マスター・ページは、文書の各セクションに適用されるフォーマット設定の定義済みセットです。
テンプレートで、ヘッダー・エレメント、フッター・エレメント、および向きや境界線などのレイアウト・プロパティーが含まれるマスター・ページを指定できます。
このタスクについて
注: 以下の場合には、出力にはマスター・ページは表示できません。
- それらが領域エレメントに含まれている。
- 出力タイプが HTML である。
- 出力タイプが XSL-FO である。
マスター・ページのレイアウト・プロパティーは、マスター・ページのコンテンツのみに適用され、生成される出力には適用されません。
手順
- Document Studio で、以下のオプションを選択してマスター・ページを作成します。
- をクリックします。
- 「アウトライン」ビューで、「マスター・ページ」を右クリックし、をクリックします。
- 「名前」フィールドで、マスター・ページの固有の名前を入力する必要があります。
- オプション: 説明を入力します。
- 「方向」タイプを選択します。
- オプション: 出力のページ・サイズを選択します。
- 「OK」をクリックします。
- 「アウトライン」ビューで、マスター・ページを選択して、それをテンプレート・エレメントにドラッグします。 マスター・ページが適用されたことを示すマスター・ページ・アイコンが、エレメント内に表示されます。
テンプレートには複数のページを追加できますが、エレメントに適用できるのは 1 つのマスター・ページのみです。
同じマスター・ページを同じテンプレート内の複数のエレメントに追加するときは、変更を指定するか、別のマスター・ページを適用しないと、後続のマスター・ページではテンプレートで最初のマスター・ページに適用された同じカスタマイズ・プロパティーを使用します。
例:
- 例 1:
- element_1 に master_page_A が含まれます。
- element_2 に master_page_A が含まれます。
- element_3 に master_page_A が含まれます。
結果: master_page_A は 1 回適用され、Microsoft Word の出力に 1 セクションが作成されます。
- 例 2:
- element_1 に master_page_A が含まれます。
- element_2 に master_page_B が含まれます。
- element_3 に master_page_A が含まれます。
結果: master_page_A は、element_1 と element_3 に対して 2 回適用されます。
Microsoft Word の出力に 3 つのセクションが作成されます。
- オプション: 改ページ位置を作成するには、次のようにします。
- マスター・ページが含まれるエレメントを選択します。
- 「プロパティー」ビューで、「一般」タブをクリックします。
- 「ページ変更の強制」プロパティーで、「True」を選択します。
- 変更を保存します。
タスクの結果
マスター・ページが「アウトライン」ビューに表示され、新しい「マスター・ページ」タブがエディター領域に追加されます。
Microsoft Word 出力を生成すると、マスター・ページにより新規セクションが Word 文書に作成されます。
次のタスク
ヘッダーとフッターをフォーマット設定して、コンテンツを追加します。
詳しくは、『
例: マスター・ページへのヘッダーの追加』、『
例: マスター・ページへのフッターの追加』、および『
マスター・ページへの動的コンテンツの追加』を参照してください。
レポートを生成したが、出力に作成されたセクションが表示されない場合は、マスター・ページのプロパティーは適用されていません。