データプール参照および検査ポイント

データプール参照を使用した検査ポイントの作成時には、テストをより現実的にするための変数データを提供することができます。

データプールに関連付けたスクリプトを再生するたびに、スクリプトはデータプール内の 1 つのレコードにアクセスします。 検査ポイントは、そのデータプール参照に基づいてそのレコード内の変数にアクセスします。 再生時に、Functional Test は、データプール参照をデータプール内の変数に置き換え、その変数と実際の結果を比較します。

ログには、スクリプトの再生中に発生したイベント、および実行されたすべての検査ポイントの結果の記録が含まれます。 実際のテスト結果 (データプール参照が解決されている場合) がベースラインの結果とはかけ離れている場合、それはアプリケーション内の障害または意図的な変更です。

次の図では、左側のボックスは典型的なスクリプト資産を表します。

(1) 関連付けられたデータプールを持つスクリプト

(2) データプール

(3) オブジェクト・マップ

(4) 検査ポイント・ベースライン -- ベースラインは、スクリプトで保守される、取り込まれたデータです。 この例では、検査ポイントにはデータプール参照があります。

右側のボックスは次のものを表します。

(5) 合格または失敗した検査ポイントを記録するテスト・ログ

(6) 予測されるデータ。これはスクリプトのベースライン・データと等しく、データプール参照は、検証テストの実行時にアクティブなレコード中の値に解決済みです。

(7) 実際のデータ。これは検査ポイントの実行時における、テスト中のソフトウェアからのデータです。

スクリプト資産およびスクリプトの再生ログ

スクリプトの実行時、以下のイベントが発生します。

(A) 検査ポイントがデータプール内のデータにアクセスし、ベースラインおよびアクティブなデータプール・レコードから予測される結果を作成します。

(B) データプール参照が解決し、検査ポイントにデータを提供します。

(C) 予測された結果が実際の結果と比較されます。

(D) 予測された結果と実際の結果がログに記録されます。予測された結果からの逸脱は、テスト・ログに失敗としてログ記録されます。

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