Java ドメインのプロキシー階層

Java™ コントロールには 3 つのタイプがあります。Abstract Window Toolkit (AWT) コントロール、Swing または Java Foundation Class (JFC) コントロール、および Standard Widget Toolkit (SWT) あるいは Eclipse コントロールです。Functional Tester は、Java UI フレームワークのもとで 3 つのコントロール・タイプすべてのテストをサポートしています。 個別のプロキシーにマップされる Java コントロールの完全なリストについては、 C:¥Program Files¥IBM¥SDP¥FunctionalTester¥bin にある rational_ft.rftcust ファイルを参照してください。 このファイルは、Java ドメインの下にコントロール用の新規プロキシーを作成するためにどのプロキシーを継承したらよいかを判断するのに役立ちます。
以下は、拡張可能な Java ドメインの主要な基本プロキシーです。
JavaProxy
JavaProxy プロキシーは、すべての Java ドメイン・プロキシーのための基本プロキシーです。getProperties() および getMethods() などの基本的な Java オブジェクトの操作メソッドは、すべてこのプロキシーにインプリメントされます。
JavaGuiProxy
JavaGuiProxy プロキシーは、すべての Java ユーザー・インターフェース (UI) エレメントのための基本プロキシーです。このプロキシーは IGraphical インターフェースをインプリメントします。これには、クリック、ダブルクリック、ドラッグ、およびメソッドの記録といった UI アクションを実行するためのメソッドが含まれます。
ComponentProxy および JComponentProxy
ComponetProxy プロキシーは AWT コンポーネントに対して、そして JComponentProxy は JFC に対して、同じレベルの階層にそれぞれインプリメントされます。getChilderen()、getParent()、getOwner()、getOwnedObjects()、および getMethods() などのメソッドは、コンポーネント固有のこれらのプロキシーにインプリメントされます。
JfcGraphicalSubItemProxy および ScrollableSwtGraphicalSubItemProxy
JfcGraphicalSubItemProxy プロキシーは JFC に対して、そして ScrollableSwtGraphicalSubItemProxy は SWT に対して、同じレベルの階層にそれぞれインプリメントされます。これらは、SubItems を伴うメソッドの記録および再生を行います。 コントロールに異なる部分が含まれている場合、そのコントロールのプロキシーをこのプロキシーから継承することができます。

AWT コントロールのプロキシー階層

以下に、AWT コントロールのプロキシー階層のクラス図を示します。
AWT コントロールのプロキシー階層

Swing または JFC コントロールのプロキシー階層

以下に、Swing または JFC コントロールのプロキシー階層のクラス図を示します。
Swing または JFC コントロールの階層

SWT コントロールのプロキシー階層

以下に、SWT コントロールのプロキシー階層のクラス図を示します。
SWT コントロールのプロキシー階層

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