データ・ソース・スキーマは、データ・ソースの構造とプロパティーを定義する XML ベースのファイルです。データ・ソース内のそれぞれのフィールドやグループは、スキーマ内の 1 つの要素に対応しています。データ・ソース・スキーマを使用してテンプレートを設計することで、文書生成を実行するたびにデータ・モデル全体をロードする必要がなくなります。
このためデータ・ソース・スキーマは、データ・モデルそのものの全体を表示せずにデータ・モデルの構造を表示します。
文書生成では、レポートに必要なデータのみを製品に要求すればよいことになります。
Rational® Publishing Engine は、Rational DOORS®、Rational Tau、Rational REST データ・ソースなどのいくつかのデータ・ソース・タイプ用のスキーマを作成または取得するためのメカニズムを提供します。標準のスキーマ定義について詳しくは、http://www.w3.org/XML/Schema を参照してください。サード・パーティー・アプリケーションを使用して、XML データからスキーマを作成できます。
スキーマ・ディスカバリー
XML スキーマ・ディスカバリーは、特別な XML スキーマを生成するためのツールです。標準の XML スキーマを使用すると、すべての属性にアクセスして、特定の属性の値を抽出できます。
この機能が役に立つのは、お使いのテンプレートで特定の属性の値が必要になることが多い場合です。自身の要件と緊密に合致するスキーマを選択できます。
お使いのテンプレートにスキーマを追加できます。スキーマによって、モジュール、オブジェクト属性、および XML 属性内のビュー列のコンテンツが公開されます。
また、XML スキーマは、特定のテンプレートから文書を生成するために公式モジュールが持つ必要があるコンテンツも記述します。
- Rational DOORSスキーマ・ディスカバリー: Rational DOORS のデータ・ソース・スキーマは、特定の Rational DOORS モジュール用に作成できます。
- REST スキーマ・ディスカバリー: REST データ・ソース・スキーマは、Reportable REST Services バージョン 1 と 2 の両方用に作成できます。
- 汎用 XML ファイルについては、ユーザーがスキーマを用意する必要があります。Rational Publishing Engine では、データ・ソース・スキーマ用に標準の XML スキーマ定義が使用されるからです。標準のスキーマ定義について詳しくは、http://www.w3.org/XML/Schema を参照してください。サード・パーティー・アプリケーションを使用して、XML データからスキーマを作成できます。