セントラル管理コンポーネントからのアセットの使用

クライアント・アプリケーションでは、セントラル管理コンポーネントからアセットを取得し、それらをテンプレートと文書仕様の開発に使用できます。

始める前に

表 1. セントラル管理コンポーネント のアセット・タイプ
アセット・タイプ ファイル拡張子 値の例 説明
データ・ソース 該当なし http://server:port/data_provider/data.xml 文書生成の構成に使用される、データ・ソースまたはデータ・ソース・スキーマへの URL。データ・ファイルまたはデータ自体は、データ・ソース・アセットとして セントラル管理コンポーネント に保管することはできません。それらはファイルとして保管でき、そのファイルへのデータ・ソース URL を作成できます。
文書仕様 .dsx C:\Users\user\Desktop\specification.dsx 出力を構成するためにランチャー・アプリケーション内で 作成された文書仕様へのリンクまたは 文書使用自体。
ファイル .xsd.doc.docx.txt.rtf.png.jpg.gif C:\Users\user\Desktop\image.jpg データ、データ・ソース・スキーマ、インクルード・ファイル、またはイメージとして 使用されるファイルへのリンクまたはファイル自体。アーカイブ・ファイルまたは アーカイブ・ファイルへのリンクは、セントラル管理コンポーネント に保管することはできません。
スクリプト .js C:\Users\user\Desktop\script.js テンプレート・エレメント内で使用する JavaScript へのリンク または JavaScript ファイル自体。
設定 該当なし true 組織に設定されるリモート文書生成プロパティーおよび 設定。「ユーザー値をオーバーライドします」オプションが選択されている場合、 ユーザーはクライアント・アプリケーションから設定を変更することはできません。
スニペット .dta C:\Users\user\Desktop\snippet.dta 任意のテンプレートに追加できる再使用可能エレメントのセクションを 含むテンプレートへのリンクまたはテンプレート自体。
スタイルシート .css.doc.docx.dot.dotx C:\Users\user\Desktop\style.css 文書出力に整合性のあるフォーマットを適用できる スタイル・シートへのリンクまたはスタイル・シート自体。スタイル・シートに マクロが含まれている場合は、スタイル・シートが含むマクロの名前を含めて、 レポート生成プログラムが文書仕様でどの名前を使用するかを 識別できるようにします。
テンプレート .dta C:\Users\user\Desktop\template.dta Document Studio アプリケーション内で作成された テンプレートへのリンクまたはテンプレート自体。
値セット 該当なし

A
B
C
D

データ・ソース・スキーマまたは変数の構成メタデータを 指定するために使用できる値のコレクション。
変数 該当なし Default_value 任意のテンプレート内で再使用できる変数。

このタスクについて

注: テンプレートまたは文書仕様で使用するためにアセットをロードしたときに、「コンソール」ビューで no protocol エラーを受け取る場合、そのメッセージはアセットに関連付けられている値がないことを示しています。例えば、関連付けられている .dta 値がないテンプレート・アセットを選択すると、no protocol エラーを受け取ります。 アセット作成者にアセットの値を入力するように要求してください。
このタスクには、セントラル管理コンポーネント からの以下のアセット・タイプの使用に関する情報が関係します。

データ・ソース

データ・ソースは、データ・ファイルへの URL またはデータ・ソース・スキーマへの URL です。 データ・ソース・スキーマへの URL の選択ではなく、データ・ソース・スキーマ・ファイル全体のロードについては、『データ・ソース・スキーマ・ファイル』セクションを参照してください。

手順

  1. Document Studio アプリケーションでは、「データ・ソース・スキーマ」ビューで、「データ・ソース・スキーマの追加」アイコンをクリックし、「次へ」をクリックします。
  2. スキーマ・タイプを選択します。
  3. 「参照」をクリックし、「ライブラリーからのロード」タブを選択して、ライブラリーからデータ・ソースを選択します。

文書仕様

手順

  1. ランチャーまたは Document Studio アプリケーションのいずれかで、「ファイル」 > 「文書仕様を開く」をクリックします。
  2. 「ライブラリーからのロード」タブを選択し、ライブラリーから文書仕様を選択します。

    文書仕様について詳しくは、「文書仕様の作成」を参照してください。

次のタスク

文書仕様の編集後、変更を保存して、以下を行います。
  • Rational® Publishing Engine 1.2 では、Document Studio アプリケーションを開いて、「セントラル管理」 > 「アセットの変更」をクリックし、変更された文書仕様をアップロードする必要があります。
  • Rational Publishing Engine 1.2.0.1 では、文書仕様の保存時に、変更をセントラル管理コンポーネントにアップロードするよう求めるプロンプトが出されます。

ファイル

このタスクについて

データ・ファイルをセントラル管理コンポーネントにアップロードした場合、そのファイルをテンプレートまたは文書仕様に直接ロードすることはできません。 ファイルのアップロード後、データ・ソース URL アセットを作成して、テンプレートまたは文書仕様からデータにアクセスできます。 データ・ソース・アセットの使用については、『データ・ソース』セクションを参照してください。

イメージ・ファイル

手順

イメージ・ファイルを使用するには:

  1. Document Studio アプリケーションで、「イメージ」エレメントを選択します。
  2. エレメントを右クリックして、「イメージ」 > 「イメージのロード」をクリックします。
  3. エレメントをテンプレート・コンテンツ・エディターにドラッグします。
  4. 「ライブラリーからのロード」タブを選択し、ライブラリーからイメージを選択します。

    イメージ・エレメントについて詳しくは、「イメージ・エレメントの追加」を参照してください。

文書ファイル

手順

文書ファイルを組み込むには:

  1. Document Studio アプリケーションで、「インクルード・ファイル」エレメントを選択します。
  2. エレメントをテンプレート・コンテンツ・エディターにドラッグします。
  3. 「ライブラリーからのロード」タブを選択し、ライブラリーからファイルを選択します。

    インクルード・ファイルについて詳しくは、「インクルード・ファイル・エレメントの追加」を参照してください。

データ・ソース・スキーマ・ファイル

手順

  1. Document Studio アプリケーションでは、「データ・ソース・スキーマ」ビューで、「データ・ソース・スキーマの追加」アイコンをクリックし、「次へ」をクリックします。
  2. スキーマ・タイプを選択します。
  3. 「参照」をクリックし、「ライブラリーからのロード」タブを選択して、ライブラリーからデータ・ソース・スキーマ・ファイルを選択します。

    データ・ソース・スキーマの追加について詳しくは、「データ・ソース・スキーマの追加」を参照してください。

スクリプト

スクリプトへのリンクまたはスクリプト自体を含む Script アセットから、スクリプトを物理的に埋め込むことができます。

手順

  1. Document Studio アプリケーションで、JavaScript コード・エレメントを「パレット」ビューからテンプレート・コンテンツ・エディターにドラッグします。
  2. エレメントをダブルクリックします。
  3. 「スクリプトの組み込み」をクリックします。
  4. 「ライブラリーからのロード」タブを選択し、ライブラリーからスクリプトを選択します。

    JavaScript コード・エレメントの使用について詳しくは、「JavaScript コード・エレメントの追加」を参照してください。

設定

手順

  1. ランチャーまたは Document Studio アプリケーションのいずれかで、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「RPE」をクリックします。
  2. 設定が編集可能である場合、それを変更できます。 設定が編集不可である場合、セントラル管理コンポーネント管理者によって、設定が組織内のユーザーによりオーバーライドされないように指定されています。

    設定について詳しくは、「設定」を参照してください。 ランタイムおよびフォーマット設定フラグの設定について詳しくは、「クライアント・アプリケーションのランタイム・フラグおよびフォーマット設定フラグの構成」を参照してください。

スニペット

手順

  1. Document Studio アプリケーションで、「パレット」ビューの最下部までスクロールします。
  2. スニペットを「パレット」ビューからテンプレート・コンテンツ・エディターにドラッグします。

    スニペットの作成について詳しくは、「スニペットの作成」を参照してください。

スタイル・シート

スタイル・シートを動的にリンクし、ランタイム時に文書生成で使用されるようにすることができます。

手順

  1. ランチャー・アプリケーションから、「文書仕様」ビューで出力を右クリックします。
  2. 「スタイル・シートの構成」をクリックします。
  3. 「ライブラリーからのロード」タブを選択し、ライブラリーからスタイル・シートを選択します。

    スタイル・シートについて詳しくは、「スタイル・シート」を参照してください。

テンプレート

手順

  1. ランチャーまたは Document Studio アプリケーションのいずれかで、「ファイル」 > 「テンプレートを開く」をクリックします。
  2. 「ライブラリーからのロード」タブを選択し、ライブラリーからテンプレートを選択します。

    テンプレートの作成について詳しくは、「文書テンプレートの設計」を参照してください。

次のタスク

テンプレートの編集後、変更を保存して、以下を行います。
  • Rational Publishing Engine 1.2 では、「セントラル管理」 > 「アセットの変更」をクリックし、変更されたテンプレートをアップロードする必要があります。
  • Rational Publishing Engine 1.2.0.1 では、テンプレートの保存時に、変更をセントラル管理コンポーネントにアップロードするよう求めるプロンプトが出されます。

値セット

手順

  1. Document Studio アプリケーションの「アウトライン」ビューで、変数またはデータ・ソース・スキーマを右クリックします。
    制約事項: 新機能アイコン データ・ソース・スキーマの値セットを指定できるのは、バージョン 2 のテンプレートでのみです。
  2. 「構成メタデータの編集」をクリックします。
  3. 「値セット」フィールドで、セントラル管理コンポーネントからオプションを選択します。

変数

手順

  1. Document Studio アプリケーションの「アウトライン」ビューで、変数を右クリックし、「挿入」 > 「新規変数」をクリックします。
  2. セントラル管理コンポーネントの変数フィールドに対して、変数を選択します。

    変数の作成について詳しくは、「変数の定義および割り当て」を参照してください。


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