テンプレート設計のための HTML 出力参照

この情報を検討して、 Rational® Publishing Engineを使用した HTML 文書の生成についてさらに学習します。

目的

テンプレートを HTML Web ページとして 出力する。

テンプレート・エレメント

表 1. HTML 出力フォーマットで使用可能な テンプレート・エレメント
エレメント 説明 他のエレメントを含むことが可能 データを含むことが可能
「段落」アイコン 段落 エレメントのセクションをグループ化するのに使用します。 出力内で、その子エレメントの近くに復帰を追加します。 はい いいえ
コンテナー・アイコン コンテナー エレメントのセクションをグループ化するのに使用します。 スタイル化することはできず、出力のフォーマット設定に影響しません。
他のエレメント内部で使用された場合、コンテナー内で使用可能な子エレメントは制限されることがあります。以下に例を示します。
  • 行内では、コンテナーがホストできるのはセルのみです。
  • リスト内では、コンテナーがホストできるのはリスト詳細エレメントのみです。
はい いいえ
テキスト・アイコン テキスト コンテンツは、指定された同じフォーマット設定でレンダリングされます。 いいえ はい
スタイル・テキスト・アイコン スタイル・テキスト 個々の語に対して固有のフォーマット設定を持つことができるテキストのブロック。エレメント内の選択された語に対して、太字、イタリック、下線、取り消し線、または色のフォーマット設定を使用します。テキストは静的です。 いいえ はい
ハイパーリンク・アイコン ハイパーリンク 出力にハイパーリンクを作成します。 ハイパーリンクは、文書内のロケーションまたは外部のロケーションをポイントできます。 いいえ はい
イメージ・アイコン イメージ 出力に .gif.png.jpgemf、または wmf イメージを表示します。 レポート設計者がテンプレート内にイメージ・パスを指定するか、またはレポート生成者が実行時にパスを指定することができます。 いいえ はい
表アイコン 出力に表を作成します。表には、行またはコンテナー・エレメントを含めることができます。 はい いいえ
行アイコン 現在の表に行を作成します。 はい いいえ
セル・アイコン セル 現在の表の現在の行にセルを作成します。 はい いいえ
リスト・アイコン リスト 出力に箇条書きリストまたは数字リストを作成します。 はい いいえ
リスト詳細アイコン リスト詳細 出力の現在のリストにリスト項目を作成します。 はい いいえ
データ・ソース構成アイコン データ・ソース構成 データ・ソース構成エレメントの追加』を参照してください。 いいえ いいえ
インクルード・ファイル・アイコン インクルード・ファイル 指定のファイルを INCLUDETEXT フィールドとして出力に含めます。
  • インクルード・ファイルは、.doc.docx.txt、または .rtf 拡張子を持つことができます。
  • Microsoft Word 出力の場合、インクルード・ファイルを表示するには、すべてのフィールドをマクロで更新する必要があります。
  • レガシー PDF、HTML、および XSL-FO 出力の場合、インクルードされたファイルは、文書へのハイパーリンクです。
いいえ はい
ブックマーク・アイコン ブックマーク 文書にブックマークを定義します。 生成されたブックマークの名前が、そのブックマークの内容を示します。 文書の生成時に、Rational Publishing Engine は、ブックマークごとに固有の名前を生成します。この名前は、設計時に指示される名前に基づいており、実行時に生成される固有の ID です。 いいえ はい
改ページ・アイコン 改ページ 出力に改ページを追加します。 いいえ いいえ
セクション区切りアイコン セクション区切り 出力にセクション区切りを追加します。 いいえ いいえ
目次アイコン 目次 出力に目次を追加します。 いいえ いいえ

エレメントのプロパティー

以下のメモを確認して、HTML 文書を生成するために設計されているテンプレート内でのエレメントのプロパティーの指定についてさらに理解します。
表 2. セルのプロパティー
セルのプロパティー メモ
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。
Cell alignment このプロパティーは、セル内のテキストの位置を 指定します。
Cell width セル幅は、ピクセル、小数点、またはパーセントの各単位で指定できます。
表 3. 図表表題のプロパティー
図表表題のプロパティー メモ
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。
Field code この出力フォーマットは使用しないでください。
表 4. イメージのプロパティー
イメージのプロパティー メモ
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。
表 5. リスト詳細のプロパティー
リスト詳細のプロパティー メモ
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。
表 6. ページ番号のプロパティー
ページ番号のプロパティー メモ
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。
表 7. 段落のプロパティー
段落のプロパティー メモ
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。
Paragraph alignment ページ内のテキストを特定の位置合わせで間隔設定します。

left (左) 揃え、right (右) 揃え、および center (中央) 揃えでは、段落端は揃わなくなり、可能な限り多くの語が段落内に収められます。 justify を指定すると、最終行を除くすべての行の語間に追加のスペースが挿入され、段落端が揃います。Distributed は、justify と類似していますが、段落の最後の行の 単語間にスペースも挿入される点が異なります。

Widow/orphan control この出力フォーマットは使用しないでください。
表 8. 行のプロパティー
行のプロパティー メモ
Row break across pages この出力フォーマットは使用しないでください。
表 9. テーブルのプロパティー
テーブルのプロパティー メモ
Autofit to contents 各セルに含まれているコンテンツが収まるようにテーブルのサイズを変更します。 このプロパティーを使用する場合は、さらに Resize to fit contents プロパティーを true に設定します。
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。
Cell spacing この出力フォーマットは使用しないでください。
Fixed cell width in column 値をピクセルで指定して、列内のすべてのセルが 同じ幅になるようにします。
Resize to fit contents true に設定すると、スペースが存在しない限り、行は区切られません。スペースがない場合は、 行は区切られず、列幅はテキストの幅まで 増大します。autofit to contents が設定されている場合、 resize to fit contentstrue に設定する必要があります。

false に設定すると、 列幅は固定され、スペースの使用またはテキストの長さに関わらず、 行が区切られます。また、table auto fit プロパティーが無視されます。

Table auto fit true に設定されると、表はページの幅に 合うようにサイズ変更されます。resize to fit contents も true に設定されている場合は、セル幅は無視され、表はコンテンツに 合うようにサイズ変更されます。

fixed column width を値として入力することはできません。代わりに fixed cell width プロパティーを 使用します。

表 10. 表の表題のプロパティー
表の表題のプロパティー メモ
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。
Field code この出力フォーマットは使用しないでください。
表 11. テキストのプロパティー
テキストのプロパティー メモ
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。
表 12. 合計ページ数のプロパティー
合計ページ数のプロパティー メモ
Border width 出力の境界線を作成するには、境界線幅の値を指定する必要があります。

インクルード・ファイル・エレメント

ファイルをリンクするか、またはファイルを出力文書に物理的に埋め込むかを選択できます。 ただし、インクルード・ファイル・エレメントが処理される方法は、出力フォーマットおよびファイルを取得中のロケーションによって異なります。 レガシー PDF、HTML、および XSL-FO 出力の場合、 インクルード・ファイルは常にハイパーリンクです。

見出しスタイル

Microsoft Word の事前定義済みの見出しスタイル (見出し 1、見出し 2、...、見出し 9) および HTML (H1、H2、...、H9) を使用するには、スタイル名 1、2 から 9 を使用します。PDF および XSL-FO 出力フォーマットには、見出しスタイルはありません。ただし、Rational Publishing Engine は、内部的に定義された見出しスタイルを使用します。

出力内の Unicode データ

使用されているフォントが Unicode をサポートしている場合、すべての Unicode データがレンダリングされます。

段落内のリスト

HTML 出力の生成に使用されるテンプレートを設計する場合、段落エレメント内でリスト・エレメントをネストしないようにしてください。

リストは、特定の段落プロパティーの妨げとなるフォーマット設定プロパティーの指定されたセットを継承します。 例えば、背景色や境界線などの段落プロパティーは、段落にリストが含まれている場合、影響を受けます。 リスト・エレメントを、テンプレート内の段落エレメントより後に配置して、これらの問題を回避してください。


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