Functional Tester を使用して HTML アプリケーションをテストする前に、Web ブラウザーを使用可能にする必要があります。Functional Tester を最初に実行するときに、Internet Explorer が自動的に使用可能になります。Firefox を使用している場合は、次のようにして「使用可能にする」ボタンによって使用可能にする必要があります。新しいブラウザーを追加する場合や、Functional Tester がブラウザーの検索に失敗する場合は、イネーブラーを実行しなければなりません。
始める前に
- Windows 7 でのテスト用にブラウザーを使用可能にするには、管理者としてログインするか、管理者として実行するオプションを選択して Rational Functional Tester を起動する必要があります。
このタスクについて
HTML イネーブラーを実行するには、以下のようにします。
- Functional Tester で、を任意のときにクリックして、「環境を使用可能にします」ダイアログ・ボックス (イネーブラー) を起動します。
- 「Web ブラウザー」タブをクリックします。
- 「検索」をクリックします。
「Web ブラウザーの検索」ダイアログ・ボックスが開きます。
- 以下のいずれかの検索方式を使用して、ブラウザーを検索します。
- イネーブラーがシステム上のすべてのブラウザーを見付けるようにするには、「すべてを検索」を選択します。
Functional Tester は、すべてのハード・ディスクとパーティションをスキャンし、「Web ブラウザー」リスト内にブラウザーをリストします。
- 検索対象として特定のドライブまたはルート・ディレクトリーにブラウズするには、「次の場所を検索」を選択します。
注: Linux® または UNIX® システムの場合には、「すべてを検索」 オプションを使ってブラウザーを検索しないでください。その代わりに、「次の場所を検索」オプションを使用して、その場所を見付けてください。
- 「検索」ボタンをクリックします。
- 使用可能にするブラウザーを、「Web ブラウザー」リスト内でクリックして選択します。Ctrl キーを押しながら選択すると、複数のブラウザーを選択できます。すべてを使用可能にする場合には、「すべて選択」 ボタンをクリックします。
- 「使用可能にする」をクリックします。 選択したブラウザーを HTML テストに使用できます。リスト内で、個々のブラウザー名の後に、使用可能になったブラウザーが括弧に囲まれて示されます。
- デフォルトに設定するブラウザーを選択して「デフォルトに設定」ボタンをクリックします。
- 「閉じる」をクリックします。
タスクの結果
注:
- イネーブラーがレジストリー内またはシステム上でブラウザーを検索するのに失敗した場合は、「追加」ボタンをクリックできます。クリックすると、「ブラウザーの追加」ダイアログ・ボックスが起動します。このボックスを使用してブラウザーを位置指定することができます。選択して「追加」をクリックした後に、ブラウザーがイネーブラーの「Web ブラウザー」リストに追加されるので、上記と同じステップに従って使用可能にしたり使用不可にしたりできます。ブラウザー以外のファイルを追加しようとすると、エラーになり、リストに追加されません。
- ブラウザーが使用可能でない場合は、HTML アプリケーションに対して記録しようとしても、記録モニターがブランクになります。この理由から、記録中は記録モニターを見える状態のままにしておくことをお勧めします。
この症状が現れた場合は、イネーブラーを実行する必要があります。
- HTML のアプレットをテストするには、JRE を使用可能にする必要があります。Java™ テストのために JRE を使用可能にするには、Java 環境の使用可能化を参照してください。
- Functional Tester を最初に実行するときに、ブラウザーの Java プラグインの JVM が自動的に使用可能になり、HTML の記録が適切に動作できるようになります。
別の JVM をインストールする場合は、その JVM を使用可能にするためにイネーブラーを再実行する必要があります。
しかし、HTML のテスト中に Java プラグインに関するエラーが発生した場合や、HTML ログから検査ポイント・コンパレーターを起動しようとする場合は、プラグインの構成が適切かどうか確認する必要があります。
手順については、ブラウザーの Java プラグインの使用可能化 のトピックを参照してください。
- ブラウザーが正しく使用可能にされたかどうかをテストするには、「テスト」ボタンをクリックします。
これにより、ブラウザー使用可能化診断ツールが開きます。
ブラウザーが正しく使用可能にされていないと疑われる場合は、このツールを実行してツールが指定する問題解決の手順に従ってください。
- Firefox を使用している場合は、上記のように「使用可能にする」ボタンを使ってブラウザーを使用可能にする必要があります。これらのうちのいずれかを選択して「使用可能にする」をクリックすると、ブラウザーが起動し、ブラウザー内をクリックして使用可能にするように求めるプロンプトが出されます。
メッセージ・ボックスが表示された場合は、リンクをクリックしてから、「OK」をクリックします。