検査ポイント・コマンドの構文の変更

記録中に、検査ポイントは、指定した GUI コンポーネントに関する情報 (例えば、そのサイズや位置など) をキャプチャーします。 Functional Tester は、各検査ポイントごとにテスト・スクリプト内のステートメントを記録します。
検査ポイント・コマンドは、スクリプトを記録するときに検査ポイントに割り当てる名前でスクリプト内に表示されます。

検査ポイント・コマンドの新規構文は次のとおりです。ObjectName.performTest(VPName);

例えば、ChkBox_State という検査ポイントを CheckBox1 というチェック・ボックスでキャプチャーした場合、これは CheckBox1().performTest(ChkBox_State()); として記録されます。

この構文の検査ポイントは、期待される値に対する情報のみを保管し、それを特定の GUI オブジェクトには関連付けません。このため、類似したオブジェクトに対して検査ポイントを再利用できる柔軟性があります。

例えば、同じ ChkBox_State 検査ポイントを他のチェック・ボックスで使用します。 ChkBox_State 検査ポイントに保管されている、予期される値の情報を使用して、CheckBox2 コントロールから入手した実際の値を検証することができます。ステートメント CheckBox2().performTest(ChkBox_State()); を使用できます。

Functional Tester の以前のバージョンでは、この構文は以下のとおりでした。VP().performTest();

例: CheckBox1_StateVP().performTest(); この検査ポイントは、別のチェック・ボックス・コントロールの内容を検証するために再利用することはできません。 CheckBox1_State 検査ポイントに保管されている予期される値を使用して、CheckBox2 コントロールから入手した実際の値を検証することはできません。

どちらを使用するかを選択することができます。 デフォルトでは、新しい構文が使用可能になっています。古い構文を使用する場合には、以下の手順に従ってください。

  1. 「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。 「設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. 「Functional Test」 > 「レコーダー」をクリックし、「テスト・オブジェクトに関連する検査ポイントを記録する」オプションのチェック・マークを外します。
  3. 「適用」および「OK」をクリックして閉じます。 次に新しい検査ポイントを記録または挿入するときに、テスト・スクリプト内に古い構文が表示されます。

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