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演習 5: 検査ポイントおよびオブジェクト・マップの表示

この演習では、検査ポイントおよびオブジェクト・マップのプロパティーを表示および変更する方法について学習します。

検査ポイントの表示

検査ポイント内のデータを検討して変更することができます。
  1. Rational Functional Tester で、 スクリプト Classics.java が Java エディター内で 引き続きアクティブ・スクリプトであることを確認します。
  2. 記録した 3 つの検査ポイントが、スクリプトの右側にあるスクリプト・エクスプローラー内にリストされているはずです。 必要であれば、検査ポイントの横にあるプラス記号 (+) をクリックしてリストを展開してください。

    検査ポイント

  3. 「Classics_tree」をダブルクリックします。

    これは作曲家のリストについて、記録した最初の検査ポイントです。 検査ポイント・エディターが始動します。 後で再生するために、検査ポイント・データを更新することができます。

    データ検査ポイントには、可能な 6 つの表示タイプがあります。 これはデータ (ツリー) 検査ポイントです。 この例では、オブジェクト型はツリーで、javax.swing.JTree となります。 このツリー内のデータを編集するには、ツリー内のいずれかの副項目をダブルクリックして小さな編集ボックスを開き、 そこで変更を行うことができます。 各項目の横にあるチェック・ボックスを使用して、 その項目を後の再生時にテストするかどうかを指定します。 検査ポイント・エディターの使用方法について詳しくは、 Functional Tester のヘルプを参照してください。
  4. 検査ポイント・エディターを閉じます。

オブジェクト・マップの表示

オブジェクト・マップ内のデータを検討して変更することができます。
  1. スクリプト・エクスプローラーで、「テスト・オブジェクト」フォルダーを展開します。

    最初の項目の「専用テスト・オブジェクト・マップ」が、このスクリプトのオブジェクト・マップです。 「専用テスト・オブジェクト・マップ」の下にリストされた個別のオブジェクトは、 記録の際に処理対象となったオブジェクトへの参照です。

  2. 「専用テスト・オブジェクト・マップ」(専用テスト・オブジェクト・マップ) をダブルクリックして開きます。
    スクリプトを記録すると、 テスト対象アプリケーションのオブジェクト・マップが Functional Tester により作成されます。 各スクリプトごとに、1 つのオブジェクト・マップ・ファイルが関連付けられています。 マップ・ファイルは、専用にする (1 つのスクリプトに排他的に関連付ける) ことも、 多数のスクリプトで共用することもできます。 スクリプトを記録したとき、 Rational Functional Tester はデフォルトの設定 (専用マップ) を使用しました。 オブジェクト・マップには各オブジェクトのプロパティーが含まれているため、 1 つの場所での集中管理により情報の更新が容易になります。 その後、そのオブジェクトを参照するスクリプトがある場合、どのスクリプトも更新後の情報を共用できます。
  3. トップレベルのオブジェクト Java: Frame: logFrame1: javax.swing.JFrame を展開します。

    フレーム・オブジェクトには、ログオン・ダイアログ・ボックスが含まれます。 ラジオ・ボタン、パスワード・フィールド、およびアクション・ボタンは、 フレーム・オブジェクトの下にリストされています。

  4. オブジェクトの 1 つをクリックします。

    認識プロパティーが、オブジェクト・ツリーの下のグリッドに表示されていることに注目してください。 さらに、オブジェクト・マップは、簡単な操作でスクリプトにオブジェクト参照を追加する手段となります。 「オブジェクト・マップ」メニューで、 「テスト・オブジェクト」 > 「オブジェクトの挿入」をクリックして、 オブジェクトを挿入できます。 また、認識プロパティーの重みの変更や認識プロパティーと値の編集など、 他の操作をオブジェクト・マップから行うこともできます。 チュートリアルでは後に、オブジェクト・マップを使用するいくつかの高度な手順を実行します。

  5. 「オブジェクト・マップ」メニューで、 「設定」 > 「クローズ時に状態をクリア」をクリックします。

    「クローズ時に状態をクリア」コマンドはトグル・メニュー項目であり、 デフォルトではオンになっているので、それをクリアします。 これをオンのままにした場合、マップを閉じるときにすべてのオブジェクトが受け入れられることになります。 この操作は、後のステップでオブジェクト・マップに戻って変更を加えるときに行います。

  6. オブジェクト・マップを閉じます。 加えた変更は保管しないでください。
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