Functional Tester は、テスト対象アプリケーション (AUT) コントロールをそれぞれのクラス名で識別します。
テスト・スクリプトで testObject.getProperty(".class") メソッドを実行することによってクラス名を取得できます。
マッピングはそれぞれのコントロールと ProxyObject のクラス名によって確立されます。
コントロールにプロキシーをマップするには、カスタマイズ・ファイル (拡張子 .rftcust) と呼ばれる外部マップ・ファイルを介して、新しく開発された ProxyObject をコントロールまたはコントロールのグループに明示的にマップする必要があります。
Functional Tester は、これらのカスタマイズ・ファイルを参照し、マッピングに指定されたとおりにコントロールに対して ProxyObject インスタンスを作成します。
ProxyObject とコントロールの間のマッピング情報を指定するために、独自のカスタマイズ・ファイルを作成する必要があります。
新しく作成されたカスタマイズ・ファイルは Functional Tester カスタマイズ・ディレクトリーに保存することによってデプロイすることができます。
プロキシー・クラスを AUT コントロール・クラスにマップするには、
DomainImplementation の開始タグと終了タグの間に
ClassName タグと
UsedBy タグを追加します。
注: プロキシー・クラス名を ClassName タグの内側に、プロキシーが表す AUT クラスの名前を UsedBy タグの内側に追加する必要があります。
以下は、カスタマイズ・ファイルのマッピング項目の例です。
<DomainImplementation L=".DomainImplementation">
<Name>Java</Name>
<ClassName>com.rational.test.ft.domain.java.awt.JSpinnerProxy</ClassName>
<Replaces/>
<UsedBy>java.awt.JSpinner</UsedBy>
</DomainImplementation>
カスタマイズ・ファイルを更新するときに、ファイルが次の条件を満たしているようにしてください。
- クラスの指定中に入力ミスがない。
ストリングには大/小文字の区別があります。
- 完全修飾付きのクラス名を使用している。
ピリオド (.) で区切ったパッケージを含む完全クラス名を使用します。
- プロキシーのドメイン・タイプをカスタマイズ・ファイルのセクションに、名前で一致させる。
- 適切な XML 形式を使用する。
- 開始タグと終了タグを正しくネストする。
- タグの名前を指定する (大/小の区別があります)。