ClearCase でのテスト・オブジェクト・マップの使用

ClearCase® で共用テスト・オブジェクト・マップを使用して、複数のブランチのスクリプトをマージすることができます。

共用オブジェクト・マップの使用

このタスクについて
  • チェックアウト。共用テスト・オブジェクト・マップを参照するスクリプトをチェックアウトすると、マップはそのスクリプトによってチェックアウトされます。
  • 記録。共用テスト・オブジェクト・マップを使用するスクリプトを記録する場合は、Functional Tester が共用マップをチェックアウトします。1 つのテスト・オブジェクト・マップを共用する 2 つのスクリプトを記録し、一方のスクリプトにチェックインして、他方のスクリプトに記録すると、Functional Tester は共用マップをチェックアウトします。
  • チェックイン。共用テスト・オブジェクト・マップを参照するスクリプトをチェックインすると、スクリプトの残りをマージおよびチェックインする前に、Functional Tester は共用マップをマージおよびチェックインします。共用または専用のテスト・オブジェクト・マップが必要なチェックインを取り消すと、プロシージャーのさまざまな段階で Functional Tester が通常とは異なる動作をします。
  • チェックアウトの取り消し。共用テスト・オブジェクト・マップを参照するスクリプトのチェックアウトを取り消すと、それ以外のスクリプトがそのマップをチェックアウトしていない場合に限り、Functional Tester はマップのチェックアウトを取り消します。チェックアウトを取り消しても、他のスクリプトの編集内容は失われません。

複数ブランチのスクリプトのマージ

このタスクについて

近日のリリース用と将来のリリース用にそれぞれブランチを持ち、複数のブランチを保守している場合などに、ブランチを超えてスクリプトをマージすることが必要なときがあります。各 Functional Tester スクリプトは、複数のファイルで構成されています。各 Functional Tester スクリプトの保全性を維持するためには、スクリプトを構成するファイルを正しい順序でマージする必要があります。

ファイルをマージする方法:

  1. グラフィカル・ユーザー・インターフェースから、ClearCase のバージョン・ツリー・ブラウザーを開始する。
  2. コマンド行で、merge または findmerge コマンドを使用して、次の順序でファイルをマージする。
    注: マージ・マネージャーは使用しないでください。 マージ・マネージャーでは、ファイルをマージする順序を指定できません。 ファイルを次の順序でマージする必要があります。そうしないと、Functional Tester スクリプトは正しく実行されません。
    1. 共用テスト・オブジェクト・マップ (*.rftmap)
    2. スクリプト定義 (resources/*.rftdef)
    3. スクリプト・ヘルパー・ファイル (resources/*Helper.java)
    4. 検査ポイント (resources/*.rftvp)
    5. スクリプト・ファイル (「Functional Tester、Java™ スクリプト」の場合は scriptname.java、「Functional Tester、VB.NET スクリプト」の場合は scriptname.vb)
  3. マージのときと同じ順序でファイルをチェックインする。
    注: 全ファイルをマージし終えるまで、どのスクリプト・ファイルもチェックインしないでください。
タスクの結果

Functional Tester は、「Functional Tester、Java スクリプト」の場合のスクリプト java ファイル、「Functional Tester、VB.NET スクリプト」の場合の scriptname.vb 以外のすべてのファイルを自動的にマージします。 Functional Tester は、テスト・データプール・ファイルをマージしません。 最後にチェックインされるデータプール・ファイルによって、それまでにチェックインされたデータプール・ファイルが上書きされます。


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