Manual Test テキスト・エディターを使用して、ステートメントと呼ばれるテスト命令をスクリプトに入力します。 テキスト・エディターとスクリプトのアウトライン・ビューは、ステートメントを効果的に編成するために役立ちます。ステートメントをグループ化し、そのグループを階層として配列できます。
Manual Test の強力な機能は、マニュアル・テスト・スクリプトにステートメントを保管して、他のスクリプトでの再利用を可能にできるということです。 Manual Test では、再利用のために保管したステートメントが「再利用」ビューにリストされます。 保管したステートメントを再利用するには、そのステートメントを「アウトライン」ビューの中の該当する場所にドラッグします。 保管したステートメントを変更する場合は、一元的に編集を行うだけですみます。Manual Test によって、そのステートメントを使用するすべてのスクリプトが更新されます。
ステートメントにイメージを組み込むのも簡単です。 画面上の領域を選択するか、特定のダイアログ・ボックスやウィンドウを選択するか、グラフィック・ファイルを選択してから、スクリプトに組み込むことができます。 Manual Test では、画面全体の画像を取り込んで、スクリプトに追加することもできます。
スクリプトを実行するときにも、Manual Test を使用すれば、テストの進行を追跡できます。 Manual Test 実行ビューアーは半透明にすることができるので、テスト対象のアプリケーションとスクリプトを同時に表示できます。 各テスト命令を実行するときに、実行完了を示すボタンをクリックできます。 また、特定の条件が合格したのか、失敗したのかも確認できます。 スクリプトの実行中に、取り込んだテキストをクリップボード上のテキストと比較することも可能です。 ステートメントと共に保管したテキストをテスト対象のアプリケーションに挿入すれば、入力の手間が省け、時間の節約にもなります。
テストの実行が完了したら、結果をログに保管できます。さらに、その情報をエクスポートすることも可能です。