テスト対象アプリケーションの対話

テスト・プロセスには幾つかの要求レベルがあります。各レベルには、Functional Tester とテスト対象アプリケーション (AUT) との間のさまざまな対話があります。

以下のリストは、さまざまな要求レベルについて説明しています。

SUT 対話

対話の記録

以下の対話は、Object Manager と Object Manager エージェントとの間で記録用に行われます。
対話の記録

対話の再生

記録された認識プロパティーを使用して、記録されたオブジェクト・マップ階層でターゲット・オブジェクトを見つけられる場合、Functional Tester クライアントは、すべてのテスト・ドメインに要求を送信します。

表 2. 対話の再生
結果 アクション
ターゲット・オブジェクトが見つからない TestObject 未検出例外がスローされます。
幾つかのターゲット・オブジェクトが見つかった オブジェクト検出スコアを使用して勝者を決定しますが、あいまいである可能性もあります。
固有の TestObject が見つかった 再生アクション・メソッドがプロキシー上で呼び出されます。 例えば、記録された再生アクションは click() メソッドである可能性があります。
あいまいさのしきい値内で複数の TestObject が見つかった あいまい例外がスローされます。
対話の再生

Functional Tester は、認識プロパティーおよびコントロール階層を使用して、コントロールを識別し、インターフェースを提供します。 この情報はオブジェクト・マップに収集され、保管されます。 再生中に、UI エレメントを固有に識別するために、保管された情報が使用されます。 さらに、Functional Tester は、画面座標、コントロールのプロパティーとデータ、反映の詳細、および必要に応じてコントロールの各部分に関する情報を収集します。 これは、収集された情報とともに UI エレメントを TestObject としてスクリプト側に示します。

記録時に、マウスのクリック、ダブルクリック、またはドラッグなどのユーザー・アクションは、それぞれの TestObject メソッドとしてテスト・スクリプトに記録されます。 例えば、button().click(atPoint(10,10)) のようになります。再生時に、Functional Tester はオブジェクト・マップに保管されている情報を使用して、対応する TestObject を検出し、それに基づいてユーザー・アクションが実行されます。


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