。 次に、「検査ポイント・コマンドまたはアクション・コマンドの挿入」 ボタンをクリックします。 検査ポイントおよびアクション・ウィザードについて詳しくは、検査ポイントの作成中に「検査ポイントおよびアクション・ウィザード」内の「ヘルプ」ボタンをクリックしてください。また、特定のタイプの検査ポイントを作成する方法の例については、プロパティー検査ポイントの作成を参照してください。
  8. スクリプト呼び出しコマンド、ログ・エントリー、タイマー、スクリプト遅延コマンド、あるいはコメントなどの機能をスクリプトに挿入するには、「スクリプト・サポート・コマンドの挿入」ボタンをクリックします。 スクリプト・サポート機能については、「スクリプト・サポート機能」ダイアログ・ボックスの「ヘルプ」ボタンをクリックしてください。
  9. アプリケーションを閉じることをスクリプトの一部として含める場合は、アプリケーションを閉じます。
  10. 記録を完了したら、「記録の停止」ボタンをクリックします。

    スクリプトとオブジェクト・マップがプロジェクト・ディレクトリーに書き込まれます。 また、「Functional Test」ウィンドウが再び表示され、スクリプトが表示されます。

    注: スクリプトの記録、検査ポイントの作成、およびスクリプトの再生に関する詳細情報については、Functional Tester のチュートリアルを参照してください。
    注: 記録に関するヒントおよびトラブルシューティングの情報は、記録に関するトラブルシューティングとヒントを参照してください。
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