ハイジャックされたファイル

Functional Tester スクリプトまたはスクリプトのサポート・ファイルを ClearCase® スナップショット・ビューで操作しているとき、ClearCase でチェックアウトされなかったファイルを変更すると、ハイジャックされたファイルとなります。

Rational® ClearCase がファイル・エレメントをスナップショット・ビューにロードするとき、ファイル・システムの読み取り専用属性がファイルに適用されます。チェックアウトせずにこの属性を変更し、かつロードしたファイルを修正する場合、ClearCase はこのファイルがハイジャックされたものとみなします。

例えば、ラップトップ上のスナップショット・ビューにいくつかのファイルをチェックアウトします。 ClearCase の接続が切断された状態で作業していて、ファイルをチェックアウトし忘れたことに気付くとします。 そこで、オペレーティング・システムで、作業が必要なファイルの読み取り/書き込み状態を変更し、かつその変更をファイルに加えたとします。このファイルをチェックアウトしてから変更を加えて更新しようとすると、「ファイルはハイジャックされています」というメッセージが表示されます。

ハイジャックされたファイルは、ClearCase の直接の管理から外れます。この更新操作により、ファイルがハイジャックされたかどうかを確認できるとしても、ファイルをハイジャックすることを習慣にしないことをお勧めします。

Functional Tester スクリプトのサポート・ファイルをハイジャックした場合、スクリプトのチェックアウト時に、Functional Tester は「チェックアウト」ダイアログ・ボックスで、ハイジャックを解決するようプロンプトを表示します。ファイルのハイジャックを解決するには、「チェックアウト」ダイアログ・ボックスの適切なチェック・ボックスをクリックします。

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