画面プロパティー検査ポイントのプロパティー

ご使用のアプリケーションに、画面をテストするための画面プロパティー検査ポイントを作成することができます。 検査ポイントの記録時に、画面のベースラインが作成されます。 スクリプトを再生するたびに、この画面に何らかの変更が加えられたかどうかが、比較して調べられます。 これにより、画面内の不一致が特定されます。
表 1 に、画面プロパティー検査ポイントのプロパティー、説明、およびデフォルト値を示します。
表 1. 画面プロパティー検査ポイントのプロパティー
プロパティー 説明 有効な値 デフォルト値
.fieldCount 画面上のフィールドの数を指定します。    
accessibilityEnabled true に設定されると、端末画面でユーザー補助 API を使用可能にします。 true または false true
alignmentX BoxLayout 内でのコンポーネント位置を指定します。ボーダー・レイアウトが X_Axis として指定される場合、alignmentY を上は -1 に、下は 1 に変更できます。Y_Axis が指定される場合、alignmentX を左は -1 に、右は 1 に変更できます。   0.5
alignmentY BoxLayout 内でのコンポーネント位置を指定します。ボーダー・レイアウトが Y_Axis として指定される場合、alignmentX を上は -1 に、下は 1 に変更できます。X_Axis が指定される場合、alignmentY を左は -1 に、右は 1 に変更できます。   0.5
autoFontSize ウィンドウのサイズが変更されるたびに、最適なフォント・サイズを自動選択します。 true は、setFontSize() の呼び出しがいずれも無視されることを示します。 true または false true
autoPack true に設定された場合、画面プロパティー検査ポイントのサブコンポーネントを自動的にパックします。 true または false false
autoscrolls true に設定された場合、マウスがコンポーネントの境界の外へドラッグされ、マウス・ボタンを押し続けている間にマウスの動きが一時停止したときに、マウス・ドラッグのイベントが合成的に生成されます。 true または false false
background 背景の色を指定します。基本またはシステムから選択するか、RGB 色を指定してデフォルトの色を置換できます。   java.awt.Color[r=212,g=208,b=200]
background3DColour 背景の 3 次元色を指定します。 true または false true
backgroundSet コンポーネントに背景色を明示的に設定するかどうかを指定します。 false の場合、コンポーネントは、背景色を上位から継承します。 true または false true
blockCursor 高さ 1 文字分のブロック・カーソルまたは下線カーソルを表示します。 ウィンドウが現在挿入モードになっている場合、ブロック・カーソルまたは下線カーソルは、挿入モードから出るまで表示されません。 挿入モードでは、ウィンドウに高さ半分のカーソルが表示されます。true の場合、ウィンドウに高さ 1 文字分のブロック・カーソルが表示され、false の場合、ウィンドウに下線カーソルが表示されます。 true または false false
bounds 画面座標でオブジェクトの長方形の境界を指定します。   java.awt.Rectangle[x=0,y=0,width=740,height=570]
centered true に設定された場合、現在の境界の中にあるウィンドウのテキスト域とオペレーター情報域 (OIA) を自動的に中央揃えします。 true または false true
class Functional Tester のクラス名を指定します。

例えば、HtmlTable は <Table> エレメントのクラス名です。

  com.ibm.eNetwork.beans.HOD.Screen
codePage コード・ページ・プロパティーを指定します。   037
columns 列数を指定します。この値は、接続構成に選択された画面サイズに応じて変わります。   80
component 画面上に表示可能でユーザーがコンポーネントと対話できる、グラフィカル表現を伴うオブジェクトを指定します。   Terminal
componentCount パネル内のコンポーネント数を指定します。    
cursorCol ホスト画面上のカーソルがある現在列の位置を指定します。    
cursorRow ホスト画面上のカーソルがある現在行の位置を指定します。    
cursorSet コンポーネントのカーソルを明示的に設定するか、上位から継承するかを指定します。 true の場合、カーソルは明示的に設定されます。 false の場合、コンポーネントはカーソルを上位から継承します。 true または false false
cursorVisible カーソルを画面に表示するかどうかを指定します。 true または false true
dBCSInputVisible dBCSInputVisible プロパティー (3270 および 5250 DBCS セッションのみ) を指定します。true の場合、ウィンドウに 2 バイト文字セット (DBCS) の入力フィールドが表示されます。 true または false false
debugGraphicsOption コンポーネントまたはそのいずれかのサブコンポーネントの中で実行されるすべてのグラフィックス操作に関する診断情報を使用可能または使用不可にします。   0
displayable コンポーネントを表示できるかどうかを指定します。コンポーネントは、ネイティブ画面リソースに接続されているときに表示できます。 true または false true
doubledBuffered 受信側コンポーネントがペイント・バッファーを使用するかどうかを指定します。 true に設定された場合、ペイントはオフスクリーン・バッファーに対して行われてから、ウィンドウにコピーされます。 true または false true
enabled コンポーネントがユーザー入力に応答してイベントを生成するように指定します。 true または false true
fixedFontSize フォント・サイズが固定かどうかを指定します。    
focus コンポーネントがフォーカスを持っているかどうかを示します。 true または false false
focusCycleRoot コンテナーがフォーカス巡回サイクルのルートかどうかを示します。フォーカスが巡回サイクルに入ると、上または下のサイクル・キーを押さない限り、フォーカス巡回から出られません。 通常の巡回は、このコンテナーおよび下位フォーカスのサイクル・ルートの下位以外のすべての下位のコンテナーに限定されています。 true または false false
focusOwner コンポーネントがフォーカス所有者かどうかを示します。 true または false false
focusTraversable コンポーネントがフォーカス所有者となれるかどうかを示します。 true または false true
focusTraversalKeysEnabled フォーカス巡回キーがコンポーネントで有効かどうかを指定します。フォーカス巡回キーが無効なコンポーネントは、フォーカス巡回キー用のキー・イベントを受信します。フォーカス巡回キーが有効なコンポーネントではこうしたイベントは処理しません。その代わりに、これらのイベントは巡回オペレーションに自動的に変換されます。 true または false true
focusTraversalPolicySet コンポーネントにフォーカス巡回ポリシーが明示的に設定されているかどうかを指定します。 この設定が false の場合、コンポーネントはそのフォーカス巡回ポリシーを上位から継承します。 true または false false
focusable コンポーネントがフォーカスを持てるかどうかを示します。 true または false true
font コンポーネント内のテキスト・フォントの名前、スタイル、およびサイズを指定します。   com,rational.test.ft.value/FontInfo[name=Monospaced,style=0,size=15]
fontname フォント名を指定します。この名前は、courier (クーリエ) や monospaced (モノスペース) などのように、モノスペース・フォントを示すものでなければなりません。   Monospaced
fontSet コンポーネントのフォントを明示的に設定するか、上位から継承するかを指定します。 true の場合、フォントは明示的に設定されます。 false の場合、フォントは上位から継承されます。 true または false false
fontSize フォント・サイズを指定します。このプロパティーは、autoFontSize プロパティーが true に設定されていると無視されます。   15
fontSizeBounded true に設定された場合、画面上のテキストが現在の画面境界を超えるようなフォントまたはフォント・サイズを拒否します。 true または false true
fontStyle フォント・スタイルを指定します。

このスタイルは、組み合わせて混合スタイルにできます。

指定できる値は、以下のとおりです。
定数
0 java.awt.Font.PLAIN
1 java.awt.Font.BOLD
2 java.awt.Font.ITALIC
0 から 2 までの整数 0
footerPlace 印刷画面のフッター位置を指定します。このメソッドは、Java2 でのみ有効です。 PRT_SCRN_PLACE_LEFTPRT_SCRN_PLACE_CENTER、 または PRT_SCRN_PLACE_RIGHT  
footerText 印刷画面のフッター・テキストを指定します。このメソッドは、Java2 でのみ有効です。    
foreground 前景色を指定します。基本またはシステムから選択するか、RGB 色を指定してデフォルトの色を置換できます。   java,awt,Color[r=0,g=0,b=0]
foregroundSet コンポーネントの前景色を明示的に設定するのか、上位から継承するのかを指定します。true の場合、前景色は明示的に設定されます。 false の場合、前景色は上位から継承されます。 true または false true
function コンポーネントの機能を指定します。   Host On-Demand
headerPlace 印刷画面のヘッダー配置を指定します。 このメソッドは、Java2 でのみ有効です。    
headerText 印刷画面のヘッダー・テキストを指定します。このメソッドは、Java2 でのみ有効です。    
height コンポーネントの高さを指定します。   570
hiddenFieldDisplay 隠しフィールドを表示するかどうかを指定します。 true または false false
hiddenFieldDisplayed 隠しフィールドが表示されているかどうかを示します。 true または false false
hideUnprotectedURLsMode 無保護フィールドにある URL をホット・スポットと解釈するかどうかを指定します。 true または false true
iMEAutoStart IMEAutoStart が有効かどうかを示します。 true または false false
ignoreRepaint コンポーネントですべての再描画イベントを無視するかどうかを指定します。 true または false false
lightPenMode ライト・ペンのサポートを可能にします。3270 および CICS® セッションのみで有効です。 true または false false
lightweight コンポーネントが固有のツールキット・ピアを持たないように指定します。コンポーネントとコンテナーのサブクラス (ボタンやスクロール・バーなど) は、このパッケージに定義されているもの以外は lightweight です。 Swing コンポーネントはすべて lightweight です。 true または false true
location コンポーネントの左上隅の位置を指定します。   java.awt.Point[x=0,y=0]
locationOnScreen コンポーネントの位置を、画面上の座標スペースにおけるコンポーネントの左上隅の位置を指定するポイントの形で指定します。   java.awt.Point[x=5,y=85]
managingFocus コンポーネントのフォーカス巡回キーを Ctrl+Tab と Ctrl+Shift+Tab にするかどうかを指定します。 true または false false
markedAreaPrintingEnabled true に設定すると、画面のマークされた領域だけの印刷を有効にします。 true または false true
maximumSize コンポーネントの最大サイズを指定します。   java.awt.Dimension[width=2147483647,height=2147483647]
maximumSizeSet 最大サイズが設定されているかどうかを示します。 true または false false
minimumSize コンポーネントの最小サイズを指定します。   java.awt.Dimension[width=720,height=531]
minimumSizeSet 最小サイズが設定されているかどうかを示します。 true または false false
morePasteDataAvailable 貼り付けるためのデータがさらにあるかどうかを示します。 true または false false
mouseEnabled マウス・イベントが画面で処理されるかどうかを指定します。 true の場合、最上コンポーネントがすべてのマウス・イベントを傍受して処理します。false の場合には、下位のコンポーネントがマウス・イベントを傍受して処理します。 true または false true
name name 属性の値 (Form エレメントおよび frames のみ)。    
oIAVisable true に設定すると、画面がオペレーター情報域 (OIA) を表示するように指定します。 true または false true
opaque コンポーネントが不透明に設定されているかどうかを示します。設定されていると、ペイント・システムはコンポーネントの後ろに何もペイントしません。 true または false true
optomizedDrawingEnabled 最適化された描画が可能かどうかを指定します。 true または false true
paintingTile コンポーネントが現在タイルをペイント中かどうかを示します。true の場合、別のタイルに関してペイントが再び呼び出されます。 fasle の場合、タイルはペイント中ではないか、最後のタイルがペイント済みです。 true または false true
preferredSize コンポーネントの最適サイズを指定します。一部のレイアウト・マネージャーはこのプロパティーを無視します。   java.awt.Dimension[width=720,height=531]
preferredSizeSet true の場合、優先サイズがヌル以外の値に設定されるように指定します。 true または false false
requestFocusEnabled コンポーネントがキーボード・フォーカスを取得するように指定します。 true または false true
rows TEXTAREA エレメントの rows 属性の値を表し、テキストの行数中の編集コントロールのサイズを示します。    
rule true に設定すると、罫線を表示します。 true または false false
sessionType セッション・タイプを指定します。
定数 セッション・タイプ
SESSION_TYPE_3270_STR 1 3270 (デフォルト)
SESSION_TYPE_5250_STR 2 5250
SESSION_TYPE_CICS_STR 4 CICS
SESSION_TYPE_3270_PRT_STR 5 3270 プリンター
1 から 5 までの整数 1
setRasterFont ラスター・フォントを指定します。    
showURLsMode URL がホット・スポットとして表示されるかどうかを指定し、そのように表示される場合には、下線付きでレンダリングされるか、ボタンとしてレンダリングされるかを指定します。   underlinedURLs
showing コンポーネントを画面上に表示するかどうかを指定します。 つまり、コンポーネントが可視状態である必要があり、可視状態のコンテナーに入っている必要があります。   true
size エレメントの size 属性の値。 select エレメントの場合、これはリストに同時に表示される項目の数を示します。size > 1 である場合リストはリスト・ボックスとして表示され、そうでない場合リストは組み合わせドロップダウン・ボックスとして表示されます。   java.Dimension[width=740,height=531]
skipPrintingDialog 印刷画面で、印刷ダイアログを抑制するかどうかを指定します。 true または false false
toolTipText 吹き出しテキストまたは吹き出しヘルプで表示しようとするテキストを指定します。    
traceLevel traceLevel プロパティー (java.lang.Integer) 値を指定します。   0
traceName このオブジェクトのトレース名を指定します。   Terminal
uIClassID このコンポーネントをレンダリングする L&F クラスの名前を指定します。   PanelUI
valid コンポーネントが有効かどうかを示します。サイズが正しく、親コンテナーの中にあり、すべての子が有効である場合、そのコンポーネントは有効です。 true または false false
validateRoot このルートから始まるツリー全体を検証するかどうかを指定します。 true または false false
verifyInputWhenFocusTarget このコンポーネントがフォーカスを要求する前に、現在のフォーカス所有者の入力検査プログラムが呼び出されるかどうかを指定します。 true または false true
version バージョンを指定します。    
visible true に設定すると、コンポーネントを表示するように指定されます。 true または false true
visibleRect コンポーネントを可視長方形として指定します。このコンポーネントの可視長方形とその上位のすべての可視長方形の交差です。   java.awt.Rectangle[x=0,y=0,width=740,height=570]
width コンポーネントの幅を指定します。   740
x コンポーネントの原点の現在の x 座標を指定します。   0
y コンポーネントの原点の現在の y 座標を指定します。   0

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